JPH09272649A - 用紙仕分装置 - Google Patents

用紙仕分装置

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JPH09272649A
JPH09272649A JP8080346A JP8034696A JPH09272649A JP H09272649 A JPH09272649 A JP H09272649A JP 8080346 A JP8080346 A JP 8080346A JP 8034696 A JP8034696 A JP 8034696A JP H09272649 A JPH09272649 A JP H09272649A
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Takuo Matsumura
拓夫 松村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、簡易な構成で且つ簡単な制
御により用紙を仕分けることができる用紙仕分装置の開
発にある。 【解決手段】 本発明は、所定の方向に用紙が搬送され
る用紙搬入搬送経路6aと、上記用紙搬入搬送経路6a
に配設されて、用紙を引き込むと共に上記用紙搬入方向
上流側に排出することができる用紙反転手段8と、用紙
反転手段8よりも上記用紙搬入方向上流側において且つ
用紙反転手段8から互いに異なる距離において用紙搬入
搬送経路に接続された複数の用紙搬出搬送経路と、各搬
送経路の分岐点9a,9bにおいて一端が用紙搬入搬送
経路6aと用紙搬出搬送経路との間に固定されると共に
用紙搬入搬送経路6aを塞ぐように配設された弾性材料
からなる複数のフィルム部材10a,10bと、上記用
紙反転手段8を制御して用紙を所定量だけ引き込んで排
出させる引き込み量制御手段とを有する用紙仕分装置で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等の画像形成装置において用紙を仕分ける用紙仕分装置
に係り、詳しくは、1つの用紙搬入搬送経路と複数の用
紙搬出搬送経路とを有し、当該用紙搬入搬送経路から搬
入されてきた用紙を任意の1つの用紙搬出搬送経路に搬
出させる用紙仕分装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の用紙仕分装置を用いた装
置には、例えば、20個程度の複数の用紙排出トレイを
有し、搬入されてきた多数の用紙を順次各用紙排出トレ
イに収容させるソータがある。なお、電子写真方式の画
像形成装置と組み合わされて用いられるソータにおいて
は、一般的には、先ず、最終ページの画像を記録した用
紙が所定枚数搬入された後、順次前の頁の画像を記録し
た用紙が所定枚数ずつ搬入されるようになっている。こ
れにより、上記ソータは、各用紙排出トレイ内に頁順に
積層された1部の用紙束を形成することができる。
【0003】その為、上記ソータでは、用紙を各用紙排
出トレイに仕分けるために、用紙排出トレイと同数の用
紙搬出搬送経路を設けると共に、用紙の搬出搬送経路を
選択する仕分機構を設ける必要がある。
【0004】そして、従来の仕分機構は、用紙搬入搬送
経路と用紙搬出搬送経路との分岐点毎に可動ゲートを配
設し、当該複数の可動ゲートを選択的に作動させること
で、用紙搬入搬送経路から搬入されてきた用紙を各用紙
搬出搬送経路に搬出させるように構成されている。
【0005】しかしながら、上記構成では、可動ゲート
を各分岐点毎に配設する必要があって仕分機構の構造が
複雑になってしまうと共に、全ての可動ゲートを独立に
且つ電子写真方式の画像形成装置の動作に同期させて制
御する必要があって仕分機構の制御も複雑になってしま
うという問題があった。
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、簡易な構成で且つ簡単な制御により用紙を仕分ける
ことができる用紙仕分装置の開発にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、所
定の方向に用紙が搬送される用紙搬入搬送経路と、上記
