JPH04321555A - セラミックス材料及びその製造方法 - Google Patents

セラミックス材料及びその製造方法

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JPH04321555A
JPH04321555A JP3116556A JP11655691A JPH04321555A JP H04321555 A JPH04321555 A JP H04321555A JP 3116556 A JP3116556 A JP 3116556A JP 11655691 A JP11655691 A JP 11655691A JP H04321555 A JPH04321555 A JP H04321555A
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JP
Japan
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tic
al2o3
ceramic material
average particle
weight
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JP3116556A
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English (en)
Inventor
Mitsushige Ogawa
小川 充茂
Hiroshi Isozaki
磯崎 啓
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Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に薄膜磁気ヘッド用
セラミックス基板として好適なセラミックス材料及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ及びビデオ用テープレコーダ
ー、コンピューター用ディスク等の磁気記録装置の再生
及び記録用として、従来、センダストやフェライト基板
を使用した磁気ヘッドが用いられてきたが、近年、素子
の微細化、精密加工化が実現されたことに伴い、狭トラ
ック化が容易でしかも高周波数領域における高い透磁率
と高い共振周波数等の利点を有する薄膜磁気ヘッドが注
目されている。
【0003】薄膜磁気ヘッド用基板材料としてはAl2
O3−TiC系セラミックス焼結体が主に用いられてお
り(特開昭 55−163665号公報)、その要求特
性としては、(1)平面平滑性に優れ気孔が存在しない
こと、(2)精密加工性及び耐チッピング性に優れてい
ること、(3)耐摩耗性に優れていること、(4)コー
ティングされる絶縁材料(Al2O3 膜)との熱膨張
係数が同程度であること、等である。Al2O3−Ti
C 系セラミックス焼結体では、TiC の添加によっ
て耐摩耗性等のスライダ性能が向上し、また、マトリッ
クスがAl2O3 であることからコーティングされる
絶縁材料との熱膨張係数もほぼ同等のものが得られてい
る。
【0004】しかしながら、従来のAl2O3−TiC
 系セラミックス焼結体では、Al2O3 とTiC 
の粒子間結合力が弱くスライシングの際にチッピングが
発生しやすいという欠点があったので、精密加工を要す
る薄膜磁気ヘッド用セラミックス基板の製造においては
歩留まりが低下するという問題があった。また、焼結中
にAl2O3 の酸素とTiC の炭素とが反応して生
成したCOやCO2 ガスが内部に気孔となって残留し
緻密化が阻害されるという問題があった。気孔の存在は
、鏡面加工を施した場合、基板として十分な平面平滑性
を備えた表面粗さにすることができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の状況
に鑑みてなされたものであり、耐チッピング性、平面平
滑性及び緻密性に優れ、特に薄膜磁気ヘッド用セラミッ
クス基板として好適なセラミックス材料及びその製造方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は以下
を要旨とするセラミックス材料及びその製造方法である
。 (請求項1)焼結体の切断面における面積割合で、1.
0 μm以下の平均結晶粒径を有するAl2O3 粒子
が70〜90%、表面層が TiC1−x O x (
但し、0.5 <X <1)で表されるオキシカーバイ
ド及び/又はTiのサブオキサイドで置換されてなる平
均結晶粒径 1.0μm以下のTiC 粒子が10〜3
0%の割合で分散していることを特徴とするセラミック
ス材料。 (請求項2)請求項1記載のセラミックス材料からなる
ことを特徴とする薄膜磁気ヘッド用セラミックス基板。 (請求項3)平均粒径 0.1〜0.4 μmのAl2
O3 60〜80重量%と TiC1−x O x (
但し、0.5 <X <1 )で表されるオキシカーバ
イド及び/又はTiのサブオキサイドで表面置換された
平均粒径 0.2〜0.8 μmのTiC 20〜40
重量%との混合粉末を焼成することを特徴とするセラミ
ックス材料の製造方法。 (請求項4)Al2O3 原料として、平均粒径 0.
