JPH09247327A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH09247327A
JPH09247327A JP8078273A JP7827396A JPH09247327A JP H09247327 A JPH09247327 A JP H09247327A JP 8078273 A JP8078273 A JP 8078273A JP 7827396 A JP7827396 A JP 7827396A JP H09247327 A JPH09247327 A JP H09247327A
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JP
Japan
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transmission
page
image
image data
document
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Application number
JP8078273A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshitaka Osanai
敏隆 小山内
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はメモリ送信でエラーが発生すると当該
送信エラーした原稿を的確に特定できる送信エラーレポ
ートを出力するファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】ファクシミリ装置1は、スキャナ部3がA
DFを備え、ADFはセットされた複数ページの原稿を
最終ページから1枚ずつ分離してスキャナ部3の読取位
置に搬送する。スキャナ部3は搬送されてくる原稿の画
像を読み取り、スキャナ部3の読み取った画像データは
一時メモリ33に蓄積される。全ての送信原稿の画像デ
ータをメモリ33に蓄積すると、先頭ページの画像デー
タから順次読み出して、網制御部32を介して送信する
が、送信エラーが発生すると、制御部31はメモリ33
内の原稿の先頭ページと最終ページの画像をエラーが発
生した旨のエラー情報とともに、プロッタ部2により記
録紙に送信エラーレポートとして記録出力させる。この
際、必要に応じて画像処理部34で当該先頭ページと最
終ページの画像を縮小して、また、画像の一部のみを記
録出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
に関し、詳細には、複数ページの原稿を最終ページから
読み取って先頭ページから順次送信するメモリ送信にに
いて、送信エラーが発生した際の送信エラーレポートの
利用性を向上させたファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置においては、ス
キャナ部で原稿画像を読み取りながら送信する直接送信
機能の他に、画像メモリを利用して送信する機能、すな
わち、スキャナ部で読み取った原稿の画像データを一旦
全て画像メモリに蓄積した後、回線の状況等に応じて蓄
積した画像データを画像メモリから読み出して順次送信
するメモリ送信機能等を備えたものが普及している。こ
れらの送信機能は操作部で選択可能となっており、メモ
リ送信では原稿を先に画像メモリに蓄積させるので、オ
ペレータは送信完了を待たずに原稿を持ち帰ることがで
き、オペレータの作業性が向上する。また、従来、複数
の原稿をセット可能であって、セットされた原稿を最終
ページから順次スキャナ部に送給する原稿自動送給機構
を備えたファクシミリ装置が出現しており、このような
ファクシミリ装置においては、原稿自動送給機構にセッ
トされた複数ページの原稿を最終ページから順次スキャ
ナ部に送給して、スキャナ部で読み取った画像データを
直接送信あるいはメモリ送信により送信している。そし
て、メモリ送信においては、最終ページから読み取って
画像メモリに蓄積した原稿の画像データを先頭ページか
ら順次読み出して、送信するファクシミリ装置がある。
【0003】さらに、従来、ファクシミリ装置において
は、送信時、送信エラーが発生すると、送信エラーレポ
ートを出力して、ファクシミリ装置のオペレータに適切
に送信できなかったことが分かるようにしている。この
送信エラーレポートには、従来、送信先の電話番号や送
信時刻及び送信結果等が記録出力される。
【0004】ところが、送信先の電話番号や送信時刻等
の情報のみでは、メモリ送信等において、同じ宛て先へ
の原稿が複数あると、どの原稿が送信エラーになったの
かが分からず、ファクシミリ装置の利用性が悪いという
問題があった。
【0005】そこで、従来、本出願人は、送信原稿の各
ページの送信結果を当該ページの画情報の一部とともに
記録出力するとともに、記録出力させるページの部分を
任意に設定できるファクシミリ装置を提案している(実
開平3−73068号公報参照)。このファクシミリ装
置によれば、各ページ毎に送信結果と当該送信結果とな
ったページの内容を確認することができる。
【0006】また、従来、送信原稿の1ページ目の画像
データを通信結果レポートに付加して記録出力させるフ
ァクシミリ装置が提案されている(特開平6−3799
9号公報参照)。このファクシミリ装置によれば、通信
結果レポートに記録される1ページ目の画像と送信原稿
を照らし合わせることにより、送信エラーとなった送信
原稿を特定することができる。
【0007】さらに、従来、メモリ送信において、画像
メモリ内の原稿の文書番号を原稿の裏面に記録し、送信
エラーが発生すると、文書番号に対応して送信エラーを
表示部に表示するファクシミリ装置が提案されている
(特開平5−136923号公報参照)。このファクシ
ミリ装置によれば、表示部に表示された文書番号と送信
原稿の裏面に記録された文書番号を照らし合わせること
により、送信エラーの発生した原稿を特定することがで
きる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、送信エラーが
発生した際の送信エラーとなった送信原稿を特定する上
で、なお、改良の余地があった。
【0009】すなわち、特開平5−136923号公報
記載のファクシミリ装置にあっては、送信原稿の裏面に
記録された文書番号と表示部に表示される送信エラーと
なった送信原稿の文書番号により、送信エラーとなった
送信原稿を特定するようになっていたため、複数の送信
原稿がある場合に、いちいち送信原稿の裏面の文書番号
