JPH04338981A - 原稿排出モータ制御装置 - Google Patents

原稿排出モータ制御装置

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Publication number
JPH04338981A
JPH04338981A JP3025168A JP2516891A JPH04338981A JP H04338981 A JPH04338981 A JP H04338981A JP 3025168 A JP3025168 A JP 3025168A JP 2516891 A JP2516891 A JP 2516891A JP H04338981 A JPH04338981 A JP H04338981A
Authority
JP
Japan
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document
platen glass
motor
original
motor drive
Prior art date
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Pending
Application number
JP3025168A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Yamaji
山地 一義
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Publication of JPH04338981A publication Critical patent/JPH04338981A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、プリンタ、ファ
クシミリ等の記録装置における自動原稿送り装置に係り
、特にイグジットモータの空回りを原因とする騒音、電
力消費、メカ部の摩耗等の対策に好適な原稿排出モータ
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、記録装置は高精度化、高速化、小
型化等の開発が進められる中で、多種のジョブ機能を効
率良く行わせるための一つの手段として、自動原稿送り
装置の機能および性能の向上が図られている。自動原稿
送り装置は原稿を自動的にプラテンガラス上にセットす
るもので、通常ユーザがベースマシンに選択的に装備で
きるようにオプションとして用意されている。この装置
は原稿トレイにセットされた原稿を画像処理のタイミン
グに合わせて一枚つづ原稿入口から搬送路を通して送り
込み、無端ベルトによりプラテンガラス上に搬送し、原
稿画像の読み取り後に排出搬送路を介して原稿排出トレ
イに排出させるものである。
【0003】この種の自動原稿送り装置は大きく分けて
処理前および処理後の原稿を載せるトレイ部、原稿を送
り込む搬入部、プラテンガラス上の定位置に原稿を敷き
込むレジストレーション部および処理後の原稿をプラテ
ンガラス上から除去する原稿排出部により構成されてい
る。上記各部は原稿を搬送するための独立または従属さ
れた搬送ロール機構を備えており、この搬送ロール機構
の駆動系にはトレイ部から原稿引込み搬送路までの原稿
の送り込み搬送(プリフィード)を行うためのフィード
モータ、原稿を引き込み搬送するためのレジロールおよ
びプラテンガラス上のレジストレーション位置に敷き込
み搬送するためのベルトを同時に駆動するためのベルト
モータ、および画像処理後の原稿(以下「排出原稿」と
いう)を排出するためのイグジットモータが使用されて
いる。
【0004】原稿トレイにセットされた原稿はナジャー
機構により一枚づつ原稿送込み搬送路に送り込まれ、続
いて画像処理のタイミングに合わせてレジロールで引き
込み、更にベルトによってプラテンガラス上のレジスト
レーション位置に敷き込まれる。そして原稿画像の読み
取りが行われた後にベルトモータおよびイグジットモー
タが駆動され、排出原稿が排出搬送路を通して原稿排出
トレイに排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、原稿引き込
み動作タイミングに合わせて排出原稿の排出動作が行わ
