JPH04341838A - 非繊維複合強化材およびその製造方法 - Google Patents
非繊維複合強化材およびその製造方法Info
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- JPH04341838A JPH04341838A JP3114794A JP11479491A JPH04341838A JP H04341838 A JPH04341838 A JP H04341838A JP 3114794 A JP3114794 A JP 3114794A JP 11479491 A JP11479491 A JP 11479491A JP H04341838 A JPH04341838 A JP H04341838A
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Landscapes
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非繊維複合強化材およ
びその製造方法に関する。
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ポリイミドフィルムにおいては
、延伸により分子配向強度を設定し、この分子配向強度
を機能的に用いることがある。
、延伸により分子配向強度を設定し、この分子配向強度
を機能的に用いることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したポ
リイミドフィルムはその強度において方向性を持つもの
であるために、限られた方向での耐久性を設定すること
しかできないという問題があった。
リイミドフィルムはその強度において方向性を持つもの
であるために、限られた方向での耐久性を設定すること
しかできないという問題があった。
【0004】また、仮に、上述した限られた方向での耐
久性のみを追及するのでなく、方向性をなくして全方向
での強度を向上させる場合には、上述したポリイミドフ
ィルムにおける延伸方向を異ならせたものを積層して各
フィルム同士を接着することが考えられるが、この場合
には、各積層間に位置する接着層の強度が影響して、各
フィルム事態での強度を保証することができないことが
ある。
久性のみを追及するのでなく、方向性をなくして全方向
での強度を向上させる場合には、上述したポリイミドフ
ィルムにおける延伸方向を異ならせたものを積層して各
フィルム同士を接着することが考えられるが、この場合
には、各積層間に位置する接着層の強度が影響して、各
フィルム事態での強度を保証することができないことが
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、延伸フィル
ムにおける分子配向強度を全方向において一様にするた
めには、分子配向強度がそれぞれ異なるフィルムを積層
することが必要であることに着目し、しかも、この積層
されたフィルム同士を接着層を介在させない状態で一体
化することが上述した全方向での分子配向強度を維持さ
せる要因であることを見出し、本発明に到達したもので
ある。
ムにおける分子配向強度を全方向において一様にするた
めには、分子配向強度がそれぞれ異なるフィルムを積層
することが必要であることに着目し、しかも、この積層
されたフィルム同士を接着層を介在させない状態で一体
化することが上述した全方向での分子配向強度を維持さ
せる要因であることを見出し、本発明に到達したもので
ある。
【0006】すなわち、本発明は、分子配向強度に関与
する分子構造を備えたポリアミド酸ワニスと接着に関与
する熱可塑性ポリイミドあるいはポリアミド酸ワニスと
を混成された状態において製膜することで得られる一方
向延伸ポリイミドフィルムを、その分子配向強度が異な
る状態に積層したことを特徴とする非繊維複合強化材で
ある。
する分子構造を備えたポリアミド酸ワニスと接着に関与
する熱可塑性ポリイミドあるいはポリアミド酸ワニスと
を混成された状態において製膜することで得られる一方
向延伸ポリイミドフィルムを、その分子配向強度が異な
る状態に積層したことを特徴とする非繊維複合強化材で
ある。
【0007】また、本発明は分子配向強度に関与する分
子構造を備えたポリアミド酸ワニスと接着に関与する熱
