JP2007034111A - 画像形成装置 - Google Patents

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Soichi Yamazaki
聡一 山崎
Takeshi Ikuma
健 井熊
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Abstract

【課題】狭い現像ギャップでも高精度にギャップを維持でき、振動の発生を抑制した良好な画像が得られる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】画像形成装置において、像担持体と、トナー搬送面が前記像担持体に所定の現像ギャップを置いて対向するように設けられ前記像担持体にトナーを搬送する現像ローラと、前記現像ローラの両端のトナー非搬送面に小径部を形成し、前記小径部に粘着層兼制振層を下層とし基材層を上層とする二層構造のスペーサを配置して現像ギャップを維持することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真、静電複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置の技術分野に関し、特に、像担持体と現像ローラとの間に所定の現像ギャップを有する非接触ジャンピング現像方式の画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置として、非接触ジャンピング現像方式が知られている。この非接触ジャンピング現像方式の画像形成装置は、像担持体である感光体と現像ローラとの間に所定の現像ギャップを設けるとともに、現像ローラ上のトナーを感光体にジャンピングさせて感光体上に静電潜像を現像する方式である。この非接触ジャンピング現像方式では、感光体と現像ローラとの間の現像ギャップを高精度に維持することが良好な現像を行う上で重要である。
感光体と現像ローラとの間の現像ギャップを高精度に維持する従来技術として、特開平5−27571号公報(従来例1)には、現像ギャップ調整材としてシート状部材を用い、このシート状部材を現像ローラの両端部外周面と感光体の両端部外周面との間に介在させることで、現像ローラと感光体との間に適正な現像ギャップを容易に確保する技術が開示されている。また、特開2001−296723号公報(従来例2)には、帯電ローラの両端部の外周面にフィルム部材を巻き付けて固定し、これらのフィルム部材に像担持体を当接させて、帯電ローラと像担持体との間に所定の帯電ギャップを設けることにより、近接帯電を行う技術が開示されている。
特開平5−27571号公報 特開2001−296723号公報
しかしながら、従来例1のものは、現像ギャップ調整材が感光体及び現像ローラとは別の場所に設けているので、感光体、現像ローラ及び現像ギャップ調整材の組付けが面倒であるばかりでなく、組付け状態によっては高精度に現像ギャップを設定するのが困難となる。しかも、現像ギャップ調整材が固定されているのに対して、感光体と現像ローラは回転するため、現像ギャップ調整材と感光体との間、及び現像ギャップ調整材と現像ローラとの間が擦られて、感光体及び現像ローラに摩耗が発生し、高精度な現像ギャップの維持が困難となる。
また、従来例2の帯電ギャップ調整材を現像ギャップ調整材に適用して現像ギャップを高精度に維持することが考えられる。しかしながら、帯電ローラは高い駆動トルクを必要としないが、現像ローラは、供給ローラや規制ブレード等を当接摩擦させてトナーの帯電や供給を行うため、高い駆動トルクが必要であり、駆動による振動が生じやすい。さらに、帯電ギャップ調整材を現像ローラに適用した場合、コロ状のギャップ調整材よりも現像ギャップを高精度に確保することができるが、現像ローラの振動を直接感光体に伝えやすく、現像ローラの駆動振動や感光体の当接面の振動が、現像ギャップやトナー現像に影響を与え、画像面にバンディングの画像として現れやすいという問題が発生する。また、現像ローラと感光体の駆動が異なる場合、現像ギャップ調整材の周方向の伸びや振動が発生しやすいという問題が発生する。
