JPH08125838A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH08125838A
JPH08125838A JP27978694A JP27978694A JPH08125838A JP H08125838 A JPH08125838 A JP H08125838A JP 27978694 A JP27978694 A JP 27978694A JP 27978694 A JP27978694 A JP 27978694A JP H08125838 A JPH08125838 A JP H08125838A
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JP
Japan
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JP27978694A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ogura
浩 小倉
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】読み取る原稿の頁順が狂っていても正常な頁順
に揃えて出力する。 【構成】画情報記憶部7に蓄積された読み取った原稿又
は送信された原稿の画像デ−タの各頁の頁番号を頁番号
認識部8で認識する。認識した頁番号を頁順序整合部9
で頁順に配列する。この配列順番になるように頁順序制
御部11は画情報記憶部7に蓄積した画像デ−タの配置
を替えて出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はファクシミリ装置、特
に送信デ−タや受信デ−タの頁順序の整合に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置で原稿を読み取って送
信する場合、原稿読取部で読み取ったデ−タを読み取っ
た順にそのまま送信している。したがって原稿読取部に
セットした原稿の頁が頁順になっていない場合には、送
信されて記録紙に出力されたデ−タは頁順が狂った状態
になっている。
【0003】また、送信されたデ−タは通常送信された
順序で記録紙に出力され、出力された記録紙は第1頁か
ら順に積み重ねられ最終頁が最上段にある。このため送
信されたデ−タを確認するためには出力された記録紙の
順序を入れ替えてから確認しなけらばならなかった。こ
れに対して、例えば実開昭63−12970号公報に開示され
ているように記録紙に出力するデ−タを第1頁から最終
頁の順に出力したり、最終頁から第1頁の順に出力する
ファクシミリ装置も開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように記録紙に
出力するデ−タを第1頁から最終頁の順に出力したり、
最終頁から第1頁の順に出力しても、送信側の読取部に
原稿をセットしたときにセットした原稿の頁順が狂って
いると、出力された記録紙も頁順が狂ったままで出力さ
れてしまう。このため出力されたデ−タを確認するため
には頁順は正常であるか否を確認し、頁順が狂っている
場合には頁順を並び変える必要があった。このため特に
多数頁の原稿が送信された場合には頁順の確認と並び変
えに余分な時間を要した。
【0005】また、送信側の読取部で読み取った原稿の
デ−タをそのまま送信するため、読取部で複数頁を重複
して搬送して頁抜けが生じても、受信者からの連絡を受
けるまでは頁抜けが生じたことを確認することができな
かった。
【0006】この発明はかかる不都合を解消するために
なされたものであり、原稿の頁順が狂っていても正常な
頁順に揃えて出力することができるとともに頁抜けも迅
速に確認することができるファクシミリ装置を得ること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るファクシ
ミリ装置は、画情報記憶部と頁番号認識部と頁順序整合
部及び頁順序制御部とを有し、画情報記憶部は原稿読取
部で読み取った原稿及び送信された原稿の全頁分のデ−
タを蓄積し、頁番号認識部は画情報記憶部に蓄積された
デ−タの各頁の頁番号を認識し、頁順序整合部は頁番号
認識部で認識した頁番号を頁順に配列し、頁順序制御部
