JPH05303272A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置

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JPH05303272A
JPH05303272A JP4131678A JP13167892A JPH05303272A JP H05303272 A JPH05303272 A JP H05303272A JP 4131678 A JP4131678 A JP 4131678A JP 13167892 A JP13167892 A JP 13167892A JP H05303272 A JPH05303272 A JP H05303272A
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JP
Japan
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image
developing
developer
gap
photosensitive drum
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Application number
JP4131678A
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English (en)
Inventor
Toshio Miyamoto
敏男 宮本
Hiromichi Yamada
博通 山田
Michio Ito
道夫 伊藤
Hideo Nanataki
秀夫 七瀧
Akihiko Takeuchi
竹内  昭彦
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の感光体ドラムと現像スリーブは全長に
わたり一様であり、現像領域におけるこれら二物間のS
D隙間を保持するSDコロの厚みは、SD隙間と同じと
なっている。このため、SD隙間を約250μm以下に
しようとするとSDコロの厚みは約250μm以下とな
り製作困難であり、寿命も問題がある。 【構成】 感光体ドラム1及び現像スリーブ14の両端
に段差を設けた。これにより、SD隙間d1 に対してS
Dコロ21の厚みはd2 となり、d2 >d1 で段差分だ
けSDコロ21の厚みが増加するので、例えば感光層2
2を40μm、樹脂層23を10μmとするとSD隙間
200μmとしてもSDコロ21の厚みd2 は250μ
mとできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写装置、情
報記録装置などの画像形成装置に用いられている現像装
置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真複写装置などの画像形
成装置では、互いに一定の間隔をおいて配置されている
潜像担持体と現像剤担持体との間の現像部へ現像剤担持
体で現像剤(トナー)を供給し、かつ潜像担持体と現像
剤担持体との間に現像バイアス電圧を印加することによ
って、上記潜像担持体に形成されている潜像の現像が行
われている。
【0003】上記潜像の現像を行う現像装置の1つとし
て、直流バイアスに交流バイアスを重畳させた現像バイ
アス電圧を印加することによって現像を行うものがある
(特開昭55−18659号公報)。又、米国特許明細
書第4395476号などに見られるジャンピング現像
法や、特開昭58−97071号公報等のフロート電極
現像法等、数多くの方法および装置が提案され、かつ、
製品に適用されている。
【0004】この現像装置が用いられている画像形成装
置では、トナー供給動作は潜像の選択的被現像性が十分
発揮される距離にトナーを運搬する事を目的に行い、現
像部に交流電界を印加することにより、トナー粒子が潜
像と現像剤担持体との間で往復運動を行う過程で一つ一
つの粒子にほぐされるから、現像効果が高くなり、潜像
部位にトナー粒子が緻密に付着する。その結果、再現性
に優れた鮮明な画像を得ることができる。
【0005】以下に、絶縁性一成分磁性現像剤を用いた
画像形成装置について、図15、図16を参照しながら
説明する。
【0006】潜像担持体である感光体ドラム101は、
直径30mmのドラム状である。感光体ドラム101
は、一次帯電器(図示せず)で負に一様に電位Vd に帯
電された後に、レーザービーム等の露光手段で露光さ
れ、感光体ドラム101にはネガ潜像(電位VL )が形
成される。この潜像を現像装置100により反転現像す
る。ここで反転現像とは、電荷を減衰した部分に主とし
て現像スリーブ102との摩擦により潜像極性と同極性
(負)に帯電した一成分磁性現像剤で現像するものであ
る。上記現像装置100は、アルミニウム、ステンレス
等の非磁性金属からなる直径16mmの現像スリーブ1
02を有する。
【0007】現像スリーブ102にはマグネットロール
111が内包され、マグネットロール111には四つの
磁極N1,N2,S1,S2が設けられている。磁極N
1および磁極S2は現像スリーブ102の長手方向に沿
って一様な強さの磁力を発生する。
【0008】現像スリーブ102の外面には砥粒(アラ
ンダム#400)によってブラスト処理が施されてい
る。ブラスト処理の範囲は図16に示す様に現像スリー
ブ102のトナー11による現像領域Aであり、該領域
Aには画像が形成される転写材の幅を示す領域Bが含ま
れている。領域Bに含まれている領域Cは転写材上の画
