JP3026113B2 - 模様付きチョコレート菓子の製造方法 - Google Patents
模様付きチョコレート菓子の製造方法Info
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- A23G3/00—Sweetmeats; Confectionery; Marzipan; Coated or filled products
- A23G3/0002—Processes of manufacture not relating to composition and compounding ingredients
- A23G3/0097—Decorating sweetmeats or confectionery
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Description
コレートの製造方法、特に立体のチョコレート成形品の
製造方法に関する。
合成樹脂シートの表面に、食用染料をスクリーン印刷に
より多色模様を印刷し、この上に型孔を有する金属製の
型をのせ、型内にチョコレートを流し込み、硬化後に合
成樹脂シートと型とを離脱することによって多色転写模
様を施したチョコレート菓子の製造方法が知られてい
る。一方、特開昭49−20363号によれば、合成樹
脂製のフィルムに適宜の模様を印刷し、合成樹脂フィル
ムを熱成形して容器とし、これに味覚の異なる流動状の
チョコレートを層状に流し込んで冷却固化し、容器の開
口部を蓋した包装されたチョコレート菓子の製造方法及
び装置が知られている。
の公知技術はいずれもフィルムからチョコレートに模様
を転写するか、容器としてのフィルムに描かれた模様に
チョコレートを流し込むようにしたものであり、したが
ってこれらは平坦なチョコレート表面に印刷を付着する
ようにしたものであるが、凹凸のチョコレート表面に印
刷を形成するようにしたものではない。特に、上記従来
技術では印刷を施したフィルムを容器としているため
に、これにある程度の高温に保持した流動状のチョコレ
ートを流し込むと容器の変形が生じ易く、この変形はチ
ョコレートの凹凸模様自体に影響を及ぼすとなると一定
の品質を保持しなければならない製品としては許容でき
ない。
って、その目的とするところは印刷模様をチョコレート
の凹凸面に形成するようにした模様付きチョコレート菓
子の製造方法を提供するものである。この発明の他の目
的は、印刷を施したチョコレートの凹凸形状を変形しな
いようにした模様付きチョコレート菓子の製造方法を提
供せんとするものである。
を解決したものであり、その要旨は印刷により第1のフ
ィルムに模様を印刷する工程と、該模様の付された第1
のフィルムを加熱すると共に、該加熱により柔らかくな
った第1のフィルムを、前記模様部分とフィルム成形用
型のチョコレート充填部としての凹凸部とを合致させる
ことにより第1のフィルムの模様を前記充填部に合わせ
て成形する工程と、該成形した第1のフィルムを、該第
1のフィルムの充填部と同形の凹凸部を刻設している第
1のモールドに載置し、前記フィルム成形用型の充填部
内に第1の流動状のチョコレートを充填する工程と、該
充填したチョコレートを冷却後、型抜きする工程とから
なる模様付きチョコレート菓子の製造方法にある。
1のフィルムに模様を印刷する工程と、該模様の付され
た第1のフィルムを加熱すると共に、該加熱により柔ら
かくなった第1のフィルムを、前記模様部分とフィルム
成形用型のチョコレート充填部としての凹凸部とを合致
することにより第1のフィルムの模様を前記充填部に合
わせて成形する工程と、該成形した第1のフィルムを、
該フィルムの充填部と同形の凹凸部を刻設している第1
のモールドに載置し、前記フィルム成形用型の充填部内
に第1の流動状のチョコレートを充填する工程と、充填
した後、該充填部に対応する位置に、充填部を有する第
2のフィルム及び該充填部と同形の凹凸部を刻設した第
2のモールドを重合して固定し、これらを回転しながら
前記第1の流動状のチョコレートを中空状に冷却し、型
抜きする各工程とからなる模様付きチョコレート菓子の
製造方法にある。
より第1のフィルムに模様を印刷する工程と、該模様の
付された第1のフィルムを加熱すると共に、該加熱によ
り柔らかくなった第1のフィルムを、前記模様部分とフ
ィルム成形用型のチョコレート充填部としての凹凸部と
を合致させることにより第1のフィルムの模様を前記充
填部に合わせて成形する工程と、該成形した第1のフィ
ルムを、該フィルムの充填部と同形の凹凸部を刻設して
いる第1のモールドに載置し、前記フィルム成形用型の
充填部内に第1の流動状のチョコレートを充填する工程
と、前記第1のモールド上に、前記凹凸部に対応する位
置に透孔を設けた第3のモールドを載置し、前記透孔に
第2の流動状のチョコレートを充填する工程と、該充填
した前記第1と第2の流動状のチョコレートを中実状に
冷却し、型抜きする工程とからなる模様付きチョコレー
ト菓子の製造方法にある。
ーを用いて網目を通してシートに印刷するもの、例えば
シルクスクリーン、ペンキスクリーン、ステンシルスク
リーンなどが含まれる。この場合に、使用するフィルム
は、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリスチレン、
ポリエチレン、ポリ塩化ビニリデン等が挙げられるが、
流し込み時の流動状チョコレートの温度26℃〜32℃
よりも高い軟化点を有し、かつ加熱してフィルム成形用
型の凹凸に合致させるために50℃〜100℃以下のも
