JPH0981832A - 情報入力装置 - Google Patents

情報入力装置

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JPH0981832A
JPH0981832A JP7237418A JP23741895A JPH0981832A JP H0981832 A JPH0981832 A JP H0981832A JP 7237418 A JP7237418 A JP 7237418A JP 23741895 A JP23741895 A JP 23741895A JP H0981832 A JPH0981832 A JP H0981832A
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JP7237418A
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Yasuo Ichijo
泰男 一條
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、個々の利用者に対応した待ち時間
を自動的に設定でき、文字認識処理の円滑化を図ること
ができる情報入力装置を提供する。 【解決手段】 読取手段により、手書き文字を入力する
個々の利用者の情報入力に伴う入力速度の情報を記録し
たIDカードから前記入力速度の情報を読み取り、利用
者が手書き文字をタッチパネル5の手書き入力エリアに
入力したとき、CPU1が、前記読取手段により読み取
る個々の利用者の入力速度の情報を基に、前記タッチパ
ネル5の手書き入力エリアに入力される個々の利用者毎
の手書き文字に対して個々の利用者に対応した最適の処
理時間を設定してその手書き情報を認識処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、銀行等の
金融機関のATMや振込機に使用され、文字や数字等の
情報を処理する情報入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ATMや振込機は銀行等の金融機
関のカードコーナ等に設置され、カード,通帳あるいは
振込券等を用いて自動的に現金の払出し(出金),預入
れ(入金)又は振込等の取引きを顧客(利用者)自身の
操作で行えるようにしている。
【0003】ところで、ATMや振込機、特に振込機に
おいては、顧客自身の操作により振り込み先銀行名や支
店名等の文字情報を入力する必要がある。
【0004】このような振り込み先銀行名や支店名等の
文字情報は、顧客の専用ペンや指の操作による手書き処
理で行われ、振込機に設けた情報入力装置により手書き
文字認識して取引情報として活用される。
【0005】上述したような情報入力装置における手書
き文字の認識処理において、1文字の入力が完了したか
否かの判断は以下のような方法により行われる。
【0006】(1) 複数の文字入力エリアを設けてお
き、1文字目の入力エリアへの文字入力があり、かつ、
2文字目の入力エリアに文字が入力されたことを判断す
る。
【0007】(2) 1文字目の入力エリアへの文字入力
が完了したことを示す操作ボタンが押された事を判断す
る。
【0008】(3) 1文字目の入力エリアへの文字入力
が完了してから、一定時間が経過した事を判断する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の1文字
の入力完了を判断する方法において、特に(3) の方法の
場合、文字入力の入力完了を判断するための待ち時間を
予め決めておかなければならない。この待ち時間が長す
ぎると、顧客を無駄に待たせることになり、また、逆に
短すぎると顧客がまだ文字を入力している途中であるに
もかかわらず、入力完了と判断してしまうことになり、
正確な文字認識に支障が生じる。
【0010】そして、文字認識処理における最適な待ち
時間は顧客毎に異なるものであり、この待ち時間を顧客
すべてに亘って最適になるように設定することは極めて
困難である。
【0011】そこで、本発明は、個々の利用者に対応し
た待ち時間を自動的に設定でき、文字認識処理の円滑化
を図ることができる情報入力装置を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る情報入力装置は、利用者が手書き情報を入力するため
の手書き入力エリアを備えた情報入力手段と、前記情報
入力手段の手書き入力エリアに入力される手書き情報の
入力状態からそれぞれの利用者に応じた処理時間を算出
する算出手段と、この算出手段により算出された処理時