像形成領域を示す。感光体ドラム101、現像スリーブ
102は両端部のSDコロ121の存在する部分まで一
様な直径を有し、感光体ドラム101はほぼ全長にわた
り感光層22を有する。
【0009】現像スリーブ102の両端部と現像剤容器
104との間には隙間が形成され、該隙間はシール部材
109で覆われている。シール部材109は現像剤容器
104に固着され、かつ現像スリーブ102に押し付け
られている。シール部材109と現像スリーブ102と
の接触部位はトナー11の現像領域Aの外に位置する。
【0010】現像スリーブ102の上方には、鉄などの
金属からなる磁性ブレード105が現像スリーブ102
と一定の間隙をおいて配置されている。現像スリーブ1
02と磁性ブレード105との間隙は約250μmであ
る。磁性ブレード105とマグネットロール111とは
互いに協働して集中磁界を形成し、該集中磁界によって
現像スリーブ102に担持された絶縁性一成分磁性トナ
ー11は所定の層厚を有するトナー層103に形成され
る。現像スリーブ102の回転に伴い、トナー層103
は感光体ドラム101に近接される。現像スリーブ10
2には、電源108から直流成分Vdcに交流成分(ピー
ク・ツー・ピーク電圧VPP 、周波数f)の矩形波を重
畳したバイアス電圧が印加され、現像スリーブ102と
感光体ドラム101との間には電界が形成されている。
【0011】矩形波の一つの波の始めの時間t1 では現
像スリーブ102から感光体ドラム101方向にトナー
粒子を転移させる電界が形成され、同じく一つの波の終
りの時間t2 からは、感光体ドラム101に転移したト
ナー粒子を逆に現像スリーブ102に戻す方向に電界が
形成される。
【0012】この交互電界によって現像スリーブ102
と感光体ドラム101との間でトナー粒子の転移、逆転
移が繰り返され、現像過程は進行する。現像は感光体ド
ラム101と現像スリーブ102との間がその曲率によ
り離れるにつれて収束し、画像濃度が高く、地かぶりの
少ない画像を得ることができる。交流バイアスの周波数
は1000〜2000Hz、その電圧は1100〜18
00VPP 程度に設定されるのが通常である。
【0013】なお、この画像形成装置では、感光体ドラ
ム101の非画像部電位Vd を−700V、画像部電位
L を−100Vとし、感光体ドラム101と現像スリ
ーブ102との間隙を300μmとしている。
【0014】図16は感光体ドラム101、現像スリー
ブ102の間隙付近の概念図である。感光体ドラム10
1と現像スリーブ102の間隙(以下SD間隙と称す)
1を保つ間隙保持部材は現像スリーブ102両端に嵌
合したキャップ式のSDコロ121である。このSDコ
ロ121が感光体ドラム101の表面に接触回転するこ
とにより、現像スリーブ102と感光体ドラム101で
SD間隙d1 を保っている。このSDコロ121はデル
リン(デュポン社商標アセタール樹脂)等の部材ででき
ている。感光体ドラム101と現像スリーブ102の現
像領域AでのSD間隙d1 は50〜600μm、好まし
くは100〜400μmである。この時、現像スリーブ
102と感光体ドラム101とのSD間隙d1 はトナー
薄層の厚さとの関係もあるが、できるだけ狭くすること
が望まれる。本例での該間隙d1は300μmであるの
でSDコロ121の間隙保持領域Dの肉厚d2 は300
μm、薄肉部分Eの肉厚d3 は250μmである。薄肉
部分の長さEは、間隙保持領域Dと併せてSD間隙を安
定に保つために必要なものである。
【0015】現像バイアスとしては、−500Vの直流
バイアスVdcに1800VPP の交流バイアスが重畳さ
れているものである。これらの条件下で行うことによ
り、べた黒画像濃度1.30D、そしてライン再現性の
良い画像を得ることができる。
【0016】また、SD間隙保持方法としては現像スリ
ーブの軸に円盤状の部材をベアリング等を介して付け、
その部材の円周を感光体ドラムに当接する方法もある。
【0017】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら最近
印字画像の高画質化が求められるようになり、感光体ド
ラムと、現像スリーブの間隙(SD間隙)を従来の30
0μmから約200μmに狭くする方向に進んでいる
が、これに関して以下に示すような問題があった。
【0018】すなわち、SD間隙を狭くするとSD間隙
保持部材(SDコロ)の肉厚を薄くしなければならずS
Dコロの成形性、寸法精度、SDコロの割れ、変形に対
する寿命などの点で問題が生じる。
【0019】最も問題なのはSDコロの成形性である。
SDコロは図16のSDコロ121に示すようにつばと
なった間隙保持領域D、円筒形の薄肉部分Eを有し、端
部には端板121aで閉塞されている形状をしており、
間隙保持領域Dにおける肉厚d2 が例えば200μmの
SDコロでは、この円筒形薄肉部Eの部分の厚さd3
約150μm程度である。金型でSDコロを成形する場
合、この円筒形薄肉部Eの成形が充分できないことが多
い。従来のSD間隙300μm用のSDコロでは円筒形
薄肉部Eでも厚さ約250μmであるため充分に成形で
きた。
【0020】一般にSD間隙250μmのコロが、量産
成形する限界である。又、強度上からSD間隙約200
μmが限界である。SDコロを金型で成形せずに丸棒か
ら削り出す方法もあるが量産性、コストの点から現実的
でない。
【0021】従って本発明の目的は、SDコロを用い且
つ像担持体と現像剤担持体間の隙間を小さくすることに
