JPH04208621A - 流体圧式アクティブサスペンション - Google Patents
流体圧式アクティブサスペンションInfo
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- JPH04208621A JPH04208621A JP40401190A JP40401190A JPH04208621A JP H04208621 A JPH04208621 A JP H04208621A JP 40401190 A JP40401190 A JP 40401190A JP 40401190 A JP40401190 A JP 40401190A JP H04208621 A JPH04208621 A JP H04208621A
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- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[00011
【産業上の利用分野]本発明は、自動車等の車輌のサス
ペンションに係り、更に詳細には流体圧式のアクティブ
サスペンションに係る。 [0002] 【従来の技術】自動車等の車輌の流体圧式のアクティブ
サスペンションの一つとして、例えば特開平1−190
518号公報に記載されている如く、各車輪に対応して
設けられ作動液体室に対し作動液体が給排されることに
より対応する部位の車高を増減するアクチュエータと、
作動液体室に対し作動液体を給排する作動液体給排手段
と、作動液体室と連通ずる気液ばね装置と、車輌の走行
状態に応じて作動液体給排手段を制御する制御装置とを
有する流体圧式アクティブサスペンションは既に知られ
ている。 [0003]
ペンションに係り、更に詳細には流体圧式のアクティブ
サスペンションに係る。 [0002] 【従来の技術】自動車等の車輌の流体圧式のアクティブ
サスペンションの一つとして、例えば特開平1−190
518号公報に記載されている如く、各車輪に対応して
設けられ作動液体室に対し作動液体が給排されることに
より対応する部位の車高を増減するアクチュエータと、
作動液体室に対し作動液体を給排する作動液体給排手段
と、作動液体室と連通ずる気液ばね装置と、車輌の走行
状態に応じて作動液体給排手段を制御する制御装置とを
有する流体圧式アクティブサスペンションは既に知られ
ている。 [0003]
【発明が解決しようとする課題】かかるアクティブサス
ペンションによれば、車輌の走行状態に応じて作動液体
室に対する作動液体の給排が制御されることにより各車
輪に対応する部位の車高が増減されるので、車体の姿勢
や車輌の乗り心地性などを積極的に制御することができ
る。例えば車輌の旋回時には旋回外輪側のアクチュエー
タに於ては作動液体室に対し作動液体が供給され、旋回
内輪側のアクチュエータに於ては作動液体室より作動液
体が排出され、これにより車体のロールが抑制又は防止
される。 [0004]Lかし車体の横加速度が高くなる厳しい条
件にて旋回が行われる場合には、作動液体室に対する作
動液体の給排量も高くなり、特に旋回内輪側のアクチュ
エータに於ては作動液体室内の圧力が低くなり、作動液
体室内の圧力と作動液体給排手段の作動液体排出通路内
の圧力との間の差圧が小さくなるため、作動液体の排出
能率が低下し、しかも気液ばね装置より作動液体室内へ
作動液体が流れ込むので、作動液体室内の圧力を効率よ
く低下させて車体のロールを効果的に抑制することがで
きない。 [00051本発明は、従来の流体圧式のアクティブサ
スペンションに於ける上述の如き問題に鑑み、厳しい条
件にて旋回が行われる場合にも旋回内輪側のアクチュエ
ータの作動液体室内の圧力が効率よく低下され、これに
より車体のロールを効果的に抑制することができよう改
良された流体圧式のアクティブサスペンションを提供す
ることを目的としている。 [0006]
ペンションによれば、車輌の走行状態に応じて作動液体
室に対する作動液体の給排が制御されることにより各車
輪に対応する部位の車高が増減されるので、車体の姿勢
や車輌の乗り心地性などを積極的に制御することができ
る。例えば車輌の旋回時には旋回外輪側のアクチュエー
タに於ては作動液体室に対し作動液体が供給され、旋回
内輪側のアクチュエータに於ては作動液体室より作動液
体が排出され、これにより車体のロールが抑制又は防止
される。 [0004]Lかし車体の横加速度が高くなる厳しい条
件にて旋回が行われる場合には、作動液体室に対する作
動液体の給排量も高くなり、特に旋回内輪側のアクチュ
エータに於ては作動液体室内の圧力が低くなり、作動液
体室内の圧力と作動液体給排手段の作動液体排出通路内
の圧力との間の差圧が小さくなるため、作動液体の排出
能率が低下し、しかも気液ばね装置より作動液体室内へ
作動液体が流れ込むので、作動液体室内の圧力を効率よ
く低下させて車体のロールを効果的に抑制することがで
きない。 [00051本発明は、従来の流体圧式のアクティブサ
スペンションに於ける上述の如き問題に鑑み、厳しい条
件にて旋回が行われる場合にも旋回内輪側のアクチュエ
ータの作動液体室内の圧力が効率よく低下され、これに
より車体のロールを効果的に抑制することができよう改
良された流体圧式のアクティブサスペンションを提供す
ることを目的としている。 [0006]
