JPH04325988A - 記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、一度記録した情報の一
部を変更して再記録する機能を持つデジタルオーディオ
テープレコーダ（Ｄｉｇｉｔａｌ　ＡｕｄｉｏＴａｐｅ
　ｒｅｃｏｒｄｅｒ　；以下、ＤＡＴと略称する）など
の記録再生装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の記録再生装置の１つとして、音声
信号をデジタル信号に変換して磁気テープに記録し、ま
た磁気テープに記録されたデジタル信号を音声信号に変
換して再生するようにしたＤＡＴが周知である。

【０００３】このＤＡＴの場合、音声信号をデジタル信
号に変換して磁気テープに記録する際に、パリティなど
の誤り訂正のための情報を同時に記録するこができるの
で、記録情報の一部に欠落が生じてもその修復が可能で
あり、したがって原音を忠実に再生できるばかりでなく
、きわめて雑音の少ない音声の再生が可能である。

【０００４】ところで、上述した従来のＤＡＴの中には
、その動作態様として２種類の音声信号を個別に記録す
る２チャネルを磁気テープに設定するようにした２チャ
ネルモードと、４種類の音声信号を個別に記録する４チ
ャネルを磁気テープに設定するようにした４チャネルモ
ードとを選択できるようにしたものがある。

【０００５】そのうち、２チャネルモードでは、聴取者
に対して前方左側および前方右側に配置される２つのス
ピーカに対応する２種類の音声信号が磁気テープに記録
され、４チャネルモードでは、聴取者に対して前方左側
、前方右側、後方左側および後方右側に配置される４つ
のスピーカに対応する４種類の音声信号が記録される。

【０００６】また、上記４チャネルモードの場合に、そ
のうちの２チャネルに音声信号を、残りの２チャネルに
は静止画映像信号をそれぞれ記録して、１つの磁気テー
プから音声信号と映像信号とを同時に再生するようにし
た方式のものも従来から知られている。

【０００７】この方式の場合、磁気テープには４チャネ
ル分の記録領域が設定され、そのうちの２チャネル分に
静止画映像信号が、また残りの２チャネル分に音声信号
が同時に記録される。

【０００８】ところが、このように映像信号と音声信号
とを同時記録する方式では、たとえば映像信号の一部だ
けを記録し直したり、音声信号の一部だけを記録し直す
といったアフタレコード（以下、アフレコとも呼ぶ）が
行えない。

【０００９】そこで、これに代わるものとして、磁気テ
ープに２チャネル分の記録領域を設定し、１画面分の静
止画映像信号と、これに対応するたとえばナレーション
などの音声信号とを磁気テープの１区画に前後して記録
し、再生時にはこれらの静止画映像信号と音声信号とが
対になって再生されるようにしたアフレコの可能な方式
のＤＡＴが提案されている。

【００１０】図４は、その方式のＤＡＴの構成を概略的
に示すブロック図である。このＤＡＴでは、１画面分の
静止画映像信号をそれぞれ記憶するたとえば２つのメモ
リ２４，２５が用意される。記録時に、入力端子ＴＶＩ
に入力される映像信号はアナログ−デジタル変換（以下
、Ａ／Ｄ変換と呼ぶ）回路２８によってデジタル信号に
変換され、その１画面分のデジタル映像信号は磁気テー
プ３２に記録される前にデータバス２７を経て、一旦、
２つのメモリ２４，２５のうちの１つに一定時間（以下
、第１の時間と呼ぶ）をかけて順次的に書込まれる。

【００１１】ついで第１の時間よりも十分長い一定時間
（以下、第２の時間と呼ぶ）をかけて上記メモリから映
像信号が読出され、データバス２７を経て記録信号処理
回路２３で変調や誤り訂正符号の付加などの処理を受け
た後、ヘッドアンプ回路２２を経て回転ドラム２１の図
示しない磁気ヘッドによって磁気テープ３２に記録され
る。