より、細線再現性がよく、しかも濃度の高いべた黒画像
を得ることができ、安定した画像を出力でき、耐久性の
高い現像装置を提供することである。
【0022】潜像の選択的被現像性はトナーの帯電極
性、或は帯電量が一様である場合に発揮されるが、実際
には微少な量ではあるが帯電極性の異なる、或は帯電量
の異なる異質トナーが含まれており、潜像の選択的被現
像性は必ずしも十分でなくなる。また、潜像の不均一
性、及び複数の潜像による相乗効果、或は感光体表面と
トナーとの間に働くファンデルワールス力等も潜像の被
現像性選択性を妨げる。
【0023】従ってこのような場合には、画像上に「か
ぶり」と呼ばれる画像コントラストを悪化させるバック
グランド汚れが発生する。
【0024】従来の画像形成装置では白紙排出等の動作
においてもこの「かぶり」像の一部は転写されて、排出
された白紙は本来の白紙に比べて白色度が下がってしま
う。例えばカット紙を転写材として使用する最も一般的
な使われ方においては、再びこの白紙を通紙する場合が
考えられるが、この場合「かぶり」像の重ね転写が行わ
れるために著しくコントラストの低い画像となってしま
う可能性があった。
【0025】このような潜像の選択的被現像性を維持す
るためにはSD間隙が耐久的に維持されることが必要で
あるが、従来例のSDコロを用いると強制的に問題があ
り、SD間隙が経時的に変化し、選択的被現像性を損
う。選択的被現像性が低下するといわゆる「かぶり」が
生ずる。
【0026】本発明の他の目的は白紙通紙時における
「かぶり」の現象を防止すると共に潜像形成時における
選択的被現像性のすぐれた画像形成装置を提供すること
を目的とし一態様としてSDコロを用い且つ像担持体と
現像剤担持体間の隙間を小さくすることにより、細線再
現性がよく、しかも濃度の高いべた黒画像を得ることが
でき、安定した画像を出力でき、耐久性の高い現像装置
を備えた画像形成装置を提供するものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は現
像剤担持体の両端部に同心の間隙保持部材を設け、該間
隙保持部材を像担持体の両端部外周と接して、現像領域
における像担持体と現像剤担持体の間隙を一定に保つよ
うにした現像装置において、像担持体及び現像剤担持体
の前記両端部と現像領域との間に段差を設け、該段差は
該現像領域の直径が前記両端部の直径よりも大なること
を特徴とする現像装置である。
【0028】本発明の第2の発明は現像剤担持体の両端
部に同心の間隙保持部材を設け、該間隙保持部材を像担
持体の両端部外周と接して、現像領域における像担持体
と現像剤担持体の間隙を一定に保つようにした現像装置
において、像担持体又は現像剤担持体の前記両端部と現
像領域との間に段差を設け、該段差は該現像領域の直径
が前記両端部の直径よりも大なることを特徴とする現像
装置である。
【0029】上記本発明によれば高画質化のために像担
持体(感光体ドラム)と現像剤担持体(現像スリーブ)
の間隙を従来の約300μmから200μm以下に狭く
しても間隙保持部材を超薄肉にする必要がなくなる。こ
れは、間隙保持部材の量産性、成形性、寿命の点におい
て大変有効である。
【0030】本発明の第3の発明は現像剤担持体の両端
部に同心の間隙保持部材を設け、該間隙保持部材を像担
持体の両端部外周と接して、現像領域における像担持体
と現像剤担持体の間隙を一定に保つようにした現像装置
を有し、潜像が形成された像担持体に現像剤担持体によ
って現像剤を供給し、潜像と現像剤との引力或は斥力に
よって選択的に像担持体に現像を付着させて顕像化し、
像担持体上の現像剤像を像支持材に転写・定着して永久
固着像を得る乾式画像形成装置に於いて、像担持体の移
動方向の所定長さに亘り現像剤像を形成しない場合に、
それに対応する像担持体の範囲に対して該現像剤担持体
は現像剤の供給を減少若しくは中止することを特徴とし
た画像形成装置である。
【0031】本発明の第4の発明は前記現像装置は像担
持体及び現像剤担持体の前記両端部と現像領域との間に
段差を設け、該段差は該現像領域の直径が前記両端部の
直径よりも大なることを特徴とする第3の発明に記載の
画像形成装置である。
【0032】本発明の第5の発明は前記現像装置は像担
持体又は現像剤担持体の前記両端部と現像領域との間に
段差を設け、該段差は該現像領域の直径が前記両端部の
直径よりも大なることを特徴とする第3の発明に記載の
画像形成装置である。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。
【0034】「実施例1」図1は、本発明の1実施例に
係る現像装置を備えた画像形成装置を示す概略構成図で
ある。
【0035】図1に示すように、本画像形成装置は、像
担持体として電子写真感光体を外周に層持した感光体ド
ラム1を有する。像担持体は誘電体とすることもでき
る。感光体ドラム1の周囲には静電潜像形成部20、感
光体ドラム1上の潜像を現像してトナー像として可視化
する本実施例の現像装置10、可視化されたトナー像を
図示しない転写材上に転写する転写部30、感光体ドラ
ム1上の残留トナーをクリーニングするクリーニング部
40が配置される。潜像形成部20、転写部30、クリ
ーニング部40は当業者に周知であるので、これ以上の
説明は省略する。
【0036】現像装置10は、一成分現像剤として磁性
トナー11を収容した現像容器12と、現像容器12内
のトナー11を担持して容器12から感光体ドラム1と
対向した現像部13へと搬送する現像剤担持体として現
