JPH0434536Y2 - - Google Patents

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JPH0434536Y2
JPH0434536Y2 JP1983155130U JP15513083U JPH0434536Y2 JP H0434536 Y2 JPH0434536 Y2 JP H0434536Y2 JP 1983155130 U JP1983155130 U JP 1983155130U JP 15513083 U JP15513083 U JP 15513083U JP H0434536 Y2 JPH0434536 Y2 JP H0434536Y2
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support frame
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toner particles
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【考案の詳細な説明】 本考案は、静電複写機におけるクリーニング、
更に詳しくは、感光体の表面から残留トナー粒子
を除去し回収するための、静電複写機におけるク
リーニング装置に関する。
周知の如く、トナー像転写型静電複写機におい
ては、感光体上に静電潜像が形成され、次いでこ
の静電気潜像がトナー像に現像され、しかる後に
感光体上のトナー像が普通紙等の転写部材に転写
される。そして更に、次の複写工程のために、ト
ナー像転写の後に感光体の表面から残留トナー粒
子が除去され回収される。
感光体の表面から残留トナー粒子を除去し回収
するためのクリーニング装置の典型例としては、
特開昭57−189182号公報、特開昭58−31367号公
報及び特開昭58−95773号公報に開示されている
クリーニング装置を挙げることができる。かかる
クリーニング装置は、感光体の表面に作用してそ
こから残留トナー粒子を除去するための、例えば
感光体の表面に押圧される柔軟なブレードから構
成することができる。除去手段と、この除去手段
によつて感光体の表面から除去されたトナー粒子
を受容し且つ受容したトナー粒子を排出開口を通
して排出する受容器と、回収容器支持枠体と、こ
の回収容器支持枠体に着脱時代に装着され、上記
排出開口を通して受容器から排出されるトナー粒
子を収容するための着脱自在な回収容器とを具備
している。
かようなクリーニング装置においては、除去手
段によつて感光体の表面から除去されたトナー粒
子は受容器に受容され、次いで受容器の排出開口
から回収容器に排出される。長期間に渡つて繰返
し複写機を作動せしめた結果として、回収容器が
トナー粒子で満たされた場合には、トナー粒子で
満たされた回収容器を回収容器支持枠体から離脱
せしめ、次いで空の新しい回収容器を回収容器支
持枠体に装着する。トナー粒子で満たされた回収
容器を離脱せしめる際には、受容器の排出開口を
閉じることが重要である。さもなくば、トナー粒
子で満たされた回収容器を離脱した後に、受容器
内、特にその排出開口近傍に存在しているトナー
粒子が排出開口から落下して周囲に飛散してしま
う虞がある。また、空の新しい回収容器を回収容
器支持枠体に装着する際には、受容器の一旦閉じ
られた排出開口を開放し、かくして開放された排
出開口を通して受容器から空の新しい回収容器に
トナー粒子が排出され得るようになすことが重要
である。
そこで、上記特開昭57−189182号公報に開示さ
れているクリーニング装置においては、受容器の
排出開口を閉じる作用位置と開放する非作用位置
との間を移動自在に、回収容器支持枠体に閉鎖部
材を装着すると共に、かかる閉鎖部材に手動操作
機構を付設している。トナー粒子で満たされた回
収容器を離脱する際には、手動操作機構を手動操
作して閉鎖部材を作用位置に位置せしめて受容器
の排出開口を閉ざし、空の新しい回収容器を装着
する際には手動操作機構を手動操作して閉鎖部材
を非作用位置に位置せしめて受容器の排出開口を
開放する。然るに、かようなクリーニング装置に
は、トナー粒子で満たされた回収容器を離脱する
際及び空の新しい回収容器を装着する際には、手