と表示部に表示される文書番号とを照らし合わせる必要
があり、送信エラーとなった送信原稿を特定するのが面
倒であり、ファクシミリ装置の利用性が悪いという問題
があった。
【0010】また、特開平6−37999号公報記載の
ファクシミリ装置にあっては、送信原稿の1ページ目の
画像データを通信結果レポートに付加して記録出力させ
るのみであるため、セットされた複数の原稿の最終ペー
ジからスキャナ部に送給する原稿自動送信機構を備えた
ファクシミリ装置においては、1ページ目は、最終ペー
ジとなるが、通常、送信原稿には、先頭ページに、相手
先や差出人を記載したヘッダを添付するので、通信結果
レポートには、このヘッダが記録出力されず、送信原稿
を特定するのに不便であった。また、先頭ページと最終
ページに分けて相手先と差出人を記載する場合があり、
このような場合、1ページ目の画像のみでは、相手先と
差出人の双方を確認することができず、送信エラーの発
生した送信原稿を的確に特定できないという問題があっ
た。
【0011】さらに、本出願人が先に提案した実開平3
−73068号公報記載のファクシミリ装置にあって
は、送信原稿の各ページの送信結果を当該ページの画情
報の一部とともに記録出力するとともに、記録出力させ
るページの部分を任意に設定できるようになっていたた
め、相手先や差出人を記載した部分を設定して記録させ
ることにより、送信エラーの発生した送信原稿を容易に
特定することができるが、各ページ毎に画情報の一部と
ともに送信結果を記録出力するので、ページ数の多い送
信原稿では、送信結果の記録に多くのページを必要と
し、改良の余地があった。
【0012】そこで、請求項1記載の発明は、セットさ
れた複数ページの原稿を最終ページから原稿自動送給機
構により順次読取手段に送給して、読取手段で読み取っ
た原稿の画像データを画像データ記憶手段に蓄積した
後、先頭ページから順次送信するメモリ送信において、
通常、相手先や差出人が先頭ページあるいは最終ページ
に記載されることを考慮して、送信エラーが発生した
際、送信エラーレポートに先頭ページと最終ページの画
像を記録出力することにより、送信エラーレポートのペ
ージ数を削減しつつ、差出人や相手先及び送信原稿の内
容を記録出力される画像により確認して、送信エラーの
発生した送信原稿を確実に特定することができ、再送信
を適切に、かつ、容易に行え、利用性の良好なファクシ
ミリ装置を提供することを目的としている。
【0013】請求項2記載の発明は、上記メモリ送信に
おいて、送信エラーが発生した際、送信エラーレポート
に先頭ページと最終ページの画像を縮小して記録出力す
ることにより、送信エラーレポートのページ数をより一
層削減しつつ、差出人や相手先及び送信原稿の内容を記
録出力される画像により確認して、送信エラーの発生し
た送信原稿を確実に特定することができ、再送信を適切
に、かつ、容易に行え、利用性の良好なファクシミリ装
置を提供することを目的としている。
【0014】請求項3記載の発明は、上記メモリ送信に
おいて、送信エラーが発生した際、送信エラーレポート
に先頭ページの一部の画像と最終ページの一部の画像を
記録出力することにより、送信エラーレポートのページ
数をより一層削減しつつ、差出人や相手先及び送信原稿
の内容を記録出力される画像により確認して、送信エラ
ーの発生した送信原稿を確実に特定することができ、再
送信を適切に、かつ、容易に行え、利用性の良好なファ
クシミリ装置を提供することを目的としている。
【0015】請求項4記載の発明は、上記メモリ送信に
おいて、送信エラーが発生した際、送信エラーレポート
に先頭ページの画像と最終ページの画像をページの区切
りを示す所定の画像を付加して記録出力することによ
り、送信エラーレポートのページ数を削減しつつページ
の区切りを明確にして、差出人や相手先及び送信原稿の
内容を記録出力される画像によりより一層適切、かつ、
容易に確認して、送信エラーの発生した送信原稿を確実
に特定することができ、再送信を適切に、かつ、容易に
行え、利用性の良好なファクシミリ装置を提供すること
を目的としている。
【0016】請求項5記載の発明は、上記メモリ送信に
おいて、送信エラーが発生した際、送信エラーレポート
に先頭ページの画像と最終ページの画像をそのページ数
とともに記録出力することにより、記録出力された画像
のページ数を確認できるようにして、差出人や相手先及
び送信原稿の内容を記録出力される画像によりより一層
適切、かつ、容易に確認して、送信エラーの発生した送
信原稿を確実に特定することができ、再送信を適切に、
かつ、容易に行え、利用性の良好なファクシミリ装置を
提供することを目的としている。
【0017】請求項6記載の発明は、セットされた複数
ページの原稿を最終ページから原稿自動送給機構により
順次読取手段に送給して、読取手段で読み取った原稿の
画像データを画像データ記憶手段に蓄積した後、先頭ペ
ージから順次送信するメモリ送信機能と、原稿自動送給
機構から最終ページから順次送給されてきた原稿を順次
読取手段で読み取って直接送信する直接送信機能と、を
備えたファクシミリ装置において、表示手段にメモリ送
信と直接送信とで、送信原稿のページ順が逆になる旨を
表示することにより、送信時に、メモリ送信と直接送信
とで、送信ページの順番が逆になることをオペレータに
認識させて、利用性の良好なファクシミリ装置を提供す
ることを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、セットされた複数ページの原稿が原
稿自動送給機構により最終ページから順次1枚ずつ送給
され、当該送給されてくる前記原稿の画像を所定の解像
度で読み取る原稿読取手段と、前記原稿読取手段で読み
取った前記原稿の画像データを一旦蓄積する画像データ
記憶手段と、画像を記録紙に記録出力する記録手段と、
を備え、前記原稿自動送給機構により最終ページから順
次搬送されてくる前記原稿の画像を前記原稿読取手段で
順次読み取って、全ての前記原稿の画像データを一旦前
記画像データ記憶手段に蓄積した後、前記画像データ記
憶手段から当該蓄積した複数ページの前記原稿の画像デ
ータを先頭ページから順次読み取って送信するメモリ送
信機能と、前記原稿自動送給機構により最終ページから
順次搬送されてくる前記原稿の画像を前記原稿読取手段
で順次読み取って、当該読み取った画像データを前記画
像データ記憶手段に蓄積することなく、順次直接送信す
る直接送信機能と、を備えたファクシミリ装置におい
て、前記メモリ送信時に、送信エラーが発生すると、当
該送信エラーが発生した旨の所定のエラー情報と、前記
