JPH0431863B2 - - Google Patents

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JPH0431863B2
JPH0431863B2 JP8754388A JP8754388A JPH0431863B2 JP H0431863 B2 JPH0431863 B2 JP H0431863B2 JP 8754388 A JP8754388 A JP 8754388A JP 8754388 A JP8754388 A JP 8754388A JP H0431863 B2 JPH0431863 B2 JP H0431863B2
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belt
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seamless
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、電子写真複写機のベルト状感光体お
よび紙分離搬送ベルト、セラミツク粉末の搬送用
ベルト、ATM末端機用ベルト等の基材に用いる
ことができる積層シームレスフイルムベルトに関
するものである。 [従来技術とその問題点] フイルム状のエンドレスベルトは、従来種々の
用途に用いられている。例えば、電子写真複写機
の感光体用には、繰り返し使用できるものとして
さらに装置の小型、軽量化のために用いられてい
る。エンドレスベルト状感光体に使用されている
支持体は、通常、特開昭56−154772号、特開昭60
−101574号公報などにみられるように、寸法安定
性・熱安定性・電気的特性に優れたTダイ法二軸
延伸ポリエステルシートフイルム(例えば東レ(株)
製“ルミラー”)が使用されている。この二軸延
伸ポリエステルフイルムからエンドレスベルトを
得るためには長方形に裁断されたシートの両端部
を接着剤による接着接合もしくは超音波振動子を
押圧して融着接合して作られるため、継目を形成
は避けられない。 このため、走行時にこの継目部の段差がクリー
ニングブレードに引つかかつてベルトの走行が不
安定になつたり、継目部の接合強度が低いため破
損しやすいなどの欠点を有していた。 さらにこの接合したエンドレスベルトを電子写
真複写機感光体に使用すると、継目部がコピー用
紙に黒いスジとして現われるとともにクリーニン
グ工程において除電を行なつても継目部における
除電が十分にできない欠点があるため、この継目
部を画像形成域として利用できないように感光体
の継目位置を検知して制御する必要がある。 感光体が継目部のないシームレスであるなら
ば、継目を検知する検知回路・装置が不要とな
り、電子写真複写機の機構の簡素化が可能になる
とともにベルト強度が向上し、エンドレスベルト
状感光体の寿命が伸びる利点がある。 しかし、ポリエステル系樹脂は導電層、感光層
との密着性が良好であるが、寸法精度の高いポリ
エステル系樹脂からなるシームレスベルトは、未
だ得られていない。ポリエステル系樹脂からなる
シームレスベルトとしては、わずかにTダイ法に
よる二軸延伸ポリエステルのシートフイルムから
円形帯または楕円形帯を切り取り、その内側円形
状の径を加熱下で強制的に拡大して延伸し製造さ
れたエンドレステープが特公昭55−23129号公報
で提案されているにすぎない。しかし、このエン
ドレステープでは、内外の延伸倍率が違い過ぎる
と平面性の良い幅をもつたベルトができないため
高々10数mm程度までの細幅のベルトしか製造でき
ない上、材料に二軸延伸ポリエステルフイルムを
用いると出来あがつたエンドレスベルトは加熱す
ると元の平面状円形体に戻る傾向を示し、寸法精
度上問題がある。 さらに該エンドレスベルトは、通常の二軸延伸
ポリエステルフイルム、すなわち短時間にテンタ
ーにおいて熱処理を行なうTダイ法で作られた二
軸延伸ポリエステルのシートフイルムを原材料と
しているので、そのベルトの走行方向の破断伸度
が100%以上もしくはそれ以上であるため、これ
をベルトとして使用したとき、走行中にベルトが
伸びやすく、感光層とベルトの間の接着強度の低
下やベルトの寸法精度に問題がある。したがつて
このエンドレスベルト表面に接着層、金属蒸着層
等の後加工する場合、処理温度、使用温度等に制
約があり難しい。 またインフレーシヨン方式による二軸延伸円筒
状フイルムはベルトの寸法精度通りに製膜するこ
