JPH09160879A - 顧客認識処理システム - Google Patents

顧客認識処理システム

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JPH09160879A
JPH09160879A JP34586595A JP34586595A JPH09160879A JP H09160879 A JPH09160879 A JP H09160879A JP 34586595 A JP34586595 A JP 34586595A JP 34586595 A JP34586595 A JP 34586595A JP H09160879 A JPH09160879 A JP H09160879A
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隆徳 直井
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 自動取引装置1には、顧客が接近したと
きこれを検出し、眼の映像から特徴データを取得する特
徴データ取得部12が設けられる。これにより、顧客の
認識が行われ、ホストコンピュータから顧客の操作開始
前に、予め顧客情報が受信される。従って、顧客が取引
を開始し、例えば出金取引を要求した場合にも自動取引
装置1はホストコンピュータに対し顧客情報の要求等を
することなく自動取引装置1単独で取引を終了させられ
る。 【効果】 顧客の操作性が向上し、待ち時間が減少す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客が接近した場
合に、その顧客の眼の映像から特徴を認識し顧客を識別
した上で各種の取引を開始する顧客認識処理システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、金融機関等に広く採用されてい
る自動入出金取引装置は、顧客がキャッシュカードや通
帳を投入し、暗証番号の入力等によって顧客の本人確認
を行った後取引を開始する。このような本人確認のため
の暗証番号の管理には、不正取引防止のために厳重なシ
ステムが必要となる。一方、現金振込を自動入出金取引
装置を用いて行うような場合には、顧客は自己の名称、
氏名、電話番号といった各種の関連情報を入力し、更に
振込相手先の名称、氏名、電話番号等を入力するといっ
た繁雑な操作が要求される。従って、振込取引は従来、
通常のキャッシュカード等を使用した預貯金の取引に比
べて比較的操作時間が長時間になる。このような問題を
解決するために、従来は、必要項目の自動入力を可能に
する振込カード等、顧客の操作負担を軽減するための各
種の手法が採用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の自動取引装置による操作には次のような解決す
べき課題があった。例えば、月末等では、金融機関にお
いて顧客が給与払い出しのための出金取引を行う他、各
種の振込取引が増加し、自動取引装置に顧客の列ができ
ることが少なくない。このような場合に、顧客の本人確
認のための操作は全体として無視できないほどの時間に
なっている。また、振込処理の際の各種データの入力作
業は他の取引に比べ著しく時間がかかり、操作性の向上
が望まれていた。例えば、予約済の航空券の窓口での発
行も、本人確認に多くの時間を要し混雑の原因となって
いる。
【0004】一方、人間の眼の映像、特にその虹彩(ア
イリス)の映像は指紋等のように個人を識別する機能が
あることが知られている。これを利用して、本人確認の
処理をカメラ等を用いて自動的に行う技術が紹介されて
いる(特公平5−84166号公報)。このような技術
を各種の自動取引装置に利用すれば、本人確認処理をよ
り簡略化し、顧客の操作性を向上することも期待でき
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉自動取引装置に接近した顧客の存在を検出す
る顧客接近検出器と、顧客が接近した場合に、その顧客
の眼の映像からその特徴を認識して特徴データを得る特
徴データ取得部と、予め顧客より取得して登録された特