画像データ記憶手段に蓄積した当該原稿の先頭ページと
最終ページの画像と、を前記記録手段により記録紙に送
信エラーレポートとして記録出力させる制御手段を設け
ることにより、上記目的を達成している。
【0019】ここで、ファクシミリ装置は、少なくとも
メモリ送信機能と直接送信機能とを備えており、メモリ
送信においては、原稿読取手段で読み取った複数ページ
の全ての原稿の画像データを一旦画像データ記憶手段に
蓄積した後、画像データ記憶手段から順次先頭ページか
ら読み出して、送信する。そして、原稿読取手段には、
原稿自動送給機構によりセットされた複数ページの原稿
を最終ページから順次送給され、原稿読取手段は、この
原稿自動送給機構により順次最終ページから搬送されて
くる原稿の画像を順次読み取る。
【0020】したがって、複数の送信原稿の画像データ
が画像データ記憶手段に記憶されていると、メモリ送信
で送信エラーが発生した際、どの送信原稿に送信エラー
が発生したかを確認することが困難となる。そこで、本
請求項のファクシミリ装置においては、先頭ページと最
終ページの画像を送信エラーレポートに記録出力するこ
とにより、送信エラーの発生した送信原稿を容易に確認
し、特定できるようにしている。
【0021】上記構成によれば、セットされた複数ペー
ジの原稿を最終ページから原稿自動送給機構により順次
読取手段に送給して、読取手段で読み取った原稿の画像
データを画像データ記憶手段に蓄積した後、先頭ページ
から順次送信するメモリ送信において、送信エラーが発
生した際、送信エラーレポートに先頭ページと最終ペー
ジの画像を記録出力することができ、通常、相手先や差
出人が先頭ページあるいは最終ページに記載されるた
め、送信エラーレポートのページ数を削減しつつ、差出
人や相手先及び送信原稿の内容を記録出力される画像に
より確認して、送信エラーの発生した送信原稿を確実に
特定することができる。その結果、再送信を適切に、か
つ、容易に行うことができ、ファクシミリ装置の利用性
を向上させることができる。
【0022】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記ファクシミリ装置は、前記画像データをその
主走査方向と副走査方向の少なくとも一方を縮小する縮
小手段をさらに備え、前記制御手段は、前記送信エラー
レポート出力時、前記送信エラーレポートに記録出力さ
せる前記画像データを前記縮小手段により縮小させた
後、前記送信エラーレポートに記録出力させるものであ
っててもよい。
【0023】ここで、縮小手段は、その縮小方法は、何
等限定されるものではなく、画素の間引きやラインの間
引き等のどのような縮小方法で画像データを縮小しても
よい。縮小手段は、少なくとも画像の主走査方向と副走
査方向の一方を縮小し、主走査方向と副走査方向の双方
を縮小してもよい。
【0024】上記構成によれば、メモリ送信において、
送信エラーが発生した際、送信エラーレポートに先頭ペ
ージと最終ページの画像を縮小して記録出力することが
でき、通常、相手先や差出人が先頭ページあるいは最終
ページに記載されので、送信エラーレポートのページ数
をより一層削減しつつ、差出人や相手先及び送信原稿の
内容を記録出力される画像により確認することができ、
送信エラーの発生した送信原稿を確実に特定することが
できる。その結果、送信エラーレポートのページ数を削
減することができるとともに、再送信を適切に、かつ、
容易に行うことができ、ファクシミリ装置の利用性を向
上させることができる。
【0025】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記制御手段は、前記送信エラーレポート出力時、
前記原稿の先頭ページの画像の一部と最終ページの画像
の一部を前記送信エラーレポートに記録出力させるもの
であってもよい。
【0026】上記構成によれば、送信エラーレポートに
先頭ページの一部の画像と最終ページの一部の画像を記
録出力することができ、送信エラーレポートのページ数
をより一層削減しつつ、差出人や相手先及び送信原稿の
内容を記録出力される画像により確認して、送信エラー
の発生した送信原稿を確実に特定することができる。そ
の結果、ランニングコストを安価なものとすることがで
きるとともに、再送信を適切に、かつ、容易に行うこと
ができ、ファクシミリ装置の利用性を向上させることが
できる。
【0027】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記ファクシミリ装置は、前記送信エラーレポート
に記録出力する画像に、各ページの区切りを示す罫線等
の所定の区切り画像を付加する画像処理手段をさらに備
え、前記制御手段は、前記送信エラーレポート出力時、
前記送信エラーレポートに記録出力させる前記画像に前
記画像処理手段により前記区切り画像を付加させた後、
前記送信エラーレポートに記録出力させるものであって
もよい。
【0028】ここで、区切り画像は、送信エラーレポー
トに記録出力する先頭ページと最終ページの画像を区別
するために使用され、少なくとも先頭ページの画像と最
終ページの画像の境に使用されるが、この境に限るもの
ではなく、例えば、各ページの画像の周囲を囲うように
付加してもよい。区切り画像としては、罫線に限るもの
ではなく、例えば、「−」、「*」、「#」、「|」、
「=」等の種々の記号等を用いることができる。
【0029】上記構成によれば、送信エラーレポートに
先頭ページの画像と最終ページの画像をページの区切り
を示す所定の画像を付加して記録出力することができ、
送信エラーレポートのページ数を削減しつつページの区
切りを明確にして、差出人や相手先及び送信原稿の内容
を記録出力される画像により確認することができる。し
たがって、送信エラーの発生した送信原稿をより一層確
実、かつ、容易に特定することができ、再送信を適切
に、かつ、容易に行うことができる。その結果、ファク
シミリ装置の利用性をより一層向上させることができ
る。
【0030】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記ファクシミリ装置は、前記画像データ記憶手段
に記憶されている前記画像データのページ数を前記送信
エラーレポートに記録出力する前記画像に付加する画像
処理手段をさらに備え、前記制御手段は、前記送信エラ
ーレポート出力時、前記送信エラーレポートに記録出力
する前記原稿の画像に当該原稿のページを前記画像処理
手段により付加させて、前記送信エラーレポートに記録
出力させるものであってもよい。
【0031】上記構成によれば、送信エラーレポートに
