JPH04324110A - 磁気記録媒体用結合剤及びそれを用いた磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体用結合剤及びそれを用いた磁気記録媒体

Info

Publication number
JPH04324110A
JPH04324110A JP3092150A JP9215091A JPH04324110A JP H04324110 A JPH04324110 A JP H04324110A JP 3092150 A JP3092150 A JP 3092150A JP 9215091 A JP9215091 A JP 9215091A JP H04324110 A JPH04324110 A JP H04324110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic recording
acid
recording medium
binder
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3092150A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitomi Eguchi
江口 ひとみ
Masanobu Fukuda
昌宣 福田
Shigeyoshi Kuroda
黒田 栄美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP3092150A priority Critical patent/JPH04324110A/ja
Publication of JPH04324110A publication Critical patent/JPH04324110A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体用結合剤
及びそれを用いた磁気記録媒体に関する。さらに詳しく
は、耐摩耗性、走行性、耐久性及び耐湿熱性に優れる磁
気記録媒体用結合剤及びそれを用いた磁気記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオテープ用、家庭用VT
Rテ−プ用等の用途拡大に伴って、その要求性能も多岐
にわたっている。また8ミリビデオ、DAT、S−VH
S等ハード面での技術の進歩も著しく、磁気記録媒体へ
の要求もきびしいものとなってきている。
【0003】特に、記録再生時における高画質及び高信
頼性が求められている。その具体例としては、鮮明な画
像及び音を再生するための高記録密度化、かつ、高温高
湿等過酷な条件下で高速長時間走行に耐え、磁性層より
磁性粉の脱落が生じないことなどが挙げられる。
【0004】上記磁性層の特性及び物性を維持するのが
、結合剤の重要な機能であり、従来からこれらの諸物性
を満足させるべく種々の結合剤の研究が為されている。 これらの優れた性能を持つ磁気記録媒体を得る主たる結
合剤としてはポリウレタン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル系共重合体、繊維素系樹脂、エポキシ樹脂及びフェノ
キシ樹脂等が提案されている。
【0005】磁気記録媒体用結合剤に用いられるポリウ
レタン樹脂は、通常、長鎖ポリオールとしてポリエステ
ルポリオール、有機ジイソシアネート及び必要に応じ鎖
伸長剤から構成されることが知られている。ポリエステ
ルポリオールとしては、主としてヒドロキシル基を有す
るジカルボン酸ポリエステル、一般にアジピン酸ポリエ
ステルが使用される。
【0006】アジピン酸ポリエステルから得られるポリ
ウレタン樹脂は、優れた機械的性質を有するが、アジピ
ン酸ポリエステル中に存在するグリコール成分によって
多少の差はあるものの、そのポリウレタン樹脂は、耐湿
熱性に劣る欠点を有する。アジピン酸ポリエステルに代
えてカプロラクトンの開環重合体が使用されたポリウレ
タン樹脂も提案されているが、耐湿熱性に若干の改善が
見られるものの充分満足しうるものではなかった。
【0007】通常磁気記録媒体においては、結合剤とし
てポリウレタン樹脂の他に前記のポリウレタン樹脂以外
の樹脂を併用することが知られており、アジピン酸ポリ
エステル、カプロラクトンの開環重合体から得られるポ
リウレタン樹脂は、ポリウレタン樹脂以外の樹脂との併
用によって結合剤の機械的強度を低下させるものであっ
た。
【0008】また、走行性を良くするために種々の潤滑
剤が添加されているが、このような添加方法では磁性層
上へのブルーミングする等の問題点を有している。添加
剤のブルーミングを改良するために、特開平1−211
223号公報に記載されるような長鎖アルキル基が固定
されたイソシアネート化合物が提案されているが、容易
に得られにくく実用的ではなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、磁気
記録媒体用結合剤が優れた機械的強度を有し、耐摩耗性
、走行性、耐久性及び耐湿熱性にも優れた磁気記録媒体
用結合剤及びそれを用いた磁気記録媒体にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。
【0011】すなわち、本発明は、水添ダイマー酸を必
須の酸成分とするポリエステルポリオールを用いるポリ
ウレタン樹脂を含有することを特徴とする磁気記録媒体