は画情報記憶部に蓄積した画像デ−タを頁順序整合部で
配列した頁順に書き替えることを特徴とする。
【0008】上記頁番号認識部は原稿の特定位置にマ−
クシ−ト情報として書き込まれた頁番号を認識する。
【0009】また、上記ファクシミリ装置に記録機能情
報書込部と記録機能情報判断部と頁順序変更部とを備
え、記録機能情報書込部は画像記録部の記録特性を通信
プロトコルに書き込み、記録機能情報判断部は受信した
プロトコルに含まれている相手先装置の画像記録部の記
録特性と自己の画像記録部の記録特性が一致しているか
否を判定し、頁順序変更部は記録機能情報判断部の判定
結果により頁順に揃えて画情報記憶部に蓄積された画像
デ−タの前後を入れ替えると良い。
【0010】さらに、スタ−トマ−ク・エンドマ−ク検
出部と重送判定部と欠頁検出部を有し、スタ−トマ−ク
・エンドマ−ク検出部は読取部で読み取った原稿の各頁
の先端のスタ−トマ−クと後端のエンドマ−クを検出
し、重送判定部はスタ−トマ−ク・エンドマ−ク検出部
で検出したスタ−トマ−クとエンドマ−クの順序を確認
し、スタ−トマ−クとエンドマ−クの順序が正常でない
ときに頁抜けと判定し、欠頁検出部は頁抜けと判定した
ときに上記頁順序整合部で頁順に配列した頁番号から欠
番を検出することが好ましい。
【0011】また、上記各ファクシミリ装置に重送判定
部と欠頁検出部とを有し、重送判定部は原稿センサで検
出した読み取り枚数と上記頁順序整合部で配列した頁番
号の最大頁数を比較し、読取原稿の頁抜けの有無を判定
し、欠頁検出部は頁抜けと判定したときに上記頁順序整
合部で頁順に配列した頁番号から欠番を検出しても良
い。
【0012】上記重送判定部で欠番を検出したときに、
検出した欠番を操作表示部に一定時間表示し、可聴表示
部で欠番があったことを可聴表示部で一定時間報知する
と良い。
【0013】
【作用】この発明においては、画情報記憶部に蓄積され
た読み取った原稿又は送信された原稿のデ−タの各頁の
頁番号を頁番号認識部で認識し、認識した頁番号を頁順
序整合部で頁順に配列する。この配列順番になるように
頁順序制御部は画情報記憶部に蓄積した画像デ−タの配
置を替えて出力する。
【0014】また、頁番号認識部は画像デ−タの各頁番
号を確認するときに原稿の特定位置書き込まれた規則性
のあるマ−クシ−ト情報により頁番号を確認し、頁番号
を容易に認識する。
【0015】また、頁順に配列して記憶している画像デ
−タを、通信相手先の画像記録部の記録特性あるいは自
己の画像記録部の記録特性に応じて前後を入れ替えて出
力し、デ−タを記録して出力された記録紙を常に第1頁
を最上段にして積み重ねる。
【0016】さらに、読み取った原稿の各頁の先端のス
タ−トマ−クと後端のエンドマ−クを検出し、スタ−ト
マ−クとエンドマ−クの順序を確認して読取時に頁抜け
が生じたか否を確認したり、原稿読み取り枚数と頁順に
配列した頁番号の最大頁数を比較し、読取原稿の頁抜け
の有無を判定する。そして頁抜けが生じたときは読み取
られなかった頁を表示するとともに頁抜けがあったこと
を音声で報知して、頁抜けがあったことを明かにする。
【0017】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図に示すように、ファクシミリ装置は装
置全体を管理する制御部1と、送信する原稿を読み取る
原稿読取部2と、受信した画像デ−タを記録紙に印字し
て出力する記録部3と、画像デ−タを回線を介して送受
信する回線制御部4と、読み込んだ画像デ−タや受信し
た画像デ−タを圧縮,復元等の処理を行う画像処理部5
と、各種操作を行い装置の状態を表示する操作表示部6
の他に画情報記憶部7と頁番号認識部8,頁順序整合部
9,頁番号記憶部10及び頁順序制御部11を有する。
【0018】画情報記憶部7は原稿読取部2で読み取っ
た原稿の画像デ−タや回線制御部4を介して送信された
画像デ−タの全頁分のデ−タを一時蓄積する。頁番号認
識部8は画情報記憶部7に蓄積された画像デ−タの各頁
の頁番号を認識する。頁順序整合部9は頁番号認識部8
で認識した画像デ−タの頁番号を頁順に第1頁から最終
頁まで配列する。頁番号記憶部10は頁順序整合部9で
配列された頁番号を記憶する。頁順序制御部10は画情
報記憶部7に蓄積した画像デ−タを出力するものであ