間に基いて前記手書き入力エリアに入力された手書き情
報を認識処理する処理手段とを有することを特徴とする
ものである。
【0013】請求項1記載の発明に係る情報入力装置に
おいて、利用者が手書き情報を情報入力手段の手書き入
力エリアに入力すると、処理手段は、利用者の手書き情
報の入力状態からそれぞれの利用者に応じた処理時間を
設定してその手書き情報を認識処理する。これにより、
利用者に応じた処理時間を基にそれぞれの手書き情報の
認識処理が実行されることになり、利用者を不必要に待
たせることが無くなって手書き入力の時間の短縮化、円
滑化を図れる。
【0014】請求項2記載の発明に係る情報入力装置
は、利用者が手書き情報を入力するための手書き入力エ
リアを備えた情報入力手段と、手書き情報を入力する個
々の利用者の情報入力に伴う入力速度の情報が記録され
た記録媒体から、前記入力速度の情報を読み取る読取手
段と、この読取手段により読み取られた利用者の入力速
度の情報を基に、利用者の情報入力の入力速度に対応し
た処理時間を算出する算出手段と、前記情報入力手段の
手書き入力エリアに入力される手書き情報に対して前記
算出手段により算出された処理時間に基いてその手書き
情報を認識処理する処理手段とを有することを特徴とす
るものである。
【0015】請求項2記載の発明に係る情報入力装置に
おいて、読取手段は、手書き情報を入力する利用者の情
報入力に伴う入力速度の情報を記録した記録媒体から前
記入力速度の情報を読み取る。利用者が手書き情報を情
報入力手段の手書き入力エリアに入力すると、算出手段
は入力速度に応じた処理時間を算出する。処理手段は、
前記読取手段により読み取る利用者の入力速度に基く算
出手段による処理時間で、前記情報入力手段の手書き入
力エリアに入力される手書き情報を認識処理する。これ
により、記録媒体に記録した前記入力速度の情報を利用
して利用者に応じた処理時間を設定し、それぞれの手書
き情報の認識処理が実行されることになり、利用者を不
必要に待たせることが無くなって手書き入力の時間の短
縮化、円滑化を図れる。
【0016】請求項3記載の発明に係る情報入力装置
は、利用者が手書き情報を入力するための手書き入力エ
リアを備えた情報入力手段と、利用者の情報入力に伴う
入力速度の情報を記録媒体に記録する情報記録手段と、
利用者の入力速度の情報が記録された記録媒体から、前
記入力速度の情報を読み取る読取手段と、この読取手段
により読み取られた入力速度の情報を基に、利用者が入
力速度に対応した処理時間を算出する算出手段と、前記
情報入力手段の手書き入力エリアに入力される手書き情
報に対してその手書き情報を認識処理する処理手段とを
有することを特徴とするものである。
【0017】請求項3記載の発明に係る情報入力装置に
おいて、情報記録手段は、利用者の情報入力に伴う入力
速度の情報を記録媒体に記録する。読取手段は、手書き
情報を入力する利用者の情報入力に伴う入力速度の情報
を記録した記録媒体が使用されたとき、この記録媒体か
ら、前記入力速度の情報を読み取る。
【0018】利用者が手書き情報を情報入力手段の手書
き入力エリアに入力すると、算出手段は入力速度に応じ
た処理時間を算出する。処理手段は、前記読取手段によ
り読み取る個々の利用者の入力速度の情報を基に、前記
情報入力手段の手書き入力エリアに入力される個々の利
用者毎の手書き情報に対して算出手段により算出した処
理時間によりその手書き情報を認識処理する。これによ
り、情報記録手段を用いて記録媒体に記録した前記入力
速度の情報を利用して利用者に応じた処理時間を設定
し、それぞれの手書き情報の認識処理が実行されること
になり、利用者を不必要に待たせることが無くなって手
書き入力の時間の短縮化、円滑化を図れる。
【0019】請求項4記載の発明に係る情報入力装置
は、利用者が手書き情報を入力するための手書き入力エ
リアを備えた情報入力手段と、前記情報入力手段の手書
き入力エリアに入力される手書き情報の入力速度を検出
し、検出した入力速度に応じた処理時間を推定する手段
と、この推定された処理時間に基いてその手書き情報を
認識処理する処理手段とを有することを特徴とするもの
である。
【0020】請求項4記載の発明に係る情報入力装置に
おいて、利用者が手書き情報を情報入力手段の手書き入
力エリアに入力すると、入力される個々の利用者毎の手
書き情報の入力速度が検出され、検出された入力速度か
ら利用者の処理時間が推定される。処理手段は、前記処
理時間に基きその手書き情報を認識処理する。これによ
り、利用者に応じた処理時間を推定してそれぞれの手書
き情報の認識処理が実行されることになり、利用者を不