また、現像ギャップ調整材は、材料として高強度・高耐久性・低摩擦・耐環境特性・耐振性等が求められるが、高性能化を求めると厚みが厚くなってしまい、現像ギャップ100μm以下のような狭い現像ギャップでは困難になってくるという問題を有する。
本発明は、前記従来技術の持つ課題を解決する、狭い現像ギャップでも高精度にギャップを維持でき、振動の発生を抑制した良好な画像が得られる画像形成装置を提供することを目的とする。
本第1発明は、前記課題を解決するために、画像形成装置において、像担持体と、トナー搬送面が前記像担持体に所定の現像ギャップを置いて対向するように設けられ前記像担持体にトナーを搬送する現像ローラと、前記現像ローラの両端のトナー非搬送面に小径部を形成し、前記小径部に粘着層兼制振層を下層とし基材層を上層とする二層構造のスペーサを配置して現像ギャップを維持することを特徴とする。
本第2発明は、本第1発明の画像形成装置において、前記現像ローラの両端のトナー非搬送面に形成した小径部に、現像ローラのトナー非搬送面の端部段差面から間隔を開けて粘着層兼制振層を下層とし基材層を上層とする二層構造のスペーサを配置することを特徴とする。
本第3発明は、本第1又は第2発明の画像形成装置において、前記スペーサの粘着層兼制振層の厚みを前記基材層の厚みより薄くすることを特徴とする。
本第4発明は、本第1又は第2発明の画像形成装置において、前記スペーサの粘着層兼制振層の厚みを前記基材層の厚みより厚くすることを特徴とする。
本第5発明は、本第1発明の画像形成装置において、前記小径部に配置されたスペーサの基材層の一端が現像ローラのトナー搬送面側に伸び、前記トナー搬送面と同じ径で覆い被さるように配置されることを特徴とする。
本第6発明は、本第5発明の画像形成装置において、前記現像ローラの両端のトナー非搬送面に凹部を形成し、前記凹部にスペーサの粘着層兼制振層を配置し、前記スペーサの基材層の両端を前記凹部より幅広くすることを特徴とする。
本第7発明は、本第6発明の画像形成装置において、前記凹部の深さと前記スペーサの粘着層兼制振層の厚みをほぼ同一とすることを特徴とする。
本第8発明は、本第1発明の画像形成装置において、前記現像ローラの両端の非搬送面に凹部を形成し、前記凹部にスペーサの粘着層兼制振層を非トナー搬送面の端部段差面と間隔を開けて配置し、前記スペーサの基材層の一端をトナー搬送面と反対側に伸ばして配置することを特徴とする。
本第9発明は、本第1発明の画像形成装置において、前記現像ローラの両端のトナー非搬送面に所定間隔で凹部を形成し、前記複数の凹部にスペーサの粘着層兼制振層を配置し、その上に基材層を配置することを特徴とする。
本第10発明は、本第1〜第9発明のいずれかの画像形成装置において、前記現像ローラのスペーサ取付け部を金属とすることを特徴とする。
本発明の像担持体と、トナー搬送面が前記像担持体に所定の現像ギャップを置いて対向するように設けられ前記像担持体にトナーを搬送する現像ローラと、前記現像ローラの両端のトナー非搬送面に小径部を形成し、前記小径部に粘着層兼制振層を下層とし基材層を上層とする二層構造のスペーサを配置して現像ギャップを維持する構成により、下層の粘着層兼制振層が現像ローラの振動を制振し、優れた接着性により現像ローラへの取り付けを容易とし、上層の基材層がギャップスペーサとしての硬さを確保するので、高精度な現像ギャップを確保でき、かつ、スペーサが小径部に配置されるので厚みの厚い高性能なスペーサを配置できる。
現像ローラの両端のトナー非搬送面に形成した小径部に、現像ローラのトナー搬送面の端部段差面から間隔を開けて粘着層兼制振層を下層とし基材層を上層とする二層構造のスペーサを配置する構成により、トナー搬送面からのトナーがスペーサとの隙間に入り排出されるので、スペーサの取り付け面にトナーが入り込み、スペーサが片寄りになって片側だけ盛り上がる現象を回避できる。
スペーサの粘着層兼制振層の厚みを前記基材層の厚みより薄くする構成により、スペーサの圧縮変形を減少させ、現像ギャップを高精度に維持できる。
スペーサの粘着層兼制振層の厚みを前記基材層の厚みより厚くする構成により、現像ローラの振動を制振する機能を向上させ、バンディングを抑制できる。
