JPH043409Y2 - - Google Patents

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JPH043409Y2
JPH043409Y2 JP5737189U JP5737189U JPH043409Y2 JP H043409 Y2 JPH043409 Y2 JP H043409Y2 JP 5737189 U JP5737189 U JP 5737189U JP 5737189 U JP5737189 U JP 5737189U JP H043409 Y2 JPH043409 Y2 JP H043409Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、コネクタレセプタクルを構成する
ソケツトコンタクトに関する。
「従来の技術」 コネクタレセプタクルを構成するソケツトコン
タクトは、従来一般に、嵌合部が単純な片持ち梁
構造にされる。
すなわち、第11図および第12図は従来のソ
ケツトコンタクトの一例を示し、圧着型コンタク
トの場合で、底面部1に対してほぼ直角に折り曲
げられた側面部2,3の前方側にそれぞれ先端側
に接触部4a,5aを有する互いに対向する一対
の片持ち梁部4,5が形成され、後方側に圧着部
6が形成された構造にされる。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、従来のソケツトコンタクトは、
上述したように嵌合部が単純な片持ち梁構造にさ
れるため、第13図に示すように、片持ち梁部
4,5の長さをl、幅をb、厚みをtとし、片持
ち梁部4,5のヤング率をE、断面二次モーメン
トをI(=bt3/12)、片持ち梁部4,5の先端に
加わる荷重をPとすると、片持ち梁部4,5の先
端の変位δが δ=Pl3/3EI …(1) で表されるように、片持ち梁部4,5のバネ性が
片持ち梁部4,5の長さlに大きく依存し、コネ
クタレセプタクルの小型化をはかるために片持ち
梁部4,5を短くしてソケツトコンタクトを小型
にすると、片持ち梁部4,5のバネ性が極端に悪
くなつて相手方のピンコンタクトとの間で良好な
接触が得られなくなる不都合がある。
しかも、ソケツトコンタクトの小型化をはかる
ためにソケツトコンタクトを構成する金属板の板
厚や各部の板幅を小さくすると、ソケツトコンタ
クトの機械的強度の低下をきたす不都合がある。
そこで、この考案は、コネクタレセプタクルを
構成するソケツトコンタクトにおいて、一対の片
持ち梁部を短くしてソケツトコンタクトを小型に
しても片持ち梁部に十分なバネ性が得られて相手
方のピンコンタクトとの間で良好な接触が得られ
るとともに、ソケツトコンタクトの小型化をはか
るためにソケツトコンタクトを構成する金属板の
板厚や各部に板幅を小さくしても十分な機械的強
度が得られるようにし、併せて絶縁体のキヤビテ
イ内でのソケツトコンタクトのがたつきが小さく
なつて外力の作用によつて相手方のピンコンタク
トとの間の接触状態がほとんど影響を受けないよ
うにしたものである。
「課題を解決するための手段」 この考案のソケツトコンタクトは、前方側に幅
広部を有する底面部と、底面部の後方部において
底面部に対してほぼ直角に折り曲げられて互いに
対向する一対の側面部と、側面部に対してほぼ直
角に折り曲げられて底面部と対向し、側面部より
前方側に突出部を有する天井部と、それぞれ天井
部の突出部の側縁において相手方のピンコンタク
トの挿入方向に対して傾斜した折り曲げ線をもつ
て天井部に対してほぼ直角に折り曲げられ、それ
ぞれ先端側に接触部を有する互いに対向する一対
の片持ち梁部とを備える構造にする。
「作用」 上記のように構成された、この考案のソケツト
コンタクトにおいては、互いに対向する一対の片
持ち梁部の先端側の一対の接触部間に相手方のピ
ンコンタクトが挿入されて一対の片持ち梁部が変
位するとき一対の側面部が捩じれて弾性変形する
ことによつて一対の片持ち梁部にバネ性が付与さ
れるので、一対の片持ち梁部を短くしてソケツト
コンタクトを小型にしても片持ち梁部に十分なバ
ネ性が得られて相手方のピンコンタクトとの間で
良好な接触が得られる。
しかも、ソケツトコンタクトは、底面部、一対
の側面部および天井部によつて一対の片持ち梁部
の後方側が箱型に形成されるので、ソケツトコン
タクトの小型化をはかるためにソケツトコンタク
トを構成する金属板の板厚や各部の板幅を小さく
しても十分な機械的強度が得られる。
さらに、底面部は前方側に幅広部を有するの
で、絶縁体のキヤビテイ内でのソケツトコンタク
トのがたつきが小さくなり、外力が作用しても相
手方のピンコンタクトとの間の接触状態がほとん
ど影響を受けない。
「実施例」 第1図、第2図、第3図および第4図は、この
考案のソケツトコンタクトの一例で、圧着型コン
タクトの場合である。
この例のソケツトコンタクトは、底面部10、
一対の側面部21,22、天井部31,32、一
対の片持ち梁部41,42および圧着部50を備