とが非常に難しいことおよびフイルムの熱収縮率
が高く、後工程における表面処理における加熱に
よつて寸法が大幅に変化するため、そのままシー
ムレスベルト状感光体の支持体として使用できな
い。 この対策として、インフレーシヨン法により同
時二軸延伸した円筒状フイルムを連続的に熱固定
することによつて、熱収縮率を低くすることが考
えられるが、この製造工程においては円筒状フイ
ルムを多段のニツプローラによつて挟む必要があ
るため、必然的に円筒状フイルムの両端に折しわ
が熱固定される。この折しわを有する円筒状フイ
ルムから切断して得たシームレスベルトを電子写
真感光体支持体や転写・分離用ベルトに使用した
場合、この折しわの箇所にトナーの溜りが発生し
実用できないという問題がある。 また二軸延伸ポリエステルフイルムをエンドレ
スベルト状感光体の基材として使用した場合、回
転駆動時はエンドレスベルトの平面性が維持され
ているが、一旦1時間以上の間駆動を停止したの
ち再度回転駆動を行なつたとき、エンドレスベル
トを駆動させる1対の回転ローラーの形状が該エ
ンドレスベルトの一定位置にストツプマークとし
て保持され著しく平面性が損われる欠点があり、
このようなストツプマークが生じた場合、しばし
ば該マーク部分の感光層がエンドレスベルト状感
光体に隣接して設置してあるトナークリーニング
ブレードによつて剥離されるという問題がある。 さらに、電子写真複写機、セラミツク粉末の搬
送機、ATM端末機等において使用するベルトは
少なくとも10mm以上の広幅であることが望まし
く、またベルト表面に静電防止層もしくは導電層
を設けるに当り、ベルト温度が上昇することもあ
り、この面からも長期間寸法安定性の良いベルト
の開発が望まれていた。 [発明が解決しようとする課題] 本発明者らはかかる従来技術の諸欠点に鑑み、
その改善策について鋭意検討した結果、シームレ
スベルトを二軸延伸ポリエステル系樹脂からなる
円筒状フイルムとその内面に配設された弾性樹脂
層からなる積層体で形成するとともに該積層体の
特定温度下における乾熱収縮率およびベルト走行
方向の破断伸度を特定の範囲に規定した場合には
前述の諸欠点のない高品位のシートレスベルトが
得られること知見し、本発明に到達したものであ
る。 したがつて、本発明の目的は寸法精度が高くベ
ルト平面性が維持され、ベルト寿命が長く、導電
層等と密着性の良いシームレスベルトをを提供す
ることにある。 [課題を解決するための手段] かかる本発明の目的は、次の構成により達成さ
れる。 1 二軸延伸熱可塑性ポリエステル系樹脂からな
る円筒状フイルムの内側に弾性樹脂層を配設し
た積層体からなるシームレスフイルムベルトで
あつて、該積層体の80℃における乾熱収縮率が
2%以下であり、且つベルト走行方向の破断伸
度が95%以下であることを特徴とする積層シー
ムレスフイルムベルト。 2 弾性樹脂層の内側にさらに二軸延伸熱可塑性
ポリエステル系樹脂からなる円筒状フイルムを
配設してなる前記1項記載の積層シームレスフ
イルムベルト。 本発明において円筒状フイルムを構成する熱可
塑性ポリエステル系樹脂としては、例えばポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ートなどがあげられ、耐絶縁破壊電圧の優れたポ
リエステル系樹脂はシームレスベルトの構成要素
として望ましい。 本発明の積層シームレスフイルムベルトはかか
る熱可塑性ポリエステル系樹脂からなる円筒状フ
イルムの内側に弾性樹脂層を積層配設したものを
基本構造とするものであるが、該弾性樹脂層の内
側に、さらに熱可塑性ポリエステル系樹脂からな
る円筒状フイルムを配設して3層構造となすこと
もできる。 本発明において使用される弾性樹脂としては、
公知の弾性樹脂が使用できるが、70℃の温度で
9.3MPaの一定荷重下の圧縮永久歪(測定法
ASTM D−395A)が40%以下である樹脂が好
ましい。例えばポリウレタン、ポリエステルエラ
ストマ、ポリアミドエラストマ、ポリプロピレ
ン/エチレンプロピレン共重合体、ポリスチレ
ン/ポリブタジエン共重合体、シリコーンゴム、
ネオプレンゴム、天然ゴムなどがあげられるが、
これらに限定されない。 本発明における積層シームレスフイルムベルト
の80℃における乾熱収縮率は、JIS C231−66に
より測定されるものであり、また破断伸度はJIS
K−6761により測定されるものである。 積層シームレスフイルムベルトの乾熱収縮率が
