JP2008034402A - タブ状端子用メス型端子 - Google Patents

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Tomonori Harada
知典 原田
Sadanori Shigeta
禎典 繁田
Masanori Wakui
雅徳 涌井
Keiichi Ito
桂一 伊藤
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Abstract

【課題】タブ状端子が横挿入されても一対の弾性挟持片間に挿入されるようにする 。
【解決手段】タブ状端子2が挿入される方向に沿って延在する可撓可能な一対の弾性挟持片17、17を設ける。これら弾性挟持片17、17の対向面に、タブ状端子2の表面にそれぞれ接触してタブ状端子2を挟持する挟持部25、25をそれぞれ設ける。挟持部25よりタブ状端子2の挿入方向後方側の先端部までの弾性挟持片17の対向面を、その先端部にいくにつれて互いに離間させてタブ状端子2が挟持部25間に挿入されるように案内する案内面26として形成する。案内面26のタブ状端子2が接触し得る側部を外表面側に傾斜させて拾いテーパ部28を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、タブ状端子が斜めに挿入されても一対の弾性挟持片間に挿入し得るメス型端子に関するものである。
車両に搭載される各種電装品等への配線では、これらの電気回路を保護できるように、1又は2以上のヒューズが装着されるリレーボックスを介している。なお、リレーボックスは、ヒューズを抜き差しするためヒューズボックス若しくはジャンクションブロック、又は総称して電気接続箱とも呼ばれるが、本願発明ではリレーボックスとして説明する。
リレーボックスのヒューズ収容部に装着されるヒューズの一つとして、一対のタブ状端子を有しこれら端子を絶縁ハウジング内で可溶部によって接続したブレード型ヒューズが知られている。このブレード型ヒューズをリレーボックスのヒューズ収容部内に挿入して装着することで、一対のタブ状端子がそれぞれリレーボックス内に装着されているメス型端子の一対の弾性接触性片間に挿入されて、電気的に接続されるようになっている。
メス型端子としては、図6に示すように、端子本体40の中央部から一端部(後端部)までが電線(図示せず)の端部を圧着接続する電線接続部41として、端子本体40の中央部から先端部までが一対の弾性挟持片42、42を有する端子接触部43としてほぼ直線状に形成されているものが提案されている。
一対の弾性挟持片42、42は、それぞれ細長の矩形板状に形成され、端子本体40の対向する両側部に一端部が一体的に可撓可能に設けられ、他端部は、他端部より中央部側の箇所でその長手方向とほぼ直交する方向に沿って接触すると共に、その接触箇所より先端部が互いに広がる案内部44として形成されている。すなわち、弾性挟持片42の先端部近傍は断面く字状に形成されており、案内部44間にタブ状端子2の先端部が挿入されると、一対の弾性挟持片42、42が押圧されて互いに接触する方向とは反対方向に付勢力に反して移動して(開いて)、タブ状端子2が奥へと挿入されタブ状端子2と弾性挟持片42、42(メス型端子45)とが電気的接触するようになっている。
ところで、メス型端子は、図7に示すように、ヒューズ収容部内に装着されるヒューズのタブ状端子2の長手方向の軸(ヒューズブレード軸)aとターミナル中心軸cとがほぼ直線状になると共にタブ状端子2の幅方向と弾性挟持片42の幅方向とがほぼ平行になるように、ヒューズ収容部内に装着されており、タブ状端子2が板厚方向に多少ずれて挿入されても、一対の弾性挟持片42、42の間に挿入されるようになっている。
