JPH04343626A - ナット供給装置 - Google Patents

ナット供給装置

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JPH04343626A
JPH04343626A JP3111875A JP11187591A JPH04343626A JP H04343626 A JPH04343626 A JP H04343626A JP 3111875 A JP3111875 A JP 3111875A JP 11187591 A JP11187591 A JP 11187591A JP H04343626 A JPH04343626 A JP H04343626A
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nut
nuts
conveyor
tightening
strut
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Hideshi Togabe
渡我部 秀史
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両にスト
ラットなどの車両部品を自動的に締結するナット締付ロ
ボットに対し、ナットを供給するナット供給装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車の組立ラインにおいては、
コンベア等により搬入されて来る車体の前後左右4箇所
に車両部品である走行装置のフロントサスペンションの
ストラット及びリアサスペンションのアブソーバー(以
下単にストラットと称する)を組付ける工程がある。
【0003】そのストラットの車体への組付は従来では
作業員が手作業で行っていた。つまり、一人の作業員が
ストラットを手で持って車体の所定箇所に下方から搬入
し、そのストラット上部のインシュレータから上方に突
出している車体取付用の複数本のスタットボルトを該車
体の取付穴に差し込んで位置決めセットし、この状態で
他の作業員が締付具であるナットを前記スタットボルト
に上方からハンド式締付装置などでもって締付けること
により、該ストラットを車体に締結して組付けていた。
【0004】しかしながら、前記ストラットは比較的重
量物であって、しかも車体の前後左右の内側部に下方か
ら挿入しなければならず、作業者にとっては不自然な姿
勢でかなりの力を必要とする非常に重労働できつい作業
であった。
【0005】そこで、近年ではストラットの組付作業を
工業用ロボットを用いて自動化する試みが考えられて来
ている。つまり、車体が間欠送りされる組立ライン上の
ストラット組付工程にストラット組付ロボットとナット
締付ロボットを設置し、そのストラット組付ロボットの
多関節アーム先端にはストラットを一個ずつ把持する把
持ハンドを設け、ナット締付ロボットの多関節アーム先
端には所要個数のナットを締め付ける複数のナットラン
ナーを持つナット締付装置を設け、そして前記組立ライ
ン上のストラット組付工程の定位置に車体が送られて来
ると、ストラット組付ロボットがティーチング動作して
所定位置に予め用意されたストラットを把持して該車体
の所要箇所に搬入セットし、この状態でナット締付ロボ
ットがナットを前記ストラットの車体取付用スタットボ
ルトに上方から締め込んで車体に締結すると言った考え
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したス
トラットの自動組付装置では、自動車の車体の所要箇所
に搬入セットされたストラットにティーチング動作によ
り所要個数のナットを締付けるナット締付ロボットに対
し、ナットを自動的に供給するナット供給装置が必要で
ある。このナット供給装置としては、ナットを多量に収
納したホッパーから整列させて次々と搬出し、それらナ
ットをナット締付ロボットが取りに来る定位置に所要個
数ずつ配列して各々正しい向きで該ロボットが取り出し
て行けるように位置決めしなければならない。しかしこ
れに適した装置がなく、ナットは小さく転がり安い不安
定な形態であることから、一個ずつ能率良く適確に搬送
して正しく位置決めするのが困難で、ナット締付ロボッ
トが取りに来ても該ナットをうまく掴んで行けないばか
りか、掴んでもナットの向きが逆だったりして、ナット
締付ロボットによる締付作業が行い得ないなどの支障を
きたす問題がある。
【0007】本発明は前記事情に鑑みなされ、その目的
とするところは、ナットを整列させながら次々と搬出し