1〜0.4 μmでアスペクト比0.9〜1.1 の球
状単分散Al2O3 粉末を用いることを特徴とする請
求項3記載のセラミックス材料の製造方法。 (請求項5)Al2O3 とTiC の混合粉末100
 重量部に対し、0.5 〜3.0 重量部の焼結助剤
及び/又は0.5 〜3.0 重量部の快削性付与剤を
混合し焼成することを特徴とする請求項3記載のセラミ
ックス材料の製造方法。
【0007】以下、本発明について詳細に説明する。
【0008】本発明では、Al2O3−TiC 系セラ
ミックス焼結体において、マトリックスを形成するAl
2O3 粒子と、マトリックスに分散する特定のTiC
 粒子すなわちTiC1−x Ox(但し、0.5 <
X <1 )で表されるオキシカーバイド及び/又はT
iのサブオキサイドで置換されたTiC 粒子の平均結
晶粒径をそれぞれ1.0 μm以下にすることによって
、Al2O3 とTiC の結晶間結合力を増大させ、
耐チッピング性と鏡面加工性を向上させたものである。 つまりスライシングにおけるチッピングの発生は、Al
2O3 粒子とTiC 粒子の結晶粒径の大きさ及びA
l2O3 とTiC の結合力に依存しており、結晶粒
径が 1.0μmを越えるとチッピングの発生が多くな
る。
【0009】また、焼結体の切断面における両者の占有
率は、Al2O3 が70〜90%、上式で表されたオ
キシカーバイド及び/又はTiのサブオキサイドで置換
されたTiC (以下、表面置換TiC という)が1
0〜30%である。Al2O3 の占める割合が90%
を越えると焼結体の硬度が著しく低下し、一方70%未
満では焼結性が悪化し気孔が残存するので緻密な焼結体
が得られず鏡面加工性が低下する。
【0010】本発明において、焼結体の断面積における
Al2O3 及び表面置換TiC の占有面積を測定す
るには、鏡面研磨を施した断面を加熱エッチング処理し
、その鏡面の反射電子組成像をTV画像処理システム(
日本アビオニクス SPICOA−2 )によって適宣
濃淡画像処理を施した後、2直化処理を行い、その2直
化画像に対し形状寸法解析を行うことによってできる。
【0011】また、表面置換TiC 粒子の表面酸化膜
すなわち上式で表されたオキシカーバイド及び/又はT
iのサブオキサイドの厚みは透過型電子顕微鏡によって
測定することができる。Tiのサブオキサイドとしては
、TiO 、Ti2O3 、Ti3O5 、Ti4O7
 等をあげることができる。本発明においては、上式で
表されたオキシカーバイド又はTiのサブオキサイドは
、通常、複種類によってTi粒子の表面を被覆している
【0012】以上説明した本発明のセラミックス材料の
用途としては、薄膜磁気ヘッド用セラミックス基板が好
適であるが、電磁気材料用の非磁性セラミックス基板や
切削工具などの構造材としても使用できる。
【0013】本発明のセラミックス材料は以下の方法に
よって好ましく製造することができる。すなわち、原料
としては、平均粒径 0.1〜0.4 μmのAl2O
3 60〜80重量%と平均粒径 0.2〜0.8 μ
mの表面置換TiC 20〜40重量%の混合粉末を用
い、それを焼成する。Al2O3 の平均粒径が0.4
 μm を越えると焼結体中のAl2O3 の平均結晶
粒径を1.0 μm 以下に制御することが困難となり
、一方0.1 μm未満では焼成中に粒成長が著しく進
むので好ましくない。また、Al2O3 の割合が60
〜80重量%以外では焼結体の切断面におけるAl2O
3 の占有率を70〜90%にすることが困難となる。 表面置換TiC の平均粒径と配合量については、Al
2O3 の場合とほぼ同様な理由により上記のように限
定した。
【0014】本発明において、TiC 原料として表面
置換TiC を用いる理由は、Al2O3 とTiCの
反応性を高めるためである。表面置換TiC はTiC
 粒子の表面を加熱酸化処理することによって、上式で
表されるオキシカーバイド及び/又はTiのサブオキサ
イドで置換することによって得ることができる。その表
面の膜厚は処理温度ならびに処理時間に依存し、均一か
