JPH0210389A - 転写・搬送ベルト及び転写・搬送装置 - Google Patents

転写・搬送ベルト及び転写・搬送装置

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JPH0210389A
JPH0210389A JP63161182A JP16118288A JPH0210389A JP H0210389 A JPH0210389 A JP H0210389A JP 63161182 A JP63161182 A JP 63161182A JP 16118288 A JP16118288 A JP 16118288A JP H0210389 A JPH0210389 A JP H0210389A
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JP63161182A
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Koichi Hiroshima
康一 廣島
Masahiro Goto
正弘 後藤
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、転写方式の電子写真複写機・同プリンタ、静
電記録(印刷)装置・同プリンタ、磁気記録装置・同プ
リンタ等の画像形成装置において、転写材を保持して像
転写部へ搬送し、電子写真感光体・静電記録誘電体・磁
気記録磁性体等の像担持体面に適宜の画像形成原理・方
式で形成されている可転写像を転写材面に転写する転写
・搬送手段部材、及び該手段部材を有する転写・搬送装
置に関する。
更に詳しくは、ベルト形の転写・搬送手段部材、及び該
手段部材を有する転写・搬送装置に関する。
(従来の技vR) 従来、転写材を誘電体層を主体とするベルト面に静電的
に吸着して像転写部へ搬送すると共に、該ベルトからの
電界により感光体等の像担持体面上の可転写像としての
トナー像を転写材面に静電転写することは例えば米国特
許第2,576.882号明細書、同第3,244,0
83 F−明細書等で知られている。
そして上記のようなベルトとして従来はポリエチレンテ
レフタレート(商品名マイラー)等のような誘電体フィ
ルムが用いられている。しかしこのような誘電体フィル
ムは固有抵抗が10′7Ω・am以上と高く、表面の電
位が非常に不安定である。即ち像担持体面と該ベルl−
面との剥離時及び該ベルト而と紙(転写材)との分離時
に生じる気中放電によってベルト表面に電荷が蓄積して
しまい、ベルトの表面と裏面とから除電な施さない限り
電荷は増々蓄積し、所謂チャージ・アップ現象を生じせ
しめる。
そこで、このような誘電体フィルムのチャージ・アップ
現象を回避するために固有抵抗をxo15Ω・cm以上
というやや低めの半導電性フィルムを用いる方法がある
。この様な!h導電性フィルムによって構成されたベル
トは、誘電体フィルムと較べて電荷が移動し易いのでチ
ャージ・アップ現象は生じない。例えば特公昭6010
625号公報には固有抵抗が106〜10′6Ω・cm
程度のベルトを作製することが記載されている。また特
開昭62−203169号公報には固有抵抗が10’〜
1016Ω・emの熱可塑性エラストマ或いはアイオノ
マーを用いて転写用のエンドレンス・ベルトを作製する
という記載かある。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら上記従来例においては次のような問題点が
ある。例えば特公昭60−10625号公報に開示のベ
ルトはポリエステル樹脂、カーボンブラック、メチルエ
ヂルケトンを長時間に亘って分散させてフィルム状にし
、転写用ベルトに形成するというものであるが、実際に
ポリエステル樹脂にカーボンブラック等を分散させると
いう方法は非常に困難であり、仮に作製できたとしても
抵抗値ヲ10 ’〜101′−Ω・amの間でコントロ
ールするということは不可能に近い。更に生産性が良く
ないのは明らかである。
また、特開昭62−203169号公報に開示されてい
る固有抵抗が107〜1016Ω・cmの熱可塑性エラ
ストマ或いはアイオノマーで形成されたベルトに関して
は、ベルト表面電位がコントロールl/やすいので、転
