JP2807098B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP2807098B2
JP2807098B2 JP3092160A JP9216091A JP2807098B2 JP 2807098 B2 JP2807098 B2 JP 2807098B2 JP 3092160 A JP3092160 A JP 3092160A JP 9216091 A JP9216091 A JP 9216091A JP 2807098 B2 JP2807098 B2 JP 2807098B2
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弘之 松岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数系列の信号を複合
記録し、その記録信号を系列別に再生できるようにした
デジタルオーディオテープレコーダ(Digital Audio Ta
pe recorder;以下、DATと略称する)などの記録再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の記録再生装置の1つとして、音声
信号をデジタル信号に変換して磁気テープに記録し、ま
た磁気テープに記録されたデジタル信号を音声信号に変
換して再生するようにしたDATが周知である。
【0003】このDATの場合、音声信号をデジタル信
号に変換して磁気テープに記録する際に、パリティなど
の誤り訂正のための情報を同時に記録することができる
ので、記録情報の一部に欠落が生じてもその修復が可能
であり、したがって原音を忠実に再生できるばかりでな
く、きわめて雑音の少ない音声の再生が可能である。と
ころで、上述した従来のDATの中には、その動作態様
として2種類の音声信号を個別に記録する2チャネルを
磁気テープに設定するようにした2チャネルモードと、
4種類の音声信号を個別に記録する4チャネルを磁気テ
ープに設定するようにした4チャネルモードとを選択で
きるようにしたものがある。
【0004】そのうち、2チャネルモードでは、聴取者
に対して前方左側および前方右側に配置される2つのス
ピーカに対応する2種類の音声信号が磁気テープに記録
され、4チャネルモードでは、聴取者に対して前方左
側、前方右側、後方左側および後方右側に配置される4
つのスピーカに対応する4種類の音声信号が記録され
る。
【0005】また、上記4チャネルの場合に、そのうち
の2チャネルに音声信号を、残りの2チャネルには静止
画映像信号をそれぞれ記録して、1つの磁気テープから
音声信号と映像信号とを同時に再生するようにした方式
のもの(特開平1−267870)も従来から知られて
いる。
【0006】この方式の場合、1画面分の映像信号をそ
れぞれ記憶するたとえば2つの画像メモリが用意され、
記録時には、1画面分の映像信号は磁気テープに記録さ
れる前に、一旦、2つの画像メモリのうちの1つに一定
時間(以下、第1の時間と呼ぶ)をかけて順次的に書込
まれ、ついで第1の時間よりも長い一定時間(以下、第
2の時間と呼ぶ)をかけて上記画像メモリから映像信号
が読出されて磁気テープに記録される。
【0007】このとき、映像信号と並行して入力される
音声信号は、磁気テープに記録される前に、一旦、映像
信号の書込みに使用されていない残りの画像メモリに第
2の時間をかけて順次的に書込まれ、書込み完了後、映
像信号と同じ第2の時間をかけて上記画像メモリから読
出されて磁気テープに記録される。
【0008】これによって、磁気テープには、1画面分
の静止画映像信号と、これに対応するたとえばナレーシ
ョンなどの音声信号とが対となって、1区画内に前後し
て記録される。すなわち、その1区画の前半の記録領域
には静止画映像信号が記録され、後半の記録領域には音
声信号が記録される。
【0009】一方、再生時には、磁気テープから読取ら
れる1画面分の映像信号は、一旦、第2の時間をかけて
上記画像メモリの1つに順次的に書込まれ、書込み完了
後、その画像メモリから第1の時間をかけて1画面分の
映像信号が読出されて再生される。
【0010】このとき、映像信号についで磁気テープか
