JPH04319034A - 内溝キーの製造方法 - Google Patents

内溝キーの製造方法

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Publication number
JPH04319034A
JPH04319034A JP8518191A JP8518191A JPH04319034A JP H04319034 A JPH04319034 A JP H04319034A JP 8518191 A JP8518191 A JP 8518191A JP 8518191 A JP8518191 A JP 8518191A JP H04319034 A JPH04319034 A JP H04319034A
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JP
Japan
Prior art keywords
key
inner groove
substrate
laminated
laminate
Prior art date
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Pending
Application number
JP8518191A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Oyabu
大藪 好伸
Kouzou Kouno
河野 紅三
Ichiro Hattori
一郎 服部
Yoshihide Sakaguchi
坂口 喜英
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キー山をキーウェイの
中央部に有するタイプの内溝キーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動車のキーには、キ
ーウェイの両側にキー山を持ったもの(外山キー)と、
キーウェイの両面の中央部に有底溝を形成してこの溝の
側壁をキー山としたもの(内溝キー)とが提供されてい
る。 内溝キーは、外山キーに比べて高級感が得られることや
キーシリンダに挿入しやすいことなどの利点を持ってい
るが、キー山の形成に時間がかかりコストが高いという
問題を有しているため、余り用いられてはいない。
【0003】この問題は、以下のような両者の製造方法
の違いに起因している。まず、外山キーでは、3ミリ程
度の板材をキー形状に形成した後に、図1(a)に示す
ように先端に斜面40aを持った型40を用い、この型
40の位置を図1(b)に仮想線で示すように順次変え
ながらキーウェイ41に対してプレスによる打ち抜き加
工を施し、所望形状のキー山を効率よく形成している。 これに対して内溝キーでは、このような型を用いてキー
ウェイの中央部を完全に抜いてしまうことは強度的に無
理があるために、一般には、板材をキーの形状に形成し
た後にそのキーウェイの両面の中央部にエンドミル等の
工具で溝を形成することによりキー山を削り出している
。キーの強度を確保するために板材には比較的硬い材料
が使用されるので、この方法では切削にかなりの時間を
要し、また、材料が硬くてエンドミルの刃が摩耗しやす
いために刃の交換頻度が増加してコストが高くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように内溝キーは
加工性があまり良くないため、外山キーと同程度の効率
でキー山を形成する方法が望まれていた。したがって、
本発明の解決すべき技術的課題は、内溝キーの加工性を
改善することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の技術的課題を解決
するため、本発明に係る内溝キーの製造方法は以下のよ
うに構成されている。すなわち、キー形状の基板を形成
する第1工程と、内溝を有し且つ基板の両面に積層され
る積層板を形成する第2工程と、積層板を基板の両面に
積層する第3工程とから構成され、第2工程が、内溝を
通ってキーウェイの長手方向に延びる仮想分割線で積層
板を分割した第1、第2部分を互いに別体として形成す
る工程であり、第3工程が、第1、第2部分のキー山を
対向させて内溝を形成するようにこの第1、第2部分を
組み合わせて基板に積層する工程であることを特徴とし
ている。
【0006】
【作用・効果】上記構成においては、積層板は2つの部
分が別々に形成されるので、従来の斜辺を有する型によ
るプレス加工でキー山を外山として形成することができ
る。したがって、外山キーと同じようにキー山を効率良
く形成できるとともに、切削工具の交換が不要であるた
め、コストダウンを実現できる。また、キーが3層構造
であるため、各材料の色調を変化させることによりデザ
イン上の効果も得られる。
【0007】
【実施例】以下に、図2から図5に示した本発明の第1
実施例に係る内溝キーの製造方法について詳細に説明す
る。
