JPH01570A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH01570A
JPH01570A JP63-72979A JP7297988A JPH01570A JP H01570 A JPH01570 A JP H01570A JP 7297988 A JP7297988 A JP 7297988A JP H01570 A JPH01570 A JP H01570A
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belt
layer
photoreceptor
thickness
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逸男 多林
柴田 潔
古田 隆昭
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東レ株式会社
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、電子写真複写機に用いることができるシーム
レスの感光体に関するものでおる。
〈従来技術とその問題点〉 電子写真複写機の感光体には従来からフィルム状の感光
体が繰り返し使用できるものとして知られている。さら
にフィルム状の感光体をエンドレスベルト状にして装置
の小型、軽量化がはかられている。エンドレスベルト状
感光体に使用されている支持体は通常、特開昭56−1
54772や特開昭60−101574にみられるよう
に、寸法安定性・熱安定性に優れた二軸延伸ポリエステ
ルシートフィルム(例えば東しく株)製“ルミラー゛)
が使用されている。この二軸延伸ポリエステルフィルム
の製漬方法は、Tダイ法で製膜された侵、縦延伸ならび
にテンター法で横延伸され、引続き熱処理を行なう方法
が一般的である。
しかしこの製造方法によるとシート状フィルムしか得ら
れないためTダイ法二輪延伸ポリエステルフィルムから
エンドレスベルトを得るためには長方形に裁断されたシ
ートの両端部を接着剤による接着接合もしくは超音波撮
動子を押圧して融着接合して作られる。
しかしこの継目部の段着のために、走行時にこの段差に
引っかかり走行不安定になったり、継目部の接合強度が
低いため破損しやすい欠点を有していた。なお、この方
法によるエンドレスベルトは、短時間の間にテンターに
おいて熱処理を行なうTダイ法の二輪延伸ポリエチレン
テレフタレートのシートフィルムを原料としているため
、ベルトとしたとき、長期走行中にベルトが伸びやすく
感光層とベルト間の接着強度の低下や寸法精度に問題が
ある。
さらにこの接合したエンドレスベルトを電子写真複写機
感光体に使用すると、継目部がコピー用紙に黒いスジと
して現われるとともにクリーニング工程において除電を
行なっても継目部における除電が十分にできない欠点が
あるため、この継目部を画像形成域として利用できない
ように感光体の継目位置を検知して制御する必要がある
感光体が継目部のないシームレスであるならば、継目を
検知する検知回路・装置が不要となり、電子写真複写機
の機構の簡素化が可能になるとともにベルト強度が向上
し、エンドレスベルト状感光体の寿命が伸びる利点があ
る。
すでにシームレスベルト状感光体の支持体として、全芳
香族ポリイミド溶液を回転ドラム上にキャスト成形なら
びに300℃でポリイミドの環化反応を行なったシーム
レスベルトを得る方法や導電性微粉末と全芳香族ポリイ
ミド溶液からなる分散液を遠心成形したシームレスの導
電性ベルトを得る方法が提案されている(特開昭6l−
144658)が、これらの方法においては、電子写真
感光体として使用する目的のためにこれらベルトの外面
に導電層や感光層を配設すφ場合において、ポリイミド
樹脂の性能に起因する密着性不良の問題および製造コス
トが高い等の問題かめる。
また、既存の二輪延伸円筒状フィルムはベルトの寸法精
度通りに製膜することが大変困難であることならびにフ
ィルムの熱収縮率が高く、後工程における表面処理にお
ける加熱によって寸法が大幅に変化するため、そのまま
シームレスベルト状感光体の支持体として使用できない
この対策として、インフレーション法による同時二軸延