り、画像デ−タを出力するときに頁番号記憶部10に配
列された頁順に替えて出力する。
【0019】上記のように構成されたファクシミリ装置
で、原稿の特定の位置に頁番号が記載された原稿を読み
取ったときに動作を説明する。
【0020】送信する原稿を原稿読取部2にセットして
読み取りを開始すると、読み取られた原稿の画像デ−タ
は1頁毎に画情報記憶部7に逐次送られ、読取順に全頁
分の画像デ−タが画情報記憶部7に格納される。この原
稿を読み取って画情報記憶部7に格納しているときに、
頁番号認識部8は画情報記憶部7に1頁づつ格納される
画像デ−タから原稿の特定の位置、例えば原稿の右上端
部に書き込まれた頁番号を読み取る。そして最初に読み
取った原稿の頁番号から最後に読み取った原稿の頁番号
までの順序で頁番号の数列を例えば「1,2,・・・・
・n」と作成し頁順序整合部9に送る。頁順序整合部9
は読み取った順序の頁番号の数列が送られると、送られ
た頁番号の数列の順番を確認し、例えば送られた頁番号
数列が「1,2,・・(i+1),i,・・・n」と順
番が狂っているときは、正常な順番「1,2,・・i,
(i+1),・・・n」と配列し直して、読み取られて
送られた頁番号数列と配列し直した頁番号数列を頁番号
記憶部10に格納する。原稿読取部2で原稿の読み取り
が終了し読み取った画像デ−タの全頁分が画情報記憶部
7に格納され各画像デ−タの頁番号の読み取りが終了
し、頁順序制御部11で画情報記憶部7に格納され画像
デ−タを出力するときに、頁順序制御部11は頁番号記
憶部10に格納された数列を確認し、配列し直した頁番
号数列により画情報記憶部7に格納され画像デ−タを読
み出して出力する。例えば読み取られた頁番号数列と配
列し直した頁番号数列で第i頁と第(i+1)頁の順番
が相違しているときは、画情報記憶部7には画像デ−タ
が第(i+1)頁に続いて第i頁が格納されているが、
第i頁の画像デ−タを先に読み出して出力し、次ぎに第
(i+1)頁の画像デ−タを読み出して出力する。した
がって原稿読取部2にセットした原稿が頁順になってい
なくても、読み取った画像デ−タは正常な頁順で画像処
理部5を介して回線制御部4に出力することができる。
【0021】なお、上記実施例は頁番号認識部8で頁番
号を直接読み取る場合について説明したが、図2に示す
ように原稿21の特定位置、例えば右上端部に頁番号を
マ−クシ−ト情報として書き込む頁番号記入欄22を有
する特定の原稿21を使用し、頁番号認識部8で頁番号
記入欄22に記載されたマ−クシ−ト情報から頁番号を
認識するようにしても良い。このように規則的なマ−ク
シ−ト情報で頁番号を記載すると、規則性のない数字を
認識する場合と比べて頁番号を正確かつ容易に認識する
ことができる。
【0022】また、上記実施例は原稿読取部2で読み取
った画像デ−タを出力する場合について説明したが、回
線制御部4を介して受信した画像デ−タも同様にして頁
順に整列させて記録部3に出力することができる。
【0023】また、上記実施例は読み取った原稿の画像
デ−タや受信した画像デ−タを第1頁から順に出力する
場合について説明したが、ファクシミリ装置としては各
種の機種が使用され、機種により記録部の構成も異な
る。すなわち記録部の記録面が上面を向いていて搬送さ
れる記録紙の下面に画像デ−タを印字するものと、記録
面が下面を向いていて搬送される記録紙の上面に画像デ
−タを印字するものがある。この記録部の記録面の向き
によっては、上記のように画像デ−タを第1頁目から整
列して出力しても、記録部から印字出力されて積み重ね
られた記録紙は第1頁から順に積み重ねられて最終頁が
先頭にきてしまう場合もある。このようなことを防ぐた
めにはファクシミリ装置の記録部の記録面の状態を確認
して、出力する画像デ−タの順番を変えれば良い。
【0024】図3は、このように各ファクシミリ装置の
記録部の記録面の状態を確認して画像デ−タの順番を変
えて出力するこの発明の他の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。図に示すように、ファクシミリ装置は上記
実施例に記録機能情報書込部12と記録機能情報判断部
13及び頁順序変更部14を付加したものである。記録
機能情報書込部12は他のファクシミリ装置から発呼さ
れたときに自己のファクシミリ装置の記録部3の記録特