れなければならないため、イグジットモータはベルトモ
ータの回転時には排出原稿の為同時に回転するように構
成されている。しかし最初の1枚目の原稿引き込み時、
原稿反転時、並列合成(2in1)モードでの2枚目の
原稿引き込み時あるいは一定時間以下のベルトモータの
駆動時等には排出原稿が確実に無いにも拘わらずベルト
モータと一緒に回転される。このようにイグジットモー
タを空回り状態にすることは、騒音の原因となるばかり
でなく、無駄な電力を消費することにもなり、また軸受
け部等のメカを摩耗させる等の問題がある。本発明の目
的は、排出原稿のあるタイミングのみイグジットモータ
を駆動させるようにした原稿排出モータ制御装置を提供
することである。また他の目的は、各種モードごとの排
出原稿のあるタイミングのみイグジットモータを駆動さ
せるようにした原稿排出モード制御装置を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は原稿引込み搬送路に配置されたレジスト
レーションセンサによる原稿の後端検知を基にプラテン
ガラス上の定位置に原稿を敷き込んで画像処理を行うと
共に、画像処理後にプラテンガラスからの原稿排出動作
を行わせるよう構成された自動原稿送り装置であって、
前記レジストレーションセンサによる1枚目と2枚目原
稿の前端と後端検知を基に原稿長を検出する原稿長計測
手段と、2枚目原稿長の計測中に1枚目と2枚目原稿長
の和を求める逐一加算手段と、前記プラテンガラスの長
さから前記加算値を引いて求める逐一減算手段と、前記
減算値が予め定めた範囲内に達した時点でイグジットモ
ータ駆動指令を出力する手段と、前記モータ駆動指令に
よりイグジットモータを駆動するイグジットモータ駆動
手段とを具備するものである。また他の発明は原稿引込
み搬送路に配置されたレジストレーションセンサによる
原稿の後端検知を基にプラテンガラス上の定位置に原稿
を敷き込んで画像処理を行うと共に、画像処理後にプラ
テンガラスからの原稿排出動作を行わせるよう構成され
た自動原稿送り装置であって、各種モードを判定する手
段と、該判定されたモードにおける原稿排出動作を伴う
ベルトモータの駆動を決定する手段と、該ベルトモータ
駆動時にイグジットモータ駆動指令を出力する手段と、
前記モータ駆動指令によりイグジットモータを駆動する
イグジットモータドライブ回路とを具備するものである
。上記ベルトモータ駆動決定手段は画像処理が行われる
各種モードでの1枚目原稿引き込み時に原稿排出動作を
伴わないベルトモータ駆動を決定するよう構成されてい
る。
【0007】
【作用】レジストレーションセンサによる1枚目原稿の
前端と後端検知を基に原稿長を検出し、次いで2枚目原
稿の前端検知を基に2枚目原稿長の計測を開始する。こ
の2枚目原稿長の計測中において、1枚目と2枚目原稿
長は逐一加算され、この加算値をプラテンガラスの長さ
から逐一減算し、この値が予め定めた範囲内に達した時
点でモータ駆動指令を出力し、イグジットモータを駆動
する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。尚、本実施例は複写機に適用したもので、ベ
ースマシンに両面自動原稿送り装置,ソータなどの付加
装置が組み合わされて構成されるものである。複写機は
、図2に示すように、ベースマシン1に両面自動原稿送
り装置(DADF)2,ソータ3が取付けられており、
このベースマシン1はコンソールパネル4によって設定
されたジョブに応じて付属装置を含む機構部を制御し、
DADF2で送られた原稿から読み取った画像情報を基
にトレイ5から供給される指定サイズの用紙に対して画
像処理を施した後、排紙処理を実行すると共に、ソータ
3において画像処理された用紙の仕分けを行うように構
成されている。
【0009】また、複写機の概略を図3を用いて説明す
る。複写機内には、感光ドラム7が配置されている。図
において、感光体8は感光ドラム7外周面に層状に形成
されている。この感光ドラム7は、矢印方向に回転する
ように図示しない駆動装置に連結されている。感光ドラ
ム7の外周には、チャージコロトロン9、現像器11,
12、転写コロトロン13およびクリーニング装置15
が配置されている。この複写機においては、感光ドラム
7が矢印方向に回転するにつれて、感光体8がチャージ
