JPH0434255Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野および従来の技術 本考案は、液圧シリンダハウジングの様な構造
の支持板の様なサポートへの装着に関する。

本考案は、特に、例えば遠隔個所に設置される
スレーブシリンダに結合されるマスタシリンダ
と、マスタシリンダおよびスレーブシリンダを連
結する可撓ホースとによつて遠隔個所の機構を操
作可能な液圧アクチユエータ装置の様な装置に関
する。例えば、摩擦クラツチの開放機構を作動す
るために該液圧アクチユエータ装置を設けること
は公知である。例えば、英国特許第1539879号お
よび対応する米国特許第4407125号、第4454632号
では、自動車輛に設置するために自動車輛の製造
者へ輸送する以前に、液圧流体を予め充填される
予め組立てられた摩擦クラツチ液圧制御装置が開
示される。

自動車輛への該装置の設置の目的のため、マス
タシリンダおよびスレーブシリンダの両者は、シ
リンダハウジングに一体の鋳造ないし塑造され該
ハウジングの端部間の或る中間個所で該ハウジン
グの周辺に配置される装着フランジを備えてい
る。該装着フランジは、支持板ないしパネル、ま
たは支持ブラケツトへの該シリンダの設置のた
め、装着孔を有するか、または装着孔を有する耳
ないしラグを備えている。マスタシリンダは、通
常、車輛の床の様な隔壁の開口部に装着され、該
隔壁の一側部に突出るシリンダハウジングの一端
と、該隔壁の他の側部に突出る該ハウジングの他
端とを有することによつて設置される。該隔壁
は、該開口部の周辺のまわりに配置される複数の
装着孔を備えている。該シリンダハウジングのフ
ランジの装着孔、または該装着ラグの装着孔は、
隔壁ないし床の装着孔に整合されねばならず、該
シリンダハウジングは、整合する装着孔に挿通さ
れる適当なボルトまたはその他のフアスナによつ
て所定の位置に強固に取付けられる。同様に、ス
レーブシリンダは、通常、クラツチハウジング自
体の開口部を介して支持されるか、またはクラツ
チハウジングに取付けられるかあるいはクラツチ
ハウジングに一体に鋳造されるラグないしブラケ
ツトに支持される。該スレーブシリンダのハウジ
ングは、クラツチハウジングまたはブラケツトお
よびシリンダハウジングの装着フランジまたはラ
グの整合する装着孔に挿通されるボルトによつて
所定の位置に取付けられる。

マスタシリンダおよびスレーブシリンダのその
他の装着装置は、例えばスレーブシリンダに対す
るスナツプリングリテーナの形態と、マスタシリ
ンダに対する押込み回転締付け装置の形態とにお
いて上述の英国特許に開示される様に、自動車輛
の製造者の組立てラインにおける該液圧装置の設
置を簡単にするために従来開発された。マスタシ
リンダは、隔壁の正方形開口部を介して装着され
る。マスタシリンダのハウジングは、円形フラン
ジから離れたほぼ正方形のフランジを備えてい
る。該正方形フランジは、隔壁の正方形開口部を
通過し得る寸法を有している。弾性パツキンは、
該２枚のフランジの間に設置され、正方形フラン
ジが隔壁の正方形開口部を貫通して押込まれる際
に圧縮され、ハウジングは、その長手方向軸線の
まわりに約45°回転され、従つて、正方形フラン
ジの尖端を正方形開口部に隣接する隔壁の後面に
係合させ、正方形開口部の対向側部間の距離より
も大きい長さを有する正方形フランジの対角線に
鑑みて所定の位置にシリンダハウジングを保持す
る。しかしながら、該構成では、弾性パツキング
の圧縮によつて得られ隔壁の対応する面と正方形
フランジの尖端面との係合を生じさせる摩擦力の
みが、その他の積極的な固定が設けられていない
ため、正方形開口部に対するマスタシリンダハウ
ジングの回転を防止する。