2%以下であり、且つベルト走行方向の破断伸度
が95%以下であれば、シームレスベルトが、電子
写真複写機のベルト状感光体、転写・分離ベル
ト、搬送用ベルト等の基材に用いる場合において
も長期にわたり高い寸法精度を保持することがで
きる。乾熱収縮率が2%より大きいならば、複写
機内で走行中に、機内の温度上昇により該ベルト
が収縮するとベルトの走行張力が増大し、ベルト
の長さ方向にシワ状の波が発生し、複写性能がダ
ウンしたり、また収縮によつて表面に塗布された
導電層、感光層のクラツクによる接着はがれが発
生し、ベルト寿命の大幅な低下をまねく等の問題
が発生し、好ましくない。またベルト走行方向の
破断伸度が95%を越える場合は、ベルト走行中の
ベルトの寸法精度ならびに感光層との密着性が低
下するため好ましくない。 ベルト走行方向の破断伸度の下限については特
に限定されないが、ベルトの耐久性の点からは20
%以上であることが好ましい。 本発明のシームレスフイルベルトは、電荷を印
加させるため、その内面および/または表面に導
電層を設けることができる。導電層としては、例
えば、熱可塑性樹脂に導電性フイラーとしてカー
ボンブラツク、金属粉、カーボン繊維等から選ば
れた少なくとも1種を配合した表面固有抵抗が
1010Ω・cm以下のシート状物をシームレスベルト
上に接合、もしくはコーテイング方式により形成
される。 ここで導電層に使用される熱可塑性樹脂として
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート、ポリエーテルエステル共重合
体、共重合ポリエステル樹脂、ポリエーテルアミ
ド、ポリウレタン、アクリル共重合体、ポリオレ
フイン共重合体、オレフイン系エラストマー、ス
チレン系エラストマー、ポリ塩化ビニル、塩化ビ
ニル共重合体の群から選ばれる少なくとも1種以
上のポリマーが使用できる。また熱可塑性樹脂に
は必要に応じて公知の酸化防止剤、熱分解防止
剤、紫外線吸収剤、難燃剤、着色剤(顔料、染
料)等を含有させることができる。 本発明の積層シームレスフイルムベルトによれ
ば幅10mm以上、2000mm以下の広幅のシームレスベ
ルトに形成した場合でも極めて寸法精度が高い
上、ベルト寿命の長いものとなすことができる。 また、本発明によればシームレスベルトの平面
性を、長期にわたり保持することができる。例え
ば本発明のシームレスベルトを外径18mmの二対の
回転ローラー間にベルト張力5Kgの張力で24時間
装着し回転させずに放置した後、走行速度15m/
分で30秒間駆動走行させたとき、回転ローラーの
半円状の形状が該エンドレスベルトの一定位置に
ストツプマークとして隆起している高さが30μm
以内となすことができるので、クリーニング用ブ
レード等の接触によつて該エンドレスベルトの表
面が擦られ、感光層が剥離する危険性が少ない。
なお本発明のシームレスベルトは、円筒状フイル
ムと弾性樹脂との二層構造でも高い寸法精度、長
い寿命を保つことができるが、更に円筒状フイル
ムを積層した三層積層構造であれば、さらに耐屈
曲疲労性が向上するので好ましい。 なお、本発明における表面固有抵抗PS(Ω・cm)
の測定は、測定用電極として、形状が接触面積35
mm2(1mm×35mm)である矩形状の2個の電極を膜
厚t(cm)の導電膜上に35mm間隔に配置し、LCR
メータ(ADEX社製 AX−221)に接続した、
抵抗値Rs(Ω)を読みとり次式により求めたもの
である。 PS(Ω・cm)=Rs(Ω)×t(cm) 本発明のシームレスベルトの製法の一例を次に
説明する。 二軸延伸円筒状熱可塑性樹脂フイルムの製造時
には、第1図に示すように熱可塑性樹脂をチユー
ブラダイを通じ、チユーブ状フイルム1に押出し
て冷却した後、このフイルム上下に位置した二対
のニツプロール2,3間においてリング状シーズ
ヒーター4で配向可能な温度まで加熱し、チユー
ブ状フイルム内に封入した空気による加圧(イン
フレーシヨン法)と二対のニツプロールの周速の
差によつて該フイルムを縦横に同時に延伸するこ
とにより二軸配向したチユーブ状フイルム5を得
ることができる。 続いて第2図に示すように金属ドラム7に溶剤
で溶解した弾性樹脂溶液を浸漬法で、弾性樹脂層
8を形成させるか、もしくは金属ドラム7の周囲
に円筒状弾性樹脂フイルムをかぶせ弾性樹脂層8
を形成させた後、二軸延伸チユーブ状フイルム5
を必要長さに切断して得られた円筒状フイルム6
を金属ドラム7にさらにかぶせ、フイルムのガラ
