JPH04315814A - フロッピ−ディスク - Google Patents

フロッピ−ディスク

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JPH04315814A
JPH04315814A JP10877091A JP10877091A JPH04315814A JP H04315814 A JPH04315814 A JP H04315814A JP 10877091 A JP10877091 A JP 10877091A JP 10877091 A JP10877091 A JP 10877091A JP H04315814 A JPH04315814 A JP H04315814A
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JP
Japan
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magnetic
fatty acid
oxygen content
weight
floppy disk
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Kenji Tanaka
憲司 田中
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Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、円盤状の非磁性支持
体上に磁性層を設けた磁気ディスクをジャケット内に回
転自在に収納してなるフロッピ−ディスクに関し、さら
に詳しくは耐久性および信頼性に優れたフロッピ−ディ
スクに関する。
【0002】
【従来の技術】フロッピ−ディスクは、ジャケット内に
収納した磁気ディスクを、磁気ヘッドと高パッド圧で摺
接させながら高速で回転させて記録再生を行うため、磁
気ディスクの磁性層やジャケットの内面に貼着された不
織布などからなるライナ−が摩耗されやすく、磁性層や
ライナ−の摩耗粉が磁気ディスク表面や磁気ヘッドに付
着してエラ−が発生しやすい。特に、近年、大容量化さ
れる傾向にあるフロッピ−ディスクは、トラック幅が狭
くなるとともに、最大線記録密度が大きくなるため、従
来エラ−とならなかった磁性層やライナ−の微細な摩耗
粉が磁気ディスク表面に付着してもエラ−が発生する。 このため、エラ−の発生を抑制し、耐久性および信頼性
を改善する方策として、潤滑剤を磁性層中に混入させる
ことが行われており、たとえば、酸素含有率が7重量%
以下の脂肪酸エステル、あるいは酸素含有率が8重量%
以上の脂肪酸エステルを、それぞれ単独で磁性層中に混
入することが試みられている。また、ジャケットの内面
に貼着されてライナ−として使用される不織布は、アク
リル50%とレ−ヨン50%の不織布、あるいはレ−ヨ
ン50%とポリエステル50%の不織布のように、レ−
ヨンの比率が50%以下の不織布が用いられている。 (特開昭64−84425号、特開平1−171176
号)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの潤
滑剤を磁性層中に混入したり、レ−ヨンの比率が50%
以下の不織布をライナ−として使用したものでは、未だ
充分な耐久性および信頼性が得られず、特に低温環境下
においては、磁性層が硬化して脆くなるため、ライナ−
によって磁性層が傷つきやすく、エラ−が発生しやすい
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明はかかる現状に
鑑み種々検討を行った結果なされたもので、フロッピ−
ディスクのジャケット内に回転自在に収納した磁気ディ
スクの磁性層中に、酸素含有率が7重量%以下の脂肪酸
エステルと、酸素含有率が8重量%以上の脂肪酸エステ
ルとを混合比1/9〜9/1の割合で混合して含有させ
、主としてレ−ヨン繊維からなる不職布をジャケット内
面に貼着するライナ−として使用することによって、フ
ロッピ−ディスクにおける磁性層の耐摩耗性を充分に向
上させ、磁性層やライナ−からの摩耗粉の発生を抑制し
てエラ−の発生を、たとえ低温環境下にあっても充分に
抑制し、あらゆる実用環境下で優れた耐久性および信頼
性が得られるようにしたものである。
【0005】この発明においてジャケット内に収納する
磁気ディスクの磁性層中に含有させる潤滑剤は、酸素含
有率が7重量%以下の脂肪酸エステルと、酸素含有率が
8重量%以上の脂肪酸エステルとを混合したものが好ま
しく使用され、酸素含有率が7重量%以下の脂肪酸エス
テルは、磁性層中の結合剤樹脂になじみにくく、表面に
油膜を形成しやすいため、磁気ヘッドおよびライナ−に
対する磁気ディスクの耐摩耗性が向上される。また、酸