動操作機構を手動操作して閉鎖部材を夫々作用位
置及び非作用位置に位置せしめることが必要であ
り、従つて操作者が比較的煩雑な手動操作を遂行
することが必要であり、そしてまた操作者がかか
る手動操作を忘れてトナー粒子の飛散等の問題を
発生せしめてしまう虞も少なくない、という欠点
がある。
一方、上記特開昭58−31367号公報及び特開昭
58−95773号公報に開示されているクリーニング
装置においては、受容器の排出開口を閉じる作用
位置と開放する非作用位置との間を実質上水平方
向に滑動自在に、回収容器支持枠体に閉鎖部材を
装着すると共に、かかる閉鎖部材を作用位置に弾
性的に偏倚するばね手段を配設している。トナー
粒子で満たされた回収容器を回収容器支持枠体か
ら離脱せしめると、ばね手段の弾性偏倚作用によ
つて閉鎖部材が自動的に作用位置に移動せしめら
れて、受容器の排出開口を閉じる。回収容器支持
枠体に回収容器を装着する際には、閉鎖部材に付
設されたリンク機構に回収容器自体が当接してこ
のリンク機構を介して或いは回収容器自体が直接
閉鎖部材に当接して閉鎖部材に作用し、ばね手段
の弾性偏倚作用に抗して閉鎖部材を非作用位置に
移動せしめる。かようなクリーニング装置におい
ては、上記特開昭57−189182号公報に開示されて
いるクリーニング装置に存在する上述した通りの
欠点が解決されている。しかしながら、未だ充分
に満足し得るものではなく、次の通りの解決すべ
き問題が残留している。即ち、閉鎖部材を実質上
水平に滑動自在に装着するためには、下方を向い
た排出開口に対して閉鎖部材の上面を緊密に密接
せしめることなく若干の間隔をおいてその下方に
位置せしめることが必要であり、従つて閉鎖部材
を作用位置に位置せしめても受容器の排出開口を
充分確実に閉じることができず、微細なトナー粒
子が排出開口から周囲に飛散してしまう傾向があ
る。
本考案は上記事実に鑑みてなされたものであ
り、その技術的解決課題は、回収容器の離脱及び
装着に応じて閉鎖部材を自動的に作用位置及び非
作用位置に位置せしめることができることに加え
て、閉鎖部材を作用位置に位置せしめると受容器
の排出開口を充分確実に閉じることができるよう
にせしめることである。
本考案によれば、上記技術的課題を達成するた
めに、(1)受容器に下方に垂下する排出管部を付設
して、この排出管部の下端に排出開口を形成し、
(2)回収容器をその頂壁に上記排出管部が挿通され
得る開口が形成されている箱体から構成し、(3)閉
鎖部材を作用位置と非作用位置とを滑動自在では
なくて旋回自在に装着すると共に、非作用位置か
ら上方且つ前方に旋回移動せしめられて作用位置
にせしめられ、作用位置においては閉鎖部材の主
部が実質上水平に前方に延出して受容器の排出管
部の下端に当接して排出開口を閉じ、かかる作用
位置から下方且つ後方に向けて旋回移動せしめら
れて非作用位置にせしめられるように構成し、(4)
そして更に閉鎖部材の主部の、排出管部の下端に
当接する表面に柔軟な材料を配設する。
即ち、本考案によれば、感光体の表面に作用し
てそこから残留トナー粒子を除去するための除去
手段と、該除去手段によつて該感光体の表面から
除去されたトナー粒子を受容し且つ受容したトナ
ー粒子を排出開口を通して排出する受容器と、回
収容器支持枠体と、該回収容器支持枠体に着脱自
在に装着れ、該排出開口を通して該受容器から排
出されるトナー粒子を収容する回収容器とを具備
し、該回収容器支持枠体には、該受容器の該排出
開口を閉じる作用位置と該受容器の該排出開口か
ら離隔する非作用位置との間を移動自在に閉鎖部
材が装着されていると共に、該閉鎖部材を該作用
位置に弾性的に偏倚するばね手段が配設されてお
り、該回収容器が該回収容器支持枠体から離脱さ
れると、該閉鎖部材が該ばね手段の弾性偏倚作用
によつて該作用位置に位置せしめられ、該回収容
器支持枠体に該回収容器を装着すると、該回収容
器によつて該閉鎖部材が該ばね手段の弾性偏倚作
用に抗して該非作用位置に移動せしめられる、静
電複写器におけるクリーニング装置において、 該受容器は下方に垂下する排出管部を有し、該
排出開口は該排出管部の下端に形成されており、
該回収容器は頂壁に該排出管部が挿通され得る開
口が形成されている箱体から構成されており、該
閉鎖部材は該作用位置と該非作用位置との間を旋
