JPH04321419A - 流体圧式サスペンションの作動流体供給装置 - Google Patents

流体圧式サスペンションの作動流体供給装置

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JPH04321419A
JPH04321419A JP11808591A JP11808591A JPH04321419A JP H04321419 A JPH04321419 A JP H04321419A JP 11808591 A JP11808591 A JP 11808591A JP 11808591 A JP11808591 A JP 11808591A JP H04321419 A JPH04321419 A JP H04321419A
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JP
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working fluid
fluid supply
pressure
valve
suspension
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JP11808591A
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Inventor
Hiroyuki Ikemoto
池本 浩之
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車輌の流体
圧式サスペンションに係り、更に詳細にはパワーステア
リング装置の如きパワーアシスト装置にも高圧の作動流
体を供給し得るよう構成された流体圧式サスペンション
の作動流体供給装置に係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌の流体圧式サスペンショ
ンの作動流体供給装置の一つとして、例えば実開昭60
−158966号公報に記載されている如く、パワース
テアリング装置の作動流体供給装置と統合され、サスペ
ンション及びパワーステアリング装置の両者に対し高圧
の作動流体を供給し得るよう構成された作動流体供給装
置が既に提案されている。
【0003】かかる作動流体供給装置によれば、サスペ
ンション及びパワーステアリング装置の各々に個別に作
動流体供給装置が設けられる場合に比して、ポンプ等の
部品の数を低減することができ、また燃費を向上させる
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし流体圧式サスペ
ンションの作動流体供給装置がパワーステアリング装置
やパワーアシストブレーキ装置の如きパワーアシスト装
置の作動流体供給装置として共用される場合には、サス
ペンションに何等かの異常が生じサスペンションによる
作動流体の消費流量が非常に高くなると、サスペンショ
ン及びパワーアシスト装置の両者による作動流体の消費
流量がポンプ等の作動流体供給源の作動流体供給能力を
上回り、そのためサスペンション及びパワーアシスト装
置の何れにも十分な圧力の作動流体が供給されなくなっ
て何れも良好に機能することができなくなるという問題
がある。
【0005】本発明は、流体圧式サスペンションの作動
流体供給装置がパワーアシスト装置の作動流体供給装置
として共用される場合に於ける上述の如き問題に鑑み、
サスペンションによる作動流体の消費流量が非常に高く
なる何等かの異常が生じてもパワーアシスト装置へ十分
な圧力の作動流体を供給してパワーアシスト装置を良好
に機能させることができるよう改良された流体圧式サス
ペンションの作動流体供給装置を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、各車輪に対応して設けられ作動流体室に対
し作動流体が給排されることにより対応する部位の車高
を増減するアクチュエータと、一端にて前記作動流体室
と連通する作動流体供給通路と、一端にて前記作動流体
室と連通する作動流体排出通路と、前記作動流体供給通
路及び前記作動流体排出通路の途中に設けられ前記作動
流体室に対する作動流体の給排を制御する制御弁とを有
する流体圧式サスペンションの作動流体供給装置にして
、前記作動流体供給通路の他端に接続された作動流体供
給源と、前記制御弁と前記作動流体供給源との間にて前
記作動流体供給通路の途中に設けられた開閉弁と、前記
サスペンションによる作動流体の消費流量が異常である
か否かを判別する異常判別装置と、前記異常判別装置に
より異常の判別が行われたときには前記開閉弁を閉弁さ
せる制御装置とを有し、前記作動流体供給通路は前記開
閉弁と前記作動流体供給源との間にてパワーアシスト装
置に接続された流体圧式サスペンションの作動流体供給
装置によって達成される。
【0007】
【作用】上述の如き構成によれば、作動流体供給通路の
途中には制御弁と作動流体供給源との間に開閉弁が設け