【００１２】このとき、映像信号と並行して入力端子Ｔ
ＡＩに入力される音声信号は、Ａ／Ｄ変換回路２９によ
ってデジタル信号に変換され、そのデジタル音声信号は
磁気テープ３２に記録される前にデータバス２７を経て
、一旦、映像信号の書込みに使用されていない残りのメ
モリに第２の時間をかけて順次的に書込まれ、書込み完
了後、映像信号と同じ第２の時間をかけて上記メモリか
ら読出され、データバス２７を経て記録信号処理回路２
３で変調や誤り訂正符号の付加などの処理を受けた後、
ヘッドアンプ回路２２を経て回転ドラム２１の磁気ヘッ
ドによって磁気テープ３２に記録される。

【００１３】これによって、磁気テープ３２には、１画
面分の静止画映像信号と、これに対応するたとえばナレ
ーションなどの音声信号とが対となって、１区画内に前
後して記録される。すなわち、その１区画の前半の記録
領域には静止画映像信号が記録され、後半の記録領域に
は音声信号が記録される。

【００１４】一方、再生時には、磁気テープ３２から回
転ドラム２１の磁気ヘッドによって読取られる１画面分
の映像信号は、ヘッドアンプ回路２２で増幅され再生信
号処理回路２６で復調や誤り訂正などの処理を受けた後
データバス２７を経て、一旦、第２の時間をかけて上記
メモリの１つに順次的に書込まれ、書込み完了後、その
メモリから第１の時間をかけて１画面分の映像信号が読
出され、データバス２７を経てデジタル−アナログ変換
（以下、Ｄ／Ａ変換と呼ぶ）回路３０によってアナログ
信号に変換され出力端子ＴＶＯに導出される。

【００１５】このとき、映像信号についで磁気テープ３
２から読取られる音声信号は、ヘッドアンプ回路２２で
増幅され再生信号処理回路２６で復調や誤り訂正などの
処理を受け、第２の時間をかけてＤ／Ａ変換回路３１で
アナログ信号に変換され出力端子ＴＡＯに導出される。

【００１６】これによって、１画面分の静止画映像信号
と、これに対応する音声信号とが同時に再生される。

【００１７】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のＤＡＴにおいて、記録済みの映像信号や音声信号を
磁気テープ３２の別の記録領域に記録する複写機能を持
たせようようとする場合、音声信号については複写が容
易に行えないという問題点を有する。

【００１８】すなわち、記録済みの映像信号を別の映像
信号の記録領域に複写する場合には、再生動作によって
磁気テープ３２から読取った映像信号を、再生信号処理
回路２６からデータバス２７を経て、一旦、メモリ２４
，２５のいずれかに書込み、次に記録動作によってメモ
リから映像信号を読出し、データバス２７、記録信号処
理回路２３、ヘッドアンプ回路２２および回転ドラム２
１を経て磁気テープ３２の所望の映像信号記録領域に記
録できるけれども、音声信号については再生動作におい
て、一旦、メモリ２４，２５に書込むことがないので、
再生した音声信号をそのまま磁気テープ３２の所望の音
声信号記録領域に記録することができない。

【００１９】したがって、本発明の目的は、磁気テープ
に記録済みの映像信号および音声信号を磁気テープの別
の記録領域に容易に複写できる記録再生装置を提供する
ことである。