回移動自在に装着されており、該非作用位置から
上方且つ前方に旋回移動せしめられて該作用位置
にせしめられ、該作用位置においては該閉鎖部材
の主部が実質上水平に前方に延出して該受容器の
該排出管部の下端に当接して該排出開口を閉じ、
該作用位置から下方且つ後方に向けて旋回移動せ
しめられて該非作用位置にせしめられ、該閉鎖部
材の該主部の、該受容器の該排出管部の下端に当
接する表面には、柔軟な材料が配設されている、
ことを特徴とするクリーニング装置が提供され
る。
本考案のクリーニング装置においては、回収容
器支持枠体から回収容器を離脱せしめると、ばね
手段の弾性偏倚作用によつて閉鎖部材が作用位置
に旋回移動せしめられ、受容器の排出開口を閉じ
る。受容器には下方に垂下する排出管部が付設さ
れていて、この排出管部の下端に排出開口が形成
されており、閉鎖部材が上方且つ前方に旋回移動
して作用位置にせしめられ、下方且つ後方に旋回
移動せしめられて非作用位置にせしめられる形態
であり、そしてまた閉鎖部材の主部の表面には柔
軟な材料が配設されている故に、閉鎖部材が作用
位置にせしめられると、その主部表面が柔軟な材
料を介して受容器の排出管部の下端即ち排出開口
に充分緊密に当接せしめられ、かくして排出開口
が充分確実に閉じられる。回収容器支持枠体に回
収容器を装着する際には、回収容器自体が閉鎖部
材に作用にてこれを作用位置から非作用位置にば
ね手段の弾性偏倚作用に抗して旋回移動せしめ、
かくして受容器の排出開口が開放せしめられる。
以下、添付図面を参照して、本考案に従つて改
良されたクリーニング装置の一具体例について詳
細に説明する。
第1図は、本考案に従つて改良されたクリーニ
ング装置の一具体例を装備したトナー像転写式静
電複写機の一例の要部を図式的に示している。図
示の複写機は、その支持軸2が回転自在に装着さ
れた回転ドラム4を具備しており、この回転ドラ
ム4の周表面に静電写真感光体6が配設されてい
る。回転ドラム4の支持軸2は適宜の伝動機構を
介して伝導モータでより駆動源(図示していな
い)に連結されており、回転ドラム4は矢印8で
示す方向に回転駆動される。回転ドラム4の周囲
には、矢印8で示す回転方向に見て順次に、充電
域10,露光域12,現像域14,転写域16,
剥離域18,残留トナー粒子除去域20及び除電
域22が存在する。充電域10においては、充電
用コロナ放電器24の作用によつて感光体6が特
定極性に帯電される。露光域12においては、適
宜の光学系26を通して感光体6上に複写すべき
原稿の像が投射され、かくして感光体6上に静電
潜像が形成される。現像域14においては、適宜
の現像装置28によつて感光体6上の静電潜像に
トナー粒子が施され、かくして静電潜像がトナー
像に現像される。転写域16においては、適宜の
供給装置(図示していない)から送給され、案内
板体30及び32,搬送ローラ対34及び36並
びに案内板38を通して搬送される、普通紙の如
き転写部材の表面が感光体6の表面に接触せしめ
られ、転写用コロナ放電器40の作用によつて感
光体6上のトナー像が転写部材の表面に転写され
る。剥離域18においては、剥離用コロナ放電器
42の作用によつて、感光体6の表面から転写部
材が剥離される。感光体6の表面から剥離された
転写部材は、ベルト式搬送機構44によつて搬送
されて定着装置(図示していない)に送られ、定
着装置の作用によつてトナー像が定着された後に
機外へ排出される。残留トナー粒子除去域20に
おいては、全体を番号46で示す本考案に従つて
改良されたクリーニング装置に設けられている除
去手段48の作用によつて、転写の後に感光体6
の表面に残留している残留トナー粒子が感光体6
の表面から除去される。除電域22においては、
除電ランプ50が感光体6を照射し、かくして感
光体6上の残留電荷が消失せしめられる。
クリーニング装置46以外の構成は、本考案に
従つて改良された新規な特徴を有するものではな
く、例えば、本出願人の出願にかかる昭和58年特
許願第63051号(発明の名称:静電複写機)の明
細書及び図面に開示されている通りの構成でよい
ので、これらの詳細な説明は上記明細書及び図面
に委ね、本明細書においては説明を省略する。
第1図と共に第2図を参照して説明すると、図