ス転移点温度より30℃以上高い温度、且つ融点以
下の温度の雰囲気内で10分以上加熱処理すること
によつて、チユーブ状フイルム5の重ね合わせた
両端にあつた折しわが消えて、フイルムは金属ド
ラムに密着し、金属ドラムの外径と同一寸法の内
径をもち、ニツプロールによる折しわのないシー
ムレスベルトを得ることができる。この加熱処理
によつてフイルムは金属ドラムの形状に熱固定さ
れるため、加熱処理を行なつた円筒状フイルムは
ガラス転移温度以下で再加熱しても、乾熱収縮率
を2%以下で、かつベルト走行方向の破断伸度を
95%以下となすことができるとともにシームレス
ベルトに弾性を付与することによりストツプマー
クがつきにくいベルトを得ることができる。 なお金属ドラム7から加熱処理した円筒状フイ
ルムを容易に取り出すためには、金属ドラム表面
にグリースオイルその他の離型界面を形成してお
くことが望ましい。 また必要に応じ、円筒状フイルム7と弾性樹脂
層8の間に接着層を設けることにより、円筒状フ
イルム7と弾性樹脂層との間の密着性を向上させ
ることができる。 加熱処理した円筒状フイルムは、シームレスベ
ルト状感光体として十分使用可能であるが、さら
にベルトの走行寿命を延長すれば、第3図に示す
がごとく二軸延伸した円筒状フイルム6,9の中
間に弾性樹脂層8を設けることによつて達成でき
る。この弾性樹脂層を二軸延伸円筒状フイルムの
中間に設ける方法として、円筒状フイルム6を金
属ドラム7にかぶせ加熱処理することにより金属
ドラムに密着させた後、円筒状フイルム6の表面
に溶剤で溶解した弾性樹脂溶液を浸漬法で弾性樹
脂層8を形成させるかもしくは円筒状フイルム6
の表面に円筒状弾性樹脂フイルムをかぶせて弾性
樹脂層8を設けた上、さらに円筒状フイルム9を
かぶせ、該円筒状フイルムのガラス転移温度より
30℃以上高い温度の雰囲気内で15分以上加熱処理
することにより、弾性樹脂層を中間層として二層
の円筒状フイルムが接着し、金属ドラムの外径と
同一寸法の内径をもつ三層構造のシームレスベル
トを得ることができる。このように金属ドラムを
使用すると得られるシームレスベルトの形状は真
円あるいは同心円状であるため、ベルトとして使
用すると蛇行せず走行性が良好であるので好まし
い。このように弾性樹脂を中間層に設けることに
よりストツプマークがつき難く平面性の優れたシ
ームレスベルトが得られるとともにベルトの耐屈
曲疲労性を向上させ、単層の二軸延伸熱可塑性ポ
リエステル系樹脂ベルトに比較して走行寿命を約
50%以上延長させることができる。 [実施例] 実施例 1 ポリエチレンテレフタレートを押出機の円形口
金から押出温度290℃で押出し、内径50mm、厚さ
366μmのポリエチレンテレフタレートのチユー
ブ状フイルムを得た。このチユーブ状フイルム内
に圧空を導入し、第1図に示したごとき装置によ
り、熱延伸温度190℃の雰囲気下において、縦3.5
倍、横3.0倍に延伸を行ない、内径150mm、厚さ
35μmの二軸延伸チユーブ状フイルム5を得た。 一方、ポリエステルエラストマ(商品“ハイト
レル”40D、東レデユポン(株)製)を押出機の円形
口金から温度220℃で押出し、内径45mm、厚さ
450μmのポリエステルエラストマのチユーブ状
フイルムを得た。 このチユーブ状フイルム内に圧空を導入し、第
1図に示したごとき装置により、熱延伸温度90℃
の雰囲気下において、縦3倍、横3倍に延伸を行
ない、内径135mm、厚さ50μmのチユーブ状フイ
ルムを得た。 ついで、このチユーブ状フイルムを長さ370mm
に切断して得た円筒状フイルムを第2図に示す外
径130mmの金属ドラム7にかぶせ、弾性樹脂層8
とする。ついで、二軸延伸ポリエステルチユーブ
状フイルムを長さ370mmに切断して得た円筒状フ
イルム6を弾性樹脂層8を介して金属ドラム7に
かぶせ、160℃の温度の雰囲気下で40分間熱処理
を行なつたところ両者の円筒状フイルムは熱収縮
するとともに接着し、金属ドラムに密着する。こ
の金属ドラムから抜きだした円筒状フイルムの厚
みは100μm、内径130mmであつた。 この円筒状フイルムにカーボンブラツク(商品
名“シースト”SO、東海カーボン(株)製)8%、
共重合ポリエステル樹脂(商品名“ハイロン”
30、東洋紡(株)製)30%、トルエン30%、酢酸エチ
ル32%の組成の導電性接着剤溶液20に浸漬法で
内面コーテイングした後、80℃、30分間の熱乾燥
を行ない膜厚6μmのカーボン膜が円筒状フイル