先頭ページの画像と最終ページの画像をそのページ数と
ともに記録出力することができ、送信エラーレポートの
ページ数を削減しつつ、送信原稿をより一層確実に特定
することができる。その結果、再送信を適切に、かつ、
容易に行うことができ、ファクシミリ装置の利用性をよ
り一層向上させることができる。
【0032】請求項6記載の発明のファクシミリ装置
は、セットされた複数ページの原稿が原稿自動送給機構
により最終ページから順次1枚ずつ送給され、当該送給
されてくる前記原稿の画像を所定の解像度で読み取る原
稿読取手段と、前記原稿読取手段で読み取った前記原稿
の画像データを一旦蓄積する画像データ記憶手段と、画
像を記録紙に記録出力する記録手段と、を備え、前記原
稿自動送給機構により最終ページから順次搬送されてく
る前記原稿の画像を前記原稿読取手段で順次読み取っ
て、全ての前記原稿の画像データを一旦前記画像データ
記憶手段に蓄積した後、前記画像データ記憶手段から当
該蓄積した複数ページの前記原稿の画像データを先頭ペ
ージから順次読み取って送信するメモリ送信機能と、前
記原稿自動送給機構により最終ページから順次搬送され
てくる前記原稿の画像を前記原稿読取手段で順次読み取
って、当該読み取った画像データを前記画像データ記憶
手段に蓄積することなく、順次直接送信する直接送信機
能と、を備えたファクシミリ装置において、所定の情報
を表示出力する表示手段と、前記メモリ送信と前記直接
送信とで送信する前記原稿のページが逆順序になる旨の
ページ順情報を前記表示手段に表示出力させる制御手段
と、を設けることにより、上記目的を達成している。
【0033】上記構成によれば、セットされた複数ペー
ジの原稿を最終ページから原稿自動送給機構により順次
読取手段に送給して、読取手段で読み取った原稿の画像
データを画像データ記憶手段に蓄積した後、先頭ページ
から順次送信するメモリ送信機能と、原稿自動送給機構
により最終ページから順次送給されてきた原稿を順次読
取手段で読み取って直接送信する直接送信機能と、を備
えたファクシミリ装置において、表示手段にメモリ送信
と直接送信とで、原稿のページ順が逆になる旨を表示す
ることができ、送信時に、メモリ送信と直接送信とで、
送信原稿のページの順番が逆になることをオペレータに
認識させることができる。その結果、ファクシミリ装置
の利用性を向上させることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0035】図1〜図10は、本発明のファクシミリ装
置の一実施の形態を示す図である。図1は、本発明のフ
ァクシミリ装置の一実施の形態を適用したファクシミリ
装置1を模式的に示した側面図であり、図4は、ファク
シミリ装置1の回路ブロック図である。
【0036】図1において、ファクシミリ装置1は、プ
ロッタ部2の上にスキャナ部3が配設され、スキャナ部
3は、その上部にADF(原稿自動送給装置)4を備え
ている。
【0037】ADF4は、原稿テーブル5、ADFロー
ラ6、分離ローラ7、原稿抑え板8原稿抑え板8内に収
納されたエンドレスの搬送ベルト9及び原稿トレイ10
等を備えており、原稿抑え板8は、スキャナ部3に開閉
可能に取り付けられている。ADF4は、原稿テーブル
5上に複数枚(ページ)の原稿11がその原稿面を上に
向けてセットされ、ADFローラ6と分離ローラ7によ
り、原稿テーブル5上の原稿11を最下段の原稿11、
すなわち、最終ページの原稿11から1枚ずつ分離し
て、原稿搬送路12上を原稿抑え板8の下方に搬送す
る。原稿抑え板8は、内蔵する搬送ベルト9が図外の駆
動機構により図1中矢印方向(反時計方向)に回転駆動
されることにより、搬送されてきた原稿11を搬送ベル
ト9によりスキャナ部3のコンタクトガラスに密接させ
つつコンタクトガラスの所定の読取位置にその原稿面を
コンタクトガラス側(スキャナ部3側)に向けてセット
する。その後、スキャナ部3により画像の読み取られた
原稿11は、搬送ベルト9により原稿トレイ10上に排
出・載置される。ADF4は、上記原稿11の搬送処理
を、原稿テーブル5上に載置された複数枚の原稿11に
ついて、最下段(最終ページ)の原稿11から順次同様
に行い、最後に、先頭ページの原稿11を搬送する。
【0038】スキャナ部(原稿読取手段)3は、図1に
は図示しないが、その上部にコンタクトガラスが配設さ
れており、コンタクトガラス上には、ADF4により搬
送されてきた原稿11や原稿抑え板8を開くことにより
載せられる原稿11がセットされる。スキャナ部3は、
コンタクトガラスの下方に読取部13が配設されてお
り、読取部13は、例えば、コンタクトガラス上の原稿
11に光を照射する光源、CCD(Charge Coupled Dev
ice )を利用した光電変換素子及び原稿11で反射され
た光を光電変換素子に導入するミラーやレンズ等で構成
された光学系を備えている。読取部13は、図1に破線
矢印で示すように、原稿11の搬送方向(副走査方向)
に移動して、コンタクトガラスの所定の読取位置にセッ
トされた原稿11の画像を所定の解像度で読み取って画
像データとして出力する。
【0039】プロッタ部(記録手段)2は、例えば、サ
ーマル素子を利用したサーマル記録装置あるいは電子写
真式記録装置等が用いられており、プロッタ部2は、受
信画像やスキャナ部3で読み取った原稿11の画像を記
録紙に記録出力するとともに、後述する送信エラーレポ
ート及びその他の情報を記録紙に記録出力する。プロッ
タ部2の側面には、記録紙トレイ14が取り付けられて
おり、プロッタ部2は、画像を記録した記録紙を記録紙
トレイ14上に排出・載置する。
【0040】上記ファクシミリ装置1には、図2及び図
3に示すような操作表示部15が設けられており、操作
表示部15には、ワンタッチダイヤルキー(図2及び図
3中A、B、Cの符号の付されているキー)16、送信
モード選択キー17、テンキー18、スタートキー1
9、ストップキー20、送信モード表示ランプ21a、
21b及びディスプレイ(表示手段)22等が設けられ
ている。
【0041】ワンタッチダイヤルキー16は、ワンタッ
チダイヤルキー16に対応して登録されている送信相手
先を指定して、当該登録されている相手先の電話番号を
メモリから読み出し、送信させるために使用され、送信
モード選択キー17は、ファクシミリ装置1が備えてい
るメモリ送信機能と直接送信機能を選択するのに使用さ
れる。この送信モード選択キー17により選択された送
信モードを送信モード表示ランプ21aと送信モード表
示ランプ21bのいずれかを点灯させることにより表示
する。図2では、送信モード表示ランプ21aが点灯し
