JPH0625725Y2 - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JPH0625725Y2
JPH0625725Y2 JP2872489U JP2872489U JPH0625725Y2 JP H0625725 Y2 JPH0625725 Y2 JP H0625725Y2 JP 2872489 U JP2872489 U JP 2872489U JP 2872489 U JP2872489 U JP 2872489U JP H0625725 Y2 JPH0625725 Y2 JP H0625725Y2
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JP
Japan
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plate
plates
elastic body
vibration device
locking portion
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JP2872489U
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JPH02119536U (ja
Inventor
欣哉 岡島
Original Assignee
エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、部材間に装着されて、一方の部材に発生した
振動が他方の部材へ伝わるのを防止する防振装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来から、各種機器に使用される防振装置として、第5
図に示すように、振動を吸収・減衰する主体であるエラ
ストマーなどの弾性体1と、該弾性体1の両端に固着さ
れ、中央部にボルト4,5がそれぞれ突設された金属プ
レート2,3とからなるものがある。
この防振装置は、ボルト4,5とこれに螺合する図示し
ないナットにより、金属プレート2,3においてそれぞ
れ相手部材に固着され、一方の部材に発生した振動が他
方の部材へ伝わるのを、弾性体1において阻止するもの
である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の構成によると、相手部材にボ
ルト4,5を挿通し、ナットで締付けて当該防振装置を
取付ける時に、前記締付けに伴い金属プレートが相対回
転して、該両者2,3間で弾性体1が捩り変形し、該変
形状態のまま固定されたり、これによる弾性体1の機能
低下や破壊を来す恐れがある。
上記問題に対処するには、実公昭40−36410号公
報に記載されているように (ア)プレートのそれぞれに突出部を設けてこの突出部
にボルト状の間隔保持具を着脱自在にねじ込んだり、 実公昭54−20557号公報に記載されているよう
に、 (イ)プレートのそれぞれに直線切欠状のロックガイド
部を設けてこのロックガイド部を作業中スパナで押える
ようにしたり、 (ウ)または一方のプレートに起立爪状のロックガイド
部を設けてロックガイド部を相手材材の縁辺に係合した
りすることが考えられるが、これらの従来技術にはそれ
ぞれ以下の問題がある。
すなわち、先ず上記(ア)においては、装着時にボルト
状の間隔保持具の上端が上側のプレートの更に上側に突
出するとともに間隔保持具の下端が下側のプレートの更
に下側に突出することになるために、突出部および間隔
保持具が相手部材の横手縁辺から更に横手に食み出すよ
うにしなければ、当該防振装置を上下一対の相手部材の
間に装着することができない。したがってこの従来技術
によると、当該防振装置の装着可能箇所が相手部材の縁
辺近傍に限定されてしまい、当該防振装置の装着可能範
囲が狭い問題がある。また上記(イ)には、直線切欠状
のロックガイド部を作業中ずっとスパナで押えていなけ
ればならないために、作業が厄介である問題がある。ま
た上記(ウ)には、起立爪状のロックガイド部を相手部
材の縁辺に係合するものであるために、上記(ア)と同
様に、当該防振装置の装着可能範囲が狭い問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみられる問題
を解消すべく案出されたものであって、この目的を達成
するため、請求項1に示すように、弾性体の両端に螺子
で相手部材に固定されるプレートを接合した防振装置に
おいて、前記両プレート間に該両プレートの螺子締付け
方向の相対回転を阻止する係止部を設け、前記係止部が
一方のプレートから他方のプレートへ向けて突設された
突起部と、他方のプレートから一方のプレートへ向けて
突設された他の突起部とからなり、両突起部が螺子締付
け方向に互いに対接していることを特徴とする防振装置
を提供する。
また請求項2に示すように、弾性体の両端に螺子で相手
部材に固定されるプレートを接合した防振装置におい
て、前記両プレート間に該両プレートの螺子締付け方向