可塑性ポリイミドあるいはポリアミド酸ワニスとを混成
し、この両者からなる混成ワニスにより製膜を行い、乾
燥後にポリアミド酸を剥離したうえでこのポリアミド酸
フィルムを延伸することで一方向延伸ポリアミドフィル
ムを作成し、この一方向延伸ポリアミドフィルムをその
分子配向強度を異ならせた状態で積層したうえで真空中
において加熱プレスし、熱可塑性ポリイミドが塑性変形
を起こさなくなる温度まで冷却することで非繊維複合強
化材を製造する方法である。
子構造を備えたポリアミド酸ワニスと接着に関与する熱
可塑性ポリイミドあるいはポリアミド酸ワニスとを混成
し、この両者からなる混成ワニスにより製膜を行い、乾
燥後にポリアミド酸を剥離したうえでこのポリアミド酸
フィルムを延伸することで一方向延伸ポリアミドフィル
ムを作成し、この一方向延伸ポリアミドフィルムをその
分子配向強度を異ならせた状態で積層したうえで真空中
において加熱プレスし、熱可塑性ポリイミドが塑性変形
を起こさなくなる温度まで冷却することで非繊維複合強
化材を製造する方法である。
【0008】
【作用】本発明によれば、一方向延伸ポリアミドフィル
ムにおける分子配向強度を異ならせた状態で積層するこ
とで各ポリアミドフィルムを合わせた場合の強度に方向
性を持たせないようにすることができる。
ムにおける分子配向強度を異ならせた状態で積層するこ
とで各ポリアミドフィルムを合わせた場合の強度に方向
性を持たせないようにすることができる。
【0009】また、本発明によれば、分子配向強度に関
与する分子構造を持つポリアミド酸ワニスと接着に関与
する熱可塑性ポリイミドあるいはポリアミド酸ワニスを
混成して一方向延伸ポリアミドフィルムを製膜し、この
一方向延伸ポリアミドフィルムにおける分子配向強度を
異ならせた状態で積層したうえで加熱プレスおよび冷却
のみで強度に方向性を持たない非繊維複合強化材を得る
ことができる。
与する分子構造を持つポリアミド酸ワニスと接着に関与
する熱可塑性ポリイミドあるいはポリアミド酸ワニスを
混成して一方向延伸ポリアミドフィルムを製膜し、この
一方向延伸ポリアミドフィルムにおける分子配向強度を
異ならせた状態で積層したうえで加熱プレスおよび冷却
のみで強度に方向性を持たない非繊維複合強化材を得る
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を説明する。
【0011】すなわち、本発明による非繊維複合強化材
は、次に示す分子式により表され、分子配向強度に関与
する分子構造を持つポリアミド酸ワニス(A)と、
は、次に示す分子式により表され、分子配向強度に関与
する分子構造を持つポリアミド酸ワニス(A)と、
【0
012】
012】
【化1】
【0013】次の分子式で示され、接着に関与する熱可
塑性ポリイミドあるいはポリアミド酸ワニス(B)とを
含有させたものである。
塑性ポリイミドあるいはポリアミド酸ワニス(B)とを
含有させたものである。
【0014】
【化2】
【0015】以下、本発明による非繊維複合強化材の製
造法について説明する。
造法について説明する。
【0016】図1は上述した製造方法を段階的に表示し
たものであり、まず、上述したポリアミド酸に溶媒を添
加して作成したポリミアド酸ワニス(A)と熱可塑性ポ
リイミドあるいはポリアミド酸に溶媒を添加して得た熱
可塑性ポリイミドあるいはポリアミド酸ワニス(B)と
を、混合比(A:B)を9:1〜7:3の範囲で設定し
た上で混合する。
たものであり、まず、上述したポリアミド酸に溶媒を添
加して作成したポリミアド酸ワニス(A)と熱可塑性ポ
リイミドあるいはポリアミド酸に溶媒を添加して得た熱
可塑性ポリイミドあるいはポリアミド酸ワニス(B)と
を、混合比(A:B)を9:1〜7:3の範囲で設定し
た上で混合する。
【0017】上述したポリアミド酸ワニスは、前駆体で
あるピロメリット型アミド酸あるいはビフェニ−ル型ア
ミド酸に溶媒(Ar)を添加したものであり、鏡面板上
に混合したワニスを薄く伸ばした状態で塗布する。この
ときの塗布厚さはイミド化の際に生じる縮合水(H2O
)によるボイドが発生しないように乾燥後の厚さとして
100μm以下の厚さが得られる厚さとされる。一方、
ポリアミド酸ワニスの塗布が終わると、イミド化が起き