徴データと上記特徴データ取得部で取得した特徴データ
とを比較して、対応する顧客情報を得る照合部と、顧客
の操作による本人確認処理を省略して取引を開始する取
引制御部とを備える。
【0006】〈説明〉顧客の眼の映像は、指紋と同様に
顧客毎に相違する。そこで、その眼の映像から得た特徴
データを予め登録しておき、顧客が自動取引装置に接近
し、取引を開始する前に顧客の本人確認処理をしてしま
う。従って、顧客は、暗証番号の入力等の従来方式の本
人確認処理を省略して直ちに取引を開始でき、操作性が
向上するとともに、他の顧客の待ち時間が減少し、顧客
サービスも向上する。なお、自動取引装置には、自動入
出金取引装置、現金支払機、窓口で係員が操作する端末
装置、印鑑照会機、航空券発行機、乗車券定期券発行機
等が含まれるものとする。自動取引装置が例えば乗車券
発行機ならば、本人確認を行った後、乗車券を発行する
とともに、その代金の銀行口座引き落しのための処理を
実行する。取引というのは、こういった一連の処理のこ
とをいう。顧客情報とは、特徴データと対応させて格納
した顧客の名前や取引記録等の、顧客に関する種々の情
報をいう。この情報を利用して取引が実行される。
【0007】〈構成2〉請求項1において、照合部は、
顧客の挿入した情報媒体から本人確認情報を読み取っ
て、予め登録された特徴データと対応付けて格納した本
人確認情報と照合し、取引制御部に出力すべき顧客情報
を確定する。 〈説明〉顧客の眼の映像による特徴データから自動的に
顧客情報を取得するのみならず、顧客の持参したキャッ
シュカード等の本人確認情報と重ねて照合すれば、本人
確認により確実性が増し、重要な取引等の安全性が向上
する。なお、本人確認情報とは、例えばカードに記録さ
れた暗証番号をいい、このケースでは、特徴データファ
イルにも、その暗証番号を特徴データと対応付けて格納
しておくとよい。
【0008】〈構成3〉請求項1において、取引制御部
は、顧客による取引開始前に、特徴データ取得部で取得
した特徴データに基づいて、ホストコンピュータから顧
客情報を取得する。 〈説明〉自動取引装置がホストコンピュータと接続され
ており、ホストコンピュータの側で顧客情報を管理して
いる場合には、ホストコンピュータから顧客情報を得る
ための通信処理を必要とする。この処理は、自動取引装
置とホストコンピュータとの間の通信制御等を伴うため
に、一定の時間がかかり、顧客を待たせることが多い。
そこで、取引の際にホストコンピュータに問い合わせる
ような顧客情報を、取引開始前に予め取得しておく。顧
客が接近したとき、取引開始前に顧客を認識できれば、
顧客情報の先行取得による操作時間の短縮も図ることが
できる。
【0009】〈構成4〉自動取引装置には、その自動取
引装置に接近した顧客の存在を検出する顧客接近検出器
と、顧客が接近した場合に、その顧客の眼の映像からそ
の特徴を認識して特徴データを得る特徴データ取得部
と、こうして取得した特徴データを、この自動取引装置
と接続されたホストコンピュータに転送する通信制御部
とを設け、上記ホストコンピュータには、予め顧客より
取得して登録された特徴データと上記通信制御部から転
送された特徴データとを比較して、顧客情報を得る照合
部と、自動取引装置に対して、その顧客情報を転送する
情報転送制御部を備える。
【0010】〈説明〉自動取引装置が顧客の眼の映像を
取得し、ホストコンピュータの側で登録された特徴デー
タとの照合を行うシステムでは、ホストコンピュータで
顧客情報を読み出し、直ちにその顧客の顧客情報を自動
取引装置に転送することで、その後の操作時間を短縮で
きる。
【0011】〈構成5〉請求項1から4において、自動
取引装置が金融機関で預貯金取引のために使用されるも
のの場合に、自動取引装置がホストコンピュータから顧
客情報を受信し、顧客によりカードを取引媒体とする取
引科目が選択されたとき、取引制御部は、上記顧客情報
中に含まれる口座番号とカードから読み取った口座番号
とを比較して、両者が一致する場合には、その口座番号
を有効なものとして、上記顧客情報を使用した取引を開
始し、両者が不一致の場合には、本人確認情報の入力を
促して本人確認処理を実行する。
【0012】〈説明〉キャッシュカードに記録された口
