JP2009058944A - 現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents

現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ Download PDF

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Abstract

【課題】現像スリーブが感光体に接触してしまい感光体に傷が付き、画像に欠陥が発生するのを防止可能な現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジを実現し提供する。
【解決手段】現像剤を表面に担持して該表面が移動することにより感光体40に対して対向している現像領域に現像剤を搬送する現像スリーブ650を備え、現像スリーブ650の外径のうち、感光体40上の画像形成領域に対応する作像領域を含む中央部の外径よりも外側に位置する両端部651の外径を小さくした現像ユニット61において、感光体40に対向する現像スリーブ650の両端部651の位置にサイドシール103(緩衝部材)を配置・貼着した。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、プロッタ等またはそれら複数の機能を備えた複合機等の画像形成装置、該画像形成装置に用いられる現像装置およびプロセスカートリッジに関する。
従来、この種の画像形成装置の現像装置として、安定した現像剤搬送性を確保するために複数の凹部が分布するように形成された表面を有する現像剤担持体としての現像スリーブを備えた現像装置が知られている。例えば、軸方向に沿って延びる上記凹部としての溝を外周面の周方向の複数箇所に形成された現像スリーブを備えた現像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、外周面をサンドブラスト等によって粗面化処理した現像スリーブを備えた現像装置も知られている。このように溝形成や粗面化処理で外周面に複数の凹部が形成された現像スリーブを用いることにより、現像スリーブの外周面が現像剤を安定して担持することができるようになる。従って、現像スリーブの外周面に担持され、現像剤規制部材による規制位置を通過した現像剤通過量を安定化させることができる。
ところが、上記従来の溝形成や粗面化処理を行われた現像スリーブを用いると、次のような不具合が発生する虞があることも既に判明している(例えば、特許文献2参照)。すなわち、特開2004−21122号公報の図22に示され、段落「0003」に記載されているように、最終的に、現像スリーブ(650)上の現像剤は、作像領域(D)の幅方向両端部(D’)の現像剤量が多くなった状態で像担持体としての感光体(40)に対向する現像領域(現像ニップ部)に搬送される。そのため、現像領域における現像スリーブ(650)上の作像領域(D)の幅方向両端部(D’)で現像剤密度が上昇し、感光体(40)と現像スリーブ(650)との間の現像剤圧が上昇してしまう。これにより、現像スリーブ表面への現像剤の固着が発生したり、現像スリーブ両端部からの現像剤落ちが発生したりする虞があった。
特に、現像スリーブ両端部での現像剤固着は、感光体の表面層の剥離、幅方向両端部での地汚れ画像、駆動負荷上昇・変動によるバンディング画像、クリーニング不良など、画像形成装置に対して大きなダメージを与えることになる。そして、特開2004−21122号公報記載の技術では、実験等を行うことにより、上記現像スリーブ表面の両端部での現像剤固着等は高画質化のために小径化した現像剤を用いたり現像ギャップを狭くしたりした場合に、顕著に発生しやすいことを解明している。
以上の不具合に対して、特開2004−21122号公報記載の技術では、現像スリーブの外径をその中央部の外径よりもその両端部で小さく・細くすることで対応可能とした。
特開2001−134069号公報 特開2004−21122号公報
しかしながら、特開2004−21122号公報記載の技術では、現像スリーブの外径をその両端部で細くしたため、特にその段付き部での感光体への当たり傷、組付時、装着時および輸送時に現像スリーブが感光体に接触して傷が付いてしまい、これに伴い画像に欠陥が発生するという問題点が解消されていない。
(1)組付時
高画質化および画像濃度確保のため現像スリーブ(650)と感光体(40)の間隙(現像ギャップ:Gp)は狭くかつ精度良く維持する必要がある。これを後述する図4を借りて説明すると、現像スリーブ650または現像ユニット61を画像形成装置本体に組み込んだ後に、位置決め部材としての前後一対の面板101,102を組み付け両者の位置決めを行っている。この際、面板101,102を組み付ける前に、現像スリーブ650を感光体40にぶつけてしまうという問題があった。
(2)装着時
組付時の上記問題の他に、図14および図15に示すように、感光体40の位置決め方式および駆動系が後述の実施形態で説明する図4とは異なるものを採用している機種において、PCUユニット(以下、単に「ユニット」という)500の装着時に特に顕著に発生していた。
図14および図15において、40は中空タイプの感光体を、80は現像スリーブ650の各端部651の軸652を回転自在に支持する軸受を、81は感光体40の軸挿入部40bに挿入される軸111を回転自在に支持する軸受を、105,106は軸受80,81を装着され現像スリーブ650の各軸652および感光体40の軸挿入部40bに挿入される軸111を介して現像スリーブ650および感光体40を位置決めする位置決め部材としての面板を、107,108は105,106に一体的に形成され、感光体40を装着する際に感光体40の端部に形成された突出部40cを仮に受ける受けを、500は感光体40と現像スリーブ650等を具備してなる現像装置とを少なくとも備え、画像形成装置本体としての本体側板110に対して着脱自在に構成されたプロセスカートリッジとしてのユニットを、651は感光体40の画像形成領域に対応する作像領域を含む中央部の外径よりも外側に位置する現像スリーブ650の各端部であってその外径が小さく形成されている小径段差部を、Gpは感光体40の表面40aと現像スリーブ650の中央部の表面との間隙を、それぞれ示す。図15に示す軸111の一端部には、感光体40が本体側板110に装着され位置決めセットされた際に感光体40を駆動する駆動モータ等からの駆動力を伝達する駆動力伝達手段を構成する駆動ギヤ112が固着されている。
このように、図14に示したようにユニット500では位置決め・固定されず、図15に示す位置決め構成により、本体側板110側の軸111が感光体40における中空の軸挿入部40bに挿入されることによって、感光体40の位置が決まり、所定の間隙Gpも確保されるという感光体40の位置決め方式である。
なお、図14および図15において、各面板105,106の軸受80,81および感光体40の軸挿入部40b周りの断面は、見やすいように端面図的に示したことを付記しておく。
図14は、感光体40の軸挿入部40bと、これに挿入されるべき本体側板110側の軸111との芯が合っている正規状態の各構成部品の配置状態を示している。各面板105,106に形成された受け107,108の内側と感光体40の突出部40cの外径との間には、ユニット500の装着作業性を確保するための所定の余裕・隙間が設定されている。