ら読出される音声信号は第2の時間をかけて再生され
る。これによって、1画面分の静止画映像信号が再生さ
れるとき、その静止画に対応するナレーションなどの音
声信号が並行して再生されることになる。
【0011】さらに、上記方式のDATにおいて、記録
済みの映像信号の1画面分を後から別の映像信号に書換
えるアフタレコード(以下、アフレコとも呼ぶ)機能を
持たせることも行われている。
【0012】図4は、そのアフレコ動作を示すタイミン
グチャートである。そのうち、図4(1)はアフレコ前
の磁気テープにおける記録信号の配列を模式的に示し、
図4(2)は磁気テープの走行状態を示し、図4(3)
はアフレコ後の磁気テープにおける記録信号の配列を模
式的に示し、図4(4)は1つの画像メモリAの記憶内
容を示し、図4(5)は他の1つの画像メモリBの記憶
内容を示し、図4(6)はディスプレイで再生される静
止画の内容を模式的に示している。
【0013】図4では、静止画1の映像信号(図では画
1で表す)を磁気テープから読出して、これを静止画3
の映像信号(図では画3で表す)の記録領域に再記録す
る、つまり静止画像3の映像信号を静止画1の映像信号
に書換える場合を示している。
【0014】すなわち、この場合のアフレコでは、ま
ず、再生速度で磁気テープを順方向に走行させる再生モ
ードによって静止画1の映像信号が磁気テープから読
取られ、その映像信号は一旦、1つの画像メモリAに書
込まれる。次に、高速度で磁気テープを走行させ目的の
位置を検索する高速サーチモードによって、静止画3
の映像信号の記録領域の先頭位置が検索される。
【0015】ここで再生モードに切換えて静止画3の
映像信号が読取られ、その映像信号が残る1つの画像メ
モリBに書込まれる。次に磁気テープを逆方向に走行さ
せるリバースモードに切換えることによって、静止画
3の記録領域の先頭位置に戻される。
【0016】静止画3の映像信号の記録領域の先頭位置
に戻ると、記録動作モードに切換えられ、画像メモリ
Aから記憶内容が読出されて、磁気テープの記録信号が
静止画1の映像信号に書換えられる。この間、画像メモ
リBに書込まれている静止画3の映像信号が読出され、
表示装置で表示される。または、表示装置に対して青色
画面のブルーバック表示状態となる映像信号が出力され
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のDATでは、アフレコ動作において、表示装置には
書換えられる古い映像信号の表示が行われるか、ブルー
バックの表示状態になるかであって、新たに記録される
映像信号の画像は表示されない。
【0018】従来の構成において、新たに記録される映
像信号の画像を表示しようとすれば、たとえば新たな映
像信号1が書込まれている画像メモリAの記憶内容を読
出して再生する必要があるが、画像メモリAの記憶内容
は再記録の信号として読出すためのものであり、そのま
ま使用できない。
【0019】しかも、記録のために読出すのにかけられ
る第2の時間と、再生のために読出すのにかけられる第
1の時間とは異なるので、画像メモリAの記憶内容を記
録と再生に共用することはできない。
【0020】したがって、本発明の目的は、映像信号の
アフレコ動作時に、書換える新たな映像信号の画像を表
示できる記録再生装置を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体に映
像信号と音声信号とを、デジタル信号として記録する記
録再生装置であって、単位時間の映像信号をそれぞれ記
憶する複数の記憶手段を備え、記録媒体への記録時に
は、前記複数の記憶手段のうちの少なくとも1つに単位
時間の映像信号が第1の時間で順次的に書込まれ、その
後、音声信号が順次的に書込まれ、単位時間の映像信号
の書込みが完了した記憶手段の映像信号の記憶内容を前
記第1の時間よりも充分に長い第2の時間で読出して映
像信号の記録のための記録媒体の記録領域への記録動作
が行われるとともに、その後、この記憶手段の音声信号
の記憶内容を読出して記録媒体の映像信号が記録された
記録領域に対応する他の記録領域への記録動作が行わ
れ、記録媒体からの再生時には、前記複数の記憶手段に