られ、パワーアシスト装置は開閉弁と作動流体供給源と
の間にて作動流体供給通路に接続されており、開閉弁は
サスペンションによる作動流体の消費流量が異常である
旨の判別が行われたときには閉弁されるよう構成されて
いる。従ってサスペンションに何らかの異常が発生して
サスペンションによる作動流体の消費流量が異常になる
と、開閉弁が閉弁されることによって作動流体がサスペ
ンションへ供給されることが阻止されるので、パワーア
シスト装置へ確実に高圧の作動流体が供給されるように
なり、これによりパワーアシスト装置を良好に機能させ
ることが可能になる。
【0008】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実
施例について詳細に説明する。
【0009】
【実施例】図1は本発明による作動流体供給装置の一つ
の実施例を流体圧式サスペンションと共に示す概略構成
図である。
【0010】図1に於て、10は作動流体としてのオイ
ルを貯容するリザーバを示している。リザーバ10には
接続通路12の一端及び作動流体排出通路14の一端が
接続されている。接続通路12の他端はエンジン16に
より駆動されるポンプ18の吸入側に接続されている。 ポンプ18は図示の実施例に於ては可変容量ポンプであ
り、その吐出側には作動流体供給通路20の一端が接続
されている。作動流体供給通路20の途中にはポンプよ
り吐出された作動流体の圧力脈動を吸収してその圧力変
化を低減する図には示されていないアテニュエータが設
けられており、また作動流体供給通路20には蓄圧作用
をなすアキュムレータ24が接続されている。
【0011】作動流体供給通路20の他端は供給圧力制
御手段としての圧力制御弁26のパイロット操作型の3
ポート3位置切換式の切換制御弁28のPポートに連通
接続されている。圧力制御弁26は切換制御弁28と、
作動流体供給通路20と作動流体排出通路14とを連通
接続する接続通路30と、該通路の途中に設けられた固
定絞り32及び可変絞り34とよりなり、後述の如くサ
スペンションへ供給される作動流体の圧力を制御するよ
うになっている。
【0012】切換制御弁28のAポートには作動流体供
給通路36の一端が接続されている。また切換制御弁2
8のRポートには作動流体排出通路15の一端が接続さ
れており、該通路の他端は作動流体排出通路14に接続
されている。切換制御弁28は固定絞り32と可変絞り
34との間の通路30内の圧力Pp 及び作動流体供給
通路36内のPs をパイロット圧力として取込むスプ
ール弁であり、圧力Pp が圧力Ps より高いときに
はポートPとポートAとを連通接続する切換位置28a
に切換わり、圧力Pp 及びPs が互いに等しいとき
には全てのポートの連通を遮断する切換位置28bに切
換わり、Pp が圧力Ps より低いときにはポートR
とポートAとを連通接続する切換位置28cに切換わる
ようになっている。また可変絞り34はそのソレノイド
へ通電される電流を制御されることにより絞りの実効通
路断面積を変化し、これにより固定絞り32と共働して
圧力Pp を変化させるようになっている。
【0013】作動流体供給通路36及び作動流体排出通
路14の途中には開閉弁38が設けられている。開閉弁
38は図示の実施例に於ては常閉型の開閉弁として構成
されており、接続通路30の固定絞り32と可変絞り3
4との間の部分の圧力Pp をパイロット圧力として取
込み、該パイロット圧力が弁に内臓されたばねのばね力
より低いときには図示の閉弁位置38aを維持し、パイ
ロット圧力がばね力を越えると開弁位置38bに切換わ
り、これにより作動流体供給通路36及び作動流体排出
通路14を連通するようになっている。
【0014】かくしてリザーバ10、ポンプ18、アキ
ュムレータ24、開閉弁38は作動流体供給通路20及
び36へ高圧の作動流体を供給する作動流体供給装置4
0を構成している。特に図示の実施例の作動流体供給装
置40はそれより下流側の作動流体の圧力を制御する圧
力制御弁26を含んでいる。
【0015】作動流体供給通路36の他端及び作動流体
排出通路14の他端は圧力制御弁42のパイロット操作
型の3ポート3位置切換式の切換制御弁44のPポート
及びRポートにそれぞれ連通接続されている。圧力制御
弁42は切換制御弁44と、作動流体供給通路36とリ
ザーバ10とを連通接続する接続通路46と、該通路の
途中に設けられた固定絞り48及び可変絞り50とより
なっている。
【0016】切換制御弁44のAポートには接続通路5
2が接続されている。切換制御弁44は固定絞り48と
可変絞り50との間の通路46内の圧力Pp ′及び接
続通路52内のPb をパイロット圧力として取込むス
プール弁であり、圧力Pp ′が圧力Pb より高いと
きにはポートPとポートAとを連通接続する切換位置4
4a に切換わり、圧力Pp ′及びPb が互いに等
しいときには全てのポートの連通を遮断する切換位置4
4b に切換わり、Pp ′が圧力Pb より低いとき