【0008】本実施例の方法では、図2に示すように、
厚さが約1ミリの基板1のキーウェイ部3の両面に、キ
ー山4を構成する内溝4aが形成された積層板2 (同
じく厚さ約1ミリ)を1枚ずつ接合することにより、三
層構造のキーが作られる。基板1はプレス加工やレーザ
加工等の方法によってステンレス等の板材から所定の形
状に形成されたものである。
【0009】積層板2を形成するための加工工程を図3
(a)〜(c)に示している。まず、図3(a)に示す
ように、板材から基板1のキーウェイ部3に対応する幅
と長さの積層板2をプレス加工等で形成する。次に、従
来技術として説明したように先端に斜辺を有する型の位
置を順に変えてプレス加工を行ったり、レーザ加工で切
断したりすることで、図3(b)に示すように、この積
層板2の両長辺にキー山4を外山として形成する。そし
て、この積層板2を図3(c)に示すように長手方向の
中心線に沿って2つの部分2a,2bに分割し、この2
つの部分2a,2bを反転させて辺2c,2dを突き合
わせることによって、図2に示すように内溝4aを形成
した状態で基板1のキーウェイ部3に接合する。なお、
積層板2における基板1側の面にははんだを含んだ接着
層が形成されており、積層板2の基板1への接合は、基
板1の両面に積層板2を重ね合わせた状態で加熱するこ
とにより容易に行うことができる。このようにして基板
1と積層板2を接合した状態を図4に示しており、さら
にこの状態で基板1の頭部に図5に示すように樹脂成形
によりつまみ5を形成することでキーの製造が完了する
【0010】このように、キーを基板1と積層板2とか
ら3層構造体として構成し、キー山4を一旦外山として
形成した後に積層板2の切断・反転により内溝4aを形
成するようにしたことによって、内溝4aをエンドミル
等で切削して形成していたものに比較してその製造効率
が向上する。また、比較的強度の高い材料であるステン
レス材を基板1として用いているため、キー自体として
は十分な強度が得られる。さらに、3層構造であるため
、各層で色調を変えればデザイン上の効果も得られる。
【0011】次に、図6から図10に示した第2実施例
について説明する。
【0012】図6は基板の形成工程を示す図である。こ
の実施例では、基板は長手方向に沿って所定のピッチで
送られる帯鋼10に対して図示した各加工を左側から順
に施すことにより形成される。まず、帯鋼10の中央2
箇所において斜線で示した円形の部分をパイロット穴1
1として打ち抜く。次に、帯鋼10を右側へ送り、パイ
ロット穴11を基準として帯鋼10の両サイドの斜線部
分を打ち抜くことにより開口12,13を形成する。そ
して、帯鋼10をさらに送って、基板のキーウェイ部を
形成するための溝を斜線部14のトリミングにより形成
し、次に、積層板の接合の際に位置決め用として用いる
貫通穴15を各開口12,13に対して図の下側の位置
に2箇所ずつ形成する。さらに、パイロット穴11を含
んだ斜線部分16を、基板17を1枚ずつに切り離すた
めの切断部分として打ち抜く。
【0013】以上のようにして形成した基板17の両面
に積層するための積層板の形成工程を図7に示している
。積層板は、基板17と同じように長手方向に沿って送
られる細幅の帯鋼20に対して図示の各加工を順に施す
ことで形成される。なお、作図の都合上、工程を4段に
分けて示しているが、これらは連続的に行われるもので
ある。
【0014】まず、帯鋼20に一定のピッチでパイロッ
ト穴21を形成する。次に、このパイロット穴21間の
斜線で示した範囲22,23を片側ずつトリミングする
。そして、図の下側のトリミング部分23に対して、第
1実施例と同様に先端に斜辺を有する型を用いてキー山
28の打ち抜きを行い、さらにキーシリンダへのキー挿
入時のガイドとなる部分24a,24bを2回に分けた
打ち抜きで形成する。次に、各パイロット穴21の左右
両側に積層板の接合時の位置決め用の突出部25を打ち
出して形成し、さらにこの突出部25の間のパイロット
穴21を含む斜線部分26を切断部分として打ち抜くこ
とにより積層板27を1枚ずつに切り離す。なお、この
積層板27は基板17の両面に積層されるため、1個の
キーにつき2枚ずつ同じ物が必要である。そのため、2
7aと27bがそれぞれ2枚ずつ形成されている。
【0015】この積層板27の片面には、第1実施例と
同様にはんだを含んだ接着層が形成されている。そして
、図8及びそのIX−IX線拡大断面図である図9に示
すように、この接着層が基板17と接触するように基板
17の貫通穴15に積層板27の第1、第2部分27a
,27bの突出部25を嵌入させ、キー山28を対向さ
せて内溝28aを形成した状態で積層板27の第1、第
2部分27a,27bを位置決めし、加熱により基板1
7と積層板27とを接合する。その後、図10に示すよ
うにキーウェイ29の下部の不要部分を除去し、さらに
第1実施例と同様に頭部に樹脂成形でつまみを形成して
キーの製造を完了する。
