JPH04338980A - 原稿排出制御装置 - Google Patents

原稿排出制御装置

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Publication number
JPH04338980A
JPH04338980A JP3025167A JP2516791A JPH04338980A JP H04338980 A JPH04338980 A JP H04338980A JP 3025167 A JP3025167 A JP 3025167A JP 2516791 A JP2516791 A JP 2516791A JP H04338980 A JPH04338980 A JP H04338980A
Authority
JP
Japan
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original
exit
control
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Pending
Application number
JP3025167A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Yamaji
山地 一義
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、プリンタ、ファ
クシミリ等の記録装置における自動原稿送り装置に係り
、特に画像処理後の原稿を飛散させることなく原稿排出
トレイに排出させるのに好適な原稿排出制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近時、記録装置は高精度化、高速化、小
型化等の開発が進められる中で、多種のジョブ機能を効
率良く行わせるための一つの手段として、自動原稿送り
装置の機能および性能の向上が図られている。自動原稿
送り装置は原稿を自動的にプラテンガラス上にセットす
るもので、通常ユーザがベースマシンに選択的に装備で
きるようにオプションとして用意されている。この装置
は原稿トレイにセットされた原稿を画像処理のタイミン
グに合わせて一枚つづ原稿入口から搬送路を通して送り
込み、無端ベルトによりプラテンガラス上に搬送し、原
稿画像の読み取り後に排出搬送路を介して原稿排出トレ
イに排出させるものである。
【0003】この種の自動原稿送り装置は大きく分けて
処理前および処理後の原稿を載せるトレイ部、原稿を送
り込む搬入部、プラテンガラス上の定位置に原稿を敷き
込むレジストレーション部および処理後の原稿をプラテ
ンガラス上から除去する原稿排出部により構成されてい
る。上記各部は原稿を搬送するための独立または従属さ
れた搬送ロール機構を備えており、この搬送ロール機構
の駆動系にはトレイ部から原稿引込み搬送路までの原稿
の送り込み搬送(プリフィード)を行うためのフィード
モータにDCモータが使用され、また原稿を引き込み搬
送するためのレジロールおよびプラテンガラス上のレジ
ストレーション位置に敷き込み搬送するためのベルトを
同時に駆動するためのベルトモータにステッピングモー
タが使用されている。更に画像処理後の原稿(以下「排
出原稿」という)を排出するためのイグジットモータに
はDCモータまたはステッピングモータが使用されてい
る。
【0004】原稿トレイにセットされた原稿はナジャー
機構により一枚づつ原稿送込み搬送路に送り込まれ、続
いて画像処理のタイミングに合わせてレジロールで引き
込み、更にベルトによってプラテンガラス上のレジスト
レーション位置に敷き込まれる。そして原稿画像の読み
取りが行われた後にベルトモータおよびイグジットモー
タが駆動され、排出原稿が排出搬送路を通して原稿排出
トレイに排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ジョブの高
速化に伴い、原稿は高速搬送されるため、原稿排出口で
の速度を落とさないと排出原稿の飛び出しが起こる。こ
の飛び出し速度が速い場合、排出原稿は原稿排出トレイ
に入らず床に飛散したり、あるいは原稿トレイに入って
も不揃いになってその後の丁合に手間取るという問題が
あった。本発明の目的は、排出原稿の後端が所定の位置
を通過した後にイグジットモータを減速制御することに