つ所望の膜厚までに置換するためにはTiC 粒子を流
動させながら酸化処理をすることが好ましい。例えば、
回転式の環状炉を用いて、大気中、温度250 〜35
0 ℃で2 〜6 時間の処理を行うことによって調製
することができる。
【0015】上式で表されるオキシカーバイド及び/又
はTiのサブオキサイドの厚みは 5.0〜20.0n
mが最適であり、これによってAl2O3 粒子との濡
れ性が良好となり、焼成中に発生するCOやCO2 ガ
スの生成が効果的に抑制される。厚みが 5.0nm未
満ではその抑制効果が十分でなく、一方20.0nmを
越えるとTiC粒子表面にアナターゼ又はルチル構造の
TiO2が生成して粒子表面の亀裂が進行し、Al2O
3 粒子との粒界強度のみならず硬度が低下し、耐摩耗
性の劣化とチッピングの発生が多くなる。
【0016】上式で表されるオキシカーバイド及び/又
はTiのサブオキサイド層の膜厚の測定は、透過型電子
顕微鏡を用いて行うことができ、その同定は電子線回折
によって行うことができる。
【0017】本発明においては、マトリックスとなるA
l2O3 原料としては、有機金属の加水分解法や均一
沈澱法で合成された平均粒径 0.1〜0.4 μmで
平均アスペクト比 0.9〜1.1 の球状単分散Al
2O3 を用いることが好ましい。これによって、Al
2O3 の焼結性が向上し、微細で濡れ性の改善された
表面置換TiC と反応して均質かつ緻密な高強度焼結
体となる。
【0018】また、Al2O3 と表面置換TiC の
混合粉末100 重量部に対し、0.5 〜3.0 重
量部の焼結助剤及び/又は0.5 〜3.0 重量部の
快削性付与剤を添加することが好ましい。これによって
、焼結性がさらに改善され、耐チッピング性に影響を及
ぼすと考えられるAl2O3 の粒成長を効果的に抑制
することができる。焼結助剤及び/又は快削性付与剤の
使用量が 0.5重量部未満では顕著な効果は認められ
ず、一方3.0 重量部を越えると逆にAl2O3 の
粒成長が促進され強度と硬度が低下する。
【0019】焼結助剤としてはMgO 、CaO 、N
iO 、Cr2O3 等が、また快削性付与剤としては
Y2O3、Yb2O3 、CeO2、La2O3 等を
用いることができるが、MgO とY2O3の組合せが
最適である。
【0020】上記Al2O3 と表面置換TiC との
混合粉末又はこれにさらに焼結助剤及び/又は快削性付
与剤の配合された混合粉末は、それぞれの原料の所定量
をエタノール等の有機溶媒と共にボールミルにて20〜
40時間の湿式混合を行い、乾燥後、粉砕することによ
って調製することができる。混合粉末はホットプレス法
又は熱間静水圧法(HIP 法)のいずれかによって相
対密度 99 %以上の高密度焼結体とすることができ
る。
【0021】ホットプレス法の場合は、上記混合粉末を
黒鉛ダイスに充填し、100kg/cm2 程度に予備
圧縮した後、焼成温度 1500 〜1700℃まで6
00 ℃/minで昇温し、圧力100 〜400kg
/cm2 で焼結する。また、HIP 法を利用する場
合、上記混合粉末を1000〜3000kg/cm2の
圧力で冷間静水圧法(CIP 法)によって相対密度5
0%以上の成形体を得、次いで予備焼結として、温度1
500〜1700℃の真空焼結を行って相対密度95%
 以上の焼結体を作製する。 そして、それをさらに温度1400〜1600℃、圧力
 1500 〜2000atm のアルゴン雰囲気下で
 HIP焼結し相対密度99%以上の高密度焼結体とす
る。
【0022】
【実施例】次に実施例と比較例をあげてさらに具体的に
本発明を説明する。
【0023】実施例1〜6  比較例1〜8平均粒径 
0.5μmの TiCを、回転式環状炉を用いて温度2
50〜350 ℃で3 〜12時間の表面酸化処理を行
い、酸化膜厚みが5 〜20nmであり表面が主として
TiC1−x O x(0.5 <X <1 )、Ti
O 、Ti3O5 、Ti4O7 で置換されてなる種
々の表面置換TiC を調製した。これと平均粒径0.
