JPH04328954A - ファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、分離給紙する送信原稿
の画像情報を読取走査して通信回線に出力するファクシ
ミリ装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】一般的なファクシミリ装置では、例えば
、積載された複数の送信原稿を一枚毎に分離給紙する給
紙機構の搬送路上に画像情報を読取走査する画像読取装
置が配置されており、この画像読取装置が読取走査した
画像情報を設定された送信先に出力する情報出力装置が
電話回線等の通信回線に接続されている。また、このよ
うなファクシミリ装置では、上述のようにして他のファ
クシミリ装置から送信された画像情報を受信して印刷で
再現するプリンタ機構も設けられている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述のようなファクシ
ミリ装置では、積載された複数の送信原稿をセットする
ことで、これらの送信原稿の画像情報を一枚毎に他のフ
ァクシミリ装置に転送することができる。

【０００４】ここで、上述のようなファクシミリ装置で
は、例えば、送信先が異なる複数組の送信原稿の画像情
報を送信するような場合、一組の送信原稿を給紙機構に
セットして情報出力装置に送信先を設定し、この送信が
完了してから次の一組の送信原稿に関する作業を実行す
る必要がある。つまり、従来のファクシミリ装置では、
送信先が異なる送信作業を連続的に実行する場合、一つ
の送信作業が完了してからでないと次の送信原稿のセッ
トや送信先の設定等の操作を実行することができないの
で、使用者がファクシミリ装置の近傍で待機する必要が
あるなどして好ましくない。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
積載された複数の送信原稿を一枚毎に分離給紙する給紙
機構の搬送路上に送信原稿の画像情報を読取走査する画
像読取装置を配置し、この画像読取装置が読取走査した
画像情報を情報入力手段で設定された送信先に出力する
情報出力装置を設けたファクシミリ装置において、予め
識別指標が形成されて送信先が異なる複数組の送信原稿
を一度に給紙機構にセットする際に送信先が異なる送信
原稿の間に挿入される送信先切替シートを形成し、給紙
機構にセットされる複数組の送信原稿の送信先が情報入
力手段で順次設定される送信先記憶手段を設け、給紙機
構の搬送路上に送信先切替シートの識別指標を検知する
指標センサを配置し、この指標センサの検知出力に従っ
て情報出力装置が画像情報を出力する送信先を送信先記
憶手段に設定された送信先に順次切替える送信先切替手
段を設けた。

【０００６】請求項２記載の発明は、給紙機構や画像読
取装置を内蔵した装置本体とは独立した複数のディスプ
レイ装置を設け、送信先が異なる複数組の送信原稿の送
信状況を適宜検出する状況検出装置を設け、この状況検
出装置の検出情報を各送信先毎に編集して予め設定され
たディスプレイ装置に選択的に出力する状況通知手段を
設けた。

【０００７】

【作用】請求項１記載の発明は、予め識別指標が形成さ
れた送信先切替シートを送信先が異なる複数組の送信原
稿を一度に給紙機構にセットする際に送信先が異なる送
信原稿の間に挿入し、この複数組の送信原稿の送信先を
送信先記憶手段に順次設定し、給紙機構の搬送路上に配
置された指標センサが送信先切替シートの識別指標を検
知し、この検知出力に従って情報出力装置が画像情報を
出力する送信先を送信先切替手段が送信先記憶手段に設
定された送信先に順次切替えることで、送信先が異なる
複数組の送信原稿の送信作業を自動的に連続させること
ができる。

【０００８】請求項２記載の発明は、送信先が異なる複
数組の送信原稿の送信状況を状況検出装置が適宜検出し
、この検出情報を状況通知手段が各送信先毎に編集して
予め設定されたディスプレイ装置に選択的に出力するこ
とで、送信先が異なる複数組の送信原稿の送信作業を自
動的に連続させる際、所定のディスプレイ装置に指定し
た組の送信原稿の送信状況を表示させることができる。