写ムラ等が生じ難く、画質は向」二する。しかしポリエ
チレンテレフタレート等の誘電体フィルムと較べて引弓
長り強度、耐摩耗性等で著しく劣る。そこで強度を持た
せるためにベルト自体の厚みを増やしてやる方法がある
。しかしベルト裏面から電界をかけて像担持体−トのト
ナー像を転写する場合、ベルトが厚くなると当然電界が
Iヘナー像まで及び難くなり強電界を必要とするように
なる。
その1)電源容量が大きくなり、コストアップ化してし
まう。更に強度を持たせるためにベルトの厚みを増やす
と言っても、限度があり、ある厚さ以上になるといくら
強電界をかけても良好な転写が行なわれなくなる可能性
も充分ある。
本発明の目的は上記従来例の欠点を除去し、長期耐久に
も安定で、環境変動が少なく、常に安定した転写材の吸
着を可能とし、高い転写効率が得られ、像担持体4二の
トナー像を忠実に転写1ノで高画質を得ることが可能な
転写・搬送ベルト及びそれを有する転写・搬送装置を提
供することにある。
更に本発明の他の目的は長期耐久にも充分耐えつる引張
り強度を有する転写・搬送ベルト及びそれを慣する転写
・搬送装置を提供することにある。
(問題点を解決するための1段) 本発明は、可転写像を形成担持させた像担持体の像転力
′部に転写材を搬送し電界により像担持体面側のiiJ
転写像を転写材面側へ転写させ該転写材を静電的に吸着
し搬送する転写・搬送ベルトであり、該ベルトの中央部
の体積固([゛抵抗が108〜10I5Ω・Cmの範囲
にあり、該ベルトの画像領域外の両端部の引張り強度か
中央部のそれよりも強い、ことを特徴とする転写・搬送
ベルトを要旨とする。
又本発明は上記の構成の転写・搬送ベルトを転写・搬送
丁段部材と1)で有することを特徴とする転写・搬送装
置を要旨とする。
(作用) 転′り′・搬送ベルトについて、ベルトの画像領域内の
体積固有抵抗を108〜1015Ω・amの範囲にする
ことによって、像担持体と転写・搬送ベルトの分離時及
びベルトと転写材の剥離時に生じる気中放電によって蓄
積される電荷を、接地させたベルト支持部材を通してベ
ルトの裏面から除・去することが可能なためチャージア
ップ現象が生じ難く、また転写電界を部分的に集中させ
ることができるので高い転写効率と高画質を得ることが
可能となる。
転写・搬送ベルトの両端部に画像領域であるベルトの中
央部よりも強い引張り強度を持たせることによって、耐
摩耗性、永久変形に優れるという効果が得られる。そし
てベルト両端部の強度が充分に強いので転写部特に画像
領域の厚みを充分薄くすることが可能となるので、高い
転写効率、シャープネスな画質が低電界で得られるよう
になる。
ベルトの中央部即ち画像領域内を構成する体積固有抵抗
108〜10I5Ω・cmの材料もしくは材料層として
熱可塑性エラストマ等の半導電層を用いることができ、
その半導電層として、押し出し成形性が良好なエラスト
マを用いることができるので、ベルトの径、厚みを自由
に選択できる。
転写:ベルト自体の機械的特性は、ベルト端部の樹脂層
及びその厚さ、または単に厚さによって支配されるので
、半導電層に用いられるエラストマの材質の設定に自由
度が拡がり、抵抗値をコントロールする際のフィラーの
分散性に優れたものを使うことができ、抵抗値をコント
ロールし難い108〜1015Ω・cmの間でも比較的
精度良く所望の抵抗値を得ることができ、生産性に優れ
たものとなる。
画像形成領域付近のベルトの抵抗値を1014〜10′
5Ω・cmと高めにしておくことによって十分な電荷保
持能力があるため、高温、高湿下においても吸湿紙(転
写材)に対して十分な静電吸着力を1ニーることか可能
である。
そして上記構成の転写・搬送ベルトを転写・搬送手段部
材として有する転写・搬送装置は該転写・搬送ベルトの
上述の優れた特性によりこの種の転写・搬送装置として
実用性のある優秀なものとなる。
(実施例) 実施例 1(第1〜3図) 第3図は本発明の従う転写・搬送装置の構成略図、第1
図は該装置に使用した転写・搬送ベルトの斜視図、第2
図は該ベルトの横断面図である。
7g3図において、31は像担持体としてのドラム型の
電子写真感光体・静電記録誘電体等である(以下、ドラ
ムと記す)。ドラム31は中心支軸31aを中心に矢示
の時計方向に所定の周速度(プロセススピード)で回転
