JPH05113716A - 現像装置 - Google Patents
現像装置Info
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- JPH05113716A JPH05113716A JP3272933A JP27293391A JPH05113716A JP H05113716 A JPH05113716 A JP H05113716A JP 3272933 A JP3272933 A JP 3272933A JP 27293391 A JP27293391 A JP 27293391A JP H05113716 A JPH05113716 A JP H05113716A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、簡単な構造によりトナ−の飛
散を抑えることのできる現像装置を得ることにある。 【構成】本発明は、現像ハウジング10Aにおける現像
スリ−ブ12の軸方向両端と対向する位置にそれぞれ配
置されている可撓性部材であって、上記現像スリ−ブの
回転方向に沿う延長方向を設定され、上記回転方向上流
側に相当する延長方向の一端部を上記現像ハウジング1
0Aに固定され、この一端部から上記回転方向下流側に
相当する延長方向の他端部までの範囲を上記現像スリ−
ブ12の周面に沿って曲げられ、その他端部が湾曲時に
生じる自らの可撓性による反発力により上記現像ハウジ
ングの内壁面に対し変位可能な状態で圧接することで係
止されているシ−ル部材13を設け、このシ−ル部材1
3の一部を上記現像スリ−ブの軸方向両端部の周面に当
接させていることを特徴としている。
散を抑えることのできる現像装置を得ることにある。 【構成】本発明は、現像ハウジング10Aにおける現像
スリ−ブ12の軸方向両端と対向する位置にそれぞれ配
置されている可撓性部材であって、上記現像スリ−ブの
回転方向に沿う延長方向を設定され、上記回転方向上流
側に相当する延長方向の一端部を上記現像ハウジング1
0Aに固定され、この一端部から上記回転方向下流側に
相当する延長方向の他端部までの範囲を上記現像スリ−
ブ12の周面に沿って曲げられ、その他端部が湾曲時に
生じる自らの可撓性による反発力により上記現像ハウジ
ングの内壁面に対し変位可能な状態で圧接することで係
止されているシ−ル部材13を設け、このシ−ル部材1
3の一部を上記現像スリ−ブの軸方向両端部の周面に当
接させていることを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現像装置に関し、さら
に詳しくは、現像スリ−ブの軸方向の端面からの現像剤
の漏洩飛散を防止するための構造に関する。
に詳しくは、現像スリ−ブの軸方向の端面からの現像剤
の漏洩飛散を防止するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、電子写真複写機やプリン
タ等の画像形成装置における現像装置には、トナ−粒子
のみあるいはこれに補助成分を含ませた一成分系現像剤
や、あるいは、トナ−とキャリアとにより構成される二
成分系現像剤を用いる関し現像装置があり、この乾式現
像装置の構造の一つとして、図8に示すものがある。
タ等の画像形成装置における現像装置には、トナ−粒子
のみあるいはこれに補助成分を含ませた一成分系現像剤
や、あるいは、トナ−とキャリアとにより構成される二
成分系現像剤を用いる関し現像装置があり、この乾式現
像装置の構造の一つとして、図8に示すものがある。
【0003】図8に示された現像装置1は、二成分系現
像剤を用いることを前提とする場合のものであり、現像
ハウジング内における感光体2と対向する位置に現像ス
リ−ブ3を配置してあり、この現像スリ−ブ3は、内部
に感光体2と対向している現像首極をなす磁石3Aおよ
び周方向に沿って複数配置されている搬送用磁極3Bを
内蔵している。また、現像ハウジング内には、現像剤撹
拌部材4が現像スリ−ブ3の近傍に配置してあり、撹拌
することで摩擦帯電したトナ−を含む現像剤を現像スリ
−ブ3に向け汲み上げるようにしてあり、汲み上げられ