像スリーブ14とを有する。本実施例では、現像剤担持
体は回転駆動されるスリーブ状の現像スリーブ14とさ
れているが、ベルト状とすることもできる。上記現像剤
担持体、即ち現像スリーブ14内にはマグネットロール
15が不動に配設されている。
【0037】現像スリーブ14は、表面に、導電性微粒
子を含有する樹脂層23(図2参照)を有し、導電性微
粒子と樹脂による2次粒子が表面に突出しており、しか
もこの層の体積抵抗率が102 〜10-3Ωcmであり、
これによって、トナー11と現像スリーブ14表面との
接触抵抗を小さくしてトナー11のチャージアップをリ
ークさせ画像のゴーストを防止させるものである。導電
性微粒子として、導電率の高い平均粒径20ミリミクロ
ン程度のカーボン微粉末を使用し、バインダーとしては
熱硬化性のフェノール樹脂を使用し、次に示す処方の導
電樹脂ペーストを作った。
【0038】上記導電ペーストをディピング法、あるい
はスプレイ法によって円筒形アルミ基板24の表面にコ
ートし約10μmの導電性樹脂層23を形成し、熱硬化
を行なって現像スリーブ14を得た。
【0039】その特性としては、導電性樹脂層23の体
積抵抗が5×10-2cmである。本現像スリーブ14を
使うことにより前記従来例の砥粒にアランダムを用いて
ブラストした現像スリーブを使用するよりゴースト現象
のない高画質のプリントをすることが可能である。SD
間隙を狭くして高画質を得る本現像装置では本現像スリ
ーブ14の使用は不可欠である。
【0040】また、現像スリーブ14の上方には、現像
剤規制部材として厚さ1.0mmのウレタンゴムを用い
た弾性ブレード16を、現像スリーブ14に当接させて
設けてあり、現像スリーブ14上にトナー11の所定の
層を形成する。
【0041】現像スリーブ14上のトナー11の層は、
現像スリーブ14の回転に伴って現像容器12内から現
像部13へと搬送され、現像部13でマグネットロール
15の現像磁極S1によってトナー11が穂立ちし、そ
の状態でバイアス電源18により現像スリーブ14に対
して現像バイアスを印加して、現像部13に形成した電
界、好ましくは直流に交流を重畳した交互電界により、
現像スリーブ14上からトナー11が感光体ドラム1上
に飛翔し、トナー11が感光体ドラム1上の静電潜像に
付着して現像し、静電潜像をトナー像として可視化す
る。
【0042】図2は、本発明における現像装置の感光体
ドラム、現像スリーブそれらの間隙保持部分のSDコロ
付近を拡大した概略断面図である。
【0043】本実施例1においては、本発明により、感
光体ドラム1と現像スリーブ14の両方の両端部に間隙
保持領域Dと現像領域A間に段差を設けている。これに
よりSD間隙d1 よりSDコロ21の間隙保持領域Dに
おける肉厚d2 のほうが大きくなっている。
【0044】本実施例における段差であるが、感光体ド
ラム1については、SDコロ21は感光体ドラム1の円
筒形アルミ基板2のアルミ面2aに直接当接するように
している。一方現像領域Aには感光体ドラム1のアルミ
面2a上にOPCの感光層22が厚さ約40μm設けて
ある。これより感光体ドラム1にはSD間隙保持領域D
と現像領域Aで約40μmの段差がある。
【0045】また現像スリーブ14については、前述の
ように現像領域Aにおいて円筒形アルミ基板24のアル
ミ面24a上にカーボンコート樹脂層23を約10μm
有するので、SD間隙保持領域Dと現像領域Aで約10
μmの段差がある。
【0046】以上により本実施例1では、SD間隙保持
領域Dと現像領域Aで約50μmの感光体ドラム1、現
像スリーブ14の段差がある。
【0047】本実施例では高画質化のためにSD間隙d
1 を200μmとしている。本発明の採用により、現像
領域AでSD間隙を200μmとするためには、SD間
隙保持領域Dでは感光体ドラム1、現像スリーブ14の
間隔は250μmとなる。すなわちSDコロ21のSD
間隙保持領域Dにおける肉厚d2 は250μmで、薄肉
部分Eの肉厚d3 は200μmである。このため、SD
コロ21の成形が充分可能であり、強度的にも充分であ
る。
【0048】従来例でSD間隙を200μmとするため
には、SDコロ21のSD間隙保持領域Dでの肉厚d2
が200μmで、薄肉部分Eの肉厚d3 は150μmと
いうように非常に薄いコロを作成しなけれはならず、成
形が非常に困難である。従来例では感光体ドラム1の感
光層22にSDコロを当て、現像スリーブ14に段差を
設けていないため、この成形の問題は解決されず、従来
ではSD間隙200μm以下用のSDコロは成形不可能
であった。しかしこの問題は、感光体ドラムと現像スリ
ーブの両方の長手両端部に段差を設けた本発明において
初めて解決される。
【0049】なおSD間隙を300μmから200μm
にすることによって、画像のムラやハーフトーンのなめ
らかさなどが改善され現像スリーブのフレについても影
響されにくいという利点がある。
【0050】本発明を用いた実施例1によってプリント
耐久実験を行ったが、高品質の画像をトナーがなくなる
まで得ることができた。さらにSD間隙200μmでも
SDコロ21の肉厚は、間隙保持領域Dでd2 =250
μm、薄肉部分Eでd3 =200μmと従来品より約5
0μm厚くすることができるので安定して成形すること
ができた。本実施例は感光体ドラム1及び現像スリーブ
14の円筒形基板を全長にわたり、一様な直径としてあ
るので円筒形基板の加工が容易である。
【0051】「実施例2」図3に本発明を実施した他の