考案の目的および要約 本考案の目的は、隔壁の様なサポートまたは設
置を簡単にする支持板の装着孔への液圧シリンダ
の装着を改良することである。

本考案によれば、円筒形の周面部分と円形フラ
ンジとを有している液圧シリンダハウジングと、
開口部を有するサポートの装着構造にして、円筒
形の周面部分に少なくとも１組の対称的に配置さ
れる半径方向突起を有し、開口部が、サポートの
１つの面から他の面まて延び円筒形の周面部分に
適合する直径を有する円筒状部分と、サポートの
１つの面から他の面まで延び半径方向突起の外周
に適合する円筒状切除部を有し、円筒状部分に
は、サポートの他の面から所定の深さにわたつて
半径方向突起の外周に適合する周面を有する凹所
が形成され、凹所は、サポートの他の面まで延び
る第１の当接面とサポートの他の面への途中まで
延びる第２の当接面を有し、これらの第１および
第２の当接面間に半径方向突起を収容するように
構成されており、また、開口部には、サポートの
１つの面から他の面まで延びる第３の当接面が形
成されており、これにより、開口部を介する半径
方向突起および円筒形の周面部分の導入後、一方
向へのハウジングの回転が第３の当接面によつて
阻止され、反対方向へのハウジングの回転が第２
の当接面を越える半径方向突起の通過によつて可
能になり、第１の当接面が凹所を越えて半径方向
突起が回転するのを阻止することができ、更に、
円形フランジとサポートの１つの面との間に配置
され半径方向突起を凹所に収容するように付勢す
る装置を有することを特徴とする液圧シリンダハ
ウジングとサポートの装着構造が提供される。

該突起を該凹所内に付勢する装置は、好ましく
は弾性要素であり、更に好ましくは弾性クリツプ
である。該弾性クリツプは、該突起を該凹所内へ
付勢するように該ハウジングの円形フランジと該
サポートとの間に弾力的な付勢を加える形状を有
する一対の弓形脚を備えるＵ形の形状でも良い。
該脚は、該ハウジングの平坦面の各側部を夫々が
通過しても良い。該脚の端末は、クリツプの不時
の除去を阻止する突出部を備えても良い。

該ハウジングは、自動車輛の液圧装置、例えば
クラツチ開放装置の液圧スレーブシリンダのハウ
ジングでもよい。

好ましくは、該シリンダの操作部材、例えば出
力ロツドは、該突起が該開口部に挿入される側部
の反対側の該サポートの側部を越えて突出す。

本考案によれば、液圧シリンダハウジング（特
にスレーブシリンダ）をサポートに形成された開
口に取り付けるための、非常に簡単に素早く、確
実に取り付けられる構成を提供することができ
る。本考案の構成は、従来からある「ねじりロツ
クタイプ」であるが、液圧シリンダをサポートに
保持するのにいかなる工具も固定具も必要とせ
ず、ガスケツトの圧縮による摩擦力だけでスレー
ブシリンダの回転を防いでいた従来の装置におい
て必要とされたような弾性のあるガスケツトを本
考案によれば必要としないのである。

本考案においては、突起の凹所への位置決めに
より、液圧シリンダをサポートに積極的に位置決
めすることができ、そして、いつたん突起が凹所
にはいると、当接面はシリンダの回転を防止する
働きをする。また、突起を凹所に収容するように
付勢する装置を設けることによつて、突起は凹所
から軸方向に動かないようにすることができるの
である。

本考案による装着構造は、シリンダの回転を一
方向にのみ許容する当接面を設けることによつ
て、事実上極めて簡単となる。また、シリンダが
反対方向に回されても、シリンダは、突起を自動
的に凹所に整合させる作用をする当接面を越えて
回されることはないのである。