小径部に配置されたスペーサの基材層の一端が現像ローラのトナー搬送面側に伸び、前記トナー搬送面と同じ径で覆い被さるように配置する構成により、スペーサと感光体との当接圧が強い時や高気温時に、柔らかい粘着層兼制振層が縮んでも、基材層が粘着層兼制振層より長いので現像ギャップを高精度に維持できる。
現像ローラの両端のトナー非搬送面に凹部を形成し、前記凹部にスペーサの粘着層兼制振層を配置し、前記スペーサの基材層の両端を前記凹部より幅広くする構成により、スペーサと感光体との当接圧が強い時や高気温時に、柔らかい粘着層兼制振層が縮んでも、基材層が粘着層兼制振層より長いので現像ギャップを高精度に維持できる。
現像ローラの両端の非搬送面に凹部を形成し、前記凹部にスペーサの粘着層兼制振層をトナー搬送面の端部段差面と間隔を開けて配置し、前記スペーサの基材層の一端をトナー搬送面と反対側に伸ばして配置する構成により、トナー搬送面トナーがスペーサ側に入り込んでも隙間に流れ込み排出されるので、スペーサの取り付け面へのトナーの浸入によるスペーサの片寄りが防止され、基材層が粘着層兼制振層より長く伸びているので現像ギャップを高精度に維持できる。
現像ローラの両端のトナー非搬送面に所定間隔で凹部を形成し、前記複数の凹部にスペーサの粘着層兼制振層を配置し、その上に基材層を配置する構成により、トナー搬送面トナーがスペーサ側に入り込んでも隙間に流れ込み排出され、またスペーサの両端部の粘着層兼制振層でトナーの進入を防止しながら、基材層の中心と凸部で現像ギャップを高精度に維持できる。
凹部の深さと前記スペーサの粘着層兼制振層の厚みをほぼ同一とする構成により、スペーサと制振層の両方の機能として現像ギャップを高精度に維持しながら現像ローラの振動を制振する機能を向上させ、バンディングを抑制できる。
現像ローラのスペーサ取付け部を金属とする構成により、スペーサの振動を熱エネルギーに変換する制振材からの発生熱エネルギーが熱伝導率の高い金属から逃げ、スペーサの温度上昇を抑制できる。
本発明の実施の形態を図により説明する。図1は、本発明にかかる画像形成装置の実施形態の一例に用いられる現像装置と感光体とが一体に形成した現像カートリッジの横断面図であり、図2は現像カートリッジの部分図である。
図1,図2に示すように、本発明の画像形成装置の現像カートリッジ1は、像担持体(この例では感光体2となるから、以下、「感光体2」という。)と現像装置3とが一体にされた感光体−現像装置一体カートリッジとして構成される。
現像装置3は、感光体2にトナーTを搬送する現像ローラ5、現像ローラ5に圧接されてトナーTを供給する供給ローラ6、現像ローラ5に圧接されて感光体2に搬送されるトナーTを規制する規制ブレード7、トナーTを攪拌して搬送するトナー攪拌搬送部材8、トナー攪拌搬送部材8によって搬送されたトナーTを受けて供給ローラ6の方へ案内するトナー受け部材9、および現像ローラ5に現像後残ったトナーTを回収する方向に当接しながらトナー漏れを防止するための上シール10を備えている。そして、感光体2、現像ローラ5、供給ローラ6、規制ブレード7、トナー攪拌搬送部材8およびトナー受け部材9はいずれも感光体−現像装置一体ケース4内に配設される。
図3に示すように、感光体2は、その中央部に像担持面2aが形成され、その両端部に像非担持面2b、2cが形成される。また、現像ローラ5は、その中央部にトナー搬送面5aが形成され、その両端部にトナー非搬送面5b、5cが形成される。
現像ローラ5のトナー非搬送面5b、5cには、小径部5dが形成され、小径部5dの周面にスペーサ11、12が巻かれて固定される。このスペーサ11、12が、感光体2の像非担持面2b、2cに圧接されることで、現像ローラ5のトナー搬送面5aと感光体2の像担持面2aとの間に現像ギャップgが形成される。
そして、この現像ギャップgは、スペーサ11、12の厚みを適宜選択することで所望の大きさに設定できる。これにより、現像装置3は、非磁性一成分現像剤であるトナーTを用いた非接触ジャンピング現像を行う。その場合、図1に示すように、感光体2が時計回りに回転し、現像ローラ5および供給ローラ6が共に反時計回りに回転する。感光体2と現像ローラ5は別駆動で回転駆動される。そして、感光体2の周速と現像ローラ5上のスペーサ11、12の周速とが同一または略同一に設定される。