より排出原稿の飛散を防止するようにした原稿排出制御
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は画像処理後の原稿をプラテンカラスから
原稿排出トレイに排出する原稿排出搬送路と、該搬送路
の途中で排出原稿の後端を検知するイグジットセンサと
、前記搬送路のローラを駆動するイグジットモータと、
該イグジットモータを画像処理後に駆動させ、プラテン
ガラスからの原稿排出動作を行わせるコントローラとを
備え、前記コントローラはイグジットセンサからの原稿
後端信号により前記イグジットモータを減速制御するよ
う構成されたものである。また原稿後端信号によりイグ
ジットモータを中速域に減速制御するよう構成されてい
ることを特徴とする。更にイグジットモータとしてDC
モータを使用し、原稿後端信号から所定時間後に通電を
断って減速した後の中速域をチョッピング制御するよう
構成されていることを特徴とする。またステッピングモ
ータを使用した場合は、原稿後端信号から所定時間後に
スローダウン制御するよう構成される。
【0007】
【作用】イグジットセンサからの原稿後端信号によりイ
グジットモータを減速制御することにより、原稿厚の違
い等によるトルクのバラツキに対応でき、高い精度の原
稿排出制御を行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。尚、本実施例は複写機に適用したもので、ベ
ースマシンに両面自動原稿送り装置,ソータなどの付加
装置が組み合わされて構成されるものである。複写機は
、図2に示すように、ベースマシン1に両面自動原稿送
り装置(DADF)2,ソータ3が取付けられており、
このベースマシン1はコンソールパネル4によって設定
されたジョブに応じて付属装置を含む機構部を制御し、
DADF2で送られた原稿から読み取った画像情報を基
にトレイ5から供給される指定サイズの用紙に対して画
像処理を施した後、排紙処理を実行すると共に、ソータ
3において画像処理された用紙の仕分けを行うように構
成されている。
【0009】また、複写機の概略を図3を用いて説明す
る。複写機内には、感光ドラム7が配置されている。図
において、感光体8は感光ドラム7外周面に層状に形成
されている。この感光ドラム7は、矢印方向に回転する
ように図示しない駆動装置に連結されている。感光ドラ
ム7の外周には、チャージコロトロン9、現像器11,
12、転写コロトロン13およびクリーニング装置15
が配置されている。この複写機においては、感光ドラム
7が矢印方向に回転するにつれて、感光体8がチャージ
コロトロン9によって一様に帯電された後、露光箇所1
6で光の照射を受け静電潜像が形成される。露光箇所1
6には、複写機の上面に配置されたプラテンガラス17
上に載置された図示しない原稿の光像が入射されるよう
になっている。このために、露光ランプ19と、これに
よって照明された原稿面の反射光を伝達する複数のミラ
ー20および光学レンズ21とが配置されており、この
うち所定のものは原稿の読み取りのためにスキャンされ
るようになっている。
【0010】静電潜像が形成された感光体8は、その後
、現像器で現像される。ここで感光体8上に形成された
トナー像は、転写コロトロン13により用紙上に転写さ
れ、ヒートロール23およびプレッシャロール24間で
熱定着されて搬出される。一方、感光体8はクリーニン
グ装置15によりクリーニングされ再使用に供される。   一方、複写機に配置されている供給トレイ25に収
容されている用紙27あるいは手差しトレイ28に沿っ
て手差しで送り込まれる用紙27は、送りロール29あ
るいは31によって送り出され、搬送ロール32に案内
されて感光ドラム7と転写コロトロン13の間を通過す
る。このとき、トナー像が用紙27上に転写される。 転写後の用紙27はヒートロール23およびプレッシャ
ロール24の間を通過して熱定着される。そして、搬送
ロール32の間を通過して搬出トレイであるソータ3に
搬出される。なお、中間トレイ33は両面または多重コ
ピーするときに用いられるものである。
【0011】コンソールパネル4は、図4に示すように
、同パネル上に配置された用紙サイズ,倍率,複写枚数
などの設定/入力,スタート,ストップ,割込み,設定
確認などの操作を行うためのハードキーとしてのボタン