実施例の概略図を示す。前記実施例1と同部材には同符
号を付けてある。
【0052】本実施例2においては、SDコロ21の現
像スリーブ14への挿入部(E,D)が挿入される現像
スリーブ14の円筒形アルミ基板24の両端の外周を削
ることにより段差を大きくしたことに特徴がある。他の
構成については前記実施例1と同様で感光体ドラム1、
現像スリーブ14の両方に段差がある。本実施例2にお
ける円筒形アルミ基板24の削り量は、カーボンコート
樹脂層23部分の母材に対する半径方向切込量で100
μmとした。現像スリーブ14のカーボンコートの樹脂
層23(厚さ10μm)の厚さとあわせて110μmの
段差が現像スリーブ14の中間と両端間にある。前記実
施例1、と同様に高画質にするため現像領域AのSD間
隙はd1 =200μmとした。感光体ドラム1と現像ス
リーブ14の現像領域Aと、SD間隙保持領域Dとの段
差(d2 −d1 )は150μmであるのでSDコロ21
の間隙保持領域Dの肉厚d2 は350μm、薄肉部分E
の肉厚d3 は300μmである。
【0053】本発明により実施例2においても高画質の
ためにSD間隙200μmにしても、感光体ドラム、現
像スリーブの両方の両端部に段差があり、SDコロは、
安定して成形できる厚みであり、強度も十分にでき、本
発明の有効性が確認された。本実施例によれば感光層2
2、樹脂層23の厚みを薄くした場合においても、SD
コロ21のの必要とする厚みを確保できる。
【0054】「実施例3」図4に本発明の第3の実施例
の概略図を示す。前記実施例1又は2と同部材には同符
号を付けてある。
【0055】本実施例3においては、感光体ドラム1の
円筒形アルミ基板2の両端アルミ部分Fの外周を削るこ
とにより段差を大きくしたことに特徴がある。他の構成
については前記実施例1と同様で感光体ドラム1、現像
スリーブ14の両方に段差がある。本実施例3における
アルミ部分Fの削り量は半径で100μmとした。感光
体ドラム1には感光層22(厚さ40μm)とあわせて
140μmの段差がある。又、現像スリーブ14の樹脂
層23の厚さは10μmである。前記実施例1、と同様
に高画質にするために現像領域AのSD間隙はd1 =2
00μmとした。感光体ドラム1と現像スリーブ14の
現像領域AとSD間隙保持領域Dとの段差(d2 −d
2 )は150μmであるので、SDコロ間隙保持部の肉
厚d2 は350μm、薄肉部分Eの肉厚d3 は300μ
mである。
【0056】本発明により、実施例3においても高画質
とするためSD間隙200μmにしても、感光体ドラ
ム、現像スリーブの両方の両端部に段差があり、SDコ
ロ21は安定して形成できる厚みであり、強度も十分に
でき本発明の有効性が再確認された。
【0057】実施例2では現像スリーブの両端部のみ
を、実施例3では感光体ドラムの両端部のみを削った
が、現像スリーブ、感光体ドラムの両方を削ることもも
ちろん可能でさらにSDコロの厚みを増加するのに効果
的である。
【0058】「実施例4」図5に本発明を用いた現像装
置の感光体ドラムと現像スリーブを含む第4の実施例の
側断面図を示す。
【0059】この実施例はSDコロ21は薄肉部分がな
く一様な円筒形であり、間隙保持領域がほぼ全長にわた
る。感光体ドラム1は全長にわたり感光層22を有し、
段差を持たない。現像スリーブ14は外径16mmφの
アルミ製で、本実施例では図5に示すように現像スリー
ブ14のSDコロ21が嵌合する端部外周を切削により
半径で200μm削ってある。また、SDコロ21の半
径方向の厚みd2 は300μmである。このように構成
することにより、SDコロ21の厚みを必要以上に薄く
して耐久性を落すということなく、現像スリーブ14と
感光体ドラム1のSD間隙d1 を100μmに保持する
ことができ、細線再現性がよく、しかも濃度の高いべた
黒画像を得ることができ、安定した画像を得ることがで
きる。
【0060】本実施例では、SDコロ21の肉厚d2
300μm、切削の深さ、すなわち現像剤担持体の感光
体ドラム1の現像領域A間隔保持部材のSDコロ21と
の当接面即ち端部との段差を200μmとしたが、この
数値に限定されるものではなく、SDコロ21の厚さは
強度上約200μm以上、量産性を考慮すると250μ
m〜500μmが精度よく製造でき、この段差もそれに
応じ、100〜400μmで決定すればよい。
【0061】また、感光体ドラム1側の端部を切削して
も、同様の効果が得られることはいうまでもない。
【0062】「実施例5」次に図6に第5の実施例を示
す。現像スリーブ14は段差がなく全長にわたり一様に
コーティングされており端部にSDコロ21が嵌合して
いる。感光体ドラム1は現像領域Aのみ感光層(OPC
層)22が設けてある。本実施例で用いているSDコロ
21は実施例4で用いたものと同じ厚みd2 =300μ
mのものである。感光体ドラム1には、OPCドラムが
用いられている。感光体ドラム1の感光層22は、図7
に示すような構成となっており、円筒形アルミ基板2上
にUCL3からOCL6まで各層が塗られている。UC
L3,CGL4,CTL5は通常のドラムと同様の構成
で、厚さt1約40μmとなっている。最上層に、16
0μmの厚さt2でオーバーコートレイヤーOCL6が
形成されている。このOCL6は、樹脂中にテフロンを
分散したものである。各層は、樹脂と各々の剤(CT
剤、CG剤等)の溶液内にアルミのシリンダーをディピ
ングすることで形成される。
【0063】このように構成することにより、SD間隙
は100μmとなり、実施例4と同様の効果を得る