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、各車輪に対応して設けられ作動液体室に対
し作動液体が給排されることにより対応する部位の車高
を増減するアクチュエータと、前記作動液体室に対し作
動液体を給排する作動液体給排手段と、前記作動液体室
と連通ずる気液ばね装置と、前記作動液体室と前記気液
ばね装置との間の連通を選択的に制御する開閉弁と、車
体の横加速度を検出する横加速度検出手段と、車体の横
加速度に応じて前記作動液体給排手段を制御する制御装
置とを有し、前記制御装置は車体の横加速度が所定値を
越えると作動液体が排出されるべき作動液体室に対応す
る前記開閉弁を閉弁させるよう構成された流体圧式アク
ティブサスペンションによって達成される。 [0007]
明によれば、各車輪に対応して設けられ作動液体室に対
し作動液体が給排されることにより対応する部位の車高
を増減するアクチュエータと、前記作動液体室に対し作
動液体を給排する作動液体給排手段と、前記作動液体室
と連通ずる気液ばね装置と、前記作動液体室と前記気液
ばね装置との間の連通を選択的に制御する開閉弁と、車
体の横加速度を検出する横加速度検出手段と、車体の横
加速度に応じて前記作動液体給排手段を制御する制御装
置とを有し、前記制御装置は車体の横加速度が所定値を
越えると作動液体が排出されるべき作動液体室に対応す
る前記開閉弁を閉弁させるよう構成された流体圧式アク
ティブサスペンションによって達成される。 [0007]
【作用】上述の如き構成によれば、車体の横加速度が所
定値を越えると作動液体が排出されるべき作動液体室に
対応する開閉弁が閉弁され、これにより作動液体室と気
液ばね装置との間の連通が遮断される。 [0008]従って車体の横加速度が高くなる厳しい条
件にて旋回が行われることにより旋回内輪側のアクチュ
エータの作動液体室よりの作動液体の排出能率が低下し
ても、気液ばね装置より作動液体室内へ作動液体が流れ
込むことが確実に阻止されるので、作動液体室内の圧力
が効率よく低下され、これにより車体のロールが効果的
に抑制される。 [0009]以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実
施例について詳細に説明する。 [00101
定値を越えると作動液体が排出されるべき作動液体室に
対応する開閉弁が閉弁され、これにより作動液体室と気
液ばね装置との間の連通が遮断される。 [0008]従って車体の横加速度が高くなる厳しい条
件にて旋回が行われることにより旋回内輪側のアクチュ
エータの作動液体室よりの作動液体の排出能率が低下し
ても、気液ばね装置より作動液体室内へ作動液体が流れ
込むことが確実に阻止されるので、作動液体室内の圧力
が効率よく低下され、これにより車体のロールが効果的
に抑制される。 [0009]以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実
施例について詳細に説明する。 [00101
【実施例]図1は本発明による流体圧式アクティブサス
ペンションの一つの実施例の流体回路を示す概略構成図
である。 [0011]図1に於て、10は作動液体としてのオイ
ルを貯容するリザーバを示している。リザーバ10には
接続通路12の一端及び作動液体排出通路14の一端が
接続されている。接続通路12の他端はエンジン16に
より駆動されるポンプ18の吸入側に接続されている。 ポンプ18は図示の実施例に於ては可変容量ポンプであ
り、その吐出側には作動液体供給通路20の一端が接続
されている。作動液体供給通路20の他端及び作動液体
排出通路14の他端は圧力制御弁22のパイロット操作
型の3ポ一ト3位置切換式の切換制御弁24のPボート
及びRポートにそれぞれ連通接続されている。各作動液
体排出通路14の途中には他の車輪よりの作動液体排出
通路との連通接続部14aよりも圧力制御弁22の側に
逆止弁15が設けられており、この逆止弁は圧力制御弁
22よりリザーバ10へ向かう作動液体の流れのみを許
すようになっている。 [0012]圧力制御弁22は切換制御弁24と、作動
液体供給通路20とリザーバ10とを連通接続する接続
通路26と、該通路の途中に設けられた固定絞り28及
び可変絞り30とよりなっている。切換制御弁24のA
ポートには接続通路32が接続されている。切換制御弁
24は固定絞り28と可変絞り30との間の通路26内
の圧力Pp及び接続通路32内のPaをパイロット圧力
として取込むスプール弁であり、圧力ppが圧力Paよ
り高いときにはポートPとポートAとを連通接続する切
換位置24aに切換わり、圧力pp及びPaが互いに等
しいときには全てのポートの連通を遮断する切換位置2
4bに切換わり、ppが圧力Paより低いときにはポー
トRとポートAとを連通接続する切換位置24cに切換
わるようになっている。また可変絞り30はそのソレノ
イドへ通電される電流を制御されることにより絞りの実
効通路断面積を変化し、これにより固定絞り28と共働
して圧力Ppを変化させるようになっている。 [0013]接続通路32の他端は車輪に対応して設け
られたアクチュエータ36の作動液体室38に連通接続
されている。図示の如くアクチュエータ36は一種のシ
リンダーピストン装置であり、図には示されていないが
車輪を支持するサスペンション部材と車体との間に配設
され、作動液体室38に対し作動液体が給排されること
