JPH04317087A - 粉体担持回転体まわりのシール構造 - Google Patents

粉体担持回転体まわりのシール構造

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JPH04317087A
JPH04317087A JP3085189A JP8518991A JPH04317087A JP H04317087 A JPH04317087 A JP H04317087A JP 3085189 A JP3085189 A JP 3085189A JP 8518991 A JP8518991 A JP 8518991A JP H04317087 A JPH04317087 A JP H04317087A
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casing
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粉体担持回転体まわりの
シール構造に関し、詳しくは複写機やファクシミリ、プ
リンタ等の電子写真方式で画像を形成する画像形成装置
に用いられる現像装置の現像ローラ、あるいはこの現像
ローラによる現像に供するための静電潜像を形成する感
光ドラム等のシール構造に利用される。
【0002】
【従来の技術】現像ローラは多量で微細な現像剤を取り
扱って現像に供するので、この現像剤を供給する現像器
ケーシングとの間での現像剤の漏れが大きな問題となり
、従来これを防止するシール構造が種々提案されている
【0003】例えば一成分現像剤を用いる現像装置の一
例が特開昭63−235970号公報の第2図、第4図
に開示されている。
【0004】このものは、アルミニウム等の金属製現像
ローラにおける現像器ケーシングの現像剤供給口部に対
向する現像剤担持領域の周面をいわゆる梨地として搬送
力を高め、現像剤の供給を充分に行えるようにしている
【0005】これに対し現像ローラの前記現像剤担持領
域の両側には平滑面とした現像剤非担持領域が設けられ
、これが現像器ケーシングの現像剤供給口部の左右両側
口縁と対向するようにしている。
【0006】そして現像ローラと現像器ケーシングの現
像剤供給口部の上下口縁との間は、上部口縁から現像ロ
ーラの現像剤担持領域および現像剤非担持領域上に延び
て圧接する現像剤の層厚規制用の弾性ブレードと、下部
口縁から現像ローラの現像剤担持領域および現像剤非担
持領域上に延びて圧接するシール片とによってシールし
、現像ローラと現像器ケーシングの現像剤供給口部の左
右両側口縁との間は、この左右両側口縁部に貼り付ける
等して現像ローラの現像剤非担持領域の平滑な周面に圧
接するようにした固設のシールパッドによってシールし
ている。
【0007】これにより現像ローラと現像器ケーシング
の現像剤供給口部との間はその口縁全周においてシール
でき、現像剤の漏れが防止される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記のようなシ
ール構造でも、現像剤はときとして側方に漏れ出し問題
となる。
【0009】現像ローラの現像剤非担持領域は平滑な周
面を持ち、前記現像器ケーシングの現像剤供給口部の左
右両側口縁のシールパッドとよく密着する。しかし現像
ローラの現像剤担持領域に担持され搬送される現像剤は
、前記密着している筈の現像剤非担持領域の平滑面とシ
ールパッドとの間に侵入しようとし、これが現像剤非担
持領域の平滑面の回転に随伴しながら外方へ外方へと移
行して終には側方に漏れ出すことが確認された。
【0010】本発明者等がこの点について種々実験し検
討を重ねた結果、前記現像ローラの現像剤非担持領域は
平滑に形成されているが、前記シールパッドとの間に侵
入しようとする現像剤に搬送力を及ぼすことが主な原因
になっているものと思われる。
【0011】そこで本発明は、そのような搬送力を皆無
とすることにより、前記従来のような問題を解消するこ
とができる粉体担持回転体まわりのシール構造を提供す
ることを課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明は、粉体
を供給ないし回収するケーシングの供給ないし回収を行
う口部に面して設けられ、前記口部を通じ供給される粉
体を担持して搬送しあるいは担持し搬送している粉体を