、それらナットをナット締付ロボットが取りに来る定位
置に所要個数ずつ各々正しい向きで配列して該ロボット
が適確に取り出して行けるように正確に位置決めできる
ナット供給装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のナット供給装置
は、前記目的を達成するために、ナットを多量に収納し
たナット供給ホッパーと、このナット供給ホッパーから
供給されるナットを振動動作で各々上下逆向きで一列に
整列させながらシュータに送り出すナット供給パーツフ
ィーダと、そのシュータの先端側近傍に配するナット搬
送コンベアと、前記ナット供給パーツフィーダのシュー
タの先端側に送られて来るナットを一個ずつ摘んで前記
ナット搬送コンベア上に移載するナット移載機構と、そ
のナット搬送コンベア上の先端側に搬送されて来るナッ
トを該コンベア上の所定間隔を存した位置に一個ずつ受
け止める所要個数のナットストッパ機構と、これら各ナ
ットストッパ機構により止められたナットを一個ずつ掴
んで搬送コンベア上から反転動作により側方に取出す所
要個数のナット取出し反転機構と、これら各ナット取出
し反転機構の反転動作で側方に正しい向きで取り出され
て来た各ナットを一個ずつナット締付ロボットに受け渡
し可能に位置決め保持する所要個数のナット位置決め受
け渡し台とを備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】前記構成のナット供給装置では、ナットを多量
に収納したナット供給ホッパーから供給されるナットを
ナット供給パーツフィーダが振動動作で各々上下逆向き
で一列に整列させてシュータに送り出し、このシュータ
の先端側に来たナットをナット移載機構が一個ずつ摘ん
でナット搬送コンベア上に移載し、このナット搬送コン
ベア上の先端側に搬送されて来たナットを所要個数のナ
ットストッパ機構により該コンベア上の所定間隔を存し
た位置に一個ずつ受け止め、これら各ナットをナット取
出し反転機構が一個ずつ掴んで搬送コンベア上から反転
動作により側方に正しい向きで取り出して定位置のナッ
ト位置決め受け渡し台に一個ずつ位置決め保持させる。 これでその各ナットをナット締付ロボットがティーチン
グ動作により移動して来て各々正しい向きで確実に取っ
て行けるようになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。まず図11は自動車の組立ライン1上のストラ
ット組付工程部の組付装置全体の平面図、図12は同右
側面図、図13は同正面図である。この図11乃至図1
3において、図中1aは該組立ラインのコンベア、2は
そのコンベア1a上に支持されて矢印で示す方向に定速
間欠送りされる自動車の車体(ボデー)を示している。
【0011】その車体2の前後左右4箇所に車両部品で
あるフロントサスペンションのストラット3及びリアサ
スペンションのアブソーバー(以下単にストラットと称
する)4を自動的に組付ける装置として、図11乃至図
13に示す如く、組立ライン1上の車体2が搬送されて
停止する所定箇所の左右両外側位置にストラット組付ロ
ボット11,12が設置され、且つその左右一対のスト
ラット組付ロボット11,12の両外側近傍付近に各々
ストラット供給装置13,14が設置されていると共に
、一対ずつのストラット位置決め装置15,16が設置
されている。
【0012】前記左右のストラット組付ロボット11,
12は、それぞれ多関節アーム11a、12aの先端に
一対ずつの把持ハンド17,18を有した構成で、それ
ぞれ制御装置(図示せず)によりティーチンク動作軌跡
に沿って該把持ハンド17、18を移動させ、各々の外
側位置のストラット供給装置13,14から前後2個ず
つのストラット3,4を把持して来ると共に、その途中
のストラット位置決め装置15,16で該把持ハンド1
7,18に把持されているストラット3,4の高さ及び
各々の上端から突出している車体取付用の複数本のスタ
ットボルトの軸線回り方向の位置を最終的に正しく位置
決めし、そのまま前後2個のストラット3,4を車体2
の前後側部箇所に左右互いに前後逆の順で搬入セットす
るようになっている。
【0013】また、前記組立ライン1上の車体2が搬送
されて停止する所定箇所の右側前後寄り位置にナット締
付ロボット21,22が設置されていると共に、この前
後一対のナット締付ロボット21,22の前後近傍にナ
ット供給装置23,24が設置されている。
【0014】前記前後のナット締付ロボット21,22
は、この多関節アーム21a、22aの先端に複数のナ