にはポートRとポートAとを連通接続する切換位置44
cに切換わるようになっている。また可変絞り50はそ
のソレノイドへ通電される電流を制御されることにより
絞りの実効通路断面積を変化し、これにより固定絞り4
8と共働して圧力Pp ′を変化させるようになってい
る。
【0017】接続通路52の他端は車輪に対応して設け
られたアクチュエータ56の作動流体室58に連通接続
されている。図示の如くアクチュエータ56は一種のシ
リンダーピストン装置であり、図には示されていないが
車輪を支持するサスペンション部材と車体との間に配設
され、作動流体室58に対し作動流体が給排されること
により対応する部位の車高を増減するようになっている
。作動流体室58には通路60により気液ばね装置62
が接続されており、通路60の途中には絞り64が設け
られている。かくして気液ばね装置62はサスペンショ
ンスプリング又は補助的なサスペンションスプリングと
して作用し、絞り64は減衰力を発生するようになって
いる。
【0018】接続通路52の途中には遮断弁66が設け
られている。遮断弁66は作動流体供給通路36内の圧
力Pc を取込み、パイロット圧力Pc が開弁所定値
を越えると開弁し、パイロット圧力が閉弁所定値以下に
なると閉弁するよう構成されている。
【0019】尚圧力制御弁42、接続通路52、絞り5
4、遮断弁56、アクチュエータ56、気液ばね装置6
2等は各車輪に対応して設けられている。また圧力制御
弁26の可変絞り34は図2に示された電子制御装置7
0により制御されるようになっており、圧力制御弁42
の可変絞り50は図には示されていない電子制御装置に
より制御されるようになっている。
【0020】作動流体供給通路20と作動流体排出通路
14との間にはパワーアシスト装置としてのパワーステ
アリング装置68が設けられている。パワーステアリン
グ装置の構造はよく知られているので図1には詳細には
示されていないが、作動流体供給通路20内の高圧の作
動流体がパワーステアリング装置68の制御弁へ供給さ
れるようになっている。
【0021】作動流体供給通路36及び作動流体排出通
路14にはそれぞれ対応する通路内の圧力Ps 及びP
r を検出する圧力センサ72及び74が設けられてお
り、接続通路52には該通路内の圧力Pb 、従ってア
クチュエータ56の作動流体室58内の圧力を検出する
圧力センサ76が設けられている。これらの圧力センサ
により検出された圧力を示す信号は図2に示された電子
制御装置70へ出力されるようになっている。尚図2に
於ては、右前輪、左前輪、右後輪、左後輪に対応する圧
力センサ76はそれぞれ符号76FR、76FL、76
RR、76RLにて示されている。
【0022】電子制御装置70は図2に示されている如
くマイクロコンピュータ78を含んでいる。マイクロコ
ンピュータ78は図2に示されている如き一般的な構成
のものであってよく、中央処理ユニット(CPU)80
と、リードオンリメモリ(ROM)82と、ランダムア
クセスメモリ(RAM)84と、入力ポート装置86と
、出力ポート装置88とを有し、これらは双方性のコモ
ンバス90により互いに接続されている。
【0023】図示の実施例に於ては、入力ポート装置8
6には圧力センサ72、74よりそれぞれ圧力Ps 、
Pr を示す信号が入力され、また圧力センサ76i 
(i =FR、FL、RR、RL)よりそれぞれ右前輪
、左前輪、右後輪、左後輪に対応するアクチュエータ5
6の作動流体室58内の圧力Pbi(i =FR、FL
、RR、RL)を示す信号が入力されるようになってい
る。入力ポート装置86はそれに入力された信号を適宜
に処理し、ROM82に記憶されているプログラムに基
くCPU80の指示に従い、CPU及びRAM84へ処
理された信号を出力するようになっている。ROM82
は図3に示された制御プログラムを記憶している。CP
U80は図3に示された制御プログラムに基き後述の如
く種々の演算及び信号の処理を行うようになっている。 出力ポート装置88はCPU80の指示に従い、サスペ
ンションに異常が生じたことを示す信号を警報装置92
へ出力し、また駆動回路94を経て圧力制御弁26の可
変絞り34のソレノイドへ制御信号を出力し、可変絞り
の実効通路断面積を増大するようになっている。
【0024】サスペンションに異常が生じたことは任意
の態様にて判定されてよいが、図示の実施例に於ては圧
力センサ72、74、76i により検出された圧力に
基き判定される。
【0025】例えば圧力制御弁42内の作動流体供給通
路と作動流体排出通路とを分離するOリングが破損した
場合の如く、これらの通路の相互の隔離に異常が生じた
場合には、作動流体供給通路より作動流体排出通路へ作
動流体が漏洩することに起因して作動流体排出通路内の
圧力が正常時に比して高くなる。従って圧力センサ74
により検出される作動流体排出通路14内の圧力Pr 
が基準値P1 を越えているか否かを判別することによ
り上述の如き異常が生じたか否かを判別することができ
る。