コロトロン9によって一様に帯電された後、露光箇所1
6で光の照射を受け静電潜像が形成される。露光箇所1
6には、複写機の上面に配置されたプラテンガラス17
上に載置された図示しない原稿の光像が入射されるよう
になっている。このために、露光ランプ19と、これに
よって照明された原稿面の反射光を伝達する複数のミラ
ー20および光学レンズ21とが配置されており、この
うち所定のものは原稿の読み取りのためにスキャンされ
るようになっている。
【0010】静電潜像が形成された感光体8は、その後
、現像器で現像される。ここで感光体8上に形成された
トナー像は、転写コロトロン13により用紙上に転写さ
れ、ヒートロール23およびプレッシャロール24間で
熱定着されて搬出される。一方、感光体8はクリーニン
グ装置15によりクリーニングされ再使用に供される。   一方、複写機に配置されている供給トレイ25に収
容されている用紙27あるいは手差しトレイ28に沿っ
て手差しで送り込まれる用紙27は、送りロール29あ
るいは31によって送り出され、搬送ロール32に案内
されて感光ドラム7と転写コロトロン13の間を通過す
る。このとき、トナー像が用紙27上に転写される。 転写後の用紙27はヒートロール23およびプレッシャ
ロール24の間を通過して熱定着される。そして、搬送
ロール32の間を通過して搬出トレイであるソータ3に
搬出される。なお、中間トレイ33は両面または多重コ
ピーするときに用いられるものである。
【0011】コンソールパネル4は、図4に示すように
、同パネル上に配置された用紙サイズ,倍率,複写枚数
などの設定/入力,スタート,ストップ,割込み,設定
確認などの操作を行うためのハードキーとしてのボタン
とLCD画面上に表示される機能に対応して表示部分に
設けられたタッチキーとしてのボタンを備えている。 また、コンソールパネル4にはハードキーを操作したと
きの選択や設定の状態がランプなどにより表示されてい
る。図5は複写機のハードウェア構成が示されている。 ユーザインタフェース(UI)50はコンソールパネル
4にあるボタンの操作による設定/入力されたデータ処
理を実行し、本機システムを管理するMAIN  PW
BA(以下「MAIN系」と記す)に入力データを送る
と共に、ユーザへの表示を行う。
【0012】両面自動原稿送り装置(DADF)コント
ローラ51は、原稿の両面から画情報を読み取るために
、この読み取りタイミングに合わせて原稿をプラテンガ
ラス上に搬送するための制御を行う。
【0013】光学的読取り装置(OPT)コントローラ
52は、プラテンガラス上に搬送された原稿からユーザ
が指定した画情報の光学的な読取り制御を行う。すなわ
ち、DADFは原稿の一方の面がプラテンガラスに向き
合うような状態でこれを搬送する。そしてOPTが動作
して1回目の露光を行う。次いで、DADFは露光終了
後の原稿を装置内にあるトレイに戻す際にその表裏を逆
転させる。これによりこの原稿が再度送り出された場合
には先の露光面と逆の面が露光されるように原稿送り機
構部および光学系の制御を行う。ベースマシンでは両面
コピーの指令により用紙の搬送制御および両面トレイの
駆動制御が行われる。
【0014】帯電除去装置(ISIL)コントローラ5
3は、原稿の画情報から不要な部分を消し込む処理,原
稿の周辺を消す枠消し処理,原稿の画情報の中からの特
定情報描出などの編集処理の制御を行う。画像記録装置
(IOT)コントローラ54は、原稿から読み取られた
画情報を基に画像処理を実行する際に、用紙搬送制御,
紙づまり検知およびZero回りである現像プロセス制
御を管理する。特定トレイ(DDM/TRAY[X])
コントローラ55は、IOTからの両面画像処理に関す
る指令に基づいて片面の画像処理が既に行われている用
紙を反転させて背面に画像処理を施すために、次のZe
roタイミングまで一時待機させるように両面トレイを
制御したり、またIOTからの特別トレイ動作指令によ
り、用紙パスの関係から制御上、他のトレイとは別に取
り扱われる特定トレイ[X]の制御を行う。
【0015】ビンソータコントローラ56は、例えば2
0ビンソータをIOTからの仕分け指令により駆動し、
ベースマシンから搬出される画像処理後の用紙を指定さ
れたビンに貯えるための制御を行う。スティプルソータ
コントローラ57は、IOTからの綴じ込み仕分け指令