用結合剤及びそれを用いた磁気記録媒体を提供するもの
である。その際ポリエステルポリオールが水添ダイマー
酸と1種以上の多塩基酸を含むことが好ましい。
【0012】
【構成】本発明において使用される水添ダイマー酸を必
須の酸成分とするポリエステルポリオールは、ヒドロキ
シル基を少なくとも2個以上有するポリオールをアルコ
ール成分とし、他方水添ダイマー酸と好ましくは1種以
上の多塩基酸とを酸成分として縮合反応することによっ
て得られるものである。
【0013】本発明のアルコール成分として使用するヒ
ドロキシル基を少なくとも2個以上有するポリオールと
しては、官能基数2〜4で炭素数2〜12のものが好ま
しく、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパン
ジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタ
ンジオール、1,8−オクタンジオール、1,10−デ
カンジオール,2,2−ジメチル−1,3−プロパンジ
オール、2,2,4−トリメチル−1,6ヘキサンジオ
ール、ビスヒドロキシエトキシベンゼン、p−キシレン
グリコール、1,3−シクロヘキサンジオール、1,4
−シクロヘキサンジオール、1,3−ジメチロールシク
ロヘキサン、1,4−ジメチロールシクロヘキサン、1
,3−ジヒドロキシエチルシクロヘキサン、1,4−ジ
ヒドロキシエチルシクロヘキサン等が挙げられ、これら
は単独もしくは2種以上の混合物として用いてもよい。
【0014】本発明の酸成分は水添ダイマー酸が必須成
分であり、好ましくは1種以上の多塩基酸、例えばアジ
ピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、セバチン酸、デカン
酸、ドデカンジカルボン酸、o−フタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、シクロヘキサンジカルボン酸等、或
いはこれらの無水物、各種誘導体と併用することが好ま
しい。水添ダイマー酸と他の多塩基酸との混合割合は特
に限定するものではないが、好ましくは95/5〜20
/80の重量割合で用いられる。水添ダイマー酸と他の
多塩基酸との混合割合が、95/5より多いと得られる
ポリウレタン樹脂の機械的強度が充分でなく、20/8
0より少ないと得られる磁性塗膜においてその耐湿熱性
が改良されない。
【0015】以上に挙げられたような諸原料を用いた前
記ポリエステルポリオールは、アルコール成分過剰系で
触媒の存在下又は不存在下で通常の脱水縮合反応によっ
て得られ、そのポリエステルポリオールの分子量に特に
制限はないが、800〜3000が好ましい。
【0016】本発明におけるポリウレタン樹脂は、前記
ポリエステルポリオール、有機ジイソシアネート及び必
要に応じ鎖伸長剤から構成される。本発明に使用される
有機ジイソシアネートとしては、脂肪族、脂環族及び芳
香族ジイソシアネートで、例えば、テトラメチレンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、リジ
ンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、1−メチル−
2,4−シクロヘキサンジイソシアネート、1−メチル
−2,6−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’
−ジフェニルメタンジイソシアネ−ト、2,4−トリレ
ンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネー
ト、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニレン
ジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシアネー
ト等の単独或は2種以上の混合物が挙げられる。
【0017】本発明に必要に応じて使用される鎖伸長剤
としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレング
リコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブ
タンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘ
キサンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパン
ジオール、2,2,4−トリメチル−1,6ヘキサンジ
オール、ビスヒドロキシエトキシベンゼン、1,4−シ
クロヘキサンジオール、1,4−ジメチロールシクロヘ
キサン、1,4−ジヒドロキシエチルシクロヘキサン、
3−メチル−1,5−ペンタンジオール等の単独或は2
種以上の混合物が挙げられる。
【0018】本発明のポリウレタン樹脂は、通常の方法
により製造される。即ち、無溶剤系でポリエステルポリ
オール及び必要により鎖伸長剤と有機ジイソシアネート
を反応させるか或は有機溶剤の一部又は全部の存在下で
ポリエステルポリオールをあらかじめ有機ジイソシアネ
ートと反応させて末端イソシアネート基のプレポリマー
を作りこれに鎖伸長剤を反応させてもよい。ウレタン化
反応の際に、ウレタン化反応を促進する触媒を使用する
こともできる。
