JPH04342752A - 医療器具用成形材料 - Google Patents

医療器具用成形材料

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JPH04342752A
JPH04342752A JP14147791A JP14147791A JPH04342752A JP H04342752 A JPH04342752 A JP H04342752A JP 14147791 A JP14147791 A JP 14147791A JP 14147791 A JP14147791 A JP 14147791A JP H04342752 A JPH04342752 A JP H04342752A
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JP
Japan
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block
weight
block polymer
composition
polymer
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Application number
JP14147791A
Other languages
English (en)
Inventor
Takateru Imai
今井 高照
Minoru Maeda
稔 前田
Toshio Teramoto
俊夫 寺本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04342752A publication Critical patent/JPH04342752A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート、フィルム、チ
ューブなどの押出成形品の製造に適した熱可塑性エラス
トマー組成物に関し、さらに詳しくは、少なくとも1つ
のポリエチレン類似骨格の結晶融点を有するブロックセ
グメントを持つブロック重合体を主たる成分とする熱可
塑性エラストマー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、柔軟性や透明性が要求されるシー
ト、フィルム、チューブなどの押出成形品には、軟質ポ
リ塩化ビニル樹脂が汎用されていた。
【0003】このような軟質ポリ塩化ビニル樹脂は、通
常、ポリ塩化ビニル樹脂に大量の可塑剤を配合すること
により得られる。可塑剤を配合した軟質ポリ塩化ビニル
樹脂は、柔軟で透明性に優れた素材であり、工業的に幅
広く利用されている。
【0004】しかしながら、可塑剤の移行、可塑剤によ
る特有の臭気、エラストマー的弾性の不足、さらに最近
では焼却時に有毒ガスが発生するという観点から、代替
材料の出現が強く望まれている。
【0005】特に医療関係の分野では、軟質ポリ塩化ビ
ニル樹脂製器具への薬物吸着が致命的な欠点として問題
視されており、柔軟で、透明性とエラストマー弾性に優
れ、薬物吸着のない新素材の出現が望まれている。
【0006】ポリオレフィン樹脂は薬物吸着のない素材
であるが、硬くて透明性が劣ることから、シートやフィ
ルムとして一部使用されてはいるが、軟質塩化ビニル樹
脂の代替材料とはなり得ない。
【0007】ポリオレフィン樹脂の特徴を活かすため、
種々のエラストマーの配合が試みられており、柔軟でエ
ラストマー弾性に優れた素材が、熱可塑性オレフィン(
TPO)という一般名称で市販されている。
【0008】しかしながら、TPOは透明性を欠く材料
であり、透明性が要求される分野では使用できない。
【0009】ポリオレフィン樹脂と水素添加されたスチ
レン−ブタジエンブロック重合体からなる熱可塑性エラ
ストマーは、透明性に優れ、柔軟でエラストマー弾性を
有する素材である。しかし、成形加工性が劣るため、用
途が限定されるのが現状である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
技術的課題を背景になされたものであり、柔軟で、透明
性に優れ、エラストマー弾性を有し、加工性が良好で、
特にシート、フィルム、チューブなどの押出し成形品の
製造に適した熱可塑性エラストマーを提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)1,2
−ビニル結合含量が15%以下であるポリブタジエンか