【0026】またアクチュエータ56の作動流体室58
を密閉するOリングが破損した場合の如く、アクチュエ
ータ56や接続通路52の密閉に異常が生じた場合には
、圧力制御弁42に対する指示圧力と作動流体室58内
の実際の圧力との間の差が大きくなる。従って各車輪の
圧力制御弁42に対する指示圧力Pi と対応する圧力
センサ76iにより検出される作動流体室58内の圧力
Pbiとの偏差ΔPi が基準値P2iを越えているか
否かを判別することにより上述の如き異常が生じている
か否かを判別することができる。
【0027】更に圧力制御弁26と42との間の作動流
体供給通路36の密閉に異常が生じた場合には、圧力制
御弁26に対する指示圧力と圧力センサ72により検出
される作動流体供給通路36内の圧力Ps との偏差が
大きくなる。従って圧力制御弁26に対する指示圧力P
soと作動流体供給通路36内の実際の圧力Ps との
偏差ΔPs が基準値P3 を越えているか否かを判別
することにより、かかる異常が生じているか否かを判別
することができる。
【0028】次に図3に示されたフローチャートを参照
して図示の実施例の作動について説明する。
【0029】尚電子制御装置70による制御は図には示
されていないイグニッションスイッチの閉成により開始
される。
【0030】先ず最初のステップ10に於ては、可変絞
り34のソレノイドへ制御信号が出力されることにより
、可変絞りの実効通路断面積が漸次低減され、これによ
りパイロット圧力Ps が漸次増大され、その過程に於
て開閉弁38が開弁され、しかる後遮断弁66が開弁し
、作動流体供給通路36へ所定の高圧の作動流体が供給
されるようになった段階で次のステップ20へ進む。
【0031】ステップ20に於ては、圧力センサ72、
74、76i によりそれぞれ検出された圧力Ps 、
Pr 、Pbiを示す信号の読込みが行われ、しかる後
ステップ30へ進む。
【0032】ステップ30に於ては、圧力Pr が基準
値P1 を越えているか否かの判別が行われ、圧力Pr
 が基準値P1 を越えている旨の判別が行われたとき
にはステップ70へ進み、圧力Pr が基準値P1 を
越えていない旨の判別が行われたときにはステップ40
へ進む。
【0033】ステップ40に於ては、圧力の偏差ΔPi
 が基準値P2iを越えているか否かの判別が行われ、
ΔPi が基準値P2iを越えている旨の判別が行われ
たときにはステップ70へ進み、ΔPi が基準値P2
iを越えていない旨の判別が行われたときにはステップ
50へ進む。
【0034】尚このステップに於ける判別は各車輪につ
いて、即ちi =FR、FL、RR、RLの全てについ
て行われ、これらの何れかについてイエスの判別が行わ
れたときにはステップ70へ進む。
【0035】ステップ50に於ては、圧力の偏差のΔP
s が基準値P3を越えているか否かの判別が行われ、
ΔPs が基準値P3 を越えている旨の判別が行われ
たときにはステップ70へ進み、ΔPs が基準値P3
 を越えていない旨の判別が行われたときにはステップ
60へ進む。
【0036】ステップ60に於ては、図には示されてい
ないイグニッションスイッチ(I.G.)がONよりO
FFへ切換えられたか否かの判別が行われ、イグニッシ
ョンスイッチがONよりOFFへ切換えられてはいない
旨の判別が行われたときにはステップ20へ戻り、イグ
ニッションスイッチがONよりOFFへ切換えられた旨
の判別が行われたときにはステップ70へ進む。
【0037】ステップ70に於ては、可変絞り34のソ
レノイドへ制御信号が出力されることにより、可変絞り
の実効通路断面積が漸次増大され、これによりパイロッ
ト圧力Pp が漸次低下され、その過程に於て先ず遮断
弁66が閉弁され、しかる後開閉弁38が閉弁され、こ
れにより作動流体供給通路20及び36内の高圧の作動
流体が開閉弁38より下流側へ供給されることが阻止さ
れる。
【0038】かくしてこの実施例によれば、圧力センサ
72、74、76i により検出された圧力に基きステ
ップ30〜50に於てサスペンションに異常が生じたか
否かが判別され、サスペンションに異常が生じた旨の判
別が行われたときにはステップ70に於て遮断弁66及
び開閉弁38が閉弁され、これにより作動流体供給通路
20及び36内の高圧の作動流体が開閉弁38より下流
側へ供給されることが阻止され、作動流体供給通路20
内の作動流体が十分な圧力にてパワーステアリング装置
68のコントロールバルブへ供給される。
【0039】また図示の実施例によれば、サスペンショ
ンに異常が生じた場合には開閉弁38が閉弁されるに先
立って遮断弁66が閉弁され、これによりサスペンショ
ンはハイドロニューマチックサスペンションとして機能
する状態にもたらされるので、作動流体供給通路36内
の圧力が漸次低下する過程に於てアクチュエータの作動
流体室58内の圧力が圧力制御弁42によって良好には
制御されなくなることに起因する不自然な車体の姿勢変
化の発生を防止することができる。
【0040】更に図示の実施例によれば、作動流体供給