用紙搬入搬送経路に配設されて、用紙を引き込むと共に
上記用紙搬入方向上流側に排出することができる用紙反
転手段と、用紙反転手段よりも上記用紙搬入方向上流側
において且つ用紙反転手段から互いに異なる距離におい
て用紙搬入搬送経路に接続された複数の用紙搬出搬送経
路と、各搬送経路の分岐点において一端が用紙搬入搬送
経路と用紙搬出搬送経路との間に固定されると共に用紙
搬入搬送経路を塞ぐように配設され、用紙搬入搬送経路
側から搬入される用紙により当該閉塞を解くことができ
る閉塞部材と、上記用紙反転手段を制御して用紙を所定
量だけ引き込んで排出させる引き込み量制御手段とを有
する用紙仕分装置である。
【0007】本発明において、上記用紙反転手段は、上
記用紙搬入搬送経路に配設されて、用紙を引き込むと共
に上記用紙搬入方向上流側に排出することができるもの
であればよく、例えば、正逆回転可能な一対の反転ロー
ラを互いに当接させて、且つ、当該当接位置が用紙搬送
経路上に位置するように配設すればよい。
【0008】上記閉塞部材は、一端が用紙搬入搬送経路
と用紙搬出搬送経路との間(以下、又部と呼ぶ)に固定
されると共に用紙搬入搬送経路を塞ぐように配設された
ものであればよく、例えば、ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)等の弾性材料からなるフィルム部材を分岐
点における用紙搬入搬送経路を塞ぐことができる大きさ
に形成すると共にその一端を又部に配設しても(以下、
上記一端を固定端と呼び、その他端を自由端と呼ぶ)、
剛体からなるゲート部材を分岐点における用紙搬入搬送
経路を塞ぐことができる大きさに形成すると共にその一
端を又部に配設してもよい。
【0009】また、上記閉塞部材は、用紙搬入搬送経路
側から搬入される用紙により当該閉塞を解くことができ
るものであればよく、例えば、上記フィルム部材を又部
に配設した場合には、当該フィルム部材の固定端は固定
させて配設すればよく、また、上記ゲート部材を又部に
配設した場合には、当該ゲート部材の固定端を揺動可能
に配設すると共に、用紙搬入搬送経路を塞ぐ方向に当該
ゲート部材を付勢するバネ等の弾性部材を配設すればよ
い。
【0010】次に、上記閉塞部材は、その固定端よりも
自由端が反転搬送手段寄りに位置するように配設すれば
よい。これにより、反転搬送手段側から搬送されてきた
用紙が当該閉塞部材に当接した際、当該閉塞部材に沿っ
て用紙がスムースに移動して用紙搬出搬送経路に搬出さ
れる。
【0011】更に、上記フィルム部材を上記分岐点に配
設するに当たっては、上記又部とは反対側の用紙搬入搬
送経路の側面を凹形状に形成すると共に、フィルム部材
の自由端が上記凹部内に位置するように配設するとよ
い。これにより、用紙搬入搬送経路側から当該分岐点に
搬送されてきた用紙は、上記凹形状の側面に沿って移動
してスムースに当該分岐点を通過することができると共
に、反転搬送手段側から上記分岐点に搬入されてきた用
紙は、上記フィルム部材の自由端側の先端部に当接して
引っ掛かることなくスムースにフィルム部材に沿って移
動することができる。
【0012】上記引き込み量制御手段は、上記用紙反転
手段を制御して用紙を所定量だけ引き込んで排出できる
ものであればよく、例えば、用紙反転手段として一対の
反転ローラを用いた場合には、当該一対の反転ローラを
正逆回転させる駆動機構と、当該駆動機構の動作時間を
制御する制御回路とで構成すればよい。
【0013】また、上記駆動機構は、例えば、正逆回転
可能な駆動モータと、当該駆動モータの回転子に固定さ
れた親ギヤと、反転ローラに固定されると共に当該親ギ
ヤと嵌合された子ギヤとで構成したり、1方向に回転可
能な駆動モータと、当該駆動モータの回転を正方向の回
転及び逆方向の回転として取り出すギア列と、当該正方
向の回転を反転ローラに伝達する第一の電磁クラッチ
と、当該逆方向の回転を反転ローラに伝達する第二の電
磁クラッチとで構成したり、あるいは、上記第一の電磁
クラッチをトルクリミッタに換えて構成したりすればよ
い。
【0014】そして、本発明の用紙仕分装置では、先
ず、用紙搬入搬送経路から搬入されてきた用紙はフィル