の相対回転を阻止する係止部を設け、前記係止部が両プ
レートのそれぞれに形成した切欠部に着脱自在に嵌合さ
れた角棒状のリンク部材からなることを特徴とする防振
装置を提供する。
また請求項3に示すように、弾性体の両端に螺子で相手
部材に固定されるプレートを接合した防振装置におい
て、前記両プレート間に該両プレートの螺子締付け方向
の相対回転を阻止する係止部を設け、前記係止部が両プ
レートの一体形成された橋絡部からなることを特徴とす
る防振装置を提供する。
また請求項4に示すように、弾性体の両端に螺子で相手
部材に固定されるプレートを接合した防振装置におい
て、前記両プレート間に該両プレートの螺子締付け方向
の相対回転を阻止する係止部を設け、前記係止部が両プ
レート間における複数箇所に設けられ、各係止部が一方
のプレートから他方のプレートへ向けて突設された突起
部と、他方のプレートから一方のプレートへ向けて突設
されるとともに前記突起部を両側から挾むように対接す
る他の突起部とからなることを特徴とする防振装置を提
供する。
〔作用〕
上記突起部やリンク部材、橋絡部等からなる係止部は、
螺子による相手部材への締付け固定の際に、螺子締付け
方向へプレートが共回りして、両プレート間の弾性体が
捩り変形してしまうのを阻止する。前記リンク部からな
る係止部の場合は、当該防振装置の取付け終了後、両プ
レートの切欠部から容易に取り外すことができ、前記橋
絡部からなる係止部の場合は、前記取付け終了後切除す
ればよい。互いに対接する突起部からなる係止部の場合
は、必要に応じて(たとえば突起部の接触により弾性体
の防振性能が損なわれるおそれがある場合など)、一方
または双方の突起部を前記取付け終了後に切除すればよ
い。また、一方の突起部を、両側から挟むように対接す
る他の突起部とからなり、両プレート間における複数箇
所に設けた係止部の場合は、上記捩り変形阻止作用のほ
か、振動入力時の弾性体の作動方向を限定して、防振機
能に方向性を付与する作用を有する。また突起部やリン
ク部材、橋絡部等からなるこれらの係止部は両プレート
の間に設けられるものであって、上側のプレートの更に
上側に突出したり下側のプレートの更に下側に突出した
りすることがないものである。またこれらの係止部は相
手部材に対して先に締付け固定された一方のプレートを
基にして他方のプレートを回り止めするものであって、
プレートをスパナで押えたりプレートを相手部材の縁辺
に係合させたりする必要がないものである。
〔実施例〕
以下、本考案の防振装置を、図示の実施例を参照しなが
ら説明する。なお、先に述べた第5図の従来例と同一ま
たは対応する部分には同一符号を用い、その説明は省略
する。
まず第1図の実施例は、一方のプレート2の外周縁の一
部から他方のプレート3へ向けて一体に突設された突起
部7と、他方のプレート3の外周縁の一部から一方のプ
レート2へ向けて一体に突設された突起部8とを備え、
両突起部7,8は、ボルト4,5へのナットの締付け方
向(矢印R,R′で示す)に互いに対接して係止部6を
構成している。
この実施例によると、たとえばまずプレート2を相手部
材に固定した後、他方のプレート3を、他の相手部材に
ボルト5を挿通してナットで締付けて固定する際、プレ
ート3は係止部6によってボルト5へのナットの締付け
方向R′への共回りを阻止されているので、両プレート
2,3の相対回転は起こらず、弾性体1が捩れた状態に
固定されてしまうことはない。なお、突起部7,8の接
触により弾性体1の防振性能が損なわれるおそれがある
場合は、突起部7,8の一方または双方を前記取付け後
に折り曲げるなどして容易に切除することができる。
次に、第2図の実施例は、係止部6を、両プレート2,
3のそれぞれに形成した両切欠部9,10に着脱自在に
嵌合された角棒状のリンク部分11からなる構成とした
ものである。
この実施例によると、両プレート2,3は、ナットの締
付け方向R,R′と反対の方向へも係止されることとな
り、また、リンク部分11を切欠部9,10から取り外
すだけで、両プレート2,3の係止状態を容易に解除す
ることができる。
次に、第3図の実施例は、係止部6を、両プレート2,
3に一体形成した橋絡部12からなる構成としたもん
で、この橋絡部12は、当該防振装置を相手部材へ取り
付けた後に切除する必要があるので、切断し易くかつナ
ット締付け時のトルクに十分耐えられるような幅または
厚さが設定される。
さらに、第4図の実施例は、係止部6が、前記係止部6
は、両プレート2,3間における周方向2箇所(180
°対称位置)に設けられ、各係止部6,6は、一方のプ
レート2から他方のプレート3へ向けて突設された突起
部13と、他方のプレート3から一方のプレート2へ向
けて突設され前記突起部13を両側から挟むように対接
する他の突起部4,15とから構成されている。
この実施例によると、係止部6,6が両プレート2,3
の、ナットの締付け方向R,R′およびその反対の方向
への相対回転を阻止し、弾性体1の捩り変形を防止する
ほか、相手部材への取り付け後も、弾性体1をX−X′