により対応する部位の車高を増減するようになっている
。作動液体室38には通路40により気液ばね装置42
が接続通路32の一部を介して接続されており、通路4
0の途中には作動液体室38と気液ばね装置42との間
の連通を選択的に制御する開閉弁44が設けられている
。開閉弁44は図示の実施例に於ては常開型の弁であり
、ソレノイド44cに通電されていないときには固定絞
り45を介して通路40の連通状態を維持する開位置4
4aをとり、ソレノイド44cに通電されると通路40
の連通を遮断する閉位置44bに切替わるようになって
いる。かくして気液ばね装置42はサスペンションスプ
リング又は補助的なサスペンションスプリングとして作
用し、開閉弁44の固定絞り45は減衰力を発生するよ
うになっている。 [0014]接続通路32の途中には遮断弁46が設け
られている。遮断弁46はパイロット圧力制御装置48
により制御されたパイロット圧力Pcを取込み、パイロ
ット圧力Pcが開弁所定値を越えると開弁じ、パイロッ
ト圧力が閉弁所定値以下になると閉弁するよう構成され
ている。パイロット圧力制御装置48は作動液体供給通
路20とリザーバ10とを連通接続する接続通路50と
、該通路の途中に設けられた固定絞り52及び可変絞り
54とを含み、固定絞りと可変絞りとの間の圧力をパイ
ロット圧力Pcとして遮断弁46へ供給するようになっ
ている。 [00151作動液体供給通路20の途中にはフィル汐
56及びポンプ18より圧力制御弁22へ向う作動液体
の流れのみを許す逆止弁58が設けられている。また逆
止弁58より下流側の作動液体供給通路20にはアキュ
ームレータ60が連通接続されている。 [0016]尚逆止弁14、圧力制御弁22、接続通路
32、開閉弁44、遮断弁46、アクチュエータ36、
気液ばね装置42等は各車輪に対応して設けられている
。また図2に於ては右前輪、左前輪、右後輪、左後輪に
対応する圧力制御弁及び開閉弁はそれぞれ22fr、2
2fl、22rr、22rl、及び44fr、44f1
.44rr、44[lにて示されている。 [0017]圧力制御弁22は図2に示された電気式制
御装置66により制御されるようになっている。電気式
制御装置66はマイクロコンピュータ68を含んでいる
。マイクロコンピュータ68は図2に示されている如き
一般的な構成のものであってよく、中央処理ユニット(
CPU)70と、リードオンリメモリ (ROM)72
と、ランダムアクセスメモリ (RAM)74と、入力
ポート装置76と、出力ポート装置78とを有し、これ
らは双方性のコモンバス80により互いに接続されてい
る。 [0018]入力ポート装置76には図1には示されて
いない横加速度センサ62より車体の横加速度Gx
(右方向を正とする)を示す信号が入力され、車高セン
サ64fr、64fl、64rr、64rlよりそれぞ
れ右前輪、左前輪、右後輪、左後輪に対応する部位の車
高Hfr、 Hf1、 Hrr、 Hrlを示す信号が
入力され、また車速を検出する車速センサ、車体の前後
加速度を検出する前後加速度センサの如き一部のセンサ
65より車輌の走行状態に関する信号が入力されるよう
になっている。入力ポート装置76はそれに入力された
信号を適宜に処理し、ROM72に記憶されているプロ
グラムに基<CPU70の指示に従い、CPU及びRA
M74へ処理された信号を出力するようになっている。 ROM72は図3に示された制御フローを記憶している
。出力ポート装置78はCPU70の指示に従い、駆動
回路84を経てパイロット圧力制御装置48の可変絞り
54へ制御信号を出力し、駆動回路86を経て圧力制御
弁22fr、22rl、22rr、22r1の対応する
可変絞りへ制御信号を出力し、また駆動回路88を経て
開閉弁44fr、44rl、44rr、44rlの対応
するソレノイドへ制御信号を出力するようになっている
。 [00191次に図3に示されたフローチャートを参照
して図示の実施例の作動について説明する。 [00201尚図3のフローチャートによる制御は図に
は示されていないイグニッションスイッチの閉成により
開始される。 [00211ステツプ10に於ては、パイロット圧力制
御装置48が制御されることによりパイロット圧力Pc
が漸増され、これにより遮断弁46が全開状態になるま
で漸次開弁され、しかる後ステップ20へ進む。尚必要
ならば、かかる制御の詳細については例えば本願出願人
と同一の出願人の出願にかかる特願平2−199883
号明細書を参照されたい。 [0022]ステツプ20に於ては、横加速度センサ6
2により検出された車体の横加速度Gxを示す信号、車
高センサ64fr、64fl、64rr、64rlによ
り検出されたそれぞれ右前輪、左前輪、右後輪、左後輪
に対応する部位の車高Hfr、 Hfl、 Hrr、
Hrlを示す信号、及び−群のセンサ65により検出さ
れた車速、前後加速度の如き車輌の走行状態に関する信
号の読込みが行われ、しかる後ステップ30へ進む。 [0023]ステツプ30に於ては、ステップ20に於
て読込まれた信号に基きアクティブ演算が行われる。即
ち、車輌の走行状態に応じて車体の姿勢や車輌の乗り心
地性を制御するための各アクチュエータの作動液体室の
目標圧力及びこれらの目標圧力を達成するための圧力制
御弁22fr、22fL 22rr、22r1の可変絞
りのソレノイドへ供給される制御電流が演算され、しか