ことができ、さらに、金属を切削するといつた精密加工
が不必要となり製造コストが低くできた。また、最上層
にテフロン分散層を設けることによって感光体ドラム1
の表面の滑り性がよくなり、クリーニングなどによる感
光体ドラム1の削れも著しく減少し耐久性も向上した。
【0064】「実施例6」図8に本発明の第6の実施例
を示す。本実施例で用いているSDコロ21も実施例4
で用いたものと同じ肉厚d2 =300μmのものであ
る。感光体ドラム1には、全長にわたり感光層22を設
けたアモルファスシリコン(a−Si)ドラムが用いら
れている。現像スリーブ14は、円筒形アルミ基板24
の現像領域Aのみに導電性の樹脂層(カーボン、グラフ
ァイトを分散したフェノール樹脂)23を厚さt3 =1
50μmで塗工されている。このコートスリーブ技術の
詳細は、特開平3−012676号公報に示されてい
る。
【0065】以上のような構成を取ることにより、SD
間隙d1 =150μmとなり、実施例1と同様の効果を
得ることができ、又、コートスリーブを用いる長所をも
合わせ持つことが可能となった。
【0066】以上述べてきた実施例は、個々に適用する
だけでなく互いを組み合わせてもよい。
【0067】次に実施例1〜6のようなSD間隙保持方
法を用いて現像時は選択時被現像性がよく、且つ白紙排
出の場合において地かぶりの少なくなる現像装置を備え
た画像形成装置の実施例についてのべる。
【0068】「実施例7」例えば一成分磁性ネガトナー
を用いて反転現像を行う画像形成装置について図9及び
図10を用いて説明する。現像装置10は、現像スリー
ブ14及び表面のトナー11がいずれも感光体ドラム1
に接触していない、いわゆる非接触現像装置であり、例
えば上述した各実施例1〜6のようにSD間隙d1 を有
する。本実施例はトナーの種類、現像方式を限定するも
のではなく、他のトナーで正規現像を行う場合にも有効
である。
【0069】感光体ドラム1は図示矢印方向に回転して
いる。静電潜像形成部20で感光体ドラム1は一次帯電
器7によって負に一様にVd 電位に帯電され、不図示の
画像情報送信装置から送信されてくる画像情報に従って
露光8されて静電潜像をVL電位として形成する。現像
スリーブ14に内包されたマグネットロール15によっ
てトナー11を引きつけ、現像スリーブ14の回転によ
って感光体ドラム1側に運搬し、転写部30で転写帯電
器17により感光体ドラム1上に現像されたトナー像を
レジストローラ9対によってタイミングを調整されて搬
入されてくる転写材Pに転写し、定着装置19によって
定着して永久固着像として画像を形成する。
【0070】本実施例では非接触現像を用いているた
め、トナー11を感光体ドラム1表面或は表面近傍に供
給する必要がある。そこでそのトナー供給作用を、現像
スリーブ14に印加する現像バイアスとして現像部選択
電位Vdcに交番電圧VPPを重畳させる事によって実現し
ている。
【0071】静電潜像は図11に示すように静電ポテン
シャルVd とVL のコントラストとして得られるが、現
像部選択電位は通常これらの間の値を用い、VL 電位部
(露光部)だけを現像するように決定する。又、交番電
圧のVPPの値或は周波数としては十分量のトナーを感光
体ドラム1表面若しくは表面近傍に供給できる様なもの
を選ぶ。
【0072】本実施例においては感光体ドラム1と現像
スリーブ14との空隙を300μm、Vd =−600
V,VL =−100V,Vdc=−500V,VPP=2K
V、周波数を2KHzで良好な現像が得られた。
【0073】さて本実施例ではこの画像形成装置を、カ
ット紙一枚分或は複数枚分の画像情報をメモリー26に
蓄積可能なページ印刷機として用いる。ページ印刷機に
対しコンピュータ端末から画像情報を含む様々な動作指
令が送信されていくる。通常コンピュータから送られて
くる画像情報がメモリー容量を超えるか、若しくは改ペ
ージ指令が送信された場合に、画像形成装置は所定のカ
ット紙に画像を形成・定着して排出する。
【0074】本実施例の特徴はカット紙一枚分に相当す
るメモリー26に印字すべき画像情報が蓄積されたか否
かを制御回路27で監視し、画像情報が全く存在しな
い、すなわち白紙排出の場合には制御回路27はバイア
ス電源18を制御し前述の現像バイアスの交番成分VPP
を排除若しくは弱める機構を持つことにある。これによ
って現像スリーブ14上のトナー11は感光体ドラム1
の表面若しくは近傍に供給されなくなり、不用な「かぶ
り」等の異常現像を抑制する事が可能となる。この時の
感光体ドラム1表面の静電ポテンシャル(この場合光に
よる書き込みが行われないから全ての領域でVd に等し
い)と現像スリーブ14に印加するバイアスの関係を示
したものが図12である。図12では交番電界VPPを除
いた場合について示したが、トナー供給作用を低下させ
るという意味ではVPPを低下させてもよい。このような
方式においてはスイッチングノイズ等を発生しないとい
う点で有利である。また、感光体ドラム1表面の静電ポ
テンシャルとVdcを等しくすることによりトナー供給作
用のみならず、異質トナーを含む場合にでも現像性を最
小に押えることが可能となり、「かぶり」を低減させる
ことができる。この場合Vd =Vdcであれば良いのであ
って、感光体ドラム1の絶縁耐圧を越えない範囲で値は
任意に選ぶことが可能である。例えば一次帯電器7に交
番電圧を印加して感光体ドラム1の電位Vd を接地電位
にするならば、現像スリーブ14を接地することによっ
て、「かぶり」等の異常現像をなくすことができ、白紙
