JPS596838B2 - 塩基性ドライラミング材 - Google Patents

塩基性ドライラミング材

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JPS596838B2
JPS596838B2 JP54107271A JP10727179A JPS596838B2 JP S596838 B2 JPS596838 B2 JP S596838B2 JP 54107271 A JP54107271 A JP 54107271A JP 10727179 A JP10727179 A JP 10727179A JP S596838 B2 JPS596838 B2 JP S596838B2
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JP
Japan
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clinker
ramming material
weight
parts
slag
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Expired
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JP54107271A
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English (en)
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JPS5632381A (en
Inventor
謙治 高畑
秀紀 田島
明 宮本
雅博 早瀬
佳久 浜崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinagawa Shiro Renga KK
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Shinagawa Shiro Renga KK
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5632381A publication Critical patent/JPS5632381A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は製鋼用電気炉、合金鉄用電気炉等の電気炉用塩
基性ラミング材の改良に関するものである。
従来、製鋼用電気炉及び合金鉄用電気炉(以下『電気炉
』と言う)の炉床には、一般に粒度調整されたマグネシ
アクリンカーに苦汁、水ガラス等の結合液及び水を添加
してエヤーランマーで突き固めて施工する方法が行われ
ている。
この種の施工では、,100〜150mm程度の厚さに
投入されたドライラミング材をエヤーランマーで70〜
100mmの厚さに突き固め、その上に又100〜15
0m帷度の厚さにラミング材を投入し、ランマーで突き
固める。
この繰返し操作によって所定の厚さに仕上げられるので
ある。
しかしこの種の施工には下記のような欠点がある。
(1)2〜5重量部の水分を必要とする為、乾燥に長時
間を要し、且つ熱エネルギーの損失が大である。
(2)ラミング材中に水分がある為、乾燥後、ラミング
材の気孔率が犬となり、嵩比重が小となる為、スラグ浸
潤が大きくなると共に耐食性が悪くなる。
(3)炉床厚(ラミング材の厚さ)が厚い場合、長期間
乾燥を行っても完全には水分が蒸発せず、ラミング材中
に残り、電気炉使用中に徐々に蒸発する。
従ってラミング材中のマグネシアと反応し、所謂消化現
象を起し、耐食性を悪くする。
(4)水を使用する為、マグネシアに比ベスラグに対し
て耐食性の高いドロマイトの使用が出来ない。
(5)比較的薄く層状に施工される為、使用時に剥離損
傷が発生し易い。
(6)施工能率が悪い。
(7)施工厚が厚くなると、下部で締り差が出る。
(8)永年、エヤーランマーによる施工作業に従事する
と振動によって所謂白ろう病等の職業病が発生する恐れ
がある。
これらの解決策として、例えば結合液を全く使用しない
所謂乾式ラミング法が採用されつ5ある。
しかしこの種の施工は粒度調整されたマグネシアクリン
カーから成るラミング材をエヤーランマーアルいはバイ
ブレーションランマー等で突き固め、あるいは振動成形
されるものであり、ラミング材には全く水あるいは結合
液を使用しない施工である。
しかし、この種のドライラミング材は、充填密度に於い
ては、従来の結合液を使用するラミング材と同等以上の
ものが得られるが、結合液を全く使用しない為、施工後
からマグネシアクリンカーが焼結を開始する迄の低温度
域での強度が極めて小さい欠点を有している。
特に電気炉壁部での施工は困難であり、脱枠時、精錬開
始時のスクラップ投入時、出湯の為の電気炉傾動時等に
強度不足により耐火物内張りが崩れ現象を起す事がある
乾式ラミング法に於いて低温度域の強度を得るものとし
て例えば本出願人の一部が既に出願しているC特開昭4
9−134711号公報参照)ところの軟化温度60℃
以上の粉末ピッチを2〜7重量%含有する耐火性混合物
を乾式振動成形後、300〜1100°Cに加熱してな
る耐火性一体構造物がある。
しかし前記はカーボンボンドである為、中、低炭素鋼用
電気炉あるいは中、低炭素合金鉄用電気炉内張りとして
は加炭の恐れがあり、広く電気炉用として使用するには
好ましくない。
本発明はこれらの欠点を補う塩基性ドライラミング材を
提供するものである。
即ち、本発明の塩基性ドライラミング材は、マグネシア
クリンカー及びドロマイトクリンカーの塩基性骨材10
0重量部にフリット結晶水を有する酸性リン酸塩、硫酸
マグネシウム、硼酸及び硼砂の一種以上を0.5〜5重
量部添加して成ることを特徴とするものである。
本発明の塩基性ドライラミング材で使用する塩基性耐火
骨材であるマグネシアクリンカーとドロマイトクリンカ
ーの使用割合はマグネシアクリン力−80〜30重量部
、ドロマイトクリンカー20〜70重量部が望ましい。
マグネシアクリン?ーが80重量部以上即ちドロマイト
クリンカーが20重量部以下になると、第1図に示す様