性、すなわち記録面が上面にあり搬送される記録紙の下
面に画像デ−タを印字するものか、記録面が下面にあり
搬送される記録紙の上面に画像デ−タを印字するものか
の記録機能情報を通信プロトコルに書き込む。記録機能
情報判断部13は自己のファクシミリ装置が発呼して被
呼ファクシミリ装置から送られた通信プロトコルに含ま
れている相手先装置の記録部の記録特性と自己の記録部
3の記録特性が一致しているか否を判定する。頁順序変
更部14は記録機能情報判断部13の判定結果により、
被呼ファクシミリ装置の送信する画像デ−タを自己の記
録部3に出力する頁順を同じか、頁順を逆に入れ替え
る。
【0025】上記のように構成されたファクシミリ装置
で他のファクシミリ装置に発呼して画像デ−タを送信す
るときに、被呼ファクシミリ装置から送られた通信プロ
トコルに被呼ファクシミリ装置の記録面が上面にあるか
下面にあるかの記録機能情報が含まれているとき、記録
機能情報判断部13は受信した被呼ファクシミリ装置の
記録機能情報と自己の記録部3の記録機能情報とを比較
し記録部の特性が一致しているか否を判定し、判定結果
を頁順序変更部14に送る。頁順序変更部14は記録機
能情報判断部13から被呼ファクシミリ装置の記録機能
情報と自己の記録部3の記録機能情報は一致していると
の判定結果を受けると、頁順序制御部11に頁番号数列
の変更なしを示す信号を送り、頁順序制御部11で配列
し直した頁番号数列、例えば第1頁から順に画情報記憶
部7に格納され画像デ−タを出力させ、第1頁から順に
被呼ファクシミリ装置に送信する。また、頁順序変更部
14は記録機能情報判断部13から被呼ファクシミリ装
置の記録機能情報と自己の記録部3の記録機能情報は一
致していないとの判定結果を受けると、頁順序制御部1
1に頁番号数列の変更を示す信号を送り、頁順序制御部
11で配列し直した頁番号数列を入れ替えて、例えば最
終頁から順に画情報記憶部7に格納され画像デ−タを出
力させる。
【0026】このように被呼ファクシミリ装置の記録機
能情報に応じて送信する画像デ−タを第1頁から送信し
たり最終頁から送信したりするから、被呼ファクシミリ
装置の記録部の機能に関係なしに送信した画像デ−タを
記録した記録紙は常に第1頁目を先頭にして積み重ねる
ことができ、受信した情報を記録紙の入替えなしに確認
することができる。なお、被呼ファクシミリ装置から記
録機能情報が送られないときは頁順序制御部11で配列
し直した頁番号数列で画像デ−タを出力して送信する。
【0027】また、上記実施例は記録部3で読み取った
画像デ−タを頁順に整列して出力する場合について説明
したが、記録部3で原稿を読み取るときに原稿が複数枚
同時に送られて頁抜けが発生する場合もある。このよう
な頁抜けを確認するため、図2に示すようにマ−クシ−
ト情報でスタ−トマ−ク23とエンドマ−ク24を付け
た原稿21を使用すると、読み込んだ原稿の頁抜けを簡
単に確認することができる。
【0028】図4はこのような頁抜けを確認して原稿の
画像デ−タを頁順に出力するこの発明の第3の実施例の
構成を示すブロック図である。図に示すように、ファク
シミリ装置は上記実施例にスタ−トマ−ク・エンドマ−
ク検出部15と重送判定部16と欠頁検出部17を付加
したものである。スタ−トマ−ク・エンドマ−ク検出部
15は原稿読取部2で読み取った原稿21の各頁の先端
のスタ−トマ−ク23と後端のエンドマ−ク24を検出
する。重送判定部16はスタ−トマ−ク・エンドマ−ク
検出部17で検出したスタ−トマ−ク23とエンドマ−
ク24の順序を確認し、スタ−トマ−ク23とエンドマ
−ク24の順序が正常でないときに頁抜けと判定する。
欠頁判定部17は頁抜けと判定したときにスタ−トマ−
ク23とエンドマ−ク24の各個数から、原稿が重送さ
れて頁抜けになった原稿枚数を検出し、頁番号記憶部1
0に記憶された頁順に配列された頁番号から欠番を検出
する。
【0029】上記のように構成されたファクシミリ装置
で原稿読取部2で図2に示すように頁番号記入欄22と
スタ−トマ−ク23とエンドマ−ク24を付けた原稿2
1を読み取っているときに、頁番号認識部8で原稿21
の頁番号を読み取るとともにスタ−トマ−ク・エンドマ
−ク検出部17で原稿21の各頁毎にスタ−トマ−ク2
3とエンドマ−ク24を読み取り、読み取ったスタ−ト