排出したカット紙を再使用してもコントラストの高い良
好な画質を得ることができる。
【0075】又、本実施例では白紙排出の検知をメリー
26を監視することによって行っているが、光書き込み
の検知、或はコンピュータ端末の送信情報を直接解析し
て白紙排出の判断をしても良い。
【0076】次に本実施例の方式と従来方式とで、白紙
排紙した場合の白色度の低下を比較したものを示す。こ
こに示すものは一成分磁性ネガトナーを用いて反転現像
を行う非接触式現像装置において、感光体ドラム1と現
像スリーブ14との空隙を300μm、Vd =−600
V,VL =−100V,Vdc=−500V,VPP=2K
V、周波数を2KHzで現像を行い、従来方式としては
PPを印加したままで、本実施例としてはVPP=0
(V)として白紙排出を行った。白色度低下率としては
反射濃度計の測定値(百分率)の未使用紙との差を用い
た。結果は次の通りである。 本実施例によれば再通紙によっても高いコントラストが
確保されることが判る。
【0077】「実施例8」図13は実施例8を示す。こ
こでは一成分磁性ネガトナーを用いて反転現像を行う画
像形成装置について説明するが、本実施例はトナーの種
類、現像方式を限定するものではなく、他のトナーで正
規現像を行う場合にも有効である。図13は実施例7と
異なる点について示したもので、画像形成装置の他の部
分に関しては同様な構成である。
【0078】現像装置10は、現像スリーブ14及び表
面のトナー11がいずれも感光体ドラム1に接触してい
ない、いわゆる非接触現像装置を有している。このため
SD間隙d1 は実施例1〜6によって得ている。
【0079】本実施例においては実施例7で記した白紙
排出動作において、電源28から感光体ドラム1の基板
2に現像スリーブ14に印加している交番電圧VPPを同
位相・同電圧・同周波数て印加する。これによって、現
像スリーブ14に印加されている交番電界VPPを相殺
し、感光体ドラム1へのトナー供給作用を消失させるこ
とができ、白紙排出動作時の「かぶり」等の異常現象を
抑制することが可能となる。本実施例は現像スリーブ1
4に印加する電圧を操作する必要がないため、電源の構
造が簡単になり、通常の現像動作において安定した動作
が確保されるという利点がある。
【0080】「実施例9」実施例9について図14を用
いて説明する。ここでは二成分非磁性ネガトナーを用い
て反転現像を行う画像形成装置について示すが、本実施
例はトナーの種類、現像方式を限定するものではなく、
他のトナーで正規現像を行う場合にも有効である。
【0081】現像装置10については、現像スリーブ1
4表面にトナー11の付着したキャリアCが穂立ちを形
成して感光体ドラム1に接触している、いわゆる接触現
像装置を有している。このためのSD間隙d1 は実施例
1〜6の何れかによって得ている。
【0082】この現像装置においては感光体ドラム1へ
のトナー供給は穂立ちしたキャリアCの接触によって行
っている。従って第7実施例で記した白紙排出動作にお
いて、本実施例では現像スリーブ14の感光体ドラム1
面からの離脱によってトナー供給を絶つことを特徴とし
ている。
【0083】例えば多色現像を行う現像装置10では、
混色を避けるために現像スリーブ14の感光体ドラム1
面からわずかに離脱を行う場合があるが、そのような画
像形成装置においては、周知の離接機構(不図示)を利
用して白紙排出時に現像スリーブ14を離脱させてトナ
ー供給を絶つことで本実施例の効果が得られる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、像担持体及び又は
現像剤担持体の両端部について、該両端部と中間の現像
領域間に段差を設け、像担持体と現像剤担持体の間隙
が、現像領域における間隙より両端部の間隙保持領域に
おける間隙が大きくなるようにしたため、間隙保持部材
の量産性、成形性、寿命の点において大変有効である。
【0085】そして、間隙保持部材の肉厚を限界以上に
薄くすることなく、現像剤担持体と像担持体との間隙を
微少に保持でき、細線再現性がよく、しかも濃度の高い
べた黒画像を得ることができ、安定した画像を得ること
ができる。これにより、例えば像担持体と現像剤担持体
の間隙を従来の約300μmから約200μmに狭くし
ても間隙保持部材を超薄肉にする必要がなくなり、又従
来の約300μm以上の間隙の場合においては間隙保持
部材の製作が一層容易となり、更に寿命がのびる。
【0086】潜像が形成された像担持体に現像剤担持体
によって現像剤を供給し、潜像と現像剤との引力或は斥
力によって選択的に像担持体に現像剤を付着させて顕像
化し、像担持体上の現像剤像を像支持材に転写・定着し
て永久固着像を得る乾式の画像形成装置に於いて、像支
持材の移動方向の所定長さに亘り現像剤像を形成しない
場合に、それに対応する像担持体の範囲に対して該現像
剤担持体は現像剤の供給を減少若しくは中止することに
より、像担持体上に「かぶり」像を形成すること無く、
従って像支持材は高い白色度を保ったまま排出され、例
えば再びこの排出された像支持材を通紙した場合に、初
めて通紙した場合と同様の高いコントラストの画質を形
成可能な画像形成装置を提供できた。
【0087】また、白紙排出に限らず一頁中の特定部分
の印字、例えば先端部分にロゴマークを印字して残りの
部分を印字せずに白部を残して排出するような場合で
も、後半のトナー供給の遮断により高コントラスト画像
を得ることができる。
【0088】上記白紙現像において、像担持体又は及び