た現像剤は、現像スリ−ブ3に至る途中に設けてあるド
クタ−部材5により層厚を規制された上で現像スリ−ブ
3の表面に担持されるようになっている。上述したドク
タ−部材5により掻き落とされた余分な現像剤は、セパ
レ−タ6により現像剤撹拌部材4に向け回収されるよう
になっている。
像剤を用いることを前提とする場合のものであり、現像
ハウジング内における感光体2と対向する位置に現像ス
リ−ブ3を配置してあり、この現像スリ−ブ3は、内部
に感光体2と対向している現像首極をなす磁石3Aおよ
び周方向に沿って複数配置されている搬送用磁極3Bを
内蔵している。また、現像ハウジング内には、現像剤撹
拌部材4が現像スリ−ブ3の近傍に配置してあり、撹拌
することで摩擦帯電したトナ−を含む現像剤を現像スリ
−ブ3に向け汲み上げるようにしてあり、汲み上げられ
た現像剤は、現像スリ−ブ3に至る途中に設けてあるド
クタ−部材5により層厚を規制された上で現像スリ−ブ
3の表面に担持されるようになっている。上述したドク
タ−部材5により掻き落とされた余分な現像剤は、セパ
レ−タ6により現像剤撹拌部材4に向け回収されるよう
になっている。
【0004】そして、この現像装置1には、トナ−の補
給装置7が付設してあり、このトナ−補給装置7は、ト
ナ−補給タンク7Aとこの補給タンク7Aと現像ハウジ
ングとの連結部に位置する回転可能な補給ロ−ラ7Bと
で構成してあり、図示しない検知手段により現像装置内
でのトナ−濃度が低下した場合に補給ロ−ラ7Bを回転
させることでトナ−を補充するようになっている。
給装置7が付設してあり、このトナ−補給装置7は、ト
ナ−補給タンク7Aとこの補給タンク7Aと現像ハウジ
ングとの連結部に位置する回転可能な補給ロ−ラ7Bと
で構成してあり、図示しない検知手段により現像装置内
でのトナ−濃度が低下した場合に補給ロ−ラ7Bを回転
させることでトナ−を補充するようになっている。
【0005】ところで、このような構造の現像装置にあ
っては、現像ハウジングにおいて、現像スリ−ブ3の現
像部、つまり、現像主極3Aが感光体2と対向する位置
に相当する部分が開口され、現像スリ−ブ3上の磁気ブ
ラシと感光体2上の静電潜像との接触が行なえるように
してあるが、この開口部からトナ−の飛散が所持る野を
防ぐ必要があり、従来では、図8に示すように、開口上
縁部に、現像スリ−ブ3の軸方向に平行させてシ−ル部
材8を設けるようになっている。また、上述したトナ−
飛散を防止するためには、現像ハウジングにおける上記
開口部の下縁部にも封止構造を設けることが望ましい
が、この位置においては、感光体上に担持されているト
ナ−可視像と接触してこの画像を乱してしまう虞れがあ
ることから好ましくなく、このような理由により下縁部
1Aは感光体2と単に近接対向させるに止まっているの
が現状である。
っては、現像ハウジングにおいて、現像スリ−ブ3の現
像部、つまり、現像主極3Aが感光体2と対向する位置
に相当する部分が開口され、現像スリ−ブ3上の磁気ブ
ラシと感光体2上の静電潜像との接触が行なえるように
してあるが、この開口部からトナ−の飛散が所持る野を
防ぐ必要があり、従来では、図8に示すように、開口上
縁部に、現像スリ−ブ3の軸方向に平行させてシ−ル部
材8を設けるようになっている。また、上述したトナ−
飛散を防止するためには、現像ハウジングにおける上記
開口部の下縁部にも封止構造を設けることが望ましい
が、この位置においては、感光体上に担持されているト
ナ−可視像と接触してこの画像を乱してしまう虞れがあ
ることから好ましくなく、このような理由により下縁部
1Aは感光体2と単に近接対向させるに止まっているの
が現状である。
【0006】また、上述したトナ−飛散は、単に現像ス
リ−ブ3の回転方向における上流および下流に相当する
上述した開口部の上下縁にのみ起こるのでなく、現像ス
リ−ブ3の軸方向両端と現像ハウジングとの間において
も起きるので、従来では、図9に示すように、この位置
に、スポンジ等の弾性体で構成されたシ−ル部材9を設
ける構造が提案されている。すなわち、このシ−ル部材