ットランナーを持つナット締付装置25,26を有して
いる構成で、それぞれ制御装置(図示せず)によりティ
ーチンク動作軌跡に沿って該締付装置25,26を移動
させ、各々所要個数ずつのナットを前記ナット供給装置
23,24から受け取って来て、その前側の締付ロボッ
ト21が前記左右のストラット組付ロボット11,12
により車体2の左右前側部箇所に搬入セットされたスト
ラット3,4にナットの締付作業を行うと共に、後側の
締付ロボット22が前記左右の組付ロボット11,12
により車体2の左右後側部箇所に搬入セットされたスト
ラット3,4にナットの締付作業を行うようになってい
る。
【0015】つまり、前記左右のストラット組付ロボッ
ト11,12がぞれぞれ一対の把持ハンド17,18に
よりストラット供給装置13,14から前後2個ずつの
ストラット3,4を把持して来て、その途中で各々スト
ラット位置決め装置15,16で各ストラット3,4の
高さ及び各々上端の複数本のスタットボルトの軸線回り
方向の位置を最終的に正しく位置決めする。一方前記前
後のナット締付ロボット21,22が各々締付装置25
,26でもってナット供給装置23,24から所要個数
ずつのナットを受け取って来る。
【0016】そして車体2が所定箇所に停止すると、前
記左側のストラット組付ロボッ11が車体2の左側前部
箇所に下方からフロントのストラット3を搬入セットす
ると共に、この左側フロントのストラット3の車体取付
用スタットボルトに前側のナット締付ロボット21が締
付装置25でもってナットを上方から締付けて該ストラ
ット3を車体に締結する。これと略同時に前記右側のス
トラット組付ロボッ12が車体2の右側後部箇所に下方
からリアのストラット4を搬入セットすると共に、この
右側リアのストラット4の車体取付用スタットボルトに
後側のナット締付ロボット22が締付装置26でもって
ナットを上方から締付けて該ストラット4を車体に締結
する。
【0017】こうして車体2の一方の対角線上の前後2
個(左側フロントのストラット3と右側リアのストラッ
ト4)を同時に組付けした後、前記左側のストラット組
付ロボッ11が後方に回動して車体2の左側後部箇所に
下方からリアのストラット4を搬入セットすると共に、
この左側リアのストラット4の車体取付用スタットボル
トに後側のナット締付ロボット22が締付装置26でも
ってナットを上方から締付けて該ストラット4を車体に
締結する。これと略同時に前記右側のストラット組付ロ
ボッ12が前方に回動して車体2の右側前部箇所に下方
からフロントのストラット3を搬入セットすると共に、
この右側フロントのストラット3の車体取付用スタット
ボルトに前側の締付ロボット21が締付装置25でもっ
てナットを上方から締付けて該ストラット3を車体に締
結する。こうして車体2の他方の対角線上の前後2個(
左側リアのストラット4と右側フロントのストラット3
)を同時に組付ける。以上で車体2の前後左右4箇所の
ストラット3,4の能率的な自動組付が完了する。
【0018】なお、前記前側(フロント側)の締付ロボ
ット21は、車体2のフロント部に半開きのフードが存
在して狭いことから、ナット締付装置25が一対のナッ
トランナーを持つだけのコンパクトな構成で、一回に左
右フロントのストラット3の一個分のみの個数のナット
(実施例では2個であるが車種によっては3個の場合も
ある)をナット供給装置23から受け取って来るのみで
、前述の如く左側フロントのストラット3へのナット締
付後は直ちに再度ナット供給装置23に2個のナットを
取りに行って来て右側フロントのストラット3へのナッ
ト締付けに備える。但し、この前側の締付ロボット21
は多関節アーム21a先端のナット締付装置25を車体
2のフロントの半開きのフードが存在していても左右前
側部箇所に比較的スムーズに出入りさせることができる
ので、前述の如く途中でナット供給装置23にナットを
取りに行って来る時間は、前記右側の組付ロボット12
がリアのストラット4を車体2に組付した後に前方に回
動して右側フロントのストラット3を車体2の前部箇所
に搬入セットするまでの時間内で済むことから、タイム
ロスにはならない。
【0019】つまり、前記前側のナット締付ロボット2
1は、図14及び図15に示す如く、多関節アーム21
aの先端アーム部21bの下端にナット締付装置25と
して、支持ブラケット90を介し一対のナットランナー
(ナット締付治具)91,92を並列状態に設けたコン
パクトな構成で、その各ナットランナー91,92は各
々の先端部にナット吸着用磁石内蔵形のナット締付ソケ