マ−ク23とエンドマ−ク24を読取順に重送判定部1
6に送る。重送判定部16は送られたスタ−トマ−ク2
3とエンドマ−ク24の順序を判定し、例えば図5に示
すように、原稿21を読み取ったときにスタ−トマ−ク
23の次ぎにエンドマ−ク24が連続して送られたとき
は読み取る原稿21に頁抜けが生じたと判定する。この
確認を全ての原稿が読み取られるまで行い、原稿の読み
取りが終了したときにスタ−トマ−ク23とエンドマ−
ク24の順序と判定結果を欠頁判定部17に送る。欠頁
判定部17は送られたスタ−トマ−ク23とエンドマ−
ク24の順序と判定結果を確認し、頁抜けの判定が送ら
れると、送られたスタ−トマ−ク23とエンドマ−ク2
4の個数を確認し、スタ−トマ−ク23とエンドマ−ク
24の各個数から、原稿が重送されて頁抜けになった原
稿枚数を検出する。例えば図5に示すようにスタ−トマ
−ク23の個数よりエンドマ−ク24の個数が多いとき
はその差を頁抜けになった枚数とする。そして頁番号記
憶部10に記憶された頁順に配列された頁番号から頁抜
けになった枚数分だけ欠番となっている頁番号を検出
し、頁抜けがあった旨と欠番の頁番号及びその枚数を制
御部1に送る。制御部1は頁抜けがあった旨が送られる
と可聴表示部19で音声によりあらかじめ定められた一
定時間音声により頁抜けがあった旨を報知させ、操作表
示部6に欠番の頁番号とその枚数を一定時間表示する。
このように音声により頁抜けがあったことを報知するか
ら原稿の送信者は頁抜けが有ったことを簡単に確認する
ことができる。また操作表示部6に表示された内容を確
認することにより、どの頁が読み取られなかったかを正
確に確認することができる。この確認の結果、読み取ら
れなかった頁分を一定時間内に再読み込みさせると、再
読み込みさせた頁番号も含めてを頁順序整合部9で頁番
号順に頁番号を配列し直す。したがって頁抜けがあった
頁も含めて出力することができる。
【0030】また、頁抜けがあってその旨を表示された
ときに、抜けた頁の再読み込みが行われないときは、送
信後に正常に送られた頁番号と送られなかった頁番号を
送信履歴に残しておく。このように送信履歴に送られな
かった頁番号を残しておくことにより、後からどの頁の
デ−タが送られなかったか正確に確認することができ
る。
【0031】なお、上記実施例は読み取ったスタ−トマ
−ク23とエンドマ−ク24を検出して原稿読み取りに
頁抜けがあったか否を検出する場合について説明した
が、重送判定部17で原稿センサ18で検出した読み取
り枚数と頁番号記憶部10に配列された頁番号の最大頁
数を比較することにより、頁番号だけ記載した原稿を読
み取ったときにも頁抜け発生したか否かを確認すること
もできる。
【0032】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、画情報
記憶部に蓄積された読み取った原稿又は送信された原稿
のデ−タの各頁の頁番号を認識し、認識した頁番号を頁
順に配列し、この配列した順番になるように蓄積した画
像デ−タの配置を替えて出力するようにしたから、読み
取る原稿が頁順になっていなくても、読み取った画像デ
−タを正常な頁順で出力することができる。
【0033】また、頁番号認識部は画像デ−タの各頁番
号を確認するときに原稿の特定位置書き込まれた規則性
のあるマ−クシ−ト情報により頁番号を確認することに
より、規則性のない数字を認識する場合と比べて頁番号
を正確かつ容易に認識することができる。
【0034】また、頁順に配列して記憶している画像デ
−タを、通信相手先の画像記録部の記録特性あるいは自
己の画像記録部の記録特性に応じて前後を入れ替えて出
力するから、画像デ−タを記録して出力された記録紙は
常に第1頁を最上段にして積み重ねることができ、受信
した情報を記録紙の入替えなしに確認することができ
る。
【0035】さらに、読み取った原稿の各頁の先端のス
タ−トマ−クと後端のエンドマ−クを検出し、スタ−ト
マ−クとエンドマ−クの順序を確認して読取時に頁抜け
が生じたか否を確認したり、原稿読み取り枚数と頁順に
配列した頁番号の最大頁数を比較し、読取原稿の頁抜け
の有無を判定するから、読取原稿の重送による頁抜けを
簡単に確認することができ、頁抜けのない正確な画像デ
−タを送信することができる。