る後ステップ40へ進む。 [0024]尚このアクティブ演算は本発明の要旨をな
すものではなく、車体のロールが低減又は防止されるよ
う車体の横加速度に応じて圧力制御弁が制御される限り
任意の態様にて実施されてよく、例えば本願出願人と同
一の出願人の出願にかかる特開平2−175405号公
報に記載されている如く行われてよい。 [0025]ステツプ40に於ては、Gcを制御の基準
値(正の定数)として車体の横加速度Gxが基準値Gc
を越えているか否か、即ち車輌が厳しい条件にて右旋回
しているか否かの判別が行われ、Gx)Gcではない旨
の判別が行われたときにはステップ110へ進み、Gx
>Gcである旨の判別が行われたときにはステップ50
へ進む。 [0026]ステツプ50に於ては、右前輪の圧力制御
弁22f「に対するアクティブ演算による制御指令が圧
力の低減であるか否かの判別が行われ、圧力の低減では
ない旨の判別が行われたときにはステップ180へ進み
、圧力の低減である旨の判別が行われたときにはステッ
プ60へ進む。 [0027]ステツプ60に於ては、Hfroを制御の
基準値(正の定数)として右前輪に対応する部位の車高
HfrがHfroを越えているか否かの判別が行われ、
Hfr>Hfroではない旨の判別が行われたときには
ステップ180へ進み、Hfr>Hfro、である旨の
判別が行われたときにはステップ70へ進む。 [0028]ステツプ70に於ては、右前輪に対応する
開閉弁44frが閉弁され、しかる後ステップ80へ進
む。 [0029]ステツプ80に於ては、右後輪の圧力制御
弁22rrに対するアクティブ演算による制御指令が圧
力の低減であるか否かの判別が行われ、圧力の低減では
ない旨の判別が行われたときにはステップ180へ進み
、圧力の低減である旨の判別が行われたときにはステッ
プ90へ進む。 (00301ステツプ90に於ては、Hrroを制御の
基準値(正の定数)として右後輪に対応する部位の車高
HrrがHrroを越えているか否かの判別が行われ、
Hrr>Hrroではない旨の判別が行われたときには
ステップ180へ進み、Hrr)Hrroである旨の判
別が行われたときにはステップ100へ進む。 [0031]ステツプ100に於ては、右後輪に対応す
る開閉弁44rrが閉弁され、しかる後ステップ180
へ進む。 [0032]ステツプ110に於ては、車体の横加速度
Gxが基準値−Gc未満であるか否か、即ち車輌が厳し
い条件にて左旋回しているか否かの判別が行われ、Gx
(Gcではない旨の判別が行われたときにはステップ1
80へ進み、GXく−Gcである旨の判別が行われたと
きにはステップ120へ進む。 [0033]ステツプ120に於ては、左前輪の圧力制
御弁22flに対するアクティブ演算による制御指令が
圧力の低減であるか否かの判別が行われ、圧力の低減で
はない旨の判別が行われたときにはステップ180へ進
み、圧力の低減である旨の判別が行われたときにはステ
ップ130へ進む。 [0034]ステツプ130に於ては、Hf1oを制御
の基準値(正の定数)として左前輪に対応する部位の車
高HflがHf1oを越えているか否かの判別が行われ
、Hfl>Hf1oではない旨の判別が行われたときに
はステップ180へ進み、Hfl>Hf1oである旨の
判別が行われたときにはステップ140へ進む。 [0035]ステツプ140に於ては、左前輪に対応す
る開閉弁44flが閉弁され、しかる後ステップ150
へ進む。 [0036]ステツプ150に於ては、左後輪の圧力制
御弁22rl対するアクティブ演算による制御指令が圧
力の低減であるか否かの判別が行われ、圧力の低減では
ない旨の判別が行われたときにはステップ180へ進み
、圧力の低減である旨の判別が行われたときにはステッ
プ160へ進む。 [0037]ステツプ160に於ては、Hrloを制御
の基準値(正の定数)として左後輪に対応する部位の車
高HrlがHrloを越えているか否かの判別が行われ
、Hrl)HrlOではない旨の判別が行われたときに
はステップ180へ進み、Hr[>Hrloである旨の
判別が行われたときにはステップ170へ進む。 [0038]ステツプ170に於ては、左後輪に対応す
る開閉弁44rlが閉弁され、しかる後ステップ180
へ進む。 [0039]ステツプ180に於ては、ステップ30に
於て演算された制御電流に基き圧力制御弁22fr、2
2f1.22rr、22rlを制御することにより各ア
クチュエータの作動液体室の圧力が制御され、これによ
り車体の姿勢制御や車輌の乗り心地制御等のアクティブ
制御が実行され、しかる後ステップ190へ進む。 [o o 401ステツプ190に於ては、図には示さ
れていないイグニッションスイッチ(IG)がオフであ
るか否かの判別が行われ、IGがオフではない旨の判別
が行われたときにはステップ20へ戻り、IGがオフで
ある旨の判別が行われたときには図示のフローチャート
による制御が終了する。 [00411かくして図示の実施例によれば、ステップ
40及び110に於てそれぞれ車輌が厳しい条件にて右
旋回、左旋回しているか否かの判別が行われ、これらの
ステップに於て車輌が厳しい条件にて旋回している旨の
判別が行われると、ステップ50.80,120.15
0に於て対応する圧力制御弁に対する制御指令が圧力の
低減であるか否かの判別が行われる。これらのステップ
に於て圧力制御弁に対する制御指令が圧力の低減である
旨の判別が行われると、ステップ60.90.130.