ム部材を弾性変形させて各分岐点を通過し、その搬入方
向先端部が用紙反転手段に到達するまで移動する。
【0015】次に、本発明の用紙仕分装置では、用紙反
転手段を作動させて、所定の用紙搬出搬送経路が接続さ
れた分岐点(以下、所定の分岐点と呼ぶ)とそれよりも
1つ用紙反転手段に近い位置の分岐点(但し、用紙反転
手段に最も近い分岐点が所定の分岐点である場合には用
紙反転手段)との間に用紙の搬入方向後端の位置が位置
するまで用紙を引き込む。
【0016】最後に、本発明の用紙仕分装置では、所定
の分岐点とそれよりも1つ用紙反転手段に近い位置の分
岐点(但し、用紙反転手段に最も近い位置の分岐点の場
合には当該用紙反転手段)との間に用紙の搬入方向後端
が位置している状態で、用紙反転手段から用紙を排出さ
せることで、当該用紙の搬入方向後端は当該所定の分岐
点におけるフィルム部材に沿って移動して当該分岐点に
接続された用紙搬出搬送経路に搬出できるので、上記所
定の分岐点に接続された用紙搬出搬送経路に用紙を搬出
することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態を説明する。
【0018】実施形態1 図1に本発明の実施形態1に係る複写機を示す。この複
写機は、異なるサイズの原稿を収容することができる5
つの用紙トレイ1と、原稿画像を読み取って当該画像を
用紙上に形成する画像形成部2と、画像が形成された用
紙を収容する1つの用紙排出トイレ3とを有し、各用紙
トレイ1から上記画像形成部2へ用紙を搬送する搬入側
用紙搬送経路4と、上記画像形成部2から用紙排出トレ
イへ用紙を搬送する搬出側用紙搬送経路5と、上記搬出
側用紙搬送経路5に対向して配置され、当該搬出側用紙
搬送経路5を通過する用紙を一端引き込み用紙の搬送方
向を反転させて排出する反転搬送経路6と、当該反転搬
送経路6から搬入側用紙搬送経路4へ用紙を搬送する両
面コピー用搬送経路7とが設定されている。なお、これ
らの搬送経路4〜7は、用紙に対して所定の搬送力を作
用させる多数の搬送ローラと、隣接する複数の搬送ロー
ラ間に配設されて用紙の搬送方向を規制する多数の用紙
ガイドとで構成されている。
【0019】そして、上記複写機は、1枚の原稿を片面
コピーする場合には、所定の用紙トレイ1から用紙を搬
出し、当該用紙を画像形成部2に供給し、更に、搬出側
用紙搬送経路5を介して当該用紙を用紙排出トレイ3に
排出することで、コピーを行うことができる。
【0020】また、上記複写機は、複数枚の原稿を片面
コピーする場合には、所定の用紙トレイ1から用紙を搬
出し、当該用紙を画像形成部2に供給し、更に、搬出側
用紙搬送経路5を通過する用紙を一端反転搬送経路6に
引き込んだ後用紙排出トレイ3に排出することで、原稿
と同じ順番に並んだ状態でコピーを行うことができる
(以下、この動作を反転モードと呼ぶ)。
【0021】更に、上記複写機は、両面コピーをする場
合には、所定の用紙トレイ1から用紙を搬出し、当該用
紙を画像形成部2に供給し、当該用紙を反転搬送経路6
に引き込んだ後両面コピー用搬送経路7を介して搬入側
用紙搬送経路4に戻し、当該用紙をその裏面を上にして
画像形成部2に再度供給し、更に、搬出側用紙搬送経路
5を介して当該用紙を用紙排出トレイ3に排出すること
で、両面コピーを行うことができる(以下、この動作を
両面コピーモードと呼ぶ)。
【0022】従って、上記複写機では、反転搬送経路6
から排出側用紙搬送経路5(用紙排出トレイ3)へ用紙
を搬出する場合と、反転搬送経路6から両面コピー用搬
送経路7へ用紙を搬出する場合とがある。その為、本実
施の形態では、排出側搬送経路5から用紙を引き込む用
紙搬入搬送経路6a上に互いに圧接された一対の反転ロ
ーラ8を配設すると共に、当該反転ローラ8よりも用紙
搬入方向上流側において且つ反転ローラ8から互いに異
なる距離において2つの分岐点を形成し、更に、当該分
岐点の一方を搬出側搬送経路5に接続する一方で、当該
分岐点の他方を両面コピー用搬送経路7に接続してい
る。なお、以下において搬出側搬送経路5に用紙を排出
するための分岐点9aを反転用分岐点と呼び、両面コピ
ー用搬送経路に用紙を排出するための分岐点9bを両面