前記口部を通じ回収される粉体担持回転体のまわりのシ
ール構造において、前記粉体担持回転体の端面に、非回
転なシール部材を圧接させたことを特徴とするものであ
る。
【0013】本願第2の発明は、第1の発明においてさ
らに、シール部材は、粉体担持回転体の外周面における
少なくとも、前記口部の上下縁から延びる弾性ブレード
およびシール片が圧接されている部分と面一にされてい
ることを特徴とするものであ。
【0014】本願第3の発明は、第1または第2の発明
においてさらに、シール部材は前記ケーシングと一体物
であることを特徴とするものである。
【0015】本願第4の発明は、第1の発明においてさ
らに、シール部材は粉体担持回転体と同軸に支持された
リング部材であることを特徴とするものである。
【0016】本願第5の発明は、第4の発明においてさ
らに、シール部材はケーシングの前記シール部材が対向
している口縁に弾性部材を介して取付けられていること
を特徴とするものである。
【0017】本願第6の発明は、第4の発明においてさ
らに、シール部材はケーシング側に回り止めされ、かつ
ケーシングの前記シール部材が対向している口縁に設け
られたシールパッドと密着されていることを特徴とする
ものである。
【0018】本願第7の発明は、第1〜第6の発明の何
れかにおいてさらに、シール部材は合成樹脂製であるこ
とを特徴とするものである。
【0019】本願第8の発明は、第1〜第7の発明に何
れかにおいてさらに、粉体担持回転体の端部外周面と端
面外周部とに低摩擦面を形成してあることを特徴とする
ものである。
【0020】
【作用】本願第1の発明の上記構成によれば、粉体を供
給ないし回収するケーシングの供給口ないし回収を行う
口部に面して設けられる粉体担持回転体の端面に非回転
なシール部材が圧接されて、粉体担持回転体の端部とケ
ーシングの口部の口縁との間のシールを行うので、粉体
担持回転体の外周面に担持され搬送されている粉体が粉
体担持回転体の端部外方に移行しようとする場合、前記
シール部材が非回転であることにより移行しようする粉
体に及ぼす搬送力はなく、この粉体が前記粉体担持回転
体とシール部材との圧接による摺接部を越えて粉体担持
回転体の端部外方に移行し外部に漏れ出すのを確実に防
止することができるし、前記圧接により粉体担持回転体
とシール部材との境界部に粉体が侵入したり噛み込まれ
るようなことも防止することができる。
【0021】本願第2の発明の上記構成によれば、第1
の発明においてさらに、シール部材が、粉体担持回転体
の外周面における少なくとも、前記口部の口から延びる
シール片が圧接されている部分と面一にされているので
、シール片と、粉体担持回転体と、シール部材との相互
間に隙間を生じることなしに、シール片の粉体担持回転
体の外周面全域への均一な圧接が可能となり、粉体担持
回転体まわりのケーシングの口部との間のシールを万全
にすることができる。
【0022】本願第3の発明の上記構成によれば、第1
または第2の発明においてさらに、シール部材は前記ケ
ーシングと一体であるので、特別なシール部材を必要と
しないで、粉体担持回転体の端部まわりの、ケーシング
の口部の口縁との間のシールを達成することができる。
【0023】本願第4の発明の上記構成によれば、第1
の発明においてさらに、シール部材が、粉体担持回転体
と同軸に支持されたリング部材であるので、粉体担持回
転体の端面との圧接により密着させるための摺り合わせ
や、粉体担持回転体およびケーシングの口部の口縁との
面合わせ等の仕上げ加工を前記支持軸を基準ないし中心
として容易に行うことができる。
【0024】本願第5の発明の上記構成によれば、第4
の発明においてさらに、シール部材がケーシングの口部
の前記シール部材が対向する口縁に弾性部材を介して取
付けられているので、シール部材とケーシングの口部の
口縁との間を簡単にシールするのと同時にシール部材の
非回転構造を満足し、かつ粉体担持回転体へは相互の寸
法誤差や位置のバラツキ等を吸収して安定して圧接する
ことができるとともに、粉体担持回転体の回転に無理が
生じるようなことを防止することができる。
【0025】本願第6の発明の上記構成によれば、第4
の発明においてさらに、シール部材がケーシング側に回
り止めされることにより簡易に非回転にすることができ
、ケーシングの口部の前記シール部材と対向する口縁に