本考案による装着は、添付図面を参照して例と
して下記に説明される。

実施例 図面、特に、第１図を参照すると、自動車輛の
隔壁１２を介して挿着されるマスタシリンダ１１
の好適形態の液圧装置１０が示される。マスタシ
リンダ１１は、自動車輛の運転者によつて作動さ
れるクラツチ解放ペタル腕１６に機械的に枢着さ
れる入力ピストンロツド１４を有している。マス
タシリンダ１１は、好ましくは可撓ホース２０の
形態の適当な導管によつてスレーブシリンダ１８
に結合される。スレーブシリンダ１８は、出力ロ
ツド２２がクラツチ解放レバー２４の様なクラツ
チ解放機構を操作する態様で自動車輛のクラツチ
ハウジング２１に隣接するか、または該ハウジン
グ２１上のまたは該ハウジング２１を貫通する適
当な位置に挿着される。図示の構造の例では、ス
レーブシリンダ１８の出力ロツド２２は、例えば
本実用新案登録出願人の米国特許第4454632号に
開示される型式の破断用保持ストラツプ２６によ
り、自動車輛の製造者への液圧装置１０の輸送の
際、および自動車輛の組立てラインの該装置の配
置の際、拘束される。

自動車輛の製造者への輸送に先立ち、クラツチ
解放液圧装置１０は、マスタシリンダ１１とスレ
ーブシリンダ１８とを連結する可撓ホース２０
と、スレーブシリンダ出力ロツドの保持ストラツ
プ２６とを有する完全なユニツトとして組立てら
れる。装置１０は、直ちに作用するユニツトとし
て組立てラインで自動車輛に設置される。輸送に
先立ち、液圧装置１０は、或る構造では、可撓ホ
ースによつてマスタシリンダ１１に結合され別個
に遠隔して配置されるタンクであるが、図示の構
造の例では、マスタシリンダ１１のハウジングと
一体に形成される液圧流体タンク２８である液圧
流体のタンクの充填を包含し液圧流体を予め充填
される。スレーブシリンダ１８のハウジングおよ
びマスタシリンダ１１のハウジングの両者は、金
属で鋳造されてもよく、または好ましくは樹脂で
塑造される。

マスタシリンダ１１は、運転者の隔室内に位置
する入力ロツド１４がそれから突出る端部を有し
自動車輛の隔壁ないし床１２を介して設置され
る。自動車輛の隔壁ないし床１２を介してマスタ
シリンダ１１を取付ける構造は、マスタシリンダ
１１のハウジングに設けられる通常の装着フラン
ジと、該装着フランジおよび隔壁ないし床の整合
する装着孔と、ボルトナツト締付け装置とから成
つてもよく、該ボルトは、整合する孔に挿通され
る。スレーブシリンダ１８は、図示の構造の例で
は、クラツチベルハウジング２１の開口部３０を
介して装着され、クラツチベルハウジング２１の
一部は、装着孔３０を有する装着板３２を限定す
る。スレーブシリンダ１８のハウジング３３は、
出力ロツド２２が貫通して突出る弾性材料ブーツ
３４で保護されるその端部に隣接して、装着板３
２の開口部３０の最も広い寸法よりも大きい直径
の平坦な環状面３８を有する一体の円形フランジ
３６を備えている。複数の耳ないしラグ４０は、
スレーブシリンダ１８のハウジングに一体に鋳造
され外方かつ半径方向に配置される。図示の構造
の例では、各々が円形頂上４２と、フランジの環
状面３８から所定の距離Ｄの部分的に配置される
平坦面とを有する３つのラグ４０がある。スレー
ブシリンダ１８のハウジング３３は、ほぼ円筒形
の部分４６と、直径方向に対向する平坦な凹んだ
部分４８の一部とを有している（第２図、第５
図）。第５図、第６図に最もよく示す様に、装着
板孔３０は、シリンダハウジングのラグ４０に適
合する半径および巾の３つの円筒形セグメントな
いしスロツト５０と、スレーブシリンダハウジン
グ３３の円筒形体部４６を収容する３つの突出る
円筒形段付きセグメント５２とを有している。装
着開口部３０は、シリンダハウジングのラグ４０
の巾に適合する巾を有し円の孤にわたつて延びる
３つのノツチないし凹所５４を更に備えている。
各ノツチないし凹所５４は、装着板３２の相互に
平行な前面５７および後面５９にほぼ平行な、即
ち、開口部３０の軸線にほぼ垂直な平面におけ
る、部分的に環状の底面５６を有している。当接
側壁５８は、各面５６から装着板３２の前面５７
まで延び、当接側壁６０は、各面５６から装着板
３２の前面５７に向つて途中まで延びる。円筒形
スロツト５０と円筒形段付きセグメント５２との
間の接続個所は、装着板３２の１つの面５７から
他の面５９まで全部を延びる当接壁６２と、装着
板３２の後面５９から装着板３２の前面５７に隣
接する当接壁６４の端部の棚６６まで延びる当接
壁６４とを夫々形成し、当接壁６４の長さは、ラ
グ後面４４とフランジ環状面３８との間の距離Ｄ
にほぼ等しいか、または僅かに短い。