て、送信モード選択キー17によりメモリ送信が選択さ
れていることを示しており、図3では、送信モード表示
ランプ21bが点灯して、送信モード選択キー17によ
り直接送信が選択されていることを示している。メモリ
送信機能と直接送信機能については、後述する。テンキ
ー18は、送信先電話番号の入力等に使用され、スター
トキー19は、送信開始やコピー開始等の各種動作を開
始させる際に使用される。ストップキー20は、各種動
作を停止させるのに使用される。ディスプレイ22に
は、操作キーから入力された命令内容やファクシミリ装
置1からオペレータに通知する各種情報が表示され、特
に、後述するメモリ送信時と直接送信時の送信原稿のペ
ージ順を図2及び図3に示すように表示される。すなわ
ち、図2では、メモリ送信が選択されて、メモリ送信で
は、送信原稿の画像データが先頭ページから最終ページ
へとページ順で送信されることを表示しており、図3で
は、直接送信が選択されて、直接送信では、送信原稿の
画像データが最終ページから先頭ページへと逆ページ順
で送信されることを表示している。
【0042】ファクシミリ装置1は、図4に示すよう
に、回路構成されており、上記プロッタ部2、スキャナ
部3及び操作表示部15の他に、制御部31、網制御部
32、メモリ33及び画像処理部34等を備えている。
上記各部は、バス35により接続されている。
【0043】制御部31は、CPU(Central Processi
ng Unit)、ROM(Read Only Memory )及びRAM
(Random Access Memory)等を備え、ROMには、ファ
クシミリ装置1の基本処理プログラム、後述する送信エ
ラーレポート出力処理プログラム及び送信ページ順表示
処理プログラム等の各種プログラムが格納されていると
ともに、これらの各処理プログラムを実行するのに必要
な各種データやシステムデータ等が格納されている。ま
た、ROMには、送信エラーレポート出力処理で使用す
る送信エラーレポートの基本フォーマットが格納されて
おり、制御部31のCPUは、この送信エラーレポート
のフォーマットに基づいて送信エラーレポートを作成し
て、プロッタ部2により記録出力させる。さらに、RO
Mには、送信エラーレポートに送信原稿の画像を記録出
力する際に、送信原稿の画像をページ毎に区切るための
区切り記号、例えば、罫線、その他の記号、例えば、
「〜」、「−」、「*」、「#」、「|」及び「=」等
が予めイメージデータとして格納されている。制御部3
1は、そのCPUが、ROM内のプログラムに基づいて
RAMをワークメモリとして利用しながらファクシミリ
装置1の各部を制御し、ファクシミリ装置1としての基
本処理を実行するとともに、後述する送信エラーレポー
ト出力処理及びページ順表示処理を実行する。
【0044】網制御部32は、回線、例えば、公衆電話
回線に接続されており、制御部31の制御下で動作し
て、回線からの発呼に対して自動着呼し、また、回線へ
の自動発呼処理を行う。また、網制御部32は、通信制
御部やモデム等を備え、その通信制御部により、相手フ
ァクシミリ装置との間でファクシミリ制御信号を交換
し、ファクシミリ通信手順を実行し、そのモデムによ
り、送信信号の変調及び受信信号の復調を行う。
【0045】メモリ(画像データ記憶手段)33は、R
AMやハードディスク等の読み/書き可能なメモリで構
成され、スキャナ部3で読み取った送信用の画像データ
や受信した画像データを記憶する。また、メモリ33
は、送信先電話番号や名称及び自己の電話番号や名称等
の各種管理情報を記憶する。制御部31は、スキャナ部
3で最終ページから順次読み取った原稿11の画像デー
タをメモリ33に順次蓄積させるとともに、メモリ33
に蓄積させた送信原稿11の画像データを先頭ページか
ら順次読み出して、送信させる。
【0046】画像処理部34は、ファクシミリ装置1で
必要な各種画像処理、特に、送信エラーレポートに付加
して記録する送信原稿11の画像データの縮小処理を行
い、例えば、操作表示部15の設定に応じて、主走査方
向と副走査方向の少なくとも一方を縮小処理する。画像
処理部34による画像の縮小方法は、何等限定されるも
のではなく、種々の方法、例えば、画素の間引きやライ
ンの間引き等により画像を縮小する。
【0047】また、画像処理部34は、符号化・復号化
部を備え、所定の符号化方式に従って画像データを符号
化し、また、符号化された画像データを復号化して、画
像データのメモリ33への蓄積の効率化や伝送時間の短
縮化を図っている。
【0048】次に、作用を説明する。ファクシミリ装置
1は、原稿テーブル5にセットされた複数枚の原稿11
をADF4により最終ページから順次スキャナ部3に送
給して、スキャナ部3で読み取った原稿の画像データを
メモリ33に全て蓄積した後、先頭ページから順次送信
するメモリ送信において、送信エラーが発生した際、送
信エラーレポートに先頭ページと最終ページの画像を記
録出力し、また、メモリ送信と直接送信でページ順序が
異なることを操作表示部15のディスプレイ22に表示
するところにその特徴がある。
【0049】以下、この送信ページ順表示処理及び送信
エラーレポート出力処理について、図5〜図10に基づ
いて説明する。
【0050】ファクシミリ装置1のオペレータは、複数
枚の原稿11を送信する際、原稿11をADF4の原稿
テーブル5にセットし、直接送信かメモリ送信かを操作
表示部15の送信モード選択キー17で選択して、送信
操作を行う。
【0051】そこで、ファクシミリ装置1の制御部31
は、待機状態において、図5に示すように、ADF5の
原稿テーブル5に原稿11がセットされたかどうかチェ
ックし(ステップS1)、原稿11がセットされると、
操作表示部15の送信モード選択キー17により直接送
信とメモリ送信のいずれが選択されているかをチェック
する(ステップS2)。なお、ステップS2でのチェッ
ク処理では、操作表示部15には今回の送信時の選択結
果だけでなく、前回の送信時での選択や初期設定で直接
送信とメモリ送信のいずれが選択されているかを、まず
チェックし、その後、操作表示部15の送信モード選択
キー17で直接送信とメモリ送信のいずれが選択される
かをチェックする。また、ADF5には、原稿テーブル
5に原稿11が有るかどうかを検出する原稿センサが設
けられており、制御部31は、この原稿センサからの検
出信号により、ステップS1での原稿11の有無の判断
を行う。
【0052】ステップS2で、メモリ送信が選択されて
いるときには、制御部31は、操作表示部15のディス
プレイ22に、メモリ送信時の送信原稿の送信ページ順
であるページ順送信を行う旨を、図2に示したように、
