JP5586192B2 - コネクタ用ターミナル - Google Patents
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Description
電気機器の接続用コネクタなどに使用されるターミナルとして、疲労破壊を起こすことなく、接点部での微摺動摩耗を効果的に防止できるようにしたものとして、例えば特許文献1に記載されたターミナルがある。
図6は特許文献1記載のコネクタ用ターミナルを説明する図で、(a)は斜視図、(b)は断面図で、(イ)は図6(a)のバネ接点部のX3−X3矢視図と、(ロ)は図6(a)のバネ支点部のX4−X4矢視図である。
図6において、特許文献1記載のコネクタ用ターミナル(端子バネ)100は、導電性金属板でできたコネクタの壁部の一部を切り欠いて内側に直角に折曲げて形成された折り曲げ基部130に設けられるもので、バネ支点部110とバネ接点部120とで構成されて成る。バネ支点部110(ロ)とバネ接点部120(イ)の断面形状と大きさを同じにしたことにより、疲労破壊を起こすことのないターミナルが得られるようにしている。
特許文献1記載のコネクタ用ターミナルの問題点としては、バネ支点部とバネ接点部とをすべて同一断面形状としたことにより、疲労破壊を起こすことなく頑丈になったが、その反面、バネ支点部の回転方向に対する強度がバネ接点部の回転方向に対する強度より高くなるため、相手側オス端子が挿入されてバネ接点部に接触するときそれの振動等により回転方向の入力に対して接点の接触が追従できない。そのためにバネ接点部の瞬断や摩耗が発生し、耐震性能を確保することが困難であった。疲労破壊を起こすまでには相当な時間を要するが、それに至るまでの使用中のバネ接点部の瞬断や摩耗の方が優先される場合がある。
前記バネ支点部が前記バネ接点部の横幅のほぼ中央に位置し、
前記バネ接点部の横幅よりも前記バネ支点部の横幅が狭くなっており、
前記バネ支点部に一側に突出する断面U字状の打ち出し突起を設けたことを特徴としている。
第2発明は、第1発明のコネクタ用ターミナルにおいて、ターミナルが1枚の導電性金属板を所定の形状に切り抜き、それぞれ折曲げることで底面部と両側壁部と頂面部とを形成した箱状ケースの空間内に設けられるものであって、前記両側壁部の一方を前記箱状ケースの空間内に折り曲げて形成されたことを特徴としている。
さらに、打ち出し突起を形成することによりバネ支点部の撓み方向の強度が確保され、相手側オス端子との接触荷重を確保することができるようになる。
第2発明によれば、ターミナルが1枚の導電性金属板を所定の形状に切り抜き、それぞれ折曲げることで形成されるので1枚の導電性金属板を有効に使うことができ、しかも半田・溶接等の接着工程が不要となり生産性が上がる。
図1において、本発明の実施例1に係るコネクタ用ターミナル10は全体が板バネとして機能しているもので、導電性金属板でできたコネクタ20(図3)の壁部20R(図3)の一部を切り欠き、その切り欠き部分を内側に直角に折曲げて形成された折り曲げ基部13と、この折り曲げ基部13と一体に形成されてコネクタ挿入方向に延びるバネ支点部11と、このバネ支点部11と一体に形成されてさらにコネクタ挿入方向に延びるバネ接点部12とで構成されている。
図1(b)において、(イ)のバネ接点部12の断面形状は長方形で、横幅がW2となっている。一方、(ロ)のバネ支点部11の形状は実施例1によりその横幅が切り欠かれてバネ接点部12の幅W2よりも狭いW1から成る長方形になっている。
このようにバネ支点部11の幅W1がバネ接点部12の幅W2よりも寸法が小さいため、バネ支点部11の回転方向に対する強度がバネ接点部12のそれより低くなるので、振動等による相手側オス端子の回転方向の入力に対して、バネ接点部12の接触が追随し易くなり、バネ接点部12の瞬断や摩耗が発生しなくなった。
図2において、10’は本発明の実施例2に係るコネクタ用ターミナルで、全体が板バネとして機能している。図2のコネクタ用ターミナル10’が図1のコネクタ用ターミナル10と異なる点はバネ支点部11’である。
実施例2に係るバネ支点部11’(図2(b)の(ロ)参照)の形状は、実施例1に係るバネ支点部11(図1(b)の(ロ)参照)の切り欠き部分に、一側に(図2(a)では裏側から表側に)突出する断面U字状の打ち出し突起11Tを設けた点である。