9は、現像スリ−ブ3の回転方向において、感光体2へ
の現像剤の接触を行なわせる範囲での軸方向の幅を他の
範囲よりも狭くした形状とされており、現像ハウジング
の側板1Bと現像スリ−ブ3における軸方向の端面との
間の隙間や現像スリ−ブ3の軸方向の端面と現像ハウジ
ングにおける開口部側縁との間の隙間を塞いでトナ−の
飛散を防止するようになっている。
リ−ブ3の回転方向における上流および下流に相当する
上述した開口部の上下縁にのみ起こるのでなく、現像ス
リ−ブ3の軸方向両端と現像ハウジングとの間において
も起きるので、従来では、図9に示すように、この位置
に、スポンジ等の弾性体で構成されたシ−ル部材9を設
ける構造が提案されている。すなわち、このシ−ル部材
9は、現像スリ−ブ3の回転方向において、感光体2へ
の現像剤の接触を行なわせる範囲での軸方向の幅を他の
範囲よりも狭くした形状とされており、現像ハウジング
の側板1Bと現像スリ−ブ3における軸方向の端面との
間の隙間や現像スリ−ブ3の軸方向の端面と現像ハウジ
ングにおける開口部側縁との間の隙間を塞いでトナ−の
飛散を防止するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たトナ−飛散防止構造にあっては、特に、シ−ル部材9
を設けた位置においては、現像スリ−ブ3の表面とシ−
ル部材9との間には、現像スリ−ブ3上に磁気ブラシを
担持できるだけの間隔があることから、磁気ブラシがシ
−ル部材9を摺擦した際に磁気ブラシが破壊されること
で浮遊トナ−が生じ、この浮遊トナ−が開口部から飛散
する傾向がある。特に、上述した浮遊トナ−は、現像ス
リ−ブ3の回転によって現像装置1の内部から吹き出し
てくる風によりシ−ル部材9の内側を通過し、図9に示
すように、現像ハウジングの下縁部1Aに堆積すること
がある。そして、この堆積したトナ−は、感光体2の回
転により周面に生じる風の流れにより、図10に示すよ
うに、飛散落下し、この落下方向に位置している例え
ば、転写前除電チャ−ジャ20や転写シャ−ジャ21の
チャ−ジワイヤに付着してしまい、除電機能や転写機能
に支障を来すことになる。また、このような事態とは別
に、飛散落下したトナ−が転写紙上に付着して画像品質
を損なう場合もある。
たトナ−飛散防止構造にあっては、特に、シ−ル部材9
を設けた位置においては、現像スリ−ブ3の表面とシ−
ル部材9との間には、現像スリ−ブ3上に磁気ブラシを
担持できるだけの間隔があることから、磁気ブラシがシ
−ル部材9を摺擦した際に磁気ブラシが破壊されること
で浮遊トナ−が生じ、この浮遊トナ−が開口部から飛散
する傾向がある。特に、上述した浮遊トナ−は、現像ス
リ−ブ3の回転によって現像装置1の内部から吹き出し
てくる風によりシ−ル部材9の内側を通過し、図9に示
すように、現像ハウジングの下縁部1Aに堆積すること
がある。そして、この堆積したトナ−は、感光体2の回
転により周面に生じる風の流れにより、図10に示すよ
うに、飛散落下し、この落下方向に位置している例え
ば、転写前除電チャ−ジャ20や転写シャ−ジャ21の
チャ−ジワイヤに付着してしまい、除電機能や転写機能
に支障を来すことになる。また、このような事態とは別
に、飛散落下したトナ−が転写紙上に付着して画像品質
を損なう場合もある。
【0008】そこで、このような事態を解消するため
に、具体的には、図11に示すように、上述した感光体
2の回転時に生じる風の影響を抑えるために、現像ハウ
ジングの下縁部1Aにおける軸方向において、両端部に
感光体および現像スリ−ブの回転風(図11中、一点鎖
線で示してある)を逃がすための隙間1A1を設け、現
像ハウジングの下縁部に堆積するトナ−の量を少なくす
るようになっている。また、これとは別に、現像スリ−
ブにおける軸方向両端部の周面を他の周面よりも平滑性
を良好にしてトナ−の滑落を促進するようにしたり、あ
るいは、上述した軸方向両端において、ドクタ−部材5
(図8参照)による層厚規制のための隙間よりもさらに狭
い隙間を設定してこの位置に付着するトナ−の量を少な
くするようにした構造が提案されている。
に、具体的には、図11に示すように、上述した感光体