160に於て対応するアクチュエータが中立位置より伸
びているか否かの判別が行われる。これらのステップに
於てアクチュエータが中立位置より伸びている旨の判別
が行われると、ステップ70.100.140.170
に於て対応する対応する開閉弁44fr、44rr、4
4fl、44rrが閉弁され、これによりアクチュエー
タの作動液体室と気液ばね装置との間の連通が遮断され
る。 [0042]従って車体の横加速度Gxの大きさが所定
値Gcを越える厳しい条件にて旋回が行われることによ
り、旋回内輪側のアクチュエータの作動液体室内の圧力
が低下し作動液体室より作動液体排出系への作動液体の
排出能率が低下しても、気液ばね装置より作動液体室内
へ作動液体が流れ込むことが確実に阻止されるので、作
動液体室内の圧力が効率よく低下され、これにより車体
のロールが効果的に抑制される。 [0043]また図示の実施例によれば、各作動液体排
出通路14の途中には他の車輪よりの作動液体排出通路
との連通接続部14aよりも圧力制御弁22の側に逆止
弁15が設けられており、この逆止弁は圧力制御弁22
よりリザーバ10へ向かう作動液体の流れのみを許すよ
うになっているので、旋回内輪側のアクチュエータの作
動液体室内の圧力が低下しても、その作動液体室へ他の
アクチュエータの作動液体排出通路より作動液体が逆流
することが確実に防止される。。 [0044)尚上述の実施例に於ては、各アクチュエー
タの作動液体室内の圧力を制御する手段は圧力制御弁で
あるが、この手段は流量制御弁であってもよい。また上
述の実施例に於ては、各気液ばね装置と各アクチュエー
タの作動液体室との間に設けられた絞りは対応する開閉
弁に組込まれているが、この絞りは開閉弁とは独立に設
けられてもよく、また可変絞りとして構成されてもよい
。 [0045]以上に於ては本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例
が可能であることは当業者にとって明らかであろう。 [0046] 【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明によれば、車体の横加速度が所定値を越えると作動液
体が排出されるべき作動液体室に対応する開閉弁が閉弁
され、これにより作動液体室と気液ばね装置との間の連
通が遮断される。 [0047]従って車体の横加速度が高くなる厳しい条
件にて旋回が行われることにより旋回内輪側のアクチュ
エータの作動液体室よりの作動液体の排出能率が低下し
ても、気液ばね装置より作動液体室内へ作動液体が流れ
込むことを確実に阻止し得るので、作動液体室内の圧力
が効率よく低下され、これにより車体のロールを効果的
に抑制することができる。
ペンションの一つの実施例の流体回路を示す概略構成図
である。 [0011]図1に於て、10は作動液体としてのオイ
ルを貯容するリザーバを示している。リザーバ10には
接続通路12の一端及び作動液体排出通路14の一端が
接続されている。接続通路12の他端はエンジン16に
より駆動されるポンプ18の吸入側に接続されている。 ポンプ18は図示の実施例に於ては可変容量ポンプであ
り、その吐出側には作動液体供給通路20の一端が接続
されている。作動液体供給通路20の他端及び作動液体
排出通路14の他端は圧力制御弁22のパイロット操作
型の3ポ一ト3位置切換式の切換制御弁24のPボート
及びRポートにそれぞれ連通接続されている。各作動液
体排出通路14の途中には他の車輪よりの作動液体排出
通路との連通接続部14aよりも圧力制御弁22の側に
逆止弁15が設けられており、この逆止弁は圧力制御弁
22よりリザーバ10へ向かう作動液体の流れのみを許
すようになっている。 [0012]圧力制御弁22は切換制御弁24と、作動
液体供給通路20とリザーバ10とを連通接続する接続
通路26と、該通路の途中に設けられた固定絞り28及
び可変絞り30とよりなっている。切換制御弁24のA
ポートには接続通路32が接続されている。切換制御弁
24は固定絞り28と可変絞り30との間の通路26内
の圧力Pp及び接続通路32内のPaをパイロット圧力
として取込むスプール弁であり、圧力ppが圧力Paよ
り高いときにはポートPとポートAとを連通接続する切
換位置24aに切換わり、圧力pp及びPaが互いに等
しいときには全てのポートの連通を遮断する切換位置2
4bに切換わり、ppが圧力Paより低いときにはポー
トRとポートAとを連通接続する切換位置24cに切換
わるようになっている。また可変絞り30はそのソレノ
イドへ通電される電流を制御されることにより絞りの実
効通路断面積を変化し、これにより固定絞り28と共働
して圧力Ppを変化させるようになっている。 [0013]接続通路32の他端は車輪に対応して設け
られたアクチュエータ36の作動液体室38に連通接続
されている。図示の如くアクチュエータ36は一種のシ
リンダーピストン装置であり、図には示されていないが
車輪を支持するサスペンション部材と車体との間に配設
され、作動液体室38に対し作動液体が給排されること
により対応する部位の車高を増減するようになっている
。作動液体室38には通路40により気液ばね装置42
が接続通路32の一部を介して接続されており、通路4
0の途中には作動液体室38と気液ばね装置42との間