送信原稿のページを罫線で囲うとともに罫線で囲まれた
送信原稿をその送信ページの順序がページ順であること
を示すページ数を表示した内容として表示する(ステッ
プS3)。ステップS2で、直接送信が選択されている
ときには、制御部31は、操作表示部15のディスプレ
イ22に、直接送信時の送信原稿の送信ページ順である
逆ページ順送信を行う旨を、図3に示したように、送信
原稿のページを罫線で囲うとともに罫線で囲まれた送信
原稿をその送信ページの順序が逆ページ順であることを
示すページ数を表示した内容として表示する(ステップ
S4)。
【0053】したがって、オペレータは、操作表示部1
5のディスプレイ22に表示されるページ順序により、
送信原稿がどのようなページ順序で送信されるかを知る
ことができ、メモリ送信と直接送信の選択を容易に、か
つ、送信原稿の内容や目的等に応じて、適切に選択する
ことができる。その結果、ファクシミリ装置1の利用性
を向上させることができる。
【0054】その後、操作表示部15から送信先ファク
シミリ装置の電話番号がダイヤル入力され(ステップS
5)、スタートキー19が投入されると(ステップS
6)、制御部31は、指定された相手先に発呼して、相
手先から応答があるかチェックする(ステップS7)。
ステップS7で、相手先からの応答があると、制御部3
1は、所定のファクシミリ制御手順に従ってプロトコル
を交換し、トレーニングを行って、成功すると(ステッ
プS8)、画像データの送信(データ伝送)を行う(ス
テップS9)。
【0055】制御部31は、全ての画像データの送信が
正常に行われたかチェックし(ステップS10)、正常
に送信が行われると、送信処理を終わらせる終了処理を
行って、ステップS1に戻る(ステップS11)。
【0056】上記ステップS7で相手先からの応答がな
かったとき及びステップS10で何等かの理由(例え
ば、回線状況が悪いためや途中で相手先のファクシミリ
装置の電源が断になったため等の理由)により正常に送
信原稿11の全てのページの画像データを送信できなか
ったときには、制御部31は、送信エラーレポートの出
力処理を行った後(ステップS12)、送信処理を終わ
らせる終了処理を行って、ステップS1に戻る(ステッ
プS11)。
【0057】この送信エラーレポート出力処理では、制
御部31は、操作表示部15の選択に応じて、種々の形
態の送信エラーレポートの出力を行う。
【0058】すなわち、ステップS2で、メモリ送信が
選択されているときには、制御部31は、正常に送信を
行うことができなかった場合、制御部31のROM内に
格納されている送信エラーレポートのフォーマットを読
み出して、メモリ33内に格納されている送信原稿の先
頭ページと最終ページの画像データを読み出し、所定の
エラー情報とともに、この先頭ページと最終ページの画
像をプロッタ部2により送信エラーレポートに記録出力
させる。この場合、制御部31は、先頭ページと最終ペ
ージの画像をそのまま送信エラーレポートに記録出力さ
せてもよいが、送信エラーレポートのページ数を削減す
るために、図6に示すように、先頭ページと最終ページ
の画像を画像処理部34で所定の縮小倍率で縮小させ
て、1ページの送信エラーレポート40にエラー情報と
先頭ページ及び最終ページの画像を記録出力させてもよ
い。図6では、送信エラーレポート40には、エラー情
報として、送信画像データのメモリ33内での原稿番号
(図6では、FILE 9999と記載。)、原稿ペー
ジ数(図6では、3枚)、送信時刻(図6では、時刻1
2:00:00AM)、送信先(図6では、ダイヤル
0123−45−6789)、送信できなかった理由
(図6では、エラー内容 応答無し)が記録出力され、
先頭ページと最終ページのそれぞれ1ページ分の画像が
縮小して、記録出力されている。なお、図6中、○○
は、ファクシミリ送信の宛先人(相手先)の氏名を示し
ており、△△は、ファクシミリ送信の差出人の氏名を示
している。したがって、先頭ページと最終ページの画像
を記録出力するので、宛て先や差出人を容易に確認する
ことができ、送信エラーの発生した原稿11を容易に確
認することができる。その結果、再送信操作等を適切に
行うことができる。
【0059】また、図6では、罫線を利用して、先頭ペ
ージと最終ページの画像を囲っているので、先頭ページ
と最終ページの画像の視認性を向上させることができ
る。さらに、先頭ページと最終ページの画像の上部に当
該画像のページ数を「P.1/3」、「P.3/3」と
記録出力している。したがって、どのページが記録出力
され、総ページ数が何ページであるかを、より一層適切
に確認することができる。
【0060】なお、先頭ページと最終ページの画像を囲
う記号は、上述のように、罫線に限るものではなく、例
えば、図7に示すように、送信エラーレポート41に記
録出力する先頭ページと最終ページを、「*」記号、
「−」記号及び「|」記号等を用いて囲ってもよい。
【0061】さらに、送信エラーレポートに記録出力す
る先頭ページと最終ページの画像は、1ページ分ずつの
画像を記録出力するものに限るものではなく、例えば、
図8に示すように、送信エラーレポート42に記録出力
する画像として、先頭ページの先端部分の画像と最終ペ
ージの後端部分の画像を、等倍の大きさの画像で記録出
力してもよい。したがって、等倍で先頭ページと最終ペ
ージの画像を記録出力するので、宛て先や差出人を容易
に確認することができ、送信エラーの発生した原稿を容
易に確認することができる。その結果、再送信操作等を
適切に行うことができる。また、この場合、図8に示す
ように、先頭ページの画像の上側と両側及び最終ページ
の画像の下側と両側を罫線で囲い、先頭ページの画像の
下側と最終ページの画像の上側を2点鎖線で囲ってい
る。したがって、先頭ページの画像の先端部分と最終ペ
ージの画像の後端部分のみが記録出力されていることを
容易に把握することができる。
【0062】この場合、先頭ページの画像と最終ページ
の画像の区切りを示す方法は、図8に示したものに限る
ものではなく、例えば、図9に示す送信エラーレポート
43のように、先頭ページの画像と最終ページの画像の
周囲を囲うことなく、先頭ページの画像と最終ページの
画像の境目に、所定の記号による線、例えば、記号
「−」により線を引いてもよい。このようにすると、先
頭ページの画像と最終ページの画像を区切ることができ
るとともに、簡単に送信エラーレポート43を記録出力
することができる。
【0063】また、図8及び図9では、先頭ページの先
端部分の画像と最終ページの後端部分の画像を送信エラ
ーレポート42や送信エラーレポート43に記録出力し