しかし、ヒューズ3をヒューズ収容部に挿入する際、ヒューズ収容部の挿入口を形成する壁部の肉厚をヒューズ3の挿入方向が常に同じになるようにするには相当の厚みが必要となりリレーボックスの形状には制限があるため十分に取れないので、挿入時に左右(他のタブ状端子方向)にずれて横挿入されことがあり得る。このようにヒューズ3が横挿入されると、図8及び図9に示すように、タブ状端子2の先端部より中央部側の肉厚の厚い部分の側面2cが、一対の弾性挟持片42、42の先端部の案内部44、44間ではなく先端側面に面接触して当接することがある。その場合、一対の弾性挟持片42、42間にタブ状端子2が挿入されず、一対の弾性挟持片42、42が開かないので、タブ状端子2(ヒューズ3)の移動が止まる。このため、ヒューズ3を無理やり挿入しようとすると、タブ状端子2が曲ったり折れたりして不完全な挿入状態になる可能性がある。
そこで、本発明は、このような実状に鑑みなされたものであり、その目的は、タブ状端子が横挿入されても一対の弾性挟持片間に挿入することができるタブ状端子用メス型端子を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のタブ状端子用メス型端子は、タブ状端子が挿入接続されるメス型端子において、タブ状端子の挿入方向に沿って延在する可撓可能な一対の弾性挟持片を設け、これら弾性挟持片の対向面に、タブ状端子の2つの幅広な面に接触してタブ状端子を挟持する挟持部をそれぞれ設け、該挟持部よりタブ状端子の挿入方向後方側の先端部までの弾性挟持片の対向面を、その先端部にいくにつれて互いに離間させてタブ状端子が挟持部間に挿入されるように案内する案内面として形成し、該案内面のタブ状端子が接触し得る側部を案内面とは反対側の外表面側に傾斜させて拾いテーパ部を設け、前記一対の弾性挟持片の挟持部及びその近傍の側端面に、対向面側に傾斜する傾斜面を形成したものである。
このように構成することで、タブ状端子が横挿入されて、タブ状端子の肉厚の厚い部分の側面が最初に一対の弾性挟持片の先端部の案内面間ではなく先端の側部に接触するとき、その側部が外表面側に傾斜して拾いテーパ部が設けられているため、タブ状端子が拾いテーパ部に接触してタブ状端子の挿入力により一対の挟持片が開き、その一対の弾性挟持片間にタブ状端子が挿入されるので、タブ状端子が曲ったり折れたりすることなく、タブ状端子の挿入を行える。従って、タブ状端子が横挿入された場合においても、タブ状端子が曲ったり折れたりすることなく、確実にタブ状端子を挿入することができる。
また、前記一対の弾性挟持片の挟持部及びその近傍の側端面に、対向面側に傾斜する傾斜面を形成したから、タブ状端子が横挿入されてタブ状端子の両側端部が一対の弾性挟持片の拾いテーパ部に接触して一対の弾性挟持片が開き、そして、拾いテーパ部から一対の弾性挟持片の挟持部及びその近傍の側端面に接触する。この部分に対向面側に傾斜する傾斜面が形成されているため、よりスムーズに一対の弾性挟持片が開くので、より一層確実にタブ状端子を挿入することができる。
なお、前記一対の弾性挟持片の拾いテーパ部の間隔が、タブ状端子の板厚より広く形成されていることが好ましく、このように、拾いテーパ部の間隔がタブ状端子の板厚より広く形成されていることにより、タブ状端子が横挿入されたとき、タブ状端子の両側端部が拾いテーパ部の傾斜面の途中に接触するので、確実に一対の弾性挟持片が開く方向に移動することになり、より確実にタブ状端子を挿入することができる。
また、前記タブ状端子が前記一対の弾性挟持片の案内面の側部に接触したとき、その側部から反対側の側部側への弾性挟持片の移動を抑制する抑え板を設けることが好ましく、これにより、タブ状端子が横挿入されてタブ状端子の側面が一対の弾性挟持片の側部に接触するとき、一対の弾性挟持片のその側部から反対側の側部側への移動が抑制されるので、一対の弾性挟持片が開き易く、タブ状端子が一対の弾性挟持片間に挿入され易くなる。
前記弾性挟持片が、矩形状の平板を断面ほぼく字状に折り曲げて形成されていることが好ましく、これにより、矩形状の平板を断面ほぼく字状に折り曲げることにより弾性挟持片を形成することができ、簡単に一対の弾性挟持片を製造することができる。
