JPH04346192A - 現金自動取り扱い装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、金融機関等において顧
客の操作により自動的に現金の入出金を行う現金自動取
り扱い装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】図６はこの種の現金自動取り扱い装置の
従来例を示すブロック図である。図において、１は各種
入力キーを備えた顧客操作部、２は現金の収納部および
該収納部に対する入出金機能を備えた現金入出金部、３
は顧客の保有するカード上のデータの読み取りまたはデ
ータの書き込み等を行うカード取り扱い部、４は顧客の
保有する通帳上のデータの読み取りまたは取引データの
記帳等を行う通帳取り扱い部、５はこれら各部の動作制
御を行う制御部であり、該制御部５はホストコンピュー
タ６に接続して情報の授受を行う。

【０００３】図７は上記構成の従来例において、顧客が
出金を行う場合の動作を示すフローチャートである。ま
ず、操作部１のキーにより、取引を選択し（ＳＡ１）、
次にカードを挿入（ＳＡ２）、通帳に記入する場合には
通帳も挿入する（ＳＡ３）。さらに、暗証番号、出金額
を操作部１のキーにより入力する（ＳＡ４〜ＳＡ５）。 この操作の後、確認キー入力により（ＳＡ６）出金処理
，通帳記入処理が行われる（ＳＡ７）。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の従来技術によれば、次のような問題があった。まず
、誤入力である。これは特に図８に平面図で示すような
最近主流の再面タッチ式のキー入力に多い。すなわち、
図８のＣＲＴ１０上の数字１１に触れて金額を入力する
が、見る角度や触れる角度、慣れ等により誤って隣のキ
ーを押したり、続けて同じキーを押したりする場合があ
り、入力金額表示１２を確認してから訂正を行うため、
特に不慣れな人には時間がかかっていた。

【０００５】また、慣れた人は誤入力をしたとしても、
入力金額表示１２を確認せず、すぐに確認キー１３を押
してしまうため、出金処理が終わるまで、気付かない場
合がある。

【０００６】さらに、キー入力の場合、入力した数字は
本人しか知らず、目に見える証拠として残らないため、
知らずに誤入力していて、出金額が本人の期するところ
と違うというトラブルが生ずる。

【０００７】本発明は上記問題点に鑑み、キー入力によ
らずに金額データを入力する構成を得て、誤入力を防止
し、顧客の操作時間を短縮することを目的とする。

【０００８】さらに、本発明は上記問題点に鑑み、入力
したデータが目に見える証拠として残る構成を得て、出
金額が本人の期するところと違うというトラブルを防止
することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明は、顧客の書き記した出金額データを読み取っ
て出金取引を行うようにする。

【００１０】すなわち、本発明は、顧客操作部、現金入
出金部、カード取り扱い部及び通帳等の媒体処理部を備
え、顧客の操作により自動的に現金の入出金を行う現金
自動取り扱い装置において、通帳又は所定の媒体に出金
者本人によって書き込まれた出金額を意味する文字列を
読み取る文字読み取り手段を有し、該文字読み取り手段
により前記文字列を読んで出金額データを得て、該出金
額データに従って出金処理を実行することを特徴とする
。

【００１１】

【作用】以上の構成により本発明は、顧客が予め出金額
を意味する文字列を書き記した通帳又は所定の媒体を装
置に挿入すると、装置は文字読み取り手段によりこの通
帳又は所定の媒体上の文字列を読み取る。

【００１２】そして、その読み取り結果により出金額デ
ータを得て、その後は従来と同様の出金処理により、指
定された額の現金を現金入出金部より出金することが出
来る。読み取られた出金額を意味する文字列は通帳又は
所定の媒体上に目に見える証拠として残ることとなる。

【００１３】

【実施例】以下図面に従って実施例を説明する。図１は
本発明の一実施例における通帳取り扱い装置の構成を示
す概略側面図、図２は同通帳取り扱い装置の要部側面図
である。なお、現金取り扱い装置全体の構成は図６で示
したものと同様であるので、説明は省略し符号も同一の
ものを使用する。

【００１４】図において、２０は挿入口、２１は磁気ス
トライプ２１ａを有する通帳、２２は搬送ローラ群、２
３は磁気ヘッド、２４は頁行を光学的に読み取る頁行読
み取りセンサであり、本実施例ではこの頁行読み取りセ
ンサ２４に出金者本人によって通帳に書き込まれた出金
額を意味する文字列を光学的に文字を読み取る文字読み
取り部としての機能を持たせる。

【００１５】即ち、図２に示すように頁行読み取りセン
サ２４は、光源２５より発せられた光りの反射をＣＣＤ
センサ２６で受け、通帳２１面の白黒を判定するもので
ある。このとき通帳２１を走行させながら読み取ってい
く。図２の２７は文字認識部であり、読み取ったデータ
の特定文字を認識する機能がある。これは手書きＯＣＲ
等の技術があれば容易である。図１に戻り、２８は通帳
２１上に印字を行う印字ヘッド、２９は改頁部である。

【００１６】図３は挿入される通帳２１の内頁を示す平
面図である。同図に示す如く、ＣＣＤセンサ２６の視野
を図の位置にもってくることにより、頁マーク３０，印
字済のハイフンマーク３１等を読み取る。図において、
２行目までは前回印字であり、３行目に示した最終印字
行３２はあらかじめ決められた出金要求を示すマーク（
本図では＊印）と３万５千円を示す数字３５を手書きで
書いたものである。