現像ローラ5は、供給ローラ6や規制ブレード7等を当接摩擦させてトナーTの帯電、供給を行うため、高い駆動トルクが必要であり、駆動による振動が生じやすい。現像ローラ5の振動を直接感光体2に伝えやすく、これは、現像ギャップgやトナーTの現像に悪影響を与え、画像面にバンディングの画像として現れやすいという問題が発生する。
図4は、本発明の一方のスペーサ11の概略斜視図である。他方のスペーサ12の構成も同様であるので説明を省略する。現像ローラ5のトナー非搬送面5bに取り付けられるスペーサ11は、粘着層兼制振層13を下層とし、基材層14を上層とする二層構造となっている。粘着層兼制振層13の材料としては、制振性能が高く粘着性のあるブチルゴム系、エチレンアクリル系、ノルボネン系、シリコンゲル系、アクリル系が好ましい。基材層14の材料としては、現像ギャップgを精度良く保つために柔らかすぎず比較的硬度があるフッ素樹脂、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリイミド、エポキシ、アセテート、シリコーン、アクリル、ゴムのようなプラスチックやゴム等であり、かつ絶縁体であることが好ましい。
図5は、本発明の一方のスペーサ11の取付け構成の一実施形態を示す図である。この実施形態では、現像ローラ5のトナー非搬送面5bに形成した小径部5dに、粘着層兼制振層13を下層とし、基材層14を上層とした二層構造のスペーサ11が、小径部5dとトナー搬送面5aとの段差面に密着して配置される。そして、この実施形態では、粘着層兼制振層13の厚みを基材層14の厚みより薄くし、圧縮変形量を少なくし、基材層14の硬さで現像ギャップgを高精度に維持するようにしたものである。
図6に示す実施形態では、現像ローラ5のトナー非搬送面5bに形成した小径部5dに、粘着層兼制振層13を下層とし、基材層14を上層とした二層構造のスペーサ11が、小径部5dとトナー搬送面5aとの段差面に密着して配置される。そして、この実施形態では、粘着層兼制振層13の厚みを基材層14の厚みより厚くし、制振性能を高め、バンディングの発生を抑制する。
図7に示す実施形態では、現像ローラ5のトナー非搬送面5bに形成した小径部5dに、粘着層兼制振層13を下層とし、基材層14を上層とした二層構造のスペーサ11が、粘着層兼制振層14を小径部5dとトナー搬送面5aとの段差面に密着して配置し、基材層14の一端をトナー搬送面5側に伸ばし、トナー搬送面5aと同じ径で覆い被さるように配置する。これは、スペーサ11と感光体2との当接圧が強い時や高気温時に、柔らかい粘着層兼制振層13が縮んでも、基材層14が粘着層兼制振層13より長いので現像ギャップgを高精度に維持できる。
図8に示す実施形態では、現像ローラ5のトナー非搬送面5bに形成した小径部5dに、粘着層兼制振層13を下層とし、基材層14を上層とした二層構造のスペーサ11が、小径部5dとトナー搬送面5aとの段差面との間に隙間15を設けて配置される。密着させずに隙間15を設けるのは、トナー搬送面5aからのトナーがスペーサ11側に入り込んでも隙間15に流れ込み排出されるので、スペーサ11の取り付け面へのトナーの浸入によるスペーサ11の片寄りが防止される。
図9に示す実施形態では、現像ローラ5のトナー非搬送面5bに凹部5eを形成し、凹部5eの軸にスペーサ11の粘着層兼制振層13を取り付け、基材層14を凹部5eの幅より幅広くする。これは、スペーサ11と感光体2との当接圧が強い時や高気温時に、柔らかい粘着層兼制振層13が縮んでも、基材層14が粘着層兼制振層13より長いので現像ギャップgを高精度に維持できる。
図10に示される実施形態では、現像ローラ5のトナー非搬送面5bに凹部5eを形成し、凹部5eの軸にスペーサ11の粘着層兼制振層13を取り付け、基材層14を凹部5eの幅より幅広くする。この際、粘着層兼制振層13の厚みを凹部5eの深さとほぼ同じくし、基材層14をトナー非搬送面5bと密着させ、現像ギャップgの高精度な維持を図る。