【０００９】

【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 まず、このファクシミリ装置１では、図２に例示するよ
うに、装置本体２に給紙トレイ３や給紙ローラ４及びフ
ィードローラ５等からなる給紙機構が設けられており、
この給紙機構３〜５の搬送路上に指標センサである磁気
リーダ６と画像読取装置であるラインスキャナ７とが順
次配置されている。そして、このファクシミリ装置１で
は、図１に例示するように、送信先切替手段や状況検出
手段及び状況通知手段等が形成されたＣＰＵ（Ｃｅｎｔ
ｒａｌ　　Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ　　Ｕｎｉｔ）８に、
前記ラインスキャナ７、サーマルプリンタ９、通話用の
レシーバー１０、フックスイッチ１１、前記磁気リーダ
６、情報入力手段であるキーボード１２、ＲＯＭ（Ｒｅ
ａｄ　　Ｏｎｌｙ　　Ｍｅｍｏｒｙ）１３、送信先記憶
手段であるＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ　　Ａｃｃｅｓｓ　　
Ｍｅｍｏｒｙ）１４、情報出力装置であるＮＣＵ（Ｎｅ
ｔｗｏｒｋ　　Ｃｏｎｔｒｏｌ　　Ｕｎｉｔ）１５、Ｌ
ＣＤ（Ｌｉｑｕｉｄ　　Ｃｒｙｓｔａｌ　　Ｄｉｓｐｌ
ａｙ）等で形成された複数個の有線ディスプレイ装置１
６１〜１６ｎ、無線インターフェイス１７等が接続され
ている。そして、このファクシミリ装置１では、前記無
線インターフェイス１７と無線通信する複数個の無線デ
ィスプレイ装置１８１〜１８ｍが形成されており、これ
らのディスプレイ装置１６，１８には通し番号が付与さ
れている。また、このファクシミリ装置１では、前記Ｎ
ＣＵ１５が電話回線やＩＳＤＮ（Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ
　　Ｓｅｒｖｉｃｅｓ　　Ｄｉｇｉｔａｌ　　Ｎｅｔｗ
ｏｒｋ）等の通信回線１９に接続されており、各種の作
業エラーを検出する状況検出手段であるエラーセンサが
各部に設けられている。

【００１０】ここで、前記ディスプレイ装置１６，１８
が、図３に例示するように、このファクシミリ装置１の
装置本体２とは別体のハンディタイプとして形成されて
おり、さらに、図４に例示するように、予め識別指標で
ある磁気ストライプ２０が上縁部に形成された送信先切
替シート２１も、このファクシミリ装置１の装置本体２
とは別部品として形成されている。

【００１１】このような構成において、このファクシミ
リ装置１は、一組の送信原稿２２の画像情報を一つの送
信先に送信する場合は、従来のファクシミリ装置と同様
に、送信原稿２２を給紙トレイ３上にセットしてキーボ
ード１２のテンキーやファンクションキー及びスタート
キー等の操作で送信先の設定と作業開始とを入力すると
、各ローラ４，５で一枚毎に分離給紙される送信原稿２
２の画像情報がラインスキャナ７で読取走査されてＮＣ
Ｕ１５から通信回線１９を介して送信先のファクシミリ
装置（図示せず）などに送信される。また、このファク
シミリ装置１では、他のファクシミリ装置が送信した画
像情報を受信した場合は、やはり従来のファクシミリ装
置と同様に、ＮＣＵ１５から順次入力される画像情報が
サーマルプリンタ９で印刷されて再現される。

【００１２】このファクシミリ装置１では、送信先が異
なる複数組の送信原稿２２を一度に給紙トレイ３上にセ
ットして複数の送信作業を自動的に実行することができ
るようになっている。この場合、このファクシミリ装置
１では、送信先切替シート２１を送信先が異なる送信原
稿２２の間に挿入した複数組の送信原稿２２を給紙トレ
イ３上にセットした後、図５に例示するように、キーボ
ード１２の操作で複数の送信先の電話番号などをＲＡＭ
１４内に順次設定してからスタートキーで作業開始を入
力する。この際、このファクシミリ装置１では、使用者
の所望によりキーボード１２の操作で各組の送信原稿２
２毎に送信状況を表示するディスプレイ装置１６，１８
を通し番号で指定することで、複数の使用者が各々担当
する送信原稿２２の送信状況が各使用者が有するディス
プレイ装置１６，１８に表示されるようになっている。

