JPH04325438A - 金属調の光沢をもつ琺瑯製品及びその製造法 - Google Patents
金属調の光沢をもつ琺瑯製品及びその製造法Info
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- JPH04325438A JPH04325438A JP12252091A JP12252091A JPH04325438A JP H04325438 A JPH04325438 A JP H04325438A JP 12252091 A JP12252091 A JP 12252091A JP 12252091 A JP12252091 A JP 12252091A JP H04325438 A JPH04325438 A JP H04325438A
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Landscapes
- Glass Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は金属調の光沢をもつ琺瑯
製品の製造法に関するものである。
製品の製造法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】琺瑯製品はその金属素地の表面を覆って
いる琺瑯層の耐食性と清潔性によって各種パネルや家庭
用品などに広く利用されているが、その多くは下釉によ
る好ましくない着色を隠蔽するために上釉に酸化ジルコ
ニウム、酸化チタンなどの乳白剤を加えて乳白色とされ
るものである。ところが、単なる乳白色は単調で美観に
乏しいため、上釉層上にさらに色釉を掛けることも行わ
れているが、単に金属酸化物のみを顔料として使用した
通常の色釉では美しい均一な金属調の光沢をもったもの
とすることが困難であった。
いる琺瑯層の耐食性と清潔性によって各種パネルや家庭
用品などに広く利用されているが、その多くは下釉によ
る好ましくない着色を隠蔽するために上釉に酸化ジルコ
ニウム、酸化チタンなどの乳白剤を加えて乳白色とされ
るものである。ところが、単なる乳白色は単調で美観に
乏しいため、上釉層上にさらに色釉を掛けることも行わ
れているが、単に金属酸化物のみを顔料として使用した
通常の色釉では美しい均一な金属調の光沢をもったもの
とすることが困難であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
従来の色釉をもってしては困難としたところを解決して
美しい均一な金属調の光沢をもつ琺瑯製品を容易に提供
するためになされたものである。
従来の色釉をもってしては困難としたところを解決して
美しい均一な金属調の光沢をもつ琺瑯製品を容易に提供
するためになされたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明に係る金属調の光
沢をもつ琺瑯製品の製造法は金属素地に下釉層を形成し
た後該下釉層上に、フッ素含有量を１％〜０％として酸
化チタンまたは酸化鉄をもって表面を被覆された雲母粉
末の少量を添加した上釉泥漿を掛けて乾燥後焼成するこ
とを特徴とするものである。
沢をもつ琺瑯製品の製造法は金属素地に下釉層を形成し
た後該下釉層上に、フッ素含有量を１％〜０％として酸
化チタンまたは酸化鉄をもって表面を被覆された雲母粉
末の少量を添加した上釉泥漿を掛けて乾燥後焼成するこ
とを特徴とするものである。
【０００５】本発明は先ず、金属素地に下釉層を形成す
るものであるが、これに使用する釉薬は従来普通に使用
されるものでよく、通常の下釉フリットとミル添加物を
水と共にボールミルで粉砕して下釉泥漿とし、これを清
浄にした金属素地の表面に常法により掛けて乾燥後８５
０℃前後で焼成することにより下釉層を形成する。次に
、前記下釉層上には上釉泥漿を掛けるもので、この上釉
泥漿は常法により上釉フリットとミル添加物を水と共に
ボールミルで粉砕して得られるものであるが、本発明の
場合、該上釉泥漿はその組成上フッ素含有量を１％〜０
％として酸化チタンまたは酸化鉄をもって表面を被覆さ
れた雲母粉末の１〜１５重量％程度の少量を添加したも
のとし、これを下釉層上に常法により掛けて乾燥後７８
０〜８００℃程度で焼成して上釉層を形成する。
るものであるが、これに使用する釉薬は従来普通に使用
されるものでよく、通常の下釉フリットとミル添加物を
水と共にボールミルで粉砕して下釉泥漿とし、これを清
浄にした金属素地の表面に常法により掛けて乾燥後８５
０℃前後で焼成することにより下釉層を形成する。次に
、前記下釉層上には上釉泥漿を掛けるもので、この上釉
泥漿は常法により上釉フリットとミル添加物を水と共に
ボールミルで粉砕して得られるものであるが、本発明の