ない温度80°Cで真空乾燥する。この時の乾燥時間は
1時間とされる。
あるピロメリット型アミド酸あるいはビフェニ−ル型ア
ミド酸に溶媒(Ar)を添加したものであり、鏡面板上
に混合したワニスを薄く伸ばした状態で塗布する。この
ときの塗布厚さはイミド化の際に生じる縮合水(H2O
)によるボイドが発生しないように乾燥後の厚さとして
100μm以下の厚さが得られる厚さとされる。一方、
ポリアミド酸ワニスの塗布が終わると、イミド化が起き
ない温度80°Cで真空乾燥する。この時の乾燥時間は
1時間とされる。
【0018】そして、乾燥後にポリアミド酸フィルムを
剥離する。
剥離する。
【0019】上述したポリアミド酸フィルムは、延伸さ
れ、その伸びが緩和しないように例えば、固定枠に取り
付けられ、この状態において、熱可塑性ポリイミドが溶
融、流出しない温度である250°C以下の温度を以っ
て真空中で約2時間かけてイミド化される。この場合、
上述した固定枠としては、熱容量が小さく耐熱性の高い
ものが用いられるとよく、例えば、アルミニュウム製の
ものが用いられる。つまり、この状態は次の化学式に示
すとおりである。
れ、その伸びが緩和しないように例えば、固定枠に取り
付けられ、この状態において、熱可塑性ポリイミドが溶
融、流出しない温度である250°C以下の温度を以っ
て真空中で約2時間かけてイミド化される。この場合、
上述した固定枠としては、熱容量が小さく耐熱性の高い
ものが用いられるとよく、例えば、アルミニュウム製の
ものが用いられる。つまり、この状態は次の化学式に示
すとおりである。
【0020】
【化3】
【0021】
【化4】
【0022】そして、イミド化が完了すると、分子配向
強度が一方向である一方向延伸ポリイミドフィルムが得
られる。
強度が一方向である一方向延伸ポリイミドフィルムが得
られる。
【0023】一方、この一方向延伸ポリイミドフィルム
は、その分子配向強度を得るための延伸方向を交互に異
ならせて積層した状態で成形型にセットされ、熱可塑性
ポリイミド(接着に関与する成分)が溶融流出する温度
である300°C以上の真空環境下で加熱プレスする。 この時の成形圧力は、高い方がよいが、特に、50Kg
/cm2以上がよい。そして、熱可塑性ポリイミドが塑
性変形を起こさなくなる温度までポリイミドフィルムを
型内において冷却する。
は、その分子配向強度を得るための延伸方向を交互に異
ならせて積層した状態で成形型にセットされ、熱可塑性
ポリイミド(接着に関与する成分)が溶融流出する温度
である300°C以上の真空環境下で加熱プレスする。 この時の成形圧力は、高い方がよいが、特に、50Kg
/cm2以上がよい。そして、熱可塑性ポリイミドが塑
性変形を起こさなくなる温度までポリイミドフィルムを
型内において冷却する。
【0024】なお、上述した接着に関与する成分である
熱可塑性ポリイミド(ポリケトンイミド)は、次の方法
により一方向延伸ポリイミドフィルムの積層位置に含有
させてもよい。すなわち、 (1) 所定の溶媒に溶かしてワニス状としたものを各
層間に塗布する。 (2) 粉末あるいはフィルム状に形成したものを各層
間にはさんで加熱プレスにより溶着する。 (3) 一方向延伸ポリイミドフィルムの前駆体である
ポリアミド酸を一般的な溶媒で溶かしてワニス状とした
ものを各層間に塗布する。
熱可塑性ポリイミド(ポリケトンイミド)は、次の方法
により一方向延伸ポリイミドフィルムの積層位置に含有
させてもよい。すなわち、 (1) 所定の溶媒に溶かしてワニス状としたものを各
層間に塗布する。 (2) 粉末あるいはフィルム状に形成したものを各層
間にはさんで加熱プレスにより溶着する。 (3) 一方向延伸ポリイミドフィルムの前駆体である
ポリアミド酸を一般的な溶媒で溶かしてワニス状とした
ものを各層間に塗布する。
【0025】
【発明の効果】以上、本発明によれば、一方向での分子
配向強度を有するポリイミドフィルムをその分子配向強
度を交互に設定した状態で積層することで、一方向に限
らず、複数方向での強度を確保することができる。
配向強度を有するポリイミドフィルムをその分子配向強
度を交互に設定した状態で積層することで、一方向に限
らず、複数方向での強度を確保することができる。
【0026】また、本発明によれば、積層された一方向
延伸ポリイミドフィルムを一体化するにあたり、各フィ