らなるブロックと、(B)ブタジエン50〜100重量
%と他の単量体0〜50重量%からなり、かつブタジエ
ン部の1,2−ビニル結合含量が20〜90%であるブ
タジエン(共)重合体、またはポリイソプレンからなる
ブロックとからなり、かつ(A)/(B)=5〜70/
95〜30重量%である直鎖または分岐状のブロック重
合体を90%以上水素添加して得られる水素添加ブロッ
ク重合体(イ)100重量部に、滑剤(ロ)0.1〜1
5重量部を配合してなる熱可塑性エラストマー組成物;
および上記水素添加ブロック重合体(イ)99〜40重
量%と、オレフィン系樹脂、オレフィン系共重合ゴムお
よび軟化剤からなるグループから選ばれた少なくとも1
種(ハ)1〜60重量%とからなる組成物100重量部
に対して、滑剤(ロ)0.1〜15重量部を配合してな
る熱可塑性エラストマー組成物を提供するものである。
【0012】本発明の主たる成分である水素添加ブロッ
ク重合体(イ)は、1,2−ビニル結合含量が15%以
下であるポリブタジエンブロック(A)(以下、ブロッ
クAという)を少なくとも1個、ブタジエン50〜10
0重量%と他の単量体0〜50重量%からなり、かつブ
タジエン部の1,2−ビニル結合含量が20〜90%で
あるブタジエン(共)重合体、またはポリイソプレンか
らなるブロック(B)(以下、ブロックBという)を少
なくとも1個有し、かつ、分子中のブロックAとブロッ
クBの割合が5〜70/95〜30(重量%)である直
鎖または分岐状のブロック重合体(以下、未水添ブロッ
ク重合体という)を、90%以上水素添加して得られる
水素添加ブロック重合体である。
【0013】水素添加ブロック重合体(イ)は、水素添
加によりブロックAが結晶性のポリエチレン類似構造ブ
ロックとなり、ブロックBがオレフィン骨格のゴム状ブ
ロックとなる。
【0014】水素添加前のブロックAの1,2−ビニル
結合含量は、水素添加後、ブロックAに起因する融点を
決定する重要な因子であり、通常15%以下、好ましく
は14%以下、特に好ましくは13%以下になるように
コントロールする必要がある。ブロックAの1,2−ビ
ニル結合含量が15%を越えると、水素添加ブロック重
合体(イ)の融点が低下し、組成物の耐熱性が劣る。
【0015】ブロックBは、ブタジエン50〜100重
量%と他の単量体0〜50重量%からなり、かつブタジ
エン部の1,2−ビニル結合含量が20〜90%である
ブタジエン(共)重合体(以下、ブロックB1 という
)、またはポリイソプレン(以下、ブロックB2 とい
う)からなるブロックセグメントであり、水素添加によ
りゴム様のブロックとなる。
【0016】ブロックBがブタジエンを成分とするブロ
ックB1 である場合、ブタジエン部の1,2−ビニル
結合が水素添加によりブテン構造となるため、その含量
は水添後ブロックBに起因するガラス転移温度に直接影
響を与える。
【0017】一般にブタジエン部の1,2−ビニル結合
含量の増加、すなわち水添後のブテン構造の増加によっ
て、ガラス転移温度は上昇する。本発明においては、ブ
ロックB1 中のブタジエン部の1,2−ビニル結合含
量は、通常20〜90%、好ましくは25〜85%、さ
らに好ましくは30〜80%である。
【0018】1,2−ビニル結合含量が20%未満であ
るか、90%を越える場合は、水素添加後ブロックBに
起因するガラス転移温度が上昇し、組成物の低温での特
性が極端に悪化する。
【0019】ブロックB1 におけるブタジエンと共重
合可能な他の単量体としては、スチレン、α−メチルス
チレン、P−メチルスチレンなどの芳香族ビニル化合物
、メタクリル酸メチル、アクリル酸メチルなどの(メタ
)アクリル酸エステル類、イソプレンなどが挙げられる
が、特にスチレンおよびイソプレンが好ましい。
【0020】これらの単量体の使用量は、ブロックB1
 を構成する全単量体の0〜50%、好ましくは1〜4
0%、さらに好ましくは1〜30%である。
【0021】他の単量体としてスチレンなどの剛直な単
独重合体となる単量体を使用する場合、50%を超えて
使用すると水添後ブロックB1 に起因するガラス転移
温度が上昇し、組成物の低温での特性が悪化する。さら
に、水素添加前ブロック共重合体は芳香族ビニル化合物
を主とする重合体ブロック(以下、ブロックXという)
を有していてもよい。
【0022】本発明の水素添加ブロック重合体(イ)は
、少なくとも1個のブロックA、少なくとも1個のブロ
ックB、さらに必要に応じてブロックXを有する直鎖ま
たは分岐状のブロック重合体を水素添加して得られる水