コピー用分岐点と呼ぶ。
【0023】そこで、本実施の形態では、上記用紙搬入
搬送経路6aと各用紙搬出搬送経路5,7との分岐点9
a,9bにゲート部材10a,10bを配設し、上記反
転ローラ8の回転を制御する引き込み量制御手段11を
設け、更に、排出側搬送経路5の入口に用紙検知センサ
12を設けた。
【0024】上記ゲート部材10a,10bは、PET
を略フィルム形状に形成したものであり、その一端が用
紙搬入搬送経路6aと各用紙搬出搬送経路5,7との間
に固定されると共に用紙搬入搬送経路6aを塞ぐように
配設されている。また、本実施の形態では、ゲート部材
10a,10bの自由端が固定端よりも反転ローラ8寄
りに位置するように配設すると共に、上記分岐点9にお
いて用紙搬出搬送経路5,7に対向する用紙搬入搬送経
路6aの側面に凹みを形成すると共に、当該凹部13
a,13b内にゲート部材10a,10bの自由端が位
置するように配設した。
【0025】上記引き込み量制御手段11は、上記反転
ローラ8の一方を正逆回転で駆動する駆動機構11a
と、当該駆動機構11aの動作を制御する駆動制御回路
11bとからなる。 上記駆動機構11aは、正逆回転
可能な駆動モータ11cと、当該駆動モータ11cの回
転子に固定された親ギヤ11dと、反転ローラ8に固定
されると共に当該親ギヤ11dと嵌合された子ギヤ11
eとからなる。上記駆動制御回路11bは、上記駆動モ
ータ1cに通電することで当該駆動モータ11cを駆動
するものであり、上記通電時間を制御することにより上
記駆動モータ11cの回転量を制御することができる。
【0026】なお、上記引き込み量制御手段11による
用紙の引き込み量は、図2に示すように、用紙の長さを
lp、用紙検知センサ12から反転用分岐点9aの下端
までの距離をla、反転用分岐点9aの下端から両面コ
ピー用分岐点9bの上端までの距離をlb、両面コピー
用分岐点9bの上端から両面コピー用分岐点9bの下端
までの距離をlc、両面コピー用分岐点9bの下端から
反転ローラ8のニップ位置までの距離をld、複写機の
プロセススピードをVpとした場合、図3に示すような
期間の間に各モードにおける引き込み設定時間を設定す
ればよい。
【0027】また、上記駆動制御回路11bによる通電
制御は、図4に示すようなフロチャートに基づいて行え
ばよい。詳しくは、複写機のスターボタンが押された
ら、先ず、モードを判別して各モードにおける引き込み
設定時間TNを設定する(S1〜S3)。次に、用紙検
知手段12が用紙(の先端)を検知したら駆動モータ1
1cを順方向に回転駆動すると同時にタイマーtを作動
させる(S4〜S6)。そして、タイマーtのカウント
値が上記引き込み設定時間TN以上になったら駆動モー
タ11cを逆方向に回転駆動すると共にタイマーをリセ
ット(t=0)し、所定の時間の後に駆動モータ11c
を停止させる(S7〜S10)。
【0028】そして、上記複写機は、用紙検知信号に応
じて駆動モータ11cの回転量を制御するだけで、反転
モードの場合には、図5(a)に示すように、用紙を原
稿と同じ順番に並べて用紙排出トレイ3に積層すること
ができ、しかも、両面コピーモードの場合には、図5
(b)に示すように、両面コピーを行うことができる。
つまり、上記複写機は、簡易な構成で且つ簡単な制御に
より用紙の搬送経路を選択して用紙を仕分けることがで
きる。
【0029】また、上記複写機では、駆動モータ11c
のみを駆動制御すればよいので、従来のように用紙の搬
送経路を選択するためにゲート部材をソレノイドで駆動
する必要がなく、低コスト化、低騒音化、省電力化及び
小型化を図ることができる。
【0030】実施形態2 図6に本発明の実施形態2に係る複写機を示す。この複
写機は、異なるサイズの原稿を収容することができる5
つの用紙トレイ1と、原稿画像を読み取って当該画像を
用紙上に形成する画像形成部2と、画像が形成された用
紙を収容する8つの用紙排出トレイ14a〜14hとを
有し、各用紙トレイ1から上記画像形成部2へ用紙を搬
送する搬入側用紙搬送経路4と、上記画像形成部2から
各用紙排出トレイ14a〜14hへ用紙を搬送する搬出