単位時間の映像信号が第2の時間で順次的に書込まれ、
単位時間の映像信号の書込みが完了した記憶手段毎に第
1の時間で映像信号が読出されて再生されるとともに、
この単位時間の映像信号の読出しと同時に、記録媒体に
記録されている音声信号が再生されるようにし、アフタ
レコード時には、記録媒体に記録された単位時間の第1
の映像信号に換えて記録すべき単位時間の第2の映像信
号を前記複数の記憶手段のうちの少なくとも1つに一旦
書込み、この記憶手段の内容を第2の時間で読出して記
録媒体に記録されている単位時間の第1の映像信号が記
録されている記録領域に、第2の映像信号を記録して書
換え、アフタレコード時に、第2の映像信号が書込まれ
ている記憶手段から記憶内容を読出して、残余の記憶手
段に書込む記憶制御手段と、アフタレコード時に、前記
残余の記憶手段に書込まれた第2の映像信号を第1の時
間で読出して再生する再生手段とを備えたことを特徴と
する記録再生装置である。
【0022】
【作用】本発明に従えば、アフタレコード時に、書換え
るべき新たな映像信号が書込まれている記憶手段の記憶
内容が記憶制御手段によって残余の記憶手段に書込ま
れ、その記憶内容はアフタレコードの動作と並行して読
出され再生される。したがって、記録媒体に書換えられ
る新たな映像信号の画像を、アフタレコードの動作に並
行して表示装置で表示できる。さらに本発明に従えば、
記録媒体には、映像信号が記録される記録領域と、その
映像信号の記録領域に対応して音声信号が記録される記
録領域とが設けられており、このように映像信号と音声
信号とを個別的に記録媒体に記録することによって、映
像信号のみを書換えることが可能になる。これによって
映像信号のアフタレコードを行う際に、簡単な制御によ
って、アフタレコードした映像信号と元の音声信号との
対応を、常にとることができる。請求項1における第1
の時間と言うのは、後述の実施例において、記録時に映
像信号を画像メモリ6a,6bに書込む時間であり、再
生時に、画像メモリ6a,6bから映像信号の1画面を
読出す時間であり、実施例では、1/60secであ
る。第2の時間と言うのは、後述の実施例では、記録時
に、画像メモリ6a,6bに記録した1画面の映像信号
を、磁気テープに記録する後述の数3で示される時間で
あり、再生時に、磁気テープから画像メモリ6a,6b
に1画面の映像信号を書込む時間であり、さらに記録ま
たは再生時に、音声信号を遅延させる時間であり、実施
例では、この第2の時間は、2.49sec、すなわち
約2.5secであり、第1の時間よりも充分に長い。
【0023】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である記録再生装
置の概略的な構成を示すブロック図である。この記録再
生装置は、動作状態として上述した4チャネルモードを
選択できるようにしたDATであって、その4チャネル
のうちの2チャネルは2種類の音声信号の記録再生用と
して、また残りの2チャネルは静止画映像信号の記録再
生用として割当てられる。
【0024】入力端子R0は、1種類の音声信号を入力
するための端子であり、この場合の音声信号とは、たと
えば聴取者に対して前方右側に配置されるスピーカから
出力させるべき音声信号である。別の入力端子L0は、
他の1種類の音声信号を入力するための端子であり、こ
の場合の音声信号とは、たとえば聴取者に対して前方左
側に配置されるスピーカから出力させるべき音声信号で
ある。
【0025】さらに別の入力端子V0は、静止画映像信
号を入力するための端子である。これらの入力端子R
0,L0,V0は、それぞれ対応するアナログ−デジタ
ル(以下、A/Dと呼ぶ)変換回路1,2,3に接続さ
れている。
【0026】A/D変換回路1,2は、それぞれ対応す
る入力端子R0,L0から入力された音声信号を、たと
えば32KHzのサンプリング周波数でサンプリング
し、たとえば12ビットのデジタル音声信号にd1,d
2に変換する機能を持つ。A/D変換回路1,2は、次
段のシリアル−パラレル(以下、S/Pと呼ぶ)変換回
路4に接続されている。
【0027】A/D変換回路3は、対応する入力端子V