2の回転時に生じる風の影響を抑えるために、現像ハウ
ジングの下縁部1Aにおける軸方向において、両端部に
感光体および現像スリ−ブの回転風(図11中、一点鎖
線で示してある)を逃がすための隙間1A1を設け、現
像ハウジングの下縁部に堆積するトナ−の量を少なくす
るようになっている。また、これとは別に、現像スリ−
ブにおける軸方向両端部の周面を他の周面よりも平滑性
を良好にしてトナ−の滑落を促進するようにしたり、あ
るいは、上述した軸方向両端において、ドクタ−部材5
(図8参照)による層厚規制のための隙間よりもさらに狭
い隙間を設定してこの位置に付着するトナ−の量を少な
くするようにした構造が提案されている。
【0009】しかし、このようなトナ−の飛散を抑える
ための構造においては、現像ハウジングに特別な構造を
設ける必要があり、これにより、現像装置1の加工コス
トが上昇してしまう虞れがあった。
ための構造においては、現像ハウジングに特別な構造を
設ける必要があり、これにより、現像装置1の加工コス
トが上昇してしまう虞れがあった。
【0010】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
現像装置における問題に鑑み、簡単な構造によりトナ−
の飛散を抑えることのできる現像装置を得ることにあ
る。
現像装置における問題に鑑み、簡単な構造によりトナ−
の飛散を抑えることのできる現像装置を得ることにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、現像ハウジング内に感光体と対向する現
像スリ−ブを備えた現像装置において、上記現像ハウジ
ングにおける上記現像スリ−ブの軸方向両端と対向する
位置にそれぞれ配置されている可撓性部材であって、上
記現像スリ−ブの回転方向に沿う延長方向を設定され、
上記回転方向上流側に相当する延長方向の一端部を上記
現像ハウジングに固定され、この一端部から上記回転方
向下流側に相当する延長方向の他端部までの範囲を上記
現像スリ−ブの周面に沿って曲げられ、その他端部が湾
曲時に生じる自らの可撓性による反発力により上記現像
スリ−ブの内壁面に対し変位可能な状態で圧接すること
で係止されているシ−ル部材を設け、このシ−ル部材の
一部を上記現像スリ−ブの軸方向両端部の周面に当接さ
せていることを特徴としている。
め、本発明は、現像ハウジング内に感光体と対向する現
像スリ−ブを備えた現像装置において、上記現像ハウジ
ングにおける上記現像スリ−ブの軸方向両端と対向する
位置にそれぞれ配置されている可撓性部材であって、上
記現像スリ−ブの回転方向に沿う延長方向を設定され、
上記回転方向上流側に相当する延長方向の一端部を上記
現像ハウジングに固定され、この一端部から上記回転方
向下流側に相当する延長方向の他端部までの範囲を上記
現像スリ−ブの周面に沿って曲げられ、その他端部が湾
曲時に生じる自らの可撓性による反発力により上記現像
スリ−ブの内壁面に対し変位可能な状態で圧接すること
で係止されているシ−ル部材を設け、このシ−ル部材の
一部を上記現像スリ−ブの軸方向両端部の周面に当接さ
せていることを特徴としている。
【0012】また本発明は、現像ハウジングが、現像ス
リ−ブが感光体と対向する周面を露呈できる開口を形成
してあることを特徴としている。
リ−ブが感光体と対向する周面を露呈できる開口を形成
してあることを特徴としている。
【0013】さらに本発明は、シ−ル部材が、延長方向
に沿う長手方向を設定された長方形とされていることを
特徴としている。
に沿う長手方向を設定された長方形とされていることを
特徴としている。
【0014】そして本発明は、シ−ル部材が、現像スリ
−ブの回転方向における上流側に相当する現像剤搬送領
域から現像領域に至る範囲にかけて軸方向に沿う幅を順
次狭くされていることを特徴としている。
−ブの回転方向における上流側に相当する現像剤搬送領
域から現像領域に至る範囲にかけて軸方向に沿う幅を順
次狭くされていることを特徴としている。
【0015】そしてまた本発明は、シ−ル部材は、現像
スリ−ブに形成してある開口の上縁部よりもさらに現像