側用紙搬送経路5とが設定されている。
【0031】そして、上記複写機は、原稿を複数部コピ
ーする場合には、所定の用紙トレイ1から用紙を搬出
し、当該用紙を画像形成部2に供給し、更に、搬出側用
紙搬送経路5を介して順次各用紙排出トレイ14に用紙
を排出することで、各用紙排出トレイ14に1部ずつの
コピーを収容させることができる(以下、ソーティング
モードと呼ぶ)。
【0032】従って、上記複写機では、排出側用紙搬送
経路5から各用紙排出トレイ14へ用紙を搬出させる必
要があるため、本実施の形態では、排出側用紙搬送経路
5上に互いに圧接された2組の反転ローラ8a,8bを
配設し、各反転ローラ8a,8bより用紙搬入方向上流
側に4個ずつ分岐点9a〜9hを形成し、更に、各分岐
点から各用紙排出トレイ14への用紙搬出搬送経路を形
成した。また、本実施の形態では、各用紙排出トレイ1
4が排出側用紙搬送経路5の外側に配設されているた
め、各用紙排出トレイ14上に排出された用紙はその表
面が下になって下から上にページ順に積層される。な
お、上記各分岐点9は、その上流側から第一の分岐点9
a、第二の分岐点9b、…、第八の分岐点9hと呼ぶ。
また、本実施の形態では、上記用紙搬入搬送経路と各
用紙搬出搬送経路との分岐点9に、PETを略フィルム
形状に形成したゲート部材を配設し、2zk駆動機構と
駆動制御回路とからなり、上記反転ローラ8a,8bの
回転を制御する引き込み量制御手段11を設け、更に、
排出側搬送経路5の入口に用紙検知センサ12を設け
た。なお、これらの部材の構成は実施形態1と同様であ
る。
【0033】そして、上記引き込み量制御手段による用
紙の引き込み量は、図7に示すように、第N(N=1〜
8)の分岐点で用紙を排出する場合には、第Nの分岐点
と第(N+1)の分岐点との中間まで用紙の後端が引き
込まれるように設定した。
【0034】また、上記駆動制御回路による通電制御
は、図8に示すようなフロチャートに基づいて行えばよ
い。詳しくは、複写機のスターボタンが押されたら、先
ず、排出トレイナンバーNに1をセットすると共に(S
11)、当該トレイナンバー1に応じた引き込み時間T
N’を設定する(S12)。次に、用紙検知手段12が
用紙の先端を検知したら駆動モータ11a,11fを順
方向に回転駆動し(S13〜S14)、用紙検知手段1
2が用紙の後端を検知したらタイマーtを作動させる
(S15〜S16)。そして、タイマーtのカウント値
が上記引き込み設定時間TN’以上になったら駆動モー
タ11c,11fを逆方向に所定時間だけ回転駆動し、
タイマーをリセット(t=0)し、更に、トレイナンバ
ーNを1インクリメント(N=N+1)する(S15〜
S16)。更に、トレイナンバーNが設定部数以下であ
ったら当該トレイナンバーNに応じた引き込み時間T
N’を設定して上記駆動モータ11c,11fの制御を
繰り返す一方で、トレイナンバーNが設定部数を越えて
いる場合には動作を終了する。
【0035】そして、上記複写機は、用紙検知信号に応
じて駆動モータ11c,11fの回転量を制御するだけ
で、図9に示すように、各ソーティング用用紙排出トレ
イ14に1部ずつのコピーを収容させることができる。
つまり、上記複写機では、簡易な構成で且つ簡単な制御
により用紙の搬送経路を選択して用紙を仕分けることが
できる。
【0036】また、上記複写機では、駆動モータ11
c,11fのみを駆動制御すればよいので、従来のよう
に用紙の搬送経路を選択するためにゲート部材をソレノ
イド等で駆動制御する必要がなく、低コスト化、低騒音
化、省電力化及び小型化を図ることができる。
【0037】実施形態3 図10に本発明の実施形態3に係る複写機を示す。この
複写機は、異なるサイズの原稿を収容することができる
6つの用紙トレイ1と、原稿画像を読み取って当該画像
を用紙上に形成する画像形成部2と、画像が形成された
用紙を収容する1つの排出トレイ3と、画像が形成され
た用紙を部毎に分けて収容する6つのソーティング用排
出トレイ14a〜14fとを有し、各用紙トレイ1から
上記画像形成部2へ用紙を搬送する搬入側用紙搬送経路
4と、上記画像形成部2から用紙排出トレイ3へ用紙を
搬送する通常用紙搬送経路5と、上記搬出側用紙搬送経
