JP2511635Y2 - 基礎天端設定用治具 - Google Patents

基礎天端設定用治具

Info

Publication number
JP2511635Y2
JP2511635Y2 JP1989023527U JP2352789U JP2511635Y2 JP 2511635 Y2 JP2511635 Y2 JP 2511635Y2 JP 1989023527 U JP1989023527 U JP 1989023527U JP 2352789 U JP2352789 U JP 2352789U JP 2511635 Y2 JP2511635 Y2 JP 2511635Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
setting
horizontal
leveling
foundation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989023527U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02116537U (ja
Inventor
洋 高森
義則 住友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP1989023527U priority Critical patent/JP2511635Y2/ja
Publication of JPH02116537U publication Critical patent/JPH02116537U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2511635Y2 publication Critical patent/JP2511635Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Foundations (AREA)
  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、基礎の天端を設定するための治具に関す
るものである。
従来の技術 従来、一般に基礎天端のレベル出しは、モルタルを塗
って鏝でならす方法が取られてきたが、最近、セメント
メーカーよりセルフレベリング材が提供され、このセル
フレベリング材を用いて天端のレベル出しを行なうよう
になっている。このようなセルフレベリング材を用いる
場合、流し込みと同時にレベル出しを行なう必要があ
り、そのため、従来においては、第4図のように、型枠
(21)(21)間に打設された基礎コンクリート(23)が
完全に硬化しない前に、予め釘(24)(24)…を差し込
み、この釘(24)(24)…の天端を基準としてレベリン
グ材を流し込んでいた。
考案が解決しようとする課題 従って、上記従来の方法においては、釘(24)(24)
…天端をすべて同一高さに揃える必要があるが、そのた
めには釘1本1本について細心の注意を行なう必要があ
り、作業に手間を要するとともに、差し込んだ釘(24)
の先端が粗骨材に当たると、それ以上釘(24)を差し込
むことができず、その場所変えのために時間を要し、ま
た、差し込み過ぎた釘(24)を持ち上げると、その釘
(24)の自重によって再び沈んでしまうといった不都合
がある。これらのために、従来においては、レベル出し
に非常な時間を要し、かつ、精度の高いレベル出しを行
なうことが困難であるといった欠点があった。
この考案は、これらの欠点を解消して、基礎天端のレ
ベル出しを簡単に行なうことができるようにした治具を
提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この考案では、基礎コン
クリートの立ち上がり部を囲む左右の型枠天端に取り付
けられる一対の支持部材と、その両端を前記支持部材へ
それぞれ個別に高さ調節自在に取付けた水平部材とから
なる取付け台と、この水平部材へ上下調節自在に螺合さ
れて、その下端を前記基礎コンクリート天端に向けて突
出させた設定ボルトからなるとともに、このボルトの下
端が前記基礎コンクリート天端に流し込まれるレベリン
グ材のレベル出し位置とされていることを特徴とする。
作用 型枠天端に取付け台を所要間隔をおいて設置し、設定
ボルトを回動させることによってその下端を上下させ、
その下端を基礎天端のレベルに合致させるように微調整
を行なうことができる。
また、この取付台に取り付けられた水平部材の両端部
の高さをそれぞれ調節して水平部材の水平を調節する
と、設定ボルトの傾きを調節することができ、設定ボル
トの上端でレベル出しをしても正確なボルト下端のレベ
ル設定を行うことができる。
実施例 この考案の実施例を示す第1図及び第2図において、
(1)は、左右一対の支持脚(2)(2)と、両支持脚
(2)(2)間に渡された水平ボルト(3)とからなる
取付け台を示している。支持脚(2)は、帯状の板材を
折り曲げ形成したもので、その下端が概略コの字形に折
り曲げ形成されて、この折り曲げ部の内側の嵌合部
(4)を、同じくコの字形に折り返し形成された立上り
型枠(5)(5)の上端部へ外側から嵌合させている。
支持脚(2)の上端からある深さまでスリット(7)が
形成されており、このスリット(7)へ、前記水平ボル
ト(3)の両端が上下動自在に差し込まれ、水平ボルト
(3)両端部に螺じ込んだナット(8)(8)によっ
て、両支持脚(2)(2)を互いに近づける方向に締め
付けて、取付け台(1)全体を、立上り型枠(5)
(5)間に跨がるようにして固定している。また、この
水平ボルト(3)において、その両端は、スリット
(7)の範囲で、高さ調節自在であるので、これによっ
て、水平ボルト(3)の傾きを正確に調節することがで
きる。なお、水平ボルト(3)の一方のナット(8)
は、蝶形ナットとされている。
水平ボルト(3)の中央部には、水平な支持ナット
(9)が、その1側面において溶接されており、この支
持ナット(9)へ、上方より設定ボルト(10)が螺じ込
まれて、その下端が、前記立上り型枠(5)(5)内に
打設された基礎コンクリート(11)上方に向けて突出さ
れている。従って、この設定ボルト(10)を回動させる
と、その下端が上下動することとなり、その下端を基礎
天端のレベルに合致させれば、その下端を目安として、
セルフレベリング材を流し込めばよい。この場合、設定
ボルト(10)はすべて同一長さのものを用いると、設定
ボルト(10)の頭部の天端面を揃えれば、各下端の位置
も同一高さに揃えられることになるから、第3図で示す
ように、両端の設定ボルト(10)(10)のレベル出しを
行なっておき、このレベル出しをされた設定ボルト(1
0)(10)の頭部間に仮想線で示すように水糸を張り、
この水糸に合わせて、中間の設定ボルト(10)(10)を
上下させればよい。
なお、設定ボルト(10)の長さが一定であり、かつ上
述のように設定ボルト(10)の頭部の天端面を揃えてレ
ベル出しを行う場合、水平ボルト(3)が傾いている
と、設定ボルト(10)の下端のレベルが狂うことになる
けれども、本考案では、水平ボルト(3)の水平を調節
することができるので、これを防止することができる。
考案の効果 以上のように、この考案によれば、取付け台へ取り付
けられた設定ボルトを回動させて上下させることによ
り、基礎天端のレベル出しを行なうことができるから、
従来のように、釘をコンクリート基礎の天端に差し込む
方法に比較して、はるかに容易にレベル出しを行なうこ
とができ、従来の約2分の1の時間で行なうことが可能
となったものである。また、設定ボルトは、取付け台を
介して型枠へ固定されており、従って、設定後に狂う虞
れもない、という効果がある。
特に、型板のようなものでコンクリート天端に水平面
を形成するものでは、その型板が水平になっていないと
正確な水平面は出来ないことになるが、この考案では、
ボルトの下端を後に流し込まれるレベリング材のレベル
とするもので、このボルトの下端は一種の点であって、
間隔をおいて配置した点と点を繋ぐことによって水平面
が形成されるもので、かかる点はボルトが僅かに傾いて
いてもその影響を殆ど受けることなくレベルを正確に出
すことが出来るという効果がある。
さらに、水平部材の両端が個別に高さ調節自在である
から、これによって、水平部材の水平を調節することが
でき、設定ボルトの傾きを正確に調整することも可能と
なる利益があり、これによって、設定ボルトの上端でレ
ベル出しをしても正確なボルト下端のレベル設定をする
ことができる。逆に言えば、ボルトの上端でレベル調整
をすることができるので、下端側で行うよりも作業が容
易で、作業性が良好になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の設定用治具の取付け状態を示す斜
視図、第2図は、同じく側面図、第3図は、設定ボルト
による調整方法の1例を示す正面図、第4図は、従来の
基礎天端のレベル出し方法を示す要部の斜視図である。 (1)……取付け台、(2)支持脚(支持部材)、
(3)……水平ボルト(水平部材)、(5)……型枠、
(10)……設定ボルト、(11)……基礎コンクリート。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基礎コンクリートの立ち上がり部を囲む左
    右の型枠天端に取り付けられる一対の支持部材と、その
    両端を前記支持部材へそれぞれ個別に高さ調節自在に取
    付けた水平部材とからなる取付け台と、この水平部材へ
    上下調節自在に螺合されて、その下端を前記基礎コンク
    リート天端に向けて突出させた設定ボルトからなるとと
    もに、このボルトの下端が前記基礎コンクリート天端に
    流し込まれるレベリング材のレベル出し位置とされてい
    ることを特徴とする基礎天端設定用治具。
JP1989023527U 1989-02-28 1989-02-28 基礎天端設定用治具 Expired - Lifetime JP2511635Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989023527U JP2511635Y2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28 基礎天端設定用治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989023527U JP2511635Y2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28 基礎天端設定用治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02116537U JPH02116537U (ja) 1990-09-18
JP2511635Y2 true JP2511635Y2 (ja) 1996-09-25