【００１３】すると、このファクシミリ装置１では、Ｃ
ＰＵ８の制御により最初は各ディスプレイ装置１６，１
８に「送信待機中、送信先番号＊＊−＊＊＊＊」等のメ
ッセージが表示され、この状態でＲＡＭ１４に設定され
た一番目の送信先にＮＣＵ１５がアクセスして回線を接
続する。そこで、各部のエラーセンサの検知出力に従っ
てＣＰＵ８が送信の可否を判定し、例えば、送信不能と
判定された場合は各ディスプレイ装置１６，１８に「エ
ラー発生、送信不能」等のメッセージが点滅状態で表示
されるなどして全ての動作が停止する。また、送信可能
と判定された場合は給紙トレイ３上の送信原稿２２の有
無が判定され、これが有りと判定された場合は積載され
た送信原稿２２が各ローラ４，５で一枚毎に分離給紙さ
れて磁気リーダ６の検知出力から送信先切替シート２１
であるかが判定される。そこで、これが送信先切替シー
ト２１でないと判定された場合はラインスキャナ７で読
取走査される送信原稿２２の画像情報がＮＣＵ１５から
通信回線１９を介して送信先のファクシミリ装置（図示
せず）などに送信される。この時、このファクシミリ装
置１では、送信先切替シート２１で検出されるまで送信
原稿２２の枚数が積算され、この送信原稿に対して指定
された一個のディスプレイ装置１６，１８には「送信実
行中、送信完了枚数＊＊枚」等のメッセージが表示され
る。そして、上述のようにして給紙トレイ３上から分離
給紙される送信原稿２２内の送信先切替シート２１が磁
気リーダ６で検出されると、ＣＰＵ８の制御によりＲＡ
Ｍ１４に設定された次の送信先にＮＣＵ１５がアクセス
し、以下は上述と同様な送信作業が繰返される。この時
、この状態で送信待機中の送信原稿２２に対して指定さ
れた他のディスプレイ装置１６，１８には「送信待機中
、送信先番号＊＊−＊＊＊＊」等のメッセージが継続し
て表示されており、送信が完了した送信原稿２２に対し
て指定されたディスプレイ装置１６，１８には「送信完
了、送信完了枚数＊＊枚」等のメッセージが点滅状態な
どで表示される。そして、このファクシミリ装置１は、
上述のようにして複数組の送信原稿２２の送信作業を順
次実行して給紙トレイ３上の送信原稿２２が無いことを
検出すると、全てのディスプレイ装置１６，１８に「送
信完了、送信完了枚数＊＊枚」等のメッセージを表示し
た状態で動作を完了する。

【００１４】このようにすることで、このファクシミリ
装置１では、送信先が異なる複数組の送信原稿２２を給
紙トレイ３上に一度にセットして送信作業を自動的に連
続させることができ、一つの送信作業が完了してから次
の操作を開始することを要しないので、使用者がファク
シミリ装置１の近傍で待機する必要がなく、送信作業の
能率向上に寄与することができる。しかも、このファク
シミリ装置１では、上述のように送信先が異なる複数組
の送信原稿２２の送信作業を自動的に連続させる際、所
定のディスプレイ装置１６，１８に指定した組の送信原
稿２２の送信状況を表示させることができるので、複数
の使用者は自身が担当する送信原稿２２の送信状況を適
宜把握することができ、さらに送信作業の能率向上に寄
与することができる。

【００１５】なお、本実施例では送信先切替シート２１
の識別指標として磁気ストライプ２０を利用することを
例示したが、本発明は上記形式に限定されるものではな
く、例えば、このような識別指標としてはバーコードや
パンチングホール（共に図示せず）なども実施可能であ
る。また、本実施例のファクシミリ装置１では、他のフ
ァクシミリ装置から送信された画像情報を受信して印刷
する機構は従来の装置と同様なので説明を省略したが、
例えば、本発明は画像情報の受信や印刷の機能を有さな
い送信専用のファクシミリ装置（図示せず）などにも適
用可能である。