ット91a.92aをそれぞれ垂下状態で回転駆動可能
に有している。そしてこの締付ロボット21は制御装置
(図示せず)によりティーチンク動作軌跡に沿って締付
装置25を移動させ、そのナットランナー91、92の
各々の締付ソケット91a,92aがスロー回転しなが
ら前側のナット供給装置23から1個ずつ合計2個のナ
ットを受取って来て、前記左側の組付ロボット11によ
り車体2の左前側部箇所に搬入セットされたストラット
3の上部インシュレータの2本のスタットボルトにナッ
ト締付作業を行い、その後に直ちに再度ナット供給装置
23に2個のナットを取りに行って来て右側フロントの
ストラット3へのナット締付けに備える。
【0020】前記ナット締付装置25の一対のナットラ
ンナー91,92のうち、その一方のナットランナー9
1は支持ブラケット90に固定的に取り付けているが、
他方のナットランナー92は車種によるストラット3の
2本のスタットボルト相互間ピッチ変動に対処し得るよ
うに、支持ブラケット90に対し摺動可能に案内支持さ
れ、ピッチチェンジ用シリンダ93により平行移動して
一方のナットランナー91との間隔が調整できるように
なっている。
【0021】また、前記後側(リア側)の締付ロボット
22は多関節アーム22a先端の締付装置26を車体2
の室内後部の奥まった左右箇所に複雑な動きで出入り移
動させる面倒があるので、この締付装置26は左右一対
ずつ合計4個のナットランナーを備えて、最初からリア
のストラット4の左右二個分の個数のナット(実施例で
は4個であるが車種によっては6個の場合もある)を同
時にナット供給装置24から受け取って来る構成で、前
述の如く右側リアのストラット4へのナット締付後は、
ナット供給装置24にいちいち戻らず、締付装置26が
そのまま車体2内を左側に移動して左側リアのストラッ
ト4へのナット締付けに備え、タイムロスが生じないよ
うにしている。
【0022】つまり、後側のナット締付ロボット22は
、図16及び図17に示す如く、多関節アーム22aの
先端アーム部22bの下端に支持ブラケット94を突設
し、この下端に基端部を軸95を介し回動支持アーム9
6を回動可能に枢着し、この回動支持アーム96先端に
支持プレート97を固定し、この支持プレート97の下
面にナット締付装置26として、左右一対ずつ合計4個
のナットランナー(ナット締付治具)98,99を並列
状態に設けた構成で、その各ナットランナー98,99
は各々の先端部にナット吸着用磁石内蔵形のナット締付
ソケット98a,99aをそれぞれ垂下状態で回転駆動
可能に有している。
【0023】更にそうしたナット締付装置26を車体2
内奥深く進出させるべく多関節アーム22aの先端アー
ム部22bが図17の矢印方向に回動しても、ナットラ
ンナー98,99を水平状態に保持する傾き用シリンダ
100とストッパ101,102を備えていると共に、
左右一対ずつのナットランナー98,99のナット締付
ソケット98a,99aを車体2の室内後部の左右の奥
まった箇所に周囲部材と当たらずに侵入させるために、
該左右外側のナットランナー99は中央側のナットラン
ナー98より少し後退して取り付けられている。つまり
左右2個ずつナット締付ソケット98a,99aが図1
9に示す如く略ハの字状に配列されている。
【0024】そして、このナット締付ロボット22は制
御装置(図示せず)によりティーチンク動作軌跡に沿っ
て締付装置26を移動させ、その左右一対ずつ合計4個
のナットランナー98,99の各々の締付ソケット98
a,99aがスロー回転しながら後側のナット供給装置
24から1個ずつ合計4個のナット(図示せず)を受取
って来て、前記右側の組付ロボット12により車体2の
右後側部箇所に搬入セットされたストラット4の上部イ
ンシュレータの2本のスタットボルトに右側2個のナッ
トランナー98,99でナット締付作業を行い、その後
は、ナット供給装置24に戻らず、そのまま車体2の室
内後部の左側に移動して、前記左側の組付ロボット11
により車体2の左後側部箇所に搬入セットされたストラ
ット4の上部インシュレータの2本のスタットボルトに
左側2個のナットランナー98,99でナット締付作業
を行うようになっている。
【0025】ここで、前述した構成の前後のナット締付
ロボット21,22に対し所要個数ずつのナットを受け
取らせるべく供給する前記前後一対のナット供給装置2
3,24を説明する。
【0026】この前後のナット供給装置23,24は、
前記図11で示した如く前後のナット締付ロボッ21,
22の前後方近傍に設置されている。その前後のナット