とLCD画面上に表示される機能に対応して表示部分に
設けられたタッチキーとしてのボタンを備えている。 また、コンソールパネル4にはハードキーを操作したと
きの選択や設定の状態がランプなどにより表示されてい
る。
【0012】図5は複写機のハードウェア構成が示され
ている。ユーザインタフェース(UI)50はコンソー
ルパネル4にあるボタンの操作による設定/入力された
データ処理を実行し、本機システムを管理するMAIN
  PWBA(以下「MAIN系」と記す)に入力デー
タを送ると共に、ユーザへの表示を行う。
【0013】両面自動原稿送り装置(DADF)コント
ローラ51は、原稿の両面から画情報を読み取るために
、この読み取りタイミングに合わせて原稿をプラテンガ
ラス上に搬送するための制御を行う。
【0014】光学的読取り装置(OPT)コントローラ
52は、プラテンガラス上に搬送された原稿からユーザ
が指定した画情報の光学的な読取り制御を行う。すなわ
ち、DADFは原稿の一方の面がプラテンガラスに向き
合うような状態でこれを搬送する。そしてOPTが動作
して1回目の露光を行う。次いで、DADFは露光終了
後の原稿を装置内にあるトレイに戻す際にその表裏を逆
転させる。これによりこの原稿が再度送り出された場合
には先の露光面と逆の面が露光されるように原稿送り機
構部および光学系の制御を行う。ベースマシンでは両面
コピーの指令により用紙の搬送制御および両面トレイの
駆動制御が行われる。
【0015】帯電除去装置(ISIL)コントローラ5
3は、原稿の画情報から不要な部分を消し込む処理,原
稿の周辺を消す枠消し処理,原稿の画情報の中からの特
定情報描出などの編集処理の制御を行う。画像記録装置
(IOT)コントローラ54は、原稿から読み取られた
画情報を基に画像処理を実行する際に、用紙搬送制御,
紙づまり検知およびZero回りである現像プロセス制
御を管理する。
【0016】特定トレイ(DDM/TRAY[X])コ
ントローラ55は、IOTからの両面画像処理に関する
指令に基づいて片面の画像処理が既に行われている用紙
を反転させて背面に画像処理を施すために、次のZer
oタイミングまで一時待機させるように両面トレイを制
御したり、またIOTからの特別トレイ動作指令により
、用紙パスの関係から制御上、他のトレイとは別に取り
扱われる特定トレイ[X]の制御を行う。ビンソータコ
ントローラ56は、例えば20ビンソータをIOTから
の仕分け指令により駆動し、ベースマシンから搬出され
る画像処理後の用紙を指定されたビンに貯えるための制
御を行う。
【0017】スティプルソータコントローラ57は、I
OTからの綴じ込み仕分け指令によりビンに貯えられた
用紙を丁合した後にスティプルで綴じるための制御を行
う。ライトレンズマネジャー(LLM)58は、システ
ムの全体を統括管理しており、主に原稿の画像処理と用
紙の搬送を時間的に一致させるためのシステムタイミン
グ制御やユーザが設定するコピーモードなどのジョブ管
理を行う。シリアルデータ通信プロセッサ(SCP)5
9は、UI,DADF,OPTおよびISILとのデー
タの送受をシリアル通信で行うと共に、LLMとの間の
データをパラレル通信によりやり取りするためのデータ
処理を行う。
【0018】特にSCPとLLMとのデータのやり取り
は、SCPに内蔵されているデュアルポートRAMを通
して行われる。すなわち、LLMは自分のアドレスマッ
プ上に割り付けられたSCPのRAMをリード/ライト
し、このRAMをSCPがリード/ライトすることで情
報の伝達を行っている。上記のハードウェアは各機能ご
とに独立したCPUを備え、このCPUと周辺LSIに
より電気回路基板(PWBA)が構成されている。ここ
で、LLM,SCPおよびIOTはベースマシンの制御
系の中枢を成すもので、各機能を分担するCPUと周辺
LSIにより主制御回路基板を構成している。以下に、
本発明の実施例の特徴部分を説明する。
【0019】まず、DADF2の構造について簡単に説
明する。図6はDADF2の断面による構成が示されて
いる。DADF2は上面に設けられたトレイ部、原稿を
各種のジョブモードに応じて自動的に搬送処理する原稿
搬入部、ベースマシンの光学的読取り装置OPTにより
原稿画像を読み取るためにプラテンガラス上に原稿を敷
き込む原稿レジストレーション部(以下「レジ部」と記