0から入力された映像信号を、たとえば14.3MHz
のサンプリング周波数でサンプリングし、たとえば8ビ
ットのデジタル映像信号d3に変換する機能を持つ。こ
のA/D変換回路3で変換されたデジタル映像信号d3
は、次段のデータバス5に与えられる。
【0028】上記S/P変換回路4は、A/D変換回路
1,2から送られてくるデジタル音声信号d1,d2
を、たとえば8ビットずつの並列のデジタル音声信号d
4に変換する機能をもち、変換されたデジタル音声信号
d4はデータバス5に与えられる。
【0029】上記データバス5には、2つの画像メモリ
6a,6bが接続されている。これらの画像メモリ6
a,6bの1つは、A/D変換回路3から出力される1
画面分のデジタル映像信号d3を一時的に記憶するのに
用いられ、他の1つはS/P変換回路4から出力される
デジタル音声信号d4を一時的に記憶するのに用いられ
る。
【0030】1画面分の静止画は1フィールドの期間、
すなわち1/60secの期間の映像信号によって表さ
れる。したがって、画像メモリ6a,6bに対する1画
面分のデジタル映像信号d3の書込みには1/60se
cの時間がかけられる。
【0031】また上記データバス5には、別に音声信号
用のパラレル−シリアル(以下、P/Sと呼ぶ)変換回
路7と、映像信号用のP/S変換回路8とが接続されて
いる。P/S変換回路7は、画像メモリ6a,6bの1
つから読出される8ビットのデジタル音声信号d4を、
並列信号から直列信号に変換して出力する回路である。
もう一方のP/S変換回路8は、画像メモリ6a,6b
の他の1つから読出される8ビットのデジタル映像信号
d3を、並列信号から直列信号に変換して出力する回路
である。
【0032】上記P/S変換回路7の出力端子は、切換
スイッチ9の2つの入力端子91,92に共通に接続さ
れ、別のP/S変換回路8の出力端子は切換スイッチ9
の他の1つの入力端子93に接続されている。
【0033】上記切換スイッチ9は、順次的かつ循環的
に切換え動作して、各入力端子91〜93に導出される
デジタル音声信号およびデジタル映像信号を出力端子9
4に選択的に与える機能を持ち、その出力端子94は次
段の記録信号処理部10に接続されている。
【0034】記録信号処理部10は、入力されてくるデ
ジタル信号d5に変調を施す変調機能や、入力されてく
るデジタル信号d5に対して誤り訂正用の情報、その他
の副情報を付加する副情報付加機能などを持ち、この記
録信号処理部10で処理された信号が回転式ヘッド(図
示せず)などによって記録媒体である磁気テープ11に
記録される。
【0035】再生信号処理部12は、磁気テープ11か
ら回転式ヘッドによって読出されたデジタル信号を取込
み、これを復調する復調機能や、読出された副情報から
誤り訂正などの処理を行う処理機能とを持ち、その出力
端子は切換スイッチ13の入力端子34に接続されてい
る。
【0036】上記切換スイッチ13は、出力端子31,
32,33を有し、順次的かつ循環的に切換え動作し
て、信号処理部12から入力端子34に導出されるデジ
タル信号を、各出力端子31〜33に選択的に与える機
能を持つ。そのうち、出力端子31,32は、それぞれ
対応するデジタル−アナログ(以下、D/Aと呼ぶ)変
換回路14,15に接続されている。
【0037】D/A変換回路14,15は、切換スイッ
チ13の出力端子31,32に導出されたデジタル信号
d7,d8をアナログ信号に変換する機能を持つ。D/
A変換回路14,15の各出力端子は、それぞれ対応す
る出力端子R1,L1に接続されている。
【0038】切換スイッチ13の他の1つの出力端子3
3は、S/P変換回路16に接続されている。このS/
P変換回路16は、切換スイッチ13の出力端子33に
導出されたデジタル信号d9を、8ビットの並列信号に
変換して出力する機能を持つ。このS/P変換回路16
で変換されたデジタル信号d10は、データバス5に与
えられる。
【0039】再生時に、上記S/P変換回路16からデ
ータバス5に与えられるデジタル信号d10は、一旦、
2つの画像メモリ6a,6bのいずれかに書込まれる。
【0040】また、上記データバス5には、別のD/A
変換回路17が接続されている。このD/A変換回路1