設けられているシールパッドとの密着によって前記口縁
との間を非回転なシール部材どうしで比較的簡易に確実
にシールすることができる。さらにシール部材を簡単に
組付け、また分離し、交換することができる。
【0026】本願第7の発明の上記構成によれば、第1
〜第6の発明の何れかにおいてさらに、シール部材が合
成樹脂製であって、金属の場合よりも弾性に富む分だけ
粉体担持回転体の端面との密着性が向上し、それらの間
への粉体の侵入をさらに確実に防止することができるし
、回転される粉体担持回転体との摩擦も軽減されるので
、粉体担持回転体の駆動負荷を軽減することができる。
【0027】本願第8の発明の上記構成によれば、第1
〜第7の発明の何れかにおいてさらに、粉体担持回転体
の端部外周面と端面外周部とが低摩擦材で形成されてい
るので、この部分での粉体搬送力が低下し、前記端面に
圧接しているシール部材側への移行自体と、このシール
部材および粉体担持回転体間相互間への噛み込み力の双
方を抑えることができ、さらに確実なシールを達成する
ことができる。
【0028】
【実施例】以下本発明が適用された一実施例としての現
像器について説明する。
【0029】図5は前記現像器を備えた作像機構を示し
ている。この作像機構は一成分現像剤を使用するもので
あり、現像器ケーシング2と廃トナーケーシング3とが
感光ドラム4の両側に配されている。
【0030】感光ドラム4はアルミニウム等の金属基台
の表面にセレンや有機光導電性材料等の光導電層を形成
したもので、上部にある帯電チャージャ52によって表
面を一様に帯電され、矢印23で示すように画像露光を
受けることによって静電潜像を形成する。この静電潜像
は現像器ケーシング2から供給される現像剤によって現
像され、顕像となる。
【0031】この顕像は感光ドラム4の下部に位置する
転写チャージャ36によって転写シート37に転写され
た後図示しない定着器による定着を受けて画像形成が終
了する。
【0032】現像器ケーシング2の感光ドラム4と対向
するトナー供給口2aには、感光ドラム4上に形成され
ている静電潜像を現像する現像ローラ11が設けられ、
軸14によって現像器ケーシング2の側壁に軸支されて
いる。
【0033】現像ローラ11と感光ドラム4との間には
一成分非磁性現像剤による非接触現像のための現像ギャ
ップが設けられている。
【0034】現像器ケーシング2内には現像器ケーシン
グ2内の現像剤をファーブラシ13に供給しながら撹拌
する現像剤供給パドル15が設けられ、これにはトナー
のブロック化を防止する撹拌翼17が取付けられている
【0035】現像器ケーシング2のトナー供給口2aの
上部口縁2bには現像ローラ11の周面にまで延びてそ
れに圧接する弾性ブレード41が設けられている。
【0036】弾性ブレード41は現像ローラ11上にフ
ァーブラシ13によって供給された現像剤を所定厚の薄
層にするものであり、ウレタンゴム、シリコーンゴム等
のゴムブレードやばね用りん青銅、ばね鋼等の金属ブレ
ードが有用である。
【0037】弾性ブレード41は現像器ケーシング2の
側壁間に架け渡された金属製の支持メンバ42に上端が
接着等によって取付けられ、下端が現像ローラ11の表
面に圧接されている。
【0038】現像器ケーシング2のトナー供給口2aの
下部口縁2cにはシール片25が設けられ、現像ローラ
11上に延びて圧接している。このシール片25はポリ
エチレンテレフタレート(PET)等からなり、現像ロ
ーラ11上に担持され感光ドラム4での現像に供された
後の残留トナーについてはトナー供給口2a内に通り抜
けさせるが、トナー供給口2aからの現像剤の抜け出し
を防止する。
【0039】ところで現像ローラ11はアルミニウムや
ステンレス鋼よりなり、トナー供給口2aを通じ供給さ
れる現像剤を担持し搬送する現像剤担持領域Xの部分が
サンドブラスト加工等による梨地面に形成され、現像剤
を担持し搬送するのに有利なようにされている。
【0040】そして現像剤担持領域Xの両側に小径部1
1aを形成し、これに樹脂製のカラー61を嵌め付けて
前記現像剤担持領域Xの端面に圧接させる一方、このカ
ラー61をこれに対向しているトナー供給口2aの左右
両側口縁2dに貼り付けられたシールパッド62とも圧
接するようにしている。
【0041】またカラー61は現像器ケーシング2にネ