スリ−ブの回転方向上流側に幅が狭くなる変化位置を設
定されていることを特徴としている。
スリ−ブに形成してある開口の上縁部よりもさらに現像
スリ−ブの回転方向上流側に幅が狭くなる変化位置を設
定されていることを特徴としている。
【0016】
【作用】本発明によれば、現像スリ−ブの周面において
軸方向両端部の周面に付着している現像剤は、シ−ル部
材と現像スリ−ブ周面との間に導入され、シ−ル部材の
延長方向他端部から現像ハウジングの下縁部に排出され
る。
軸方向両端部の周面に付着している現像剤は、シ−ル部
材と現像スリ−ブ周面との間に導入され、シ−ル部材の
延長方向他端部から現像ハウジングの下縁部に排出され
る。
【0017】また、本発明によれば、現像スリ−ブの回
転方向上流側に位置するシ−ル部材が現像剤搬送領域に
端部を位置させているので、現像領域に至る前から現像
スリ−ブの軸方向両端の周面に付着している現像剤の捕
捉が行なえる。
転方向上流側に位置するシ−ル部材が現像剤搬送領域に
端部を位置させているので、現像領域に至る前から現像
スリ−ブの軸方向両端の周面に付着している現像剤の捕
捉が行なえる。
【0018】
【実施例】以下、図1乃至図7において、本発明実施例
の詳細を説明する。
の詳細を説明する。
【0019】図1は、本発明実施例による現像装置の要
部構成を示す正面図であり、この実施例における現像装
置10は、現像ハウジング10Aの内部において、図8
に示した場合と同様に、感光体11に対向する現像スリ
−ブ12を備えており、この現像ハウジング10Aに
は、スリ−ブ12における現像主極12Aが感光体1と
対向する周面を露呈させるための開口10Bが形成して
ある。
部構成を示す正面図であり、この実施例における現像装
置10は、現像ハウジング10Aの内部において、図8
に示した場合と同様に、感光体11に対向する現像スリ
−ブ12を備えており、この現像ハウジング10Aに
は、スリ−ブ12における現像主極12Aが感光体1と
対向する周面を露呈させるための開口10Bが形成して
ある。
【0020】この現像ハウジング10Aにおける開口1
0Bは、図2および図3に示すように、現像スリ−ブ1
2が感光体11と対向する範囲の幅を他の範囲よりも広
くして、現像領域を確保するとともに、他の範囲では、
幅方向両端での現像剤の封止を行える形状とされてい
る。
0Bは、図2および図3に示すように、現像スリ−ブ1
2が感光体11と対向する範囲の幅を他の範囲よりも広
くして、現像領域を確保するとともに、他の範囲では、
幅方向両端での現像剤の封止を行える形状とされてい
る。
【0021】一方、上述した現像ハウジング10Aにお
ける現像スリ−ブ12の軸方向両端に対向する位置に
は、図2および図3に示すように、現像ハウジング10
Aの側壁10A1と現像スリ−ブ2の軸方向の端面との
間を塞ぐためのシ−ル部材13が設けてある。すなわ
ち、シ−ル部材13は、例えば、ポリエステルフィルム
等の可撓性を有する薄片を長方形状に形成して構成され
ており、その形状での長手方向に相当する延長方向を現
像スリ−ブ12の回転方向に平行させてある。そして、
このシ−ル部材13は、図1および図2に示すように、
その延長方向の一端部を、例えば発泡ウレタンゴム等の
弾性体14により押し付けられた状態で現像ハウジング
10Aの開口上縁部10A2に貼付られており、また、
この一端部から延長方向他端部までの範囲は、現像スリ
−ブ12の周面に沿わせて湾曲させてあり、その他端部
は、湾曲時に生じる自らの可撓性による反発力によっ
て、現像ハウジング10Aの開口下縁部10A3の内壁
面に対し、所謂、フリ−な状態で圧接することで掛け止
められている。
ける現像スリ−ブ12の軸方向両端に対向する位置に
は、図2および図3に示すように、現像ハウジング10
Aの側壁10A1と現像スリ−ブ2の軸方向の端面との
間を塞ぐためのシ−ル部材13が設けてある。すなわ
ち、シ−ル部材13は、例えば、ポリエステルフィルム
等の可撓性を有する薄片を長方形状に形成して構成され
ており、その形状での長手方向に相当する延長方向を現