路5に対向して配置され、当該搬出側用紙搬送経路5を
通過する用紙を引き込み用紙の搬送方向を反転させて排
出する反転搬送経路6と、当該反転搬送経路6から搬入
側用紙搬送経路4へ用紙を搬送する両面コピー用搬送経
路7とが設定されている。
【0038】そして、上記複写機は、1枚の原稿を1部
だけコピーする場合には、所定の用紙トレイ1から用紙
を搬出し、当該用紙を画像形成部2に供給し、更に、通
常用紙搬送経路5を介して当該用紙を用紙排出トレイ3
に排出することで、コピーを行うことができる。
【0039】また、上記複写機は、複数枚の原稿をコピ
ーする場合には、所定の用紙トレイ1から用紙を搬出
し、当該用紙を画像形成部2に供給し、更に、搬出側用
紙搬送経路5を通過する用紙を一端反転搬送経路6に引
き込んだ後用紙排出トレイ3に排出することで、原稿と
同じ順番に並んだ状態でコピーを行うことができる(以
下、この動作を反転モードと呼ぶ)。
【0040】次に、上記複写機は、原稿を複数部コピー
する場合には、所定の用紙トレイ1から用紙を搬出し、
当該用紙を画像形成部2に供給し、更に、通常用紙搬送
経路5を介して当該用紙を反転搬送経路6に引き込み、
当該反転搬送経路6から各ソーティング用排出トレイ1
4に用紙を排出することで、部毎に仕分してコピーを行
うことができる(以下、この動作をソーティングモード
と呼ぶ)。
【0041】更に、上記複写機は、両面コピーをする場
合には、所定の用紙トレイ1から用紙を搬出し、当該用
紙を画像形成部2に供給し、当該用紙を反転搬送経路6
に引き込んだ後両面コピー用搬送経路7を介して搬入側
用紙搬送経路4に戻し、当該用紙をその裏面を上にして
画像形成部2に再度供給し、更に、搬出側用紙搬送経路
5を介して当該用紙を用紙排出トレイ3に排出すること
で、両面コピーを行うことができる(以下、この動作を
両面コピーモードと呼ぶ)。
【0042】従って、上記複写機では、反転搬送経路6
から用紙排出トレイ3、各ソーティング用排出トレイ1
4a〜14f及び両面コピー用搬送経路7へ用紙を搬出
させる必要があるため、本実施の形態では、排出側搬送
経路5から用紙を引き込む用紙搬入搬送経路6a上に互
いに圧接された2組の反転ローラ8a,8bを配設する
と共に、各反転ローラ8a,8bよりも用紙搬入方向上
流側に4つずつ分岐点9a〜9hを形成して、排出側搬
送経路5に最も近い分岐点9aの搬出側搬送経路に用紙
排出トレイ3を接続し、2番目から7番目の分岐点9b
〜9gの搬出側搬送経路それぞれにソーティング用排出
トレイ14a〜14fを接続し、更に、8番目の分岐点
9hの搬出側搬送経路に両面コピー用搬送経路7を接続
した。また、本実施の形態では、上記各分岐点9に、P
ETを略フィルム形状に形成したゲート部材を配設し、
2つの駆動機構と駆動制御回路11bとからなり、上記
反転ローラ8a,8bの回転を制御する引き込み量制御
手段11を設け、更に、排出側搬送経路5の入口に用紙
検知センサ12を設けた。なお、これらの部材の構成は
実施形態1と同様である。
【0043】上記駆動制御回路11bによる通電制御
は、図11に示すようなフロチャートに基づいて行えば
よい。詳しくは、複写機のスターボタンが押されたら、
先ず、モードを判別して、ソーティングモードであるな
らば図8の一点鎖線で囲まれたサブルーチンBを実行
し、両面コピーモードあるいは反転モードであるならば
図4の一点鎖線で囲まれたサブルーチンAを実行する。
【0044】そして、上記複写機は、用紙検知信号に応
じて駆動モータ11c,11fの回転量を制御するだけ
で、反転モードの場合には用紙を原稿と同じ順番に並べ
て用紙排出トレイ3に積層することができ、両面コピー
モードの場合には両面コピーを行うことができ、しか
も、ソーティングモードの場合には用紙を部毎に仕分し
て各ソーティング用排出トレイ14に収容することがで
きる。つまり、上記複写機では、簡易な構成で且つ簡単
な制御により用紙の搬送経路を選択して用紙を仕分ける
ことができる。
【0045】また、上記複写機では、駆動モータ11
c,11fのみを駆動制御すればよいので、従来のよう
に用紙の搬送経路を選択するためにゲート部材をソレノ