図11に示される実施形態では、現像ローラ5のトナー非搬送面5bに凹部5eを形成し、凹部5eの軸にスペーサ11の粘着層兼制振層13を、トナー搬送面5aとの段差面との間に隙間15を設けて取り付け、基材層14のトナー搬送面5aと反対側を凹部5eより外側に伸ばす。隙間15が設けられるので、トナー搬送面5aからのトナーがスペーサ11側に入り込んでも隙間15に流れ込み排出されるので、スペーサ11の取り付け面へのトナーの浸入によるスペーサ11の片寄りが防止され、基材層14が粘着層兼制振層13より長く伸びているので現像ギャップgを高精度に維持できる。
図12に示される実施形態では、現像ローラ5のトナー非搬送面5bに凹部5eを形成し、さらに、端部側に小径部5dを形成し、凹部5eと小径部5dにスペーサ11の粘着層兼制振層13を取り付け、凹部5eと小径部5dの粘着層兼制振層13の上に基材層14を積層する。凹部5eの粘着層兼制振層13は、トナー搬送面5aとの段差面との間に隙間15を設けて取り付ける。トナー搬送面5aからのトナーがスペーサ11側に入り込んでも隙間15に流れ込み排出される。また、基材層14の両端部の粘着層兼制振層13でトナーの進入を防止しながら、基材層14の中心と凸部で現像ギャップを高精度に維持できる。
図13は、本発明の画像形成装置を示す装置全体の断面図である。
図13において、ドラム状の感光体101は、図示しないモータ等の駆動源により回転駆動される。感光体101の外周には帯電ブラシ等の帯電手段102が配置され、感光体101に当接回転しながら感光体101の表面が一様に帯電される。
表面が一様に帯電された感光体101は、ライン露光ヘッド走査光学系等の潜像形成手段103によって第1色目として例えばイエローの画像情報に応じて選択的に走査露光され、イエロー用の静電潜像が形成される。
静電潜像が記録された感光体101の回転方向下流側には、現像剤としてそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを貯蔵し、感光体101に対して離接自在な現像手段104、105、106、107が配置され、形成されたイエロー用の静電潜像はイエロー現像手段104のみが感光体101と当接して現像することでイエローのトナー像が形成される。
トナー像が形成された感光体101の回転方向下流側には、感光体101に隣接して中間転写ベルト108が配置される。中間転写ベルト108は、駆動ローラ109、テンションローラ111に掛け回され支持されており、感光体101の周速度に対して101%以内の若干速い速度で駆動されている。
また、一次転写ローラ113は中間転写ベルト108を介して感光体101側に付勢されており、中間転写ベルト108が感光体101と一次転写ローラ113によって挟持される一次転写位置において、図示しない高圧電源から一次転写ローラ113へ電圧が供給されることで前述の手順で形成されたイエローのトナー像が中間転写ベルト108の表面に転写される。
中間転写ベルト108にイエローのトナー像を転写した感光体101は更に回転し、クリーナーブレード等で構成された感光体クリーナによって感光体101の表面に残留するトナーが掻き取られ、再び画像形成が可能となる。
同様の手順を第2色目から第4色目の画像(マゼンタ、シアン、ブラック)に対して繰り返し行うことで中間転写ベルト108上に4色のトナー像が順次重ね合わせて記録される。
中間転写ベルト108へ4色のトナー像の重ね合わせが終了すると、給紙ローラ120、紙搬送ローラ対115および116によって記録シートが給送され、これと同期して二次転写ローラ118が中間転写ベルト108を介してバックアップローラと当接し、図示しない高圧電源から電圧が二次転写ローラ118へ印加されることで中間転写ベルト108上の4色のトナー像が記録シートへ一括して転写される。二次転写を終えた中間転写ベルト108にはクリーナーブレード等で構成されたクリーナ121が図示しないクラッチ機構とカム機構によって回動して当接し、中間転写ベルト108の表面に残留したトナーが掻き取られ、掻き取りが終了するとクリーナ121は逆方向に回動して退避する。