場合、該上釉泥漿はその組成上フッ素含有量を１％〜０
％として酸化チタンまたは酸化鉄をもって表面を被覆さ
れた雲母粉末の１〜１５重量％程度の少量を添加したも
のとし、これを下釉層上に常法により掛けて乾燥後７８
０〜８００℃程度で焼成して上釉層を形成する。
【０００６】このようにして得られた琺瑯製品は従来の
琺瑯製品と同様に金属素地に融着した下釉層とこれに融
着した上釉層によって耐食性に優れたものであるが、該
上釉層はそのフリットやミル添加物の原料によって含有
されるフッ素含有量を１％〜０％として酸化チタンまた
は酸化鉄をもって表面を被覆された雲母粉の少量を添加
した上釉泥漿を焼成して形成されたものであるため、酸
化チタンまたは酸化鉄をもって表面を被覆された雲母粉
が該酸化チタンまたは酸化鉄の色相に雲母粉の強い複屈
折性に基づく金属光沢がよく調和して全面が美しい均一
な金属調の光沢のものとなるものである。なお、前記上
釉泥漿のフッ素含有量を１％〜０％としたのは、１％を
超えると通常の焼成温度である８００℃前後の焼成によ
っては所期の美しい均一な金属調の光沢をもった琺瑯製
品とならないことが幾多の実験の結果確認された結果に
よるものである。
琺瑯製品と同様に金属素地に融着した下釉層とこれに融
着した上釉層によって耐食性に優れたものであるが、該
上釉層はそのフリットやミル添加物の原料によって含有
されるフッ素含有量を１％〜０％として酸化チタンまた
は酸化鉄をもって表面を被覆された雲母粉の少量を添加
した上釉泥漿を焼成して形成されたものであるため、酸
化チタンまたは酸化鉄をもって表面を被覆された雲母粉
が該酸化チタンまたは酸化鉄の色相に雲母粉の強い複屈
折性に基づく金属光沢がよく調和して全面が美しい均一
な金属調の光沢のものとなるものである。なお、前記上
釉泥漿のフッ素含有量を１％〜０％としたのは、１％を
超えると通常の焼成温度である８００℃前後の焼成によ
っては所期の美しい均一な金属調の光沢をもった琺瑯製
品とならないことが幾多の実験の結果確認された結果に
よるものである。
【０００７】
【実施例】通常の下釉フリット１００部とミル添加物の
粘土７部、珪石５部、含水硼砂０．５部、亜硝酸ソーダ
０．３部を水５０部と共にボールミルで粉砕した下釉泥
漿を１００ｍｍ×１００ｍｍ×１．６ｍｍの全表面を清
浄にした鉄板の表裏両面に吹きかけ、乾燥後８１０℃で
４分間焼成して下釉層を形成した。次に、表１に示すと
おりの組成の上釉フリット１００部とミル添加物の粘土
３部、ベントナイト０．４部、炭酸マグネシウム０．２
部、塩化カリ０．２５部、珪フッ化カリ０．２５部に水
４０部を添加して粉砕したフッ素含有量を１％以下とす
る上釉泥漿に表面を酸化チタンで被覆した雲母粉末１〜
１５重量％を添加してこの上釉泥漿を前記下釉層上に吹
きかけ、乾燥後７９０℃で３分間焼成した。ここに得ら
れた琺瑯製品は表１に製品外観を「可」として示すとお
りその表面が美麗な銀を思わせる金属調の光沢をもつも
のとなった。これに対し、フッ素含有量が１％を超える
上釉泥漿をもってしたものは、表１の比較例に「不可」
としたとおり製品外観は何れも美しい光沢のものとなら
なかった。
粘土７部、珪石５部、含水硼砂０．５部、亜硝酸ソーダ
０．３部を水５０部と共にボールミルで粉砕した下釉泥
漿を１００ｍｍ×１００ｍｍ×１．６ｍｍの全表面を清
浄にした鉄板の表裏両面に吹きかけ、乾燥後８１０℃で
４分間焼成して下釉層を形成した。次に、表１に示すと
おりの組成の上釉フリット１００部とミル添加物の粘土
３部、ベントナイト０．４部、炭酸マグネシウム０．２
部、塩化カリ０．２５部、珪フッ化カリ０．２５部に水
４０部を添加して粉砕したフッ素含有量を１％以下とす
る上釉泥漿に表面を酸化チタンで被覆した雲母粉末１〜
１５重量％を添加してこの上釉泥漿を前記下釉層上に吹
きかけ、乾燥後７９０℃で３分間焼成した。ここに得ら
れた琺瑯製品は表１に製品外観を「可」として示すとお
りその表面が美麗な銀を思わせる金属調の光沢をもつも
のとなった。これに対し、フッ素含有量が１％を超える
上釉泥漿をもってしたものは、表１の比較例に「不可」
としたとおり製品外観は何れも美しい光沢のものとなら
なかった。
【表１】
【０００８】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、上釉層を形成するための上釉泥漿をそのフッ素含有
量を１％〜０％として酸化チタンまたは酸化鉄で表面を
被覆された雲母粉の少量を添加したものとすることによ
って美しい均一な金属調の光沢をもつ琺瑯製品を容易に
提供できるものであって、従来の琺瑯製品に新分野を開
くものとして工業的価値大なものである。
に、上釉層を形成するための上釉泥漿をそのフッ素含有
量を１％〜０％として酸化チタンまたは酸化鉄で表面を