伸した円筒状フィルムを連続的に熱固定することによっ
て、熱収縮率を低くすることが考えられるが、この製造
工程においては円筒状フィルムを多段のニップローラー
によって挟む必要があるため、必然的に円筒状フィルム
の両端に折しわが熱固定される。この折しわを有する円
筒状フィルムから切断して得たシームレスベルトを電子
写真感光体の支持体に使用するとき、この折しわの箇所
にトナーの溜りが発生し実用できないという問題がある
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は、かかる従来技術の諸欠点に鑑み創案されたも
ので、その目的は寸法精度が高いとともに使用寿命が長
く、導電層との密着性の良いシームレスベルトからなる
支持体を備えた電子写真感光体を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、支持体上に、導電層と感光層を配設された電
子写真感光体において、支持体が80℃における屹熱収
縮率が2%以下であり、且つ走行方向における破断伸度
が95%以下である二軸延伸熱可塑性ポリエステル系樹
脂からなるシームレスベルトであることを特徴とする電
子写真感光体に関する。
また支持体が好ましくは二輪延伸熱可塑性ポリエステル
系樹脂からなるチューブ状フィルムの   −(A>の
外側に、二輪延伸熱可塑性ポリエステル系樹脂からなる
チューブ状フィルム(B)を接着樹脂(C)を介し配列
した積層シームレスベルトであって、接着樹脂(C>の
融点は、該積層シ−ムレスベルトを構成する熱可塑性ポ
リエステル樹脂(A>および(B)のガラス転移点と融
点の間の温度であり、しかも、該積層体の80℃におけ
る乾熱収縮率が2%以下であり、且つ走行方向における
破断伸度が95%以下であることを特徴とする電子写真
感光体である。
本発明において使用される熱可塑性ポリエステル系樹脂
としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレートなどがあげられる。
本発明におけるシームレスベルトの80℃における乾熱
収縮率は、JIS  C23l−66により測定する。
また破断伸度はJIS  K−6761により測定する
。この乾熱収縮率が2%以下であり、且つベルト走行方
向の破断伸度が95%以下であれば、電子写真感光体の
ベルト状感光体として使用する場合には、長期にわたり
高い寸法精度と耐久性を呈することができる。80℃に
おける乾熱収縮率が2%より大きいならば、複写機内で
走行中に、機内の温度上昇により該ベルトが収縮すると
ベルトの走行張力が増大し、ベルトの長さ方向にシワ状
の波が発生し、複写性能がダウンしたり、また収縮によ
って表面に塗布された導電層、感光層のクラックによる
接着はがれが発生し、ベルl−寿命の大幅な低下をまね
く等の問題が発生し、好ましくない。また破断伸度が9
5%を越える場合にはベルト走行中のベルトの寸法精度
ならびに感光層との密着性などが低下するため好ましく
ない。破断伸度の下限としては特に限定されないが、耐
久性の点からは20%以上でおることが好ましい。
本発明でいう接着樹脂とは、共重合ポリエステル樹脂、
変性ポリオレフィン樹脂などがあげられ、この樹脂の融
点が、二軸延伸熱可塑性ポリエステル系樹脂の融点以下
であり、且つガラス転移点以上である樹脂を適切な溶媒
に溶解させた溶液タイプの接着剤、または上記樹脂をフ
ィルム状に製膜したフィルムタイプの接着剤が使用でき
る。
導電層としては、例えばAct、CLJ、 ALJ、 
Pt、Pd、N i、Cr、 Taなどの金属またはG
eおよび無定型カーボン、グラフフィト、酸化スズ、酸
化インジウム、TiN、TiC,TiW等の非金属材料
等の導電性微粉末を含有した無機または有機導電膜から
なり表面抵抗値は103Ω・cm以下のものが好ましい
なお、本発明における表面固有抵抗P、(Ω・cm)の
測定は、測定用電極として、形状が接触面積35mm2
 (1mmx35mm>である矩形状の2個の電極を膜
厚t (cm)の導電膜上に35mm間隔に配置し、L
CRメータ(ADEX社製 AX−221>に接続した
、抵抗値R8(Ω)を読みとり次式により求めたもので
ある。
p、<Ω−cm> =R3(Ω)xt(cm>本発明の