ムの内面に形成され、その表面固有抵抗値は120
Ω・cmであつた。80℃、30分間の熱乾燥で円筒状
フイルムの内径は、130mmから129・9mmに収縮
(0.07%)したが、フイルムの表面平滑性は保持
されカーボン膜の密着性は良好であつた。 得られた円筒状フイルムからなるシームレスフ
イルムベルトの80℃における乾熱収縮率は0.08
%、ベルト走行方向の破断伸度は83%であつた。 比較例 1 厚さ42.5μm、内径130mmの二軸延伸チユーブ状
フイルムから得られた円筒状フイルムに弾性樹脂
層を設けず、金属ドラムによる熱処理も省略して
実施例1の方法で、膜厚6μmのカーボン膜を円
筒状フイルムの内面に形成した。その表面固有抵
抗値は135Ω・cmであつた。しかし、円筒状フイ
ルムの内面に形成したカーボン膜を80℃、30分間
の熱乾燥で行なうことにより円筒状フイルムの内
径は、130mmから127.1mmに収縮(2.5%)を起し、
フイルムの表面が不規則なしわ状を呈し、実施例
1と比較してカーボン膜がフイルム表面から剥離
しやすい現象を示した。 得られた円筒状フイルムからなるシームレスフ
イルムベルトの80℃における乾熱収縮率は2.8%、
ベルト走行方向の破断伸度は67%であつた。 この円筒状フイルムをPPC複写機の感光体に
近接して設けた分離器用のシームレスエンドレス
状ベルトとして使用し、感光体からトナー像を転
写された転写紙を6.5KVの電圧で印加されたシー
ムレスエンドレス状ベルトにより分離し、搬送し
た。このシームレスエンドレス状ベルトに不規則
なしわがあるので、未定着トナー像を転写された
転写紙に電荷が均一に帯電させるこことができ
ず、未定着トナー像の一部が飛散し、画像乱れが
発生した。またカーボン膜の密着強度が低下した
ため、このベルトは11時間の走行でカーボン膜の
剥離がおこり、分離器用の機能を失つた。 さらにこのベルトは回転駆動直後は、ベルト表
面に回転ローラーの半円形状がストツプマークと
して保持されているため、ストツプマークの隆起
個所をトナークリーニングブレードによつて強く
擦られるためカーボン膜の剥離が促進された。 比較例 2 厚さ43μm、内径130mmの二軸延伸チユーブ状
フイルムから得られた円筒状フイルムに弾性樹脂
層を設けず、金属ドラムによる熱処理ならびに膜
厚6μのカーボン膜被覆を実施例1の方法にした
がい行なつた。 得られた円筒状フイルムからなるシームレスベ
ルトの80℃における乾熱収縮率は0.08%、ベルト
走行方向の破断伸度は88%であつた。またカーボ
ン膜の表面固有抵抗は150Ω・cmであつた。 該円筒状フイルムをPPC複写機の紙分離器用
シームレスエンドレス状ベルトに使用し、感光体
からトナー像を転写された転写紙を分離・搬送し
た。該ベルトの表面平滑性が優れ、転写紙に電荷
を均一に帯電させることができたので、未定着ト
ナー像の画像乱れが発生せずに転写紙を搬送する
ことができた。しかし該ベルトの駆動直後、ベル
ト表面にストツプマークによる隆起個所がトナー
クリーニングブレードによつて強く擦られ、この
ベルトは150時間の走行でカーボン膜の剥離がお
こつた。 以上実施例1および比較例1および2の3種類
のベルトについての評価結果を表1にまとめる。 実施例1で得られた本発明のシームレスエンド
レス状ベルトをPPC複写機紙分離器・搬送ベル
トに使用した場合、比較例1に比べて寸法安定性
および表面状態が良好な品質を持ち、複写画像の
乱れがないうえ走行寿命が格段に長い。また、比
較例2で作成したサンプルのように継目部の強度
低下の欠点がないため走行寿命を延長ならびに走
行安定性の優れた品質のものが得られることがわ
かる。
【表】 実施例 2 ポリエチレンテレフタレートを押出機の円形口
金から押出温度285℃で押出し、内径130mm、厚さ
100μmのポリエチレンテレフタレートのチユー
ブ状フイルムを得た。このチユーブ状フイルム内
に圧空を導入し、第1図に示したごとき装置によ
り熱延伸温度180℃の雰囲気下において、縦2.5
倍、横2.0倍に延伸を行ない、内径265mm、厚さ
20μmの二軸延伸チユーブ状フイルム5を得た。 一方、ポリエステルエラストマ(商品名“ハイ
トレル)40D、東レデユポン(株)製)を押出機の円
形口金から温度220℃で押出し、内径132mm、厚さ
250μmのポリエステルエラストマのチユーブ状
フイルムを得た。このチユーブ状フイルム内に圧
空を導入し、第1図に示したごとき装置により熱