える構成にされる。
底面部10は、第5図に示すように板部63と
その両側の板部61,62からなる打ち抜かれた
一枚の金属板60の板部63の前方側の部分によ
つて形成され、その先端部を除く部分が後述する
ように折り曲げられることによつて先端部に幅広
部13を有するものにされる。
一対の側面部21,22は、上記の金属板60
の板部63がその両側の折り曲げ線61a,62
aの位置でほぼ直角に折り曲げられることによつ
て、底面部10の後方部において板部61,62
の板部63に接続された部分が底面部10に対し
てほぼ直角に折り曲げられて互いに対向したもの
にされる。
天井部31,32は、金属板60の板部61,
62がその後方側の折り曲げ線61b,62bの
位置でほぼ直角に折り曲げられることによつて、
側面部21,22に対してほぼ直角に折り曲げら
れて底面部10と対向し、側面部21,22より
前方側に突出部31a,32aを有するものにさ
れる。
一対の片持ち梁部41,42は、金属板60の
板部61,62がその中央部の折り曲げ線61
c,62cの位置でほぼ直角に折り曲げられ、さ
らに折り曲げ線61d,62dおよび61e,6
2eの位置でそれぞれ斜めに折り曲げられること
によつて、天井部31,32の突出部31a,3
2aの側縁において第2図の矢印70で示す相手
方のピンコンタクトの挿入方向に対して傾斜した
折り曲げ線61f,62fをもつて天井部31,
32に対してほぼ直角に折り曲げられ、それぞれ
先端側に接触部41a,42aを有する互いに対
向したものにされる。
圧着部50は、金属板60の板部63の後方側
の部分によつて形成され、相手方のピンコンタク
トの挿入方向に沿うソケツトコンタクトの中心軸
の周りに湾曲されるとともに、その軸方向の中央
部および後方部に圧着片51および52を有する
ものにされる。
なお、底面部10の下面側には、このソケツト
コンタクトを絶縁体に係止するための突起部14
が形成される。
上述したソケツトコンタクトは、図示していな
いが、圧着部50に端末部において内部の導体が
露出されたケーブルの端末部が配され、その露出
された導体部分に圧着片51がカシメ付けられ、
外側の被覆部分に圧着片52がカシメ付けられ
て、突起部14が絶縁体に形成された溝に係止さ
れる状態で絶縁体のキヤビテイ内に挿入され、相
手方のピンコンタクトが一対の片持ち梁部41,
42の先端側の一対の接触部41a,42a間に
挿入される。
この場合、接触部41a,42a間に相手方の
ピンコンタクトが挿入されて片持ち梁部41,4
2が変位するとき側面部21,22が捩じれて弾
性変形することによつて片持ち梁部41,42に
バネ性が付与されるので、図示するように片持ち
梁部41,42を短くしてソケツトコンタクトを
小型にしても片持ち梁部41,42に十分なバネ
性が得られて相手方のピンコンタクトとの間で良
好な接触が得られる。
また、第6図に示すように片持ち梁部41,4
2が天井部31,32に対して相手方のピンコン
タクトの挿入方向であるソケツトコンタクトの中
心軸方向に対して平行な折り曲げ線61g,62
gをもつて折り曲げられる場合には、同図に示す
ように片持ち梁部41,42の天井部31,32
の突出部31a,32aより前方側の部分のソケ
ツトコンタクトの中心軸方向に対する傾きを例え
ば45度というように大きくしなければならないた
め、接触部41a,42a間に相手方のピンコン
タクトが挿入されたとき片持ち梁部41,42が
座屈するおそれがあるが、この考案のソケツトコ
ンタクトは、上述したように片持ち梁部41,4
2が天井部31,32に対して相手方のピンコン
タクトの挿入方向であるソケツトコンタクトの中
心軸方向に対して傾斜した折り曲げ線61f,6
2fをもつて折り曲げられることによつて、第1
図および第2図に示すように片持ち梁部41,4
2の天井部31,32の突出部31a,32aよ
り前方側の部分のソケツトコンタクトの中心軸方
向に対する傾きを小さくすることができるので、
接触部41a,42a間に相手方のピンコンタク
トが挿入されたとき片持ち梁部41,42が座屈
するおそれがない。
しかも、上述したソケツトコンタクトは、底面
部10、一対の側面部21,22および天井部3
1,32によつて一対の片持ち梁部41,42の
後方側が箱型に形成されるので、ソケツトコンタ
クトの小型化をはかるために上記の金属板60の
板厚や側面部21,22などの各部の板幅を小さ
くしても十分な機械的強度が得られる。ちなみ
に、側面部21,22の幅はソケツトコンタクト
の圧着部50より前方側の部分全体の長さの1/4
〜1/5程度でよい。
さらに、底面部10が前方側に幅広部13を有
しない場合には、側面部21,22が底面部10
に対して折り曲げられて形成され、天井部31,
32が側面部21,22に対して折り曲げられて
形成されるために、ソケツトコンタクトの第7図
に示す左右方向の幅Waおよび第8図に示す対角
方向の長さLaのばらつきが大きくなり、その大
きなばらつきを考慮して絶縁体80のキヤビテイ