7は、再生時に画像メモリ6a,6bから読出されるデ
ジタル信号をアナログ信号に変換する機能を持つ。この
D/A変換回路17の出力端子は出力端子V1に接続さ
れている。
【0041】ダイレクトメモリアクセス(以下、DMA
と呼ぶ)制御回路18は、磁気テープ11に記録済みの
静止画映像信号を書換えるアフレコ動作において、2つ
の画像メモリ6a,6bの1つに書換え用の新たなデジ
タル映像信号が書込まれたとき、その記憶内容を読出し
てもう1つの画像メモリに書込む機能を持つ回路であ
る。
【0042】図2は、上記DATの動作を説明するため
のタイミングチャートである。図2(1)および図2
(2)はそれぞれ切換スイッチ9(13)に与えられる
切換制御信号LR,LR1を示しており、図2(3)は
切換スイッチ9(13)の切換動作を示しており、図2
(4)は切換スイッチ9(13)の出力端子94(入力
端子34)に導出されるデジタル信号d5(d6)を示
しており、図2(5)は記録信号処理部10(再生信号
処理部12)の内部で生成されるクロック信号CK1を
示している。
【0043】なお、図2(3)においては、切換スイッ
チ9(13)の出力端子94(入力端子34)に接続さ
れる入力端子91,92,93(出力端子31,32,
33)の変化が示されている。
【0044】次に、図2のタイミングチャートを参照し
て上記DATの記録および再生の各動作を説明する。
【0045】記録 切換スイッチ9(13)は、切換制御信号LR,LR1
がともにローレベルのとき、その出力端子94(入力端
子34)が入力端子91(出力端子31)に接続され
る。また切換制御信号LR1がローレベルで、切換制御
信号LRがハイレベルのとき入力端子92(出力端子3
2)に接続され、切換制御信号LR1がハイレベルであ
るとき入力端子93(出力端子33)に接続される。
【0046】時刻t1〜t2の期間W1には、切換制御
信号LR,LR1はともにローレベルであり、したがっ
て出力端子94は入力端子91に接続される。これによ
って記録信号処理部10にはP/S変換回路7からのデ
ジタル音声信号が与えられる。この期間W1に記録信号
処理部10に与えられるデジタル音声信号は、たとえば
聴取者に対して前方右側に配置されるスピーカに対応す
る音声信号となる。
【0047】記録信号処理部10では、出力端子94に
導出されるデジタル信号d5を、クロック信号CK1の
立上がりに同期して1ビットずつその内部に取込んでゆ
く。
【0048】時刻t2〜t3の期間W2には、切換制御
信号LRがハイレベル、切換制御信号LR1がローレベ
ルとなっている。したがって、この期間では、P/S変
換回路7から入力端子92に導出されるデジタル音声信
号が記録信号処理部10に取込まれる。この期間のデジ
タル音声信号は、聴取者に対して前方左側に配置される
スピーカに対応する音声信号となる。
【0049】時刻t3〜t5の期間w3には、切換制御
信号LRがハイレベルとなり、切換スイッチ9ではその
出力端子94が入力端子93に接続される。したがっ
て、この期間では、P/S変換回路8からのデジタル映
像信号が1ビットずつ記録信号処理部10に入力され
る。
【0050】時刻t4で切換制御信号LRは立上がり、
時刻t4〜t5の期間においてハイレベルとなるが、こ
の間、切換スイッチ9では切換制御信号LRの変化に応
答して切換動作が行われることはない。
【0051】A/D変換回路1,2におけるサンプリン
グ周波数が、上述したようにたとえば32KHzに選ば
れるのに対応して、切換制御信号LR1の周波数も32
KHzに設定される。
【0052】また、A/D変換回路1,2に入力される
アナログ音声信号は、ここで12ビットのデジタル音声
信号d1,d2に変換されるので、期間W1,W2にお
いて記録信号処理部10に取込まれるデジタル音声信号
も、それぞれ12ビットのデジタル信号である。したが
って、期間W3において記録信号処理部10に取込まれ
るデジタル映像信号は24ビットのデジタル信号とな
る。
【0053】画像メモリ6a,6bは、1画面分の静止
画に相当する1フィールド分のデジタル映像信号を記憶
できる記憶容量Pを有する。1フィールドの期間は1/