スレーブシリンダ１８のハウジング３３は、フ
ランジ３６の環状面３８が装着板３２の後面に係
号するまで開口部３０の円筒形セグメントないし
スロツト５０を通過するラグ４０を伴つて（第７
図）該開口部を介し単に押圧された後、各ラグ４
０の側部がノツチないし凹所５４の当接側壁５８
に当接するまでシリンダ１８の時計方向回転によ
り（第７図、第８図）、該開口部を介して装着さ
れる。当接壁６４の長さ、即ち、装着板３２の後
面５９から当接壁６４の棚６６を分離する距離が
ハウジングフランジ３６の環状面３８からラグ４
０の部分的な環状後面４４を分離する距離Ｄに等
しいか、または短いため、装着板３２の後面５９
に対して当てられるフランジ３６の環状面３８を
伴うシリンダ１８の時計方向回転は、当接壁６４
の棚６６から離れるラグ４０の面４４に鑑みて許
容される。反対方向へのシリンダ１８の回転は、
当接壁６２に係合するラグ４０の他の側部によつ
て阻止される。

ノツチないし凹所５４の側壁５８に当接するシ
リンダハウジングのラグ４０の一側部を伴い、シ
リンダ１８が第８図に示される位置に回転される
と、保持ばねクリツプ６８（第２図から第５図）
は、装着板３２の後面５９とシリンダハウジング
フランジ３６の環状面３８との間に手で押込まれ
る。第３図に最も良く示す様に、ばね鋼または弾
性樹脂で作られるばねクリツプ６８は、ほぼＵ形
であり、一対の一体でほぼ平行な弓形脚７０を有
している。クリツプ脚７０の内側端縁７２を分離
する距離は、装着開口部３０に嵌入するシリンダ
ハウジングの円筒形部分４６の直径よりも短く、
従つて、脚７０の各内側端縁７２は、凹んだ平坦
面４８に係合する。弓形脚７０は、内方へ突出す
部分７４をその自由端に有し、突出す部分７４
は、２つの対向する凹んだ平坦面４８を分離する
距離よりも僅かに短い距離によつて分離され、そ
の結果、クリツプ６８が第２図に示す様に係合す
るとき、脚７０は、弾力的に僅かに広げられ、凹
んだ平坦面４８を通過する際、クリツプ６８の不
時の除去を阻害する内方へ突出す部分７４によつ
て所定の位置にクリツプ６８を保持する様に元の
位置に弾力的に戻る。脚７０の弓形は、装着開口
部３０のノツチないし凹所５４の底面５６にラグ
４０を後面４４で係合させ、従つて、スレーブシ
リンダ１８の作用の際にシリンダ１８のハウジン
グ３３に加えられる唯一の力がレバー腕２４（第
１図）の様なクラツチ開放機構を操作する出力部
材２２の延長によつて生じる反作用力であるた
め、支持板３２の装着開口部３０を介して強固に
締付けられるシリンダハウジング３３を固定す
る。該反作用力は、ノツチないし凹所５４の底面
５６に対して一層強くシリンダハウジングの装着
ラグ４０を係合させる様に作用する方向へ長手方
向に向けられる。