のが好ましい。また、上記フィルム成形型は金属製又は
合成樹脂製など成形性、耐熱性、耐久性の良好なもので
あればよい。
フィルム成形用型の凹凸に沿って変形させ、このフィル
ムを第1のモールドに載置することで変形を防止して流
動状のチョコレートを流し込んでチョコレート裏面に凹
凸模様を付する。また、成形した第1及び第2のフィル
ムと第1及び第2のモールドとを各凹凸において対応さ
せて重合固定して回転することにより、予め前記凹凸部
内に充填したチョコレートを冷却・固定して中空の模様
付きチョコレート菓子とする。さらに、成形した第1の
モールドに載置した第1のフィルム上に流動状のチョコ
レートを流し込み、前記第1のフィルムの凹凸部に対応
する透孔を設けた第3のモールドを載置し、透孔内に流
動状のチョコレートを充填し、冷却・固化して二重のチ
ョコレートを重ねた中実の模様付きチョコレート菓子を
得る。
菓子の製造法に関する実施例を添付図面に基づいて説明
する。
料を用いて模様付きチョコレート菓子を得る方法を表わ
したものである。図1は、第1のフィルム1上にスクリ
ーン印刷による印刷模様2が塗布したものである。図2
では、図1のフィルムを加熱軟化してフィルム成形用型
3の凹凸部に合致するチョコレート充填部としての凹凸
部を成形する。この場合、フィルム成形用型3に設けた
凹凸部の底部に貫孔5を設けておき、これより負圧にて
第1のフィルム1を吸引することにより、速かにかつ確
実に凹凸を成形することができる。図3は、図2の第1
のフィルム1の凹凸部を第1のモールド13の凹凸部に
合致して載置し、この凹凸部に第1の流動状のチョコレ
ート材料4を充填し、これを冷却・固化するようにした
ものである。図6は、上記方法によって製造したもの
で、凹凸表面に模様2を付したチョコレート菓子4の斜
視図である。
レート菓子の製造方法を示したものであり、上記図1か
ら図3までのものに、未だ第1の流動状のチョコレート
4が固化しないうちに第2のモールド14の凹凸部に合
致した凹凸部を有する第2のフィルム11を各凹凸部を
対向させて重ね合わせて固定し、全体を回転冷却し、型
抜きすることにより、図7に示す中空の模様付きチョコ
レート菓子を製造する。この場合、第1のモールド13
及び第1のフィルム1の凹凸形状と第2のモールド14
及び第2のフィルム11の凹凸形状とは必ずしも同一形
状である必要はなく、互いに対応する位置に存在すれば
足りる。
子の製造方法を示したもので、上記図1から図3までの
ものに、凹凸部に対応する位置に透孔6を設けた第3の
モールド15を載置し、前記透孔に第2の流動状のチョ
コレート材料16を充填し、第1と第2の流動状のチョ
コレート材料16を冷却することにより一体に固化した
後、離型して図8のような中実の模様付きチョコレート
を仕上げる。第1と第2のチョコレートとしては、例え
ば第1のチョコレート材料をホワイトチョコレートとし
て表面の模様を鮮明に現わし、第2のチョコレート材料
を褐色やホワイトチョコレートに着色料を加えた赤、ピ
ンク、紫などの色彩にすることもできる。
の一種であるシルク印刷にて印刷模様を施したが、これ
に限定されることなく他のスクリーン印刷でも良い。ま
た、印刷に使用するインキ材料としては、印刷適性の良
い無毒性の泥状又はクリーム状に溶かし着色した食用イ
ンキ等を用いる。たとえば、この食用インクとしては増
粘安定剤、蔗糖脂肪酸エステル、プロピレングリコー
ル、炭酸カルシウム、二酸化チタン、食用黄色4号レー
キ、食用黄色5号レーキ、水、グリセリン脂肪酸エステ
ル、植物性硬化油及びシリコン樹脂(消泡剤)を含有
し、全体が水系になり、着色料/乳化剤とともに分散
し、水に溶けやすいO/W型エマルジョンインキか、植
物性硬化油、密ロウ、グリセリン脂肪酸エステル、レシ
チン、中鎖脂肪酸トリグリセリド、炭酸カルシウム、二
酸化チタン、食用黄色4号レーキ、食用黄色5号レーキ
及び水を含有し、全体が油系になり、着色料/乳化剤と
ともに分散し、水に難溶となるW/O型エマルジョンイ
ンキが考えられる。さらに、この印刷に多数の色彩を必
要とする場合は、一般多色印刷の場合と同様に1色づつ
色を刷り重ねるが、この時、第1の印刷インキが凝固又
は乾燥してから、次の色彩のインキで重ね刷りする操作
を繰り返すとよい。
ョコレートの温度と略同一温度に予め温めることによ
り、モールドの内部と外部との温度差を生じることがな
いので、色艶の良い滑らかな表面を有するチョコレート
製品ができる。
しておけば、冷却固化後にチョコレート製品を抜き取る
と耐水性被膜がこのチョコレート材料に転写され、仕上
がったチョコレート製品はその底面を除く全ての表面に
て耐水性被膜を形成し、より一層防水することができ
る。
より模様を付したフィルムをモールドの凹凸部に合致さ
せることにより、加熱した流動状のチョコレート材料を
充填しても前記凹凸形を変形することなく模様付きチョ
コレート菓子を得ることができるだけでなく、フィルム
の耐久性も図れる。
ムと第1及び第2のモールドとで、各対応する凹凸部に
おいて、中空状の模様付きチョコレート菓子を得ること
ができる。
する位置に透孔を設けたモールドを載置し、この透孔内
に流動状のチョコレート材料を充填し、前記凹凸部に充
填したチョコレート材料と共に一体に成形した模様付き
チョコレート菓子が得られる。
造工程を示す各縦断面図である。
造工程を示す各縦断面図である。
造工程を示す各縦断面図である。
造工程を示す縦断面図である。
断面図である。
レート菓子の斜視図である。
の斜視図である。