シームレスベルトの製法の一例を次に説明する。
感光層としては、例えば光導電性感光材料としては5e
SCdS、ZnO,アモルファスシリコン等の無機材料
からなるもの、または有機光伝導性材料からなるもの、
あるいは両者を組合せてもよい。有機光導電性感光材料
としては、例えばB−銅フタロシアニンとポリメチルメ
タクリレートからなる電荷発生層とp−ジエチルアミノ
ベンズアルデヒド−N、N−ジフェニルヒドラゾンとカ
ーボネートからなる電荷輸送層から構成し得るが、もち
ろんこれらに限定されるものではない。
導電層と感光層とは、−膜内には接着性改良、ヤキャリ
ア注入性改良等のため、バインダー層を介して接着され
る。バインダーとしては、ポリウレタン、共重合ポリエ
ステル、共重合ポリアミド、酢酸セルロース、メチルセ
ルロース、塩化ビニール−酢酸ビニール、トリメチルシ
ラン縮合物等が好適である。
本発明の電子写真感光体の製法の一例について説明する
二軸延伸チューブ状熱可塑性樹脂フィルムの製造時には
、第1図に示すように熱可塑性樹脂をチューブラダイを
通じ、デユープ状フィルム1に押出して冷却した後、こ
のフィルム上下に位置した2対のニップロール2.3間
においてリング状シーズヒーター4で配向可能な温度ま
で加熱し、チューブ状フィルム内に封入した空気による
加圧(インフレーション法)と2対のニップロールの周
速の差によって該フィルムを縦横に同時に延伸すること
により二軸配向したチューブ状フィルム5を得ることが
できる。
フィルムの熱収縮率を低下させ、寸法精度の良いベルト
寿命が長く、導電層との密着性の良いベルト状物を得る
ためには、二輪延伸チューブ状フィルム5を必要長さに
切断して1qれた円筒状フィルム6を第2図に示すよう
に金属ドラム7にかぶせ、該フィルムのガラス転移点よ
り30℃以上高い温度、且つ融点以下の温度の雰囲気内
で15分以上加熱処理することによって、チューブ状フ
ィルム5の重ね合せた両端にあった折れシワが消えて、
該フィルムは金属ドラムに密着し、金属ドラムの外径と
同一寸法の内径をもつシームレスベルトを得ることがで
きる。この加熱処理によってフィルムは金属ドラムの形
状に熱固定されるため、加熱処理を行なった円筒状フィ
ルムはガラス転移温度以下で再加熱しても、乾熱収縮率
を2%以下に抑えることが可能であるとともにベルト走
行方向の破断伸度を95%以下に抑えることが可能であ
る。
なお金属ドラム7から加熱処理した円筒状フィルムを容
易に取り出すためには、金属ドラム表面にグリースオイ
ルその他のmi型型面面形成してa3くことか望ましい
加熱処理した円筒状フィルムは、シームレスベルト状感
光体として十分使用可能であるが、さらにベルトの走行
寿命を延長するには、第3図に示すごとく二軸延伸チュ
ーブ状円筒状フィルム6.9の中間に非品性で柔軟な接
着樹脂層8を設(ブることが望ましい。この接着樹脂層
を二軸延伸チューブ状フィルムの中間に設ける方法とし
て、円筒状フィルム6を金属ドラム7にかぶせ加熱処理
することにより金属ラムに密着させた俊、共重合ポリエ
ステル樹脂(例えばテレフタル酸・イソフタル酸エチレ
ングリコール・ネオペンチルグリコール共重合体、テレ
フタル酸エチレングリコール・トリエチレングリコール
共重合体など)などの接着樹脂からなるフィルム8を金
属ドラムに密着さぜだ円筒状フィルムの上に被覆した上
に、さらに円筒状フィルム9をかぶせ、該円筒状フィル
ムのガラス転移温度より30℃以上高い温度の雰囲気内
で15分以上加熱処理することにより、接着樹脂フィル
ム8を中間層として二層の円筒状フィルム6および9が
接着する。またはポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレートから選ばれた熱可塑性樹脂と、そ
の中間層として接着樹脂を三層共押出法によって作られ
た熱可塑性樹脂/接着樹脂/熱可塑性樹脂の構造の二軸
延伸チューブ状フィルムを必要長さに切断して得られた
三層構造の円筒状フィルムを金属ドラム7にかぶせ、該
熱可塑性樹脂のガラス転移温度より30℃以上高い温度
、且つ融点以下の温度の雰囲気内で15分以上加熱処理
することによって該フィルムは金属ドラムに密着し、金
属ドラムの外径と同一寸法の内径をもち熱可塑性樹脂/