現像剤担持体の両端に段差を設けて両端部に間隙保持部
材を嵌着すると像担持体と現像剤担持体間の隙間が正確
に且つ耐久的に維持され、形成画像は高いコントラスト
の画質が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した現像装置の概略縦断面図であ
る。
【図2】実施例1の図1の現像スリーブ付近の一部断面
で示す正面図である。
【図3】実施例2の図1の現像スリーブ付近の一部断面
で示す正面図である。
【図4】実施例3の図1の現像スリーブ付近の一部断面
で示す正面図である。
【図5】実施例4の要部の縦断面図である。
【図6】実施例5の要部の縦断面図である。
【図7】実施例5のOPC層の断面図である。
【図8】実施例6の要部の縦断面図である。
【図9】本発明の実施例7を示す構成概要図である。
【図10】本発明の実施例7の主要な部分を示す構成概
要図である。
【図11】本発明の実施例の現像装置の原理を示す概念
図である。
【図12】本発明の実施例の現像装置の原理を示す概念
図である。
【図13】本発明の実施例8の主要な部分を示す構成概
略図である。
【図14】本発明の実施例9の主要な部分を示す構成概
略図である。
【図15】従来例の現像装置の縦断面図である。
【図16】図15の現像部付近の一部断面で示す正面図
である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 14 現像スリーブ 21 SDコロ 22 感光層 23 樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 七瀧 秀夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 竹内 昭彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤担持体の両端部に同心の間隙保持
    部材を設け、該間隙保持部材を像担持体の両端部外周と
    接して、現像領域における像担持体と現像剤担持体の間
    隙を一定に保つようにした現像装置において、像担持体
    及び現像剤担持体の前記両端部と現像領域との間に段差
    を設け、該段差は該現像領域の直径が前記両端部の直径
    よりも大なることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 現像剤担持体の両端部に同心の間隙保持
    部材を設け、該間隙保持部材を像担持体の両端部外周と
    接して、現像領域における像担持体と現像剤担持体の間
    隙を一定に保つようにした現像装置において、像担持体
    又は現像剤担持体の前記両端部と現像領域との間に段差
    を設け、該段差は該現像領域の直径が前記両端部の直径
    よりも大なることを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 現像剤担持体の両端部に同心の間隙保持
    部材を設け、該間隙保持部材を像担持体の両端部外周と
    接して、現像領域における像担持体と現像剤担持体の間
    隙を一定に保つようにした現像装置を有し、潜像が形成
    された像担持体に現像剤担持体によって現像剤を供給
    し、潜像と現像剤との引力或は斥力によって選択的に像
    担持体に現像剤を付着させて顕像化し、像担持体上の現
    像剤像を像支持材に転写・定着して永久固着像を得る乾
    式画像形成装置に於いて、像担持体の移動方向の所定長
    さに亘り現像剤像を形成しない場合に、それに対応する
    像担持体の範囲に対して該現像剤担持体は現像剤の供給
    を減少若しくは中止することを特徴とした画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記現像装置は像担持体及び現像剤担持
    体の前記両端部と現像領域との間に段差を設け、該段差
    は該現像領域の直径が前記両端部の直径よりも大なるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記現像装置は像担持体又は現像剤担持
    体の前記両端部と現像領域との間に段差を設け、該段差
    は該現像領域の直径が前記両端部の直径よりも大なるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8032055B2 (en) * 2007-08-08 2011-10-04 Ricoh Company, Ltd. Developing device, process cartridge including developing device, and image forming apparatus including process cartridge

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8032055B2 (en) * 2007-08-08 2011-10-04 Ricoh Company, Ltd. Developing device, process cartridge including developing device, and image forming apparatus including process cartridge

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