す)および画像処理後の原稿をトレイ部に送り出す原稿
排出部により構成されている。トレイ部には、原稿をセ
ットする原稿トレイ101および処理された原稿を入れ
る原稿排出トレイ102が設けられている。
【0020】原稿搬入部には、図8に示すようにトレイ
部にセットされた原稿103を送り込むための原稿入口
からレジストレーションロール(以下「レジロール」と
記す)までの送り込み(プリフィード)をする送込み搬
送路106、手差し口からレジロールまでのサダ(SA
DH:semi auto document han
dler)搬送路107、原稿を所定のタイミングでプ
ラテン上に送る引込み搬送路108および両面原稿処理
時に原稿を反転させるために、レジロールを通過してレ
ジ部に引き込まれた原稿をその後端からデュプレックス
ロールによってリバース搬送し、レジロールの上流側に
搬送するデュプレックス搬送路109を備えている。
【0021】原稿入口には、そのトレイ部側に原稿を自
動的に一枚づつ差し込むナジャー機構および原稿セット
時に原稿の先端部を止めるインゲートが設けられている
。このインゲートはインゲートソレノイドにより原稿入
口に対して突出または没入の上下動作を行う。すなわち
、インゲートソレノイドはトレイ部の原稿センサが最初
の原稿を検知するとON動作し、インゲートを原稿入口
に突出させて原稿の先端を受け止めると共に、一定時間
経過後、またはADFスタート信号受信時にOFF動作
させて原稿入口から没入させ、原稿の連続した送り込み
を可能にする。
【0022】送込み搬送路には、ナジャー機構によって
差し込まれた原稿を送り込むためのフィードロールおよ
びこのフィードロールとは逆向きに回転され、フィード
ロールで送られる原稿に重なって入って来た原稿をフィ
ードロールとの協働作用で原稿入口方向に戻すためのリ
タードロールが配置されている。またレジロール近傍の
送込む搬送路には原稿の前端および後端を検知するレジ
ストレーションセンサ(以下「レジセンサ」と記す)と
原稿幅を検知するサイズセンサが配置されている。サダ
搬送路には、手差し原稿を検知するサダセンサと原稿を
送り込むサダロールが配置されており、手差し原稿はサ
ダセンサ信号により駆動されるサダロールによってレジ
ロールまで搬送される。
【0023】引込み搬送路の途中には、両面原稿処理時
にレジ部にある原稿を反転させてプラテン上にセットす
るために引込み搬送路からデュプレックス搬送路に切り
替えるレジゲートが設けられている。このレジゲート1
38は断面略三角形状の板状部材であり、ベルトドライ
ブロール110の回転軸と平行した回動軸を持ちプラテ
ン105と略同一幅を持つ部材である。両面原稿処理時
には、原稿の最初の処理面がレジ部にあることを条件と
してレジソレノイドに通電され、レジゲートの前記搬送
路の切り替え動作が行われる。
【0024】レジ部には、ベルトモータを動力源とする
ベルトドライブロール110で駆動されるゴム製の無端
ベルト111が設けられている。レジロールに達した原
稿はベースマシン側の用紙搬送や光学的読取り装置の動
作タイミングに合わせ、レジロールとプラテン上のレジ
ストレーション位置(以下「レジ位置」と記す)との間
の距離に関係した所定時間のみベルトが駆動されレジロ
ールとの協働作用によって原稿103を搬送し、原稿後
端を原稿搬入側のプラテン端部(近傍も含む)にあるレ
ジストレーション位置(図8参照)で停止させる。
【0025】原稿排出部には、図9に示すようにレジ部
から送られてきた原稿を検知するイグジットセンサと原
稿を搬送するイグジットロールが配置されており、通常
の原稿排出動作ではLLMから送信される原稿交換信号
(SCAN  END)によりベルトモータとイグジッ
トモータを駆動し、レジ部から送られてくる処理済みの
原稿を排出トレイ102に送出する。この原稿排出にお
いて、原稿後端がイグジットセンサを通過した後、イグ
ジットモータをスローダウン制御し、原稿排出口からい
きよい良く飛び出すのを防止している。尚、147は例
えば原稿排出部でのジャム発生時における原稿排出部カ
バーの開閉操作を検知するイグジットインタロックセン
サである。
【0026】ここで、各部ロールを駆動するモータは原
稿送込み用のナジャーロール、フィードロール、サダロ
ールとリバース搬送用のディプレックスロールをDCモ