以上要するに請求項1に記載の発明によれば、タブ状端子が横挿入された場合においても、タブ状端子が曲ったり折れたりすることなく、確実にタブ状端子を挿入することができる。また、タブ状端子が横挿入されたとき、タブ状端子の両側端部が拾いテーパ部から傾斜面に至るため、よりスムーズに一対の弾性挟持片が開くので、より一層確実にタブ状端子を挿入することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1及び図2は本発明のタブ状端子用メス型端子の一例を示す図であり、図3は、本発明のタブ状端子用メス型端子を有するリレーボックスにヒューズが斜めに挿入された状態を示す図である。図1乃至図3において、1はタブ状端子用メス型端子を示し、このメス型端子1は、タブ状端子2が挿入接続されるものである。
タブ状端子2は、タブ状、すなわち、断面矩形状の角柱状に形成され、先端部の4つの端部にはテーパ2aがそれぞれ設けられて(図5参照)、先端先細り状に形成されているものであり、タブ状端子2であればどのようなものでもよく、例えば、ブレード型ヒューズの2つのタブ状端子2等が挙げられる。本発明の実施の形態ではブレード型ヒューズ3を用いる場合について説明する。
ブレード型ヒューズ3は、一対のタブ状端子2、2と、それら端子2、2を可溶部(図示せず)によって接続するほぼ直方体状の箱型の絶縁ハウジング4とからなる。一対のタブ状端子2、2は、絶縁ハウジング4の同じ一面から同一平面上に立設し、その平面上に並列であって2つの幅広な面2bがその平面とほぼ平行になるように配置されている。このブレード型ヒューズ3が例えばリレーボックス等に設けられているヒューズ収容部5に挿入されて装着されるようになっている。
ヒューズ収容部5は、例えば図3に示すように、絶縁材料によりほぼ直方体状に形成されている。ヒューズ収容部5の一端面(その長手方向とほぼ直交する方向に沿って延在する対向する面の一方の面)には、その長手方向に沿って延在し、ブレード型ヒューズ3が挿入されて装着されるヒューズ収容室6が設けられ、このヒューズ収容室6の一端面の開口部がヒューズ挿入口7として形成されている。
ヒューズ収容部5内には、ヒューズ収容室6にブレード型ヒューズ3を装着したとき、ブレード型ヒューズ3のタブ状端子2のブレード軸a上に延在する端子収容室8が2つ並設されている。各端子収容室8、8は、ヒューズ収容部5の長手方向に沿って延在し、ヒューズ収容室5に貫通していると共にヒューズ収容部5の他端面を貫通している断面矩形状の角孔として形成されており、ヒューズ収容部5の他端面からメス型端子1が挿入されて収容されるようになっている。また、端子収容室8を形成する一側壁(ヒューズ収容部5を形成する外壁に連設していない側壁)には、挿入収容したメス型端子1と係合してメス型端子1の抜出を防止するランス9が可撓自在に設けられていると共に、ランス9を有しないと共に対向する2つの側壁には、ランス9と係合したメス型端子1の挿入方向前方側の移動を防止する係合凹部(図示せず)が設けられ、かつ、このように係止されたメス型端子1の接触部に、ヒューズ収容室6に装着したブレード型ヒューズ3のタブ状端子2が挿入されて電気的に接続されるように構成されている。
メス型端子1は、図1及び図2に示すように、導電性材料により、端子本体10の中央部が断面矩形の角筒体状に形成され、後端部(挿入方向後方の端部)が電線(図示せず)を圧着する電線接続部11に、先端部が端子接触部12として形成されている。電線接続部11は、電線の芯線を加締める一対の芯線加締片13、13と、電線の被覆部を加締める一対の被覆加締片14、14とからなる。
端子本体10の中央部の側部であって、端子収容室8に挿入されたとき、ランス9と対向する側部(第1側部)10aには、ランス9と係合するランス係合部15が設けられている。また、端子本体10の中央部のランス係合部15が設けられていない他方の対向する2つの側部(第2、第3側部)10b、10cには、前記係合凹部に係合する係合突起16がそれぞれ設けられている。
端子接触部12は、一対の弾性挟持片17、17のみから構成してもよいが、好ましくは抑え板18を設けることがよい。抑え板18は、第1側部10aから第4側部(第1側部10aと対向する側部)10d方向への一対の弾性挟持片17、17の移動を抑制するものである。