【0019】本発明のポリウレタン樹脂の分子量は、テ
トラヒドロフランを溶媒とするゲルパーミエーションク
ロマトグラフィーによるポリスチレン換算重量平均分子
量が3万〜20万であることが好ましい。分子量が3万
より小さい場合は磁性層の耐摩耗性及び耐久性が劣る欠
点があり、分子量が20万より大きい場合は磁気記録媒
体を分散した結合剤溶液の粘度が高くなりすぎ、支持体
への塗工が困難になるか或は塗工しやすい粘度まで希釈
するに要する溶媒の使用量が多くなりすぎて塗工後の乾
燥に長時間を要する欠点が生じる。
【0020】本発明のポリウレタン樹脂はそれ自体優れ
た耐摩耗性と耐久性を与えるが、更に優れた耐摩耗性、
耐久性及び支持体に対する密着性を与えるために低分子
量ポリイソシアネートを配合使用することもできる。低
分子量ポリイソシアネートとしては、例えば、トリレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等
のジイソシアネート3モルとトリメチロールプロパン、
グリセリン等のトリオール1モルとの反応生成物が挙げ
られる。
【0021】本発明のポリウレタン樹脂は、通常用いら
れている熱可塑性ポリウレタン樹脂、塩化ビニル−酢酸
ビニル系共重合体、繊維素繊維系樹脂、エポキシ樹脂、
フェノキシ樹脂等を併用することができる。本発明のポ
リウレタン樹脂と他の樹脂との混合割合は特に限定する
ものではないが9/1〜1/9の重量割合が好ましい。
【0022】本発明の磁気記録媒体は、次のような材料
により構成される。すなわち、前記結合剤、強磁性粉、
研磨剤、帯電防止剤、分散剤、潤滑剤、ベースフィルム
等である。
【0023】強磁性粉としては、γ−Fe2O3、Fe
3O4、Co−γ−Fe2O3、Co−Fe3O4、C
rO2 、Fe、Co、Ni、Fe−Co、Fe−Ni
等が挙げられる。  研磨剤としては、アルミナ、炭化
珪素、酸化クロム、コランダム、人造ダイアモンド等が
使用される。 また帯電防止剤としては、カーボンブラック等の導電性
微粉末またはカチオン系およびアニオン系、両性の界面
活性剤が使用される。また分散剤及び潤滑剤としては、
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸等の高級脂
肪酸、及び前記脂肪酸のアルカリ金属、またはアルカリ
土類金属からなる金属石鹸、シリコン系の潤滑剤や高級
アルコール及び高級アルコールから成る脂肪酸エステル
類、フルオロカーボン類等が使用できる。
【0024】ベ−スフィルムとしては、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリア
ミドイミド等のプラスチック、アルミニウム、銅等の非
磁性金属類、紙類が挙げられる。
【0025】また磁性層に使用される材料は、有機溶剤
に溶かして磁性塗料を調製し、これをベースフィルム上
に塗布し磁気記録媒体とするが、その磁性塗料の溶剤と
してはアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸メチル
、酢酸エチル等のエステル類、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン等のグリコールエーテル類が使用できる。
【0026】
【実施例】以下に本発明を実施例によって説明するが、
これらは本発明を何ら制限するものではない。尚、文中
の「部」は全て「重量部」を示す。
【0027】〔実施例1〕コンデンサー、温度計および
攪拌装置が装着された5リットルステンレススチール製
反応容器に、1,6−ヘキサンジオール693部、水添
ダイマー酸1047部、イソフタル酸457部を200
℃で縮合させた分子量2020のポリエステルポリオー
ル334部と1,4−ブタンジオール6部をシクロヘキ
サノンとトルエンの重量比が1対1の混合溶剤400部
に溶解し、50℃まで加温し、均一に混合攪拌した。更
に、ジブチル錫ジラウレート0.1部加えて均一にした
後ジフェニルメタンジイソシアネート60部を加え10
0℃にて反応し、ポリウレタンの分子量が目標に達した
とき、未反応のイソシアネート基と等モル量のメタノー
ル及びシクロヘキサノンとトルエンの重量比が1対1の
混合溶剤1200部を加えてポリウレタン樹脂濃度20
%のポリウレタン樹脂溶液を得た。得られたポリウレタ
ン樹脂の分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフ
ィーによりポリスチレン換算分子量10万であった。
【0028】〔実施例2〜5〕実施例1のポリエステル
ポリオールに代えて使用したポリエステルポリオールの
組成及び分子量、ポリウレタンの配合比を表−1に示し
た。
【0029】
【表1】
【0030】〔比較例1〕実施例1のポリエステルポリ
オールに代えて1,6−ヘキサングリコール1146部
とアジピン酸1205部を縮合させて得られた分子量2
010のポリエステルポリオールを使う以外は実施例1
と同様にポリウレタン樹脂溶液を得た。
【0031】〔比較例2〕実施例1のポリエステルポリ
オールを1,2−グリコールを開始剤とした分子量20
00のカプロラクトンの開環重合体に代える以外は実施
例1と同様にポリウレタン樹脂溶液を得た。
【0032】〔比較例3〕実施例1のポリエステルポリ
オールに代えて1,6−ヘキサングリコール1095部
とアジピン酸458部及びイソフタル酸781部を縮合