Family

ID=31242592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989023527U Expired - Lifetime JP2511635Y2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28 基礎天端設定用治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2511635Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4618413B2 (ja) * 2004-09-15 2011-01-26 株式会社総合コンクリートサービス 基礎の施工方法及び該施工方法に用いられる加圧装置並びに該施工方法によって製造された布基礎又はベタ基礎
JP5819449B2 (ja) * 2014-01-08 2015-11-24 成斗建設株式会社 ソーラパネルの支柱構築用治具

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5534255A (en) * 1978-09-01 1980-03-10 Mitsubishi Chem Ind Ltd Monoazo dye for synthetic fiber

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02116537U (ja) 1990-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN209129395U (zh) 一种用于预埋件标高控制的控制装置
US5666769A (en) Supporting element
JPH05214731A (ja) 柱脚固定装置
JP2511635Y2 (ja) 基礎天端設定用治具
US4656753A (en) Post support unit for a building profile
JPH0128198Y2 (ja)
JP2779547B2 (ja) アンカーボルトの支持装置
JPH0431946Y2 (ja)
JPH0111779Y2 (ja)
JPH063878Y2 (ja) アンカ−フレ−ムのレベル調整構造
JP3740232B2 (ja) アンカーボルト設置金具
JPH08134926A (ja) 自動倉庫用基礎の柱脚取付構造
JPH0476116A (ja) アンカーボルトの支持装置
JPH0725389Y2 (ja) マンホール用型枠
JPS6136699Y2 (ja)
KR200215935Y1 (ko) 거푸집 설치용 프레임 셋팅장치
JP2768547B2 (ja) コンクリート基礎の造成方法
JPH039985Y2 (ja)
JPH0340982Y2 (ja)
JPH0288818A (ja) 基礎用建柱面のレベル出し方法及び装置
JP2789392B2 (ja) アンカーボルトの建ち調整用治具
KR100207313B1 (ko) 수평 레벨 조정기 구조
JPH0431409Y2 (ja)
JP2581775Y2 (ja) コンクリート用型枠の水平据え付け装置
JP3026205U (ja) コンクリート打設用枠板の支持具