必要に待たせることが無くなって手書き入力の時間の短
縮化、円滑化を図れる。
【0021】請求項5記載の発明に係る情報入力装置
は、利用者が手書き文字を入力するための手書き入力エ
リアを備えた情報入力手段と、前記情報入力手段の手書
き入力エリアに利用者により入力される手書き文字にお
ける複数の画の入力速度の平均値を求め、求めた入力速
度の平均値から入力を行った前記利用者に対応した処理
時間を推定する手段と、この推定された処理時間に基き
その手書き情報を認識処理する処理手段とを有すること
を特徴とするものである。
【0022】請求項5記載の発明に係る情報入力装置に
おいて、利用者が手書き文字を情報入力手段の手書き入
力エリアに入力すると、前記推定する手段は、入力され
る個々の利用者毎の複数の手書き文字における複数の画
の入力速度の平均値を求め、求めた入力速度の平均値か
ら個々の利用者毎に最適の処理時間を推定する。処理手
段は、推定された処理時間でその手書き情報を認識処理
する。これにより、利用者に応じた文字の画の入力速度
の平均値を基に処理時間を推定してそれぞれの手書き文
字の認識処理が実行されることになり、利用者を不必要
に待たせることが無くなって手書き入力の時間の短縮
化、円滑化を図れる。
【0023】請求項6記載の発明に係る情報入力装置
は、利用者が手書き情報を入力するための手書き入力エ
リアを備えた情報入力手段と、この情報入力手段に対す
る手書き情報の入力速度の情報を複数段階に亘って記録
した記録手段と、前記情報入力手段の手書き入力エリア
に入力される手書き情報の入力状態を検出し、検出した
入力状態から前記記録手段の記録している複数段階の入
力速度の情報のうち対応する入力速度に応じた処理時間
に基いてその手書き情報を認識処理する処理手段とを有
することを特徴とするものである。
【0024】請求項6記載の発明に係る情報入力装置に
おいて、利用者が手書き情報を情報入力手段の手書き入
力エリアに入力すると、処理手段は、入力される利用者
の手書き情報の入力状態を検出し、検出した入力状態か
ら前記記録手段に記録している複数段階の入力速度の情
報のうち対応する入力速度に応じた最適の処理時間を設
定して、その手書き情報を認識処理する。これにより、
予め記録手段に記録している複数段階の手書き情報の入
力速度を利用し、利用者毎にそれぞれ最適の入力速度を
当てはめた最適の処理時間の基にその手書き情報を認識
することができ、慣れた利用者、不慣れな利用者を問わ
ず、それぞれの利用者を不必要に待たせることが無くな
って手書き入力の時間の短縮化、円滑化を図れる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0026】図1は、例えば銀行のカードコーナ等に設
置され、本発明の実施の形態である情報入力装置を含
み、現金の入金及び出金を自動的に行うATM(自動預
出金機)や振込機等の自動取引装置11を示す外観斜視
図である。
【0027】同図に示す自動取引装置11は、箱型状の
筐体12を具備し、この筐体12の前面に、略L字形状
の操作パネル13を配置している。この操作パネル13
の垂直操作部13aには、預金通帳を挿入する通帳挿入
口14、各種取引情報が記録された取引媒体としての銀
行カードのようなIDカードCを挿入するカード挿入口
15及び伝票発行口16が設けられている。
【0028】また、水平操作部13bには、入金口と出
金口とを兼用する紙幣受部としての入出金口17が設け
られており、この入出金口17は開閉自在な扉18によ
り開口又は遮蔽されるようになっている。
【0029】また、前記水平操作部13bには、タッチ
パネル5及びディスプレイ7を重ね合わせた情報入力装
置が設けられて接客ユニットを構成しており、操作手順
やその他の画面表示情報がイラスト文字又は文言によっ
て表示され、利用者の操作を誘導するとともに、その表
示によって、暗証番号,金額,口座番号,取引の承認,
確認あるいは取消し等に応じた表示部分を押圧すること
によって入力操作が行われるようになっている。また、
タッチパネル5には手書き文字を入力するための図3に
示すような手書きエリア30が設けられている。
【0030】また、前記筐体12内には、前記通帳挿入
口14から挿入された通帳を受入れ、その磁気情報の読
取りや記録を行うとともに取引内容の印字を行う通帳読
取り印字装置(図示せず)、カード挿入口15から挿入
されたカード(磁気カード)の取扱いと上記伝票発行口
16への伝票発行及び控ジャーナルの作成を行う読取手
段を構成する処理ユニット21、取り忘れ紙幣の入金返
却、取り忘れ回収、装填及び精査機能を備えた紙幣ユニ
ット等からなるユニット9が設けられている。