【0016】この方法によれば、第1実施例で得られた
効果に加え、基板17と積層板27とがそれぞれ連続的
に形成されるので、キーの製造効率が非常に良好となる
。また、基板17の貫通穴15と積層板27の突出部2
5で位置決めを行うようにしたので、接合時に基板17
に対してキー山の位置がずれて不良品が形成されるのを
確実に防止できる。
【0017】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではなく、その他種々の態様で実施することが可能
である。例えば、上記各実施例では基板1,17と積層
板2,27とを加熱接合するために積層板2,27の片
面にはんだを含んだ接着層を設けているが、その代わり
に、基板1,17の両面に接着層を設けたり、接着層を
設けずにスポット溶接などの方法で接合するようにして
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】  (a)図は従来例に係る外山キーのキー山
形成に用いられる型の平面図、(b)図はその使用状態
図である。
【図2】  本発明の1実施例に係るキーの積層板接合
前の状態を示す斜視図である。
【図3】  (a)図から(c)図は積層板の形成工程
を示す斜視図である。
【図4】  積層板接合後の状態を示す斜視図である。
【図5】  頭部につまみを形成したキーの斜視図であ
る。
【図6】  第2実施例に係るキーの基板の形成工程を
示す平面図である。
【図7】  積層板の形成工程を示す平面図である。
【図8】  基板に積層板を重ね合わせた状態を示す平
面図である。
【図9】  図8のIX−IX線拡大断面図である。
【図10】  積層板の不要部分をトリミングした状態
を示す平面図である。
【符号の説明】
1  基板                    
  2  積層板2a,2b  第1,第2部分   
     2c,2d  辺3  キーウェイ    
            4  キー山4a  内溝 
                    5  つま
み10  帯鋼                  
  11  パイロット穴12,13  開口    
           14  トリミング部15  
貫通穴                  16  
切断部17  基板                
    20  帯鋼21  パイロット穴     
       22,23  トリミング部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  キーウェイ(3,29)の中央部にキ
    ー山(4,28)を構成する内溝(4a,28a)が形
    成された内溝キーを製造する方法にして、キー形状の基
    板(1,17)を形成する第1工程と、上記内溝(4a
    ,28a)を有し且つ該基板(1,17)の両面に積層
    される積層板(2,27)を形成する第2工程と、該積
    層板(2,27)を上記基板(1,17)の両面に積層
    する第3工程と、から構成され、上記第2工程が、上記
    内溝(4a,28a)を通って上記キーウェイ(3,2
    9)の長手方向に延びる分割線で上記積層板(2,27
    )を分割した第1、第2部分(2a,2b,27a,2
    7b)を互いに別体として形成する工程であり、上記第
    3工程が、上記第1、第2部分 (2a,2b,27a
    ,27b)のキー山(4,28)を対向させて内溝(4
    a,28a)を形成するように該第1、第2部分(2a
    ,2b,27a,27b)を組み合わせて上記基板(1
    ,17)に積層する工程であることを特徴とする内溝キ
    ーの製造方法。
JP8518191A 1991-04-17 1991-04-17 内溝キーの製造方法 Pending JPH04319034A (ja)

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JP (1) JPH04319034A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004509251A (ja) * 2000-09-15 2004-03-25 プレジャン ロナルド マーティン キー製造方法
EP3739153A1 (de) * 2017-11-09 2020-11-18 BKS GmbH Schliesszylinderschlüssel und verfahren zu dessen herstellung

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JP2004509251A (ja) * 2000-09-15 2004-03-25 プレジャン ロナルド マーティン キー製造方法
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