今、図15に示すように、ユニット500を本体側板110側に装着し位置決めセットするときには、ユニット500を太矢印方向に移動させ、軸111を軸受81に挿入し、次いで感光体40の軸挿入部40bに挿入する。この際、後述する図12にも示したクリーニングブレード75により、感光体40をして同図において左に移動させる向きの付勢力(図12に示すクリーニングブレード75の先端部が図示しないバネによって感光体40の表面に押し付けられていることを表す矢印P方向に押し付けている力)が働くことによって、感光体40が同図に細矢印で示す左方向に移動してしまい、芯ズレ115が発生する。このような状態の下で、感光体40の軸挿入部40bに軸111を挿入するために、図15において、ユニット500毎左右に動かして芯合わせを行うこととなるが、このときに感光体40に生じる慣性等によって、間隙Gp(高画質化狙いのため大体0.1〜0.3mmに設定)を確保し切れなくなってしまい、感光体40の表面が現像スリーブ650の特に小径段差部(以下、単に「端部」ともいう)651のエッジ部分等に当たってしまうという問題があった。
このような問題を解決するため、感光体40の表面を緩衝材等で覆うことも容易に考えられるが、後で離脱・除去しなければならないことなどその作業性が非常に悪くなるという新たな問題点が発生してしまう。
(3)輸送時
後述する図4に示す状態で画像形成装置を輸送する場合、振動・衝撃等が加わると現像スリーブ650および感光体40が撓み両者が衝突することがあった。特に高画質化のため現像ギャップGp(図14および図15の間隙Gpと同じ)を狭くした場合に顕著に発生しやすいことが分かってきた。また、プロセスカートリッジにおいては、梱包箱も小さいことから輸送時の振動・衝撃が大きい傾向にあり、より問題が発生しやすかった。この場合も、図14および図15に示した感光体40の軸無し・中空タイプで顕著に発生する傾向があった。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、作像領域での安定した現像剤搬送性を確保しつつ、現像領域における現像剤担持体の幅方向両端部での現像剤圧の上昇に起因した現像剤担持体表面の現像剤固着等を抑制することができ、特には現像スリーブが感光体に接触してしまい感光体に傷が付き、画像に欠陥が発生するのを防止可能な現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジを実現し提供することを主な目的とする。
本発明者は、上述の課題を解決するとともに上述の目的を達成するために、簡単な構成でしかも耐久信頼性の高い手段を得るべく、後述の実施例等に記載の実験を行い鋭意研究を重ねる中で、発明を完成するに至った。すなわち、トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤方式の現像装置や画像形成装置あるいはプロセスカートリッジにおいては、像担持体(例えばドラム状の感光体)上の画像形成領域に対応する作像領域を含む中央部の外径よりも外側に位置する現像剤担持体(例えば円筒部材からなる現像スリーブ)の両端部の外径が元々小さく形成されていることに着目して、この作像領域の幅の外側に位置する現像剤担持体の両端部に形成された段差部を利用してこの部位に像担持体の表面(例えばドラム状の感光体表面)に傷を付けない材料(硬さを含む材質)からなる緩衝部材を適正な厚さで配置すればよいことを導き出したものである。
また、トナーからなる一成分現像剤方式の現像装置や画像形成装置あるいはプロセスカートリッジにおいては、像担持体(例えばドラム状の感光体)上の画像形成領域に対応する作像領域を含む中央部の外径よりも外側に位置する現像剤担持体(例えば円筒部材からなる現像スリーブ)の両端部の外径を小さく形成した上で、その部位に上述と同様に緩衝部材を適正な厚さで配置すればよいことを導き出したものである。本発明は、このような実験で裏付けられた技術を基本にしてなされたものである。
上述した課題を解決するとともに上述した目的を達成するために、請求項毎の発明では、以下のような特徴ある手段・発明特定事項(以下、「構成」という)を採っている。
請求項1記載の発明は、現像剤を表面に担持して該表面が移動することにより像担持体に対して対向している現像領域に上記現像剤を搬送する現像剤担持体を備えた現像装置において、上記現像剤担持体の外径のうち、上記像担持体上の画像形成領域に対応する作像領域を含む中央部の外径よりも外側に位置する両端部の外径を小さくし、上記像担持体に対向する上記現像剤担持体の上記両端部の位置に緩衝部材を具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の現像装置において、上記現像剤担持体の上記中央部の外径をD1、上記各端部の外径をD2、上記緩衝部材の厚さをtとしたとき、t>(D1−D2)/2の関係を満たすことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の現像装置において、上記現像剤担持体の上記中央部の外径をD1、上記各端部の外径をD2、上記緩衝部材の厚さをt、上記像担持体と上記現像剤担持体の中央部との間隙をGpとしたとき、t<Gp+(D1−D2)/2の関係を満たすことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の現像装置において、上記現像剤担持体の中央部の外径をD1、上記各端部の外径をD2、上記緩衝部材の厚さをt、上記像担持体と上記現像剤担持体の中央部との間隙をGpとしたとき、(D1−D2)/2<t<Gp+(D1−D2)/2の関係を満たすことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一つに記載の現像装置において、上記緩衝部材は、上記現像剤担持体の現像剤担持部よりも外側に位置することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5の何れか一つに記載の現像装置において、上記緩衝部材は、可撓性を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6の何れか一つに記載の現像装置において、上記緩衝部材は、ポリウレタンゴムであることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし6の何れか一つに記載の現像装置において、上記緩衝部材は、ポリエステルフィルムであることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、像担持体と、該像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、上記像担持体上の潜像を現像する現像装置と、上記像担持体上のトナー像を転写材に転写する転写手段とを備えた画像形成装置において、上記現像装置が、請求項1ないし8の何れか一つに記載の現像装置であることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、像担持体と該像担持体上の潜像を現像する現像装置とを少なくとも備え、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、上記現像装置が、請求項1ないし8の何れか一つに記載の現像装置であることを特徴とする。