【0031】図2は、自動取引装置11の制御系を示す
ものである。この自動取引装置11は、全体を制御する
制御手段としてのCPU(中央処理装置)1を具備して
いる。
【0032】このCPU1には、バス2を介してこの自
動取引装置11を動作させる図3、図4に示すような文
字認識処理プログラムを含む制御プグラムを格納した磁
気ディスク3、動作中に使用する各種データを一時的に
格納するメモリ4、前記情報入力装置を構成するタッチ
パネル5、ディスプレイ7を各々コントロールするタッ
チパネルコントローラ6及びディスプレイコントローラ
8、前記通帳読取り印字装置、処理ユニット21、ユニ
ット9からなるユニット群22をコントロールするユニ
ットコントローラ23が接続されている。
【0033】前記タッチパネル5の手書きエリア30に
専用ぺン(又は指)で例えば振り込み先銀行名等を示す
文字等を入力すると、その入力情報はタッチパネルコン
トローラ6を介してCPU1に送られる。
【0034】前記磁気ディスク3に格納した制御プグラ
ムにより、CPU1に送らてくる入力情報が処理され、
この処理情報をCPU1、ディスプレイコントローラ8
を介して前記ディスプレイ7に送り、文字情報として表
示させる。
【0035】次に、上述した自動取引装置11の動作
を、図3、図4を参照し、かつ、本発明の実施の形態と
しての手書き文字の文字認識方法とともに説明する。
【0036】手書き文字を認識するためには、1文字の
入力が完了したことをCPU1が検知する必要がある。
【0037】一例として、図3に示すように前記タッチ
パネル5の手書きエリア30に「い」の文字を入力する
場合について説明する。
【0038】1文字の入力が完了したことを検知する方
法としては、利用者の手書き入力がある一定時間途絶え
た場合にこれを入力完了と判断することも考えられる。
【0039】即ち、図3に示す例においては、「い」の
最初の一画目におけるAからA′までの線を入力し、一
旦入力を中断した後再び二画目のBの位置に専用ペンを
置くまでの時間をTとする。また、最初の一画目の入力
が終了した後、t時間経過しても次の入力が無い場合に
CPU1が入力完了と判断するものとする。
【0040】この場合、t>Tであれば、CPU1は正
確に「い」と判断するが、t<Tの場合には、「い」の
最初の一画目におけるAからA′までで入力完了と判断
してしまう。
【0041】このように待ち時間tは必ずt>Tとなる
ように設定する必要があるが、tを必要以上に大きく設
定すると、利用者が「い」の二画目B′まで入力してか
ら実際にCPU1が入力完了と判断するまでに時間がか
かりすぎることになる。このため、最適な待ち時間t
は、Tよりも僅かに大きい値に設定すれば良いことにな
る。
【0042】最適な待ち時間tを設定する際にさらに考
慮すべき点は、上述した一旦入力を中断した後再び二画
目のBの位置に専用ペンを置くまでの時間Tが利用者毎
にそれざれ異なることである。入力操作になれた利用者
は時間Tが小さく、不慣れな利用者は時間Tが大きくな
る事は必然である。このため、最適な待ち時間tは、利
用者毎にそれぞれ異なることになる。
【0043】本発明の実施の形態においては、以下に述
べる(1) 、(2) の方法により最適な待ち時間tを設定す
るものである。
【0044】(1) 予め最適な待ち時間tを利用者毎に
設定しておく方法。
【0045】前記自動取引装置11のカード挿入口15
に挿入されるIDカードCに予めそれぞれの利用者に応
じた最適な待ち時間tの情報を記録しておく。この待ち
時間tの情報をIDカードCに記録する方法としては、
IDカードCの新規作成時にそれぞれの利用者別に文字
の入力速度の大小(早遅)を申告してもらい、IDカー
ドCを作成するカードライターのような情報記録手段を
用いて利用者の申告に基づく文字の入力速度の大小に応
じた最適な待ち時間tを記録する方法を挙げることがで
きる。また、IDカードCの新規作成時にそれぞれの利
用者別に数文字分を手書きしてもらい、この手書き入力
の状態から文字の入力速度の大小に応じた最適な待ち時
間tの情報をIDカードCに記録するようにしてもよ
い。
【0046】次に、このようなIDカードCを使用する
場合の前記自動取引装置11の動作を、図4を参照し、
かつ、手書き文字の認識処理を主にして説明する。
【0047】利用者が、前記自動取引装置11のカード
挿入口15に最適な待ち時間tの情報が予め記録されて
いるIDカードCを挿入すると、前記ユニット群のうち
の処理ユニット21はこのIDカードCから最適な待ち
時間tの情報を読み取り、ユニットコントローラ23を
介してCPU1に送る。これによりCPU1は当該利用