被覆された雲母粉の少量を添加したものとすることによ
って美しい均一な金属調の光沢をもつ琺瑯製品を容易に
提供できるものであって、従来の琺瑯製品に新分野を開
くものとして工業的価値大なものである。
Claims (1)
- 【請求項１】 金属素地に下釉層を形成した後該下釉
層上に、フッ素含有量を１％〜０％として酸化チタンま
たは酸化鉄をもって表面を被覆された雲母粉の少量を添
加した上釉泥漿を掛けて乾燥後焼成することを特徴とす
る金属調の光沢をもつ琺瑯製品の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3122520A JP3001018B2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 金属調の光沢をもつ琺瑯製品及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3122520A JP3001018B2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 金属調の光沢をもつ琺瑯製品及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04325438A true JPH04325438A (ja) | 1992-11-13 |
| JP3001018B2 JP3001018B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=14837887
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3122520A Expired - Fee Related JP3001018B2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 金属調の光沢をもつ琺瑯製品及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3001018B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100478583B1 (ko) * | 2001-11-16 | 2005-03-28 | 주식회사 서울세라믹스 | 금속 타일용 유약 조성물과 이를 이용한 금속 타일 및 그제조방법 |
| WO2019202759A1 (ja) | 2018-04-19 | 2019-10-24 | 佐賀県 | 琺瑯用ガラス材料、琺瑯製品、琺瑯製品の製造方法 |
| CN114368098A (zh) * | 2022-02-16 | 2022-04-19 | 梅刚 | 一种金属基陶瓷手套模具及其制备方法 |
-
1991
- 1991-04-25 JP JP3122520A patent/JP3001018B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100478583B1 (ko) * | 2001-11-16 | 2005-03-28 | 주식회사 서울세라믹스 | 금속 타일용 유약 조성물과 이를 이용한 금속 타일 및 그제조방법 |
| WO2019202759A1 (ja) | 2018-04-19 | 2019-10-24 | 佐賀県 | 琺瑯用ガラス材料、琺瑯製品、琺瑯製品の製造方法 |
| JP2019189477A (ja) * | 2018-04-19 | 2019-10-31 | 佐賀県 | 琺瑯用ガラス材料、琺瑯製品、琺瑯製品の製造方法 |
| CN112055700A (zh) * | 2018-04-19 | 2020-12-08 | 佐贺县 | 珐琅用玻璃材料、珐琅产品、珐琅产品的制造方法 |
| EP3782963A4 (en) * | 2018-04-19 | 2022-01-12 | Saga Prefecture | ENAMEL GLASS MATERIAL, ENAMEL PRODUCT, AND ENAMEL PRODUCT PRODUCTION METHOD |
| CN114368098A (zh) * | 2022-02-16 | 2022-04-19 | 梅刚 | 一种金属基陶瓷手套模具及其制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3001018B2 (ja) | 2000-01-17 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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