JPH04349851A - 印刷模様付き立体装飾成形品の製造方法 - Google Patents

印刷模様付き立体装飾成形品の製造方法

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JPH04349851A
JPH04349851A JP3123544A JP12354491A JPH04349851A JP H04349851 A JPH04349851 A JP H04349851A JP 3123544 A JP3123544 A JP 3123544A JP 12354491 A JP12354491 A JP 12354491A JP H04349851 A JPH04349851 A JP H04349851A
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elastic
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elastic pad
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Uichi Otani
大谷 宇一
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Akutagawa Confectionery Co Ltd
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Akutagawa Confectionery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷模様付き立体装飾
成形品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流動状の充填材から立体模様を有
する成形品を複製し、かつ量産するための、ゴムや樹脂
からなる弾性成形型が良く知られている。
【0003】例えば、特開昭63−31726号公報に
は、上記弾性成形型を使用する代表的な装置として、動
物など立体装飾を有した開口袋状の弾性充填型にチョコ
レート材料を充填する装置と、そのチョコレート材料を
固化する装置と、固化させた後に弾性充填型の周囲にそ
の反開口部側から負圧して弾性充填型を膨張させ、装飾
チョコレートを抜き取る装置とからなる充填成型品製造
機が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の充填成型品製造機では、種々の形状を有する立体装
飾成形品、例えばチョコレート菓子の場合、立体装飾チ
ョコレート菓子を製造できるものの、種々の印刷模様を
有する立体装飾チョコレート菓子を製造することはでき
ない。
【0005】従って、本発明の目的は、種々の印刷模様
を表面に有する立体装飾成形品の製造方法を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的に鑑
みてなされたもので、その要旨は、内外面を有する袋状
の弾性成形型と、予め種々の印刷模様のインクが塗着し
た弾性パッドとを用い、該型の外面を減圧膨張させるこ
とによって、又は該型の内面を加圧膨張させることによ
って、該型を拡開する工程と、該拡開した型内に前記弾
性パッドを挿入した後、前記膨張した型を元に戻すこと
によって該型の内面を該弾性パッドに接触させ、前記印
刷模様を転写する工程と、該型の外面を減圧膨張するこ
とによって、又は該型の内面を加圧膨張させることによ
って、該型を拡開し、該弾性パッドを抜き取る工程と、
該型内に流動状の充填材を充填し、固化し、これを型抜
きする工程とからなる印刷模様付き立体装飾成形品の製
造方法にある。
【0007】なお、上記工程の内、弾性パッドを抜き取
った後に流動状の充填材を弾性成形型内に充填する際、
弾性成形型に微細な凹凸がある場合、この弾性成形型の
外面を減圧室等によって膨張させ、凹凸を伸ばしたまま
、充填材を所定量充填し、その後膨張した弾性成形型を
元に戻すと、製造された成形品表面に生じる気泡を防止
できることから特に望ましいが、弾性成形型に微細な凹
凸がない場合等は弾性成形型を元に戻した状態で充填し
てもよくこれに限定されない。