者の最適な待ち時間tの情報を取得する(ステップS
1)。
【0048】次に、当該利用者が前記タッチパネル5の
文字入力エリア30に例えば振り込み先銀行名等の文字
の入力を開始すると(ステップS2)、CPU1は文字
入力エリア30への文字入力データの有無を判断し、文
字入力データがあれば(ステップS3肯定)、その文字
入力データを取得する(ステップS4)。そして、次の
文字入力データを取得すべくステップ3に戻る。
【0049】次に、ステップ3の動作で文字入力データ
が無いとCPU1が判断した場合には、ステップS5に
移り、既述したようにして取得している最適な待ち時間
tの情報を基に当該利用者の次の文字入力の入力を待
つ。そして、次の文字入力が入力されるまでの時間が前
記待ち時間tを超過する場合には(ステップS5肯
定)、CPU1は文字入力の入力完了と判断する(ステ
ップS6)。また、次の文字入力が入力されるまでの時
間が前記待ち時間tを超過しない場合には(ステップS
5否定)、次の文字入力データを取得すべくステップ3
に戻る。
【0050】このような動作により、予めIDカードC
に記録した文字の入力速度の大小に応じた最適な待ち時
間tの情報を利用して個々の利用者に対応した処理時間
を設定し、それぞれの手書き文字の認識処理が実行され
ることになり、利用者を不必要に待たせることが無くな
るとともに誤認識を防ぐことができ、手書き入力の時間
の短縮化、円滑化を図れる。
【0051】(2) 利用者別に文字の入力速度をその場
で判断して待ち時間tを設定する方法。
【0052】次に、利用者別に文字の入力速度をその場
で判断して最適な待ち時間tを設定する場合の前記自動
取引装置11の動作を、図5を参照し、かつ、手書き文
字の認識処理を主にして説明する。
【0053】利用者の手書き文字の入力速度を求め最適
な待ち時間tを設定する方法としては、例えば、図3に
示す例を用いて説明すると、図3に示す文字「い」の入
力に際して、一画目のAからA′に至る長さをL1 と
し、利用者がAからA′まで入力するために要した時間
をt1 とすると、この利用者の文字の入力速度v1 は、
v1=L1 /t1 で求めることができる。
【0054】一画目の形状が略直線状の場合には、前記
入力速度vを基に最適な待ち時間tを設定できる。種々
の文字の各種の画に対する入力速度vの精度を向上する
ためには、各種の画に対する上述した場合と同様なAか
らA′に至る長さをL1 と、AからA′まで入力するた
めに要した時間をt1 とを複数用いてそれぞれの場合の
入力速度v1 を算出し、さらにこれらの平均値を採用し
て当該利用者の最適な待ち時間tを設定すれば良い。
【0055】また、図3に示す文字「い」の入力に際し
て、二画目のBからB′に至る長さをL2 とし、利用者
がBからB′まで入力するために要した時間をt2 とし
て、この利用者の文字の入力速度v2 を、v2 =L2 /
t2 の演算で求め、この入力速度v2 を最適な待ち時間
tの設定に用いることもできる。
【0056】次に、このような利用者別に文字の入力速
度をその場で判断して待ち時間tを設定する場合の前記
自動取引装置11の動作を、図5を参照し、かつ、手書
き文字の認識処理を主にして説明する。
【0057】利用者が、前記自動取引装置11のタッチ
パネル5の文字入力エリア30に例えば振り込み先銀行
名等の文字の入力である図3に示すような「い」の入力
を開始すると(ステップS11)、前記CPU1は、文
字入力エリア30への文字入力データの有無を判断し、
文字入力データがあれば(ステップS12肯定)、その
文字入力データを取得するとともに、上述したような文
字「い」の一画目のAからA′に至る長さをL1 、利用
者がAからA′まで入力するために要した時間t1 に基
づき、この利用者の文字の入力速度v1 を、v1=L1
/t1 の演算で求め、当該利用者の最適な待ち時間tを
算出する(ステップS13)。そして、次の文字入力デ
ータを取得すべくステップ12に戻る。
【0058】次に、ステップ12の動作で文字入力デー
タが無いとCPU1が判断した場合には、ステップS1
4に移り、既述したようにして取得している最適な待ち
時間tの情報を基に当該利用者の次の文字入力の入力を
待つ。そして、次の文字入力が入力されるまでの時間が
前記待ち時間tを超過する場合には(ステップS14肯
定)、CPU1は文字入力の入力完了と判断する(ステ
ップS15)。また、次の文字入力が入力されるまでの
時間が前記待ち時間tを超過しない場合には(ステップ
S14否定)、次の文字入力データを取得すべくステッ
プ12に戻る。
【0059】このような動作により、利用者のその場の