本発明によれば、上記課題を解決して上記目的を達成することのできる新規な現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジを実現し提供することができる。請求項毎の発明の効果を挙げれば、以下のとおりである。
請求項1記載の発明によれば、上記構成により、像担持体の傷付きを防止可能な現像装置を実現し提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、上記構成により、より確実に像担持体の傷付きを防止可能な現像装置を実現し提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、上記構成により、像担持体の傷付きを防止可能で、かつ、緩衝部材の巻き込みも防止可能な現像装置を実現し提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、上記構成により、より確実に像担持体の傷付きを防止可能で、かつ、緩衝部材の巻き込みも防止可能な現像装置を実現し提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、上記構成により、現像剤担持体の傷付きを防止可能で、かつ、緩衝部材の巻き込みも防止可能な現像装置を実現し提供することができる。
請求項6記載の発明によれば、上記構成により、緩衝部材の取付が容易な現像装置を実現し提供することができる。
請求項7、8記載の発明によれば、上記構成により、緩衝部材の取付が容易で低コストな現像装置を実現し提供することができる。
請求項9記載の発明によれば、上記構成により、像担持体の傷付きを防止可能で、かつ、緩衝部材の巻き込みも防止可能な画像形成装置を実現し提供することができる。
請求項10記載の発明によれば、上記構成により、像担持体の傷付きを防止可能で、かつ、緩衝部材の巻き込みも防止可能なプロセスカートリッジを実現し提供することができる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という)、その変形例および実施例を説明する。上述の発明が解決しようとする課題の欄に記載した符号を含め、各実施形態やその変形例、実施例等に亘り、同一の機能および形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。図および説明の簡明化を図るため、図に表されるべき構成要素であっても、その図において特別に説明する必要がない構成要素は適宜断わりなく省略することがある。公開特許公報等の構成要素を引用して説明する場合は、上述した背景技術等に記載したものを含めその符号に括弧を付して示し、各実施形態等のそれと区別するものとする。
まず、実施形態を説明する前に、本発明を適用する、カラー画像を形成する画像形成装置としてのタンデム型カラー電子写真複写機(以下、「複写機」という)について説明する。タンデム型の画像形成装置とは、複数の像担持体としての感光体が並べて備えられており、それぞれ個別に現像装置を備えている。そして、これらの感光体上にそれぞれ単色トナー画像を形成し、それらの単色トナー画像を転写して順次重ね合わせシート状記録媒体(以下、単に「シート」ともいう)上に合成カラー画像を記録するものである。このタンデム型の画像形成装置は、1つの感光体を用いて複数回画像形成を繰り返して感光体上に合成フルカラー画像を形成する、1ドラム型の画像形成装置に比べて、プリントスピードの大幅な時間短縮が可能である。しかし、このようなタンデム型画像形成装置は、複数の画像形成部を有するため、装置が大型化してしまう。
また、タンデム型の画像形成装置には、直接転写方式を採用するものと、間接転写方式を採用するものとがある。直接転写方式は、特許文献2の図23に示されているものが、間接転写方式は、特許文献2の図24に示されているものが、それぞれ一例として挙げられる。間接転写方式のものは、2次転写位置を比較的自由に設置することができる。そこで、特許文献2の図24に示されているように、2次転写位置を感光体(1)と対向する1次転写位置から離れた位置とし、給紙装置(6)および定着装置(7)を、タンデム画像形成部(T)と重ねたレイアウトをとることができる。このように、タンデム画像形成部(T)の上流側および下流側(図24中では水平方向)に対して小型化できるという利点がある。また、シート(s)が撓むことができる十分な余裕をもって定着装置(7)を配置することができるため、定着装置(7)を通過する際、画像に悪影響を及ぼす虞がない。このため、タンデム型の画像形成装置で間接転写方式のものが特に注目されてきている。
以下、間接転写方式を採用したタンデム型画像形成装置である複写機について説明する。まず、複写機の全体的な構成について説明する。
図11は、後述の実施形態を適用する複写機の概略構成図である。この複写機は、複写装置本体100、この複写機本体を載せる給紙テーブル200、複写装置本体100上に取り付けるスキャナ300、さらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)400から主に構成されている。
複写装置本体100には、中央に、中間転写体としての無端ベルトからなる中間転写ベルト10を設ける。中間転写ベルト10は、特許文献2の段落「0013」および図3に記載されているように、内側からベース層(11)、弾性層(12)、コート層(13)からなる。ベース層(11)は、例えばフッ素樹脂や帆布など伸びにくい材料で構成されている。弾性層(12)は、例えばフッ素系ゴムやアクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムなどで構成されている。この弾性層(12)の表面は、例えばフッ素系樹脂をコーティングして平滑性のよいコート層(13)で覆ってある。
この中間転写ベルト10は、支持部材としての第1の支持ローラ14,第2の支持ローラ15,第3の支持ローラ16に掛け回され、図中時計回り方向に回転搬送可能になっている。第2の支持ローラ15近傍には、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置17を設ける。また、第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15との間に張り渡した中間転写ベルト10上には、その搬送方向に沿って、ブラック,イエロー,マゼンタ,シアンの4つの画像形成手段18を横に並べられている。これら4つの画像形成手段18によってタンデム画像形成部20を構成する。そのタンデム画像形成部20の上方には、図11に示すように、露光装置21を設ける。
一方、中間転写ベルト10を挟んでタンデム画像形成部20と反対の側には、2次転写装置22を備える。2次転写装置22は、2つのローラ23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡して構成し、中間転写ベルト10を介して第3の支持ローラ16に押し当てて配置し、中間転写ベルト10上の画像をシートに転写する。