60secであり、A/D変換回路3におけるサンプリ
ング周波数が14.3MHzであって、サンプリングさ
れて変換されるデジタル映像信号d3は8ビットのデジ
タル信号であることから、上記記憶容量Pは、
【0054】
【数1】 P=14.3(MHz)×8(ビット)×1/60(sec) =1.911(Mビット) となる。
【0055】また、切換制御信号LR1の周波数が32
KHzで、この切換制御信号LR1の1周期の間に24
ビットのデジタル映像信号が記録信号処理部10に取込
まれることから、画像メモリ6aに記憶されたデジタル
映像信号が1secの間に読出されるデータ量Rは、
【0056】
【数2】R=32(KHz)×24(ビット) =768(Kビット/sec) となる。画像メモリ6aに記憶された1画面分のデジタ
ル映像信号の全てが読出されるためには、
【0057】
【数3】 P/R=1.911(Mビット)/768(Kビット/sec) =2.49(sec) の時間が必要となる。
【0058】したがって、入力端子V0から入力される
映像信号は、記録信号処理部10を経て磁気テープ11
に、
【0059】
【数4】 2.49(sec)+1/60(sec)≒2.5(sec) の時間をかけて記録される。
【0060】一方、入力端子R0,L0から入力される
音声信号は、一旦画像メモリ6bに記憶されるが、その
記憶領域の全部へ書込むのには数3で表される2.49
secの時間を要する。画像メモリ6bでは、その記憶
領域の全部にデジタル音声信号が書込まれて、初めて、
先に書込まれたデジタル音声信号から順次的に読出され
P/S変換回路7に与えられる。
【0061】したがって、P/S変換回路7から切換ス
イッチ9の入力端子91,92に導出されるデジタル音
声信号は、入力端子R0,L0から入力される音声信号
に対して約2.5secだけ遅延することになる。
【0062】このようにして、磁気テープ11にはデジ
タル映像信号の記録の後、この記録されたデジタル映像
信号に対応するデジタル音声信号が記録される。すなわ
ち、デジタル音声信号は対応するデジタル映像信号より
も約2.5secだけ遅れて磁気テープに記録されるこ
とになる。
【0063】再生 磁気テープから回転式ヘッドなどによって読取られた信
号は、再生信号処理部12に与えられ、クロック信号C
K1の立下がりに同期して1ビットずつ直列信号として
切換スイッチ13の入力端子34に導出される。
【0064】期間W1には、その導出されたデジタル信
号d6はD/A変換回路14にデジタル音声信号d7と
して与えられ、期間W2にはD/A変換回路15にデジ
タル音声信号d8として与えられ、期間W3にはS/P
変換回路16にデジタル映像信号d9として与えられ
る。
【0065】すなわち、期間W1,W2において入力端
子34に導出されるデジタル信号d6は、それぞれ聴取
者の前方右側、前方左側に配置されるスピーカに対応す
るデジタル音声信号であり、期間W3において入力端子
4に導出されるデジタル信号d6はデジタル映像信号に
相当している。
【0066】S/P変換回路16から出力されるデジタ
ル映像信号d10は、2つの画像メモリ6a,6bのう
ち、たとえば一方の画像メモリ6aに順次的に書込まれ
る。1フィールド分のデジタル映像信号の画像メモリ6
aへの書込みは、上述した記録動作において画像メモリ
6aから記録信号処理部10へデジタル映像信号を読出
す場合と同様に、2.5sec程度の時間で完了する。
【0067】このようにして、1画面分のデジタル映像
信号の書込みが終了すると、書込みの終了した画像メモ
リ6aから、1/60secの時間をかけて全てのデジ
タル映像信号が読出され、D/A変換回路17に入力さ
れる。
【0068】画像メモリ6aからデジタル映像信号が読
出されている期間には、もう1つの画像メモリ6bに対
して、次の静止画に対応するデジタル映像信号の書込み
が行われる。このような動作が、2つの画像メモリ6
a,6bの間で交互して繰返される。
【0069】その結果、出力端子V1に接続される表示
装置では、約2.5sec以上の期間毎に変わる静止画
の表示が行われる。
【0070】再生信号処理部12から切換スイッチ13