ジ26によって取付けたストッパ64によって回り止め
するようにしている。ストッパ64はそれに有する突起
64aをカラー61の周面に形成した凹部61aに係合
して前記回り止めを行っている。
【0042】このような構造によって現像剤が側方に漏
れ出るのを防止するシール領域Yを形成している。
【0043】そして弾性ブレード41の先端部の内面に
は、トナー供給口2aの左右両側口縁2dの前記シール
パッド62およびカラー61と、弾性ブレード41との
間の隙間をシールする補助シールパッド63が設けられ
ている。
【0044】以上によって現像器ケーシング2のトナー
供給口2aの口縁全周と現像ローラ11との間が、シー
ル片25、弾性ブレード41、シールパッド62、補助
シールパッド63によってシールされ、現像剤の漏れ出
しが防止される。
【0045】従来構造では特に、現像ローラ11の現像
剤非担持領域Yとトナー供給口2aの左右両側口縁2d
との間から現像剤が漏れ出し易い問題を持っている。し
かし本実施例の上記シール構造ではそのような問題が解
消される。
【0046】これについて説明すると、現像剤が現像ロ
ーラ11の現像剤担持領域Xによる強い搬送力によって
シール領域Yにおけるカラー61とシールパッド62お
よび補助シールパッド63との間に侵入しようとしても
、カラー61はストッパ64によって回転を阻止されシ
ール領域Yでの搬送力はゼロとなり、カラー61とシー
ルパッド62および補助シールパッド63との間に現像
剤が侵入し、また噛み込まれること自体を防止する機能
を発揮する。
【0047】したがって現像剤がシール領域Yを外方へ
移行し、側方に漏れ出るようなことを確実に防止するこ
とができる。
【0048】またカラー61が樹脂製であることによっ
て、回転される現像ローラ11との間の摩擦が軽減され
るので、現像ローラ11の負荷トルクを小さくすること
ができる。
【0049】なお、現像ローラ11の現像剤担持領域X
の回転によって搬送される現像剤は、現像剤担持領域X
とカラー61との間に噛み込まれ易い。これを解消する
のに、本実施例では図1、図3に示すように小径部11
aの途中に装着したスナップリング65とカラー61と
の間にばねワッシャ66を働かせて、カラー61を現像
剤担持領域Xの端面に密着状態に押し付けて、相互間に
現像剤が侵入しにくくしている。この場合も樹脂製のカ
ラー61は金属製のものよりも弾性に富む分だけ前記端
面に密着し易いので有利である。
【0050】万一現像剤が侵入しても、カラー61は非
回転部材であるので、侵入現像剤を排出する通路を簡単
に設けることができる。
【0051】上記のように現像剤の側方への漏れ出しを
充分防止できる構造では、シールパッド62や補助シー
ルパッド63をカラー61に強く圧接しなくてもよいの
で、シールパッド62の押圧圧縮度が小さくなり、その
分弾性的な変形性が損なわれず、図2、図4に示すよう
なシール片25との重なり部で、現像ローラ11との間
の隙間の原因となるような段差部が生じるのを防止する
ことができ、この面でもシール性が向上する。
【0052】感光ドラム4の廃トナーケーシング3のト
ナー回収口3aが対向している部分では、このトナー回
収口3aの上部口縁3bから延びるクリーニングブレー
ド7が圧接している。このクリーニングブレード7によ
って感光ドラム4の転写後の表面から掻き取られる残留
トナーは、廃トナーケーシング3内に回収される。
【0053】この回収のために廃トナーケーシング3の
感光ドラム4の後方の底部近くにパドル8が設けられ、
感光ドラム4から掻き取られたトナーを廃トナーケーシ
ング3内に掻き込むようになっている。
【0054】廃トナーケーシング3の回収口3aの下部
口縁3cにはシール片26が設けられ、その先端が感光
ドラム4の表面に圧接している。
【0055】このシール片26はシール片25と同様な
ものであり、感光ドラム4上の残留トナーは前記クリー
ニングブレード7の部分に難なく通り抜けさせるが、ク
リーニングブレード7によって掻き取られて落ちてくる
残留トナーを受け止めて廃トナーケーシング3内に案内
し、廃トナーケーシング3の下方に抜け出るようなこと
を防止する役目をする。
【0056】また前記クリーニングブレード7とシール
片26とによって、あるいはトナー回収口3aの左右両
側口縁に設けられたシール材が加わって、廃トナーケー