によりビンに貯えられた用紙を丁合した後にスティプル
で綴じるための制御を行う。ライトレンズマネジャー(
LLM)58は、システムの全体を統括管理しており、
主に原稿の画像処理と用紙の搬送を時間的に一致させる
ためのシステムタイミング制御やユーザが設定するコピ
ーモードなどのジョブ管理を行う。シリアルデータ通信
プロセッサ(SCP)59は、UI,DADF,OPT
およびISILとのデータの送受をシリアル通信で行う
と共に、LLMとの間のデータをパラレル通信によりや
り取りするためのデータ処理を行う。
【0016】特にSCPとLLMとのデータのやり取り
は、SCPに内蔵されているデュアルポートRAMを通
して行われる。すなわち、LLMは自分のアドレスマッ
プ上に割り付けられたSCPのRAMをリード/ライト
し、このRAMをSCPがリード/ライトすることで情
報の伝達を行っている。上記のハードウェアは各機能ご
とに独立したCPUを備え、このCPUと周辺LSIに
より電気回路基板(PWBA)が構成されている。ここ
で、LLM,SCPおよびIOTはベースマシンの制御
系の中枢を成すもので、各機能を分担するCPUと周辺
LSIにより主制御回路基板を構成している。以下に、
本発明の実施例の特徴部分を説明する。
【0017】まず、DADF2の構造について簡単に説
明する。図6はDADF2の断面による構成が示されて
いる。DADF2は上面に設けられたトレイ部、原稿を
各種のジョブモードに応じて自動的に搬送処理する原稿
搬入部、ベースマシンの光学的読取り装置OPTにより
原稿画像を読み取るためにプラテンガラス上に原稿を敷
き込む原稿レジストレーション部(以下「レジ部」と記
す)および画像処理後の原稿をトレイ部に送り出す原稿
排出部により構成されている。トレイ部には、原稿をセ
ットする原稿トレイ101および処理された原稿を入れ
る原稿排出トレイ102が設けられている。
【0018】原稿搬入部には、図8に示すようにトレイ
部にセットされた原稿103を送り込むための原稿入口
からレジストレーションロール(以下「レジロール」と
記す)までの送り込み(プリフィード)をする送込み搬
送路106、手差し口からレジロールまでのサダ(SA
DH:semi auto document han
dler)搬送路107、原稿を所定のタイミングでプ
ラテン上に送る引込み搬送路108および両面原稿処理
時に原稿を反転させるために、レジロールを通過してレ
ジ部に引き込まれた原稿をその後端からデュプレックス
ロールによってリバース搬送し、レジロールの上流側に
搬送するデュプレックス搬送路109を備えている。
【0019】原稿入口には、そのトレイ部側に原稿を自
動的に一枚づつ差し込むナジャー機構および原稿セット
時に原稿の先端部を止めるインゲートが設けられている
。このインゲートはインゲートソレノイドにより原稿入
口に対して突出または没入の上下動作を行う。すなわち
、インゲートソレノイドはトレイ部の原稿センサが最初
の原稿を検知するとON動作し、インゲートを原稿入口
に突出させて原稿の先端を受け止めると共に、一定時間
経過後、またはADFスタート信号受信時にOFF動作
させて原稿入口から没入させ、原稿の連続した送り込み
を可能にする。
【0020】送込み搬送路には、ナジャー機構によって
差し込まれた原稿を送り込むためのフィードロールおよ
びこのフィードロールとは逆向きに回転され、フィード
ロールで送られる原稿に重なって入って来た原稿をフィ
ードロールとの協働作用で原稿入口方向に戻すためのリ
タードロールが配置されている。またレジロール近傍の
送込む搬送路には原稿の前端および後端を検知するレジ
ストレーションセンサ(以下「レジセンサ」と記す)と
原稿幅を検知するサイズセンサが配置されている。
【0021】サダ搬送路には、手差し原稿を検知するサ
ダセンサと原稿を送り込むサダロールが配置されており
、手差し原稿はサダセンサ信号により駆動されるサダロ
ールによってレジロールまで搬送される。引込み搬送路
の途中には、両面原稿処理時にレジ部にある原稿を反転
させてプラテン上にセットするために引込み搬送路から
デュプレックス搬送路に切り替えるレジゲートが設けら
れている。このレジゲート138は断面略三角形状の板
状部材であり、ベルトドライブロール110の回転軸と
平行した回動軸を持ちプラテン105と略同一幅を持つ