また、2次転写装置22の横には、シート上の転写画像を定着する定着装置25が設けられている。定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27を押し当てて構成する。
上述した2次転写装置22には、画像転写後のシートをこの定着装置25へと搬送するシート搬送機能も備えてなる。もちろん、2次転写装置22として、転写ローラや非接触のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、このシート搬送機能を併せて備えることは難しくなる。
なお、このような2次転写装置22および定着装置25の下側に、上述したタンデム画像形成部20と平行に、シートの両面に画像を記録すべくシートを反転するシート反転装置28を備える。
次に、上述した複写機の動作を説明する。この複写機を用いてコピーをとるときは、ユーザは原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動させる。コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走行体33および第2走行体34を走行する。そして、第1走行体33で光源から光を出射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセンサ36に入れ、光電変換処理等を行うことで原稿内容を読み取る。
また、不図示のスタートスイッチを押すと、不図示の駆動モータで第1〜第3の支持ローラ14,15,16の1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転し、中間転写ベルト10を回転搬送する。同時に、個々の画像形成手段18でその感光体40を回転して各感光体40上にそれぞれ、ブラック,イエロー,マゼンタ,シアンの単色画像を形成する。そして、中間転写ベルト10の搬送とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写ベルト10上に合成カラー画像を形成する。
一方、不図示のスタートスイッチを押すと、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つからシートを繰り出す。そして、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して複写装置本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。
または、手差し給紙時には、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に送り出し、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
そして、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルト10と2次転写装置22との間にシートを送り込み、2次転写装置22で転写してシート上にカラー画像を記録する。
または、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
そして、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルト10と2次転写装置22との間にシートを送り込み、2次転写装置22で転写してシート上にカラー画像を記録する。
画像転写後のシートは、2次転写装置22で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。または、切換爪55で切り換えてシート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
一方、画像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写体クリーニング装置17で、画像転写後の中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成部20による再度の画像形成に備える。
ここで、レジストローラ49は一般的には接地されて使用されることが多いが、シートの紙粉除去のためにバイアスを印加することも可能である。
次に、タンデム画像形成部20の個々の画像形成手段18周りについて、図12を併用して詳しく説明する。
図12は、画像形成手段18の概略構成図であるが、1次転写装置61の図示は省略している。画像形成手段18は、ドラム状の感光体40の回りに、帯電装置60、現像ユニット61とも呼ばれる現像装置61、1次転写装置62、感光体クリーニング装置63、除電装置64などを備えている。感光体40は、図示例では、アルミニウム等の素管に、感光性を有する有機感光材を塗布し、感光層を形成したドラム状であるが、無端ベルト状であってもよい。
その図示を省略するが、少なくとも感光体40を設け、画像形成手段18を構成する部分の全部または一部でプロセスカートリッジを形成し、複写装置本体100に対して一括して着脱自在に構成してメンテナンス性を向上するようにしてもよい。また、現像ユニット61だけでプロセスカートリッジを形成し、複写装置本体100に対して一括して着脱自在に構成してメンテナンス性を向上するようにしてもよい。
ここで、本願発明のいう「プロセスカートリッジ」とは、像担持体と少なくとも現像装置が一体となる筐体構成を有し、それが画像形成装置に対して着脱自在であること、また、現像装置以外に帯電装置(帯電ローラ)やクリーニング装置のうちの一つまたは両方を含んだものをも言う。
画像形成手段18を構成する部分のうち、帯電装置60はローラ状であり、感光体40に接触して電圧を印加することによりその感光体40の帯電を行う。もちろん、非接触のスコロトロンチャージャで帯電を行うこともできる。
各色現像装置は、現像ローラ65、現像剤攪拌搬送部材としてのスクリュー68、現像剤規制部材としての現像ドクタ73、現像ケーシング70、現像カバー70a等により構成されている。各現像装置61は、磁性キャリア(磁性体)と非磁性トナーとを含む二成分現像剤(以下、「現像剤」という)を使用する。そして、その現像剤を攪拌しながら搬送して現像ローラ65に現像剤を供給付着させる攪拌部66と、その現像ローラ65に担持された現像剤のうちのトナーを感光体40に転移させて現像を行う現像部67とで構成されている。攪拌部66は現像部67より低い位置に設定され、平行な2本のスクリュー68が配設されている。2本のスクリュー68の間は、両端部を除いて仕切り板69で仕切られている。また、現像ケース70にはトナー濃度センサ71が取り付けられている。