接4樹脂/熱可塑竹樹脂の三lf?t1M成のシームレ
スベルトを得ることかできるとともに破断伸度を95%
以下に抑えることができる。このように非品性接着樹脂
を中間層に設けることによりベルトの耐屈曲疲労性を向
上させ、単層の二輪延伸熱可塑性ポリエステル樹脂ベル
トに比較して走行寿命を約50%以上延長させることか
できる。
以上のようにして得た単層または三層のシームレスベル
トの表面に導電層と感光層が形成される。
第4図は3層のシームレスベルトの表面に導電層10と
感光層11を形成した例を示す概略断面図である。
く実 施 例〉 実施例1 (1〉  内径100Mr1、厚さ325μmのポリエ
チレンテレフタレートのチューブ状フィルム1を第1図
に示したごとき装置に通し、チューブ状フィルム内に圧
空を導入し、リング状シーズヒーターからなる延伸ヒー
タ4で該チューブを90℃に加熱し、縦2.5倍、横2
.0倍に延伸を行ない、内径225mm、厚さ0..0
65mmの二軸延伸チューブ状フィルム6を得た。
ついで、このチューブ状フィルムを長ざ410mmに切
断して冑た円筒状フィルムを第2図に示す外径170m
m、高さ340mmの金属ドラム7にかぶせ、170℃
の温度の雰囲気下で30分間熱処理を行なった後、金属
ドラム7から抜きだし、厚み85μm、内径170mm
の円筒状フィルムを得た。該円筒状フィルムの80℃に
おける乾熱収縮率は0.07%、走行方向の破断伸度は
78%であった。
り2)この円筒状フィルムの表面に第5図に示すごとき
装置によって5wt%の酸化スズを含む酸化インジウム
ターゲット12からスパッタリングすることによりイン
ジウム−スズ酸化物(、、I−To>膜を蒸着した。ス
パッタリングチャンバーは析出前にオイル拡散ポンプを
用い1X’IO″’ T orrの真空度に保った侵、
アルゴンと酸素ガスをリークさせた雰囲気中で金属酸化
物を析出させた。該円筒状フィルム13は水冷した円筒
状ホルダー14にかぶせ回転させながら、その表面に0
.4μm厚のITO膜を形成させ表面固有抵抗値は50
0Ω・cm、光線透過率70%の性能をもつ透過導電膜
を得ることができた。
(3〉  上記透明導電膜の上にメチルセルロースから
なるバインダー層(厚み0.2μm)、β−銅フタロシ
アニンとポリメチルメタクリレートを固形分比9:5の
比率で用いた電荷発生層(厚み0゜5μm)、P−ジエ
チルアミノベンズアルデヒド−N、Nジフェニルヒドラ
ゾンとポリカーボネートが1:1の比率からなる電荷輸
送層(厚み10μm)を順次浸漬法で設け、シームレス
電子感光体を調製した。
比較例1 上記サンプルと平行してTダイ法二軸延伸ポリエステル
フィルム(厚み75μm)の表面に連続スパッタリング
法でITO膜(0,5μm)を形成し、引続きグラビア
コーターで厚み0.2μmのメチルセルロースからなる
バインダー層、厚み0.5μmの電荷発生層(β−銅フ
タロシアニンとポリメチルメタクリレートの固形分比9
:5)を順次形成させた上に、リバースコーターで厚み
12μmの電荷輸送t<p−ジエチルアミノベンズアル
デヒド−N、Nジフェニルヒドラゾンとポリカーボネー
トの固形分比1:1)をコーティングしシート状の電子
写真感光体を調製した。所要寸法に切断したシート状の
該電子写真感光体の両端部をシアノアクリレート接着剤
を用いて接合し、継目部のある内径170mm、幅34
0mmのエンドレス感光体を得た。本ベルトの乾熱収縮
率は0.1%、走行方向の破断伸度は145%であった
両者の比較試験結果を表1に示す。表1から明らかなご
とく、本発明のシートレスベルト方式の感光体を使用し
た場合は、比較例1の場合に比べて、感光体の走行安定
性が大幅に改善され、その結果、感光面の摩耗損傷によ
る耐久性低下が大幅に改善でき、従来法に比ベベルトの
寿命が約2倍に向上することがわかる。また、比較例1
の方式に比べて、静電電子写真複写機のベルトの継目位
置制御機能が不要化でき、装置の簡易化が達成できる利
点がある。
比較例2 実施例1で調製した内径220mmの二軸延伸チューブ
6を長さ370mmに切断して円筒状フィルムを調製し
、金属ロールによる熱固定なしに感光体調製工程に先立
ら、該円筒状フィルムを洗浄ならびに80℃で加熱乾燥
を行なったところ、この円筒状フィルムは径が3.0%