部材である。両面原稿処理時には、原稿の最初の処理面
がレジ部にあることを条件としてレジソレノイドに通電
され、レジゲートの前記搬送路の切り替え動作が行われ
る。
【0022】レジ部には、ベルトモータを動力源とする
ベルトドライブロール110で駆動されるゴム製の無端
ベルト111が設けられている。レジロールに達した原
稿はベースマシン側の用紙搬送や光学的読取り装置の動
作タイミングに合わせ、レジロールとプラテン上のレジ
ストレーション位置(以下「レジ位置」と記す)との間
の距離に関係した所定時間のみベルトが駆動されレジロ
ールとの協働作用によって原稿103を搬送し、原稿後
端を原稿搬入側のプラテン端部(近傍も含む)にあるレ
ジストレーション位置(図8参照)で停止させる。
【0023】原稿排出部には、図9に示すようにレジ部
から送られてきた原稿を検知するイグジットセンサと原
稿を搬送するイグジットロールが配置されており、通常
の原稿排出動作ではLLMから送信される原稿交換信号
(SCAN  END)によりベルトモータとイグジッ
トモータを駆動し、レジ部から送られてくる処理済みの
原稿を排出トレイ102に送出する。この原稿排出にお
いて、原稿後端がイグジットセンサを通過した後、イグ
ジットモータをスローダウン制御し、原稿排出口からい
きよい良く飛び出すのを防止している。尚、147は例
えば原稿排出部でのジャム発生時における原稿排出部カ
バーの開閉操作を検知するイグジットインタロックセン
サである。
【0024】ここで、各部ロールを駆動するモータは原
稿送込み用のナジャーロール、フィードロール、サダロ
ールとリバース搬送用のディプレックスロールをDCモ
ータで、また原稿引込み用のレジロール134、ベルト
ドライブロール110および原稿を排出するイグジット
142、143は高精度の駆動制御を行うためにステッ
ピングモータが使用されている。尚、レジロール134
はベルトと同じ線速度で回転されるようにベルトモータ
で駆動される。
【0025】またトップカバーには、図7に示すように
、原稿の短辺側を前後方向にして搬送するSEF(Sh
ort Edge Feed)113、原稿の長辺側を
前後方向にして搬送するLEF(Long Edge 
Feed)114、原稿のジャム115、原稿のセット
116を知らせる各LEDが配置された表示部が設けら
れている。尚、151,152は、例えば原稿のジャム
発生時におけるトップカバーの開閉操作を検知するAD
Fインタロックセンサである。
【0026】上記構造を持つDADFには次のような搬
送モードがある。シンプレックスモードはサイズの異な
らない原稿103の片面のみを画像処理するための搬送
モードである。このシンプレックスモードでは処理され
た原稿103を排出完了しない前に次の原稿103のレ
ジストレーション位置への搬送を行うことで高速処理さ
れる。
【0027】デュプレックスモードは原稿103の両面
を画像処理するための搬送モードである。このデュプレ
ックスモードでは引込み搬送路108からレジストレー
ション位置にセットされた原稿の画像処理後に、レジゲ
ート138を引込み搬送路側に回動させてデュプレック
ス搬送路109を開放し、このデュプレックス搬送路1
09に先の画像処理後の原稿をリバース搬送させ、原稿
裏面をプラテン105上のレジストレーション位置に停
止させて原稿裏面の画像処理を行う。ミックスサイズモ
ードはサイズの異なる複数の原稿103を順次、その片
面のみ複写するための搬送モードで、ベースマシン本体
のミックス画像処理機能の選択で動作される。プレカウ
ントモードは原稿103をシンプレックスモードと同様
に搬送し、原稿枚数をカウントすることができる搬送モ
ードである。このプレカウントモードでは同一サイズの
原稿103のみを搬送したときに設定できる。
【0028】原稿並列合成(2in1)モードはザイズ
の異ならない原稿103を二枚連続してプラテン上に搬
送して、二枚同時に画像処理するための搬送モードであ
る。この2in1モードでは原稿トレイ101にセット
される原稿の内、奇数枚目の原稿103をプラテン直前
まで搬送させた後、奇数枚目の原稿103の後端をレジ
センサで検知する。そして一定時間ベルトモータを駆動
することでレジストレーション位置に原稿後端が配置さ
れ、ここで原稿搬送を一旦停止させる。次いで偶数枚目