素添加ブロック重合体である。
【0023】未水添ブロック重合体は、具体的には、A
−(B−A)l 、(A−B)m (ただしl、mは1
以上)、あるいは(A−B−X)n (ただしnは1以
上)なる構造式で示されるものである。
【0024】このような構造を有するブロック重合体(
イ)の中で、A−B−A型のトリブロック重合体、A−
B−X(Xはポリスチレンブロック)型のトリブロック
重合体が特に好ましい。
【0025】未水添ブロック重合体(イ)中に占めるブ
ロックAとブロックBの比率は、通常ブロックA/ブロ
ックB=5〜70/95〜30重量%、好ましくは5〜
60/95〜40重量%、さらに好ましくは5〜50/
95〜50重量%である。
【0026】ブロックAが5重量%未満でブロックBが
95重量%を超える場合、結晶性のブロックセグメント
が不足し、水素添加ブロック重合体(イ)の耐熱性およ
び力学的性質が劣る。また、ブロックAが70重量%を
超えてブロックBが30%未満の場合、水素添加ブロッ
ク重合体(イ)の硬度が上昇し、柔軟性に劣る。
【0027】未水添ブロック重合体(イ)が(A−B−
X)n 型の場合、未水添ブロック重合体(イ)中に占
めるブロックXの比率は、通常50重量%以下、好まし
くは40重量%以下、さらに好ましくは30重量%以下
である。
【0028】ブロックXが50重量%を超えると、ブロ
ックXの示す性状にもよるが、水素添加ブロック重合体
(イ)の力学的性質または柔軟性をそこなう。また、ブ
ロックAとブロックBの比率は、ブロックXを除いた部
分において前述の範囲内にあることが望ましい。
【0029】未水添ブロック重合体(イ)の水素添加率
は通常90%以上、好ましくは94%以上、さらに好ま
しくは96%以上である。水素添加率が90%未満では
、融点が低下し、残留二重結合による耐熱性と耐候性の
低下が顕著である。
【0030】水素添加ブロック重合体(イ)は、水素添
加後のブロックAに起因する高温側の融点、水素添加後
のブロックBに起因する低温側のガラス転移温度を示す
という特徴をもつ。
【0031】水素添加ブロック重合体(イ)の融点は、
本発明の組成物の耐熱性に直接作用する因子であり、通
常80℃以上、好ましくは85℃以上、特に好ましくは
95℃以上である。80℃未満の融点では組成物の耐熱
性が劣り、実用上問題となる。
【0032】また、水素添加ブロック重合体(イ)の低
温側のガラス転移温度は、組成物の低温特性に作用する
因子であり、通常−25℃以下、好ましくは−30℃以
下、特に好ましくは−35℃以下である。低温側のガラ
ス転移温度が−25℃を超える場合には低温時の力学的
性質が劣る。
【0033】押出し成形においては、通常成形工程中で
の成形物の切れ、垂れなどを防止するために、ある程度
以上の溶融粘度を有することが必要とされる。
【0034】本発明の組成物の溶融粘度に寄与する因子
として、水素添加ブロック重合体(イ)の分子量があげ
られるが、ブロック重合体にあっては同じ分子量であっ
ても構造により流動性が変化する。したがって、本発明
者らは、水素添加ブロック重合体(イ)の分子量は特に
限定せず、組成物の溶融粘度に作用する因子として、よ
り実用的な230℃、2.16kg荷重下でのブロック
重合体(イ)のメルトフローレート値(MFR)を測定
した。
【0035】水素添加ブロック重合体(イ)の230℃
、2.16kg荷重下におけるMFR値は、通常60以
下、好ましくは40以下、さらに好ましくは20以下で
ある。MFR値が60を超えると組成物の溶融粘度が低
下し、押出し工程中成形物の切れ、垂れなどがおこりや
すくなり、生産性が極端に低下する。
【0036】次に、水素添加ブロック重合体(イ)の製
造方法について述べる。
【0037】まず未水添ブロック重合体を製造するが、
未水添ブロック重合体(イ)として好ましく使用される
A−B−A型トリブロック体やA−B−X型トリブロッ
ク体は、有機溶媒、例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタンなどの炭化水素溶媒中で、有機リチウム化
合物などの有機アルカリ金属化合物を重合開始剤として
用いたリビングアニオン重合により容易に得ることがで
きる。
【0038】上記有機リチウム化合物の例としては、有
機モノリチウム化合物、有機ジリチウム化合物、有機ポ
リリチウム化合物などが挙げられる。具体例としては、
エチルリチウム、n−プロピルリチウム、イソプロピル
リチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウ
ム、t−ブチルリチウム、ヘキサメチレンジリチウム、
ブタジエニルリチウム、イソプレニルジリチウムなどが
挙げられ、これらは単量体100重量部当たり0.02
〜0.2重量部の割合で用いられる。
【0039】未水添ブロック重合体(イ)の製造の際に
は、ミクロ構造、すなわちブタジエン部分の1,2−ビ
ニル結合含量の調節剤としてルイス塩基、例えばエーテ
ル(例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
プロピルエーテル、ブチルエーテル、高級エーテル、エ
チレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジブチルエーテル、トリエチレングリコールジメチ
ルエーテルなどのポリエチレングリコールのエーテル誘
導体)、アミン(例えば、テトラメチルエチレンジアミ
ン、ピリジン、トリブチルアミンなどの第3級アミン)
などが上記有機溶媒とともに用いられる。
【0040】さらに重合反応は、通常−30℃〜150
℃で実施される。このとき、重合は一定温度にコントロ
ールして実施しても、また熱を除去しないで上昇温度下
に実施してもよい。
【0041】ブロック重合体にする方法はいかなる方法
でもよいが、通常は、上記有機溶媒中で上記アルカリ金
属化合物などの重合開始剤を用いて、まずブロックAを
重合し、続いてブロックBを重合する。
【0042】このようにして得られた未水添ジブロック
重合体に、例えばアジピン酸ジエチル、ジビニルベンゼ
ン、テトラクロロケイ素、ブチルトリクロロケイ素、テ
トラクロロスズ、ジメチルクロロケイ素などのカップリ
ング剤を適当量添加し、結合させることにより、A−B
−A型の未水添トリブロック重合体を得ることができる
【0043】また、A−B−X型の未水添トリブロック
重合体の場合は、ブロックAとブロックBの重合が終了
したのち、ブロックXを構成する単量体(好ましくはス
チレン)を添加して、重合を続行することにより得るこ
とができる。
【0044】水素添加ブロック重合体(イ)は、このよ
うにして得られた未水添ブロック重合体を不活性溶媒中
に溶解し、20〜150℃、1〜100kg/cm2 
の加圧水素下で、水素化触媒の存在下に水素添加するこ
とにより得られる。
【0045】水素化に使用する不活性溶媒としては、ヘ
キサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエ
ン、エチルベンゼンなどの炭化水素溶媒や、メチルエチ
ルケトン、酢酸エチル、エチルエーテル、テトラヒドロ
フランなどの極性溶媒が好ましい。
【0046】また水素化触媒としては、ジシクロペンタ
ジエニルチタンハライド、有機カルボン酸ニッケル、有
機カルボン酸ニッケルと周期律表第I〜III族の有機
金属化合物とからなる水素化触媒、カーボン、シリカ、
ケイソウ土などで担持されたニッケル、白金、パラジウ
ム、ルテニウム、レニウム、ロジウム金属触媒やコバル
ト、ニッケル、ロジウム、ルテニウム錯体などが代表的
なものとして挙げられる。
【0047】本発明において用いる滑剤(ロ)は、押出
し成形品の表面外観の向上に効果を発揮するものである
。滑剤(ロ)としては、一般のゴム、プラスチック配合
用のものが好ましい。
【0048】滑剤(ロ)の具体例としては、パラフィン
ワックス、マイクロクリスタリンワックス、流動パラフ
ィン、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス
等のパラフィン、炭化水素樹脂類、ステアリン酸、ヒド
ロキシステアリン酸等の脂肪酸類、ステアロアミド、オ
キシステアロアミド、オレイルアミド、エルシルアミド
、リシノールアミド、メチレンビスステアロアミド、メ
チレンビス・ステアロ・ベヘンアミド、エチレンビス・
ステアロアミド等の脂肪酸アミド類、n−ブチル・ステ
アレート、メチル・ヒドロキシ・ステアレート等の脂肪
酸エステル類などが挙げられ、いずれも好ましく使用で
きる。
【0049】特に好ましい滑剤(ロ)は、パラフィンワ
ックス、マイクロクリスタンワックス、ポリエチレンワ
ックス、ポリプロピレンワックス等のパラフィンおよび
炭化水素樹脂類であり、これらは大量に添加しても組成
物の透明性を損わない。
【0050】滑剤(ロ)の使用量は、通常組成物100
重量部に対し0.1〜15重量部、好ましくは0.2〜
10重量部、さらに好ましくは0.3〜8重量部である