シリンダのフランジ３６の環状面３８と装着板
ないし支持板３２の後面５９との間に手で容易に
挿入可能であつて、挿着凹所ないしノツチ５４の
底面５６に常に係合してラグ４０を保持するばね
付勢を与え、従つて、シリンダ１８のほぼがたつ
き防止の装着を生じるクリツプ６８が圧縮不能ま
たは好ましくは圧縮可能である適当なスペーサと
置換えられてもよいことは、当該技術の熟達者に
よつて認められる。フランジ３６の環状面３８に
永続的に設置される弾性パツキンが使用されても
よく、これは、ラグ４０が凹所ないしノツチ５４
の低い側へ、突出る棚６６を越えて通過するのを
可能にする様にパツキンを圧縮するため、充分な
力がシリンダハウジング３３に長手方向に加えら
れることを必要とする。該弾性パツキンの圧縮
は、シリンダハウジング３３の回転の際、弾性パ
ツキンの圧縮を扶助する様にラグ４０の側部に係
合可能な斜道を形成する如く、棚６６に隣接して
当接壁６４の端部を所定の角度に切断することに
よつて扶助される。また、ばねクリツプ６８は、
装着板の開口部を介してシリンダを設置するのに
先立つて設置されてもよく、これは、装着開口部
３０の所定の位置にシリンダハウジング３３を固
定する様に該ハウジングを回転する際に長手方向
へ該ハウジングを移動することにより、クリツプ
の弓形脚７０が弾力的に平坦になることを必要と
する。