バネ支点部11の幅W1をバネ接点部12の幅W2よりも小さくした実施例1により長さ方向に撓み易くなったのに加え、実施例2でこのように打ち出し突起11Tを形成することによりバネ支点部11の撓み方向の強度が確保され、相手側オス端子との接触荷重を確保することができるようになる。打ち出し突起11Tは実施例2ではバネ支点部の裏側から表側に打ち出しているが、もちろんこれに限定されるものではなく、表側から裏側に向けて打ち出してもよい。
したがって、効果としては、バネに必要な接触荷重を保ったまま、バネ支点部の回転方向に対する強度を下げることができて、振動等による相手側オス端子の回転方向の入力に対し、バネ接点部の接触が追随し易くなることで、端子接点の耐震性能を確保することができるようになる。
図3において、本発明に係るターミナル10’を備えたコネクタ20は、頂面部20Tと、底面部20Bと、右側壁部20Rと、左側壁部20Lと、芯線圧着部23と、被覆カシメ部24、24とを備えて成る。
底面部20Bは相手方コンタクトとの挿抜方向に延在して形成されていて、その端部には絶縁被覆電線を圧着接続するための芯線圧着部23と被覆カシメ部24、24が形成されている。
両側壁部20Rおよび20Lは底面部20Bの両端から内側に向けて略直角にそれぞれ突出して形成されている。
頂面部20Tは両側壁部20Rおよび20Lの一方の端から他方に向けて略直角に突出して形成されている。
底面部20B、両側壁部20R・20L、頂面部20、ターミナル10は1枚の導電性金属板を所定の形状に切り抜き、それぞれ折曲げることでそれぞれ形成されている。
そして、底面部20B、両側壁部20R・20L、および頂面部20Tにより形成された箱状の空間内に、本発明の実施例2に係るターミナル10’が位置している。
このようにターミナルが1枚の導電性金属板を所定の形状に切り抜き、それぞれ折曲げることで形成されるので1枚の導電性金属板を有効に使うことができ、しかも半田・溶接等の接着工程が不要となり生産性が上がる。
図4において、相手側オス端子30は使用時には芯線圧着部33と被覆カシメ部34、34において絶縁被覆電線が圧着接続されているが、ここでは図示を省略している。相手側オス端子30の先端の接触部材30Sはメス端子20(図3)の中に挿入されて、本発明のターミナル10’と接触している
図7において、相手側オス端子30(図5)の接触部材30S(図5)が回転方向(図5)にある大きさの回転度合いD(図7の矢印D)で回転して入力したとき、本発明のバネ接点部は図7(a)のように幅を狭くしてバネ支点部の回転方向に対する強度を低くしてあるので大きく回転度合いD11のように回転できるのに対して、従来のバネ接点部は図7(b)のように幅の広いバネ支点部なので回転方向に対する強度が強く、わずか回転度合いD110しか回転しないので、したがってバネ接点部の瞬断や摩耗が発生し易い。
回転入力時のバネ接点部の動きをその断面図で表すと、図7(c)のようになる。
図7(c)において、本発明のバネ接点部は静止時(a0)に水平状態であり、左回転時(aL)に角度α1回転し、右回転時(aR)に角度β1回転する。
これに対して、従来のバネ接点部は静止時(b0)に水平状態であり、左回転時(bL)に角度α2回転し、右回転時(bR)に角度β2回転する。
いずれも、α1>α2、β1>β2となった。
10’実施例2に係るコネクタ用ターミナル
11、11’ バネ支点部
11T 断面U字状の打ち出し突起
12 バネ接点部
13 折り曲げ基部
20 コネクタ
20B 底面部
20L 左壁部
20R 右壁部
20T 頂面部
23 芯線圧着部
24 被覆カシメ部
30 相手側オス端子
30S 接触部材
Claims (2)
- コネクタの壁部の一部を切り欠いて内側に直角に折曲げてコネクタ挿入方向の上部に延びるバネ支点部と、前記バネ支点部と一体に形成されてさらにコネクタ挿入方向の上部に延びるバネ接点部とを備えたコネクタ用ターミナルにおいて、
前記バネ支点部が前記バネ接点部の横幅のほぼ中央に位置し、
前記バネ接点部の横幅よりも前記バネ支点部の横幅が狭くなっており、
前記バネ支点部に一側に突出する断面U字状の打ち出し突起を設けたことを特徴とするコネクタ用ターミナル。 - 前記ターミナルは1枚の導電性金属板を所定の形状に切り抜き、それぞれ折曲げることで底面部と両側壁部と頂面部とを形成した箱状ケースの空間内に設けられるものであって、前記両側壁部の一方を前記箱状ケースの空間内に折り曲げて形成されたことを特徴とする請求項1記載のコネクタ用ターミナル。
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