素含有率が8重量%以上の脂肪酸エステルは、磁性層中
の結合剤樹脂となじみやすく、特に低温環境下で磁性層
が硬化してもろくなるのを緩和する作用を有するため、
ライナ−による磁性層の傷つきが抑制される。
【0006】しかして、酸素含有率がそれぞれ7重量%
以下の脂肪酸エステルと、8重量%以上の脂肪酸エステ
ルとを混合して磁気ディスクの磁性層中に含有させると
、磁気ヘッドおよびライナ−に対する磁気ディスクの耐
摩耗性が向上され、またライナ−による磁性層の傷つき
が抑制されて、エラ−の発生が充分に抑制され、耐久性
および信頼性に優れたフロッピ−ディスクが得られる。
【0007】このような酸素含有率が7重量%以下の脂
肪酸エステルと、酸素含有率が8重量%以上の脂肪酸エ
ステルは、重量比にして1/9〜9/1の割合で混合し
て磁性層中に含有させるのが好ましく、酸素含有率が7
重量%以下の脂肪酸エステルが多すぎると高温環境下で
のライナ−および磁性層の摩耗が多くなり、酸素含有率
が8重量%以上の脂肪酸エステルが多すぎると低温環境
下での磁性層表面の付着性が強くなってエラ−が発生し
やすくなる。また、このような酸素含有率が7重量%以
下の脂肪酸エステルとしては、たとえば、オレイルオレ
−ト、トリデシルステアレ−ト、オレイン酸オクチルド
デシルなどが好適なものとして使用され、酸素含有率が
8重量%以上の脂肪酸エステルとしては、多価アルコ−
ルのオレイン酸エステル、たとえば、グリセリントリオ
レ−ト、トリメチロ−ルプロパントリオレ−ト、ブチル
ステアレ−ト、エポキシエチルステアレ−ト、イソアミ
ルステアレ−トなどが好適なものとして使用される。
【0008】酸素含有率が7重量%以下の脂肪酸エステ
ルおよび酸素含有率が8重量%以上の脂肪酸エステルを
磁気ディスクの磁性層中に含有させるには、これらの脂
肪酸エステルを、磁性粉末、結合剤樹脂等とともに混合
分散して磁性塗料を調製し、この磁性塗料を非磁性支持
体上に塗布、乾燥して磁性層を形成するか、あるいはこ
れらの脂肪酸エステルをトルエン、n−ヘキサンなどの
溶剤に溶解させ、この溶液を予め形成した磁性層の表面
に塗布もしくは噴霧するか、もしくはこの溶液中に予め
形成した磁性層を浸漬するなどの方法で行われる。
【0009】磁気ディスクの磁性層を形成する際使用さ
れる磁性粉末としては、γ−Fe2O3 粉末、Fe3
 O4 粉末、Co含有γ−Fe2 O3 粉末、Co
含有Fe3 O4粉末、CrO2 粉末、Fe粉末、C
o粉末、Fe−Ni粉末、バリウムフェライト粉末など
、一般に磁気記録媒体に使用される磁性粉末が広く使用
され、結合剤樹脂としては、塩化ビニル−酢酸ビニル系
共重合体、繊維素系樹脂、ポリエステル系樹脂、イソシ
アネ−ト化合物、放射線硬化型樹脂など、従来から磁気
記録媒体に使用されているものがいずれも使用される。 また有機溶剤としては、メチルイソブチルケトン、メチ
ルエチルケトン、シクロヘキサノン、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサンなど、磁気記録媒体に汎用されるものがいずれも
使用される。
【0010】なお、磁性塗料中には通常使用されている
各種添加剤、たとえば、分散剤、研磨剤、帯電防止剤な
どを適宜配合してもよい。
【0011】また、この発明のフロッピ−ディスクの磁
気ディスクを収納するジャケットの内面に貼着するライ
ナ−としては、主としてレ−ヨン繊維からなる不織布で
構成されたものが好ましく使用され、このように主とし
てレ−ヨン繊維からなる不織布で構成されたライナ−は
、高速回転によって磁気ディスクと摺接しても削れ難く
、ライナ−の摩耗が抑制される。しかして、ライナ−摩
耗粉のディスク表面や磁気ヘッドへの付着によるエラ−
の発生が充分に抑制され、耐久性および信頼性に優れた
フロッピ−ディスクが得られる。
【0012】このようなライナ−としては、レ−ヨン繊
維のみからなる不織布の他、ナイロン、ポリエステルな
ど他の繊維と混合したものも使用され、他の繊維と混合
した場合は、レ−ヨン繊維の混合割合がライナ−全量に
対して80%以上のものが好ましく使用される。
【0013】このようにして、ジャケット内に回転自在
に収納した磁気ディスクの磁性層中に、酸素含有率が7
重量%以下の脂肪酸エステルおよび酸素含有率が8重量
%以上の脂肪酸エステルを含有させ、またジャケットの
内面に貼着するライナ−として、主としてレ−ヨン繊維
からなる不織布を使用したフロッピ−ディスクは、エラ
−の発生が良好に抑制され、あらゆる実用環境下で優れ
た耐久性および信頼性が得られる。
【0014】
【実施例】次に、この発明の実施例について説明する。   実施例1     Co含有γ−Fe2 O3         
                         