座番号と、特徴データをもとに顧客情報ファイル等から
読み取った口座番号を比較することによって、自動的に
本人であることを確認でき、安全な取引が可能となる。
【0013】〈構成6〉請求項1から4において、自動
取引装置が金融機関で預貯金取引又は振替取引を含む取
引のために使用されるものの場合に、自動取引装置がホ
ストコンピュータから顧客情報を受信し、顧客の氏名を
含む関連情報を入力して取引を進める取引科目が選択さ
れたとき、取引制御部は、上記顧客情報中に含まれる顧
客の氏名を表示して、顧客本人に対しその正否の確認を
促し、顧客により顧客の氏名が誤りと確認されたとき
は、取引開始後に顧客に関連情報の入力を促し、顧客に
より顧客の氏名が正しいと確認されたときは、上記顧客
情報から取引に必要な氏名を含む関連情報を抽出して取
引に使用し、顧客による関連情報の入力を省略する。
【0014】〈説明〉例えば、振込取引での本人確認処
理を顧客の氏名を利用して行う。顧客本人がその氏名を
見て内容が正しいと確認したときは、顧客の氏名を含む
関連情報、即ち、氏名、住所、電話番号等の入力手続を
省略できる。従って、特に、顧客の氏名等の入力操作の
多い振込取引のような処理が簡素化され、上記全ての構
成と同様に、顧客の便宜を図ると共に、他の顧客の待ち
時間を短縮して、顧客サービスの向上を図ることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例1〉図1は、本発明の顧客認識処理システム具
体例を示す概略図である。図のシステムは、自動取引装
置1がホストコンピュータ21と接続され、預貯金の入
出金処理等を行う構成のものである。この自動取引装置
1には、通帳出入口2、カード出入口3、硬貨出入口
4、紙幣出入口5及び顧客操作部6が設けられている。
この自動取引装置1の外観構成はよく知られた通りのも
のである。自動取引装置1の内部には、この図に示した
ように、顧客接近検出器11、特徴データ取得部12、
照合部13、取引制御部14及び記憶部15が設けられ
ている。なお、この自動取引装置1を制御するための各
種の制御機械やその他の部分は、本発明の特徴部分を除
き、図示を省略している。
【0016】まず、この自動取引装置1の通帳出入口2
とカード出入口3のほぼ中央にあたる部分には、その内
部に顧客接近検出器11と特徴データ取得部12とが配
置されている。顧客接近検出部11は、例えば赤外線や
超音波を用いて顧客が接近したことを検知するセンサに
より構成する。このセンサは自動取引装置の前面にある
前面パネルの内部に目立たないように格納され配置され
ている。なお、超音波を用いたセンサは、人が近付いた
ことだけでなく、人と装置との間の距離も検知すること
ができる。また、人によって反射されるエコーを検出し
て人体のプロポーションを割り出すこともできる。従っ
て、これによって顔の輪郭を認識し、その後の眼の映像
取得処理に必要なデータを得ることができる。特徴デー
タ取得部12に設けられた図示しないカメラは、その焦
点や採取感度を変えることによって各種の画像データを
取得し、人の形状やプロポーションを割り出し、顔の輪
郭を識別する。なお、カメラによって顧客の接近や顔の
輪郭識別等の情報を得ることも可能であって、顧客接近
検出器11と特徴データ取得部12をカメラとその画像
処理装置により一体に構成することも可能である。
【0017】記憶部15には、同様の方法によって予め
本人から取得された特徴データが登録されている。照合
部13は、特徴データ取得部12によって取得した特徴
データと記憶部15に登録されているデータとを比較
し、本人かどうかの認識処理を行う。登録された特徴デ
ータファイル中に一致する特徴データが存在すれば、そ
の中から後で説明する顧客情報ファイル番号を得て取引
制御部14に通知する。
【0018】図2には、このような登録された特徴デー
タファイルの内容を例示した。例えばここには、特徴デ
ータ17と本人確認情報16とが対応付けられて格納さ
れているものとする。この本人確認情報16は、例えば
ホストコンピュータに保管された顧客情報ファイル番号
とする。特徴データから顧客情報を得るには、特徴デー
タと顧客情報とを対応付けてひとつのファイルを作成し
ておく方法と、特徴データファイルと顧客情報ファイル