現像部67には、現像ケース70の開口を通して感光体40と対向するように現像ローラ65が設けられている。この現像ローラ65の内部構成等の詳細は、その図示を省略しているが、特許文献2の図6および図7に示されていると同様に、磁界発生手段としてのマグネットローラ72と、現像剤担持体としての円筒部材からなる現像スリーブ650とから構成されている。マグネットローラ(72)は、現像スリーブ650の内部に固定配置され、所定の角度位置に軸方向に延在する複数の磁極が形成されている。このマグネットローラ72の磁極によって現像スリーブ650上の現像剤が所定の場所を通過するときに磁力が作用し、現像スリーブ650が回転することによって現像剤が搬送される。マグネットローラ72の磁極配置と現像剤規制部材(現像ドクタ)により、現像剤搬送方向上流側に現像剤の滞留保持部を形成し、現像剤の摩擦帯電を促進している。この現像剤規制部材の先端付近には磁性体が設置されており、現像ローラ対向磁力の方向性を均一化して、搬送量のバラツキを抑えている。
マグネット72は、特許文献2の図7に示されていると同様に、例えば、現像領域に対向する位置から現像スリーブ650の回転方向に(P1〜P7)の7磁極を有する。現像剤は、マグネット72により磁気ブラシを形成され、現像スリーブ650上に担持される。
そして、2成分現像剤を2本のスクリュー68で攪拌しながら搬送循環し、現像スリーブ650に供給する。現像スリーブ650に供給された現像剤は、マグネット72により汲み上げて保持され、現像スリーブ650上に磁気ブラシを形成する。磁気ブラシは、現像スリーブ650の回転とともに、現像ドクタ73によって適正な量に穂切りされる。切り落とされた現像剤は、攪拌部66に戻される。
他方、現像スリーブ650上の現像剤のうちトナーは、現像スリーブ650に印加する現像バイアス電圧により感光体40に転移してその感光体40上の静電潜像を可視像化する。可視像化後、現像スリーブ650上に残った現像剤は、マグネット72の磁力がないところで現像スリーブ650から離れて攪拌部66に戻る。この繰り返しにより、攪拌部66内のトナー濃度が薄くなると、それをトナー濃度センサ71で検知して攪拌部66にトナーが補給される。
1次転写装置62は、ローラ状であり、中間転写ベルト10を挟んで感光体40に押し当てて設ける。ローラ状に限らず、導電性のブラシ形状,非接触のコロナチャージャなどであってもよい。
感光体クリーニング装置63は、先端を感光体40に押し当てて、例えばポリウレタンゴム製のクリーニングブレード75を備える。クリーニング性を高めるために外周を感光体40に接触ブラシを併用する。図12では外周を感光体40に接触導電性のファーブラシ76を矢印方向に回転自在に備える。また、ファーブラシ76にバイアスを印加する金属製電界ローラ77を矢示方向に回転自在に備え、その電界ローラ77にスクレーパ78の先端を押し当てる。さらに、除去したトナーを回収する回収スクリュー79を設ける。
そして、感光体40に対してカウンタ方向に回転するファーブラシ76で、感光体40上の残留トナーを除去する。ファーブラシ76に付着したトナーは、ファーブラシ76に対してカウンタ方向に接触して回転するバイアスを印加された電界ローラ77に取り除かれる。電界ローラ77に付着されたトナーは、スクレーパ78でクリーニングされる。感光体クリーニング装置63で回収したトナーは、回収スクリュー79で感光体クリーニング装置63の片側に寄せ、特許文献2の図4等に記載されているトナーリサイクル装置(80)と同様のトナーリサイクル装置180で現像装置61へと戻して再利用する。
除電装置64は、光を照射して感光体40の表面電位を初期化する。
そして、感光体40の回転とともに、まず帯電装置60で感光体40の表面が一様に帯電される。次いでスキャナ300の読取り内容に応じて上述した露光装置21からレーザやLED等による書込み光Lが照射され、感光体40上に静電潜像が形成される。
その後、現像装置61によりトナーを付着させて静電潜像が可視像化され、その可視像を1次転写装置62で中間転写ベルト10上に転写する。画像転写後の感光体40の表面は、感光体クリーニング装置63で残留トナーを除去して清掃し、除電装置64で除電して再度の画像形成に備える。
タンデム画像形成部20の各画像形成手段18やその構成要素の各感光体40等、および各感光体40に対向する各1次転写装置62の各符号の後に、それぞれブラックの場合はBKを、イエローの場合はYを、マゼンタの場合はMを、シアンの場合はCを付して示す。
なお、図13中符号74は、図11および図12では図示省略するが、各1次転写装置62間において、中間転写ベルト10のベース層側(内周面側)に接触して設ける導電性ローラである。この導電性ローラ74は、転写時に各1次転写装置62により印加するバイアスが、中抵抗のベース層を介して隣接する各画像形成手段18に流れ込むことを阻止するものである。
また、図13に示すように、中間転写体クリーニング装置17は、クリーニング部材としてのファーブラシ90で構成され、このファーブラシ90には、不図示の電源から所定のバイアス電圧が印加されている。
図12に二点鎖線で示すトナーリサイクル装置180は、特許文献2の段落「0034」、図4、図9および図10に記載されているトナーリサイクル装置(80)と同様のものであるが、本発明には余り関係ないためその説明を省略する。
ここで、上記現像装置61に用いられる2成分現像剤のトナーおよび磁性粒子(磁性キャリア)について説明する。トナーは、ポリエステル、ポリオ−ル、スチレンアクリル等の樹脂に帯電制御剤(CCA)、色剤を混合し、その周りにシリカ、酸化チタン等の物質を外添することでその帯電特性、流動性を高めている。添加剤の粒径は、通常、0.01〜1.5[μm]の範囲である。色剤は、カ−ボンブラック、フタロシアニンブル−、キナクリドン、カ−ミン等を上げることができる。帯電極性は、図示例では負帯電である。
トナーは、ワックス等を分散混合させた母体トナーに上記種類の添加剤を外添しているものも使用することができる。ここまでの説明で、トナーは、粉砕法で作成されたものであるが、重合法等で作成したものも使用可能である。一般に重合法、加熱法等で作成されたトナーは、形状係数を90%以上に形成することが可能で、さらに形状による添加剤の被覆率も極めて高くなる。
トナーの体積平均粒径の範囲は、3〜12μmが好適である。図示例では、6μmとし、1200dpi以上の高解像度の画像にも十分対応することが可能である。
磁性粒子は、特許文献2の図17に示されていると同様に、金属または樹脂をコアとしてフェライト等の磁性材料を含有し、表層はシリコン樹脂等で被覆されたものである。粒径は、20〜50μmの範囲が良好である。また、抵抗は、ダイナミック抵抗で10〜10Ωの範囲が最適である。ただし、測定方法は、磁石を内包したローラ(φ20;600RPM)に担持して、幅65mm、長さ1mmの面積の電極をギャップ0.9mmで当接させ、耐圧上限レベル(高抵抗シリコンコートキャリアでは400Vから鉄粉キャリアでは数V)の印加電圧を印加した時の測定値である。
磁性キャリアは、キャリアの芯剤となるフェライトにアクリル等の熱可塑性樹脂とメラミン樹脂とを架橋させた樹脂成分に、帯電調整剤を含有させたものである。このコート膜削れの無いキャリアの現像剤と、規定本数の溝を有したV溝現像スリーブの採用により、高速高画質を両立させた現像装置を達成させることができた。
ここで、高画質化には、特許文献2の段落「0037」および図11に記載されているように、現像剤中の磁性キャリアの粒径を小粒化することで大きく向上することが好ましい。例えば、キャリア粒径が50μm以上では明度70〜90領域のハーフトーンドット画像で、粒状度0.3程度のところでも、35μm程度まで下げると、粒状度が0.1と3倍近くも向上してしまう。そのため、高画質化に小粒径キャリアの採用は不可欠となっている。