文字入力の入力速度に応じた最適な待ち時間tの情報を
利用して個々の利用者毎の最適な処理時間を設定し、そ
れぞれの手書き文字の認識処理が実行されることにな
り、利用者を不必要に待たせることが無くなって手書き
入力の時間の短縮化、円滑化を図れる。
【0060】図6は、前記メモリ4に予め例えば利用者
の慣れ、不慣れに対応すべく例えば5段階の入力速度の
情報を記録しておく例を示すものである。5段階の入力
速度の情報としては、例えば非常に早い、やや早い、普
通、やや遅い、非常に遅いの5段階の各速度に対応する
コード情報である001,002,003,004,0
05等の数値データを用いることができる。
【0061】このような5段階の入力速度の情報を用い
て利用者の文字入力処理を行う場合の手順は、基本的に
は上述した図5に示す場合と同様であるが、文字「い」
の一画目の長さをL1 を有するAからA′まで入力する
ために要した時間t1 に基づき、CPU1が前記メモリ
4を参照して5段階の各速度のコード情報のうちの前記
時間t1 に対応するコード情報を取得して、当該利用者
の最適な待ち時間tを推定して文字の認識処理を行うも
のである。
【0062】これにより、予めメモリ4に記録している
5段階の手書き文字の入力速度を利用し、個々の利用者
毎にそれぞれ最適の入力速度を当てはめた最適の待ち時
間tの基にその手書き文字を認識することができ、慣れ
た利用者、不慣れな利用者を問わず、それぞれの利用者
を不必要に待たせることが無くなって手書き入力の時間
の短縮化、円滑化を図れる。
【0063】本発明は、上述した実施の形態の他、その
要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
【0064】例えば、上述した実施の形態においては、
自動取引装置11に対して情報入力装置を適用した場合
について説明したが、これに限らず、タッチパネルに文
字入力エリアを有するワードプロセッサやパーソナルコ
ンピュータ等の機器にも本発明を適用可能である。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、個々の利
用者毎の最適な処理時間の基にそれぞれの手書き情報の
認識処理が実行されることになり、利用者を不必要に待
たせることが無くなって手書き入力の時間の短縮化、円
滑化を図れる情報入力装置を提供することができる。
【0066】請求項2記載の発明によれば、記録媒体に
記録した前記入力速度の情報を利用して個々の利用者毎
の最適な処理時間を設定し、それぞれの手書き情報の認
識処理が実行されることになり、利用者を不必要に待た
せることが無くなって手書き入力の時間の短縮化、円滑
化を図れる情報入力装置を提供することができる。
【0067】請求項3記載の発明によれば、情報記録手
段を用いて記録媒体に記録した前記入力速度の情報を利
用して個々の利用者毎の最適な処理時間を設定し、それ
ぞれの手書き情報の認識処理が実行されることになり、
利用者を不必要に待たせることが無くなって手書き入力
の時間の短縮化、円滑化を図れる情報入力装置を提供す
ることができる。
【0068】請求項4記載の発明によれば、個々の利用
者毎の入力速度を基に最適な処理時間を推定してそれぞ
れの手書き情報の認識処理が実行されることになり、利
用者を不必要に待たせることが無くなって手書き入力の
時間の短縮化、円滑化を図れる情報入力装置を提供する
ことができる。
【0069】請求項5記載の発明によれば、個々の利用
者による複数の文字の画の入力速度の平均値を基に最適
な処理時間を推定してそれぞれの手書き文字の認識処理
が実行されることになり、利用者を不必要に待たせるこ
とが無くなって手書き入力の時間の短縮化、円滑化を図
れる情報入力装置を提供することができる。
【0070】請求項6記載の発明によれば、慣れた利用
者、不慣れな利用者を問わず、それぞれの利用者を不必
要に待たせることが無くなって手書き入力の時間の短縮
化、円滑化を図れる情報入力装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の自動取引装置の外観斜視
図である。
【図2】本発明の実施の形態の制御系を示すブロック図
である。
【図3】本発明の実施の形態における手書き文字の入力
例を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるIDカードを使用
する場合における処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態における待ち時間をその場
