JPH0431946Y2 - - Google Patents

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JPH0431946Y2
JPH0431946Y2 JP1986069353U JP6935386U JPH0431946Y2 JP H0431946 Y2 JPH0431946 Y2 JP H0431946Y2 JP 1986069353 U JP1986069353 U JP 1986069353U JP 6935386 U JP6935386 U JP 6935386U JP H0431946 Y2 JPH0431946 Y2 JP H0431946Y2
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JP
Japan
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reinforcing bar
hanging member
slab
positioning plate
jig
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JP1986069353U
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  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、スラブ用型枠上に打設されたコンク
リートの表面、即ちスラブ天端を所定のレベルで
水平に均らす作業を行う場合に活用し得るスラブ
天端均らし用治具に関するものである。
(従来の技術及びその問題点) 従来のこの種の天端均らし用治具としては、例
えば実公昭57−60437号公報に記載されているよ
うに、スラブから略垂直に突出する鉄筋にその長
さ方向摺動可能に嵌合され且つ固定用ボルトで任
意高さに固定し得る長尺材支持腕から成るものが
知られている。
而して、適当間隔離れた2本の鉄筋に前記長尺
材支持腕を、その下端の長尺材支持部が夫々所定
高さの水平レベルに位置するように取付け、両支
持腕の長尺材支持部間に天端均らし用定規となる
長尺材を支持せしめて使用されるが、この従来の
構成の治具では、前記鉄筋が傾いているときに問
題が生じる。
すなわち、スラブから突出している鉄筋は、正
確に垂直に起立しているものは少なく、殆どが傾
いており、しかもその傾き方向も一定ではない。
このような傾斜している鉄筋に前記長尺材支持腕
を取付けたとき、その下端の長尺材支持部も傾く
ことになり、この長尺材支持部のみを天端均らし
用上記として使用することが出来ない。従つて、
前記のように少なくとも2本の鉄筋に長尺材支持
腕を夫々取付けて、両者間に天端均らし用定規と
なる長尺材を支持せしめる必要が生じ、当該長尺
材を準備しなければならないし、当該長尺材を支
持し得る間隔で2つの長尺材支持腕を取付けなけ
ればならないので手間がかかる欠点がある。
また、このような使用形態においても、前記長
尺材をその長さ方向に往復摺動させてコンクリー
ト表面を均らし、この均らし跡に従つて周囲のコ
ンクリート表面を均らすのが一般的な作業方法で
あるが、前記のように長尺材支持部が傾斜してい
ると、当該長尺材支持部のエツジで長尺材が支持
されることになるので、前記長尺材として木材を
使用するときに当該木材表面が前記長尺材支持部
のエツジに食い込んで円滑に動かすことが出来な
くなる欠点もある。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこのような従来の問題点を解決するの
に役立つ治具を提案するものであつて、その特徴
は、スラブから突出する鉄筋の任意高さに固定し
得る鉄筋クランプと、この鉄筋クランプに水平支
軸の周りで揺動固定可能に吊り下げた吊り下げ部
材とから成り、当該吊り下げ部材が鉛直に垂下す
るとき水平状態となる天端位置決め板を前記吊り
下げ部材の下端に連設した点にある。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を添付の例示図に基づ
いて説明すると、第1図乃至第4図に於いて、1
は本考案の治具であつて、鉄筋クランプ2と吊り
下げ部材3から構成されている。前記鉄筋クラン
プ2は、コの字形本体4と当該コの字形本体4の
両側板4a,4bに設けられた楔孔5に打ち込ま
れる楔板6とから成り、前記吊り下げ部材3は、
上端部に長さ方向にそつて形成した長孔7を前記
鉄筋クランプ2に於けるコの字形本体4の背板4
cに固着された支軸8に嵌合し、当該支軸8に螺
嵌された固定用ナツト9により前記鉄筋クランプ
2に固定されている。又、この吊り下げ部材3の
下端には、当該吊り下げ部材3が前記支軸8から
鉛直に垂下するとき水平状態となる天端位置決め
板10がL字状に一体に連設されている。
上記治具1は、第1図に示すようにスラブ築造
場所の周辺から立ち上がつている壁用垂直鉄筋1
1の内、適当間隔置きに位置する鉄筋11に鉄筋
クランプ2を利用して固定する。即ち、コの字形
本体4を鉄筋11に横から外嵌させた状態で楔板
6を本体両側板4a,4bの楔孔5に打ち込み、
当該楔板6と本体背板4cとの間で鉄筋11を挟
み込むことにより治具1を鉄筋11の適当高さ位
置に固定する。
次に吊り下げ部材3を固定しているナツト9を
弛め、吊り下げ部材3を支軸8の周りに揺動させ
て当該支軸8から鉛直に垂下させて天端位置決め
板10を水平状態にすると共に、当該天端位置決
め板10が所定のレベルに位置するように長孔7
を利用して吊り下げ部材3を上下に移動させて高
さ調整を行つた後、再び前記ナツト9を緊締して
吊り下げ部材3を鉄筋クランプ2に固定する。
各治具1を上記のように調整すれば、各治具1
に於ける水平状態の天端位置決め板10は同一レ
ベルに位置するので、スラブ下コンクリート型枠
上に打設されたスラブコンクリートの表面を前記
各治具1に於ける天端位置決め板10の表面10
aと同一レベルになるように均らし作業を行うこ
とにより、スラブ天端を所定高さで水平に仕上げ
ることが出来る。このスラブ天端の均らし作業は