また、高画質を維持するためには、特許文献2の同段落および図12〜図14に記載されていると同様に、現像剤の汲み上げ量(ρ:現像ドクタの通過剤量)の安定化と現像剤の劣化を抑えることが必要になる。現像剤の汲み上げ量(ρ)および現像剤の劣化に対しては、現像ドクタ73に対向しているマグネットローラ72の磁極による磁力分布、現像スリーブ表面形状および現像剤表面形状により大きく影響される。現像スリーブ表面や現像剤コート層の経時使用での摩耗により、現像剤汲上げ量の低下変動が生じ、画質のボソツキ化を招いていた。
さらに、従来より現像スリーブ650の表面は、幅方向(長手軸方向)にわたるスリーブ外周方向の複数箇所に幅方向に延在する溝(凹部)を有したものや、サンドブラスト処理が施されたものが採用されている。溝を有する現像スリーブを用いた場合、溝部と非溝部とで、現像領域において対向する感光体表面との距離が変わるため、現像電界の変化が発生してしまう。また、前述の小粒径キャリアの採用による粒状度の向上を達成しても、経時における現像剤コート層の摩耗に伴う現像剤汲上げ量の低下が原因となる、ボソツキ画像で相殺されてしまう。これらの摩耗現象に伴う現像剤搬送性の低下は、高速タンデム型画像形成装置に用いる現像装置のように、現像スリーブ650の回転数が高くなるほど摩耗が促進されて顕著になる。そのため、今後の高速高画質機にとっては大きな技術課題となっている。
特許文献2の段落「0038」〜「0041」および図12〜図18に記載されているように、上記V溝を有する現像スリーブの採用により、安定した現像剤搬送性を得ることができるようになった。ところが、V溝による良好な現像剤搬送性が、現像スリーブ650の幅方向(幅方向)の両端部でも確保されると、現像スリーブ内部のマグネットローラ72の端部の磁力集中の影響で、現像剤が現像スリーブ650の作像領域の端部に流入する。この流入によって、現像ニップ部の幅方向の両端部での剤密度が上昇する。すると、感光体40と現像スリーブ650の端部表面間での剤圧が上昇し、現像スリーブ表面の両端部に現像剤が固着したり、その両端部から現像剤落ちが発生したりする虞があった。この現像スリーブ表面の剤固着は、感光体の表面層剥離や、端部地汚れ画像、また駆動負荷によるバンディング画像、クリーニング不良など、画像形成装置に対して大きなダメージを与えることになる。また、この現象は高画質化のために従来機に対して、粒径を小粒径化させた現像剤および現像ギャップGpの狭化の影響で加速される状況にあることが分かってきている。
そこで、特許文献2記載の技術では、段落「0043」〜「0046」および図1および図20に記載されている構成を採用している。これにより、特許文献2記載の技術によれば、段落「0047」に記載されている実施形態の効果を奏するものである。このような構成・効果のうち、後述の本実施形態では、図1に詳しく示されている構成、すなわち、現像スリーブ650の両端部(非V溝形成領域)における外径が、中央部(V溝形成領域)の外径よりも小さくなるようにしている。このような寸法設定にすることにより、素管の引き抜き加工後に端部を切削加工するという比較的簡単な加工によって、上記現像スリーブの両端部(非V溝形成領域)を形成することができる。
(第1の実施形態)
図1〜図3を参照して、第1の実施形態を説明する。図1および図3では、現像ユニット(現像装置)61の要部を拡大して示しており、また複写装置本体100の奥側の要部のみを示している。現像スリーブ650の詳細は、特許文献2の図1に示されているものと同様であるが、本実施形態では図の簡明化のためその細部を省略し要部を誇張して示している(以下、同様)。
本実施形態は、上述した図11〜図13に示した従来の現像ユニット(現像装置)61を備えた複写機と比較して、感光体40に対向する現像スリーブ650の両端部651(感光体40の画像形成領域に対応する作像領域を含む中央部の外径よりも外側に位置する現像スリーブ650の各端部であってその外径が小さく形成されている小径段差部を示す)の位置に、緩衝部材としてのサイドシール103を具備する点、およびサイドシール103と共に、トナー飛散防止部材としてのトナー飛散防止シール104を貼着・具備する点のみが相違する。
本実施形態では、換言すれば、現像スリーブ650の両端部651の感光体40に対向する位置にサイドシール103(緩衝部材)を配置したことを特徴としている。上記相違点の他は、図11〜図13に示した現像ユニット61を備えた複写機と同様である。
現像側板ケーシング95には、図3にメッシュ状のハッチングで示すように、シール貼り付け面951を確保してある。緩衝部材としてのサイドシール103と共にトナー飛散防止シール104を、シール貼り付け面951に貼り付けた状態を図1に示す。
トナー飛散防止シール104は、サイドシール103の表面上に予め図2に示す両面テープ99で貼着されたサブアッシィ状態で取り扱われる部品の移動単位・形態となっている。このため、作業者はサブアッシィ状態のサイドシール103を、シール貼り付け面951に正しく貼り付けるだけでよく、作業性向上に寄与している。
サイドシール103は、薄いシート状のものであり、両面テープにより貼り付け面951に貼り付ける。また、サイドシール103の材料としては、ポリウレタンゴム・シートまたはポリエステルフィルム・シート等の可撓性のある材料を用いることで、現像スリーブ650の各端部651に沿わすことが可能で貼り付け性を向上している。また、ポリウレタンゴム・シートまたはポリエステルフィルム・シートは摺動性および弾性を有するので、現像スリーブ650および感光体40に接触しても傷を付けない。
ちなみに、ポリウレタンゴム・シートの硬さは92Hs(JIS K6253)であり、また薄いポリエステルフィルム・シートの硬さも同程度であるため、感光体40の有機感光層のそれと比較して十分柔らかいので、傷を付けない。
さらには、ポリウレタンゴム・シートやポリエステルフィルム・シートは、コストも安く入手性も良好であるからサイドシール103の材料としては好適である。サイドシール103は、現像スリーブ650の両端部651で外径が小さい部位に固定配置する。
トナー飛散防止シール104は、図2に示すように、基布104a上にテフロン(登録商標)製の繊維を植設すると共に、基布104aの下に極薄の両面テープを貼着したパイル状のものであり、従来から使用されているものである。トナー飛散防止シール104の厚さtaは、1mm程度が好ましく、これより厚くしてもトナー飛散防止に関して良好な結果を得られなかった。トナー飛散防止シール104によれば、テフロン(登録商標)製の繊維によってトナーを捕捉しその飛散を防止することができる。
サイドシール103は、上述したようにトナー飛散防止シール104とのサブアッシィ品であり、図1に示したように重ね合わせた状態で現像スリーブ650の両端部651に貼り付けられるため、後述する自身の感光体40に対する傷付き防止効果に加えて、トナー飛散防止効果も発揮することができる。
(変形例)
次に、図4〜図7を参照して、サイドシール103の厚さに関する変形例を説明する。図5は、図4のA部を拡大したものである。