供給装置23,24は前後のナット締付ロボット21,
22に対し一回に受け取らせるナット個数が2個と4個
と言った具合に違うだけで、その他は基本的に同一構成
をなすので、その4個のナットを受け取らせる後側のナ
ット供給装置24のみを図1乃至図10により説明する
【0027】まず、図1及び図2にナット供給装置24
の全体を示す。2箇所に架台110と111を配し、こ
の手前側の架台110上にナット供給ホッパ112と、
ナット供給パーツフィーダ113を組付て設けていると
共に、このナット供給パーツフィーダ113のシュータ
113aの先端側に配してナット移載機構114を設け
ている。また前記両架台110,111上に掛け渡すよ
うにしてナット搬送コンベア115を設け、このコンベ
ア115の先端側である架台111上にナットストッパ
機構116と、ナット取出し反転機構117と、ナット
位置決め受け渡し台118と、締付不良ナット除去マグ
ネット台119を配設している構成である。
【0028】前記ナット供給パーツフィーダ113は公
知のもので、ナット供給ホッパ110から投入されて来
る多数個のナットを、該ナット供給パーツフィーダ11
3が振動作用で内部の螺旋状部に押上ながら、外に延出
するシュータ113aにそれぞれ上下逆向きで一列に整
列して連続的に順次送り出す機能を持っている。
【0029】前記ナット移載機構114は、ナット供給
パーツフィーダ113のシュータ113aの先端に送ら
れて来たナットを一個ずつ摘み上げてナット搬送コンベ
ア115に所定間隔で移し載せるもので、図3及び図4
に示す如く、架台110上に門形状の支持枠120を立
設し、この支持枠120の上部梁にガイドレール121
を設け、このガイドレール121に往復移動台122を
左右のねじ式ストッパ123の範囲内で往復スライド可
能に設けると共に、この往復移動台122を左右方向に
往復移動させるロッドレスの左右動用シリンダ124を
支持枠120上部に設け、且つその往復移動台122の
前面側にナット移載クランプ125を設けた構成である
。このナット移載クランプ125は、前記往復移動台1
22の上部に設けた薄形の昇降用シリンダ126と、こ
の昇降用シリンダ126の駆動によりガイド127に案
内されて僅かであるが昇降せしめられる昇降台128と
、この昇降台128に装着されたクランプ用シリンダ1
29と、このクランプ用シリンダ129の駆動で開閉す
る左右一対のクランプ爪130,130とから構成され
ている。
【0030】つまり、このナット移載機構114は、図
3の実線で示す左側位置で、ナット移載クランプ125
の昇降用シリンダ126が動作して昇降台128を少し
下降し、そこでクランプ用シリンダ129により左右ク
ランプ爪130,130が閉じてナット供給パーツフィ
ーダ113のシュータ113a上の先端部位の一個のナ
ット131を上下逆さまのまま摘む。この状態で昇降用
シリンダ126により昇降台128と共にクランプ爪1
30,130が少し上昇してナット131を持ち上げ、
そのまま左右動用シリンダ124により往復移動台12
2が右方向に移動し、ナット移載クランプ125をナッ
ト搬送コンベア115の真上に位置させ、そこで昇降用
シリンダ126により昇降台128が少し下降し、且つ
クランプ用シリンダ129により左右クランプ爪130
,130が開いて、摘んで来たナット131を該コンベ
ア115上に載せ放す。そして再度少し上昇して左方に
移動しナット供給パーツフィーダ113のシュータ11
3a上にナット131を取りに行くと言った具合に、繰
り返しナット移載動作を行うようになっている。
【0031】前記ナット搬送コンベア115はベルトコ
ンベアで、図3乃至図8に示す如く無端ベルト132を
先端側の駆動モータ133により定速度で回転駆動して
、そのベルト132の搬送面上に前記ナット移載機構1
14により一個ずつ間隔を存して載せられたナット13
1を上下逆さまのまま基端側から先端側に搬送する構成
であり、そのベルト132の搬送面上の左右部には搬送
中のナット131が左右にずれたり倒れたりしないよう
に長手方向に亘りガイドプレート134,135が設け
られている。
【0032】前記ナットストッパ機構116は、図5及
び図7に示す如く、前記先端側の架台111上のナット
搬送コンベア115の左側に該コンベア115の長手方
向に等間隔を存して4組設けられているもので、それぞ
れ架台111上に立設されたスタンド140と、これら
スタンド140上にそれぞれブラケット141を介し水
平に取り付けられたナットストッパ用シリンダ142と
、これら各シリンダ142に駆動されて前記ナット搬送