。0.1重量部未満では滑剤添加による成形品表面外観
の向上が乏しい。また、15重量部を超えて添加しても
表面外観はより向上することはなく、むしろ組成物の耐
熱性の低下、透明性の低下、白化現象などの好ましくな
い現象の原因となる。
【0051】次に、本発明の組成物について説明する。 請求項(1)記載の組成物(以下、組成物(I)という
)は、水素添加ブロック重合体(イ)と滑剤(ロ)から
なる組成物であり、押出し成形に適したものである。
【0052】また、請求項(2)記載の組成物(以下組
成物(II)という。)は、水素添加ブロック重合体(
イ)と、オレフィン系樹脂(ハ)、オレフィン系共重合
ゴム(ニ)および軟化剤(ホ)からなるグループから選
ばれた少なくとも1種からなる組成物に対して、滑剤(
ロ)を配合してなる組成物である。組成物(II)は、
組成物(I)と同様に押出し成形に適したものであるが
、硬度の異なる組成物を必要とする場合に有効である。
【0053】組成物(II)における水素添加ブロック
重合体(イ)の使用量は、通常99〜40重量%、好ま
しくは95〜50重量%、さらに好ましくは90〜60
重量%である。したがって(ハ)、(ニ)、(ホ)成分
の合計は通常1〜60重量%、好ましくは5〜50重量
%、さらに好ましくは10〜40重量%である。
【0054】水素添加ブロック重合体(イ)の使用量が
99%を超えると、硬度変化に乏しく、組成物(I)と
何ら差のない組成物になる。また、水素添加ブロック重
合体(イ)の使用量が40%未満の場合は、エラストマ
ー弾性に劣る組成物になる。
【0055】(ハ)成分の1つであるオレフィン系樹脂
は、組成物の硬度を上昇させる目的で配合される。好ま
しいものとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ポリメチルペンテンなど
が挙げられ、これらの中ではポリエチレンおよびポリプ
ロピレンは特に好ましい。
【0056】オレフィン系共重合ゴムは組成物の硬度を
低下させる目的で配合される。オレフィン系共重合ゴム
の代表例としては、エチレン−プロピレン−(ジエン)
共重合ゴム、エチレン−ブテン−(ジエン)共重合ゴム
、ポリブタジエンの水素添加物、スチレン−ブタジエン
共重合体の水素添加物、スチレン−ブタジエンブロック
重合体の水素添加物、アクリロニトリル−ブタジエン共
重合体の水素添加物、アクリル酸エステル−ブタジエン
共重合体の水素添加物、スチレン−イソプレン共重合体
の水素添加物、スチレン−イソプレンブロック重合体の
水素添加物、イソプレンの水素添加物、ブチルゴムなど
が挙げられ、これらはいずれも好ましく使用でき、透明
性および柔軟性に優れた組成物を与える。
【0057】軟化剤も組成物の硬度の低下および流動性
を向上させる目的で配合される。軟化剤の具体例として
は、通常のゴム用軟化剤であるパラフィン系オイルおよ
びナフテン系オイルが挙げられる
【0058】組成物(II)における各成分の配合割合
は前述のとおりであるが、実用的配合においては、配合
される(ハ)成分の量は、成形品としての応用例などを
考慮して決定すべきであり、一概に論ずることは困難で
ある。配合上の指針としては、以下の点を考慮すること
が望ましい。
【0059】すなわち、組成物の硬度が、JIS  A
硬度で90〜50の範囲内になるように設計することが
望ましい。一般に硬度が90Aを超えると、柔軟性が不
足し、折り曲げ時の白化等を生じ易くなる。また、50
A未満の場合には、へたりやすくなり、つぶれ、内面ブ
ロッキング等が生じ易くなる。
【0060】さらに、本発明の組成物(組成物(I)お
よび(II))において用いられる水素添加ブロック重
合体(イ)には、ブロックAとブロックBのみからなる
水素添加ブロック重合体(以下、水添ブロック重合体(
イ−1)という)、ならびに、ブロックA、ブロックB
およびブロックXとしてのポリスチレンブロックからな
る水素添加ブロック重合体(以下、水添ブロック重合体
(イ−2)という)の双方が含まれ、これらはそれぞれ
単独で使用してもよいし、あるいは混合して使用しても
よい。
【0061】水添ブロック重合体(イ−1)は、ポリエ
チレン類似の結晶構造のみを分子内に有するため、比較
的結晶化度が高く、結果として透明性にやや劣るもので
あるが、反面全オレフィン骨格であるため耐棄品性、耐
薬物吸着性に極めて優れる性質を示す。
【0062】これに対してブロックA、ブロックBおよ
びポリスチレンブロックからなる水添ブロック重合体(