の入力端子34に導出されるデジタル信号d6のうち
の、デジタル音声信号d7,d8に対応するアナログ音
声信号は、出力端子R1,L1から遅延することなく出
力される。
【0071】これに対して、デジタル映像信号d9に対
応するアナログ映像信号は、画像メモリ6a,6bに一
旦記憶されるので、約2.5secだけ遅れて出力端子
V2に導出される。
【0072】ところが、磁気テープ11には上述したよ
うに、1つの静止画を表すデジタル映像信号に対して、
これに対応するデジタル音声信号を約2.5secだけ
遅延させて記録されているので、出力端子V1に導出さ
れる映像信号と出力端子R1,L1に導出される音声信
号とは、記録時に入力端子V0,R0,L0から入力さ
れた映像信号と音声信号との対応関係と同様の対応関係
を持つことになる。つまり、映像と音声とは、元の対応
関係を保ちながら再生される。
【0073】図3は、上記DATによるアフレコ動作を
示すタイミングチャートである。そのうち、図3(1)
はアフレコ前の磁気テープ11における記録信号の配列
を模式的に示し、図3(2)は磁気テープ11の走行状
態を示し、図3(3)はアフレコ後の磁気テープ11に
おける記録信号の配列を模式的に示し、図3(4)は1
つの画像メモリ6aの記憶内容を示し、図3(5)は他
の1つの画像メモリ6bの記憶内容を示し、図3(6)
は表示装置で表示される静止画の内容を模式的に示して
いる。
【0074】図3でも図4の場合と同様に、静止画1の
映像信号(図では画1で表す)を磁気テープ11から読
出して、これを静止画3の映像信号(図では画3で表
す)の記録領域に再記録する、つまり静止画像3の映像
信号を静止画1の映像信号に書換える場合を示してい
る。磁気テープ11には、図3(1)において音1、音
2、音3で表されるように、画1、画2、画3の各記録
領域にそれぞれ対応する音声信号のための記録領域が設
けられる。
【0075】図3を参照して、この場合のアフレコ動作
を以下に説明する。
【0076】まず、再生速度で磁気テープ11を順方向
に走行させる再生モードによって静止画1の映像信号
が磁気テープ11から読取られ、その映像信号は上述し
た再生動作の場合と同様に、一旦、画像メモリ6a,6
bの1つ、たとえば画像メモリ6aに書込まれる。この
期間に、他方の画像メモリ6bからは、その記憶内容が
1/60secの時間をかけて読出され、D/A変換回
路17を経て出力端子V1に導出される。
【0077】次に、高速度で磁気テープを走行させて目
的の位置を検索する高速サーチモードによって、静止
画3の映像信号の記録領域の先頭位置が検索される。こ
の検索は、デジタル映像信号やデジタル音声信号などの
主情報と並行して磁気テープ11に記録される副情報を
指標として行われる。
【0078】目的の位置が検索されると再生モードに
切換えられ、これによって静止画3の映像信号が読取ら
れ、その映像信号が画像メモリ6bに書込まれる。この
期間の間には、もう1つの画像メモリ6aの記録内容、
つまり静止画1の映像信号が読出され、D/A変換回路
17を経て出力端子V1に導出される。したがって、こ
のとき、出力端子V1に接続された表示装置には静止画
1が表示されている。
【0079】次に磁気テープを逆方向に走行させるリバ
ースモードに切換えることによって、静止画3の記録
領域の先頭位置に戻される。これと同時に、画像メモリ
6aの記憶内容つまり静止画1のデジタル映像信号が、
DMA制御回路18によって読出され、もう1つの画像
メモリ6bに書込まれる。これによって、2つの画像メ
モリ6a,6bには、同じ静止画1のデジタル映像信号
が記憶されることになる。
【0080】静止画3の映像信号の記録領域の先頭位置
に戻ると、記録動作モードに切換えられ、画像メモリ
6aに書込まれた静止画1の映像信号が、上述した記録
時と同様の速度で読出され、P/S変換回路8,切換ス
イッチ9、記録信号処理部10を経て、磁気テープ11
における静止画3の映像信号の記録領域に記録される。
すなわち、静止画3の映像信号が静止画1の映像信号に
書換えられる。
【0081】この記録動作の開始と同時に、もう一方の
画像メモリ6bからは、その記憶内容である静止画1の