ータで、また原稿引込み用のレジロール134、ベルト
ドライブロール110および原稿を排出するイグジット
142、143は高精度の駆動制御を行うためにステッ
ピングモータが使用されている。尚、レジロール134
はベルトと同じ線速度で回転されるようにベルトモータ
で駆動される。
【0027】またトップカバーには、図7に示すように
、原稿の短辺側を前後方向にして搬送するSEF(Sh
ort Edge Feed)113、原稿の長辺側を
前後方向にして搬送するLEF(Long Edge 
Feed)114、原稿のジャム115、原稿のセット
116を知らせる各LEDが配置された表示部が設けら
れている。尚、151,152は、例えば原稿のジャム
発生時におけるトップカバーの開閉操作を検知するAD
Fインタロックセンサである。
【0028】上記構造を持つDADFには次のような搬
送モードがある。シンプレックスモードはサイズの異な
らない原稿103の片面のみを画像処理するための搬送
モードである。このシンプレックスモードでは処理され
た原稿103を排出完了しない前に次の原稿103のレ
ジストレーション位置への搬送を行うことで高速処理さ
れる。デュプレックスモードは原稿103の両面を画像
処理するための搬送モードである。このデュプレックス
モードでは引込み搬送路108からレジストレーション
位置にセットされた原稿の画像処理後に、レジゲート1
38を引込み搬送路側に回動させてデュプレックス搬送
路109を開放し、このデュプレックス搬送路109に
先の画像処理後の原稿をリバース搬送させ、原稿裏面を
プラテン105上のレジストレーション位置に停止させ
て原稿裏面の画像処理を行う。
【0029】ミックスサイズモードはサイズの異なる複
数の原稿103を順次、その片面のみ複写するための搬
送モードで、ベースマシン本体のミックス画像処理機能
の選択で動作される。プレカウントモードは原稿103
をシンプレックスモードと同様に搬送し、原稿枚数をカ
ウントすることができる搬送モードである。このプレカ
ウントモードでは同一サイズの原稿103のみを搬送し
たときに設定できる。
【0030】原稿並列合成(2in1)モードはザイズ
の異ならない原稿103を二枚連続してプラテン上に搬
送して、二枚同時に画像処理するための搬送モードであ
る。この2in1モードでは原稿トレイ101にセット
される原稿の内、奇数枚目の原稿103をプラテン直前
まで搬送させた後、奇数枚目の原稿103の後端をレジ
センサで検知する。そして一定時間ベルトモータを駆動
することでレジストレーション位置に原稿後端が配置さ
れ、ここで原稿搬送を一旦停止させる。次いで偶数枚目
の原稿103を奇数枚目の原稿103と同様に搬送させ
る。次に奇数枚目の原稿103を一定距離だけデュプレ
ックス搬送路109にリバース搬送させる。そして偶数
枚目の原稿後端がレジストレーション位置に配置させる
ことにより、奇数枚目の原稿103の次に偶数枚目の原
稿103が隙間なくプラテン上にセットされる。この搬
送タイミングに合わせて、奇数枚目の原稿103と偶数
枚目の原稿103の並列合成画像処理が行われる。この
処理後に二枚の原稿103の排出を行う。
【0031】次にDADFの作用をシンプレックスモー
ドにより説明する。図10は原稿サイズがLEF系のシ
ンプレックスモードの搬送概略が示されており、図11
はシンプレックスモードのシーケンスフローが示されて
いる。尚、ここではLEF系の原稿を3枚処理する場合
について説明する。図中の矢印↑はON,矢印↓はOF
Fを表している。
【0032】原稿トレイに原稿をセット(図10A)す
ると、原稿センサからの原稿セット信号(DOCSNR
↑)がLLMに送信される。スタートボタンが押される
と、DADFはLLMから送信されるシンプレックスモ
ードによるADFスタート信号(ADF START)
を受信し、原稿トレイから一枚目の原稿の引き込み動作
が開始される。このときDADFからLLMに原稿の自
動送り動作に入ったことのADFモード信号(ADF 
MODE↑)が送信される。まずプリフィード動作(図
10B)では原稿をレジロールに突き当てる、いわゆる
プリフィード位置までの搬送を行うもので、原稿前端を
レジセンサが検出し、このレジセンサ信号(REGIS
NR↑)をLLMに送る。ただし一枚目の原稿の場合は
レジロール、ベルトの回転により直ちに原稿を引き込み