【００２０】

【課題を解決するための手段】本発明は、記録時に、単
位時間の映像信号を記憶できる複数の記憶手段のうちの
少なくとも１つに単位時間の映像信号を第１の時間をか
けて順次的に書込み、この記憶手段の記憶内容を第２の
時間をかけて読出して磁気テープに記録し、これと並行
して映像信号の書込まれていない残余の記憶手段の１つ
に映像信号に対応する音声信号を第２の時間をかけて順
次的に書込み、この記録手段の記憶内容を第２の時間を
かけて読出して磁気テープに記録することによって、単
位時間の映像信号とこれに対応する音声信号とを磁気テ
ープの１区画に前後して記録し、再生時に、磁気テープ
から読取られる映像信号および音声信号のうち、少なく
とも単位時間の映像信号を第２の時間をかけて順次的に
前記複数の記憶手段に書込み、単位時間の映像信号の書
込みが完了した記憶手段ごとに第１の時間をかけて映像
信号を読出して再生することによって、映像信号の再生
に並行して対応する音声信号を再生するようにした記録
再生機能とを備えた記録再生装置において、再生動作に
よって磁気テープから指定した単位時間の映像信号を読
取って前記記憶手段の１つに書込む手段と、再生動作に
よって磁気テープから指定した映像信号に対応する音声
信号を、前記複数の記憶手段のうち前記映像信号が書込
まれていない残余の記憶手段の１つに書込む手段と、映
像信号が書込まれている記憶手段から映像信号を読出し
て、磁気テープの指定された映像信号記録領域に記録す
る映像信号記録手段と、音声信号が書込まれている記憶
手段から音声信号を読出して、磁気テープの指定された
前記映像信号記録領域とで１区画をなす音声信号記録領
域に記録する音声信号記録手段とを備えたことを特徴と
する記録再生装置である。

【００２１】

【作用】本発明に従えば、再生動作によって指定された
単位時間の映像信号とこれに対応する音声信号を読取り
、映像信号は複数の記憶手段の１つに、音声信号は残余
の記憶手段の１つにそれぞれ書込み、次に記録動作によ
って記憶手段の１つから映像信号を読出して磁気テープ
の指定された映像信号記録領域に、また記憶手段の他の
１つから音声信号を読出して磁気テープの前記指定され
た映像信号記録領域に対応する音声信号記録領域にそれ
ぞれ記録することによって、磁気テープ上の指定された
記録領域に、磁気テープ上の別の記録領域に記録されて
いた映像信号とこれに対応する音声信号とを複写できる
。

【００２２】

【実施例】図１は、本発明の一実施例である記録再生装
置の概略的な構成を示すブロック図である。この記録再
生装置は、磁気テープ１２に２チャネル分の記録領域を
設定し、１画面分の静止画映像信号と、これに対応する
たとえばナレーションなどの音声信号とを磁気テープの
１区画に前後して記録し、再生時にはこれらの静止画映
像信号と音声信号が対になって再生されるようにしたア
フレコの可能な方式のＤＡＴであって、記録再生機能に
ついては図４に示した従来のＤＡＴの場合と同様である
。

【００２３】入力端子ＴＶｉは静止画映像信号を入力す
るための端子であり、入力端子ＴＡｉはその静止画映像
信号に対応するたとえばナレーションなどの音声信号を
入力するための端子である。これらの入力端子ＴＶｉ，
ＴＡｉはそれぞれ対応するＡ／Ｄ変換回路８，９に接続
されている。

【００２４】Ａ／Ｄ変換回路８は、入力端子ＴＶｉから
入力された映像信号をデジタル映像信号に変換する機能
を持ち、変換されたデジタル映像信号はデータバス７に
導出される。

【００２５】また、Ａ／Ｄ変換回路９は、入力端子ＴＡ
ｉから入力された音声信号をデジタル音声信号に変換す
る機能を持ち、変換されたデジタル音声信号はデータバ
ス７に導出される。

【００２６】上記データバス７には２つのメモリ４，５
が接続されている。これらのメモリ４，５はＡ／Ｄ変換
回路８から出力される映像信号の１画面分つまり１フィ
ールド分のデータを記憶できるだけの容量を持つ。記録
動作時に、それらのメモリ４，５のうちの１つには、Ａ
／Ｄ変換回路８から出力される１画面分のデジタル映像
信号が第１の時間をかけて書込まれる。この場合の１画
面分のデジタル映像信号の書込み時間つまり第１の時間
は、その１画面分の映像信号の入力所要時間である１／
６０ｓｅｃとされる。

【００２７】また、映像信号の記憶に使用されない他の
１つのメモリには、Ａ／Ｄ変換回路９から出力されるデ
ジタル音声信号が、上記第１の時間よりも十分長い第２
の時間をかけて書込まれる。