延伸温度90℃の雰囲気下において、縦2.5倍、横
2.0倍に延伸を行ない、内径265mm、厚さ50mmのチ
ユーブ状フイルムを得た。 ついで先に得た二軸延伸チユーブ状フイルム5
を、長さ400mmに切断して得た2枚のうちの1枚
の円筒状フイルムの表面に長さ400mmのポリエス
テルエラストマのチユーブ状フイルムをかぶせた
上に、さらにもう一方の円筒状フイルムをカバー
した後、外径230mmの金属ドラムにこの三層構造
の円筒状フイルムをかぶせこれをオーブン中で
170℃で25分間熱処理を行なつたところ、内層お
よび外層の二軸延伸した円筒状フイルムが熱収縮
し金属ドラムに密着することにより、中間層の共
重合ポリエステル樹脂層に存在していた空気はこ
の熱収縮によつて容易に抜けるとともに、この中
間層が熱処理温度において溶融することにより、
円筒状フイルム間に充填され、円筒状フイルムの
厚みの誤差を吸収して厚み精度が、単一フイルム
は±5μmに対して三層構造のフイルムは±3μm
に向上した。 引続き、金属ドラムから引抜いた三層構造の円
筒状フイルムの外側表面に、実施例1の方法で厚
み6μm、表面固有抵抗値120Ω・cmのカーボン膜
を形成した上に、メチルセルロースからなるバイ
ンダー層(厚み1μm)、β−銅フタロシアニンと
ポリメチルメタクリレートを固形分比9:5の比
率からなる厚み0.5μmの電荷発生層、厚み12μm
の電荷輸送層(p−ジエチルアミノベンズアルデ
ヒド−N,Nジフエニルヒドラゾンとポリカーボ
ネートの固形分比1:1)を順次浸漬法で設ける
ことによりシームレスベルト状電子感光体を得
た。 得られたシームレスベルト感光体の80℃におけ
る乾熱収縮率は0.07%、ベルト走行方向の破断伸
度は76%であつた。 比較例 3 実施例2の方法で製造した内径265mm、厚さ
20μm、高さ400mmの二軸延伸した円筒状フイル
ムを、金属ドラムによる熱処理をしなかつた以外
は実施例1の方法でフイルム外側表面に厚み6μ
m、表面固有抵抗値120Ω・cmのカーボン膜を形
成した。しかし、円筒状フイルムの外面に形成し
たカーボン膜を80℃、30分間の熱乾燥で行なうこ
とにより円筒状フイルムの径は、265mmから259.2
mmに収縮(2.2%)を起し、フイルムの表面が不
規則なしわ状を呈し、実施例2と比較してカーボ
ン膜がフイルム表面から剥離しやすい現象を示し
た。 このカーボン膜の上に、実施例2と同様にバイ
ンダー層、電荷発生層、電荷輸送層を順次浸漬法
で設けることにより、シームレスベルト状感光体
を得たが、この感光体の表面は不規則なしわ状を
呈していた。 得られたシームレスベルト感光体の80℃におけ
る乾熱収縮率は2.4%、ベルト走行方向の破断伸
度は63%であつた。 得られた各感光体の評価結果を表2に示す。 表2から明らかなごとく、本発明にかかる積層
シームレスフイルムベルトによる場合、比較例3
ノベルトに比べて寸法安定性および表面状態が良
好な品質をもち、複写画像の乱れがなく走行寿命
が著しく長いことがわかる。
【表】 実施例 3 実施例2と同様な方法により、内径265mm、厚
さ20μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート
のチユーブ状フイルム5を得た。 一方、ポリエステルエラストマ(東レデユポン
(株)製“ハイトレル”40D)と、カーボンブラツク
(東海カーボン(株)製“シースト”SO)を25%練り
込んだ、ポリエステルエラストマ(“ハイトレル”
40D)を共押出機の円形口金から温度220℃で押
出し、内径132mm、厚さ650μmのポリエステルエ
ラストマのチユーブ状積層フイルムを得た。 このチユーブ状フイルム内に圧空を導入し熱延
伸温度90℃雰囲気下において、縦2.5倍、横2.0倍
に延伸を行ない、内径265mm、厚さ130μmのチユ
ーブ状積層フイルムを得た。 ついで、先に得た二軸延伸チユーブ状フイルム
5を、長さ400mmに切断して得た円筒状フイルム
を、長さ400mmに切断して得たポリエステルエラ
ストマの、円筒状積層フイルムの表面にかぶせた
後、外径230mmの金属ドラムに、これら2層構造
の円筒状フイルムをかぶせ、これをオーブン中で
190℃で50分間熱処理を行なつたところ、両者の
円筒状フイルムは熱収縮するとともに接着し、金
属ドラムに密着した。この金属ドラムから抜き出
した円筒状フイルムの厚みは165μm、内径230mm
であり、内面の表面固有抵抗値は190Ω・cmであ