の連通を選択的に制御する開閉弁44が設けられている
。開閉弁44は図示の実施例に於ては常開型の弁であり
、ソレノイド44cに通電されていないときには固定絞
り45を介して通路40の連通状態を維持する開位置4
4aをとり、ソレノイド44cに通電されると通路40
の連通を遮断する閉位置44bに切替わるようになって
いる。かくして気液ばね装置42はサスペンションスプ
リング又は補助的なサスペンションスプリングとして作
用し、開閉弁44の固定絞り45は減衰力を発生するよ
うになっている。 [0014]接続通路32の途中には遮断弁46が設け
られている。遮断弁46はパイロット圧力制御装置48
により制御されたパイロット圧力Pcを取込み、パイロ
ット圧力Pcが開弁所定値を越えると開弁じ、パイロッ
ト圧力が閉弁所定値以下になると閉弁するよう構成され
ている。パイロット圧力制御装置48は作動液体供給通
路20とリザーバ10とを連通接続する接続通路50と
、該通路の途中に設けられた固定絞り52及び可変絞り
54とを含み、固定絞りと可変絞りとの間の圧力をパイ
ロット圧力Pcとして遮断弁46へ供給するようになっ
ている。 [00151作動液体供給通路20の途中にはフィル汐
56及びポンプ18より圧力制御弁22へ向う作動液体
の流れのみを許す逆止弁58が設けられている。また逆
止弁58より下流側の作動液体供給通路20にはアキュ
ームレータ60が連通接続されている。 [0016]尚逆止弁14、圧力制御弁22、接続通路
32、開閉弁44、遮断弁46、アクチュエータ36、
気液ばね装置42等は各車輪に対応して設けられている
。また図2に於ては右前輪、左前輪、右後輪、左後輪に
対応する圧力制御弁及び開閉弁はそれぞれ22fr、2
2fl、22rr、22rl、及び44fr、44f1
.44rr、44[lにて示されている。 [0017]圧力制御弁22は図2に示された電気式制
御装置66により制御されるようになっている。電気式
制御装置66はマイクロコンピュータ68を含んでいる
。マイクロコンピュータ68は図2に示されている如き
一般的な構成のものであってよく、中央処理ユニット(
CPU)70と、リードオンリメモリ (ROM)72
と、ランダムアクセスメモリ (RAM)74と、入力
ポート装置76と、出力ポート装置78とを有し、これ
らは双方性のコモンバス80により互いに接続されてい
る。 [0018]入力ポート装置76には図1には示されて
いない横加速度センサ62より車体の横加速度Gx
(右方向を正とする)を示す信号が入力され、車高セン
サ64fr、64fl、64rr、64rlよりそれぞ
れ右前輪、左前輪、右後輪、左後輪に対応する部位の車
高Hfr、 Hf1、 Hrr、 Hrlを示す信号が
入力され、また車速を検出する車速センサ、車体の前後
加速度を検出する前後加速度センサの如き一部のセンサ
65より車輌の走行状態に関する信号が入力されるよう
になっている。入力ポート装置76はそれに入力された
信号を適宜に処理し、ROM72に記憶されているプロ
グラムに基<CPU70の指示に従い、CPU及びRA
M74へ処理された信号を出力するようになっている。 ROM72は図3に示された制御フローを記憶している
。出力ポート装置78はCPU70の指示に従い、駆動
回路84を経てパイロット圧力制御装置48の可変絞り
54へ制御信号を出力し、駆動回路86を経て圧力制御
弁22fr、22rl、22rr、22r1の対応する
可変絞りへ制御信号を出力し、また駆動回路88を経て
開閉弁44fr、44rl、44rr、44rlの対応
するソレノイドへ制御信号を出力するようになっている
。 [00191次に図3に示されたフローチャートを参照
して図示の実施例の作動について説明する。 [00201尚図3のフローチャートによる制御は図に
は示されていないイグニッションスイッチの閉成により
開始される。 [00211ステツプ10に於ては、パイロット圧力制
御装置48が制御されることによりパイロット圧力Pc
が漸増され、これにより遮断弁46が全開状態になるま
で漸次開弁され、しかる後ステップ20へ進む。尚必要
ならば、かかる制御の詳細については例えば本願出願人
と同一の出願人の出願にかかる特願平2−199883
号明細書を参照されたい。 [0022]ステツプ20に於ては、横加速度センサ6
2により検出された車体の横加速度Gxを示す信号、車
高センサ64fr、64fl、64rr、64rlによ
り検出されたそれぞれ右前輪、左前輪、右後輪、左後輪
に対応する部位の車高Hfr、 Hfl、 Hrr、
Hrlを示す信号、及び−群のセンサ65により検出さ
れた車速、前後加速度の如き車輌の走行状態に関する信
号の読込みが行われ、しかる後ステップ30へ進む。 [0023]ステツプ30に於ては、ステップ20に於
て読込まれた信号に基きアクティブ演算が行われる。即
ち、車輌の走行状態に応じて車体の姿勢や車輌の乗り心
地性を制御するための各アクチュエータの作動液体室の
目標圧力及びこれらの目標圧力を達成するための圧力制
御弁22fr、22fL 22rr、22r1の可変絞
りのソレノイドへ供給される制御電流が演算され、しか
る後ステップ40へ進む。 [0024]尚このアクティブ演算は本発明の要旨をな
すものではなく、車体のロールが低減又は防止されるよ