プラテンガラス上のレジストレーション位置に停止させ
るレジストレーション動作に入る。このレジストレーシ
ョン動作では、レジセンサが原稿後端を検出するまでの
間に画像処理を開始するためのコピースタート信号(C
OPY START↑)をLLMに送信する。LLMは
コピースタート信号(COPY START↑)により
画像読取りタイミングに合った用紙供給を開始させるた
めのフィード信号(FEED)を用紙の供給および用紙
の排出制御を行うIOTに出力する。この間に一枚目の
原稿サイズが検出され、この原稿サイズ信号(PAPE
R SIZE DATA)および原稿後端のレジセンサ
信号(REGISNR↓)がLLMに送信される。原稿
後端が検知された後、所定時間が経過すると、原稿はレ
ジストレーション位置(図10C)に停止されるため、
IOTは原稿の搬送タイミングに合わせて原稿サイズデ
ータを基に原稿画像の読み取りが行われる。同時に2枚
目の原稿のプリフィード動作が始まる。すなわち、スキ
ャン中において、一枚目の原稿後端のレジセンサ信号(
REGISNR↓)と原稿セット信号(DOCSNR↑
)が出力されていることを条件に2枚目の原稿のプリフ
ィード動作(図10D)が開始される。これにより2枚
目以降の原稿のレジストレーション動作に入る時間が短
縮され、高速処理ができる。DADFが原稿交換(SC
AN END)信号を受信すると、図10E,図10F
に示すように1枚目の原稿を排出する動作とプリフィー
ド位置にある2枚目の原稿のレジストレーション動作お
よび3枚目の原稿のプリフィード動作が始まる。この動
作において、1枚目の原稿の排出処理は原稿排出部に近
いプラテンガラス上に搬送するものである。次に3枚目
の原稿の搬送動作に入ると、2枚目の原稿はプラテンガ
ラス上を搬送されると共に、原稿排出部が動作して図1
0Gに示すように1枚目の原稿が排出トレイに送出され
る。そしてセットされた原稿の処理が終了すると、プラ
テンガラス上にある全ての原稿の排出処理(図10H)
が行われる。
【0033】次に上記原稿搬送に入る前に実行される残
原稿排出処理について説明する。図1は残原稿を含む原
稿排出処理を行うためのモータ制御ブロック図が示され
ている。イグジットモータコントローラ200は、原稿
交換信号によりイグジットモータ202を起動し、プラ
テンガラス17上から送られてくる排出原稿を原稿排出
搬送路145に搬送し、この原稿後端をイグジットセン
サ146が検出した後のイグジットモータ202の減速
制御およびADFスタート信号により所定時間だけ駆動
した後に出力され、または異常時に出力される停止要求
信号に基づくモータ停止等のイグジットモータ202の
駆動制御を行う。イグジットモータドライブ回路201
は、コントローラ200からの制御信号によりイグジッ
トモータ202を駆動する。
【0034】上記コントローラ200の原稿排出制御に
ついて図12を参照しながら説明する。まずLLMから
ADFスタート信号を受信すると、ベルトモータおよび
イグジットモータを同時に起動(ステップ100)して
残原稿の排出処理を行う。この処理で残原稿がなくなる
と、停止要求信号が出力(ステップ101)され、上記
モータへの通電が断たれ停止(OFF)される(ステッ
プ102)。次いでセット原稿がプラテンガラスへ敷き
込まれ、画像処理が行われる後に原稿の排出制御が開始
される。次原稿の引き込みタイミングとして出力される
原稿交換信号によりイグジットモータが起動(ON)さ
れる。以下にステッピングモータ、DCモータの各原稿
排出制御について説明する。
【0035】まずDCモータによる原稿排出制御は、図
13に示すように、原稿排出時間T内においてモータの
一定時間T1のOFFによる減速域とチョッビング(O
NーOFF)制御による時間((T2+T3)*N)の
中速域および中速域後の停止を行うものである。すなわ
ち、排出原稿がイグジットセンサを通過してOFFにな
ってから時間T0が経過した後にイグジットモータコン
トローラ200からOFF制御信号を出力し、この信号
でイグジットモータドライブ回路201がイグジットモ
ータ202を停止させる。このモータの停止期間はモー
タ速度を中速に落とすための減速域で、それまでの時間
T1が設定される。中速になった時点でモータをONし
て時間T2間を加速する。次いでモータをOFFして時