コンベア115の搬送面上にその左側から直交して横切
る状態に進出したり後退したりするナットストッパ14
3とから構成されている。そして4組のナットストッパ
機構116がコンベア先端側のものから順にナットスト
ッパ143を進出させて、ナット搬送コンベア115に
より間隔を存して次々と搬送されて来るナット131を
一個ずつ受け止め、この受け止めている間にその各ナッ
ト131を後述するナット取出し反転機構117が取り
出して行くと、各ナットストッパ機構116がナットス
トッパ143を一度後退させてから、再度各ナットスト
ッパ143をコンベア先端側のものから順に進出させて
ナット131の受け止めを行うようになっている。
【0033】前記ナット取出し反転機構117は、図5
乃至図10に示す如く、前記先端側の架台111上のナ
ット搬送コンベア115の右側に前記各ナットストッパ
機構116とそれぞれ対向して4組設けられているもの
で、それぞれ架台111上に立設されたスタンド150
と、これらスタンド150上部にそれぞれブラケットを
介し取付けられたロータリーアクチェータ151と、こ
れら各回転軸151aの軸受152と、各回転軸151
aの先端に基端部を固定してそれぞれ取付けられた反転
アーム153と、この各反転アーム153にそれぞれ組
付られたクランプ用シリンダ154と、前記反転アーム
153の先端側に突出されてクランプ用シリンダ154
により開閉せしめられる一対のクランプ爪155,15
5とで構成されている。
【0034】なお、前記4組のナット取出し反転機構1
17のうち、中央2組のナット取出し反転機構117は
それぞれ反転アーム153が短い寸法で、その分だけナ
ット搬送コンベア115側近傍に設置されている。また
この中央2組のナット取出し反転機構117はそれぞれ
前後に隣接するナット取出し反転機構117の反転アー
ム153の反転動作に邪魔にならないように、ロータリ
ーアクチェータ151が低い位置に取付けられ、その回
転力が歯車156,157で反転アーム153に伝えら
れるようになっている。また前記4組の各ナット取出し
反転機構117のそれぞれの反転アーム153の反転位
置下側には、該反転アーム153を水平状態に受け止め
るショックアブソーバ158,159がそれぞれ立設さ
れている。
【0035】これら4組のナット取出し反転機構117
は、前記ナット搬送コンベア115のベルト132上に
前記4組のナットストッパ機構116によりナット13
1が受け止められると、各ロータリーアクチェータ15
1の駆動で回転軸151aを介しそれぞれの反転アーム
153が該コンベア115上側に回動し、そこで各クラ
ンプ用シリンダ154によりクランプ爪155,155
が閉じて、前記各ナット131を一個ずつ上下逆さまの
まま掴み取り、そのまま各ロータリーアクチェータ15
1が逆転駆動して各反転アーム153が反コンベア11
5側に回動してナット131を正しい向きに反転すると
共に、次に述べるナット位置決め受け渡し台118にセ
ットし、そこで各ナット131が図16及び図17で述
べた締付ロボット22の締付装置26の左右一対ずつ合
計4個のナットランナー98,99のナット吸着用磁石
内蔵形のナット締付ソケット98a,99aに一個ずつ
取り込まれたら、各クランプ用シリンダ154によりク
ランプ爪155,155が開いて再度各反転アーム15
3がナット搬送コンベア115側に回動してナット13
1を取りに来るようになっている。
【0036】前記ナット位置決め受け渡し台118は、
図5乃至図7に示す如く、これも4組あり、それぞれ前
記先端側の架台111上にそれぞれ立設したスタンド1
60と、この各スタンド160上にブラケット161を
介し垂直に立設した尖鋭なナット受けロッド162とか
ら構成されている。なおこの各ナット位置決め受け渡し
台118は、前記4組のナット取出し反転機構117の
各反転アーム153が反コンベア115側に回動した際
、その各々のクランプ爪155,155先端部の真下に
各ナット受けロッド162が位置するように配設され、
この各ナット受けロッド162に該クランプ爪155,
155により掴まれて反転して来たナット131がそれ
ぞれ嵌め込みセットされるようになっている。なお前述
した如く4組のナット取出し反転機構117のうち中央
2組のものの反転アーム153が短い寸法で且つナット
搬送コンベア115側近傍に寄せてあるので、これに対
応して中央2組のナット受けロッド162も前後のもの
よりナット搬送コンベア115側寄りにずらして配設さ
れ、これで4組の各ナット受けロッド162が図16及