図4に示す感光体40の位置決め方式および駆動系は、図14および図15に示したそれと比較して、感光体40の各端板に固定された軸41を前後一対の面板101,102に装着された軸受81を介して回転自在に支持する方式である点、および軸41の一端部に固定された図示しないギヤなどを介して回転駆動される方式である点が主に相違する。何れの位置決め方式にしても、図4に示しているように、現像スリーブ650の軸652の中心と感光体40の軸41の中心とが一定の寸法・距離Lに最終的に保持され、かつ、間隙Gpが一定に確保される点は、共通である。現像スリーブ650の各軸652は、軸受80を介して各面板101,102に回転自在に支持される。
図4および図5において、現像スリーブ650の中央部の外径をD1、各端部652の外径をD2、サイドシール103の厚さをt、感光体40の表面と現像スリーブ650の中央部の表面との間隙をGpとする(以下、同様)。
(1)感光体40に傷が付かない条件
図6は、サイドシール103を厚くして現像スリーブ650の中央部よりもサイドシール103を凸とした例を示している。この場合、図4に示した面板101,102を取り付ける前、現像スリーブ650が感光体40に近づいても当たりを防止できる。
一方、図7は、サイドシール103を薄くして現像スリーブ650の中央部よりもサイドシール103を凹とした例を示している。この場合、図4に示した面板101,102を取り付ける前、現像スリーブ650が感光体40に近づくと当たりが発生してしまう。それ故に、図6の構成が必要であり、それを式で表したのが次式1である。
t>(D1−D2)/2‥‥式1
本構成により組付時や輸送時の当たりが防止可能となる。ただし、サイドシールが厚すぎると通常の画像形成動作時に現像スリーブ650および感光体40の回転摩擦力により巻き込む新たな課題が生じるので、以下に説明する。
(2)サイドシール103が巻き込まない条件
図8および図9は、現像スリーブ650の端部651での断面図である。図9に示す状態では、サイドシール103が厚すぎて現像スリーブ650の端部651と感光体40の表面との間に挟まれてしまい、現像スリーブ650と感光体40とが同図中細矢印方向に回転すると、その回転摩擦力により同図中太矢印で示す下方向へ引っ張られてしまい、サイドシール103の巻き込みが発生する。
一方、図8に示す状態では、サイドシール103が厚すぎないので現像スリーブ650の端部651と感光体40の表面との間に挟まれず、現像スリーブ650と感光体40とが同図中細矢印方向に回転しても巻き込みが発生しない。それ故に、図8の構成が必要であり、それを式で表したのが次式2である。
t<Gp+(D1−D2)/2‥‥式2
(3)感光体40に傷が付かずサイドシール103の巻き込みが発生しない条件
式1、式2を総合すると次式3を得る。
(D1−D2)/2<t<Gp+(D1−D2)/2‥‥式3
サイドシール103と現像スリーブ650との間に現像剤(特には磁性キャリア)が介入すると現像スリーブ650に傷が付いたり、あるいは現像剤が固着したり、式2の関係を満足しているにも関わらず巻き込みが発生する場合があった。そのため、図10に示すように、現像スリーブ650の現像剤担持部の外側(端部651の外側寄りの位置)にサイドシール103を配置するのが望ましい。
本実施例は、図1〜図3に示した構成および下記条件を反映した実験用複写機を用いて、感光体40の傷付き状態、サイドシール103の巻き込み状態、トナー飛散状態の3点に着目して実験を実施した(後述の実施例2および3でも同様)。実験に用いた上記複写機の改造品は、図14および図15に示した感光体40の位置決め・駆動方式を採用している(後述の実施例2および3でも同様)。
[実験条件]
間隙(現像ギャップ)Gp: 0.3mm
現像スリーブ650の中央部の外径D1: φ25mm
現像スリーブ650の端部651の外径D2: φ24.8mm
サイドシール103の厚さt: 0.2mm
サイドシール103の材質: ポリウレタンゴム
現像スリーブ650の表面状態:V溝深さ0.15mm(端部651に0.05mmのV溝が残るが問題無し)
現像ドクタ73での現像剤通過量(いわゆる汲み上げ量):40mg/cm
[実験結果]
感光体40の傷付き、およびサイドシール103の巻き込みが全く無く、良好な結果が得られた。また、サイドシール103が無いものに比べ、トナー飛散状態も良好な結果が得られた。
本実施例は、実施例1とは以下に記載する実験条件のみを変えて行ったものである。
[実験条件]
間隙(現像ギャップ)Gp: 0.25mm
現像スリーブ650の中央部の外径D1: φ16mm
現像スリーブ650の端部651の外径D2: φ15.9mm
サイドシール103の厚さt: 0.1mm
サイドシール103の材質: ポリエステルフィルム
現像スリーブ650の表面状態: サンドブラスト処理(10点平均粗さRz:13μm)
現像ドクタ73での現像剤通過量(いわゆる汲み上げ量):40mg/cm
[実験結果]
感光体40の傷付き、およびサイドシール103の巻き込みが全く無く、良好な結果が得られた。また、サイドシール103が無いものに比べ、トナー飛散状態も良好な結果が得られた。
実験条件としては、実施例1の各条件(ただし、サイドシール103の厚さtのみを除く)で別々に行うと共に、現像剤の汲み上げ量(mg/cm)を30,40,50の3種に変化させ、かつ、サイドシール103の厚さtをパラメータとして、0.1mm、0.2mm、0.3mmの3種に変化させて行った。その結果を表1に示す。
表1中、Fは現像スリーブ650および感光体40の前側(図4において下側)を、Rは現像スリーブ650および感光体40の後側(図4において上側)をそれぞれ表している。
また、記号○は、判定結果OK(オーケー)を、記号△はサイドシール103の変形が発生したことを、記号×はサイドシール103の巻き込みが発生したことを、記号※は感光体40への傷付きが発生したことを、それぞれ表している。
Figure 2009058944
表1の実験結果から、サイドシール103の厚さtが0.3mm以上であると、サイドシール103の巻き込みの前兆である変形の不具合が発生し、厚さtが0.1mmであると感光体40への傷付きが発生したので、0.1mm<t<0.3mmの範囲が好ましいと言える。サイドシール103の厚さtについては、式2の積み上げ計算のとおり、t<0.3mmで変形、巻き込みは発生しない。
また、現像剤担持部の外側にサイドシール103を配置したので、現像剤の汲み上げ量の変化の影響はみられなかった。
なお、現像スリーブ650および感光体40は、それらの前後で対称の設計となっているが、サイドシール103の厚さtが0.3mmのときに、後側にのみサイドシール103の変形が発生したことは機械的なバラツキと判断される。
以上述べたとおり、第1の実施形態、その変形例および実施例1〜3によれば、上述の発明の効果の欄に記載した効果を奏することは無論である。
本発明は、二成分現像剤方式の現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジに適用するときに、現像剤担持体の外径のうち、像担持体上の画像形成領域に対応する作像領域を含む中央部の外径よりも外側に位置する両端部の外径を小さく形成している内容をそのまま利用できるので、後はその両端部に緩衝部材を配置すればよいこととなるので、非常に簡単な構成で像担持体の傷付き防止を図れるものであった。