【0008】ここで、袋状の弾性成形型とは、ラテック
スゴムなどのゴム製、または樹脂製のものであって、液
体などの流動状のものから弾性を有する膜状に固化され
たものをいい、チョコレート材料等の充填材を充填して
固化成形する製品成形部と、この製品成形部の開口端に
ある取出口から連続し、成形品の自動製造装置等に固定
するための型保持部とからなる。なお、型保持部は、製
品成形部に対して平板状のものだけでなく、漏斗状、筒
状及びこれらの複合形状などが考えられる。また、弾性
成形型は、製品成形部と、型保持部とがなす取出口を均
一厚で、かつ腕曲に形成したものであれば、例えば弾性
成形型を膨張させ、成形品を抜き取る際、取出口が容易
に拡開し、抜き取りが容易になるので好ましいが、これ
に限定されない。
【0009】また、流動状の充填材としては、成形品と
してのチョコレート菓子、氷菓子、ゼリー菓子、チーズ
、バター、かまぼこなどの食品や、消しゴム、石鹸、ろ
う、せっこう、コンクリートなどの日用品等を得るため
に、初め液状であったものを冷却、加熱等によって固体
に凝固できるものが考えられる。
【0010】さらに、本発明で使用する弾性パッドとは
、弾性成形型の内面に押圧した時、この内面の凹凸に密
着しうる弾性を備え、かつ衛生上問題のない材料で作成
したものであれば、特に限定されないが、例えば、食品
衛生法上、シリコンゴム等が望ましい。また、弾性パッ
ドの押圧面は、必ずしも平坦である必要はなく、凹凸面
や曲面を有しても良い。
【0011】さらにまた、この弾性パッドに種々の印刷
模様のインクを塗着するには、一例として、金属版、樹
脂版等の版材、または金型の表面に種々の印刷模様の粗
面を形成し、この版材、または金型の表面に可食性のイ
ンクを塗布した後、版材、または金型の表面をスクレー
プして前記粗面にインクを残置させ、版材、または金型
の粗面に弾性パッドを押圧して種々の印刷模様のインク
を塗着させることが考えられるが、弾性パッドに種々の
印刷模様のインクを塗着できれば、これに限定されない
【0012】また、この弾性成形型に塗着するインクの
印刷模様としては、弾性成形型の伸縮等を考慮して、充
填材の成形品表面に転写した印刷模様が、所定の印刷模
様、例えば人や動物の顔、文字、図形等の一部、または
全部になる印刷模様であるよう予め想定されていること
が望ましい。
【0013】さらに、弾性成形型を元に戻すことによっ
て該型の内面が該弾性パッドに接触し、該型の内面に該
印刷模様を転写するために、弾性パッドの種々の印刷模
様のインクが塗着された部分は、該型の内面に接触する
ような形状、寸法で予め作成されている。
【0014】
【作用】本発明の印刷模様付き立体装飾成形品の製造方
法は、袋状の弾性成形型の外面を減圧室等に入れ、減圧
膨張することによって、または型の内面を加圧室等によ
り、加圧膨張することによって、拡開し、種々の印刷模
様のインクを予め塗着した弾性パッドを挿入した後、膨
張した型を元の状態に戻し、型の内面を弾性パッドに接
触させ、印刷模様を転写する。その後、型の外面を減圧
して、または型の内面を加圧して拡開し、弾性パッドを
抜き取り、型内に流動状の充填材、例えばチョコレート
材料を充填し、固化し、型抜きする。これにより、成形
品として印刷模様を表面に有する立体装飾チョコレート
製品が製造される。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る印刷模様付き立体装飾成
形品の製造法の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。流動状の充填材としては、前述のように成形品として
のチョコレート菓子、氷菓子、ゼリー菓子、バター、チ
ーズなどの食品や、消しゴム、石鹸、ろう、せっこう、
コンクリートなどの日用品等を得るために、初め液状で
あったものを冷却、加熱等によって固体に凝固できるも
のが種々考えられるが、本発明の製造方法によれば、ど
の充填材も同様に製造できるので、本実施例では代表的
な充填材として、チョコレート菓子を得るための流動状
のチョコレート材料の場合だけを例示して説明し、他の
充填材の場合を省略する。
【0016】まず、本実施例で使用する弾性パッド5を
説明すると、図3に示すように、弾性パッド5は、後述