収縮した。この不安定な熱的性能のためシームレス感光
体の支持体として該円筒状フィルムを使用することはで
きなかった。なお上記円筒状フィルムの80℃における
乾熱収縮率は2.4%、走行方向の破断伸度は54%で
あった。
実施例2 ポリエチレンテレフタレート樹脂(IV=0゜64)を
インフレーションフィルム製膜機により、押出し温度2
85℃、押出1810g/分で押出し、膜厚305μm
、直径100mmの未延伸フィルムをチューブ状に吐出
ならびに冷却し、引き続いて、咳未延伸フィルムチ1−
プを第1図に示したごとき装置を通し、熱延伸温度19
5℃の雰囲気下において、縦3.5倍、横3.5倍に延
伸を行ない、直径350mm、膜厚25μmの二軸延伸
フィルムを得た。
ついで、この二軸延伸状フィルムから膜厚25μm1直
径350mm、長さ400mmに裁断したチューブ状の
フィルムを2枚サンプリングし、この一方のフィルムの
表面に、ポリエステル系のホットメルト樹脂を膜厚20
μmのフィルム状に製膜したものを貼り合せ、その上に
、もう一方のフィルムをカバーしたる)多、外径235
mm、長さ350mmの円筒型金型にセットし、これを
オーブン中に投入し、160℃X20分の熱処理を施こ
し、膜厚75μm、直径235mm、長さ3QQmmの
シームレスベルトを得た。・このベルトの80℃におけ
る乾熱収縮率は0.05%、走行方向の破断伸度は93
%でめった。
引き続いて、このシームレスペルトチの表面に真空度1
0’mm−Hg下で、アルミニウムの膜厚350大の薄
膜を蒸着法により作成した。得られた導電性シームレス
ベルトの表面固有抵抗値は2.7Ω・cmであった。
引き続いて、該導電性シームレスベルトの表面に、機能
分離型有機感光材の電荷発生層として、ビスアゾ系の顔
料および樹脂からなる塗P+1をカーボン膜と同様の方
法により、膜厚2μmに塗”<5シた。次いで、更にそ
の上に電荷輸送層として、ポリ−n−ビニルカルバゾー
ルとポリカーボネート樹脂からなる塗料を同様の方法に
より、膜厚15μmに塗布し、シームレス感光体を作成
した。
実施例3 実施例1と同様の方法により、同一サイズの内径235
mm、幅300mmの単層シームレスベルトを作り、つ
いで実施例2と同一の導電層および感光層を塗布し、単
層のシームレスベルト感光体を作成した。
実施例2.3のシームレスベルトの試験結果を表2に示
す。
実施例4 ポリブチレンテレフタレートを押出機の円形口金から押
出温度255°Cで押出し、内径530mm・厚さ10
0μmのポリブブレンテレフタレー1゛のデユープ状フ
ィルムを得た。このチューブ状フィルム内に圧空を導入
し、第1図に示したごとき装置により、熱延伸温度18
0℃の雰囲気下において、縦2.5倍、横2.0倍に延
伸を行ない、内径265mm、厚さ20μmの二軸延伸
チューブ状フィルムを得た。
ついで、このチューブ状フィルムを長さ400Mに切断
して得た円筒状フィルムをサンプリングし、この一方の
フィルムの表面に共重合ポリエステル樹脂(テレフタル
酸エチレングリコール・ネオペンチルグリコール)を押
出キャスト法で調整した膜厚30μm、@点120℃の
フィルムを貼合せた。ざらにその上にもう一方の円筒状
フィルムをカバーした侵、外径230mmの金属ドラム
にこの3層構造の円筒状フィルムをかぶせこれをオーブ
ン中で180℃で25分間熱処理を行なったところ、内
層および外層の二軸延伸した円筒状フィルムが熱収縮し
金属ドラムに密着することにより、中間層の共重合ポリ
エステル樹脂に存在していた空気はこの熱収縮によって
容易に俵けるともに、この中間層が熱処理温度において
溶融することにより、円筒状フィルム間に充填され、円
筒状フィルムの厚みの誤差を吸収して厚み精度か、単一
フィルムは±5μmに対して三層構造のフィルムは±3
μmに向上した。
この積層フィルムの乾熱収縮率は0.07%、走行方向
にあける破断伸度は93%でおった。
引続き、金属ドラムから引扱いた3層@造の円筒状フィ
ルムの外側表面に、実施例1と同様の方法で厚み6μm
、表面固有抵抗値120Ωのカーボン膜を形成した上に
、メチルセルロースからなるバインダー層(厚み1μm
)、β−銅フタロシアニンとポリメチルメタクリレート
を固形分比9:5の比率からなる電荷発生層(厚み0.