び図17で述べたナット締付ロボット22の締付装置2
6の左右一対ずつ合計4個のナットランナー98,99
のナット締付ソケット98a,99aのハの字状配置と
一致して、その左右2個ずつのナット締付ソケット98
a,99aが該各ナット受けロッド162からナット1
31を一個ずつ取り込んで持って行けるようになってい
る。
【0037】なお、前記締付不良ナット除去マグネット
台119は、図1に示す如く、先端側の架台111の左
側に立設したスタンド170上に設けられたもので、上
面部にナット吸着マグネット171を有した構成で、前
記締付ロボット22が車体2内でナット締付作業を行っ
て帰って来た時点で、その締付装置26の各ナットラン
ナー98,99のナット締付ソケット98a,99a先
端を前記ナット吸着マグネット171に一度接合させる
ことにより、そのナット締付ソケット98a,99a内
に締付不良で残って来たナットがあれば、その不良ナッ
トが該ナット吸着マグネット171に強制的に吸着除去
されるようになっている。
【0038】なおまた、前記装置や各種機構には近接セ
ンサーや光電管スイッチ等の各種検知器が設けられ、こ
れらの検知信号により自動的に各動作を行うようになっ
ている。
【0039】
【発明の効果】本発明のナット供給装置は前述の如く構
成したから、ナットを整列させながら次々と搬出し、そ
れらナットをナット締付ロボットが取りに来る定位置に
所要個数ずつ各々正しい向きで配列して正確に位置決め
保持できて、それらナットを該ロボットが適確に取り出
して行けるようになせる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のナット供給装置の一実施例を示す平面
図。
【図2】同上ナット供給装置の側面図。
【図3】同上ナット供給装置のナット移載機構の正面図
【図4】同上ナット移載機構の側面図。
【図5】同上ナット供給装置のナットコンベア先端側の
ナットストッパ機構とナット取出し反転機構とナット位
置決め受け渡し台を示す平面図。
【図6】図5のE−E線に沿う矢視図。
【図7】図5のF−F線に沿う矢視図。
【図8】図7中のコンベア部の拡大断面図。
【図9】同上ナット供給装置のナット取出し反転機構の
反転アーム単独の平面図。
【図10】同上反転アーム単独の側面図。
【図11】同上実施例のナット供給装置を設置した自動
車へのストラット組付装置全体の概略的平面図。
【図12】同上側面図。
【図13】同上正面図。
【図14】同上ストラット組付装置に用いた前側のナッ
ト締付ロボットの先端締付装置の平面図。
【図15】同上ナット締付装置の側面図。
【図16】同上ストラット組付装置に用いた後側のナッ
ト締付ロボットの先端締付装置の平面図。
【図17】同上ナット締付装置の側面図。
【符号の説明】
21,22…ナット締付ロボット、23,24…ナット
供給装置、112…ナット供給ホッパ、113…ナット
供給パーツフィーダ、113a…シュータ、114…ナ
ット移載機構、115…ナット搬送コンベア、116…
ナットストッパ機構、117…ナット取出し反転機構、
118…ナット位置決め受け渡し台、131…ナット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ナットを多量に収納したナット供給ホ
    ッパーと、このナット供給ホッパーから供給されるナッ
    トを振動動作で各々上下逆向きで一列に整列させながら
    シュータに送り出すナット供給パーツフィーダと、その
    シュータの先端側近傍に配するナット搬送コンベアと、
    前記ナット供給パーツフィーダのシュータの先端側に送
    られて来るナットを一個ずつ摘んで前記ナット搬送コン
    ベア上に移載するナット移載機構と、そのナット搬送コ
    ンベア上の先端側に搬送されて来るナットを該コンベア
    上の所定間隔を存した位置に一個ずつ受け止める所要個
    数のナットストッパ機構と、これら各ナットストッパ機
    構により止められたナットを一個ずつ掴んで搬送コンベ
    ア上から反転動作により側方に取出す所要個数のナット
    取出し反転機構と、これら各ナット取出し反転機構の反
    転動作で側方に正しい向きで取り出されて来た各ナット
    を一個ずつナット締付ロボットに受け渡し可能に位置決
    め保持する所要個数のナット位置決め受け渡し台とを備
    えたことを特徴とするナット供給装置。
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