一方、一成分現像剤方式の現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジでは、現像剤担持体の外径のうち、像担持体上の画像形成領域に対応する作像領域を含む中央部の外径よりも外側に位置する両端部の外径を小さく形成していない場合には、機械加工等の追加を行うことによって二成分現像剤方式の場合と同様に適用可能である。
本発明を特定の実施形態や変形例、実施例等について説明したが、本発明が開示する技術的範囲は、上述した実施形態や変形例、実施例等に例示されているものに限定されるものではなく、それらを適宜組み合わせて構成してもよく、本発明の範囲内において、その必要性および用途等に応じて種々の実施形態や変形例あるいは実施例を構成し得ることは当業者ならば明らかである。
第1の実施形態を示す現像装置において、サイドシールおよびトナー飛散防止シールを貼り付けた状態を表す外観斜視図である。 トナー飛散防止シールの仕様・厚さを説明する説明図である。 第1の実施形態を示す現像装置において、サイドシールおよびトナー飛散防止シールを貼り付けるためのシール貼り付け面を表す外観斜視図である。 第1の実施形態の変形例における現像スリーブおよび感光体の位置決め方式を説明する要部の平断面図である。 図4のA部を拡大した平断面図である。 変形例において、感光体に傷が付かない条件を求めるための要部の平断面図である。 変形例において、感光体に傷が付かない条件を求めるための要部の平断面図である。 変形例において、サイドシールが巻き込まない条件を求めるための要部の正断面図である。 変形例において、サイドシールが巻き込まない条件を求めるための要部の正断面図である。 サイドシールを、現像スリーブの端部における現像剤担持部の外側に配置した状態を示す要部の平断面図である。 本発明を適用するタンデム型のカラー複写機の全体構成図である。 図11における画像形成手段の細部構成を説明する断面図である。 図11における画像形成手段の構成図である。 (a)は、従来装置における現像スリーブおよび感光体の位置決め方式を説明する要部の平断面図、(b)は、面板の位置決め構成を示す側面図である。 従来装置における現像スリーブおよび感光体の位置決め方式における感光体への傷付きを説明する要部の平断面図である。
符号の説明
10 中間転写ベルト(中間転写体)
17 中間転写ベルトクリーニング装置
18 画像形成手段
18Bk、18Y、18M、18C 画像形成ユニット
20 タンデム画像形成部
21 露光装置
22 2次転写装置
24 2次転写ベルト
25 定着装置
40、40Bk、40Y、40M、40C 感光体(像担持体)
42 給紙ローラ
61Bk、61Y、61M、61C 現像ユニット(現像装置)
62 一次転写装置(転写ローラ)
63Bk、63Y、63M、63C 感光体クリーニング装置
64 除電装置
65 現像ローラ
66 攪拌部
67 現像部
68 スクリュー(現像剤攪拌搬送部材)
72 マグネットローラ(磁界発生手段)
73 現像ドクタ(現像剤規制部材)
100 複写装置本体(画像形成装置本体)
101,102 面板
103 サイドシール(緩衝部材)
104 トナー飛散防止シール
650 現像スリーブ(現像剤担持体)
651 端部・小径段差部(現像剤担持体の両端部)
951 シール貼り付け面
D1 現像スリーブの中央部の外径
D2 現像スリーブの端部の外径
Gp 現像ギャップ・間隙
t サイドシールの厚さ

Claims (10)

  1. 現像剤を表面に担持して該表面が移動することにより像担持体に対して対向している現像領域に上記現像剤を搬送する現像剤担持体を備えた現像装置において、
    上記現像剤担持体の外径のうち、上記像担持体上の画像形成領域に対応する作像領域を含む中央部の外径よりも外側に位置する両端部の外径を小さくし、
    上記像担持体に対向する上記両端部の位置に緩衝部材を具備したことを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1記載の現像装置において、
    上記現像剤担持体の上記中央部の外径をD1、上記各端部の外径をD2、上記緩衝部材の厚さをtとしたとき、
    t>(D1−D2)/2の関係を満たすことを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1記載の現像装置において、
    上記現像剤担持体の上記中央部の外径をD1、上記各端部の外径をD2、上記緩衝部材の厚さをt、上記像担持体と上記現像剤担持体の中央部との間隙をGpとしたとき、
    t<Gp+(D1−D2)/2の関係を満たすことを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1記載の現像装置において、
    上記現像剤担持体の中央部の外径をD1、上記各端部の外径をD2、上記緩衝部材の厚さをt、上記像担持体と上記現像剤担持体の中央部との間隙をGpとしたとき、
    (D1−D2)/2<t<Gp+(D1−D2)/2の関係を満たすことを特徴とする現像装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一つに記載の現像装置において、
    上記緩衝部材は、上記現像剤担持体の現像剤担持部よりも外側に位置することを特徴とする現像装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一つに記載の現像装置において、
    上記緩衝部材は、可撓性を有することを特徴とする現像装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか一つに記載の現像装置において、
    上記緩衝部材は、ポリウレタンゴムであることを特徴とする現像装置。
  8. 請求項1ないし6の何れか一つに記載の現像装置において、
    上記緩衝部材は、ポリエステルフィルムであることを特徴とする現像装置。
  9. 像担持体と、該像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、上記像担持体上の潜像を現像する現像装置と、上記像担持体上のトナー像を転写材に転写する転写手段とを備えた画像形成装置において、
    上記現像装置が、請求項1ないし8の何れか一つに記載の現像装置であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 像担持体と該像担持体上の潜像を現像する現像装置とを少なくとも備え、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    上記現像装置が、請求項1ないし8の何れか一つに記載の現像装置であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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