ているが、記録出力させるページの画像の部分として
は、先頭ページの先端部分と最終ページの後端部分に限
るものではなく、相手先や差出人を適切に記録出力させ
ることのできる部分を適宜操作表示部15のキー操作に
より選択するようにしてもよい。
【0064】さらに、送信エラーレポートに記録出力す
る先頭ページの画像と最終ページの画像は、各ページの
一部分に限るものではなく、例えば、図10に示すよう
に、送信エラーレポート44に、先頭ページの先端部分
と後端部分の画像及び最終ページの先端部分と後端部分
の画像を、例えば、等倍で記録出力するようにしてもよ
い。このようにすると、先頭ページと最終ページのより
多くの情報を記録出力することができ、送信エラーの発
生した原稿をより一層確実に特定することができる。そ
の結果、再送信操作等をより一層容易に、かつ、迅速に
行うことができる。
【0065】また、上記図5のステップS2で、直接送
信が選択されているときには、制御部31は、送信エラ
ーの発生した送信原稿11は、ADF4の原稿テーブル
5に残っているので、送信エラーレポートには、送信エ
ラーの発生した送信原稿11を送信エラーレポートに記
録出力することなく、エラー情報のみを記録出力させ
る。
【0066】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0067】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ装置
によれば、セットされた複数ページの原稿を最終ページ
から原稿自動送給機構により順次読取手段に送給して、
読取手段で読み取った原稿の画像データを画像データ記
憶手段に蓄積した後、先頭ページから順次送信するメモ
リ送信において、送信エラーが発生した際、送信エラー
レポートに先頭ページと最終ページの画像を記録出力す
ることができ、通常、相手先や差出人が先頭ページある
いは最終ページに記載されるため、送信エラーレポート
のページ数を削減しつつ、差出人や相手先及び送信原稿
の内容を記録出力される画像により確認して、送信エラ
ーの発生した送信原稿を確実に特定することができる。
その結果、再送信を適切に、かつ、容易に行うことがで
き、ファクシミリ装置の利用性を向上させることができ
る。
【0068】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、メモリ送信において、送信エラーが発生した
際、送信エラーレポートに先頭ページと最終ページの画
像を縮小して記録出力することができ、通常、相手先や
差出人が先頭ページあるいは最終ページに記載されの
で、送信エラーレポートのページ数をより一層削減しつ
つ、差出人や相手先及び送信原稿の内容を記録出力され
る画像により確認することができ、送信エラーの発生し
た送信原稿を確実に特定することができる。その結果、
送信エラーレポートのページ数を削減することができる
とともに、再送信を適切に、かつ、容易に行うことがで
き、ファクシミリ装置の利用性を向上させることができ
る。
【0069】請求項3記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、送信エラーレポートに先頭ページの一部の画像
と最終ページの一部の画像を記録出力することができ、
送信エラーレポートのページ数をより一層削減しつつ、
差出人や相手先及び送信原稿の内容を記録出力される画
像により確認して、送信エラーの発生した送信原稿を確
実に特定することができる。その結果、ランニングコス
トを安価なものとすることができるとともに、再送信を
適切に、かつ、容易に行うことができ、ファクシミリ装
置の利用性を向上させることができる。
【0070】請求項4記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、送信エラーレポートに先頭ページの画像と最終
ページの画像をページの区切りを示す所定の画像を付加
して記録出力することができ、送信エラーレポートのペ
ージ数を削減しつつページの区切りを明確にして、差出
人や相手先及び送信原稿の内容を記録出力される画像に
より確認することができる。したがって、送信エラーの
発生した送信原稿をより一層確実、かつ、容易に特定す
ることができ、再送信を適切に、かつ、容易に行うこと
ができる。その結果、ファクシミリ装置の利用性をより
一層向上させることができる。
【0071】請求項5記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、送信エラーレポートに先頭ページの画像と最終
ページの画像をそのページ数とともに記録出力すること
ができ、送信エラーレポートのページ数を削減しつつ、
送信原稿をより一層確実に特定することができる。その
結果、再送信を適切に、かつ、容易に行うことができ、
ファクシミリ装置の利用性をより一層向上させることが
できる。
【0072】請求項6記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、セットされた複数ページの原稿を最終ページか
ら原稿自動送給機構により順次読取手段に送給して、読
取手段で読み取った原稿の画像データを画像データ記憶
手段に蓄積した後、先頭ページから順次送信するメモリ
送信機能と、原稿自動送給機構により最終ページから順
次送給されてきた原稿を順次読取手段で読み取って直接
送信する直接送信機能と、を備えたファクシミリ装置に
おいて、表示手段にメモリ送信と直接送信とで、原稿の
ページ順が逆になる旨を表示することができ、送信時
に、メモリ送信と直接送信とで、送信原稿のページの順
番が逆になることをオペレータに認識させることができ
る。その結果、ファクシミリ装置の利用性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の一実施の形態を適
用したファクシミリ装置を模式的に示した側面図。
【図2】図1のファクシミリ装置のメモリ送信が選択さ
れているときの操作表示部の上面図。
【図3】図1のファクシミリ装置の直接送信が選択され
ているときの操作表示部の部分拡大上面図。
【図4】図1のファクシミリ装置の回路ブロック図。
【図5】図1のファクシミリ装置による送信ページ順表
示処理及び送信エラーレポート出力処理を示すフローチ
ャート。
【図6】先頭ページと最終ページの全ての画像を縮小し
て記録出力する送信エラーレポートの一例を示す図。
【図7】先頭ページと最終ページの全ての画像を縮小し
て記録出力する送信エラーレポートの他の例を示す図。
【図8】先頭ページの先端部分の画像と最終ページの後