抑え板18は、具体的には例えば、端子本体10の第4側部10dからメス型端子1の長手方向前方であって一対の弾性挟持片17、17の先端部より前方に延出した細長のほぼ矩形板状に第4側部10dに一体的に設けられ、メス型端子1を端子収容室8に収容したとき、ヒューズ収容部5の外壁側に位置される。抑え板18の先端部には、例えば図1に示すように直角三角形状等の三角形状、図2に示すようにほぼ矩形状、半円状、ほぼ半楕円状等の拡張部19、20が設けられている。
抑え板18の先端部には、図2に示すように、タブ状端子2の一対の弾性挟持片17、17間への挿入を案内する案内部21を設けてもよい。案内部21は、どのように形成してもよいが、例えば、抑え板18の先端部に、抑え板18の表面とほぼ直交する方向に沿って案内板22を一体的に設け、この案内板22に、タブ状端子2が挿入される凹部23を設け、この凹部23を形成する壁部のタブ状端子2の挿入方向後方側を傾斜させたテーパ部24を設けるようにしてもよい。
一対の弾性挟持片17、17は、例えばそれぞれ細長の矩形板状に形成され、メス型端子1の長手方向に沿って互いに対向するように第2、第3側部10b、10cに一体的に可撓可能に設けられている。一対の弾性挟持片17、17は、先端部より中央部側の箇所の対向面であってその長手方向とほぼ直交する方向に沿った直線上の箇所が接触するか、又は近接してタブ状端子2を挟持する挟持部25、25として形成されている。一対の弾性挟持片17、17の挟持部25、25より先端部の対向面が、先端部にいくにつれて互いに離間する案内面26、26として形成されており、これら案内面26、26によりタブ状端子2が挟持部25、25間に挿入されるようになっている。
一対の弾性挟持片17、17は、挟持部25及び案内面26を有しタブ状端子2を挟持して電気的に接続することができるならばどのように形成してもよく、例えば、細長の矩形板状の先端部を対向面側に案内面26と挟持部25が形成されるように折り曲げ又は湾曲させて形成してもよく、また、細長の矩形板状の対向面に案内面26及び挟持部25となる断面ほぼ三角形状の部材を取り付けてもよいが、好ましくは、図示するように、細長の矩形板状のものの先端部近傍をを断面ほぼく字状に折り曲げて挟持部25及び案内面26を形成することがよい。
弾性挟持片17の先端部には、案内面26を形成する弾性挟持片17の抑え板18と反対側の側部を外表面(案内面26とは反対側の面)側に傾倒させてなる拾いテーパ部27が設けられている。拾いテーパ部27は、タブ状端子2がずれて横挿入されてタブ状端子2の肉厚の厚い部分の側面2cが接触する可能性がある案内面26を形成する弾性挟持片17の側部(案内面26の側部)に形成するようにし、ブレード型ヒューズ3の場合にはヒューズ収容部5の外形を形成する壁部と反対側の弾性挟持片17の側部のみであるので、この側部のみに設けるが、タブ状端子2の側面が両方接触する可能性がある場合には両方設けるようにする。拾いテーパ部27は、弾性挟持片17を傾倒させて形成したが、これに限定されることなく他の手段により形成するようにしてもよい。
拾いテーパ部27は、先端部にいくにつれて互いの拾いテーパ部27、27間の間隔が広くなるようにすることが好ましい。また、拾いテーパ部27、27の間隔は、タブ状端子2の板厚より広くなっているように形成することが好ましい。
一対の弾性挟持片17、17の挟持部25、25及びその近傍の側端面であって広いテーパ部27が設けられている側の側端面には、対向面側に傾斜する傾斜面28が形成されている。傾斜面28が形成されている箇所は、タブ状端子2が横挿入されたとき、タブ状端子2の側面が接触し得る箇所であり、傾斜角度は特に限定されない。