示の複写機は、下部支持枠体52と上部支持枠体
54とを備えている。そして、クリーニング装置
46は、適宜の支持構造(図示していない)を介
して上部支持枠体54に装着されたクリーニング
枠体56を具備している。クリーニング枠体56
は、回転ドラム4に面した部位に開口58を有す
る略箱状体であり、その下部は、後の説明から明
らかになる如く、感光体6の表面から除去された
トナー粒子を受容する受容器60を規定してい
る。第1図に図示する如く、クリーニング枠体5
6の上部には、上述した除去手段48が配設され
ている。図示の具体例においては、クリーニング
枠体56の前壁61及び後壁62(第2図)間に
支持部材64が装着され、この支持部材64に保
持部材66が装着され、そしてこの保持部材66
に除去手段48が装着されている。除去手段48
は適宜の手段から構成することができるが、図示
の具体例においては、柔軟な材料から形成され幅
方向(即ち第1図において紙面に垂直な方向、第
2図において左右方向)に延びるブレードから構
成されている。このブレードの自由縁は、回転ド
ラム4の周表面に配設された感光体6の表面に押
圧され、感光体6の表面から残留トナー粒子を除
去する。ブレードの作用によつて感光体6の表面
から除去され下方に落下せしめられるトナー粒子
は、クリーニング枠体56の下部によつて規定さ
れている受容器60内に受容される。クリーニン
グ枠体56の上記開口58の下縁に関連せしめ
て、クリーニング枠体56には、充分に柔軟な材
料から形成された隔離部材68が配設されてい
る。この隔離部材68は、その自由縁が感光体6
の表面に比較的軽く接触せしめられており、上記
ブレードの作用によつて感光体6の表面から除去
され下方に落下せしめられるトナー粒子が感光体
6の表面とクリーニング枠体56の間を通つて下
方に落下して飛散するのを防止し、上記トナー粒
子を確実に受容器60内に導く。
第2図及び第3図を参照して説明すると、図示
の具体例においては、クリーニング枠体56の下
部、従つて受容器60の前端には、上部支持枠体
54の前壁71を越えて前方へ突出している略円
筒形状の突出管部70が形成されている。そし
て、この突出管部70の突出端には下方に垂下す
る排出管部72が付設されており、この排出管部
72の下端は開口されていて、受容器60の排出
開口74を規定している。
第2図に図示する如く、上記突出管部70を含
む受容器60に関連して、回転式トナー粒子排出
機構76が設けられている。かかる回転式トナー
粒子排出機構76は、受容器60に受容されたト
ナー粒子を第2図において左方へ移動せしめて、
突出管部70を通して排出管部72に導く。而し
て、回転式トナー粒子排出機構76及びこれに関
連する構成は、本考案に従つて改良されたクリー
ニング装置の要部をなすものではなく、例えば、
本願の所謂親出願である実願昭58−110157号の明
細書及び図面に開示されている通りの構成でよい
ので、これらの詳細な説明は上記明細書及び図面
に委ね、本明細書においては説明を省略する。
第2図及び第3図を参照して説明すると、図示
のクリーニング装置46は、上部支持枠体54の
前壁71に装着された回収容器支持枠体152
と、この回収容器支持枠体152に着脱自在に装
着される回収容器150とを具備している。図示
の回収容器支持枠体152は、後壁154、両側
壁156及び158並びに底壁160を有する。
両側壁156及び158の下部は後方に向けて傾
斜せしめられており、かかる傾斜部の下端部間に
は低い前壁162が設けられている。透明乃至半
透明の適宜の合成樹脂材料から形成されているの
が好ましい回収容器150は、回収容器支持枠体
152の後壁154,両側壁156及び158,
底壁160並びに前壁162によつて規定された
空間に対応した外形を有する箱状である。かよう
な回収容器150は、回収容器支持枠体152の
開放されている前面及ぶ上面から回収容器支持枠
体152内に挿入することによつて、回収容器支
持枠体152に着脱自在に載置される。回収容器
150の頂壁には、開口164が形成されてい
る。第3図に明確に図示する如く、図示の具体例
においては、この開口164は、頂壁の中央部で
はなくて、第3図において左上方に偏らせて形成
されている。回収容器支持枠体152上の所定位