させて得られた分子量2000のポリエステルポリオー
ルを使う以外は実施例1と同様にポリウレタン樹脂溶液
を得た。
【0033】得られたポリウレタン樹脂溶液について機
械的強度を評価するべく次のように混合樹脂溶液を調製
した。
【0034】<配合> ポリウレタン樹脂溶液               
 20部塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体      
  6部シクロヘキサノン             
       12部トルエン           
                 12部得られた混
合樹脂溶液について乾燥後のフィルム厚が100μにな
るように作成したフィルムの引張試験を行った。結果は
表−2に示した。
【0035】
【表2】 表−2のフィルムの引張試験法を以下に記した。 注1)引張試験 幅5mmの短冊状に切ったフィルムをテンシロンにて引
張速度300mm/分で引っ張ったときの抗張力と破断
伸度を測定したさらに、得られたポリウレタン樹脂溶液
(20%)について磁性塗料を次のように調製した。 <配合> ポリウレタン樹脂溶液              1
20部塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体      3
6部シクロヘキサノン               
     45部メチルエチルケトン        
        186部トルエン         
                 138部γ−Fe
2O3磁性粉末              300部
ステアリン酸n−ブチル              
  3部ステアリン酸               
           3部カーボンブラック    
                  3部アルミナ 
                         
   6部上記混合物をボールミル中で48時間練肉し
た後バーノックD−750(大日本インキ化学工業株式
会社製、低分子量ポリイソシアネート)を15部添加し
、さらに1時間練肉して磁性塗料を得、この磁性塗料を
厚さ15ミクロンのポリエチレンテレフタレート基体フ
ィルム上に乾燥後の厚みが5ミクロンとなるように塗布
乾燥し、カレンダ−処理後所定の幅に裁断して磁気記録
テ−プを作成した。
【0036】〔比較例4〕比較例3の磁性塗料の配合に
おけるステアリン酸n−ブチルとステアリン酸の重量部
をそれぞれ5部に代える以外は比較例3と同様に磁気記
録テープを得た。
【0037】〔比較例5〕比較例3の磁性塗料の配合に
おけるステアリン酸n−ブチルとステアリン酸の重量部
をそれぞれ10部、5部に代える以外は比較例3と同様
に磁気記録テープを得た。
【0038】得られた磁気テープについて、磁気テープ
の耐摩耗性を評価するために耐摩耗性試験を行ない、走
行性及び連続耐久性を評価するためにスチルライフを測
定した。また、耐湿熱性を評価するために磁気テープを
70℃、95%RH雰囲気中に2週間放置した後のスチ
ルライフを測定した。結果は表−3に示した。
【0039】
【表3】 表−3の磁気記録テープの測定方法を以下に記した。 注2)耐摩耗性 磁気テ−プの磁性面をテーバー式摩耗試験機を用いて磁
性層が脱落するまでの回転数で評価した。 注3)走行性(スチル耐久性) 磁気テープに一定のビデオ信号を記録し、ビデオデッキ
で再生した静止画像が鮮明さを失うまでの時間(分)を
測定した。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の水添ダイマー酸を必須の酸成分とするポリエステルポ
リオールを用いるポリウレタン樹脂を含有する磁気記録
媒体用結合剤は、優れた機械的強度を有し、耐摩耗性、
走行性、耐久性及び耐湿熱性にも優れた磁気記録媒体を
提供することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水添ダイマー酸を必須の酸成分とするポリ
    エステルポリオールを用いるポリウレタン樹脂を含有す
    ることを特徴とする磁気記録媒体用結合剤。
  2. 【請求項2】ポリエステルポリオールが、水添ダイマー
    酸と1種以上の多塩基酸を含むことを特徴とする請求項
    1記載の磁気記録媒体用結合剤。
  3. 【請求項3】請求項1の磁気記録媒体用結合剤を用いた
    ことを特徴とする磁気記録媒体。
JP3092150A 1991-04-23 1991-04-23 磁気記録媒体用結合剤及びそれを用いた磁気記録媒体 Pending JPH04324110A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3092150A JPH04324110A (ja) 1991-04-23 1991-04-23 磁気記録媒体用結合剤及びそれを用いた磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3092150A JPH04324110A (ja) 1991-04-23 1991-04-23 磁気記録媒体用結合剤及びそれを用いた磁気記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04324110A true JPH04324110A (ja) 1992-11-13