さて、このメス型端子1をヒューズ収容部5内に収容するには、まず、メス型端子1の一対の芯線加締片13、13により電線(図示せず)の芯線を加締めると共に、一対の被覆加締片14、14により電線の被覆部を加締めて、電線の端部にメス型端子1を電気的に接続する。電線に装着したメス型端子1を、一対の弾性挟持片17、17の先端部からヒューズ収容部5の2つの端子収容室8、8にそれぞれ挿入して収容させる。メス型端子1が完全に収容されると、メス型端子1のランス係合部15と端子収容室8のランス9とが係合すると共に、メス型端子1の係合突起16が端子収容室8の係合凹部に係合して、メス型端子1が端子収容室8に係止される。メス型端子1が係止されたヒューズ収容部5のヒューズ収容室6にブレード型ヒューズ3をタブ状端子2の先端部から挿入して装着(嵌合)することにより、タブ状端子2がメス型端子1の一対の弾性挟持片17、17間にそれぞれ挿入されて、電気的に接続される。
タブ状端子2の挿入は、通常は、図7に示すように、タブ状端子2のブレード軸aがメス型端子1の中心軸(ターミナルの中心軸)bとほぼ直線上に位置されながら行われるため、タブ状端子2の先端部が、一対の弾性挟持片17、17の広がった先端部間に挿入される。つまり、タブ状端子2の先端部が、一対の弾性挟持片17、17の案内面26、26に接触して、案内面26、26により挟持部25、25間に誘導されながら、一対の弾性挟持片17、17が広がっていく。そして、タブ状端子2が一対の弾性挟持片17、17間に挿入されてタブ状端子2が一対の弾性挟持片17、17により挟持されて、タブ状端子2とメス型端子1とが電気的に接続される。
このとき、タブ状端子2は、タブ状端子2の2つの幅広な面2bと一対の弾性挟持片17、17の対向面とが対向するように(面接触するように)挿入されると共に、一対の弾性挟持片17、17の挟持部25、25から先端部が広がって対向面が案内面26、26として形成されているので、タブ状端子2が板厚方向に多少ずれて挿入されても、一対の弾性挟持片17、17の間に確実に挿入されることになる。
また、抑え板18の先端部に、図2に示すように、案内部21を設けることにより、タブ状端子2が一対の弾性挟持片17、17の案内面26、26間に案内されるので、より確実にタブ状端子2が一対の弾性挟持片17、17間に挿入されることになる。
また、ブレード型ヒューズ3をヒューズ収容部5に挿入する際、ヒューズ収容部5の挿入口7を形成する壁部の肉厚をブレード型ヒューズ3の挿入方向が常に同じになるようにするには相当の厚みが必要となりヒューズ収容部5の形状には制限があるため十分に取れないので、挿入時に左右(他のタブ状端子2方向)にずれて横挿入されことがあり得る。このようにブレード型ヒューズ3が横挿入されると、図3乃至図5に示すように、タブ状端子2の先端部より中央部側の肉厚の厚い部分の側面2cが、一対の弾性挟持片17、17の先端部の案内面26、26間ではなく先端側面に当接することがある。このように、タブ状端子2が横挿入されても、タブ状端子2(ブレード型ヒューズ3)の移動が止まることなく一対の弾性挟持片17、17間に挿入されて、ブレード型ヒューズ3がヒューズ収容部5に完全に挿入されて装着される。
すなわち、タブ状端子2が横挿入されて、タブ状端子2の肉厚の厚い部分の側面2cが最初に一対の弾性挟持片17、17の先端部の案内面26、26間ではなく先端の側部に接触するとき、その側部が外表面側に傾斜して拾いテーパ部27が設けられているため、タブ状端子2が拾いテーパ部27に接触してタブ状端子2の挿入力により一対の弾性挟持片17、17が開く。つまり、タブ状端子2の側面2cが接触する拾いテーパ部27が一対の弾性挟持片17、17間側に傾斜しているため、タブ状端子2の挿入力により一対の弾性挟持片17、17が開く方向にそれぞれ移動し、その一対の弾性挟持片17、17間にタブ状端子2が挿入される。これにより、タブ状端子2が曲ったり折れたりすることなく、タブ状端子2が挿入されるため、タブ状端子2の向きを変えながら挿入しても、タブ状端子2は一対の弾性挟持片17、17間に挿入されるので、タブ状端子2(ブレード型ヒューズ3)の向きを修正することができ、ブレード型ヒューズ3を完全にヒューズ収容室6に収容させることができる。
このとき、拾いテーパ部27、27の間隔がタブ状端子2の板厚より広く形成されていることにより、タブ状端子2が横挿入されたとき、タブ状端子2の側面2cの両端部が拾いテーパ部27、27の傾斜面の途中に接触するので、確実に一対の弾性挟持片17、17が開く方向に移動することになり、より確実にタブ状端子2を挿入することができる。