シング3のトナー回収口3aと感光ドラム4との間がシ
ールされ、回収トナーが漏れ出るのを防止している。
【0057】前記カラー61は現像ローラ11と同軸に
支持されるものとすることにより、前記現像ローラ11
の現像剤担持領域Xの端面との密着のための摺り合わせ
や、現像ローラ11との面一状態の外径に形成すること
、左右両側口縁2dとの面合わせ等が、前記支持軸14
を基準にした加工や取扱いによって簡易に行える。
【0058】またカラー61は前記口縁2dに接着等に
よって固着すると、両者の間のシールが完全になる上、
回り止めにもなり構造の簡略化を図ることができる。特
にこの取付けを弾性部材(本実施例のシールパッド62
そのものか他の適当なものを採用するればよい。)を介
して行うとカラー61は、現像ローラ11に対し相互の
寸法誤差や位置のバラツキ等を吸収して安定して圧接さ
れるので、安定したシール効果を発揮することができる
し、現像ローラ11の回転に無理が生じるようなことを
防止することができる。
【0059】なお前記現像ローラ11のまわりでの、現
像器ケーシング2のトナー供給口2aの口縁全周との間
のシール構造は、感光ドラム4と廃トナーケーシング3
のトナー回収口3a全周との間のシール構造に採用して
、同様な作用効果を発揮することができる。
【0060】このためには感光ドラム4の両端を前記現
像ローラ11の両端部のように改良し、トナー回収口3
aの左右両側口縁に固設のシールパッドを設ければよい
【0061】要するに本発明は実施例の記載に限定され
ることなく、粉体担持回転体とこれが面している粉体の
供給ないし回収を行う口部との間のシール構造全般に適
用することができる。
【0062】図6は本発明の第2の実施例を示すもので
ある。本実施例は現像ローラ11の現像剤担持領域Xの
両側におけるシール領域Yでの異なったシール構造を示
している。
【0063】図に示すように現像ローラ11のシール領
域Yの部分において現像ローラ11の現像剤担持領域X
の両側の小径部11aに、これに続く低摩擦な端部外周
面11bと低摩擦な端面外周部11cとを形成する樹脂
リング71を嵌め付けて一体回転するようにし、その外
側に前記カラー61を第1の実施例同様に嵌め付けてい
る。
【0064】現像ローラ11の現像剤担持領域Xの部分
と樹脂リング71とは同体的に回転するものであるから
、現像剤はそれらの間に隙間がない限り噛み込まれるこ
とはない。そして樹脂リング71は樹脂製の低摩擦なも
のであるので、現像ローラ11の現像剤担持領域Xに担
持され搬送されている現像剤が、樹脂リング71と現像
器ケーシング2のトナー供給口2aの左右両側の口縁2
dとの間に侵入しようとし、また噛み込まれようとして
も、樹脂リング71の外周がなす端部外周面11bが前
記侵入しようとしあるいは噛み込まれようとする現像剤
に及ぼす搬送力は格段に小さく、この現像剤がシールパ
ッド62に捕捉され易くする。
【0065】これによって、現像ローラ11の現像剤担
持領域Xに担持され搬送されている現像剤がシール領域
Yに侵入しようとし、また噛み込まれようとしても、こ
れが外方に移行しカラー61部に至るのを抑止すること
ができる。
【0066】そしてカラー61に到達する現像剤があっ
ても、その移行性は弱くかつ少量であるため、カラー6
1が現像剤担持領域Xに直接隣接している第1の実施例
の場合に比し、搬送力のないカラー61とシールパッド
62との間のシール性は格段に向上する。
【0067】また現像ローラ11のカラー61と摺接し
ている端面の外周部11cも低摩擦面であって現像剤に
対する搬送力は小さいので、前記カラー61に到達する
現像剤があっても前記端面とカラー61との間には噛み
込みにくく、前記外方への移行性が弱くかつ量が少ない
ことと相俟って現像剤の噛み込みを確実に抑止すること
ができる。
【0068】図7、図8に示す本発明の第3の実施例は
、樹脂製の現像器ケーシング2のトナー供給口2aの左
右両側の口縁2dを前方に延長した状態のシール壁81
を一体形成してあり、このシール壁81を前記現像ロー
ラ11の軸14が貫通する状態で、現像ローラ11の現
像剤担持領域Xの両端面に圧接して、現像ローラ11の
端部とトナー供給口2aとの間のシールを図っている。
【0069】シール壁81は特に、現像ローラ11の周
面に弾性ブレード41およびシール片25が圧接してい