とを別々に設けて、両者を顧客情報ファイル番号のよう
なキーにより結びつけるという方法がある。顧客情報フ
ァイルのデータ量が膨大な場合には、後者の方法が適す
る。顧客情報ファイル番号は、ちょうどこのキーに該当
する。なお、この特徴データファイルはこの具体例では
自動取引装置1の側に存在する。しかしながら、実際に
はホストコンピュータの側にマスタファイルが存在し、
その一部が自動取引装置1に転送され、ファイルの照合
等が可能な構成となっている。
【0019】また、例えば、銀行の自動取引装置のよう
に不特定多数の顧客を対象に照合を行うものでは、各自
動取引装置に特徴データファイルを全部転送して保管す
るのは現実的でない。即ち特徴データファイルの記憶の
ために大容量の記憶装置を必要とする。そこで、複数の
自動取引装置を管理したり、ホストコンピュータとの間
の通信制御等を行うターミナルコントローラがあるとき
は、この、ターミナルコントローラに特徴データファイ
ルを格納する記憶装置を設け、各自動取引装置は、照合
処理のつど、このターミナルコントローラに問い合わせ
るとよい。こうすれば、ホストコンピュータと通信して
照合処理をするよりも処理速度の向上を図ることもでき
る。
【0020】照合部13から顧客情報ファイル番号を受
け付けると、取引制御部14はホストコンピュータ21
にそれを通知する構成となっている。ホストコンピュー
タ21には顧客情報ファイルを格納した記憶部22が設
けられている。そして、取引制御部14の要求によっ
て、記憶部22に格納された顧客情報ファイルの内容を
自動取引装置に転送する構成になっている。
【0021】図3には、顧客情報ファイルの構成説明図
を示す。この図に示すように、顧客情報ファイルには特
徴データファイルとリンクさせるための顧客情報ファイ
ル番号に続いて、顧客の氏名、住所、電話番号、その他
の個人属性情報や、普通預金、定期預金等の口座番号が
格納されている。なお、この普通預金口座番号、定期預
金口座番号を用いて、定期預金マスタファイル23や普
通預金マスタファイル24を参照し、その取引のための
具体的なデータを得ることができるようになっている。
【0022】図4には、以上のシステムによる取引開始
までの動作フローチャートを示す。この図を用いて、図
1に示したシステムの動作を具体的に説明する。まず、
ステップS1において、顧客接近検出器11が顧客の接
近を検出し、特徴データ取得部12はステップS2にお
いて、眼の映像から特徴データを取得する。次に、ステ
ップS3において、既に登録された多数の顧客の特徴デ
ータを記憶部15に格納された特徴データファイルから
読み出し、照合部13において比較照合を行う。ステッ
プS4において該当有りと判断されると、ステップS5
に移り、顧客による取引科目の選択が開始される。即
ち、ここで初めて、従来顧客が自動取引装置に向かった
場合に実行する最初の操作が行われる。ステップS6に
おいてカードが挿入されると、ステップS7において、
カードに書き込まれた本人確認情報と特徴データファイ
ルから読み出された本人確認情報との照合が行われる。
もし、両者が一致した場合にはこれで本人確認が完了
し、ステップS8からステップS9に移り、通常の取引
が開始される。
【0023】即ち、顧客は自動取引装置にカードを挿入
すると、その後、暗証番号の入力その他の動作を行うこ
となく直ちに取引を開始することが可能になる。なお、
記憶部15に格納された特徴データファイルに該当する
特徴データが存在しないと判断された場合には、従来と
同様の操作が実行される。即ち、ステップS10におい
て取引科目が選択され、ステップS11においてカード
が挿入されると、ステップS12において暗証番号が入
力される。こうして、自動取引装置とホストコンピュー
タとの間で所定の通信等が行われて本人確認処理が終了
する(ステップS13)。そして、本人であると認識さ
れた場合にはステップS9に移り、取引が開始され、本
人でないと判断された場合、ステップS14からエラー
処理に移る。
【0024】以上のように、顧客が接近した場合に、顧
客が自動取引装置を操作する前に本人確認処理を済ませ
ると、顧客が操作を開始したときには、直ちに取引を開