の弾性成形型1内に弾性パッド5を挿入するのに支持す
るための棒状の把持部5cと、この把持部5cから直接
、または支持材5dを介して一体的に連結した4個のパ
ッド面5bとからなり、各パッド面5bには家の窓、ド
ア、屋根の雪となる印刷模様のインク5aが予め塗着さ
れている。
【0017】袋形状を有する弾性成形型1をその開口部
2が上方に向くよう自動連続チョコレート菓子成形装置
(図示せず)の弾性成形型取付け枠としての平板3に取
付け、弾性成形型1の反開口部側から減圧室4に入れ、
弾性成形型1の外面1bを図中矢印方向に減圧膨張する
ことによって(図1(a)参照)、弾性成形型1の内面
1aをやや拡開する。この拡開した弾性成形型1に弾性
パッド5を挿入する。そして、この減圧室4を下方に移
動させることによって、または減圧室4の減圧吸引を弱
めること、または停止することによって、拡開した弾性
成形型1を元の形状に戻し、内面1aに弾性パッド5の
パッド面5bを接触させ、印刷模様6aのインク5aを
転写する(図1(b)参照)。そして、減圧室4による
減圧を再び行って弾性成形型1を拡開させ、弾性パッド
5を抜き取った後、約26〜32℃の温度を有する流動
状のチョコレート材料6bを所定量充填し、この型1を
移送するコンベア(図示せず)の下部に取付けた振動機
(図示せず)で振動させることによりチョコレート材料
6bの気泡を散気した後、固化装置、例えば約4〜7℃
に保ったクーリングトンネル(図示せず)等にコンベア
等(図示せず)で移送し、約10分間冷却固化する。そ
して、弾性成形型1を型抜装置、例えば減圧装置の減圧
室4’に入れ、弾性成形型1の外面1bを減圧膨張する
と共に弾性成形型の入った減圧装置を反転させ、弾性成
形型1及びその中のチョコレート材料6bを損傷しない
よう押圧できる、減圧室4’の補助具として設けた棒状
の押し部材4’aによって押出し、チョコレート材料6
bを抜き取り(図1(c)参照)、インク5aよりなる
窓、ドア及び屋根の雪の印刷模様6aを有する家屋形状
の立体装飾チョコレート製品6が製造される。(図2参
照)。ここで、弾性成形型の外面を減圧室等により、減
圧膨張することによって弾性成形型を拡開し、弾性パッ
ドを挿入し、後に減圧膨張することによって弾性成形型
を拡開し、弾性パッドを抜き取ったが、弾性成形型の内
面を加圧室等により、加圧膨張することによって弾性成
形型を拡開し、弾性パッドを挿入することもでき、また
同様に加圧膨張することによって弾性成形型を拡開し、
弾性パッドを抜き取ることもできる。
【0018】なお、固化したチョコレート材料6bを押
し出して抜き取る際、減圧室4’の補助具として、棒状
の押し部材4’aを用いたが、弾性成形型1及びその中
のチョコレート材料6bを損傷しないよう押圧できれば
、その形状、個数、配置位置に限定されない。
【0019】さらに、本出願人の実験により、印刷模様
6aのインク5aは、チョコレート材料6bを抜き取る
際、チョコレート材料6b側に転写されることが判った
。このことは、充填するチョコレート材料6bの温度に
よって、インク5aがやや融けて、チョコレート材料6
b側に密着するのではないかと考えられる。
【0020】ここで、印刷模様のインクとしては、無毒
性の泥状、またはクリーム状に溶かし、かつ着色した食
用インク等を用いる。食用インクとしては、例えば増粘
安定剤、蔗糖脂肪酸エステル、プロピレングリコール、
炭酸カルシウム、二酸化チタン、食用黄色4号レーキ、
食用黄色5号レーキ、水、グリセリン脂肪酸エステル、
植物性硬化油及びシリコン樹脂(消泡剤)を含有し、全
体が水系になり、着色料/乳化剤とともに分散し、水に
溶けやすいO/W型エマルジョンインクか、植物性硬化
油、密ロウ、グリセリン脂肪酸エステル、レシチン、中
鎖脂肪酸トリグリセリド、炭酸カルシウム、二酸化チタ
ン、食用黄色4号レーキ、食用黄色5号レーキ及び水を
含有し、全体が油系になり、着色料/乳化剤とともに分
散し、水に難溶となるW/O型エマルジョンインク等が
考えられる。また、この印刷模様に多数の色彩を必要と
する場合は、一般の多色印刷の場合と同様に異なる色の
種々の印刷模様インクが形成された弾性パッドを用い、
1色つづ弾性成形型に塗着させるとよいが、この時、イ
ンクが互いに混合しないように乾燥してから、次の色彩