置に回収容器150が載置されると、上記受容器
60の排出管部72の下端部が開口164を通つ
て回収容器150内に突出した状態にせしめられ
る。図示の開口164の幅方向(即ち第2図にお
いて左右方向)の寸法は排出管部72の外径と実
質上同一又はそれより若干だけ大きくせしめられ
ているが、横方向(即ち第2図において紙面に垂
直な方向)の寸法は排出管部72の外径よりも相
当大きく(例えば排出管部72の外径の略2倍
に)せしめられており、これによつて排出管部7
2に対して回収容器150が所要範囲に渡つて横
方向に移動することが許容されている。
図示の具体例においては、上記回収容器支持枠
体152は、実質上水平方向に所要範囲に渡つて
移動自在に装着されている。第2図及び第3図と
共に第4−A図及び第4−B図を参照して説明す
ると、図示の具体例においては、上記回収容器支
持枠体152の後壁154には、上方に突出する
突出部166が形成されており、この突出部16
6には、横方向(第2図において紙面に垂直な方
向、第4−A図及び第4−B図において左右方
向)に間隔を置いて横方向に実質上水平に延びる
2個の細長いスロツト168が形成されている。
かような回収容器支持枠体152は、上記2個の
細長いスロツト168の各々を貫通して上部支持
枠体54の前壁71に螺合される支持ボルト17
0によつて上部支持枠体54の、前壁71(第2
図)に装着される。かくして、回収容器支持枠体
152は、支持ボルト170の各々が細長いスロ
ツト168の各々の一端に位置するところの第4
−A図に図示する第1の限界位置と、支持ボルト
170の各々が細長いスロツト168の各々の他
端に位置するところの第4−B図に図示する第2
の限界位置との間を、横方向に実質上水平に移動
自在に装着されている。上部支持枠体54の前壁
71にはピン172も植設されており、このピン
172と回収容器支持枠体152との間には、引
張コイルはねから構成されたばね手段174が張
設されている。このばね手段174は、回収容器
支持枠体152を上記第1の限界位置、即ち第4
−A図に図示する位置に弾性的に偏倚する。更
に、上記ばね手段174の弾性偏倚作用に抗して
回収容器支持枠体152を間けつ的に第4−A図
に図示する第1の限界位置から第4−B図に図示
する第2の限界位置に移動せしめるための間けつ
移動手段176が設けられている。図示の具体例
においては、回転ドラム4(第1図)の支持軸2
の、上部支持枠体54の前壁71を越えて前方へ
突出している前端部には、円板状回転体177が
固定されており、この回転体177の外周面に
は、作動突起178が形成されている。そして、
かかる作動突起178に対応して、回収容器支持
枠体152の突出部166の前面には、前方に突
出した受部180が形成されている。第4−A図
及び第4−B図を参照することによつて容易に理
解される如く、第4−A図に図示する状態から回
転体177が矢印181で示す方向に回転せしめ
られると、作動突起178が受部180に当接
し、しかる後においては回転体177の回転に応
じて回収容器支持枠体152及びこれに載置され
た回収容器150がばね手段174の弾性偏倚作
用に抗して第4−A図において左方へ移動せしめ
られる。回転体177が第4−B図に図示する角
度位置まで回転せしめられると、回収容器支持枠
体152及びこれに載置された回収容器150は
第4−B図に図示する第2の限界位置まで移動せ
しめられる。回転体177が更に回転を続ける
と、作動突起178が受部180から離脱し、か
くすると、ばね手段174の弾性偏倚作用によつ
て回収容器支持枠体152及びこれに載置された
回収容器150は第4−B図において右方へ第4
−A図に図示する第1の限界位置まで急速に戻さ
れる。かくして、回収容器支持枠体152及びこ
れに載置された回収容器150は、第4−A図に
図示する第1の限界位置と第4−B図に図示する
第2の限界位置との間を間けつ的に往復動せしめ
られる。
本考案に従つて改良された図示のクリーニング
装置46においては、回収容器支持枠体152に
回収容器150が装着されると、受容器60の排
出管部72の下端に形成されている排出開口74
を開き、回収容器支持枠体152から回収容器1
50が離脱されると、上記排出開口74を閉じる