間T3間を停止して減速する。この時間T2,T3は原
稿の厚みや紙質等の条件を加味して図示の如く中速とな
るように設定される。またONーOFFを複数回繰り返
すことにより所定の中速域が設けられる。
【0036】図14はDCモータの制御フローが示され
ている。DCモータが起動して原稿の排出動作(ステッ
プ104)に入ると、イグジットセンサにより原稿後端
の検出が行われる。原稿後端が検知されると(ステップ
105)、タイマが動作(ステップ106)して所定時
間T0経過後にモータがOFF(ステップ107)され
、減速される。そしてタイマが動作(ステップ108)
して所定時間T1経過後にモータがON(ステップ10
9)され、再び加速される。次いでタイマが動作(ステ
ップ110)して所定時間T2経過後にモータがOFF
(ステップ111)され、減速される。このONーOF
Fのサイクル数が設定された回数に達するまでステップ
109〜111が繰り返される(ステップ113)。モ
ータは所定のサイクル数が終了した時点で停止される。
【0037】本実施例ではDCモータをチョッピング制
御することにより中速域を設けたので、簡単な回路構成
でかつ高い精度の制御ができる。次にステッピングモー
タによる原稿排出制御は、原稿排出時間Tを図15に示
すように、nステップに分けてステップが進むに従って
パルス数(周波数)を減らすことによりモータ速度をス
ローダウンさせるものである。図16はステッピングモ
ータの制御フローが示されている。ステッピングモータ
モータが起動して原稿の排出動作(ステップ120)に
入ると、イグジットセンサにより原稿後端の検出が行わ
れる。原稿後端が検知されると(ステップ121)、タ
イマが動作(ステップ122)して所定時間T0経過後
に上記スローダウン制御(ステップ123)が行われる
。本実施例ではステッピングモータをスローダウン制御
することによりモータ速度を所定の速度で減速させるこ
とができる。
【0038】
【発明の効果】上述のとおり、本発明によれば、排出原
稿の後端検知に基づいてモータの減速制御が行われるた
め、排出口からの排出原稿の飛び出し速度が遅くなり、
原稿排出トレイに揃えられて排出される。特にイグジッ
トモータにDCモータを使用する場合は回路構成が簡単
になり、かつ制御が容易にでき、大幅なコストダウンが
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動原稿送り装置の残原稿排出処理の
ためのブロック図である。
【図2】本発明の実施例の複写機の外観図である。
【図3】複写機の断面図である。
【図4】複写機のコントロールバネルの構成図である。
【図5】複写機のハードウェア構成図である。
【図6】自動原稿送り装置の断面図である。
【図7】自動原稿送り装置の平面図である。
【図8】原稿搬入部の拡大断面図である。
【図9】原稿排出部の拡大断面図である。
【図10】シンプレックスモードの原稿搬送を説明する
図である。
【図11】自動原稿送り装置のシーケンスフローの一例
を示す図である。
【図12】原稿排出処理の初期動作を示すフローチャー
トである。
【図13】DCモータによる原稿排出制御を説明する図
である。
【図14】DCモータの原稿排出動作を示すフローチャ
ートである。
【図15】ステッピングモータのスローダウン制御を説
明する図である。
【図16】ステッピングモータの原稿排出動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
102  原稿排出トレイ 103A  排出原稿 145  原稿排出搬送路 146  イグジットセンサ 200  イグジツトモータコントローラ201  イ
グジツトモータドライブ回路202  イグジツトモー
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007190634A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Toshiba Tec Corp 用紙穿孔装置
JP2012510076A (ja) * 2008-11-24 2012-04-26 イーストマン コダック カンパニー 原稿輸送装置

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