【００１６】

【発明の効果】請求項１記載の発明は、積載された複数
の送信原稿を一枚毎に分離給紙する給紙機構の搬送路上
に送信原稿の画像情報を読取走査する画像読取装置を配
置し、この画像読取装置が読取走査した画像情報を情報
入力手段で設定された送信先に出力する情報出力装置を
設けたファクシミリ装置において、予め識別指標が形成
されて送信先が異なる複数組の送信原稿を一度に給紙機
構にセットする際に送信先が異なる送信原稿の間に挿入
される送信先切替シートを形成し、給紙機構にセットさ
れる複数組の送信原稿の送信先が情報入力手段で順次設
定される送信先記憶手段を設け、給紙機構の搬送路上に
送信先切替シートの識別指標を検知する指標センサを配
置し、この指標センサの検知出力に従って情報出力装置
が画像情報を出力する送信先を送信先記憶手段に設定さ
れた送信先に順次切替える送信先切替手段を設けたこと
により、送信先が異なる複数組の送信原稿の送信作業を
自動的に連続させることができ、一つの送信作業が完了
してから次の操作を開始することを要しないので、使用
者がファクシミリ装置の近傍で待機するような必要がな
く、送信作業の能率の向上に寄与することができる等の
効果を有するものである。

【００１７】請求項２記載の発明は、給紙機構や画像読
取装置を内蔵した装置本体とは独立した複数のディスプ
レイ装置を設け、送信先が異なる複数組の送信原稿の送
信状況を適宜検出する状況検出装置を設け、この状況検
出装置の検出情報を各送信先毎に編集して予め設定され
たディスプレイ装置に選択的に出力する状況通知手段を
設けたことにより、送信先が異なる複数組の送信原稿の
送信作業を自動的に連続させる際、所定のディスプレイ
装置に指定した組の送信原稿の送信状況を表示させるこ
とができるので、複数の使用者は自身が担当する送信原
稿の送信状況を適宜把握することができ、送信作業の能
率向上に寄与することができる等の効果を有するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示すブロック図である。

【図２】縦断側面図である。

【図３】ディスプレイ装置の斜視図である。

【図４】送信先切替シートの正面図である。

【図５】フローチャートである。

【符号の説明】

１　　　　　　　　　　　　ファクシミリ装置２　　　
　　　　　　　　　装置本体 ３〜５　　　　　　　　給紙機構 ６　　　　　　　　　　　　指標センサ７　　　　　　
　　　　　　画像読取装置８　　　　　　　　　　　　
送信先切替手段かつ状況検出手段かつ状況通知手段 １２　　　　　　　　　　情報入力手段１４　　　　　
　　　　　送信先記憶手段１５　　　　　　　　　　情
報出力装置１６，１８　　　　ディスプレイ装置 ２０　　　　　　　　　　識別指標

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　積載された複数の送信原稿を一枚毎に
   分離給紙する給紙機構の搬送路上に前記送信原稿の画像
   情報を読取走査する画像読取装置を配置し、この画像読
   取装置が読取走査した画像情報を情報入力手段で設定さ
   れた送信先に出力する情報出力装置を設けたファクシミ
   リ装置において、予め識別指標が形成されて送信先が異
   なる複数組の送信原稿を一度に前記給紙機構にセットす
   る際に送信先が異なる前記送信原稿の間に挿入される送
   信先切替シートを形成し、前記給紙機構にセットされる
   複数組の前記送信原稿の送信先が前記情報入力手段で順
   次設定される送信先記憶手段を設け、前記給紙機構の搬
   送路上に前記送信先切替シートの識別指標を検知する指
   標センサを配置し、この指標センサの検知出力に従って
   前記情報出力装置が画像情報を出力する送信先を前記送
   信先記憶手段に設定された送信先に順次切替える送信先
   切替手段を設けたことを特徴とするファクシミリ装置。
2. 【請求項２】　　給紙機構や画像読取装置を内蔵した装
   置本体とは独立した複数のディスプレイ装置を設け、送
   信先が異なる複数組の送信原稿の送信状況を適宜検出す
   る状況検出装置を設け、この状況検出装置の検出情報を
   各送信先毎に編集して予め設定されたディスプレイ装置
   に選択的に出力する状況通知手段を設けたことを特徴と
   する請求項１記載のファクシミリ装置。