端部分の画像を記録出力する送信エラーレポートの一例
を示す図。
【図9】先頭ページの先端部分の画像と最終ページの後
端部分の画像を記録出力する送信エラーレポートの他の
例を示す図。
【図10】先頭ページの先端部分と後端部分の画像及び
最終ページの先端部分と後端部分の画像を記録出力する
送信エラーレポートの一例を示す図。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 プロッタ部 3 スキャナ部 4 ADF 5 原稿テーブル 6 ADFローラ 7 分離ローラ 8 原稿抑え板 9 搬送ベルト 10 原稿トレイ 11 原稿 12 原稿搬送路 13 読取部 14 記録紙トレイ 15 操作表示部 16 ワンタッチダイヤルキー 17 送信モード選択キー 18 テンキー 19 スタートキー 20 ストップキー 21a、21b 送信モード表示ランプ 31 制御部 32 網制御部 33 メモリ 34 画像処理部 35 バス 40、41、42、43、44 送信エラーレポート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セットされた複数ページの原稿が原稿自動
    送給機構により最終ページから順次1枚ずつ送給され、
    当該送給されてくる前記原稿の画像を所定の解像度で読
    み取る原稿読取手段と、前記原稿読取手段で読み取った
    前記原稿の画像データを一旦蓄積する画像データ記憶手
    段と、画像を記録紙に記録出力する記録手段と、を備
    え、前記原稿自動送給機構により最終ページから順次搬
    送されてくる前記原稿の画像を前記原稿読取手段で順次
    読み取って、全ての前記原稿の画像データを一旦前記画
    像データ記憶手段に蓄積した後、前記画像データ記憶手
    段から当該蓄積した複数ページの前記原稿の画像データ
    を先頭ページから順次読み取って送信するメモリ送信機
    能と、前記原稿自動送給機構により最終ページから順次
    搬送されてくる前記原稿の画像を前記原稿読取手段で順
    次読み取って、当該読み取った画像データを前記画像デ
    ータ記憶手段に蓄積することなく、順次直接送信する直
    接送信機能と、を備えたファクシミリ装置において、 前記メモリ送信時に、送信エラーが発生すると、当該送
    信エラーが発生した旨の所定のエラー情報と、前記画像
    データ記憶手段に蓄積した当該原稿の先頭ページと最終
    ページの画像と、を前記記録手段により記録紙に送信エ
    ラーレポートとして記録出力させる制御手段を設けたこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】前記ファクシミリ装置は、前記画像データ
    をその主走査方向と副走査方向の少なくとも一方を縮小
    する縮小手段をさらに備え、前記制御手段は、前記送信
    エラーレポート出力時、前記送信エラーレポートに記録
    出力させる前記画像データを前記縮小手段により縮小さ
    せた後、前記送信エラーレポートに記録出力させること
    を特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記送信エラーレポート
    出力時、前記原稿の先頭ページの画像の一部と最終ペー
    ジの画像の一部を前記送信エラーレポートに記録出力さ
    せることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    ファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】前記ファクシミリ装置は、前記送信エラー
    レポートに記録出力する画像に、各ページの区切りを示
    す罫線等の所定の区切り画像を付加する画像処理手段を
    さらに備え、前記制御手段は、前記送信エラーレポート
    出力時、前記送信エラーレポートに記録出力させる前記
    画像に前記画像処理手段により前記区切り画像を付加さ
    せた後、前記送信エラーレポートに記録出力させること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の
    ファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】前記ファクシミリ装置は、前記画像データ
    記憶手段に記憶されている前記画像データのページ数を
    前記送信エラーレポートに記録出力する前記画像に付加
    する画像処理手段をさらに備え、前記制御手段は、前記
    送信エラーレポート出力時、前記送信エラーレポートに
    記録出力する前記原稿の画像に当該原稿のページを前記
    画像処理手段により付加させて、前記送信エラーレポー
    トに記録出力させることを特徴とする請求項1から請求
    項4のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】セットされた複数ページの原稿が原稿自動
    送給機構により最終ページから順次1枚ずつ送給され、
    当該送給されてくる前記原稿の画像を所定の解像度で読
    み取る原稿読取手段と、前記原稿読取手段で読み取った
    前記原稿の画像データを一旦蓄積する画像データ記憶手
    段と、画像を記録紙に記録出力する記録手段と、を備
    え、前記原稿自動送給機構により最終ページから順次搬
    送されてくる前記原稿の画像を前記原稿読取手段で順次
    読み取って、全ての前記原稿の画像データを一旦前記画
    像データ記憶手段に蓄積した後、前記画像データ記憶手
    段から当該蓄積した複数ページの前記原稿の画像データ
    を先頭ページから順次読み取って送信するメモリ送信機
    能と、前記原稿自動送給機構により最終ページから順次
    搬送されてくる前記原稿の画像を前記原稿読取手段で順
    次読み取って、当該読み取った画像データを前記画像デ
    ータ記憶手段に蓄積することなく、順次直接送信する直
    接送信機能と、を備えたファクシミリ装置において、 所定の情報を表示出力する表示手段と、前記メモリ送信
    と前記直接送信とで送信する前記原稿のページが逆順序
    になる旨のページ順情報を前記表示手段に表示出力させ
    る制御手段と、を設けたことを特徴とするファクシミリ
    装置。
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