つた。また80℃における乾熱収縮率は0.07%、ベ
ルト走行方向の破断伸度は83%であつた。 この円筒状フイルムをPPC複写機の紙分離器
用シームレスエンドレス状ベルトに使用し、感光
体からトナー像を転写された転写紙を分離・搬送
した。 該ベルトは、表面平滑性にすぐれ、転写紙に電
荷を均一に帯電させることができ、未定着トナー
による画像乱れが発生せず、転写紙を搬送するこ
とができた。 また、該ベルトは、ベルトの内面に、ポリエス
テルエラストマおよび、カーボンを練り込んだポ
リエステルエラストマの積層体を使用しているた
め、520時間の走行で、カーボン膜の劣化は皆無
であり、良好な耐久性を示すとともに、520時間
走行後、ベルト表面のストツプマークの発生もな
く、良好な耐久性が得られた。 得られたベルトの評価結果を表3に示す。 実施例 4 実施例1と同様な方法により、内径150mm、厚
さ35μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート
のチユーブ状フイルム5、および内径135mm、厚
さ30μのポリエステルエラストマのチユーブ状フ
イルム8を得た。 一方、導電性カーボンを30%混練した導電性ポ
リプロピレン樹脂(三井東圧フアイン(株)製“ミク
ローム”)を押出機の円形口金から温度200℃で押
出し、内径42mm、厚さ600μmの導電性ポリプロ
ピレンのチユーブ状フイルムを得た。 このチユーブ状フイルム内に圧空を導入し、第
1図に示したごとき装置により、熱延伸温度95℃
雰囲気下において、縦3.0倍、横2.0倍に延伸を行
ない、内径135mm、厚さ100μmのチユーブ状フイ
ルム6を得た。 ついで、これらのチユーブ状フイルムを、長さ
370mmに切断して得た円筒状フイルムを、第3図
に示す外径130mmの金属ドラム7に、導電性二軸
延伸ポリプロピレンフイルム6をかぶせ、その上
に二軸延伸ポリエステルエラストマフイルム8を
かぶせ、弾性樹脂層8および導電性樹脂層6とし
た。 ついで、先に得た二軸延伸ポリエステルチユー
ブ状フイルム9を更にその上にかぶせ、200℃の
温度の雰囲気下で50分間熱処理を行ない、円筒状
フイルムを作製した。この円筒状フイルムの厚み
は160μm、内径130mmであり、その表面固有抵抗
値は170Ω・cmであつた。また80℃における乾熱
収縮率は0.05%、ベルト走行方向の破断伸度は83
%であつた。 この円筒状フイルムをPPC複写機の紙分離器
用シームレスエンドレス状ベルトに使用し、感光
体からトナー像を転写された転写紙を分離・搬送
した。 該ベルトは、表面平滑性にすぐれ、転写紙に電
荷を均一に帯電させることができ、未定着トナー
による画像乱れが発生せず、転写紙を搬送するこ
とができた。 また、該ベルトは、ベルトの内面に、ポリエス
テルエラストマおよびカーボンを練り込んだポリ
プロピレンの積層体を使用しているため、480時
間の走行で、カーボン膜の劣化は皆無であり、良
好な耐久性を示すとともに、480時間走行後、ベ
ルト表面のストツプマークの発生もなく、良好な
耐久性が得られた。 得られたベルトの評価結果を表3に示す。
【表】 実施例 5 ポリブチレンテレフタレートを押出機の円形口
金から押出温度250℃で押出し、内径42mm、厚さ
432μmのポリブチレンテレフタレートのチユー
ブ状フイルムを得た。このチユーブ状フイルムを
実施例1と同様な方法で、熱延伸温度150℃の雰
囲気下において、縦2.7倍、横3.2倍に延伸を行な
い、内径135mm、厚さ50μmの二軸延伸チユーブ
状フイルムを得た。 ついで、このチユーブ状フイルムを長さ370mm
に切断して得た円筒状フイルムを金属ドラムにか
ぶせ、170℃の温度の雰囲気下で50分間熱処理を
行なつた後、金属ドラムから抜きだし、厚み60μ
m、内径122mmの円筒状フイルムを得た。 一方、導電性カーボンを30%混練した導電性変
性ポリエチレン樹脂(“ニユークレル”三井デユ
ポン(株)製)を押出機の円形口金から、温度140℃
で押出し、内径122mm、厚み100μmの導電性変性
ポリエチレンのチユーブ状フイルムを得た。 次に、ポリエステルエラストマ(東レデユポン
(株)製“ハイトレル”40D)を使用して実施例1と
同様な方法で、内径122mm、厚さ30μのチユーブ
状フイルムを得た。 ついで、このチユーブ状フイルムを長さ370mm
に切断して得た円筒状フイルムを作製した。 引き続いてこれら3種類の円筒状フイルムを、