駆動され、不図示の画像形成手段機器によりドラム外周
面に目的画像情報に対応した可転写像としてのトナー像
が形成される。
Bは該ドラム31の下側に左右方向に配設した転写・搬
送ベルトとしてのエンドレスベルトである。このベルト
はトラム31の下面部分を像転写部aとして該ドラム下
面部に上側ベルト部の表面を面移動方向のほぼ中央にお
いて所定の押圧力をもって接触させである。13・14
は左右一対のベルト懸回張設ローラであり、ベルトBは
ローラ13・14の一方を駆動ローラとして矢示の反時
計方向にドラム31の回転周速度とほぼ同じ周速度で回
転駆動される。ローラ13・14は導電性ローラであり
、何れも接地させである。
32はローラ電極であり、像転写部aにおいて、ベルト
Bの上側ベルト部を中にしてトラム31とは反対側に配
置してあり、上側ベルト部の裏面に対して所定の当接圧
をもって接触させである。33はこのローラ電Vi32
に接続した定電流源である。
34はベルトBを懸回したローラ14の上方に配置した
吸着用ブラシ、35はベルトBを懸回したローラ13の
下方に先端エツジ部をベルト外面に当接させて配設した
ベルト外面クリーニング部材である。
Pは転写材(一般に紙を主とするシート材)である。転
写材Pは不図示の転写材給送部からベルトBの上側ベル
ト部上にベルトBの右側から供給される。ベルトBの上
側ベルト部上に供給された転写材Pはその上面に吸着用
ブラシ34か接して電荷が注入され、上側ベルト部トに
吸着される。
吸着転写Pはベルl−Bの回動で像転写部aへ搬送され
、ドラム31とベルトBの接触部を通る。この通過過程
で、像転写部aにおいてベルトを中にしてドラム31と
は反対側にベルト裏面に接触して設けられているローラ
電極32の作用によりドラム31例のトナー像か転写材
2面側へ順次に転写されていく。ドラム31側のトナー
像に作用する転写室Wは定電流源33によってローラ電
極32に供給される電圧によって生じる。像転写部aで
トナー像転写を受けた転写材は引き続きベルト14面に
保持されてドラム31面から分離され、ベルト14面に
安定に静電吸着保持されてベルトの左端側へ搬送され、
ベルト左端(1?1においてローラ13の曲率と転写材
の肝の強さとによりベルト面から分離し、ガイド36を
介して不図示の像定着器へ導入される。
ベルトBの外面の付着トナーなどのベルト汚損物はクリ
ーニング部材35で除去される。クリーニング部材35
はブレードが好ましく、ウレタン・クロロブレーン・N
BR等のゴムを用いるのがよい。
又、ベルトB」−にはトラム31との剥離時及び転写材
PがヘルドBから分離するときに生じる気中放電により
転′II用の帯電と逆極性の電荷か一時的に帯7iiす
るが、ベルトBの中央部が後述するように108〜IQ
I!iΩ・cvnの国有抵抗であるため、該電荷は接地
されている導電性のベルI・懸回張設ローラ13・14
を通して除去される。
転写・搬送ベルトBは第1・2図に承すように、中央部
の゛V導電層ベルト部分1(以下、半導体層と記す)と
、その両側に接着剤層3で一体に連設した絶縁層ベルト
部分2・2(以上、絶縁層と記す)からなる。ベルトB
の幅方向に関lノで中央部の1導電層1の部分及びその
両側の絶縁層2・2部分は夫々像担持体たるドラム31
周而の幅方向に関してその中央部の画像領域面(画像形
成領域面)とその両側(ドラム両端側)の画像領域外の
而(非画像形成領域面)に対応1ノでいる。
半導7ft層1は、ポリ弗化ヒ゛ニリデン、ポリオレフ
ィン系熱可塑性エラストマ、ポリエステル系熱可塑性エ
ラストマ、ポリウレタン系エラストマ、ポリスチレン渠
熱可塑性エラストマ、ポリアミド系熱可塑性エラストマ
層l−マ系熱可塑性エラストマ、エチレン−酢酸ビニル
系熱iiJ塑性エラス1ヘマ、ポリ塩化ビニル系熱可塑
性エラストマ等からなるエラストマ層で、該エラストマ
にはカーボンブラック、金属粉等の導電性フィラー、ヂ
タン化合物、ニッケル化合物、シリコン化合物等の゛V
−導電性フィラーを混入させたもの、ポリマーの構造を
変化させてエラストマ自体を高抵抗化したもの等が用い
られ、このときのエラストマ層の体積固有抵抗は10′
3〜10′5Ω・cmの間にコン1〜ロールされる。
絶縁層2はポリエチレンテレフタレート(PET、商品