81を相対的に大きめに形成する必要があるの
で、ソケツトコンタクトを絶縁体80のキヤビテ
イ81内に挿入したときキヤビテイ81内でのい
わゆる遊びが大きくなり、種々の使用状況下にお
いて上記のケーブルに外力が作用したときソケツ
トコンタクトがキヤビテイ81内で左右方向また
は回転方向に大きくがたついて相手方のピンコン
タクトとの間の接触が不良になるおそれがある
が、この考案においては、上述したように底面部
10が前方側に金属板の打ち抜きによつて形成さ
れる幅広部13を有するので、ソケツトコンタク
トの第9図に示す左右方向の幅Wcおよび第10
図に示す対角方向の長さLcのばらつきが小さく
なり、その小さなばらつきを考慮して絶縁体80
のキヤビテイ81を相対的に小さめに形成できる
ため、ソケツトコンタクトを絶縁体80のキヤビ
テイ81内に挿入したときキヤビテイ81内での
いわゆる遊びが小さくなり、種々の使用状況下に
おいて上記のケーブルに外力が作用したときソケ
ツトコンタクトのキヤビテイ81内での左右方向
または回転方向のがたつきが小さくなつて相手方
のピンコンタクトとの間の接触状態はほとんど影
響を受けない。
なお、図示した例は圧着型コンタクトの場合で
あるが、図示した例の圧着部50の代わりにピン
状の基板接続部が設けられた基板装着型コンタク
トとして構成されてもよい。
「考案の効果」 上述したように、この考案によれば、一対の片
持ち梁部を短くしてソケツトコンタクトを小型に
しても一対の側面部が捩れて弾性変形することに
より片持ち梁部に十分なバネ性が得られて相手方
のピンコンタクトとの間で良好な接触が得られ、
ソケツトコンタクトの小型化をはかるためにソケ
ツトコンタクトを構成する金属板の板厚や各部の
板幅を小さくしても十分な機械的強度が得られる
とともに、外力の作用によつて相手方のピンコン
タクトとの間の接触状態がほとんど影響を受けな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図および第4図は、この
考案のソケツトコンタクトの一例を示す斜視図、
上面図、側面図および正面図、第5図は、その展
開図、第6図は、一対の片持ち梁部が天井部に対
して相手方のピンコンタクトの挿入方向に対して
平行な折り曲げ線をもつて折り曲げられたソケツ
トコンタクトを示す上面図、第7図、第8図、第
9図および第10図は、底面部が幅広部を有しな
い場合および有する場合のソケツトコンタクトの
がたつきを説明するための断面図、第11図およ
び第12図は、従来のソケツトコンタクトの一例
を示す上面図および側面図、第13図は、その片
持ち梁構造を示す図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前方側に幅広部を有する底面部と、 この底面部に後方部において、この底面部に対
    してほぼ直角に折り曲げられて互いに対向する一
    対の側面部と、 この側面部に対してほぼ直角に折り曲げられて
    上記底面部と対向し、上記側面部より前方側に突
    出部を有する天井部と、 それぞれ上記突出部の側縁において相手方のピ
    ンコンタクトの挿入方向に対して傾斜した折り曲
    げ線をもつて上記天井部に対してほぼ直角に折り
    曲げられ、それぞれ先端側に接触部を有する互い
    に対向する一対の片持ち梁部と、 を備えるソケツトコンタクト。
JP5737189U 1989-05-17 1989-05-17 Expired JPH043409Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5737189U JPH043409Y2 (ja) 1989-05-17 1989-05-17

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JP5737189U JPH043409Y2 (ja) 1989-05-17 1989-05-17

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JPH02146762U JPH02146762U (ja) 1990-12-13
JPH043409Y2 true JPH043409Y2 (ja) 1992-02-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008034402A (ja) * 2007-10-24 2008-02-14 Yazaki Corp タブ状端子用メス型端子
JP5586192B2 (ja) * 2009-09-03 2014-09-10 矢崎総業株式会社 コネクタ用ターミナル

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JPH02146762U (ja) 1990-12-13

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