イ−2)は、分子中にポリエチレン類似の結晶相とポリ
スチレンからなるアモルフアス相を有している。このた
め、水添ブロック重合体(イ−1)と比較してポリエチ
レン類似結晶相の結晶化度が低く、透明性に優れるもの
であるが、反面、ポリスチレンセグメントを有するため
、耐薬品性および耐薬物吸着性が劣る傾向を示す。した
がって、水添ブロック重合体(イ−1)と水添ブロック
重合体(イ−2)を混合して用いることにより、透明性
、耐薬品性および耐薬物吸着性のバランスに優れた組成
物を得ることができる。
【0063】水添ブロック重合体(イ−1)と水添ブロ
ック重合体(イ−2)を混合して用いる場合、水素添加
ブロック重合体(イ)中の水添ブロック重合体(イ−1
)と水添ブロック重合体(イ−2)の混合比率は、(イ
−1)/(イ−2)=10/90〜90/10の範囲で
任意に選択できる。
【0064】本発明の組成物には、ヒンダードアミンを
配合することができる。特に、本発明の組成物にγ線が
照射される場合の黄変の抑制に効果がある。ヒンダード
アミンの分子量は700以上であることが好ましい。分
子量が700未満の場合、ヒンダードアミンが溶出し毒
性を生じる恐れがある。
【0065】上記ヒンダードアミンの具体例としては、
テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレ
ート、ポリ〔{(6−(1,1,3,3−テトラメチル
ブチル)イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジ
イル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジル)イミノ}〕、コハク酸ジ
メチレート(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ
−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重縮合物、
テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−
ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキ
シラート、1−〔2−{3−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ}エチ
ル〕−4−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオニルオキシ〕−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジンなどが挙げられる。
【0066】上記ヒンダードアミンの使用量は、通常本
発明の組成物100重量部に対して0.01〜3重量部
、好ましくは0.02〜2重量部、特に好ましくは0.
03〜1.5重量部である。0.01重量部未満では安
定化効果が乏しく、3重量部を超えて配合しても、より
以上の効果は期待できず経済的でないし、ヒンダードア
ミンのブルーム、ブリードなどを生じやすくなる。
【0067】本発明の組成物には各種配合剤を添加する
ことができる。配合剤としては、例えば2,6−ジ−t
−ブチル−4−メチルフェノール、2−(1−メチルシ
クロヘキシル)−4,6−ジメチルフェノール、2,2
−メチレン−ビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェ
ノール)、4,4′−チオビス−(6−t−ブチル−3
−メチルフェノール)、ジラウリルチオジプロピオネー
ト、トリス(ジ−ノニルフェニル)ホスファイト等の酸
化防止剤、P−t−ブチルフェニルサリシレート、2,
2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2
−(2′−ヒドロキシ−4′−n−オクトキシフェニル
)ベンゾトリアゾール等の紫外線吸収剤、群青、シアニ
ンブルー等のブルーイング剤などが挙げられる。
【0068】本発明の組成物は、押出機、ニーダー、バ
ンバリーミキサーなどにより溶融混練することによって
得ることができる。
【0069】本発明の組成物を製造する際には、各成分
を一括混合してもよく、任意の成分をあらかじめ予備混
合したのち残りの成分を添加して混合してもよい。最も
好ましい製造装置は一軸あるいは二軸押出機であり、連
続的に効率よく混練し、ペレット化することができる。