う車体の横加速度に応じて圧力制御弁が制御される限り
任意の態様にて実施されてよく、例えば本願出願人と同
一の出願人の出願にかかる特開平2−175405号公
報に記載されている如く行われてよい。 [0025]ステツプ40に於ては、Gcを制御の基準
値(正の定数)として車体の横加速度Gxが基準値Gc
を越えているか否か、即ち車輌が厳しい条件にて右旋回
しているか否かの判別が行われ、Gx)Gcではない旨
の判別が行われたときにはステップ110へ進み、Gx
>Gcである旨の判別が行われたときにはステップ50
へ進む。 [0026]ステツプ50に於ては、右前輪の圧力制御
弁22f「に対するアクティブ演算による制御指令が圧
力の低減であるか否かの判別が行われ、圧力の低減では
ない旨の判別が行われたときにはステップ180へ進み
、圧力の低減である旨の判別が行われたときにはステッ
プ60へ進む。 [0027]ステツプ60に於ては、Hfroを制御の
基準値(正の定数)として右前輪に対応する部位の車高
HfrがHfroを越えているか否かの判別が行われ、
Hfr>Hfroではない旨の判別が行われたときには
ステップ180へ進み、Hfr>Hfro、である旨の
判別が行われたときにはステップ70へ進む。 [0028]ステツプ70に於ては、右前輪に対応する
開閉弁44frが閉弁され、しかる後ステップ80へ進
む。 [0029]ステツプ80に於ては、右後輪の圧力制御
弁22rrに対するアクティブ演算による制御指令が圧
力の低減であるか否かの判別が行われ、圧力の低減では
ない旨の判別が行われたときにはステップ180へ進み
、圧力の低減である旨の判別が行われたときにはステッ
プ90へ進む。 (00301ステツプ90に於ては、Hrroを制御の
基準値(正の定数)として右後輪に対応する部位の車高
HrrがHrroを越えているか否かの判別が行われ、
Hrr>Hrroではない旨の判別が行われたときには
ステップ180へ進み、Hrr)Hrroである旨の判
別が行われたときにはステップ100へ進む。 [0031]ステツプ100に於ては、右後輪に対応す
る開閉弁44rrが閉弁され、しかる後ステップ180
へ進む。 [0032]ステツプ110に於ては、車体の横加速度
Gxが基準値−Gc未満であるか否か、即ち車輌が厳し
い条件にて左旋回しているか否かの判別が行われ、Gx
(Gcではない旨の判別が行われたときにはステップ1
80へ進み、GXく−Gcである旨の判別が行われたと
きにはステップ120へ進む。 [0033]ステツプ120に於ては、左前輪の圧力制
御弁22flに対するアクティブ演算による制御指令が
圧力の低減であるか否かの判別が行われ、圧力の低減で
はない旨の判別が行われたときにはステップ180へ進
み、圧力の低減である旨の判別が行われたときにはステ
ップ130へ進む。 [0034]ステツプ130に於ては、Hf1oを制御
の基準値(正の定数)として左前輪に対応する部位の車
高HflがHf1oを越えているか否かの判別が行われ
、Hfl>Hf1oではない旨の判別が行われたときに
はステップ180へ進み、Hfl>Hf1oである旨の
判別が行われたときにはステップ140へ進む。 [0035]ステツプ140に於ては、左前輪に対応す
る開閉弁44flが閉弁され、しかる後ステップ150
へ進む。 [0036]ステツプ150に於ては、左後輪の圧力制
御弁22rl対するアクティブ演算による制御指令が圧
力の低減であるか否かの判別が行われ、圧力の低減では
ない旨の判別が行われたときにはステップ180へ進み
、圧力の低減である旨の判別が行われたときにはステッ
プ160へ進む。 [0037]ステツプ160に於ては、Hrloを制御
の基準値(正の定数)として左後輪に対応する部位の車
高HrlがHrloを越えているか否かの判別が行われ
、Hrl)HrlOではない旨の判別が行われたときに
はステップ180へ進み、Hr[>Hrloである旨の
判別が行われたときにはステップ170へ進む。 [0038]ステツプ170に於ては、左後輪に対応す
る開閉弁44rlが閉弁され、しかる後ステップ180
へ進む。 [0039]ステツプ180に於ては、ステップ30に
於て演算された制御電流に基き圧力制御弁22fr、2
2f1.22rr、22rlを制御することにより各ア
クチュエータの作動液体室の圧力が制御され、これによ
り車体の姿勢制御や車輌の乗り心地制御等のアクティブ
制御が実行され、しかる後ステップ190へ進む。 [o o 401ステツプ190に於ては、図には示さ
れていないイグニッションスイッチ(IG)がオフであ
るか否かの判別が行われ、IGがオフではない旨の判別
が行われたときにはステップ20へ戻り、IGがオフで
ある旨の判別が行われたときには図示のフローチャート
による制御が終了する。 [00411かくして図示の実施例によれば、ステップ
40及び110に於てそれぞれ車輌が厳しい条件にて右
旋回、左旋回しているか否かの判別が行われ、これらの
ステップに於て車輌が厳しい条件にて旋回している旨の
判別が行われると、ステップ50.80,120.15
0に於て対応する圧力制御弁に対する制御指令が圧力の
低減であるか否かの判別が行われる。これらのステップ
に於て圧力制御弁に対する制御指令が圧力の低減である
旨の判別が行われると、ステップ60.90.130.