方向へは固定して、振動入力時の弾性体1の作動を、Y
−Y′およびZ−Z方向にのみ限定し、防振機能に方向
性を付与する作用を有する。
なお、本考案は、各部の形状など図示の実施例に限定さ
れるものでないことは勿論である。
〔考案の効果〕
本考案は以下の効果を奏する。すなわち、請求項1ない
し請求項4に共通して、当該防振装置を相手部材へ締付
け固定する際に両プレートが螺子締付け方向へ相対回転
するのを、突起部やリンク部材、橋絡部等からなる係止
部を設けて阻止することにしたために、弾性体が捩れる
のを防止することができ、これにより弾性体の機能が低
下したり、弾性体が破損したりするのを防止することが
できる。また上記公報に記載された従来技術に対して
は、突起部やリンク部材、橋絡部等からなる係止部が両
プレートの間に設けられるものであって、上側のプレー
トの更に上側に突出したり下側のプレートの更に下側に
突出したりすることがないものであり、また相手部材に
対して先に締付け固定された一方のプレートを基にして
他方のプレートを回り止めするものであって、プレート
をスパナで押えたりプレートを相手部材の縁辺に係合さ
せたりする必要がないものであるために、当該防振装置
の装着可能箇所が相手部材の縁辺近傍に限定されること
がなく、この分、当該防振装置の装着可能範囲を拡大す
ることができ、またプレートをスパナで押える手間を省
くことができるという本考案に特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はそれぞれ本考案の実施例を示す斜
視図、第5図は従来例を示す斜視図である。 1……弾性体、2,3……プレート 4,5……ボルト(螺子)、6……係止部 7,8,13,14,15……突起部 9,10……切欠部、11……リンク部材 12……橋絡部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性体(1)の両端に、螺子(4)(5)で相手部
    材に固定されるプレート(2)(3)を接合した防振装置にお
    いて、前記両プレート(2)(3)間に、該両プレート(2)(3)
    の螺子締付け方向の相対回転を阻止する係止部(6)を設
    け、 前記係止部(6)が、一方のプレート(2)から他方のプレー
    ト(3)へ向けて突設された突起部(7)と、他方のプレート
    (3)から一方のプレート(2)へ向けて突設された他の突起
    部(8)とからなり、両突起部(7)(8)が、螺子締付け方向
    に互いに対接していることを特徴とする防振装置。
  2. 【請求項2】弾性体(1)の両端に、螺子(4)(5)で相手部
    材に固定されるプレート(2)(3)を接合した防振装置にお
    いて、前記両プレート(2)(3)間に、該両プレート(2)(3)
    の螺子締付け方向の相対回転を阻止する係止部(6)を設
    け、 前記係止部(6)が、両プレート(2)(3)のそれぞれに形成
    した切欠部(9)(10)に着脱自在に嵌合された角棒状のリ
    ンク部材(11)からなることを特徴とする防振装置。
  3. 【請求項3】弾性体(1)の両端に、螺子(4)(5)で相手部
    材に固定されるプレート(2)(3)を接合した防振装置にお
    いて、前記両プレート(2)(3)間に、該両プレート(2)(3)
    の螺子締付け方向の相対回転を阻止する係止部(6)を設
    け、 前記係止部(6)が、両プレート(2)(3)に一体形成された
    橋絡部(12)からなることを特徴とする防振装置。
  4. 【請求項4】弾性体(1)の両端に、螺子(4)(5)で相手部
    材に固定されるプレート(2)(3)を接合した防振装置にお
    いて、前記両プレート(2)(3)間に、該両プレート(2)(3)
    の螺子締付け方向の相対回転を阻止する係止部(6)を設
    け、 前記係止部(6)が、両プレート(2)(3)間における複数箇
    所に設けられ、各係止部(6)が、一方のプレート(2)から
    他方のプレート(3)へ向けて突設された突起部(13)と、
    他方のプレート(3)から一方のプレート(2)へ向けて突設
    されるとともに前記突起部(13)を両側から挾むように対
    接する他の突起部(14)(15)とからなることを特徴とする
    防振装置。
JP2872489U 1989-03-14 1989-03-14 防振装置 Expired - Lifetime JPH0625725Y2 (ja)

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JP5257418B2 (ja) * 2010-07-23 2013-08-07 株式会社デンソー 防振対象部材の接続構造
JP5986810B2 (ja) * 2012-06-05 2016-09-06 東洋ゴム工業株式会社 緩衝具

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