の原稿103を奇数枚目の原稿103と同様に搬送させ
る。次に奇数枚目の原稿103を一定距離だけデュプレ
ックス搬送路109にリバース搬送させる。そして偶数
枚目の原稿後端がレジストレーション位置に配置させる
ことにより、奇数枚目の原稿103の次に偶数枚目の原
稿103が隙間なくプラテン上にセットされる。この搬
送タイミングに合わせて、奇数枚目の原稿103と偶数
枚目の原稿103の並列合成画像処理が行われる。この
処理後に二枚の原稿103の排出を行う。
【0029】次にDADFの作用をシンプレックスモー
ドにより説明する。図10は原稿サイズがLEF系のシ
ンプレックスモードの搬送概略が示されており、図11
はシンプレックスモードのシーケンスフローが示されて
いる。尚、ここではLEF系の原稿を3枚処理する場合
について説明する。図中の矢印↑はON,矢印↓はOF
Fを表している。
【0030】原稿トレイに原稿をセット(図10A)す
ると、原稿センサからの原稿セット信号(DOCSNR
↑)がLLMに送信される。スタートボタンが押される
と、DADFはLLMから送信されるシンプレックスモ
ードによるADFスタート信号(ADF START)
を受信し、原稿トレイから一枚目の原稿の引き込み動作
が開始される。このときDADFからLLMに原稿の自
動送り動作に入ったことのADFモード信号(ADF 
MODE↑)が送信される。まずプリフィード動作(図
10B)では原稿をレジロールに突き当てる、いわゆる
プリフィード位置までの搬送を行うもので、原稿前端を
レジセンサが検出し、このレジセンサ信号(REGIS
NR↑)をLLMに送る。ただし一枚目の原稿の場合は
レジロール、ベルトの回転により直ちに原稿を引き込み
プラテンガラス上のレジストレーション位置に停止させ
るレジストレーション動作に入る。このレジストレーシ
ョン動作では、レジセンサが原稿後端を検出するまでの
間に画像処理を開始するためのコピースタート信号(C
OPY START↑)をLLMに送信する。LLMは
コピースタート信号(COPY START↑)により
画像読取りタイミングに合った用紙供給を開始させるた
めのフィード信号(FEED)を用紙の供給および用紙
の排出制御を行うIOTに出力する。この間に一枚目の
原稿サイズが検出され、この原稿サイズ信号(PAPE
R SIZE DATA)および原稿後端のレジセンサ
信号(REGISNR↓)がLLMに送信される。原稿
後端が検知された後、所定時間が経過すると、原稿はレ
ジストレーション位置(図10C)に停止されるため、
IOTは原稿の搬送タイミングに合わせて原稿サイズデ
ータを基に原稿画像の読み取りが行われる。同時に2枚
目の原稿のプリフィード動作が始まる。すなわち、スキ
ャン中において、一枚目の原稿後端のレジセンサ信号(
REGISNR↓)と原稿セット信号(DOCSNR↑
)が出力されていることを条件に2枚目の原稿のプリフ
ィード動作(図10D)が開始される。これにより2枚
目以降の原稿のレジストレーション動作に入る時間が短
縮され、高速処理ができる。DADFが原稿交換(SC
AN END)信号を受信すると、図10E,図10F
に示すように1枚目の原稿を排出する動作とプリフィー
ド位置にある2枚目の原稿のレジストレーション動作お
よび3枚目の原稿のプリフィード動作が始まる。この動
作において、1枚目の原稿の排出処理は原稿排出部に近
いプラテンガラス上に搬送するものである。次に3枚目
の原稿の搬送動作に入ると、2枚目の原稿はプラテンガ
ラス上を搬送されると共に、原稿排出部が動作して図1
0Gに示すように1枚目の原稿が排出トレイに送出され
る。そしてセットされた原稿の処理が終了すると、プラ
テンガラス上にある全ての原稿の排出処理(図10H)
が行われる。
【0031】次に原稿排出制御について説明する。図1
は2枚目原稿の計測中に1枚目原稿を排出するための原
稿排出モータ制御ブロックが示されている。原稿前後端
検知手段200は、原稿引込み搬送路に配置され、原稿
の後端検知に基づいてレジストレーション制御するとき
に用いられるレジセンサにより構成されている。
【0032】原稿長計算手段201は、1,2枚目原稿
長を求める処理を実行するもので、レジセンサで検知さ
れた原稿の前端と後端信号に基づいてMPUの基準クロ