【0070】得られたペレットを用いて押出し成形を行
ない、成形品に加工する。本発明によって得られる押出
し成形品としては、シート、フィルム、チューブなどを
挙げることができ、種々の用途に使用することができる
【0071】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。 なお、実施例中、部および%は特に断らない限り重量基
準である。
【0072】実施例中で用いる各成分の説明:(イ)成
分は水素添加ブロック重合体であり、表1および表2に
その構造を示す。表中、(イ)成分の構造式におけるA
はブロックA、BはブロックB、Xはポリスチレンブロ
ックを示す。また、ブロックBの構造を示すB1 はブ
ロックB1 、B2はブロックB2 を示すものである
【0073】以下に製造法を示す。水添ブロック重合体
〔H−1〕の製造内容量20リットルのオートクレーブ
にシクロヘキサン3.2kg、ブタジエン1.2kgを
仕込み、n−ブチルリチウム14%溶液を33ml添加
する。約70℃に昇温し、転化率が100%になったと
ころでさらにブタジエン2.8kg、テトラヒドロフラ
ン108mlを加え、約70℃で重合を続行する。転化
率が100%になった時点でジクロロシラン20%溶液
を26ml添加し、約20分間反応させ、ジブロック重
合体をカップリングしてトリブロック重合体を得た。重
合が完結したのち、反応液を70℃にし、n−ブチルリ
チウム3g、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール
3gとビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジクロ
ライド1gおよびジエチルアルミニウムクロライド2g
を加え、水素圧10kg/cm2 で1時間反応させた
。 この反応液をスチームストリップ後ロールにて乾燥して
水添ブロック重合体H−1を得た。水添ブロック重合体
〔H−2〕〜〔H−11〕の製造表1および表2に示す
ような各水添ブロック重合体になるように、モノマー種
、モノマー量、触媒量、重合温度、重合時間などを変化
させて、水添ブロック重合体〔H−1〕に準じて水添ブ
ロック重合体〔H−2〕〜〔H−11〕を得た。
【0074】表1および表2に示す融点およびガラス転
移温度は、DSC法により測定した。また、MFRは、
230℃、2.16kg荷重下で測定した測定値である
。なお、H−4は、ブロックBがブタジエンとスチレン
の共重合体であり、ブロックB中の結合スチレン量は1
0%である。
【0075】
【表1】
【表2】
【0076】(ロ)成分は以下のとおりである。 B−1:ポリエチレン系ワックス B−2:パラフィンワックス
【0077】(ハ)成分は以下のとおりである。 C−1:東ソ−(株)製ポリプロピレンJ5010BC
−2:東ソ−(株)製ポリエチレンペトロセン356

0078】(ニ)成分は以下のとおりである。 D−1:結合スチレン量10%、1,2−ビニル結合含
量80%のスチレン−ブタジエン共重合体を水素添加し
たもの(水添率99%) D−2:Shell社製クレイトンG1657
【007
9】(ホ)成分は以下のとおりである。 E−1:出光石油化学(株)社製プロセスオイルPW−
90 E−2:流動パラフィン
【0080】ヒンダードアミンは以下のとおりである。 F−1:テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカル
ボキシレート、 F−2:ポリ〔{(6−(1,1,3,3−テトラメチ
ルブチル)イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−
ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}〕、
【008
1】上記の(イ)〜(ホ)成分およびヒンダードアミン
を、下記表3に示す割合で配合し、得られた組成物をバ
レル温度180〜200℃の二軸押出機を用いて混練押
出しを行ないペレット化した。得られたペレットを乾燥
したのち射出成形することにより肉厚2mm、外寸10
cm×10cmのシートを成形した。また、押出機を用
いて外径8mmのチューブを成形した。
【0082】
【表3】
【0083】成形したシートおよびチューブの物性を、
次の方法に従って評価した。
【0084】すなわち、JIS  K6301加硫ゴム
物理試験に準じて引張試験、圧縮永久歪試験、かたさ試
験を行った。かたさ試験ではJIS  A型試験機を用