ルム同士そのものを加熱、冷却するだけで一体化させる
ことができ、接着剤等を必要としないで済む。
延伸ポリイミドフィルムを一体化するにあたり、各フィ
ルム同士そのものを加熱、冷却するだけで一体化させる
ことができ、接着剤等を必要としないで済む。
【図1】本発明による非繊維複合強化材製造方法を説明
するための工程図である。
するための工程図である。
Claims (5)
- 【請求項1】分子配向強度に関与する分子構造を備えた
ポリアミド酸ワニスと接着に関与する熱可塑性ポリイミ
ドあるいはポリアミド酸ワニスとを添加した状態におい
て製膜することで得られる一方向延伸ポリイミドフィル
ムを、その分子配向強度が異なる状態に積層したことを
特徴とする非繊維複合強化材。 - 【請求項2】請求項1記載の非繊維複合強化材において
、熱可塑性ポリイミドをポリアミド酸ワニスに混合した
非繊維複合強化材。 - 【請求項3】請求項1記載の非繊維複合強化材において
、熱可塑性ポリイミドを所定の溶媒に溶かしてワニス状
にしたものを一方向延伸ポリイミドフィルム間に塗布し
た非繊維複合強化材。 - 【請求項4】請求項1記載の非繊維複合強化材において
、熱可塑性ポリイミドを粉末若しくはフィルム状とした
ものを一方向延伸ポリイミドフィルム間に加熱プレスに
より溶着した非繊維複合強化材。 - 【請求項5】分子配向強度に関与する分子構造を備えた
ポリアミド酸ワニスと接着に関与する熱可塑性ポリイミ
ドあるいはポリアミド酸ワニスとを混成し、この両者か
らなる混成ワニスにより製膜を行い、乾燥後にポリアミ
ド酸を剥離したうえでこのポリアミド酸フィルムを延伸
することで一方向延伸ポリアミドフィルムを作成し、こ
の一方向延伸ポリアミドフィルムをその分子配向強度を
異ならせた状態で積層したうえで真空中において加熱プ
レスし、熱可塑性ポリイミドが塑性変形を起こさなくな
る温度まで冷却することで非繊維複合強化材を製造する
ことを特徴とする非繊維複合強化材製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3114794A JPH04341838A (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | 非繊維複合強化材およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3114794A JPH04341838A (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | 非繊維複合強化材およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04341838A true JPH04341838A (ja) | 1992-11-27 |
Family
ID=14646857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3114794A Pending JPH04341838A (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | 非繊維複合強化材およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04341838A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019026280A1 (ja) * | 2017-08-04 | 2019-02-07 | シャープ株式会社 | 樹脂基板および表示デバイス |
-
1991
- 1991-05-20 JP JP3114794A patent/JPH04341838A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019026280A1 (ja) * | 2017-08-04 | 2019-02-07 | シャープ株式会社 | 樹脂基板および表示デバイス |
US10847733B2 (en) | 2017-08-04 | 2020-11-24 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000516 |