【００２８】上記データバス７には別に記録信号処理回
路３が接続されている。この記録信号処理回路３は、メ
モリ４，５から読出され、データバス７を経て入力され
るデジタル映像信号やデジタル音声信号に変調を施す変
調機能や、入力されるデジタル信号に対して誤り訂正そ
の他の副情報を付加する副情報付加機能などを持つ。メ
モリ４，５の１つから１画面分の映像信号を読出すのに
第２の時間がかけられ、またメモリ４，５の他の１つか
ら対応する音声信号を読出すときも第２の時間がかけら
れる。

【００２９】ヘッドアンプ回路２は、記録信号処理回路
３から出力される信号に応じて次段の回転ドラム１の図
示しない磁気ヘッドに記録電流を流し、また再生時に、
回転ドラム１の磁気ヘッドによって磁気テープ１２から
読取られた信号を増幅して後述する再生信号処理回路６
に与える機能を持つ。

【００３０】上記再生信号処理回路６は、磁気テープ１
２から読取られた信号を復調する復調機能や、読取られ
た副情報から誤り訂正などの処理を行う処理機能とを持
ち、その出力端子はデータバス７に接続されている。

【００３１】再生動作において、再生信号処理回路６か
ら出力されるデジタル映像信号はデータバス７を経てメ
モリ４，５の１つに書込まれる。このとき１画面分の映
像信号をメモリに書込むのに、第２の時間がかけられる
。

【００３２】また、再生動作でも、磁気テープ１２の記
録信号を単に再生するだけの動作の場合、再生信号処理
回路６から出力される音声信号はデータバス７を経てＤ
／Ａ変換回路１１に与えられる。

【００３３】これに対して、磁気テープ１２に記録され
ている信号を同じ磁気テープ１２の別の記録領域に記録
するアフレコのための再生動作では、再生信号処理回路
６から出力されるデジタル音声信号はデータバス７を経
て、メモリ４，５のうち映像信号の書込まれていない１
つに書込まれる。１画面分の映像信号に対応する音声信
号の再生には第２の時間がかけられる。

【００３４】メモリ４，５の１つに書込まれた１画面分
の映像信号は、通常の再生動作では第１の時間をかけて
読出され、データバス７を経てＤ／Ａ変換回路１０に与
えられる。これに対して、アフレコの場合には、記録動
作の場合と同様に第２の時間をかけて読出され、データ
バス７を経て記録信号処理回路３に与えられる。

【００３５】Ｄ／Ａ変換回路１０は、入力されてきたデ
ジタル映像信号をアナログ映像信号に変換して出力端子
ＴＶｏに出力する機能を持つ。また、Ｄ／Ａ変換回路１
１は、入力されてきたデジタル音声信号をアナログ音声
信号に変換して出力端子ＴＡｏに出力する機能を持つ。

【００３６】図２は、上記ＤＡＴによって磁気テープ１
２に記録された信号を同じ磁気テープ１２の別の記録領
域にアフレコする場合の動作を示す概念図であり、図３
はそのアフレコ動作を示すフローチャートである。

【００３７】次に、上記ＤＡＴの記録および再生の各動
作を説明する。

【００３８】記　　録 入力端子ＴＶｉに入力される静止画映像信号はＡ／Ｄ変
換回路８によってデジタル映像信号に変換され、その１
画面分のデジタル映像信号はデータバス７を経て、一旦
、２つのメモリ４，５のうちの１つに第１の時間をかけ
て順次的に書込まれる。

【００３９】ついで、第１の時間よりも十分長い第２の
時間をかけて上記メモリからデジタル映像信号が読出さ
れ、データバス７を経て記録信号処理回路３で変調や誤
り訂正符号の付加などの処理を受けた後、ヘッドアンプ
回路２を経て回転ドラム１の図示しない磁気ヘッドによ
って磁気テープ１２に記録される。

【００４０】このとき、静止画映像信号と並行して、そ
の静止画に対応するナレーションなどの音声信号が入力
端子ＴＡｉに入力される。その音声信号はＡ／Ｄ変換回
路９によってデジタル音声信号に変換され、そのデジタ
ル音声信号もデータバス７を経て、一旦、映像信号の書
込みに使用されていない残りのメモリに第２の時間をか
けて順次的に書込まれ、書込み完了後、映像信号と同じ
第２の時間をかけて上記メモリから読出される。