始することが可能になる。もちろん、特徴データの取得
により直ちに自動的に本人確認することも可能であり、
この場合には図4のステップS6〜S8の処理は省略で
きる。更に、顧客の挿入したカード等の情報媒体から必
要な本人確認情報を読み取って、予め登録された特徴デ
ータファイルから得た本人確認情報と照合し、これによ
って本人確認を行うようにすれば、特徴データの照合に
万一誤りがあったような場合の安全性を確保できる。な
お、この場合の本人確認情報は、従来キャッシュカード
等に記入されていたような任意の内容であってよく、暗
証番号でも顧客の口座番号でも氏名でもよい。
【0025】図5を用いて、顧客情報の受信による動作
を説明する。上記のようにして、眼の映像から特徴デー
タを得てその照合処理を行うと、この図に示すような要
領で取引開始前に顧客情報を受信し、操作性を高めるこ
とができる。従って、この図のステップS1〜S3の処
理は図4のステップS5〜S9までの間の処理と並行し
て実行される。
【0026】まず、ステップS1において、図4を用い
て説明したような特徴データの照合処理(図4のステッ
プS1〜ステップS4)が終了すると、ステップS2で
ホストコンピュータに対し顧客情報ファイル番号を通知
する。これによって、ステップS3で、ホストコンピュ
ータから必要な顧客情報を受信し、自動取引装置は顧客
による操作開始前に予め必要な顧客情報を取得してしま
う。ここで、例えば顧客が図4に示したステップS5に
おいて、支払取引を選択しているものとする。この場
合、直ちに図5のステップS4で顧客による出金金額の
入力が行われる。そして、図5のステップS5において
は、既に顧客情報が自動取引装置側へ取り込まれている
ため、直ちに支払い取引が実行される。即ち、従来はこ
こでホストコンピュータに対して所定の取引許可や顧客
情報取得のための通知を行い、その通信時間は比較的長
いため、顧客を待たせる原因となっていた。
【0027】ところが、この発明では、顧客が自動取引
装置に接近してくる間に顧客を認識し、必要な顧客情報
を準備しておくため、顧客の支払要求に対しては直ちに
支払取引を実行し完了させることができる。図5のステ
ップS6において、取引が成立した結果をホストコンピ
ュータに通知し、ホストコンピュータはこれによって定
期預金マスタファイルや普通預金マスタファイルの更新
を行う。ステップS7で取引終了処理を行い、一切の操
作が終了する。なお、ホストコンピュータへの取引成立
通知は顧客を待たせて行う必要がないため、取引終了の
ためのカード返却等の処理と並行に、あるいはこれより
後に行っても差し支えない。このような方法によって、
顧客の操作性を向上させ、装置の応答時間を短縮して、
待ち時間等を短くすることが可能になる。もちろん、入
金処理その他の処理についても同様のことが可能であ
る。
【0028】図6には、振込取引動作のフローチャート
を示す。振込取引操作においても、この図に示すよう
に、本発明による大幅な操作簡略化が可能となる。ま
ず、ステップS1において、眼の映像から得た特徴デー
タの照合処理を行い、ステップS2において、現金振込
取引が選択されると、ステップS3で顧客情報から顧客
入力項目の読出しを行う。即ち、振込処理の際に、顧客
が入力する顧客の氏名、電話番号といった項目を予めホ
ストコンピュータ等に蓄積したファイルから取り出し、
顧客のデータ入力を省略する。そして、ステップS4で
は顧客入力項目の表示を行って、ステップS5で顧客に
確認させる。顧客によってこれが確認されるとステップ
S7に移り、振込先の情報を受け付け、ステップS8で
金額入力を受け付け、その後ステップS9において振込
処理が進められる。一方、表示内容に誤りがあると顧客
が取消ボタン等で確認を拒否するから、ステップS5か
らステップS6に移り、従来通り顧客入力項目の入力受
付が行われる。
【0029】このように、ホストコンピュータ等に保存
された顧客情報に基づいて顧客の入力すべき一部の項目
を自動的に取り込み、必要に応じて表示することによっ
て、顧客の操作負担を軽減することができる。しかも、
これによって、大幅に操作時間が短縮され、顧客の待ち
時間の減少を図ることができる。上記の具体例では、自
動取引装置側に、登録された特徴データファイルを格納