名マイラー)、ポリイミド、ポリアミ1〜、ポリカーボ
ネート、ポリサルフィン等の樹脂層であることか望まし
い。
接着層3は相互に接着すべき半導電層1と絶縁層2の材
質に応じて適宜選ぶことができる。
ヘルドI3の製造は、例えば押し出lノ或いは遠心分離
成形等でエンドレスベルトを作製1ノ、その後接着剤を
塗布し絶縁層と半導電層を貼り合わせる方法など、材質
に応じて適宜選択することかii1能となる。
このとき中央部の半導電層1として成形性の良い熱可塑
性エラストマを用いることによって50〜200μm程
度の厚みが任意に成形可能となり、転写・搬送ベルトB
として最適な肉厚を有するエンドレスベルトを比較的低
コストで得ることができる。
転写・搬送ベルトBの中央部を構成させるエラストマ等
は一般的に弾性体であって永久変形、弓張り強度、耐摩
耗+[等は樹脂に比べて非常に弱い。そのために転写・
搬送ベルトBはこのエラス■・マ層1のみでは十分な耐
久性は得られず、強度的に十分な特性を得て30万枚以
トの通紙耐久に耐えるには300μm以トの厚みが必要
とされる。1)かし、このように耐久性を持たせるため
にJ’J<した転写・搬送ベルトを実際に用いると、転
写の為の電界が非常に大きくなってしまい、電源の負担
が大きくなる。更に電界が像担持体としてのドラムに及
び難いので、転写法は等を引き起しやすくなる。
本実施例はこのような弱点を補い転写が行なわれるベル
トの画像領域部を薄く保った状態で、しかもベルト自体
に強度を特だせることを可能にすることを目的としてい
る。更に本実施例を具体的に説明する。
転写・搬送ベルトBとしては例えばポリオレフィン系の
熱可塑性エラストマをチューブ状に押出し、更に二軸延
伸して所望の寸法の、半導電層としてのチューブ1を得
る。本実施例では内径70mm、幅230mm、厚み1
00μmの寸法とする。一方ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)樹脂を同様に押し出し成形し、内径69.
6mm、幅15mm、厚み50μm5の絶縁層としての
チューブ2を得る。この様にして得られた半導電層とし
てのエラストマチューブ1の両端に絶縁層としてのポリ
エチレンテレフタレートチューブ2・2を重ね合わせ接
着剤3・3により接着を行ない、第1・2図例のような
転写・搬送ベルトBを作成した。このときの各々のチュ
ーブト2の重ね幅は約5mmとした。
この様な構成にするとベルトBの張力は殆どベルト端部
である絶縁層2・2にかかるようになる。というのはベ
ルトBの中央部と端部とでは材質及び厚みが異なるため
各々で伸び応力曲線が異なり、端部が中央部よりも伸び
応力が大きい、つまり伸び難いからである。1cm当た
り中央部が1Kg7%に対し、端部では約10Kg/%
と大きい。そのため、中央部よりも小さい内径、若しく
は等しい内径となる端部においては、ベルト全体に均一
な張力が印加されると当然伸び難い端部に集中して張力
が印加される。従って、このようなことから画像領域で
あるベルト中央部に用いるエラストマの材質は強度を殆
ど考慮する必要かなく、材料の選定に自由度が拡がりを
もつという大きなメリットを持つ。
表1に第3図に示すような転写・搬送装置を用いて通紙
耐久実験を行なったときのベルト形状に対する通紙枚数
を示す。実験は紙送りスピード100mm/sec、ベ
ルト懸回張設ローラ13・14として18φの硬度JI
SAで700のソリッドローラを用い、該ローラによっ
てベルトに加えられる張力は約10Kg/cm2で行な
った。
表  1 表1をみるとわかるように、エラストマ層1単層で20
万枚以上の通紙を行なうには300μmの厚みが必要で
あるのに対し、端部にPET等の絶縁層(樹脂層)2・
2を設けた方が飛躍的に通紙枚数が増えると言える。
更に本発明者等は第3図に示す転写・搬送装置を用いて
転写電圧3KV一定のもとにエラストマ層1の厚さを種
々変更して、転写効率並びにとびちり、転写ムラ等の画
質に関して検討したところ、エラストマ層1の厚さが5
0〜150μmで転写効率85%以上、画質も非常にシ
ャープネスなものを得ることができた。また端部に設け
られるPET等の絶縁層2・2(7)J!;1みは、エ
ラストマ層1かローラ13・14を通じて接地状態にあ
るのでル1限され、確実にエラストマ層1を接地させる