ックをカウントし、このパルス数(実測値)と基準長に
対するパルス数(検知基準値)から原稿長を計算する。 この計算は等速搬送される原稿をセンサ出力のON信号
でMPUの基準クロックのカウントを開始し、OFF信
号でカウントを終了させ、この間のパルスのカウント数
により行われる。図12は原稿長の計算フローが示され
ている。まずレジセンサが原稿前端を検知したときのタ
イマ値を読む(ステップ100)、次いでレジセンサが
原稿後端を検知したときのタイマ値を読む(ステップ1
01)。そして両タイマ値から実測パルス値Nを求め、
この実測パルス値Nを1mm当たりのパルス値Pで割る
ことにより原稿長が求められる。
【0033】逐一加算手段202は、1枚目原稿長に計
測中の2枚目原稿長の足し込み処理を行う。逐一減算手
段203は、プラテンガラスの長さから逐一加算手段2
02で求めた加算値を減ずる処理を行う。モータ駆動指
令出力手段204は、逐一減算手段203で求められた
減算値が所定値にあることを条件にイグジットモータを
駆動させる指令を出力する。この所定値とは1枚目原稿
をプラテンガラス上に残したままで2枚目原稿のレジス
トレーション制御するときの2枚目原稿の敷き込み余裕
が無くなる、言い換えると2枚目原稿が1枚目原稿に突
き当る直前の値である。イグジットモータ駆動手段20
5は、モータ駆動指令出力手段204からの指令でイグ
ジットモータを駆動させる。
【0034】次に各種モードにおけるイグジットモータ
の動作態様を図13により説明する。イグジットモータ
の動作は排出原稿があるときのみなので、次のケースで
はOFF状態である。その主なケースは1枚目原稿の引
き込み時、デュプレックスモードでの原稿反転時、2i
n1モードでの2枚目原稿以降の一定時間以下の引き込
み時および1,2枚目原稿の突き当て動作時(ベルトモ
ータ逆転)等がある。シンプレックスおよび2in1モ
ードではプラテンガラス上に2枚の原稿が敷き込まれる
ので、各モードで定められた長さを超えた2枚目原稿が
使用されると、1枚目原稿を排出しないと衝突し、JA
Mが発生する。したがって、2枚目原稿の引き込みの途
中で上記状態の発生を予測し、その直前にイグジットモ
ータを駆動して1枚目原稿の排出動作を開始させる。こ
れにより2枚目原稿が長くてもレジストレーション制御
ができ、ジョブの中断がなくなる。すなわち、2枚目引
き込み中に2枚目原稿長を計算し、この計測時点の2枚
目原稿長と計測された1枚目原稿との和がプラテンガラ
スの長さに近づいたことを判断する。このまま引き込み
を続けると、2枚目原稿が1枚目原稿に突き当たると判
断されたときその直前でイグジットモータをONする。
【0035】図14は1枚目原稿長A、2枚目原稿長B
、計測中の2枚目原稿長bとしたときの原稿排出動作の
概略が示されている。尚、プラテンガラスの長さをL、
原稿間距離をmとする。ただし、2in1モードではm
=0である。1枚目原稿103aがレジセンサ119を
通過し、プラテンガラス上に敷き込まれ、2枚目原稿1
03bの引き込みが行われると、1枚目原稿103aは
レジセンサ119を通過した時点でその原稿長Aは既に
計算されており、2枚目原稿103bの長さを計測中と
なる(図14Aの状態)。このときの2枚目原稿長bと
すると、A+m+b<Lの間、イグジットモータはOF
Fとなっている。2枚目原稿長の計測が進んでA+m+
bがLに近付いた時点、すなわちA+BがLを越えると
判断された時点(図14Bの状態)でイグジットモータ
をONし、1枚目原稿103aを排出する(図14Cの
状態)。
【0036】上記原稿排出の処理を図15に示すフロー
チャートで説明する。まず1枚目原稿長Aを読み込む(
ステップ200)。次いでプラテンガラスの長さL、原
稿間の距離m(ただし2in1モードのときm=0)か
らプラテンガラス上に2枚目原稿の敷き込むことができ
る長さb(許容2枚目原稿長)を式(L−m−A)によ
り求める(ステップ201)。この許容2枚目原稿長b
がMPUの基準クロックで何パルスに相当するかのカウ
ント値N1を式(b×p)により求める(ステップ20
2)。そして引き込み中に2枚目原稿のカウント値N2
をタイマへの割り込みで読み込み(ステップ203)、
このカウント値N2がN1に等しくなったとき(ステッ
プ204)、イグジットモータをONする(ステップ2