する記憶部15を設けた。ところが、例えばホストコン
ピュータ側にこのようなファイルを設け、更に顧客情報
ファイルもホストコンピュータ側に設けるようなシステ
ムにおいても同様の効果を得ることができる。
【0030】図7には、このようなシステムの構成ブロ
ック図を示す。図に示す自動取引装置1には、顧客接近
検出器11、特徴データ取得部12、取引制御部14等
が設けられ、通信制御部19を用いてホストコンピュー
タ21と通信できる構成となっている。ホストコンピュ
ータ側には、照合部13と、情報転送制御部25と、登
録された特徴データファイルを格納した記憶部15と、
顧客情報ファイルを格納した記憶部22、及び図2にお
いて説明した定期預金マスタファイル23や普通預金マ
スタファイル24がが設けられている。
【0031】図8に、図7のシステムの動作フローチャ
ートを示す。このようなシステムでは、自動取引装置1
の側で顧客の接近を検出し(ステップS1)、顧客から
特徴データを取得すると(ステップS2)、通信制御部
19がホストコンピュータ21にその特徴データを送信
し(ステップS3)、ホストコンピュータ21の照合部
13で、登録された特徴データファイルとの比較照合を
行う(ステップS4)。そして、一致するデータが存在
して顧客を認識できた場合にはステップS5からステッ
プS6に移り、情報転送制御部25は、自動的に記憶部
22の顧客情報ファイルを参照し、必要な顧客情報を自
動取引装置1に転送する(ステップS6)。これによっ
て、自動取引装置1は既に説明した具体例と同様にし
て、ステップS7以降顧客が操作を開始する前に、ある
いは顧客が必要な取引に入る前に、その取引に必要な顧
客情報を取得し、顧客の待ち時間を減少させながら取引
の便宜を図ることが可能になる。
【0032】一方、特徴データファイルに一致するデー
タが存在しない場合には、ステップS5からステップS
8に移り、自動取引装置に該当登録データ無しと送信す
る。これにより、ステップS9では本人確認処理から従
来の操作を行うことになる。以下の処理は、図4のステ
ップS5以下やステップS10以下と同一となる。な
お、この動作は振込処理等においても同様である。ま
た、取引開始後の操作は従来と変わるところはない。
【0033】本発明のシステムは、その規模に応じて次
のような形態で利用することができる。例えば会員制の
店舗等で、対象となる顧客が少人数のスタンドアロン式
の顧客認識用システムでは、図1のような構成のシステ
ムであって、更に、ホストコンピュータは無しとし、自
動取引装置に全ての顧客情報ファイルが保管してある構
成が適する。また、対象となる顧客が限定されていて少
数の場合であって、複数の自動取引装置がホストコンピ
ュータに接続されて運用されているようなシステムで
は、図1に示す構成が適する。即ち、本発明は、特徴デ
ータファイルや顧客情報ファイルを自動取引装置に保管
する場合、特徴データファイルのみを自動取引装置にす
る保管する場合、特徴データファイルや顧客情報ファイ
ルを全部ホストコンピュータに保管する場合の全ての場
合に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の顧客認識システム具体例を示す概略図
である。
【図2】登録された特徴データファイルの説明図であ
る。
【図3】顧客情報ファイルの説明図である。
【図4】取引開始までの動作フローチャートである。
【図5】顧客情報の受信による動作フローチャートであ
る。
【図6】振込取引動作フローチャートである。
【図7】本発明の別のシステム構成ブロック図である。
【図8】図7のシステムの動作フローチャートである。
【符号の説明】
1 自動取引装置 6 顧客操作部 11 顧客接近検出器 12 特徴データ取得部 13 照合部 14 取引制御部 15 記憶部 21 ホストコンピュータ 22 記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/70 455A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動取引装置に接近した顧客の存在を検
    出する顧客接近検出器と、 顧客が接近した場合に、その顧客の眼の映像からその特