  75 重量部    塩化ビニル−酢酸ビニル−ビ
ニルアルコ−ル共重合体         50   
〃    ポリウレタン樹脂            
                         
    30   〃    三官能性イソシアネ−ト
化合物                      
       20   〃    アルミナ    
                         
                    20   
〃    カ−ボンブラック            
                         
     2   〃    オレイルオレ−ト   
                         
             15   〃    グリ
セリントリオレ−ト                
                    5   〃
    シクロヘキサノン             
                         
  120   〃    トルエン        
                         
               120   〃この組
成物をサンドミル中で混合分散して磁性塗料を調製し、
この磁性塗料を厚さ75μmのポリエステルフィルムの
両面に、乾燥厚が 2.5μmとなるように塗布、乾燥
した後、カレンダ処理を施して磁性層を形成した。次い
で、これを80℃にて16時間熱キュアした後、円盤状
に打ち抜き研磨して磁気ディスクを作製した。
【0015】このようにして得られた磁気ディスクを、
ライナ−としてケンド−ル社製149−245(レ−ヨ
ン100%、レ−ヨン80%とナイロン20%、レ−ヨ
ン100%の3層構造の不織布)を内面に貼着したジャ
ケット内に組み込んでフロッピ−ディスクを作製した。
【0016】実施例2 実施例1における磁性塗料の組成において、グリセリン
トリオレ−トに代えてトリメチロ−ルプロパントリオレ
−トを同量使用した以外は、実施例1と同様にして磁気
ディスクを作製し、フロッピ−ディスクを作製した。
【0017】比較例1 実施例1における磁性塗料の組成において、グリセリン
トリオレ−トを省き、オレイルオレ−トの使用量を15
重量部から20重量部に変更した以外は、実施例1と同
様にして磁気ディスクを作製し、フロッピ−ディスクを
作製した。
【0018】比較例2 実施例1におけるフロッピ−ディスクの作製において、
ライナ−としてケンド−ル社製149−245を内面に
貼着したジャケットに代えて、ケンド−ル社製149−
188(レ−ヨン50%とポリエステル50%の混合不
織布)を内面に貼着したジャケットを使用した以外は、
実施例1と同様にしてフロッピ−ディスクを作製した。
【0019】各実施例および比較例で得られたフロッピ
−ディスクを 3.5インチのフロッピ−ディスクドラ
イブに装填して250KHz の信号を記録し、5℃お
よび45℃のサイクル温度環境中でランダムシ−クさせ
て、ドロップアウトが発生するまでの走行パス数を測定
し、エラ−の発生と耐久性を調べた。下記表1はその結
果である。
【0020】
【0021】
【発明の効果】上記表1から明らかなように、この発明
で得られたフロッピ−ディスク(実施例1および2)は
従来のフロッピ−ディスク(比較例1および2)に比し
、ランダムシ−クにおけるドロップアウトが発生するま
での走行パス数がはるかに多く、このことからこの発明
で得られるフロッピ−ディスクは、磁気ヘッドおよびラ
イナ−部材、特にライナ−部材による磁性層の摩耗が抑
えられるとともに、ライナ−部材の摩耗による塵埃の発
生も抑えられて、フロッピ−ディスクの記録、再生時の
エラ−発生が減少し、あらゆる実用環境下で優れた耐久
性および信頼性を有していることがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】  円盤状の非磁性支持体上に磁性粉末と
    結合剤樹脂を含む磁性層を設けた磁気ディスクを、この
    磁気ディスクの磁性層表面と接触する不織布からなるラ
    イナ−を内面に貼着したジャケット内に回転自在に収納
    してなるフロッピ−ディスクにおいて、磁気ディスクの
    磁性層中に酸素含有率が7重量%以下の脂肪酸エステル
    と、酸素含有率が8重量%以上の脂肪酸エステルとを混
    合して含有させ、主としてレ−ヨン繊維からなる不職布
    をジャケット内面にライナ−として貼着したことを特徴
    とするフロッピ−ディスク 【請求項2】  酸素含有率が7重量%以下の脂肪酸エ
    ステルと、酸素含有率が8重量%以上の脂肪酸エステル
    とを、重量比にして1/9〜9/1の割合で磁性層中に
    含有させた請求項1記載のフロッピ−ディスク【請求項
    3】  酸素含有率が8重量%以上の脂肪酸エステルが
    、多価アルコ−ルのオレイン酸エステルである請求項1
    および2記載のフロッピ−ディスク【請求項4】  主
    としてレ−ヨン繊維からなる不職布が、レ−ヨン繊維を
    80%以上の割合で含む不織布である請求項1ないし3
    記載のフロッピ−ディスク
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