閉鎖部材182が設けられていることが重要であ
る。第2図及び第3図と共に第5図を参照して説
明すると、図示の具体例においては、回収容器支
持枠体152の後壁154の所定位置に矩形の切
欠き184が形成されている。そして、後壁15
4の後面には、矩形切欠き184の上端両側に位
置する装着突起186が形成されている。上記閉
鎖部材182は、全体として上記矩形切欠き18
4に対応した矩形状であり、その上端両側部には
装着突起188が形成されている。かような閉鎖
部材182は、装着突起186に形成されている
孔190に装着突起188に形成されている孔1
92を整合せしめてこれらの孔190及び192
に装着ピン194を挿通せしめることによつて、
装着ピン194を中心として旋回自在に回収容器
支持枠体152に装着される。装着ピン194に
は、コイルばねから構成されたばね手段196も
被嵌されている。このばね手段196の一端19
8は、回収容器支持枠体152の上端に形成され
ている溝200に係止され、他端201は閉鎖部
材182の裏面に係止される。かようなばね手段
196は、閉鎖部材182を第2図において時計
方向に弾性的に偏倚し、回収容器支持枠体152
に回収容器150が載置されていない時には、第
2図に2点鎖線で図示する如く、閉鎖部材182
の表面が排出管部72の下端に当接して排出開口
74を閉じる作用位置に閉鎖部材182を弾性的
に保持する。閉鎖部材182は、第2図に2点鎖
線で示す作用位置にある時に、回収容器支持枠体
152から実質上水平に前方に突出する主部20
2と、この主部202から更に前方に向つて下方
に傾斜して延びる傾斜部204とを有するのが好
ましい。排出管部72の下端に当接する主部20
2の表面には、スポンジの如き柔軟な材料206
が配設されている。第2図を参照することによつ
て容易に理解される如く、回収容器支持枠体15
2に回収容器150を載置する際には、回収容器
支持枠体152に挿入される回収容器150自体
が閉鎖部材182の傾斜部204乃至主部202
に当接してこれを押圧し、かくして閉鎖部材18
2がばね手段196の弾性偏倚作用に抗して第2
図において反時計方向に旋回せしめられ、従つて
排出管部72の下端の排出開口74が開放され
る。そして、回収容器150が所要位置まで挿入
されて回収容器支持枠体152上に載置される
と、第2図及び第3図に図示する如く、回収容器
150の後壁に押圧されて回収容器支持枠体15
2の矩形切欠き184に受入れられる非作用位置
に強制され、かかる非作用位置に保持される。回
収容器支持枠体152から回収容器150を離脱
せしめると、ばね手段196の弾性偏倚作用によ
つて閉鎖部材182は第2図において時計方向に
旋回せしめられて第2図に2点鎖線で示す作用位
置にせしめられ、かくして排出管部72の下端の
排出開口74が閉じられる。
次に、上述した通りのクリーニング装置46の
作用効果について説明する。
第1図を参照して既に言及した如く、残留トナ
ー粒子除去域20においては、矢印8で示す方向
に回転せしめられている感光体6の表面に、ブレ
ードから構成された除去手段48が作用し、感光
体6の表面から残留トナー粒子が除去される。そ
して、除去されたトナー粒子は下方に落下せしめ
られて受容器60に受容される。受容器60に受
容されたトナー粒子は、回転式トナー粒子排出機
構76の作用によつて、第2図において左方へ移
動せしめられ、かくして突出管部70を通して排
出管部72に導かれ、排出開口74から回収容器
150に排出される。
而して、第3図、第4−A図及び第4−B図か
ら明らかな如く、排出開口74は横方向に見て回
収容器150の特定部位に位置し、それ故に、回
収容器150が例えば第4−A図に図示する位置
に静止した状態に維持され続けるとするならば、
排出開口74から排出されて回収容器150に収
容されるトナー粒子は、第4−A図に2点鎖線2
08で示す如く、回収容器150の特定部位のみ
に山をなして蓄積する。従つて、容易に理解され
る如く、回収容器150の内容積全体が有効に利
用されず、早期に排出開口74からのトナー粒子
の排出が阻止されてしまう。然るに、図示のクリ
ーニング装置46においては、主として第4−A
図及び第4−B図を参照して既に説明した如く、