子の斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 印刷により第1のフィルムに模様を印刷
する工程と、該模様の付された第1のフィルムを加熱す
ると共に、該加熱により柔らかくなった第1のフィルム
を、前記模様部分とフィルム成形用型のチョコレート充
填部としての凹凸部とを合致させることにより第1のフ
ィルムの模様を前記充填部に合わせて成形する工程と、
該成形した第1のフィルムを、該第1のフィルムの充填
部と同形の凹凸部を刻設している第1のモールドに載置
し、前記フィルム成形用型の充填部内に第1の流動状の
チョコレートを充填する工程と、該充填したチョコレー
トを冷却後、型抜きする工程とからなる模様付きチョコ
レート菓子の製造方法。 - 【請求項2】 印刷により第1のフィルムに模様を印刷
する工程と、該模様の付された第1のフィルムを加熱す
ると共に、該加熱により柔らかくなった第1のフィルム
を、前記模様部分とフィルム成形用型のチョコレート充
填部としての凹凸部とを合致させることにより第1のフ
ィルムの模様を前記充填部に合わせて成形する工程と、
該成形した第1のフィルムを、該フィルムの充填部と同
形の凹凸部を刻設している第1のモールドに載置し、前
記フィルム成形用型の充填部内に第1の流動状のチョコ
レートを充填する工程と、充填した後、該充填部に対応
する位置に、充填部を有する第2のフィルム及び該充填
部と同形の凹凸部を刻設した第2のモールドを重合して
固定し、これらを回転しながら前記第1の流動状のチョ
コレートを中空状に冷却し、型抜きする各工程とからな
る模様付きチョコレート菓子の製造方法。 - 【請求項3】 印刷により第1のフィルムに模様を印刷
する工程と、該模様の付された第1のフィルムを加熱す
ると共に、該加熱により柔らかくなった第1のフィルム
を、前記模様部分とフィルム成形用型のチョコレート充
填部としての凹凸部とを合致させることにより第1のフ
ィルムの模様を前記充填部に合わせて成形する工程と、
該成形した第1のフィルムを、該フィルムの充填部と同
形の凹凸部を刻設している第1のモールドに載置し、前
記フィルム成形用型の充填部内に第1の流動状のチョコ
レートを充填する工程と、前記第1のモールド上に、前
記凹凸部に対応する位置に透孔を設けた第3のモールド
を載置し、前記透孔に第2の流動状のチョコレートを充
填する工程と、該充填した前記第1と第2の流動状のチ
ョコレートを中実状に冷却し、型抜きする工程とからな
る模様付きチョコレート菓子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3049590A JP3026113B2 (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 模様付きチョコレート菓子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3049590A JP3026113B2 (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 模様付きチョコレート菓子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04287639A JPH04287639A (ja) | 1992-10-13 |
JP3026113B2 true JP3026113B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=12835448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3049590A Expired - Lifetime JP3026113B2 (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 模様付きチョコレート菓子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3026113B2 (ja) |
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BE1018215A3 (nl) * | 2008-07-14 | 2010-07-06 | Pralibel Nv | Werkwijze voor het produceren van chocoladeproducten voorzien van een eetbare bedrukking. |
JP2018078803A (ja) * | 2016-11-14 | 2018-05-24 | 常陽マーク株式会社 | チョコレートの装飾方法 |
JP7089733B2 (ja) * | 2017-11-15 | 2022-06-23 | 株式会社 常陽産業 | 製菓用転写モールドの製造方法 |
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JPH0292241A (ja) * | 1988-09-29 | 1990-04-03 | Toppan Printing Co Ltd | 絵付成形品の製造方法 |
-
1991
- 1991-03-14 JP JP3049590A patent/JP3026113B2/ja not_active Expired - Lifetime
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