任意の方法で行うことが出来るが、第1図仮想線
で示すように隣合う少なくとも2つの治具1の天
端位置決め板10間に適当な角材Wを載置し、こ
の角材Wを天端位置決め板10上で長さ方向に摺
動させて天端位置決め板10間のコンクリート表
面を前記角材Wにより均らし、他のコンクリート
表面上を前記角材Wで均らしたコンクリート表面
を基準にして均らすことが出来る。
尚、第5図に示すように鉄筋クランプ2に於け
るコの字形本体4の両側板4a,4b間の間隔を
広げると共に、背板4cの内側にVの字形の鉄筋
位置決め板12を取り付けておくときは、鉄筋1
1の太さに関係なく常に治具1を鉄筋11に確実
強固に取り付けることが出来る。
第6図及び第7図に示すように楔板6の代わり
に鉄筋締結用ボルト13を使用する鉄筋クランプ
14に吊り下げ部材3を取り付けることも出来
る。この鉄筋クランプ14は、鉄筋11が嵌合す
るVの字形の鉄筋位置決め板15aとこれに対向
する側板15bとを備えた本体15の前記側板1
5bに前記鉄筋締結用ボルト13を螺合貫通さ
せ、当該ボルト13の内端に鉄筋11に嵌合する
コの字形押圧板16を回転可能に装着したもので
あつて、前記鉄筋位置決め板15aの内側に嵌合
する鉄筋11に対し前記コの字形押圧板16を鉄
筋長さ方向と平行な状態で当てつけるようにボル
ト13を締結することによつて、前記鉄筋11を
鉄筋位置決め板15aとコの字形押圧板16との
間で挟み付けて固定するものである。
このような鉄筋クランプ14を使用するとき
は、鉄筋11がその表面に各種の模様で突条が形
成されている異型鉄筋であつても、当該鉄筋11
に対し治具1の取り付け高さを容易に微調整する
ことが出来るので、図示のように吊り下げ部材3
を鉄筋クランプ14に対し高さ調整するための長
孔7を省くことが出来る。
(考案の作用及び効果) 以上のように本考案のスラブ天端均らし用治具
によれば、下端に天端位置決め板を備えた吊り下
げ部材が鉄筋クランプに対し水平支軸の周りに揺
動固定可能に吊り下げられているので、固定しな
い状態では、鉄筋に取付けられる鉄筋クランプが
当該鉄筋の傾斜によつて如何に傾いていても、前
記吊り下げ部材は重力で自然に垂直姿勢(鉛直姿
勢)をとることになる。この後、当該吊り下げ部
材を前記鉄筋クランプに固定(第一実施例の場合
は高さ調整後に固定)することにより、前記鉄筋
クランプが取付けられる鉄筋が傾いていても、前
記吊り下げ部材下端の天端位置決め板を水平姿勢
で固定することが出来る。
従つて、スラブから突出する鉄筋が如何に傾い
ていても、当該鉄筋の所定高さに取付けた本考案
治具の天端位置決め板の板面を基準にしてその周
囲のコンクリート表面の均らし作業を容易且つ正
確に行うことが出来る。そしてまた、鉄筋が如何
に傾いていても、天端均らし用定規となる長尺材
の使用が必須要件ではないので、当該長尺材の基
準にかかる手間やコストが省けることになる。勿
論、仮に当該長尺材を使用する場合でも、この長
尺材を支持する天端位置決め板を水平に保持し得
るので、前記長尺材として木製角材を使用して
も、天端位置決め板上での当該長尺材の長さ方向
摺動を円滑良好に行わせることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は使用状態を示す正面図、第2図はその
要部の正面図、第3図は同側面図、第4図は同平
面図、第5図及び第6図は夫々別の実施例を示す
使用状態の平面図、第7図は第6図実施例の要部
の側面図である。 1……本考案治具、2,14……鉄筋クラン
プ、3……吊り下げ部材、6……楔板、7……長
孔、8……支軸、9……固定用ナツト、10……
天端位置決め板、11……鉄筋、12……鉄筋位
置決め板、13……鉄筋締結用ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スラブから突出する鉄筋の任意高さに固定し得
    る鉄筋クランプと、この鉄筋クランプに水平支軸
    の周りで揺動固定可能に吊り下げた吊り下げ部材
    とから成り、当該吊り下げ部材が鉛直に垂下する
    とき水平状態となる天端位置決め板を前記吊り下
    げ部材の下端に連設して成るスラブ天端均らし用
    治具。
JP1986069353U 1986-05-07 1986-05-07 Expired JPH0431946Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986069353U JPH0431946Y2 (ja) 1986-05-07 1986-05-07

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JP1986069353U JPH0431946Y2 (ja) 1986-05-07 1986-05-07

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JPS62180142U JPS62180142U (ja) 1987-11-16
JPH0431946Y2 true JPH0431946Y2 (ja) 1992-07-31

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ID=30910011

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH083594Y2 (ja) * 1989-07-20 1996-01-31 東急工建株式会社 勾配部コンクリート打設用レベル出し受金具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5760437U (ja) * 1980-09-26 1982-04-09

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JPS5760437U (ja) * 1980-09-26 1982-04-09

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