には、エラストマ層1と絶縁層2・2との厚みの差が5
0μm以上あってはならないことか上記実験で確められ
たのでPUT等の絶縁層2の厚みは上記実施例において
は100〜200μmの間にあり、かつ厚みの差の絶対
値が50μm以下であることが望ましい。
この様に転写・搬送ベルトの画像領域部を熱可塑性エラ
ストマ等の半導7「性ベルトで構成し、画像領域外にあ
るベル1一端部をPET等の樹脂で構成することにより
、通紙耐久に優れ、転写効率が高く、転′ゲムラ・とび
ちりのない非常にシャープな画質を得ることか可ftと
なった。
実施例 2(第4・5図) 第4図は別の実施例ベルトBの横断図である。
本実施例における半導電層1、絶縁層2、及び接着層3
に用いられる材料、材質、及びベルト形成方法等に関し
ては前述の実施例1に記載しであることと同様なので再
度の説明を省略する。
本実施例の転写・搬送ベルトBの特徴は中央部のエラス
トマデユープ1の両端部をポリエチレンテレフタレート
(PET)デユープ2・2で、すっかり包み込むように
保持させてベルト中央部と端部において伸び応力に差を
持たせている。
従ってこのような構成にすると実施例1の理由と同様転
写・搬送ベルトBにかかる張力は殆ど端部のPE7層2
・2にかかるようになるが、PE7層2・2とエラスト
マ層1の厚さの差のラティチュートが拡がるという大き
なマリットが生じる。例えばエラストマ層1はPE7層
2・2の厚みの中のどこにでも入れることか可能となる
従って、第5図に示すようにエラストマ層1を挟むPE
7層2・2Q)1方2aの厚味をJゾくし、下方2bの
厚味を薄くするといったことができるので、エラストマ
層1と接地されている導電性のローラ13・14とをよ
り密着させやすくなる。
以l−の様なことから転写・搬送ベルトBの裏面に限フ
てエラストマ層1とPE7層2・2のノゾみの差が50
μm以下であるなら、ベルト表面のPE7層2・2の厚
さでベルト自体に強度を持たせることが可能となるので
、PE7層2・2とエラストマ層lの厚さの差の絶対値
が50μm以下という制限か大幅に緩和される訳である
第4図例の転写・搬送ベルトBを用いて通紙耐久を行な
った。その結果を表2に示す。この場合第4図のベル)
Bにおいて内径70mm、全幅280rnm、エラスト
マチューブ1とポリエチレンテレフタ1ノートデユープ
2・2の重ね合わせの部分は約5mmで、エラストマチ
ューブ1の厚みとポリエチレンテレフタレートチューブ
2・2の厚みを種々に変更して通紙耐久実験を行なった
実験方法は前述の実施例1と同様である。
表  2 表2を見ると耐久枚数にはI) E 7層2の厚さが効
いている。従って、本構成にするとベルト裏面0) P
 E 7層2との差が50μm以下の条件を保ちながら
エラストマ層1の厚さを自由に選ぶことも可能である。
本発明者等の検討によると、エラストマ層!のJjJさ
が薄い方が転写時の転写効率も高く、とびちり、転写抜
け、ムラのないシャープな画像を得ることができるとい
う実験結果があることからPE7層2のJ”)さを10
0〜200μmとすると、150 K g / c m
 2以−Lの引張り強度にも耐えられるので、画像領域
部のエラストマ層1をPE7層2との厚みの差を心配す
ることなく50〜150μmと設定することが可能とな
り、上記効果が非常に得やすくなる。本実hh例ではP
E7層200μmの間にエラストマ層50μmを挟み込
んで接着し転写ベル1〜を構成した。このような構成に
することによって、通紙耐久30万枚にも充分に耐え且
つ転写効率も高く、とびちり、転写抜けの無いシャープ
ネスな画質を得ることができた。
実施例 3(第6図) 第6図は史に別の実施例ベルトBの横断面図である。
本実施例ベルトBの特徴はベルトBの全体を半導電層1
の中−層構成とし、ベル1−の幅方向両端部1a・1a
をFJ くすることによって該ベルト端部1a・1aの
引張り強度をベルト中央部1よりも強くして主としてベ
ルト端部に張力がかかるようにし、同時にベルトの蛇行
防止にも効果を持たせたところにある。
肉厚端部1a・1aを含む半導電層1の材料・材質は実
施例1の半導電層1と同様である。ベルトBの成形は金
型を用いた。
この様な構成にすることによりベルトはローラ13・1
4を介して確実に接地され、また強度を持たせるために
