JPH04331776A - 熱間簡易補修材 - Google Patents

熱間簡易補修材

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Publication number
JPH04331776A
JPH04331776A JP3124892A JP12489291A JPH04331776A JP H04331776 A JPH04331776 A JP H04331776A JP 3124892 A JP3124892 A JP 3124892A JP 12489291 A JP12489291 A JP 12489291A JP H04331776 A JPH04331776 A JP H04331776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
repair material
repair
organic compounds
pts
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3124892A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Watanabe
明 渡辺
Hirokuni Takahashi
高橋 宏邦
Kazuo Nonobe
和男 野々部
Seiki Hashimoto
橋本 正機
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Krosaki Harima Corp
Original Assignee
Kyushu Refractories Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyushu Refractories Co Ltd filed Critical Kyushu Refractories Co Ltd
Priority to JP3124892A priority Critical patent/JPH04331776A/ja
Publication of JPH04331776A publication Critical patent/JPH04331776A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種精錬炉や容器などを
熱間で補修するための焼付補修材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種精錬炉や容器などの熱間補修方法と
しては吹付補修方法、流込補修方法、焼付補修方法など
が実施されている。吹付けによる補修方法は多量の水と
共に使用されるため、どうしても施工体が多孔質なもの
となり耐用に劣るものとなる。一方、流込補修方法や焼
付補修方法には水系と非水系とがあり、比較的緻密な施
工体となる。しかし、水系の焼付材では材料を泥漿状態
で保管するため取扱いにくい他に保管中に粒分離が起こ
り易く、また、タ−ルやピッチなどを使用する非水系の
焼付材では焼付中に発煙する欠点がある。
【0003】最近、上記の欠点を解消する方法として結
晶水を含むリン酸塩や珪酸塩を使用した粉末状の焼付材
が提案されている(特開平2−26874号公報)。こ
の補修材は粉末状のため輸送保管が容易であり、使用中
には結晶水から水が遊離され、それによって流動と充填
が行われるという画期的な方法で、補修効果の向上と省
力化に成果を上げている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】結晶水を含む化合物を
使用する特開平2−26874号公報の方法は、補修材
料に密充填に必要な十分な流動を与えるためには多量に
結晶水を含む化合物を使用しなければならず、必然的に
リン酸や珪酸などが過剰に補修材中に存在することにな
り、耐用の低下が心配されることになる。該公報には同
時に水を添加して結合剤の多量使用による耐用性の低下
を防止することも提案されているが、これでは結晶水を
含む化合物を使用する意味が薄れてしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の特
開平2−26874号公報の方法の補修材としての簡便
さを保ちつつ、多量に結晶水を含む化合物を使用しなけ
ればならない欠点を解消する方法を見出し、本発明を完
成させたものである。即ち、本発明は耐火材料100重
量部に対して多糖類、複素環式化合物の1種または2種
以上5〜40重量部よりなる熱間簡易補修材である。
【0006】本発明に使用する耐火材料は特に限定はさ
れず、被補修箇所に使用されている母材に合わせた適当
なものが使用できる。たとえば、シリカ、ジルコン、ジ
ルコニアなどの酸性酸化物、アルミナ、クロミアなどの
中性酸化物、マグネシア、カルシア、ドロマイトなどの
塩基性酸化物や、炭素材料、炭化珪素、窒化珪素などの
非酸化物などの1種または2種以上である。さらに、金
属粉末などの併用も可能である。さらに、耐火材料の他
に通常の補修材に使用される結合剤、分散剤、解膠剤な
どを必要に応じて適宜加える。
【0007】本発明の特徴である結晶水を含む化合物に
代わる作業性付与剤は、室温では粉末状で300℃以下
の低温で軟化、流動する有機化合物である。具体的には
ソルビット、マンニットなどの多糖類およびラクトン類
、ラクタム類、ラクチド類、酸無水物、イミド類などの
複素環式化合物のうちから1種または2種以上を選んで