    徴を認識して特徴データを得る特徴データ取得部と、 予め顧客より取得して登録された特徴データと前記特徴
    データ取得部で取得した特徴データとを比較して、対応
    する顧客情報を得る照合部と、 顧客の操作による本人確認処理を省略して取引を開始す
    る取引制御部とを備えたことを特徴とする顧客認識処理
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、照合部は、 顧客の挿入した情報媒体から本人確認情報を読み取っ
    て、予め登録された特徴データと対応付けて格納した本
    人確認情報と照合し、取引制御部に出力すべき顧客情報
    を確定することを特徴とする顧客認識処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、取引制御部は、 顧客による取引開始前に、特徴データ取得部で取得した
    特徴データに基づいて、ホストコンピュータから顧客情
    報を取得することを特徴とする顧客認識処理システム。
  4. 【請求項4】 自動取引装置には、 その自動取引装置に接近した顧客の存在を検出する顧客
    接近検出器と、 顧客が接近した場合に、その顧客の眼の映像からその特
    徴を認識して特徴データを得る特徴データ取得部と、 こうして取得した特徴データを、この自動取引装置と接
    続されたホストコンピュータに転送する通信制御部とを
    設け、 前記ホストコンピュータには、 予め顧客より取得して登録された特徴データと前記通信
    制御部から転送された特徴データとを比較して、顧客情
    報を得る照合部と、 自動取引装置に対して、その顧客情報を転送する情報転
    送制御部を備えたことを特徴とする顧客認識処理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項1から4において、 自動取引装置が金融機関で預貯金取引のために使用され
    るものの場合に、 自動取引装置がホストコンピュータから顧客情報を受信
    し、 顧客によりカードを取引媒体とする取引科目が選択され
    たとき、 取引制御部は、 前記顧客情報中に含まれる口座番号とカードから読み取
    った口座番号とを比較して、 両者が一致する場合には、その口座番号を有効なものと
    して、前記顧客情報を使用した取引を開始し、 両者が不一致の場合には、本人確認情報の入力を促して
    本人確認処理を実行することを特徴とする顧客認識処理
    システム。
  6. 【請求項6】 請求項1から4において、 自動取引装置が金融機関で預貯金取引又は振替取引を含
    む取引のために使用されるものの場合に、 自動取引装置がホストコンピュータから顧客情報を受信
    し、 顧客の氏名を含む関連情報を入力して取引を進める取引
    科目が選択されたとき、 取引制御部は、 前記顧客情報中に含まれる顧客の氏名を表示して、顧客
    本人に対しその正否の確認を促し、 顧客により顧客の氏名が誤りと確認されたときは、取引
    開始後に顧客に関連情報の入力を促し、 顧客により顧客の氏名が正しいと確認されたときは、前
    記顧客情報から取引に必要な氏名を含む関連情報を抽出
    して取引に使用し、顧客による関連情報の入力を省略す
    ることを特徴とする顧客認識処理システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11149513A (ja) * 1997-11-17 1999-06-02 Oki Electric Ind Co Ltd 無人取引システム
JP2002189863A (ja) * 2000-12-21 2002-07-05 Fuji Xerox Co Ltd ジョブ処理装置及びジョブ処理方法
JP2008052563A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Matsushita Electric Works Ltd 警報システム
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