3 μm のバイヤー法Al2O3 の所定量を混合し
、エタノールを溶媒として20時間の湿式混合を行い混
合粉末を調製した。なお、比較例1〜8については、平
均粒径1.2 μmの TiCを表面酸化処理してなる
表面置換 TiCと平均粒径1.0 μm のバイヤー
法Al2O3 を用いた。これらを、焼成温度1500
〜1700℃、圧力200 〜400kg/cm2 の
範囲内でホットプレス条件を種々変えて焼結し、表1 
に示すAl2O3−TiC 系セラミックス焼結体を作
製した。得られた焼結体のAl2O3 と表面置換Ti
C の結晶粒径の大きさとその切断面の断面積における
占有率、相対密度、硬度、研磨面の表面粗さ(鏡面加工
性)、及びクリープフィードによる耐チッピング性を測
定した。それらの結果を表1と表2に示す。
【0024】物性は以下の方法で測定した。 (1)焼結体中のAl2O3 と表面置換TiC の結
晶粒子の大きさとその占有率:鏡面研磨を施した表面を
加熱エッチング処理し、その反射電子組成像をTV画像
解析システム(日本アビオニクス SPICOA−2)
で2直化処理し、2直化画像の形状寸法解析によって平
均結晶粒径を算出し、その断面積に対する占有率を求め
た。 (2)相対密度:焼結体を微粉砕し懸ちょう法によって
真比重を求め、アルキメデス法により測定した。 (3)硬度:JIS Z 2245  に準じて測定し
た。 (4)研磨面の表面粗さ(鏡面加工性):焼結体からφ
76.2×4mmtの円板を切り出し、#400のカッ
プ砥石を用いて平面研削し、次いで0.2 〜3.0 
μmのダイヤモンド砥粒によって、砥粒別に一定時間、
3段階の鏡面加工を施し、研磨面の表面粗さを非接触式
の表面粗さ測定器を用いて測定した。 (5)耐チッピング性:焼結体からφ76.2×4mm
tの円板を切り出し、#500のメタルボンドのホィー
ルを用いて、回転数3200rpm 、切削速度40m
m/minで切断し、その切断面に発生した10μm以
上のチッピング数を400 倍の金属顕微鏡による観察
でカウントし、チッピングが発生しないものを○、10
μm未満の微細なチッピングの発生が認められるものを
△、また10μm以上のチッピングが認められたものは
×とした。さらにチッピングの発生しないものについて
特に優れているものを◎とした。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】表1及び表2から明らかなように、表面置
換TiC 粉末を用いそれをAl2O3 マトリックス
に分散させてなる本発明の実施例は、単なるTiC 粉
末(未処理TiC 粉末)を用いた比較例に比べて、耐
チッピング性、緻密性及び鏡面加工性に優れることがわ
かる。
【0028】実施例7〜9 Al2O3 原料として、均一沈澱法で合成された平均
粒径0.3 μm で平均アスペクト比0.9 である
球状単分散Al2O3 を用いたこと以外は実施例1〜
6と同様にして焼結体を作製し試験した。その結果を表
3と表4に示す。
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】表3と表4から明らかなように、マトリッ
クスに球状単分散Al2O3 を使用することによって
、耐チッピング性と鏡面加工性がさらに優れたものにな
ることがわかる。
【0032】実施例10〜11 Al2O3 と表面置換TiC の混合粉末100 重
量部に対し、MgO とY2O3を表5に示す割合で配
合して得られた混合粉末を用いたこと以外は実施例8と
同様にして焼結体を作製し試験した。その結果を表5と
表6に示す。
【0033】
【表5】
【0034】
【表6】
【0035】表5と表6から明らかなように、MgO 
とY2O3をさらに配合した混合粉末を使用することに
よって、緻密性と耐チッピング性が一段と優れたものに
なることがわかる。
【0036】比較例9〜10 Al2O3 80重量部、表面酸化処理を行っていない