【0036】また、頁抜けが生じたときは読み取られな
かった頁を一定時間表示するとともに頁抜けがあったこ
とを音声で報知することにより、頁抜けがあったことを
明かにし、頁抜けがある画像デ−タを送信することを防
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】読取る原稿の構成図である。
【図3】第2の実施例の構成を示すブロック図でる。
【図4】第3の実施例の構成を示すブロック図でる。
【図5】原稿が重送された状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 制御部 2 原稿読取部 3 記録部 6 操作表示部 7 画情報記憶部 8 頁番号認識部 9 頁順序整合部 10 頁番号記憶部 11 頁順序制御部 12 記録機能情報書込部 13 記録機能情報判断部 14 頁順序変更部 15 スタ−トマ−ク・エンドマ−ク検出部 16 重送判定部 17 欠頁検出部 18 原稿センサ 19 可聴表示部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画情報記憶部と頁番号認識部と頁順序整
    合部及び頁順序制御部とを有し、画情報記憶部は原稿読
    取部で読み取った原稿及び送信された原稿の全頁分のデ
    −タを蓄積し、頁番号認識部は画情報記憶部に蓄積され
    たデ−タの各頁の頁番号を認識し、頁順序整合部は頁番
    号認識部で認識した頁番号を頁順に配列し、頁順序制御
    部は画情報記憶部に蓄積した画像デ−タを頁順序整合部
    で配列した頁順に書き替えることを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
  2. 【請求項2】 上記頁番号認識部は原稿の特定位置にマ
    −クシ−ト情報として書き込まれた頁番号を認識する請
    求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 記録機能情報書込部と記録機能情報判断
    部と頁順序変更部とを有し、記録機能情報書込部は画像
    記録部の記録特性を通信プロトコルに書き込み、記録機
    能情報判断部は受信したプロトコルに含まれている相手
    先装置の画像記録部の記録特性と自己の画像記録部の記
    録特性が一致しているか否を判定し、頁順序変更部は記
    録機能情報判断部の判定結果により頁順に揃えて画情報
    記憶部に蓄積された画像デ−タの前後を入れ替える請求
    項1又は2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 スタ−トマ−ク・エンドマ−ク検出部と
    重送判定部と欠頁検出部を有し、スタ−トマ−ク・エン
    ドマ−ク検出部は読取部で読み取った原稿の各頁の先端
    のスタ−トマ−クと後端のエンドマ−クを検出し、重送
    判定部はスタ−トマ−ク・エンドマ−ク検出部で検出し
    たスタ−トマ−クとエンドマ−クの順序を確認し、スタ
    −トマ−クとエンドマ−クの順序が正常でないときに頁
    抜けと判定し、欠頁検出部は頁抜けと判定したときに上
    記頁順序整合部で頁順に配列した頁番号から欠番を検出
    する請求項1,2又は3記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 重送判定部と欠頁検出部とを有し、重送
    判定部は原稿センサで検出した読み取り枚数と上記頁順
    序整合部で配列した頁番号の最大頁数を比較し、読取原
    稿の頁抜けの有無を判定し、欠頁検出部は頁抜けと判定
    したときに上記頁順序整合部で頁順に配列した頁番号か
    ら欠番を検出する請求項1,2又は3記載のファクシミ
    リ装置。
  6. 【請求項6】 上記重送判定部で欠番を検出したとき
    に、操作表示部に検出した欠番を一定時間表示し、可聴
    表示部で欠番があったことを一定時間報知する請求項4
    又は5記載のファクシミリ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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