通路20内の圧力を比較的急激に上昇させることにより
実質的にサスペンションの作動開始当初よりパワーステ
アリング装置68へ十分な圧力の作動流体を供給するこ
とができ、しかも圧力制御弁26によって作動流体供給
通路36内の圧力Ps を漸次上昇させることにより、
遮断弁66を漸次開弁させ、これにより遮断弁の開弁時
に比較的多量の作動流体が遮断弁を流通することに起因
する車高の一時的な変化を確実に防止することができる
【0041】尚上述の実施例に於ては、開閉弁38のパ
イロット圧力は圧力制御弁26のパイロット圧力と同一
であるが、接続通路30、固定絞り32、可変絞り34
と同様の接続通路等が設けられ、その固定絞りと可変絞
りとの間の圧力が開閉弁38のパイロット圧力として使
用されてもよく、その場合には圧力制御弁26の制御と
は独立に開閉弁38を制御することができる。
【0042】また図示の実施例の如く遮断弁66が設け
られる場合には、開閉弁38は作動流体供給通路20及
び36のみの連通を制御するよう構成されてよく、また
図示の実施例の如く開閉弁38が作動流体供給通路及び
作動流体排出通路の両者の連通を制御するよう構成され
ている場合には、遮断弁66が省略されてもよい。
【0043】更に上述の実施例に於ては、作動流体供給
装置の供給圧力制御手段及びサスペンションの制御弁は
圧力制御弁であるが、これらの手段は流量制御弁であっ
てもよい。
【0044】以上に於ては本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例
が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0045】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明によれば、サスペンションに何らかの異常が発生して
サスペンションによる作動流体の消費流量が異常になる
と、開閉弁が閉弁されることによって作動流体がサスペ
ンションへ供給されることが阻止され、パワーアシスト
装置へ確実に高圧の作動流体が供給されるようになるの
で、サスペンションに何らかの異常が発生してもパワー
アシスト装置を良好に機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による作動流体供給装置の第一の実施例
を流体圧式サスペンションと共に示す概略構成図である
【図2】図1に示された圧力制御弁及び開閉弁を制御す
る電子制御装置を示すブロック線図である。
【図3】図2に示された電子制御装置により達成される
制御フローを示すフローチャートである。 10…リザーバ 16…エンジン 18…ポンプ 20…作動流体供給通路 26…圧力制御弁 38…開閉弁 40…作動流体供給装置 42…圧力制御弁 56…アクチュエータ 58…作動流体室 52…気液ばね装置 54…絞り 66…遮断弁 68…パワーステアリング装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 各車輪に対応して設けられ作動流体室に対し作動流体が
    給排されることにより対応する部位の車高を増減するア
    クチュエータと、一端にて前記作動流体室と連通する作
    動流体供給通路と、一端にて前記作動流体室と連通する
    作動流体排出通路と、前記作動流体供給通路及び前記作
    動流体排出通路の途中に設けられ前記作動流体室に対す
    る作動流体の給排を制御する制御弁とを有する流体圧式
    サスペンションの作動流体供給装置にして、前記作動流
    体供給通路の他端に接続された作動流体供給源と、前記
    制御弁と前記作動流体供給源との間にて前記作動流体供
    給通路の途中に設けられた開閉弁と、前記サスペンショ
    ンによる作動流体の消費流量が異常であるか否かを判別
    する異常判別装置と、前記異常判別装置により異常の判
    別が行われたときには前記開閉弁を閉弁させる制御装置
    とを有し、前記作動流体供給通路は前記開閉弁と前記作
    動流体供給源との間にてパワーアシスト装置に接続され
    た流体圧式サスペンションの作動流体供給装置。
JP11808591A 1991-04-22 1991-04-22 流体圧式サスペンションの作動流体供給装置 Pending JPH04321419A (ja)

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JP11808591A Pending JPH04321419A (ja) 1991-04-22 1991-04-22 流体圧式サスペンションの作動流体供給装置

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JP (1) JPH04321419A (ja)

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