5μm)、P−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N、
Nジフェニルヒドラゾンとポリカーボネートが1:1の
比率からなる電荷輸送層(厚み12μm)を順次浸漬法
で設けることによりシームレスベルト状電子感光体を得
た。
比較例3 実施例4の方法で製造した内径265mm、厚さ60μ
m1高さ400mmの二輪延伸した円筒状フィルムを、
金属ドラムによる熱処理をしなかった以外は、実施例1
と同様な方法でフィルム外側表面に厚み6μm、表面固
有抵抗値120Ω・cmのカーボン膜を形成した。しか
し、円筒状フィルムの外面に形成したカーボン膜を80
℃,30分間の熱乾燥を行なうことにより円筒状フィル
ムの径は、265mmから259.2mmに収縮(2,
2%)を起し、フィルム表面が不規則なしわ状を呈し、
実施例2と比較してカーボン膜がフィルム表面から剥離
しやすい現象を示した。
このカーボン膜の上に、実施例4と同様にバインダー層
、電荷発生層、電荷輸送層を順次設けることにより、シ
ームレスベルト感光体を1qだが、この感光体の表面は
不規則なしわ状を呈していた。
なJ5ここで使用した支持体用円筒状フィルムの80℃
における乾熱収縮率は2.4%、ベルト走行方向の破断
伸度は69%であった。
実施例4および比較例3で得られた感光体の評価結果を
表3に示す。
〈発明の効果〉 本発明の電子写真感光体は上述のごとき構成を有するた
め、感光ベルトの走行安定性が得られるとともに、走行
中の収縮に起因する破損や感光体のクラック発生による
摩耗損傷による寿命低下が大幅に改善でき、また従来の
継目を有するベルト方式の感光体を使用する場合のよう
に、電子写真複写装置の継目位置制御機能を不要化した
ことにより、装置の簡略化および信頼性向上がはかれる
等のすぐれた実用効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はチューブ状フィルムの!!!遍方決方法例を説
明する概略図、第2図はシームレスベルトの製造方法の
1例を説明する概略斜視図、第3図は積層シームレスベ
ルトの製造方法の1例を説明する概略斜視図、第4図は
本発明の感光体の1例を示す概略断面図、第5図は導電
層の蒸@装百を示す概略図である。 1・・・・・・・・・デユープ状フィルム2.3・・・
ニップロール 4・・・・・・・・・リング状シーズヒーター5・・・
・・・・・・チューブ状フィルム6・・・・・・・・・
円筒状フィルム 7・・・・・・・・・金属ドラム 8・・・・・・・・・接着樹脂からなるフィルム9・・
・・・・・・・円筒状フィルム 10・・・・・・・・・導電層 11・・・・・・・・・感光層 12・・・・・・・・・ターゲット 13・・・・・・・・・筒状フィルム 14・・・・・・・・・円筒状ホルダー特許出願人  
 東 し 株 式 会 社第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 支持体上に、導電層と感光層を配設された電子写真
    感光体において、支持体が80℃における乾熱収縮率が
    2%以下であり、且つ走行方向における破断伸度が95
    %以下である二軸延伸熱可塑性ポリエステル系樹脂から
    なるシームレスベルトであることを特徴とする電子写真
    感光体。 2 支持体が二軸延伸熱可塑性ポリエステル系樹脂から
    なるチューブ状フィルムの(A)の外側に、二軸延伸熱
    可塑性ポリエステル系樹脂からなるチューブ状フィルム
    (B)を接着樹脂(C)を介し配列した積層シームレス
    ベルトであつて、接着樹脂(C)の融点は、該積層シー
    ムレスベルトを構成する熱可塑性ポリエステル樹脂(A
    )および(B)のガラス転移点と融点の間の温度であり
    、しかも、該積層体の80℃における乾熱収縮率が2%
    以下であり、且つ走行方向における破断伸度が95%以
    下であることを特徴とする電子写真感光体。 3 支持体の表面にさらに表面固有抵抗が10^1^0
    Ω・cm以下の導電層を有する請求項1または2記載の
    電子写真感光体。
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