いた。
【0085】さらに、次の方法で軟化点、透明性および
表面外観を評価した。
【0086】ビカー(Vicat)軟化点;ASTM 
 D1525−82に準じて測定した。透明性;AST
M  D1003に準じて成形品のHage(%)を測
定した。また、チューブ状成形品の透明性は以下の3段
階で評価した。 ◎:良好 △:やや不透明 ×:不透明 表面外観;チューブ状成形品の表面および内面の外観を
、以下の3段階にわけて評価した。 ◎:良好 △:やや肌荒れがあり ×:さめ肌状で荒れがひどい 評価結果を、表4に示す。
【0087】
【表4】
【0088】表4に示す一般物性およびチューブの特性
(表面外観、透明性)から明らかなように、実施例1〜
15の組成物は、シート、フィルム、チューブなどの押
出成形品としての特性が優れている。
【0089】これに対して、比較例1はブロックAを欠
く水素添加ブロック重合体(イ)を用いた例であり、一
般物性は良好であるが、加工性が悪くチューブ成形品の
外観が極めて不良である。
【0090】比較例2も同様にブロックAを欠く(イ)
成分を用いた例である。比較例1で用いた(イ)成分の
加工性向上させるためにスチレン含量を下げたものであ
るが、硬度の低下が著しい。物性的には満足できるが、
ビカー(Vicat)軟化点が測定不可能であり耐熱性
に問題がある。またシートの付着性も大きく実用上問題
がある。
【0091】比較例3は(イ)成分のブロックAの量が
本発明の範囲外のものである。高硬度であり、柔軟性が
劣っている。同時に圧縮永久歪も劣り、エラストマー弾
性が乏しい。
【0092】比較例4は(イ)成分のブロックAの量が
本発明の範囲以下のものである。低硬度であるが、熱可
塑性エラストマーとしての性能に劣り、力学的な強度も
劣っている。また押出しチューブの変性が著しく、チュ
ーブの成形が不可能である。
【0093】比較例5は(ロ)成分を用いていない例で
あり、チューブの表面外観が悪い。
【0094】比較例6は(ロ)成分を過剰に用いた例で
ある。組成物の加工性(流れ性)が極端に大きいため、
実施例と同一条件下でチューブを押出成形することがで
きない。
【0095】比較例7は、組成物(II)における(イ
)成分の使用量が本発明の範囲より少ない例である。ゴ
ム成分(ニ)を大量に用いると、力学的性質が悪化する
。 同時に耐熱性が低下し、付着性が増加し、押出し加工に
不適当となる。
【0096】比較例8は比較例7と同様に(イ)成分の
使用量を少なくして、樹脂成分(ハ)を大量に用いた例
である。高硬度で柔軟性およびエラストマー弾性に劣り
、押出チューブの表面外観および透明性も不良である。
【0097】
【発明の効果】本発明の熱可塑性エラストマー組成物に
よれば、特定構造の水素添加ブロック重合体を用いるこ
とにより、柔軟性、エラストマー弾性および透明性に優
れ、押出加工に適した素材を提供することができる。
【0098】さらに本発明の組成物は、オレフィン構造
を主たる骨格とするため、耐薬品性、および耐薬物吸着
性にも優れ、一般用途以外に医療器具用途などに好まし
く使用することができ、工業的価値は極めて大きい。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (A)1,2−ビニル結合含量が15
    %以下であるポリブタジエンからなるブロックと、(B
    )ブタジエン50〜100重量%と他の単量体0〜50
    重量%からなり、かつブタジエン部の1,2−ビニル結
    合含量が20〜90%であるブタジエン(共)重合体、
    またはポリイソプレンからなるブロックとからなり、か
    つ(A)/(B)=5〜70/95〜30重量%である
    直鎖または分岐状のブロック重合体を90%以上水素添
    加して得られる水素添加ブロック重合体(イ)100重
    量部に、滑剤(ロ)0.1〜15重量部を配合してなる
    熱可塑性エラストマー組成物。
  2. 【請求項2】  請求項(1)記載の水素添加ブロック
    重合体(イ)99〜40重量%と、オレフィン系樹脂、
    オレフィン系共重合ゴムおよび軟化剤からなるグループ
    から選ばれた少なくとも1種(ハ)1〜60重量%とか
    らなる組成物100重量部に対して、滑剤(ロ)0.1
    〜15重量部を配合してなる熱可塑性エラストマー組成
    物。
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