のインクを塗着させる操作を繰り返すとよい。
【0021】また、本実施例の弾性パッドは、一例とし
て家屋形状の立体装飾チョコレートを得るための弾性成
形型の内面に窓、ドア、及び屋根の雪をパッド印刷する
ためのものにしたが、この他にも、弾性パッドを各種の
、例えば人や動物、花、雪ダルマ等の弾性成形型の形状
に合わせて顔付け、着色、文字入れ等のパッド印刷がで
きるようにパッド面を設けることができる。
【0022】
【発明の効果】以上により、本発明の印刷模様付き立体
装飾成形品の製造方法によれば、弾性成形型の外面を減
圧膨張することによって、又は型の内面を加圧膨張する
ことによって、この弾性成形型を拡開し、拡開した弾性
成形型の内面に印刷模様のインクを予め塗着した弾性パ
ッドを挿入し、膨張した型を元の状態に戻すことによっ
て型の内面を弾性パッドに接触させ、この内面に印刷模
様を転写した後、型の外面を減圧膨張し、又は型の内面
を加圧膨張し、弾性パッドを抜き取り、型内に流動状の
充填材を充填し、固化し、型抜きするので、種々の印刷
模様を表面に有する立体装飾成形品が容易、かつ確実に
製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)及び(c)は各々、本発明の印
刷模様付き立体装飾成形品の製造方法によって印刷模様
付き立体装飾チョコレート製品を製造する各工程の内、
弾性成形型に弾性パッドを挿入する状態、印刷模様イン
クを弾性成形型の内面に転写している状態及び印刷模様
付き立体装飾チョコレートの型抜き状態を示す説明図で
ある。
【図2】本発明の製造方法により製造した印刷模様付き
立体装飾チョコレート製品の一例を示す斜視図である。
【図3】本発明の製造方法で使用する弾性パッドの一例
を示す全体斜視図である。
【符号の説明】
1  弾性成形型 1a  内面 1b  外面 2  開口部 3  平板 4,4’  減圧室 4’a  押し部材 5  弾性パッド 5a  インク 5b  パッド面 5c  パッド把持部 6a  印刷模様 6b  チョコレート材料(充填材) 8  立体装飾チョコレート製品(印刷模様付き立体装
飾成形品)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内外面を有する袋状の弾性成形型と、
    予め種々の印刷模様のインクが塗着した弾性パッドとを
    用い、該型の外面を減圧膨張させることによって、又は
    該型の内面を加圧膨張させることによって、該型を拡開
    する工程と、該拡開した型内に前記弾性パッドを挿入し
    た後、前記膨張した型を元に戻すことによって該型の内
    面を該弾性パッドに接触させ、前記印刷模様を転写する
    工程と、該型の外面を減圧膨張することによって、又は
    該型の内面を加圧膨張させることによって、該型を拡開
    し、該弾性パッドを抜き取る工程と、該型内に流動状の
    充填材を充填し、固化し、これを型抜きする工程とから
    なる印刷模様付き立体装飾成形品の製造方法。
JP3123544A 1991-05-28 1991-05-28 印刷模様付き立体装飾成形品の製造方法 Expired - Lifetime JP2964173B2 (ja)

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CA002069669A CA2069669C (en) 1991-05-28 1992-05-27 Elastic flexible molding die and process for manufacturing three-dimensional decorative moldings having a printed pattern
DE69200611T DE69200611T2 (de) 1991-05-28 1992-05-27 Flexible und elastische Giessform und Herstellungsverfahren von dreidimensionale geformten Gegenständen mit bedruckten Munstern.

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