映像信号が1/60secの時間をかけて読出され、D
/A変換回路17を経て出力端子V1に導出される。し
たがって、この間、出力端子V1に接続されている表示
装置には、同様に静止画1が表示される。
【0082】
【発明の効果】以上のように、本発明の記録再生装置に
よれば、アフタレコード時に、書換えるべき新たな映像
信号が書込まれている記憶手段の記憶内容を記憶制御手
段によって残余の記憶手段に書込み、その記憶内容をア
フタレコードの動作と並行して読出して再生するように
しているので、記録媒体に書換えられる新たな映像信号
の画像を、アフタレコードの動作に並行して表示装置で
表示することができる。さらに本発明によれば、映像信
号と音声信号とを記録媒体の各記録領域に個別的に記録
するので、映像信号のみの書換えを容易に行うことがで
きる。したがって映像信号のアフタレコードを行う際
に、簡単な制御によって、アフタレコードした映像信号
と元の音声信号との対応を、常にとることができるとい
う優れた効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である記録再生装置の概略的
な構成を示すブロック図である。
【図2】実施例の記録再生装置の記録/再生動作を示す
タイミングチャートである。
【図3】実施例の記録再生装置のアフレコ動作を示すタ
イミングチャートである。
【図4】従来の記録再生装置のアフレコ動作を示すタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
1,2,3 A/D変換回路 4,16 S/P変換回路 6a,6b 画像メモリ 7,8 P/S変換回路 9,13 切換スイッチ 10 記録信号処理部 11 磁気テープ 12 再生信号処理部 14,15,17 D/A変換回路 18 DMA制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/91 H04N 5/7826 G11B 20/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に映像信号と音声信号とを、デ
    ジタル信号として記録する記録再生装置であって、 単位時間の映像信号をそれぞれ記憶する複数の記憶手段
    を備え、 記録媒体への記録時には、 前記複数の記憶手段のうちの少なくとも1つに単位時間
    の映像信号が第1の時間で順次的に書込まれ、その後、
    音声信号が順次的に書込まれ、 単位時間の映像信号の書込みが完了した記憶手段の映像
    信号の記憶内容を前記第1の時間よりも充分に長い第2
    の時間で読出して映像信号の記録のための記録媒体の記
    録領域への記録動作が行われるとともに、その後、この
    記憶手段の音声信号の記憶内容を読出して記録媒体の映
    像信号が記録された記録領域に対応する他の記録領域へ
    の記録動作が行われ、 記録媒体からの再生時には、 前記複数の記憶手段に単位時間の映像信号が第2の時間
    で順次的に書込まれ、単位時間の映像信号の書込みが完
    了した記憶手段毎に第1の時間で映像信号が読出されて
    再生されるとともに、この単位時間の映像信号の読出し
    と同時に、記録媒体に記録されている音声信号が再生さ
    れるようにし、 アフタレコード時には、記録媒体に記録された単位時間
    の第1の映像信号に換えて記録すべき単位時間の第2の
    映像信号を前記複数の記憶手段のうちの少なくとも1つ
    に一旦書込み、この記憶手段の内容を第2の時間で読出
    して記録媒体に記録されている単位時間の第1の映像信
    号が記録されている記録領域に、第2の映像信号を記録
    して書換え、 アフタレコード時に、第2の映像信号が書込まれている
    記憶手段から記憶内容を読出して、残余の記憶手段に書
    込む記憶制御手段と、 アフタレコード時に、前記残余の記憶手段に書込まれた
    第2の映像信号を第1の時間で読出して再生する再生手
    段とを備えたことを特徴とする記録再生装置。
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