る部分で現像ローラ11の周面と面一になるように形成
されて、前記弾性ブレード41およびシール片25が現
像ローラ11の周面およびシール壁81の周面に一様に
圧接するようにしている。
【0070】またシール壁81および現像器ケーシング
2の左右両側口縁2aは前記弾性ブレード41が現像ロ
ーラ11およびシール壁81の周面に圧接することによ
る湾曲形状に沿う形状とされ、かつシール片25に対し
ては、これの側縁25a外にまわり込んでそれと摺接す
る補助側壁82を形成している。
【0071】以上によってトナー供給口2aの弾性ブレ
ード41およびシール片25が設けられる部分で現像剤
が側方に漏れ出るのを防止している。
【0072】補助側壁82はトナー供給口2aの下縁を
前方に延長して形成されている現像剤受け83の側壁を
なしている。
【0073】シール壁81は軸14が貫通するので、現
像ローラ11の軸受を兼ねることができる。しかし現像
剤をシールしている部分の極く近くであるので、万一の
現像剤の侵入を考慮してシール壁81の外方に軸14に
対する軸受部を設けるのが好適である。
【0074】
【発明の効果】本願第1の発明によれば、粉体を供給な
いし回収するケーシングの供給口ないし回収を行う口部
に面して設けられる粉体担持回転体の端面に非回転なシ
ール部材が圧接されて、粉体担持回転体の端部とケーシ
ングの口部の口縁との間のシールを行うので、粉体担持
回転体の外周面に担持され搬送されている粉体が粉体担
持回転体の端部外方に移行しようとする場合、前記シー
ル部材が非回転であることにより移行しようする粉体に
及ぼす搬送力はなく、この粉体が前記粉体担持回転体と
シール部材との圧接による摺接部を越えて粉体担持回転
体の端部外方に移行し外部に漏れ出すのを確実に防止す
ることができるし、前記圧接により粉体担持回転体とシ
ール部材との境界部に粉体が侵入したり噛み込まれるよ
うなことも防止することができ、簡単なシール構造にて
粉体の漏れを充分に防止し、粉体の無駄な消費や漏れ出
した粉体によるまわりの汚損、粉体の噛み込みによる回
転部の負荷増大ないし損傷等の不都合を解消することが
できる。
【0075】本願第2の発明によれば、第1の発明にお
いてさらに、シール部材が、粉体担持回転体の外周面に
おける少なくとも、前記口部の口縁から延びるシール片
が圧接されている部分と面一にされているので、シール
片と、粉体担持回転体と、シール部材との相互間に隙間
を生じることなしに、シール片の粉体担持回転体の外周
面全域への均一な圧接が可能となり、粉体担持回転体ま
わりのケーシングの口部との間のシールを万全にするこ
とができ、さらに簡易なシール構造にて充分なシール効
果を発揮することができる。
【0076】本願第3の発明によれば、第1または第2
の発明においてさらに、シール部材は前記ケーシングと
一体であるので、特別なシール部材を必要としないで、
粉体担持回転体の端部まわりの、ケーシングの口部の口
縁との間のシールを達成することができ、シール構造が
さらに簡略化する。
【0077】本願第4の発明によれば、第1の発明にお
いてさらに、シール部材が、粉体担持回転体と同軸に支
持されたリング部材であるので、粉体担持回転体の端面
との圧接により密着させるための摺り合わせや、粉体担
持回転体およびケーシングの口部の口縁との面合わせ等
の仕上げ加工を前記支持軸を基準ないし中心として容易
に行うことができ、充分なシール効果を容易に達成する
ことができる。
【0078】本願第5の発明によれば、第4の発明にお
いてさらに、シール部材がケーシングの口部の前記シー
ル部材が対向する口縁に弾性部材を介して取付けられて
いるので、シール部材とケーシングの口部の口縁との間
を簡単にシールするのと同時にシール部材の非回転構造
を満足することができ、構造および組立の簡略化を図る
ことができる。また前記弾性部材の弾性作用によってシ
ール部材を粉体担持回転体に相互の寸法誤差や位置のバ
ラツキ等を吸収して安定して圧接させて安定したシール
性を確保し、粉体担持回転体の回転に無理が生じないよ
うにすることができ、確実なシールをこれによる粉体回
転体の負荷トルクを増大するようなことなく達成するこ
とができる。
【0079】本願第6の発明によれば、第4の発明にお
いてさらに、シール部材がケーシング側に回り止めされ
ることにより簡易に非回転にすることができ、ケーシン