回収容器支持枠体152及びこれに載置された回
収容器150は、ばね手段174と間けつ移動手
段176との協働によつて、第4−A図に図示す
る第1の限界位置と第4−B図に図示する第2の
限界位置との間を間けつ的に移動せしめられ、そ
れ故に、回収容器150に収容されたトナー粒子
は特定部位に蓄積することなく回収容器150の
全体に渡つて充分均一に分散され、かくして、回
収容器150の内容積全体が有効に利用される。
この点に関しては、更に次の事実が注目されるべ
きである。即ち、図示の具体例においては、第4
−A図及び第4−B図から明らかな如く、排出開
口74は、横方向に見て回収容器150の中央で
はなくて片側、即ち第4−A図及び第4ーB図に
おいて左方へ、即ち第4−B図に図示する第2の
限界位置側に偏つて位置しており、従つて排出開
口74から排出されるトナー粒子は横方向に見て
回収容器152の中央ではなくて左側部に落下す
る。他方、回収容器支持枠152及び回収容器1
50が第4−A図に図示する第1の限界位置から
第4−B図に図示する第2の限界位置へ向けて左
方向へ移動せしめられる際には、間けつ移動手段
176の作用によつて比較的低速で移動せしめら
れるのに対して、回収容器支持枠体152及び回
収容器支持枠体152及び回収容器150が第4
−B図に図示する第2の限界位置から第4−B図
に図示する第1の限界位置に向けて右方に移動せ
しめられる際には、ばね手段174の弾性偏倚作
用によつて急速に移動せしめられ、第4−A図に
図示する第1の限界位置に急激に停止せしめられ
る。従つて、回収容器150内に収容されたトナ
ー粒子は右方へ移動せしめられる傾向がある。か
ような2つの事実の組合せにより、図示の具体例
においては、回収容器150に収容されたトナー
粒子は、著しく効果的に回収容器150の全体に
渡つて分散せしめられる。
長期間に渡つて繰返し複写機を作動せしめた結
果として、回収容器150がトナー粒子で満たさ
れた場合には、トナー粒子で満たされた回収容器
150を回収容器支持枠体152から離脱するこ
とができる。かくすると、既に言及した如く、ば
ね手段196(第5図)の弾性偏倚作用によつて
閉鎖部材182が第2図に2点鎖線で示す作用位
置に自動的に旋回せしめられ、排出管部72の下
端の排出開口74が閉じられる。従つて、排出開
口74からトナー粒子が落下して周囲に飛散する
ことが確実に防止される。次いで、操作員は空の
回収容器150を回収容器支持枠体152に載置
し、しかる後に複写機の作動を再開することがで
きる。既に言及した如く、空の回収容器150を
回収容器支持枠体152に挿入して載置すると、
特別な操作を必要とすることなく、回収容器15
0の挿入載置操作自体によつて閉鎖部材182は
第2図に実線で示す非作用位置にせしめられ、開
放された排出開口74が新たに載置された回収容
器150に対して所要の通りに関係付けられる。
以上、添付図面を参照して本考案に従つて改良
されたクリーニング装置の一具体例について詳細
に説明したが、本考案はかかる具体例に限定され
るものではなく、本考案の範囲を逸脱することな
く種々の変形乃至修正が可能であることは多言を
要しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従つて改良されたクリーニ
ング装置の一具体例を装備した静電複写機の要部
を図式的に示す簡略断面図。第2図は、第1図に
図示するクリーニング装置の主要部を示す断面
図。第3図は、第2図に図示するクリーニング装
置における回収容器及びその関連部分の構成を示
す部分斜面図。第4−A図及び第4−B図は、
夫々、第2図に図示するクリーニング装置におけ
る回収容器支持枠体及びこれに載置された回収容
器が第1の限界位置及び第2の限界位置にある状
態を示す部分断面図。第5図は、第2図に図示す
るクリーニング装置における回収容器支持枠体及
びこれに装着された閉鎖部材を示す分解斜面図。 4……回転ドラム、6……感光体、46……ク
リーニング装置、48……除去部材、60……受
容器、74……排出開口、76……回転式トナー
粒子排出機構、150……回収容器、152……
回収容器支持枠体、182……閉鎖部材、196