例示の目的のみに与えられ、本考案の目的を達
成する様に良好に構成される構造の一例によつて
本考案が説明されたので、該例の変更は、当該技
術の熟達者に明白である。

ここに使用される用語「液圧シリンダ」は、ス
レーブシリンダ以外の液圧アクチユエータを包含
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は摩擦クラツチの液圧解放機構の形態の
液圧装置に関連して本考案によるサポートに装着
されるスレーブシリンダの一例の図、第２図は支
持板の装着開口部を介して導入されるスレーブシ
リンダの部分図、第３図、第４図は本考案の保持
クリツプの一例の夫々立面図および側面図、第５
図は液圧シリンダおよび本考案による装着開口部
を有し対応する装着板の分解斜視図、第６図は装
着板の前面立面図、第７図は装着板の開口部を介
して導入されるシリンダを示す装着板の前面立面
図、第８図は装着板の開口部を介して設置される
シリンダを有する装着板の第２図の線８−８に沿
う図を示す。 ３０……開口部（装着孔）、３２……装着板
（支持板）、３３……スレーブシリンダのハウジン
グ、３６……円形フランジ、３８……平坦な環状
面、４０……耳（ラグ）、４８……平坦な凹み部
分、５０……円筒形セグメント（スロツト）、５
２……段付きセグメント、５４……ノツチ（凹
所）。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 円筒形の周面部分４６と、該円筒形の周面部
   分４６の一側に円形フランジ３６とを有してい
   る液圧シリンダハウジング３３と、開口部３０
   を有するサポート３２の装着構造にして、前記
   円筒形の周面部分４６の他側に少なくとも１組
   の対称的に配置される半径方向突起４０を有
   し、前記開口部３０が、前記サポート３２の１
   つの面５９から該サポートの他の面５７まで延
   び前記円筒形の周面部分４６に適合する直径を
   有する円筒状部分５２と、該１つの面５９から
   該他の面５７まで延び前記半径方向突起４０の
   外周に適合する円筒状切除部５０を有し、前記
   円筒状部分５２には、前記他の面５７から所定
   の深さにわたつて前記半径方向突起４０の外周
   に適合する周面を有する凹所５４が形成され、
   該凹所５４は、前記他の面５７まで延びる第１
   の当接面５８と該他の面５７への途中まで延び
   る第２の当接面６０を有し、これらの第１およ
   び第２の当接面５８，６０間に前記半径方向突
   起４０を収容するように構成されており、ま
   た、前記開口部３０には、前記サポート３２の
   前記１つの面５９から前記他の面５７まで延び
   る第３の当接面６２が形成されており、これに
   より、前記開口部３０を介する前記半径方向突
   起４０および円筒形の周面部分４６の導入後、
   一方向への前記ハウジング３３の回転が前記第
   ３の当接面６２によつて阻止され、反対方向へ
   の前記ハウジング３３の回転が前記第２の当接
   面６０を越える該半径方向突起４０の通過によ
   つて可能になり、前記第１の当接面５８が前記
   凹所５４を越えて前記半径方向突起４０が回転
   するのを阻止することができ、更に、前記円形
   フランジ３６と前記サポート３２の前記１つの
   面５９との間に配置され前記半径方向突起４０
   を前記凹所５４に収容するように付勢する装置
   ６８を有することを特徴とする液圧シリンダハ
   ウジングとサポートの装着構造。 (2) 前記突起４０を前記凹所５４へ付勢するかま
   たは該突起を該凹所に保持する前記装置６８
   が、弾性要素であることを特徴とする実用新案
   登録請求の範囲第１項に記載の装着構造。 (3) 前記弾性要素が、前記凹所５４へ前記突起４
   ０を付勢するかまたは該突起を該凹所に保持す
   る様に前記ハウジング３３の円形フランジ３６
   と前記サポート３２との間に弾力的な付勢を加
   えることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
   第２項に記載の装着構造。 (4) 前記凹所５４へ前記突起４０を付勢するかま
   たは該突起を該凹所に保持する前記装置が、弾
   性クリツプ６８であることを特徴とする実用新
   案登録請求の範囲第２項または第３項に記載の
   装着構造。 (5) 前記クリツプ６８が、Ｕ形であつて、一対の
   弓形脚７０を有し、該弓形脚が、前記凹所５４
   へ前記突起４０を付勢するかまたは該突起を該
   凹所に保持する様に前記ハウジング３３の円形
   フランジ３６と前記サポート３２との間に弾力
   的な付勢を加える形状を有することを特徴とす
   る実用新案登録請求の範囲第４項に記載の装着
   構造。 (6) 前記装置６８が、Ｕ形であつて、前記ハウジ
   ング３３の平坦面４８の各側を夫々通過する一
   対の脚７０を有することを特徴とする実用新案
   登録請求の範囲第３項または第４項に記載の装
   着構造。 (7) 前記クリツプ６８が、Ｕ形であつて、一対の
   弓形脚を有し、該脚の端末が、該クリツプの不
   時の除去を阻止する突出部７４を有することを
   特徴とする実用新案登録請求の範囲第４項、第
   ５項または第６項に記載の装着構造。 (8) 前記突起４０を前記凹所５４へ付勢するかま
   たは該突起を該凹所に保持する前記装置６８
   が、該凹所への該突起の配置後、所定の位置に
   設置されることを特徴とする実用新案登録請求
   の範囲第１項から第７項のいずれか１つの項に
   記載の装着構造。 (9) 前記液圧シリンダハウジング３３が、自動車
   輛の液圧装置のスレーブシリンダのハウジング
   であることを特徴とする実用新案登録請求の範
   囲第１項から第８項のいずれか１つの項に記載
   の装着構造。