にCaO/SiO2が2以下の低塩基度電気炉スラグに
対してスラグ浸潤が大きくなると同時にスラグ侵食も大
きくなる。
CaO/S+02が3以上の高塩基度操業の電気炉も多
いが生石灰が溶解する迄の間はCab/SiO2が2以
下の低塩基度の時期があり、この間に損傷される割合が
大きい為、低塩基度スラグに対する耐食性向上が、高塩
基度操業の電気炉についても重要である。
ドロマイトクリンカーを配合する事によってスラグ浸潤
及びスラグ侵食が小となる理由はドロマイト中のCaO
がスラグ中のSiOと反応しラミング材表層部に高融点
、高粘性の2CaO・SiOや3CaO−SiO2を形
成する為である。
マグネシアクリンカー30重量部以下即ちドロマイトク
リンカー70重量部以上では粒度構成上、微粉部にもド
ロマイトクリンカーを使用せざるを得なくなり、特に夏
期に於いて、ドロマイトクリンカーの消化が問題となる
従って望ましい組合せは前述の様にマグネシアクリン力
−80〜30重量部、ドロマイトクリンカー20〜70
重量部である。
とSで使用されるマグネシアクリンカーはMgOが80
〜100%、ドロマイトクリンカーはMgOが29〜9
0%の間にあるいずれのクリンカーを使用しても良い。
粒度構成については下記の(1)式に於いてq = 0
. 3〜0.4の範囲が望ましいが、これに限定される
ものではない。
P:飾目dを通過した粒子の累積重量部 D:最大粒径 q:係数 アンドリアゼンの連続粒度式 に於いてq=0.3〜0.4の範囲が最も充填性が良く
空隙率が20%以下となる。
これ以外のq値に於いても良好な充填性の得られる場合
があるが、q>0.45では粒度偏析を起し易く、スラ
グ及びメタルの侵入が懸念される。
又逆にq (0. 3では微粒量が多くなり過ぎラミン
グ材の高温下での収縮が問題となる。
従って前述の様にq = 0. 3〜0.4が望ましい
以上の様に調整されたマグネシアクリンカー及びドロマ
イトクリンカーにフリット、結晶水を有する酸性リン酸
塩、硫酸マグネシウム、硼砂及び硼酸の一種以上を添加
する事により、例えば結晶水を有する酸性リン酸塩の場
合は、加熱する事により結晶水を媒体としてマグネシア
クリンカーと反応し、強度を発現するものであり、又硼
酸、硼砂、フリットについては、加熱による融解で強度
を発現するものである。
こ5で言うフリツとは常温で固体の無機質で均質なガラ
ス質、あるいは結晶を含んだガラス質であり軟化温度が
350〜600℃のものである。
種類としては鉛カリフリフト、硼けい酸塩、PSフリッ
ト、含鉛硼けい酸塩、けい酸石灰塩、無鉛ソーダ、ジル
コンフリット、チタンフリット、高鉛含リチウム、スト
ロンチウムフリット、ビスマヌ硼酸塩等があげられる。
上述の各種添加物の添加量については、0.5重量部以
下では強度が不充分であり、5重量部以上では充填性、
耐食性が悪くなる為、0.5〜5重量部が好ましい。
本発明の塩基性ドライラミング材は乾式で振動成形され
るもので振動成形機としては市販のバイブレーションラ
ンマーを使用しても良いし、振動モーター(例えば振巾
17nrIL、振動数1500〜3600R.P.M)
を利用して特別に製作した振動成形機を使用しても良い
これら振動成形機を使用し一箇所数分という短時間の振
動で高密度の一体構造物が形成される。
又乾燥による組織の劣化が無く、しかも加熱により、強
固な組織となるので耐スラグ性が良好である。
以下、本発明の実施例の各種の例について示す。
第1表に本発明の塩基性ドライラミング材の実施例の各
種の例を従来品と比較して示す。
この実施例に使用したマグネシアクリンカーは海水マグ
ネシアクリンカーでありドロマイトクリンカーは合成ド
ロマイトクリンカーである。
夫々の化学成分を第2表に示す。
尚第1表中の試料は次の方法にて成形されたものである
(1)配合1,2,3及び比較1の試料は40×40X
160imの金枠にて2分間振動を与えて成形し、10
5゜Cで乾燥したもの (2)比較2の試料は40X40X160u+の金枠に
て1 5 0 kg/antの圧力でプレス成形し10
5°Cで乾燥したもの 第1表より、従来ドライラミング材である比較1は充填
密度では本発明品と同等であるが、低温度域で全く強度
の無い事が判る。
又従来の湿式ラミング材(比較2)に比し耐スラグ性に
劣る。
一方、本発明品は比較2に比べて105°C,24時間
乾燥後の見掛気孔率が小さく、嵩比重が犬である。
曲げ強さでは4kg/i以上の強度を有し、配合3では
500°0 3時間乾燥後で15kg/iと従来の湿式
ラミング材(比較2)より高い強度を示す。
又耐スラグ性では従来品に比べ極めて良好である事が判
る。
他の実施例として配合2を低炭素合金鉄用電気炉の炉床
にて使用した結果を第3表に示す。
従来の湿式ラミング材に比し乾燥に要する時間が極めて
少なく、脱枠時、操業初期のラミング材の崩れ現象も無
かった。
使用時の剥離損傷も極めて少なく、使用日数が大巾に延
びた。
最終の損傷速度は約40%減少した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にか5るマグネシアクリンカーにドロマ
イトクリンカーを添加した場合の添加量によるスラグ侵
食及びスラグ浸潤の耐スラグ性を示すグラフである。 第1図において一〇一〇一線はスラグ侵食深さを示し、
一×一×一線はスラグ浸潤深さを示し、縦軸はスラグ侵
食および浸潤深さをmmで示し、横軸はドロマイトクリ
ンカーの重量%で示す添加量を示し、試験に際するヌラ
グ塩基度はCaO/Si02キ1.6であり、試験温度
は1750〜1800℃である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 マグネシアクリンカー及びドロマイトクリンカーの
    塩基性耐火骨材100重量部にフリット、結晶水を有す
    る酸性リン酸塩、硫酸マグネシウム、硼酸及び硼砂の一
    種以上を0.5〜5重量部添加して成ることを特徴とす
    る塩基性ドライラミング材。
JP54107271A 1979-08-24 1979-08-24 塩基性ドライラミング材 Expired JPS596838B2 (ja)

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