05)。カウント値N2がN1に達しなければ原稿交換
信号による原稿排出動作が行われる。
【0037】
【発明の効果】上述のとおり、本発明によれば、1枚目
原稿の引き込み後の2枚目原稿の引き込み中にイグジッ
トモータの駆動が判断されるよう構成したので、原稿排
出しなければならないときのみイグジットモータが駆動
されるから、空回りによる騒音や無駄な電力消費がなく
なと共に、回転機構部の摩耗を減らすことができ、信頼
性が向上される。また各種モードでの原稿排出動作を伴
うベルトモータの駆動を決定し、このときのみイグジッ
トモータを駆動するよう構成したので、1枚目原稿の引
き込み時および一定時間以下のベルトモータのON時に
もイグジットモータをOFFされるから、上記同様の効
果が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原稿排出モータ制御装置を構成するブ
ロック図である。
【図2】本発明の実施例の複写機の外観図である。
【図3】複写機の断面図である。
【図4】複写機のコントロールバネルの構成図である。
【図5】複写機のハードウェア構成図である。
【図6】自動原稿送り装置の断面図である。
【図7】自動原稿送り装置の平面図である。
【図8】原稿搬入部の拡大断面図である。
【図9】原稿排出部の拡大断面図である。
【図10】シンプレックスモードの原稿搬送を説明する
図である。
【図11】自動原稿送り装置のシーケンスフローの一例
を示す図である。
【図12】原稿長の計測処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】各種モードにおけるイグジットモータの動作
態様を説明する図である。
【図14】計測中の原稿長に基づく原稿排出動作を説明
する図である。
【図15】原稿排出処理のフローチャートである。
【符号の説明】
103a  排出原稿 119  レジストレーションセンサ 200  原稿前後端検知手段 201  原稿計算手段 202  逐一加算手段 203  逐一減算手段 204  モータ駆動指令出力手段 205  イグジットモータ駆動手段 206  イグジットモータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  原稿引込み搬送路に配置されたレジス
    トレーションセンサによる原稿の後端検知を基にプラテ
    ンガラス上の定位置に原稿を敷き込んで画像処理を行う
    と共に、画像処理後にプラテンガラスからの原稿排出動
    作を行わせるよう構成された自動原稿送り装置であって
    、前記レジストレーションセンサによる1枚目と2枚目
    原稿の前端と後端検知を基に原稿長を検出する原稿長計
    測手段と、2枚目原稿長の計測中に1枚目と2枚目原稿
    長の和を求める逐一加算手段と、前記プラテンガラスの
    長さから前記加算値を引いて求める逐一減算手段と、前
    記減算値が予め定めた範囲内に達した時点でイグジット
    モータ駆動指令を出力する手段と、前記モータ駆動指令
    によりイグジットモータを駆動するイグジットモータ駆
    動手段とを具備する原稿排出モータ制御装置。
  2. 【請求項2】  原稿引込み搬送路に配置されたレジス
    トレーションセンサによる原稿の後端検知を基にプラテ
    ンガラス上の定位置に原稿を敷き込んで画像処理を行う
    と共に、画像処理後にプラテンガラスからの原稿排出動
    作を行わせるよう構成された自動原稿送り装置であって
    、各種モードを判定する手段と、該判定されたモードに
    おける原稿排出動作を伴うベルトモータの駆動を決定す
    る手段と、該ベルトモータ駆動時にイグジットモータ駆
    動指令を出力する手段と、前記モータ駆動指令によりイ
    グジットモータを駆動するイグジットモータドライブ回
    路とを具備する原稿排出モータ制御装置。
  3. 【請求項3】  上記ベルトモータ駆動決定手段は画像
    処理が行われる各種モードでの1枚目原稿引き込み時に
    原稿排出動作を伴わないベルトモータ駆動を決定するよ
    う構成された請求項2記載の原稿排出モータ制御装置。
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