像スリ−ブ12の回転方向に平行させてある。そして、
このシ−ル部材13は、図1および図2に示すように、
その延長方向の一端部を、例えば発泡ウレタンゴム等の
弾性体14により押し付けられた状態で現像ハウジング
10Aの開口上縁部10A2に貼付られており、また、
この一端部から延長方向他端部までの範囲は、現像スリ
−ブ12の周面に沿わせて湾曲させてあり、その他端部
は、湾曲時に生じる自らの可撓性による反発力によっ
て、現像ハウジング10Aの開口下縁部10A3の内壁
面に対し、所謂、フリ−な状態で圧接することで掛け止
められている。
【0022】従って、シ−ル部材13と現像スリ−ブ1
2の外周面との間は、図1に示すように、現像スリ−ブ
12の回転方向上流側でいうとその回転方向に沿って先
細になる隙間が形成され、そして、現像スリ−ブ12の
回転方向下流側では、その回転方向に沿って拡開する隙
間が形成され、現像スリ−ブ12の回転方向における各
端部間は、現像スリ−ブ12の周面に当接させてある。
なお、図1中、符号15は、転写前チャ−ジャを示して
いる。
2の外周面との間は、図1に示すように、現像スリ−ブ
12の回転方向上流側でいうとその回転方向に沿って先
細になる隙間が形成され、そして、現像スリ−ブ12の
回転方向下流側では、その回転方向に沿って拡開する隙
間が形成され、現像スリ−ブ12の回転方向における各
端部間は、現像スリ−ブ12の周面に当接させてある。
なお、図1中、符号15は、転写前チャ−ジャを示して
いる。
【0023】本実施例は以上のような構成であるから、
現像スリ−ブ12に内蔵されている搬送用磁極12Bに
より磁気ブラシを形成した状態で現像剤を担持している
現像スリ−ブ12は、その軸方向両端における周面に担
持している磁気ブラシがシ−ル部材13の内側に導入さ
れる。
現像スリ−ブ12に内蔵されている搬送用磁極12Bに
より磁気ブラシを形成した状態で現像剤を担持している
現像スリ−ブ12は、その軸方向両端における周面に担
持している磁気ブラシがシ−ル部材13の内側に導入さ
れる。
【0024】従って、現像スリ−ブ12の回転により周
面を進行する磁気ブラシは、シ−ル部材13により取り
込まれた状態で破壊されるも、磁気ブラシ中の現像剤
は、シ−ル部材13により隔離された状態を呈している
ので、図1中、一点鎖線の矢印で示すように、浮遊する
ことなく移動する。このとき、磁気ブラシの高さに対し
てシ−ル部材13は現像スリ−ブ12の周面に当接して
いるために現像剤の移動を阻止する部材となりうるが、
シ−ル部材13の延長方向の他端部がフリ−な状態で現
像ハウジング10Aの開口下縁部10A3の内壁面に圧
接しているだけであるので、現像剤の堆積層に見合う量
だけ変位することで、現像剤の移動を許容することにな
る。
面を進行する磁気ブラシは、シ−ル部材13により取り
込まれた状態で破壊されるも、磁気ブラシ中の現像剤
は、シ−ル部材13により隔離された状態を呈している
ので、図1中、一点鎖線の矢印で示すように、浮遊する
ことなく移動する。このとき、磁気ブラシの高さに対し
てシ−ル部材13は現像スリ−ブ12の周面に当接して
いるために現像剤の移動を阻止する部材となりうるが、
シ−ル部材13の延長方向の他端部がフリ−な状態で現
像ハウジング10Aの開口下縁部10A3の内壁面に圧
接しているだけであるので、現像剤の堆積層に見合う量
だけ変位することで、現像剤の移動を許容することにな
る。
【0025】そして、シ−ル部材13の延長方向の他端
部に到達して現像剤は、図1中、一点鎖線で示すよう
に、そのまま、現像ハウジング10Aの開口下縁部10
A3の内壁面に吐き出されて排出されることになる。
部に到達して現像剤は、図1中、一点鎖線で示すよう
に、そのまま、現像ハウジング10Aの開口下縁部10
A3の内壁面に吐き出されて排出されることになる。
【0026】上述した構造を用いて現像スリ−ブ12の
事項方向の端面からの漏洩トナ−の量を実験したとこ
ろ、例えば、5000枚の連続複写後においては、2.
0gという結果を得た。
事項方向の端面からの漏洩トナ−の量を実験したとこ
ろ、例えば、5000枚の連続複写後においては、2.