使用する。その使用量は耐火材料100重量部に対して
5〜40重量部であり、この量が5重量部未満では施工
後の焼付材の軟化、流動が不十分であり、逆に40重量
部以上では流動し過ぎると同時に施工体の耐食性が低下
し、いずれも好ましくない。
【0008】本発明の補修材は粉末状であるが、これを
プレスなどで加圧成形した成形体としてもよい。いずれ
の形状でも運搬や保管が容易であり、補修材の経時変化
もほとんどない。使用に際しては本補修材を各種精錬炉
や容器などの被補修箇所に適当な手段で投入するだけで
よい。
【0009】
【作用】補修される各種精錬炉や容器などの炉壁は少な
くとも600℃以上の熱間であり、本発明の補修材中の
多糖類や複素環式化合物などの有機化合物は炉壁の保有
熱により軟化し、補修材全体が流動状態となり、被補修
箇所の細部まで充填される。同時にこの有機化合物は分
解を始め、その分解ガスの作用で補修材が沸騰状態と同
じ状態となり、耐火材料が密充填されると共に結合剤の
作用で補修材は硬化する。最終的に使用された有機化合
物は分解揮散し、ほとんど施工体中には残留しない。し
かも、分解途中に補修材全体が流動しているので、有機
化合物が多量に存在しても分解後に気孔となるようなこ
とはなく、施工体は緻密となる。さらに、この有機化合
物の分解に際しては炭化することはないので発煙もない
【0010】本発明において作業性を付与するのは粉末
状の多糖類や複素環式化合物などの有機化合物であるの
で、使用される結合剤はリン酸塩系や珪酸塩系などの無
機系であっても、フェノ−ル樹脂などの有機系の結合剤
であってもよい。特にフェノ−ル樹脂のような有機系の
結合剤を用いる場合は、作業性付与剤の有機化合物はフ
ェノ−ル樹脂の硬化剤としても働くことができる。また
、本発明の補修材は水を使用しないので、マグネシアや
カルシアなどの水和性の耐火材料にも使用できる。
【0011】
【実施例】表1に示す配合を1200℃の温度に保った
マグクロれんがを内張りした実験炉に施工し、その接着
強さと施工体の曲げ強さとを測定した。また、その施工
体を転炉スラグ(実施例1、2、比較例1〜3)および
取鍋スラグ(実施例3、比較例4)を用いた耐食性を試
験し、比較例1および4を基準とした指数で表した。何
れも結果を表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】
【発明の効果】実施例および比較例とも何れも流動性や
硬化性などの作業性は良好であり問題なかった。本発明
の熱間補修材は充填性が優れていることは実施例1〜3
の施工体の気孔率の低さによく現れている。このことに
伴ってスラグ耐食性も、結合剤を多量に使用しないこと
も加わって格段によくなっている。また、施工体の強度
もあり、補修時の流動がよいので母材との接着もよい。
【0014】このように本発明の作業性付与剤として粉
末状の多糖類や複素環式化合物などの有機化合物を使用
すると、輸送や保管が簡便にでき、水を加えるような補
修時の事前処理が不要で、短時間の施工が可能で、しか
も物性や耐用性も優れた熱間補修材が得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  耐火材料100重量部に対して多糖類
    、複素環式化合物の1種または2種以上5〜40重量部
    よりなることを特徴とする熱間簡易補修材。
JP3124892A 1991-04-27 1991-04-27 熱間簡易補修材 Pending JPH04331776A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3124892A JPH04331776A (ja) 1991-04-27 1991-04-27 熱間簡易補修材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3124892A JPH04331776A (ja) 1991-04-27 1991-04-27 熱間簡易補修材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04331776A true JPH04331776A (ja) 1992-11-19

Family

ID=14896690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3124892A Pending JPH04331776A (ja) 1991-04-27 1991-04-27 熱間簡易補修材

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JP (1) JPH04331776A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010137279A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Kurosaki Harima Corp タンディッシュへのコーティング層の形成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010137279A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Kurosaki Harima Corp タンディッシュへのコーティング層の形成方法

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