……ばね手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 感光体の表面に作用してそこから残留トナー
    粒子を除去するための除去手段と、該除去手段
    によつて該感光体の表面から除去されたトナー
    粒子を受容し且つ受容したトナー粒子を排出開
    口を通して排出する受容器と、回収容器支持体
    と、該回収容器支持枠体に着脱自在に装着さ
    れ、該排出開口を通して該受容器から排出され
    るトナー粒子を収容する回収容器とを具備し、
    該回収容器支持枠体には、該受容器の該排出開
    口を閉じる作用位置と該受容器の該排出開口か
    ら離隔する非作用位置との間を移動自在に閉鎖
    部材が装着されていると共に、該閉鎖部材を該
    作用位置に弾性的に偏倚するばね手段が配設さ
    れており、該回収容器が該回収容器支持枠体か
    ら離脱されると、該閉鎖部材が該ばね手段の弾
    性偏倚作用によつて該作用位置に位置せしめら
    れ、該回収容器支持枠体に該回収容器を装着す
    ると、該回収容器によつて該閉鎖部材が該ばね
    手段の弾性偏倚作用に抗して該非作用位置に移
    動せしめられる、静電複写機におけるクリーニ
    ング装置において、 該受容器は下方に垂下する排出管部を有し、
    該排出開口は該排出管部の下端に形成されてお
    り、該回収容器は頂壁に該排出管部が挿通され
    得る開口が形成されている箱体から構成されて
    おり、該閉鎖部材は該作用位置と該非作用位置
    との間を旋回移動自在に装着されており、該非
    作用位置から上方且つ前方に旋回移動せしめら
    れて該作用位置にせしめられ、該作用位置にお
    いては該閉鎖部材の主部が実質上水平に前方に
    延出して該受容器の該排出管部の下端に当接し
    て該排出開口を閉じ、該作用位置から下方且つ
    後方に向けて旋回移動せしめられて該非作用位
    置にせしめられ、該閉鎖部材の該主部の、該受
    容器の該排出管部の下端に当接する表面には、
    柔軟な材料が配設されている、ことを特徴とす
    るクリーニング装置。 2 該閉鎖部材は該作用位置において該主部から
    前方に向けて下方に突出する傾斜部を有する、
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のクリーニ
    ング装置。 3 該回収容器支持枠体は、それに装着された回
    収容器の後壁が隣接する支持後壁を有し、該支
    持後壁には切欠きが形成されており、該回収容
    器が該回収容器支持枠体に装着されると、該閉
    鎖部材が該切欠きに受入れられる、実用新案登
    録請求の範囲第1項又は第2項記載のクリーニ
    ング装置。
JP15513083U 1983-10-07 1983-10-07 静電複写機におけるクリ−ニング装置 Granted JPS6019071U (ja)

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JPS6019071U JPS6019071U (ja) 1985-02-08
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5831367A (ja) * 1981-08-19 1983-02-24 Ricoh Co Ltd トナ−回収装置
JPS5895773A (ja) * 1981-12-02 1983-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 複写機のクリ−ニング装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5831367A (ja) * 1981-08-19 1983-02-24 Ricoh Co Ltd トナ−回収装置
JPS5895773A (ja) * 1981-12-02 1983-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 複写機のクリ−ニング装置

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