【００４１】読出されたデジタル音声信号は、データバ
ス７を経て、記録信号処理回路３で変調や誤り訂正符号
の付加などの処理を受けた後、ヘッドアンプ回路２を経
て回転ドラム１の磁気ヘッドによって磁気テープ１２に
記録される。

【００４２】これによって、磁気テープ１２には、図２
に示すように、たとえば１画面分の静止画映像信号Ｖ１
と、これに対応するたとえばナレーションなどの音声信
号Ａ１とが対となって、１区画Ｒ１内に前後して記録さ
れる。すなわち、その１区画Ｒ１の前半の記録領域には
静止画映像信号Ｖ１が記録され、後半の記録領域には音
声信号Ａ１が記録される。

【００４３】再　　生 一方、再生時には、磁気テープ１２から回転ドラム１の
磁気ヘッドによって読取られる１画面分のデジタル映像
信号は、ヘッドアンプ回路２で増幅され再生信号処理回
路６で復調や誤り訂正などの処理を受けデータバス７を
経て、一旦、第２の時間をかけて上記メモリ４，５の１
つに順次的に書込まれる。書込み完了後、そのメモリか
ら第１の時間をかけて１画面分のデジタル映像信号が読
出される。読出されたデジタル映像信号は、データバス
７を経てＤ／Ａ変換回路１０によってアナログ映像信号
に変換され出力端子ＴＶｏに導出される。

【００４４】このとき、デジタル映像信号についで磁気
テープ１２から読取られるデジタル音声信号は、ヘッド
アンプ回路２で増幅され再生信号処理回路６で復調や誤
り訂正などの処理を受けデータバス７を経て、第２の時
間をかけてＤ／Ａ変換回路３１でアナログ信号に変換さ
れ出力端子ＴＡｏに導出される。

【００４５】これによって、１画面分の静止画映像信号
と、これに対応する音声信号とが同時に再生され、一定
時間毎に変化する静止画の表示が、たとえばＣＲＴ（陰
極線管）などの表示装置によって行われると共に、各静
止画ごとに対応するナレーションなどの音声がスピーカ
によって再生される。

【００４６】次に、図２および図３を参照して、磁気テ
ープ１２の区画Ｒ１の記録領域に記録された第１の静止
画映像信号Ｖ１およびこれに対応する第１の音声信号Ａ
１を、第２の静止画映像信号Ｖ２およびこれに対応する
第２の音声信号Ａ２が記録されている同じ磁気テープ１
２の別の区画Ｒ２の記録領域に再記録する場合のアフレ
コ動作（区画Ｒ２に信号が記録されていない場合は、複
写動作という）を説明する。

【００４７】まず、ステップｓ１によるアフレコ動作の
開始についで、ステップｓ２では磁気テープ１２におけ
る区画Ｒ１の先頭位置がサーチされる。このサーチは、
通常の記録動作時に磁気テープ１２のサブコード記録領
域に、各区画に対応付けて記録されている副情報を検出
することによって行われる。

【００４８】目標とする区画Ｒ１の先頭位置が検出され
ると、その区画Ｒ１の前半に記録されている１画面分の
第１の静止画映像信号Ｖ１が、再生動作によって次のス
テップｓ３において読出され、読出された映像信号Ｖ１
はステップｓ４においてメモリ４，５の１つに書込まれ
る。

【００４９】ついで、ステップｓ５において、区画Ｒ１
の後半に記録されている第１の音声信号Ａ１が再生動作
によって読出され、読出された音声信号Ａ１はステップ
ｓ６においてメモリ４，５の他の１つに書込まれる。

【００５０】次に、以上のようにして再生した信号を再
記録すべき磁気テープ１２上の別の区画Ｒ２の先頭位置
が、ステップｓ７においてサーチされる。

【００５１】目標とする区画Ｒ２の先頭位置が検出され
ると、ステップｓ８においてメモリ４，５の１つから１
画面分の映像信号Ｖ１が読出され、その映像信号Ｖ１は
ステップｓ９において記録動作によって区画Ｒ２の前半
の第２の映像信号Ｖ２の記録領域の上に再記録される。