TiC20重量部、及び平均粒径1.0 μm のTi
O20.5 重量部又は1.0 重量部の混合粉末を用
いたこと以外は実施例1〜6と同様にして焼結体を作製
し試験した。その結果を表7と表8に示す。
【0037】
【表7】
【0038】
【表8】
【0039】表7と表8から明らかなように、本発明に
係る表面置換TiC を使用しない場合は、相対密度、
表面粗さ及び耐チッピング性に劣ることがわかる。
【発明の効果】本発明のAl2O3−TiC 系セラミ
ックス材料は、焼結体中のAl2O3 粒子と表面置換
TiC 粒子の結晶粒径をそれぞれ1.0 μm以下に
することによって耐チッピング性が向上し、さらにはA
l2O3 粒子の濡れ性も改善されて粒子間結合力が増
大することによって、鏡面加工時の脱粒の少ない緻密性
に優れたものとなる。従って、本発明のセラミックス材
料を用いて精密加工を必要とする薄膜磁気ヘッド用セラ
ミック基板の製造においては歩留まりが向上する。また
、焼結中にCOやCO2 ガスの発生を効果的に抑制す
ることができるので、一段と緻密化が促進され、鏡面研
磨を施した場合、セラミックス基板としての平面平滑性
が高まる。本発明のセラミックス材料は、薄膜磁気ヘッ
ド用セラミック基板材料として最適であるが、その他、
電磁気材料用の非磁性セラミック基板材料として、さら
には切削工具などの構造材としても使用できる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  焼結体の切断面における面積割合で、
    1.0 μm以下の平均結晶粒径を有するAl2O3 
    粒子が70〜90%、表面層が TiC1−x O x
     (但し、0.5 <X<1 )で表されるオキシカー
    バイド及び/又はTiのサブオキサイドで置換されてな
    る平均結晶粒径 1.0μm以下のTiC 粒子が10
    〜30%の割合で分散していることを特徴とするセラミ
    ックス材料。
  2. 【請求項2】  請求項1記載のセラミックス材料から
    なることを特徴とする薄膜磁気ヘッド用セラミックス基
    板。
  3. 【請求項3】  平均粒径 0.1〜0.4 μmのA
    l2O360〜80重量%と TiC1−x Ox (
    但し、0.5 <X <1 )で表されるオキシカーバ
    イド及び/又はTiのサブオキサイドで表面置換された
    平均粒径 0.2〜0.8 μmのTiC 20〜40
    重量%との混合粉末を焼成することを特徴とするセラミ
    ックス材料の製造方法。
  4. 【請求項4】  Al2O3 原料として、平均粒径 
    0.1〜0.4 μmでアスペクト比0.9 〜1.1
     の球状単分散Al2O3 粉末を用いることを特徴と
    する請求項3記載のセラミックス材料の製造方法。
  5. 【請求項5】  Al2O3 とTiC の混合粉末1
    00 重量部に対し、0.5 〜3.0 重量部の焼結
    助剤及び/又は0.5 〜3.0 重量部の快削性付与
    剤を混合し焼成することを特徴とする請求項3記載のセ
    ラミックス材料の製造方法。
JP3116556A 1991-04-22 1991-04-22 セラミックス材料及びその製造方法 Pending JPH04321555A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5636087A (en) * 1993-04-22 1997-06-03 Tdk Corporation Magnetic head slider assembly
US8110516B2 (en) * 2008-11-28 2012-02-07 Tdk Corporation Sintered body and production method thereof
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