4色のトナー像が転写された記録シートは、ハロゲンランプ等の加熱手段を内蔵したヒートローラを有する定着手段122で加熱加圧しながら挟持搬送されてトナー像が定着される。トナー像が定着された記録シートは排紙ローラ対123および124によって装置外部へと排出され、カラー画像記録が完了する。
本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。
符号の説明
1:現像カートリッジ、2:感光体、2a:像担持面、2b:像非担持面、2c:像非担持面、3:現像装置、4:感光体−現像装置一体ケース、5:現像ローラ、5a:トナー搬送面、5b:トナー非搬送面、5c:トナー非搬送面、5d:小径部、5e:凹部、6:供給ローラ、7:規制ブレード、8:トナー攪拌搬送部材、9:トナー受け材、10:上シール、11:スペーサ、12:スペーサ、13:粘着層兼制振層、14:基材層
、15:隙間

Claims (10)

  1. 像担持体と、トナー搬送面が前記像担持体に所定の現像ギャップを置いて対向するように設けられ前記像担持体にトナーを搬送する現像ローラと、前記現像ローラの両端のトナー非搬送面に小径部を形成し、前記小径部に粘着層兼制振層を下層とし基材層を上層とする二層構造のスペーサを配置して現像ギャップを維持することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像ローラの両端のトナー非搬送面に形成した小径部に、現像ローラのトナー非搬送面の端部段差面から間隔を開けて粘着層兼制振層を下層とし基材層を上層とする二層構造のスペーサを配置することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記スペーサの粘着層兼制振層の厚みを前記基材層の厚みより薄くすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記スペーサの粘着層兼制振層の厚みを前記基材層の厚みより厚くすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記小径部に配置されたスペーサの基材層の一端が現像ローラのトナー搬送面側に伸び、前記トナー搬送面と同じ径で覆い被さるように配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記現像ローラの両端のトナー非搬送面に凹部を形成し、前記凹部にスペーサの粘着層兼制振層を配置し、前記スペーサの基材層の両端を前記凹部より幅広くすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記凹部の深さと前記スペーサの粘着層兼制振層の厚みをほぼ同一とすることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記現像ローラの両端の非搬送面に凹部を形成し、前記凹部にスペーサの粘着層兼制振層をトナー非搬送面の端部段差面と間隔を開けて配置し、前記スペーサの基材層の一端をトナー搬送面と反対側に伸ばして配置することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記現像ローラの両端のトナー非搬送面に所定間隔で凹部を形成し、前記複数の凹部にスペーサの粘着層兼制振層を配置し、その上に基材層を配置することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記現像ローラのスペーサ取付け部を金属とすることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の画像形成装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009058944A (ja) * 2007-08-08 2009-03-19 Ricoh Co Ltd 現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ

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