【００５２】ついで、ステップｓ１０においてメモリ４
，５の他の１つから音声信号Ａ１が読出され、その音声
信号Ａ１はステップｓ１１において記録動作によって区
画Ｒ２の後半の第２の音声信号Ａ２の記録領域の上に再
記録される。

【００５３】ついでステップｓ１２においてアフレコ動
作を終了すべきか否かの判断がなされ、継続すると判断
された場合には、ステップｓ２に戻って、別の記録信号
のアフレコが同様に繰返される。ステップｓ１２におい
て、アフレコ動作を終了すると判断された場合には、ス
テップｓ１３に処理が移行して、ここでアフレコの全処
理は完了する。

【００５４】

【発明の効果】以上のように本発明の記録再生装置によ
れば、指定された単位時間の映像信号とこれに対応する
音声信号を再生動作によって読取り、映像信号は複数の
記憶手段の１つに、音声信号は残余の記憶手段の１つに
それぞれ書込み、次に記録動作によって記憶手段の１つ
から映像信号を読出して磁気テープの指定された記録領
域に、また記憶手段の他の１つから音声信号を読出して
磁気テープの前記指定された記録領域に対応する音声信
号の記録領域にそれぞれ記録することによって複写を行
うようにしているので、磁気テープ上に記録された映像
信号とこれに対応する音声信号とを対にして、磁気テー
プ上の別の記録領域に再記録することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例である記録再生装置の概略的
な構成を示すブロック図である。

【図２】実施例の記録再生装置によるアフレコ動作を示
す概念図である。

【図３】実施例の記録再生装置によるアフレコ動作を示
すフローチャートである。

【図４】従来の記録再生装置の概略的な構成を示すブロ
ック図である。

【符号の説明】

１　　回転ドラム ２　　ヘッドアンプ回路 ３　　記録信号処理回路 ４，５　　メモリ ６　　再生信号処理回路 ７　　データバス ８，９　　Ａ／Ｄ変換回路 １０，１１　　Ｄ／Ａ変換回路 １２　　磁気テープ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　記録時に、単位時間の映像信号を記憶
   できる複数の記憶手段のうちの少なくとも１つに単位時
   間の映像信号を第１の時間をかけて順次的に書込み、こ
   の記憶手段の記憶内容を第２の時間をかけて読出して磁
   気テープに記録し、これと並行して映像信号の書込まれ
   ていない残余の記憶手段の１つに映像信号に対応する音
   声信号を第２の時間をかけて順次的に書込み、この記録
   手段の記憶内容を第２の時間をかけて読出して磁気テー
   プに記録することによって、単位時間の映像信号とこれ
   に対応する音声信号とを磁気テープの１区画に前後して
   記録し、再生時に、磁気テープから読取られる映像信号
   および音声信号のうち、少なくとも単位時間の映像信号
   を第２の時間をかけて順次的に前記複数の記憶手段に書
   込み、単位時間の映像信号の書込みが完了した記憶手段
   ごとに第１の時間をかけて映像信号を読出して再生する
   ことによって、映像信号の再生に並行して対応する音声
   信号を再生するようにした記録再生機能とを備えた記録
   再生装置において、再生動作によって磁気テープから指
   定した単位時間の映像信号を読取って前記記憶手段の１
   つに書込む手段と、再生動作によって磁気テープから指
   定した映像信号に対応する音声信号を、前記複数の記憶
   手段のうち前記映像信号が書込まれていない残余の記憶
   手段の１つに書込む手段と、映像信号が書込まれている
   記憶手段から映像信号を読出して、磁気テープの指定さ
   れた映像信号記録領域に記録する映像信号記録手段と、
   音声信号が書込まれている記憶手段から音声信号を読出
   して、磁気テープの指定された前記映像信号記録領域と
   で１区画をなす音声信号記録領域に記録する音声信号記
   録手段とを備えたことを特徴とする記録再生装置。