グの口部の前記シール部材と対向する口縁に設けられて
いるシールパッドとの密着によって前記口縁との間を非
回転なシール部材どうしで比較的簡易に確実にシールす
ることができ、構造の簡略化を図ることができる。さら
にシール部材を簡単に取付け、取外し、交換することも
でき、組立および保全管理が容易である。
【0080】本願第7の発明によれば、第1〜第6の発
明の何れかにおいてさらに、シール部材が合成樹脂製で
あって、金属の場合よりも弾性に富む分だけ粉体担持回
転体の端面との密着性が向上し、それらの間への粉体の
侵入をさらに確実に防止することができるし、回転され
る粉体担持回転体との摩擦も軽減されるので、粉体担持
回転体の駆動負荷を軽減することができ、粉体担持回転
体の駆動への影響を小さくすることができる。
【0081】本願第8の発明によれば、第1〜第7の発
明の何れかにおいてさらに、粉体担持回転体の端部外周
面と端面外周部とが低摩擦材で形成されているので、こ
の部分での粉体搬送力が低下し、前記端面に圧接してい
るシール部材側への移行自体と、このシール部材および
粉体担持回転体間相互間への噛み込み力の双方を抑える
ことができ、さらに確実なシールを達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における現像ローラの要
部を断面して見た一部の正面図である。
【図2】図1の現像ローラの設置状態を示す現像器の一
部の断面図である。
【図3】図1の現像ローラの設置状態を示す正面図であ
る。
【図4】現像器の一部の分解斜視図である。
【図5】静電方式の作像装置の概略構成を示す断面図で
ある。
【図6】本発明の第2の実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施例を示す一部を断面して見
た要部の正面図である。
【図8】図7の横断面図である。
【符号の説明】
2  現像器ケーシング 2a  トナー供給口 2d  左右両側口縁 11  現像ローラ 11a  小径部 11b  端部外周面 11c  端面外周部 25  シール片 41  弾性ブレード 61  カラー 62  シールパッド 71  樹脂リング 81  シール壁 X  現像剤担持領域 Y  シール領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  粉体を供給ないし回収するケーシング
    の供給ないし回収を行う口部に面して設けられ、前記口
    部を通じ供給される粉体を担持して搬送しあるいは担持
    し搬送している粉体を前記口部を通じ回収される粉体担
    持回転体のまわりのシール構造において、前記粉体担持
    回転体の端面に、非回転なシール部材を圧接させたこと
    を特徴とする粉体担持回転体まわりのシール構造。
  2. 【請求項2】  シール部材は、粉体担持回転体の外周
    面における少なくとも、前記口部の口縁から延びるシー
    ル片が圧接されている部分と面一にされている請求項1
    記載の粉体担持回転体まわりのシール構造。
  3. 【請求項3】  シール部材は前記ケーシングと一体物
    である請求項1または2に記載の粉体回転体まわりのシ
    ール構造。
  4. 【請求項4】  シール部材は粉体担持回転体と同軸に
    支持されたリング部材である請求項1記載の粉体担持回
    転体まわりのシール構造。
  5. 【請求項5】  シール部材はケーシングの前記シール
    部材が対向する口縁に弾性部材を介して取付けられてい
    る請求項4記載の粉体担持回転体まわりのシール構造。
  6. 【請求項6】  シール部材はケーシング側に回り止め
    され、かつケーシングの前記シール部材が対向している
    口縁に設けられたシールパッドと密着されている請求項
    4記載の粉体担持回転体まわりのシール構造。
  7. 【請求項7】  シール部材は合成樹脂製である請求項
    1〜6の何れかに記載の粉体担持回転体まわりのシール
    構造。
  8. 【請求項8】  粉体担持回転体の端部外周面と端面外
    周部とに低摩擦面を形成してある請求項1〜7の何れか
    に記載の粉体担持回転体まわりのシール構造。
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