で設定する場合を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態における5段階の文字入力
速度に対応したメモリの記録状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 バス 3 磁気ディスク 4 メモリ 5 タッチパネル 7 ディスプレイ 11 自動取引装置 30 手書きエリア C IDカード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者が手書き情報を入力するための手
    書き入力エリアを備えた情報入力手段と、 前記情報入力手段の手書き入力エリアに入力される手書
    き情報の入力状態からそれぞれの利用者に応じた処理時
    間を算出する算出手段と、この算出手段により算出され
    た処理時間に基いて前記手書き入力エリアに入力された
    手書き情報を認識処理する処理手段と、 を有することを特徴とする情報入力装置。
  2. 【請求項2】 利用者が手書き情報を入力するための手
    書き入力エリアを備えた情報入力手段と、 手書き情報を入力する個々の利用者の情報入力に伴う入
    力速度の情報が記録された記録媒体から、前記入力速度
    の情報を読み取る読取手段と、 この読取手段により読み取られた利用者の入力速度の情
    報を基に、利用者の情報入力の入力速度に対応した処理
    時間を算出する算出手段と、前記情報入力手段の手書き
    入力エリアに入力される手書き情報に対して前記算出手
    段により算出された処理時間に基いてその手書き情報を
    認識処理する処理手段と、 を有することを特徴とする情報入力装置。
  3. 【請求項3】 利用者が手書き情報を入力するための手
    書き入力エリアを備えた情報入力手段と、 利用者の情報入力に伴う入力速度の情報を記録媒体に記
    録する情報記録手段と、 利用者の入力速度の情報が記録された記録媒体から、前
    記入力速度の情報を読み取る読取手段と、 この読取手段により読み取られた入力速度の情報を基
    に、利用者が入力速度に対応した処理時間を算出する算
    出手段と、前記情報入力手段の手書き入力エリアに入力
    される手書き情報に対してその手書き情報を認識処理す
    る処理手段と、 を有することを特徴とする情報入力装置。
  4. 【請求項4】 利用者が手書き情報を入力するための手
    書き入力エリアを備えた情報入力手段と、 前記情報入力手段の手書き入力エリアに入力される手書
    き情報の入力速度を検出し、検出した入力速度に応じた
    処理時間を推定する手段と、この推定された処理時間に
    基いてその手書き情報を認識処理する処理手段と、 を有することを特徴とする情報入力装置。
  5. 【請求項5】 利用者が手書き文字を入力するための手
    書き入力エリアを備えた情報入力手段と、 前記情報入力手段の手書き入力エリアに利用者により入
    力される手書き文字における複数の画の入力速度の平均
    値を求め、求めた入力速度の平均値から入力を行った前
    記利用者に対応した処理時間を推定する手段と、この推
    定された処理時間に基きその手書き情報を認識処理する
    処理手段と、 を有することを特徴とする情報入力装置。
  6. 【請求項6】 利用者が手書き情報を入力するための手
    書き入力エリアを備えた情報入力手段と、 この情報入力手段に対する手書き情報の入力速度の情報
    を複数段階に亘って記録した記録手段と、 前記情報入力手段の手書き入力エリアに入力される手書
    き情報の入力状態を検出し、検出した入力状態から前記
    記録手段の記録している複数段階の入力速度の情報のう
    ち対応する入力速度に応じた処理時間に基いてその手書
    き情報を認識処理する処理手段と、 を有することを特徴とする情報入力装置。
JP7237418A 1995-09-14 1995-09-14 情報入力装置 Pending JPH0981832A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014112024A1 (ja) * 2013-01-21 2014-07-24 Necソフト株式会社 感情可視化装置、感情可視化方法および感情可視化プログラム
KR20180035088A (ko) * 2016-09-28 2018-04-05 현대자동차주식회사 터치 입력장치, 이를 포함하는 차량, 및 제어방법

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