0gという結果を得た。
【0027】また、上述したシ−ル部材13は、現像ハ
ウジング10Aにおける開口10Bの形状にあわせて、
現像スリ−ブ12の展開図である図4に示すように、現
像スリ−ブ12が感光体11と対向する範囲に至る延長
方向の一端部側の幅を拡げた形状とし、この一端部側を
図5に示すように、現像スリ−ブ12内の搬送用磁極1
2Bの上位に位置させてもよい。このような構造にする
ことで、現像領域に至る前に現像スリ−ブ12の軸方向
端部に形成されている磁気ブラシの穂の高さを規制する
ことで飛散しようとするトナ−の量を抑えるようにする
ことができる。
ウジング10Aにおける開口10Bの形状にあわせて、
現像スリ−ブ12の展開図である図4に示すように、現
像スリ−ブ12が感光体11と対向する範囲に至る延長
方向の一端部側の幅を拡げた形状とし、この一端部側を
図5に示すように、現像スリ−ブ12内の搬送用磁極1
2Bの上位に位置させてもよい。このような構造にする
ことで、現像領域に至る前に現像スリ−ブ12の軸方向
端部に形成されている磁気ブラシの穂の高さを規制する
ことで飛散しようとするトナ−の量を抑えるようにする
ことができる。
【0028】また、上述した現像領域に至る磁気ブラシ
の量を規制するためには、図6および図7に示すよう
に、シ−ル部材13の延長方向における一端部の形状を
図4に示した場合と同様にし、そして、その一端部の位
置を、現像ハウジング10Aの上縁部10A2よりもさ
らに手前側に相当する現像スリ−ブ12内の搬送用磁極
12Bの位置よりも現像スリ−ブ12の回転方向におけ
る上流側に位置させるようにしてもよい。
の量を規制するためには、図6および図7に示すよう
に、シ−ル部材13の延長方向における一端部の形状を
図4に示した場合と同様にし、そして、その一端部の位
置を、現像ハウジング10Aの上縁部10A2よりもさ
らに手前側に相当する現像スリ−ブ12内の搬送用磁極
12Bの位置よりも現像スリ−ブ12の回転方向におけ
る上流側に位置させるようにしてもよい。
【0029】本発明者は、図5および図6に示した構成
を用いて図1に示した構成の場合と同じ条件により連続
複写して現像スリ−ブ12の軸方向両端からの漏洩トナ
−の量を求めたところ、1.2gおよび0.2gという結
果をそれぞれ得た。
を用いて図1に示した構成の場合と同じ条件により連続
複写して現像スリ−ブ12の軸方向両端からの漏洩トナ
−の量を求めたところ、1.2gおよび0.2gという結
果をそれぞれ得た。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、現像ハウ
ジングにおける現像スリ−ブの軸方向の端面と対向する
位置に、可撓性部材で構成され、上記現像スリ−ブの回
転方向上流側に相当する延長方向の一端部を上記現像ハ
ウジングに固定されるとともに、この一端部から上記回
転方向下流側に相当する延長方向の他端部までの範囲を
上記現像スリ−ブの周面に沿って曲げられ、その他端部
が湾曲時に生じる自らの可撓性による反発力により上記
現像ハウジングの内壁面に対し変位可能な状態で圧接す
ることで係止されているシ−ル部材を設けることで、現
像スリ−ブの軸方向両端の周面に磁気ブラシ状をなす現
像剤をシ−ル部材により隔離した状態で現像スリ−ブの
回転とともに回収できるようにしたので、シ−ル部材と
現像スリ−ブとの間の設置関係を設定するだけの簡単な
構造によってトナ−の飛散を防止して周辺機器の汚染を
防止することができる。
ジングにおける現像スリ−ブの軸方向の端面と対向する
位置に、可撓性部材で構成され、上記現像スリ−ブの回
転方向上流側に相当する延長方向の一端部を上記現像ハ
ウジングに固定されるとともに、この一端部から上記回
転方向下流側に相当する延長方向の他端部までの範囲を
上記現像スリ−ブの周面に沿って曲げられ、その他端部
が湾曲時に生じる自らの可撓性による反発力により上記
現像ハウジングの内壁面に対し変位可能な状態で圧接す
ることで係止されているシ−ル部材を設けることで、現
像スリ−ブの軸方向両端の周面に磁気ブラシ状をなす現
像剤をシ−ル部材により隔離した状態で現像スリ−ブの
回転とともに回収できるようにしたので、シ−ル部材と
現像スリ−ブとの間の設置関係を設定するだけの簡単な
構造によってトナ−の飛散を防止して周辺機器の汚染を
防止することができる。
【図1】本発明実施例による現像装置の要部を示す断面
図である。
図である。
【図2】図1において符号で示す方向の矢視図であ
る。
る。
【図3】図1に示した要部における現像スリ−ブの軸方
向端部と現像ハウジングとの構造を示す斜視図である。
向端部と現像ハウジングとの構造を示す斜視図である。
【図4】図1に示した要部におけるシ−ル部材の別の構
成を説明するための現像スリ−ブの展開図である。
成を説明するための現像スリ−ブの展開図である。
【図5】図4に示したシ−ル部材の取付け構造を説明す
るための図1相当の断面図である。
るための図1相当の断面図である。
【図6】図1に示した要部におけるシ−ル部材の他の構
成を説明するための図5相当の断面図である。
成を説明するための図5相当の断面図である。
【図7】図6に示したシ−ル部材の構成を説明するため
の現像スリ−ブの展開図である。
の現像スリ−ブの展開図である。
【図8】現像装置の構造の一例を示し断面図である。