外径122mmの金属ドラム上に、導電性変性ポリエ
チレンフイルム、エラストマフイルムおよび二軸
延伸ポリブチレンテレフタレートのチユーブ状フ
イルムの順に順次かぶせた後、185℃の温度の雰
囲気下で50分間熱処理を行ない、円筒状フイルム
からなる積層シームレスベルトを作成した。この
積層シームレスベルトの厚みは200μm、内径122
mmであつた。またベルト走行方向の破断伸度は93
%、80℃における乾熱収縮率は0.2%であつた。
なお内面側に形成した導電フイルムの表面固有抵
抗値は170Ω・cmであつた。 比較例 4 厚さ60μm、内径122mmの二軸延伸ポリブチレ
ンテレフタレートのチユーブ状フイルムから得ら
れた円筒状フイルムを、金属ドラムによる熱処理
をしなかつた以外は、実施例5と同様な方法でフ
イルムの厚み100μ、内径122mmの導電性変性ポリ
エチレンおよびフイルム厚み30μm、内径122mm
のポリエステルエラストマフイルムのチユーブ状
フイルムおよびフイルム厚み60μm、内径22mmの
二軸延伸ポリブチレンテレフタレートのチユーブ
状フイルムを、この順番に金属ドラムにかぶせ、
150℃の温度の雰囲気下で50分間の熱処理を行な
い、円筒状フイルムからなるシームレスベルトを
作成した。 このベルトの80℃における乾熱収縮率は2.8%、
ベルト走行方向の破断伸度は77%であつた。な
お、内面側の導電フイルムの表面固有抵抗値は
165Ω・cmであつた。 以上実施例5、比較例4のベルトについての評
価結果を表4に示す。
【表】 表4から明らかなごとく、実施例5で得られた
本発明のシームレスベルトをPPC複写機の紙分
離・搬送ベルトに使用した場合、比較例4に比
べ、寸法安定性および表面状態が良好な品質を保
ち、複写画像の乱れがないうえ走行寿命が格段に
長く、走行安定性の優れた品質のものが得られる
ことがわかる。 [発明の効果] 本発明の積層シームレスフイルムベルトは上述
のごとく構成したので、これを電子写真複写機や
紙分離ベルト用基材として使用した場合、感光ベ
ルトならびに紙分離ベルトの走行安定性が得られ
るとともに導電層との密着性が確実に向上する。
また走行中の収縮による継目破損および感光体お
よび紙分離ベルトの導電層のクラツク発生による
摩耗損傷による寿命低下が大幅に改善できる。ま
たシームレスベルトの表面に耐絶縁破壊電圧等の
電気特性の優れた熱可塑性ポリエステル樹脂層と
弾性樹脂層を組み合わせることによりストツプマ
ークの発生を防止し、優れた平面性を得ることが
できる。さらに従来の継目のあつたベルト方式の
感光体用基材を使用した場合に比較して、電子写
真複写装置の継目位置制御機構を不要化したこと
により装置の簡略化および信頼性向上をはかるこ
とが可能になる等の優れた実用効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は円筒状フイルムの製造方法の1例を説
明する概略図、第2図はシームレスベルトの製造
方法の1例を説明する概略斜視図、第3図は積層
シームレスベルトの製造方法の1例を説明する概
略斜視図である。 1,5……チユーブ状フイルム、2,3……ニ
ツプロール、4……リング状シーズヒーター、
6,9……円筒状フイルム、7……金属ドラム、
8……弾性樹脂からなるフイルム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 二軸延伸熱可塑性ポリエステル系樹脂からな
    る円筒状フイルムの内側に弾性樹脂層を配設した
    積層体からなるシームレスフイルムベルトであつ
    て、該積層体の80℃における乾熱収縮率が2%以
    下であり、且つベルト走行方向の破断伸度が95%
    以下であることを特徴とする積層シームレスフイ
    ルムベルト。 2 弾性樹脂層の内側にさらに二軸延伸熱可塑性
    ポリエステル系樹脂からなる円筒状フイルムが配
    設されてなる請求項1記載の積層シームレスフイ
    ルムベルト。 3 表面または内面にさらに表面固有抵抗が1010
    Ω・cm以下の導電層を有する請求項1または2記
    載の積層シームレスフイルムベルト。
JP8754388A 1987-04-21 1988-04-08 Laminated seamless film belt Granted JPS6426439A (en)

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