また、タブ状端子2が横挿入されてタブ状端子2の側面2cが拾いテーパ部27、27(一対の弾性挟持片17、17)に接触するとき、メス型端子1に抑え板18が設けられていると、一対の弾性挟持片17、17の第1側部10aから第4側部10d側への移動が抑制されるので、一対の弾性挟持片17、17が開き易く、タブ状端子2が一対の弾性挟持片17、17間に挿入され易くなる。
また、一対の弾性挟持片17、17の挟持部25、25及びその近傍の側端面に、対向面側に傾斜する傾斜面28、28が形成されていると、容易に一対の弾性挟持片17、17間にタブ状端子2を挿入することができる。すなわち、タブ状端子2が横挿入されてタブ状端子2の側面2cが一対の弾性挟持片17、17の拾いテーパ部27、27に接触して一対の弾性挟持片17、17が開き、そして、拾いテーパ部27、27から一対の弾性挟持片17、17の挟持部25、25及びその近傍の側端面に接触するため、この部分が対向面にかけて傾斜されているので、スムーズに一対の弾性挟持片17、17が開き、容易により確実にタブ状端子2が一対の弾性挟持片17、17間に挿入されることになる。
従って、本発明のメス型端子1は、タブ状端子2が横挿入された場合においても、タブ状端子2が曲ったり折れたりすることなく、確実にタブ状端子2が挿入されるものである。
また、一対の弾性挟持片17、17が矩形状の平板を断面ほぼく字状に折り曲げることにより形成されていると、安価に簡単にメス型端子1を製造することができる。すなわち、メス型端子1は、図1及び図2に示すように、矩形状の平板を断面ほぼく字状に折り曲げた弾性挟持片17が角筒体状の中央部の対向する第2、第3側部10b、10cに一体的に設けられ、角筒体状の中央部が一枚の板を折り曲げてランス係合部15を有する第1側部10aを重ねあわした形状に形成され、残りの第4側部10dの一方の端部に抑え板18が、他方の端部に芯線加締片13、13及び被覆加締片14、14がそれぞれ一体的に設けられているため、一枚の平板から形成することができるので、一枚の平板から型抜き折り曲げ等の加工により安価に簡単にメス型端子1を製造することができる。
本発明のタブ状端子用メス型端子の一例を示す斜視図である。 本発明のタブ状端子用メス型端子の一例を示す斜視図である。 本発明のタブ状端子用メス型端子を有するリレーボックスにヒューズが斜めに挿入された状態を示す概略断面図である。 本発明のタブ状端子用メス型端子にヒューズが斜めに接触した状態を示す図である。 図4中のAで示した丸で囲んだ部分の拡大図である。 先に提案されているタブ状端子用メス型端子を示す斜視図である。 正規にヒューズが挿入されたときのタブ状端子用メス型端子との関係を示す図である。 先に提案されているタブ状端子用メス型端子にヒューズが斜めに接触した状態を示す図である。 図8中のBで示した丸で囲んだ部分の拡大図である。
符号の説明
1 タブ状端子用メス型端子
2 タブ状端子
17 弾性挟持片
2b 幅広な面
25 挟持部
26 案内面
27 拾いテーパ部
28 傾斜面

Claims (1)

  1. タブ状端子が挿入接続されるメス型端子において、
    タブ状端子の挿入方向に沿って延在する可撓可能な一対の弾性挟持片を設け、これら弾性挟持片の対向面に、タブ状端子の2つの幅広な面に接触してタブ状端子を挟持する挟持部をそれぞれ設け、該挟持部よりタブ状端子の挿入方向後方側の先端部までの弾性挟持片の対向面を、その先端部にいくにつれて互いに離間させてタブ状端子が挟持部間に挿入されるように案内する案内面として形成し、該案内面のタブ状端子が接触し得る側部を案内面とは反対側の外表面側に傾斜させて拾いテーパ部を設け、前記一対の弾性挟持片の挟持部及びその近傍の側端面に、対向面側に傾斜する傾斜面を形成したことを特徴とするタブ状端子用メス型端子。
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