【００１７】以上の構成による本実施例の作用を以下に
説明する。図４は本実施例の動作を示すフローチャート
である。まず、取引選択から通帳挿入，暗証入力までは
従来と同一である（ＳＢ１〜ＳＢ４）。次に、通帳取り
扱い装置４に挿入された通帳の動きを説明する。挿入口
２０より挿入された通帳２１は図示せぬ搬送モータによ
り駆動される搬送ローラ群２２により吸入される。次に
、所定の位置において磁気ストライプ２１ａの内容が磁
気ヘッド２３により読み取られる。次に通帳を搬送し、
頁行読み取りセンサ２４により頁最終印字行等が読み取
られる。

【００１８】従来であると、この後、取引に応じ最新行
に最新印字データを印字ヘッド２８により印字し、その
頁に印字しきれない場合、改頁部２９により頁をめくり
、さらに印字を行う。

【００１９】本装置により３行目まで印字済と判定され
た場合、この行を文字認識部２７により解析し、最終印
字行３２内に＊印があれば出金要求があり（ＳＢ５）、
それに続く数字の１桁目を千円の単位として出金に指定
された金額を判定する。例えば３５と読み取った場合は
、３５千円と認識する（ＳＢ６）。なお、本実施例の装
置は、３５千円の入力を自動的に万円券３枚と千円券５
枚と認識する形式のものとする。すなわち、顧客操作部
１からのキー入力でも、３５千円のキー入力があれば万
円券３枚と千円券５枚を出金するものである。

【００２０】一方、＊印がなければ通常の処理を行う（
ＳＢ９）。文字の認識は、通帳２１を走行させながら行
うため、図５に示す如くセンスピッチａを小さくし、Ｃ
ＣＤセンサの行方向の分解能ｂも一般的には充分小さい
ため可能である。このように出金額の判定された場合に
は、次の手順として操作部再面に写し出された金額に対
し確認キーを入力するだけで（ＳＢ７）、出金，記帳等
の処理が行われる（ＳＢ８）。

【００２１】万一、手書き文字が認識しづらかった場合
には、例えばＣＲＴ上にその旨表示し、キー入力を促す
等の処置をとることができる。

【００２２】なお、上記実施例では通帳に出金額を書き
込んだが、図３と同等の専用帳票を用いてもよい。また
、この帳票の読み取り処理は通帳取り扱い部によること
に限定されることはなく、専用の文字認識部を持った組
み込み装置であっても何ら差し支えない。さらに、この
帳票は、磁気カード等であってカード挿入口から挿入し
、カード取り扱い部に文字読み取り部があっても構わな
い。

【００２３】さらに、他の実施例として、例えば通帳の
所定の箇所にＣＣＤセンサの認識できない色、所謂ドロ
ップアウトカラーにて、＊マーク、千円券の枚数、万円
券の枚数を指定する位置を予め印刷しておくものが考え
られる。このように＊マーク、千円券の枚数、万円券の
枚数を指定する位置を指定しておけば、顧客は万円券３
枚と千円券５枚か、千円券３５枚か、さらには万円券２
枚と千円券１５枚等自由に支払い金種の種類を指定する
ことができる。ただし、この場合、装置は、３５千円の
入力に対し千円券３５枚を支払う形式のものでなくては
ならない。

【００２４】

【発明の効果】以上詳細に説明した如く、本発明は、顧
客操作部、現金入出金部、カード取り扱い部及び通帳等
の媒体処理部を備え、顧客の操作により自動的に現金の
入出金を行う現金自動取り扱い装置において、通帳又は
所定の媒体に出金者本人によって書き込まれた出金額を
意味する文字列を読み取る文字読み取り手段を有し、該
文字読み取り手段により前記文字列を読んで出金額デー
タを得て、該出金額データに従って出金処理を実行する
ので、顧客の書き記した出金額データを読み取って出金
取引を行うことができる。

【００２５】これにより、キー入力によらずに金額デー
タを入力することが可能になり、誤入力が防止され、顧
客の操作時間を短縮するという効果がある。さらに、上
記の顧客の書き記した出金額データは目に見える証拠と
して残るので、出金額が本人の期するところと違うとい
うトラブルを防止するという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における通帳取り扱い装置の
構成を示す概略側面図である。

【図２】図１の通帳取り扱い装置の要部側面図である。

【図３】同実施例において挿入される通帳の内頁を示す
平面図である。

【図４】同実施例の動作を示すフローチャートである。

【図５】同実施例の頁行読み取り部の分解能を示す説明
図である。

【図６】従来例を示すブロック図である。

【図７】従来例の動作を示すフローチャートである。

【図８】再面タッチ式の入力部を示す平面図である。

【符号の説明】

４　　通帳取り扱い装置 ２０　　挿入口 ２１　　通帳 ２２　　搬送ローラ群 ２３　　磁気ヘッド ２４　　頁行読み取りセンサ ３２　　出金要求金額群

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　顧客操作部、現金入出金部、カード取
   り扱い部及び通帳等の媒体処理部を備え、顧客の操作に
   より自動的に現金の入出金を行う現金自動取り扱い装置
   において、通帳又は所定の媒体に出金者本人によって書
   き込まれた出金額を意味する文字列を読み取る文字読み
   取り手段を有し、該文字読み取り手段により前記文字列
   を読んで出金額データを得て、該出金額データに従って
   出金処理を実行することを特徴とする現金自動取り扱い
   装置。