Family

ID=14046398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3092150A Pending JPH04324110A (ja) 1991-04-23 1991-04-23 磁気記録媒体用結合剤及びそれを用いた磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04324110A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06298893A (ja) * 1993-04-20 1994-10-25 Dainippon Ink & Chem Inc ポリウレタン樹脂の製造方法
KR20160014615A (ko) * 2013-05-31 2016-02-11 헌트스만 인터내셔날, 엘엘씨 폴리이소시아네이트 중부가 반응 생성물의 인성을 개선시키는 방법
CN111269381A (zh) * 2018-12-05 2020-06-12 万华化学集团股份有限公司 一种用于颜色浓缩物载体的热塑性聚氨酯

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06298893A (ja) * 1993-04-20 1994-10-25 Dainippon Ink & Chem Inc ポリウレタン樹脂の製造方法
KR20160014615A (ko) * 2013-05-31 2016-02-11 헌트스만 인터내셔날, 엘엘씨 폴리이소시아네이트 중부가 반응 생성물의 인성을 개선시키는 방법
CN105377930A (zh) * 2013-05-31 2016-03-02 亨茨曼国际有限公司 改进多异氰酸酯加聚反应产物韧度的方法
JP2016520150A (ja) * 2013-05-31 2016-07-11 ハンツマン・インターナショナル・エルエルシー ポリイソシアネート重付加反応生成物の靱性の改良方法
JP2018109187A (ja) * 2013-05-31 2018-07-12 ハンツマン・インターナショナル・エルエルシー ポリイソシアネート重付加反応生成物の靱性の改良方法
CN111269381A (zh) * 2018-12-05 2020-06-12 万华化学集团股份有限公司 一种用于颜色浓缩物载体的热塑性聚氨酯

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6545119B2 (en) Magnetic recording media and thermoplastic polyurethane resins therefor
US4788103A (en) Magnetic recording medium
JPS5860430A (ja) 磁気記録媒体
JPH04324110A (ja) 磁気記録媒体用結合剤及びそれを用いた磁気記録媒体
US4357378A (en) Magnetic recording media
US5153071A (en) Magnetic recording medium wherein the magnetic layer has as the binder system a vinyl chloride copolymer and a polyether polyurethane resin which contains a ring structure
JPH06279746A (ja) 磁気記録媒体用結合剤
US5130202A (en) Magnetic recording medium containing an isocyanate-free branched thermoplastic polyurethane binder resin with urea groups at the chain ends
JP3424759B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH03290426A (ja) 磁気記録媒体用結合剤
JP3246051B2 (ja) 磁気記録媒体用結合剤および磁気記録媒体
JPH10320749A (ja) 磁気記録媒体
JPH11166031A (ja) 溶媒の不存在下に製造し得るポリウレタンおよび磁気記録媒体用結合剤としてのその用途
JPH0680527B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2985242B2 (ja) 磁気記録媒体
JP3049762B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2000322729A (ja) 磁気記録媒体
JPS63228413A (ja) 磁気記録担体
JP2609465B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2956167B2 (ja) 磁気記録媒体用結合剤
JP2000339663A (ja) 磁気記録媒体
JPH07262548A (ja) 磁気記録媒体
JP2609560B2 (ja) 磁性粉の結合剤、磁性塗料および磁気記録媒体
JP2001229523A (ja) 磁気記録媒体
JPH0457816A (ja) 磁気記録媒体の結合剤及びその磁気記録媒体