160に於て対応するアクチュエータが中立位置より伸
びているか否かの判別が行われる。これらのステップに
於てアクチュエータが中立位置より伸びている旨の判別
が行われると、ステップ70.100.140.170
に於て対応する対応する開閉弁44fr、44rr、4
4fl、44rrが閉弁され、これによりアクチュエー
タの作動液体室と気液ばね装置との間の連通が遮断され
る。 [0042]従って車体の横加速度Gxの大きさが所定
値Gcを越える厳しい条件にて旋回が行われることによ
り、旋回内輪側のアクチュエータの作動液体室内の圧力
が低下し作動液体室より作動液体排出系への作動液体の
排出能率が低下しても、気液ばね装置より作動液体室内
へ作動液体が流れ込むことが確実に阻止されるので、作
動液体室内の圧力が効率よく低下され、これにより車体
のロールが効果的に抑制される。 [0043]また図示の実施例によれば、各作動液体排
出通路14の途中には他の車輪よりの作動液体排出通路
との連通接続部14aよりも圧力制御弁22の側に逆止
弁15が設けられており、この逆止弁は圧力制御弁22
よりリザーバ10へ向かう作動液体の流れのみを許すよ
うになっているので、旋回内輪側のアクチュエータの作
動液体室内の圧力が低下しても、その作動液体室へ他の
アクチュエータの作動液体排出通路より作動液体が逆流
することが確実に防止される。。 [0044)尚上述の実施例に於ては、各アクチュエー
タの作動液体室内の圧力を制御する手段は圧力制御弁で
あるが、この手段は流量制御弁であってもよい。また上
述の実施例に於ては、各気液ばね装置と各アクチュエー
タの作動液体室との間に設けられた絞りは対応する開閉
弁に組込まれているが、この絞りは開閉弁とは独立に設
けられてもよく、また可変絞りとして構成されてもよい
。 [0045]以上に於ては本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例
が可能であることは当業者にとって明らかであろう。 [0046] 【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明によれば、車体の横加速度が所定値を越えると作動液
体が排出されるべき作動液体室に対応する開閉弁が閉弁
され、これにより作動液体室と気液ばね装置との間の連
通が遮断される。 [0047]従って車体の横加速度が高くなる厳しい条
件にて旋回が行われることにより旋回内輪側のアクチュ
エータの作動液体室よりの作動液体の排出能率が低下し
ても、気液ばね装置より作動液体室内へ作動液体が流れ
込むことを確実に阻止し得るので、作動液体室内の圧力
が効率よく低下され、これにより車体のロールを効果的
に抑制することができる。
【図1】本発明による流体圧式アクティブサスペンショ
ンの一つの実施例の流体回路を示す概略構成図である。
ンの一つの実施例の流体回路を示す概略構成図である。
【図2】図1に示された実施例の電気式制御装置を示す
ブロック線図である。
ブロック線図である。
【図3】図2に示された電気式制御装置により達成され
る制御フローを示すフローチャートである。 0・・・アキュームレータ 2・・・横加速度センサ 4fr〜64rl・・・車高センサ 5・・・−群のセンサ 6・・・電気式制御装置 8・・・マイクロコンピュータ
る制御フローを示すフローチャートである。 0・・・アキュームレータ 2・・・横加速度センサ 4fr〜64rl・・・車高センサ 5・・・−群のセンサ 6・・・電気式制御装置 8・・・マイクロコンピュータ
【図1】
10・・・リザーバ
14・・・作動液体排出通路
18・・・ポンプ
加・・^動液体倶給通路
鯰・・・圧力的向弁
32・・−!II!続通路
38・・・アクチュエータ
221貫13fil
=:::1躊
昏・パイロット圧力釣書装置
0・・・CPU
2・・・ROM
4・・RANi
6・・・入力ポート装置
8・・・出力ポート装置
【図2】
1.e8 電気式W装置
【図3】
Claims (1)
- 各車輪に対応して設けられ作動液体室に対し作動液体が
給排されることにより対応する部位の車高を増減するア
クチュエータと、前記作動液体室に対し作動液体を給排
する作動液体給排手段と、前記作動液体室と連通する気
液ばね装置と、前記作動液体室と前記気液ばね装置との
間の連通を選択的に制御する開閉弁と、車体の横加速度
を検出する横加速度検出手段と、車体の横加速度に応じ
て前記作動液体給排手段を制御する制御装置とを有し、
前記制御装置は車体の横加速度が所定値を越えると作動
液体が排出されるべき作動液体室に対応する前記開閉弁
を閉弁させるよう構成された流体圧式アクティブサスペ
ンション。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40401190A JPH04208621A (ja) | 1990-12-03 | 1990-12-03 | 流体圧式アクティブサスペンション |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40401190A JPH04208621A (ja) | 1990-12-03 | 1990-12-03 | 流体圧式アクティブサスペンション |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04208621A true JPH04208621A (ja) | 1992-07-30 |
Family
ID=18513706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40401190A Pending JPH04208621A (ja) | 1990-12-03 | 1990-12-03 | 流体圧式アクティブサスペンション |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04208621A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103407343A (zh) * | 2013-08-14 | 2013-11-27 | 重庆大江工业有限责任公司 | 轮式装甲车油气弹簧调节装置及调节方法 |
-
1990
- 1990-12-03 JP JP40401190A patent/JPH04208621A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103407343A (zh) * | 2013-08-14 | 2013-11-27 | 重庆大江工业有限责任公司 | 轮式装甲车油气弹簧调节装置及调节方法 |
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