イドで駆動する必要がなく、低コスト化、低騒音化、省
電力化及び小型化を図ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上の通り、本発明の用紙仕分装置で
は、弾性材料からなる複数のフィルム部材を各搬送経路
の分岐点に一端が用紙搬入搬送経路と用紙搬出搬送経路
との間に固定されると共に用紙搬入搬送経路を塞ぐよう
にように設け、用紙搬送経路に用紙を引き込むと共に上
記用紙搬入方向上流側に排出することができる用紙反転
手段を設け、更に、当該用紙反転手段による用紙の引き
込み量を制御する引き込み量制御手段を設け、所定の分
岐点とそれよりも1つ用紙反転手段に近い位置の分岐点
(但し、用紙反転手段に最も近い位置の分岐点の場合に
は当該用紙反転手段)との間に用紙の搬入方向後端が位
置するように用紙を引き込んだ後、当該用紙を排出させ
ることで、所定の用紙搬出搬送経路に用紙を搬出するこ
とができるので、簡易な構成で且つ簡単な制御により用
紙を仕分けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1に係る複写機の概要構成
図。
【図2】 図1の複写機における仕分機構の説明図。
【図3】 図2の仕分機構における引き込み時間の設定
範囲。
【図4】 図1の複写機における駆動制御回路の制御フ
ロチャート。
【図5】 図1の複写機における仕分機構の動作シーケ
ンス。
【図6】 本発明の実施形態2に係る複写機の概要構成
図。
【図7】 図6の仕分機構における引き込み時間の設定
値。
【図8】 図6の複写機における駆動制御回路の制御フ
ロチャート。
【図9】 図6の複写機における仕分機構の動作シーケ
ンス。
【図10】 本発明の実施形態3に係る複写機の概要構
成図。
【図11】 図10の複写機における駆動制御回路の制
御フロチャート。
【符号の説明】
6a:用紙搬入搬送経路、8:反転ローラ(用紙反転手
段)、9:分岐点、10:ゲート部材(フィルム部
材)、11:引き込み量制御手段、13:凹部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の方向に用紙が搬送される用紙搬入
    搬送経路と、上記用紙搬入搬送経路に配設されて、用紙
    を引き込むと共に上記用紙搬入方向上流側に排出するこ
    とができる用紙反転手段と、用紙反転手段よりも上記用
    紙搬入方向上流側において且つ用紙反転手段から互いに
    異なる距離において用紙搬入搬送経路に接続された複数
    の用紙搬出搬送経路と、各搬送経路の分岐点において一
    端が用紙搬入搬送経路と用紙搬出搬送経路との間に固定
    されると共に用紙搬入搬送経路を塞ぐように配設され、
    用紙搬入搬送経路側から搬入される用紙により当該閉塞
    を解くことができる閉塞部材と、上記用紙反転手段を制
    御して用紙を所定量だけ引き込んで排出させる引き込み
    量制御手段とを有することを特徴とする用紙仕分装置。
  2. 【請求項2】 用紙搬出搬送経路に対向している用紙搬
    入搬送経路の側面を凹形状に形成すると共に、閉塞部材
    の他端は上記凹部内に位置するように配設されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の用紙仕分装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006069799A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Xerox Corp シート反転/給送機及びシート給送方法
CN108435599A (zh) * 2018-05-16 2018-08-24 广东白云学院 分拣系统及分拣方法
JP2019142629A (ja) * 2018-02-19 2019-08-29 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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