【図9】図8に示した現像装置における現像ハウジング
の構造を説明するための正面図である。
の構造を説明するための正面図である。
【図10】図9に示した現像ハウジングの構造を説明す
るための断面図である。
るための断面図である。
【図11】図8に示した現像装置におけるシ−ル構造の
一例を示す斜視図である。
一例を示す斜視図である。
10 現像装置 10A 現像ハウジング 10A1 現像ハウジング側板 10A3 開口下縁部 10B 開口 11 感光体 12 現像スリ−ブ 12A 現像主極 12B 搬送用磁極 13 シ−ル部材
Claims (5)
- 【請求項1】現像ハウジング内に感光体と対向する現像
スリ−ブを備えた現像装置において、 上記現像ハウジングにおける上記現像スリ−ブの軸方向
両端と対向する位置にそれぞれ配置されている可撓性部
材であって、上記現像スリ−ブの回転方向に沿う延長方
向を設定され、上記回転方向上流側に相当する延長方向
の一端部を上記現像ハウジングに固定され、この一端部
から上記回転方向下流側に相当する延長方向の他端部ま
での範囲を上記現像スリ−ブの周面に沿って曲げられ、
その他端部が湾曲時に生じる自らの可撓性による反発力
により上記現像ハウジングの内壁面に対し変位可能な状
態で圧接することで係止されているシ−ル部材を設け、
このシ−ル部材の一部を上記現像スリ−ブの軸方向両端
部の周面に当接させていることを特徴とする現像装置。 - 【請求項2】請求項1記載の現像装置において、現像ハ
ウジングは、現像スリ−ブが感光体と対向する周面を露
呈できる開口を形成してある現像装置。 - 【請求項3】請求項1記載の現像装置において、シ−ル
部材は、延長方向に沿う長手方向を設定された長方形と
されている現像装置。 - 【請求項4】請求項1記載の現像装置において、シ−ル
部材は、現像スリ−ブの回転方向における上流側に相当
する現像剤搬送領域から現像領域に至る範囲にかけて軸
方向に沿う幅を順次狭くされている現像装置。 - 【請求項5】請求項4記載の現像装置において、シ−ル
部材は、現像スリ−ブに形成してある開口の上縁部より
もさらに現像スリ−ブの回転方向上流側に幅が狭くなる
変化位置を設定されている現像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3272933A JPH05113716A (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3272933A JPH05113716A (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 現像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05113716A true JPH05113716A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17520791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3272933A Pending JPH05113716A (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05113716A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009058944A (ja) * | 2007-08-08 | 2009-03-19 | Ricoh Co Ltd | 現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
JP2010096922A (ja) * | 2008-10-15 | 2010-04-30 | Canon Inc | 現像装置、及び画像形成装置 |
JP2014235297A (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-15 | 株式会社リコー | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
-
1991
- 1991-10-21 JP JP3272933A patent/JPH05113716A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009058944A (ja) * | 2007-08-08 | 2009-03-19 | Ricoh Co Ltd | 現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
JP2010096922A (ja) * | 2008-10-15 | 2010-04-30 | Canon Inc | 現像装置、及び画像形成装置 |
JP2014235297A (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-15 | 株式会社リコー | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
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