ベルト中央部と一体成型としたベルト端部1a・1aの
部分が丁度リプの様な形をとるため蛇行防止に効果ある
。ここを貼り合わせによって厚くした場合は長手方向の
ストレスに対して強度的に難かあるので蛇行防止にはむ
かない。またこの端部1a・1aを少なくとも300μ
m以上とってやることによってベルト伸び応力を中央部
の5〜10倍にすることが可能となる。
第6図に示す転写・搬送ベルトBを用いて通紙耐久を行
なった結果を表3に示す。
第6図に示す転写・搬送ベルトBにおいて、内径70m
m、全幅280 mm、端部の厚みを持たせた部分1a
・1aの幅は各15mmで、ベルト端部1a−1aの厚
みと、ペル1〜中央部1の厚みを種々に変更して耐久試
験を行なった。実験方法は萌述の実施例!・2同様であ
る。
表  3 表3をみるとベルト端部1a・1aの厚みが耐久枚数に
大きく効いているのがわかる。従ってベルト端部1a・
1aを厚くしベルト中央部1をできるだけ薄くしてやる
ことによって耐久性と画質を両立させてやることか可能
と言える。
以上の事柄よりベルト端部1a−1aのJtJさは40
0〜600μmで、ベルト中央部1の厚さは50〜10
0μmが望ましい。
本実施例ではベルト端部1a・1aの厚さ500μmで
、ベルト中央部1の厚さ50μmで構成された単層エラ
ストマベルトBを第3図に示す転写・搬送装置に組込む
ことによって通紙耐久性も充分に耐え、とびちりや転写
抜けの無いシャープネスな画質を得ることができた。
またベルト裏面か、確実に接地されている導電性のロー
ラ13・14と密着できるので、除電ムラが出来ず、転
写ムラは一切生ぜず、更に搬送性においても蛇行が生じ
難い構成をとっているので紙(転写材)の斜行といった
現象は生じないというメリットがある。
(発明の効果) 以上のように本発明に依れば、長期耐久にも安定で、環
境変動が少なく、常に安定した転写材の吸着を可能とし
、高い転写効率が得られ、像担持体上のトナー像を忠実
に転写して高画質を得ることが可能な転写・搬送ベルト
及びそれを有する転写・搬送装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例ベルトの斜視図、第2図はその横
断面図、第3図は該ベルトを使用した転写・搬送装置の
構成略図、第4図は第2の実施例ベルトの横断面図、第
5図はその変形ベルトの横断面図、第6図は第3の実施
例ベルトの横断面図である。 Bは転写・搬送ベルトの全体符号、1は半導電層、2・
2は絶縁層(樹脂像)、13・14はベルト懸回張設ロ
ーラ、31は像担持体としての回転ドラム、Pは転写材
、32はローラ電極。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)可転写像を形成担持させた像担持体の像転写部に
    転写材を搬送し電界により像担持体面側の可転写像を転
    写材面側へ転写させ該転写材を静電的に吸着し搬送する
    転写・搬送ベルトであり、該ベルトの中央部の体積固有
    抵抗が10^8〜10^1^5Ω・cmの範囲にあり、
    該ベルトの画像領域外の両端部の引張り強度が中央部の
    それよりも強い、ことを特徴とする転写・搬送ベルト。
  2. (2)請求項1記載の転写・搬送ベルトを転写・搬送手
    段部材として有することを特徴とする転写・搬送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5153653A (en) * 1989-12-25 1992-10-06 Konica Corporation Image forming apparatus
US5268725A (en) * 1990-11-19 1993-12-07 Mita Industrial Co., Ltd. Sheet member carrier device with grounding means
JP2010009039A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Xerox Corp 改良された中間転写ベルトおよびこれを備える画像形成装置

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