JPH04315526A - ワークのセットアップ治具 - Google Patents

ワークのセットアップ治具

Info

Publication number
JPH04315526A
JPH04315526A JP10963791A JP10963791A JPH04315526A JP H04315526 A JPH04315526 A JP H04315526A JP 10963791 A JP10963791 A JP 10963791A JP 10963791 A JP10963791 A JP 10963791A JP H04315526 A JPH04315526 A JP H04315526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
portions
main body
rotating body
setup jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10963791A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Ijiri
正裕 井尻
Seiichi Ishii
誠一 石井
Hajime Koita
小板 元
Katsumi Ishibashi
石橋 勝美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP10963791A priority Critical patent/JPH04315526A/ja
Publication of JPH04315526A publication Critical patent/JPH04315526A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)
  • Handcart (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワーク、例えば本体
ユニットとサブユニットとから構成されるいわゆるユニ
ットタイプ複写機におけるサブユニットのセットアップ
に適用される、ワークのセットアップ治具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばキャスタ付き大型のユニットタイ
プ複写機の組立ラインにおいては、複数の台車が、組立
開始から複数の組立工程を経て組立完了まで、組立ライ
ンに沿って順次移動される。一般に4個の車輪とリフタ
機構とを備えた台車の上部には、作業テーブルが旋回自
在に装着されている。作業テーブル上には、組立治具パ
レットが着脱自在に装着されている。この組立治具パレ
ット上に、複写機が後述するように位置付けられる。
【0003】組立治具パレットは、例えば実開平2−4
098号公報に開示されているように、平面が実質的に
矩形の基盤と、基盤上に間隔をおいて配置された一対の
案内手段(キャスタガイド)と、一対の案内手段の少な
くとも一方に設けられた移動拘束手段とを備えている。 基盤の下面には、複数個の位置決め用のピンが下方へ突
出するように設けられている。一方、前記作業テーブル
上には、この位置決め用のピンに対応して同数の位置決
め孔が設けられている。位置決め用のピンを位置決め孔
に嵌合させることにより、組立治具パレットは、作業テ
ーブル上の所定の位置に着脱自在に装着される。組立治
具パレット上には、複写機が位置付けられる。複写機の
組立治具パレット上への位置付けは、そのキャスタが一
対の案内手段に沿って案内され、移動拘束手段により特
定のキャスタの移動が拘束されることにより行われる。
【0004】ユニットタイプ複写機は、前記組立治具パ
レット上において、本体ユニットの側部、例えば複写機
の組立ラインの移動方向側の側部にサブユニット(例え
ば給紙部)を装着することにより組立られる。サブユニ
ットには、複数個のキャスタが備えられ、組立ラインの
途中において、組立治具パレット上における本体ユニッ
トの側部に載置され、次いで本体ユニットにドッキング
される。なお、組立治具パレットは、あらかじめ、サブ
ユニットを載置できる大きさに構成されている。
【0005】本体ユニットの前記側部の下方位置には、
サブユニット支持用の支持ピンが2本突出して設けられ
、また上方位置には、サブユニット取付け用のねじ孔が
その2か所に形成されている。サブユニットの対応する
側部の下方位置には、前記支持ピンに嵌合しうる支持孔
が2個設けられ、また対応する側部の上方位置には、前
記サブユニット取付け用のねじ孔に係合しうる蝶ねじが
2本取付けられている。また、サブユニットの両側部に
は、被持ち上げ用部材であるアームが設けられている。 サブユニットを本体ユニットにドッキングする場合には
、先ずサブユニットの両側から、二人の作業者がアーム
を利用してサブユニットを持ち上げ、次いで、サブユニ
ットを本体ユニット側に移動させて、サブユニットの各
支持孔を本体ユニットの各支持ピンと嵌合させる。 これにより、サブユニット側部の下方が本体ユニット側
部の下方に支持される。なお、サブユニットを持ち上げ
てから、サブユニットの各支持孔を本体ユニットの各支
持ピンと嵌合させるまでの操作を、この明細書ではセッ
トアップという。次いで、サブユニットの各蝶ねじを本
体ユニットの各ねじ孔に係合させ、しっかりと固着する
。以上により、サブユニットは本体ユニットの側部に組
み付けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記した
従来の組み付け作業は、次のような解決すべき課題を有
している。 (1)作業者が、持ち上げ用のアームをつかむことによ
り、相当の重量物であるワークを直接持ち上げるので、
作業者への負担が大きく、しかも作業そのものが危険で
ある。 (2)サブユニットの両側に少なくとも一人づつ作業者
が必要であり、サブユニットの重量によっては、更に多
くの作業者が必要となる。したがって、作業効率が悪い
。 (3)サブユニットの各支持孔を本体ユニットの各支持
ピンと嵌合させる作業が困難である。
【0007】したがってこの発明の主な目的は、一人の
作業者によりサブユニットを容易にセットアップするこ
とができる、改良されたワークのセットアップ治具を提
供することである。
【0008】この発明のその他の目的は、この発明に従
って構成されたワークのセットアップ治具の実施例につ
いて、添付図面を参照して詳細に説明する後の記載から
明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記主目的を達成するた
め、この発明によれば、一対の棒部材から構成され、該
一対の棒部材の各々は、実質的に同一形状の回転体が支
持された回転体支持軸部と、該回転体支持軸部の各々を
同軸上に配置した状態において、該回転体支持軸部の各
々の、互いに離れる方向側の端部から、それぞれ同一方
向に向かって対称的に延びるよう形成された本体部分と
を含み、該回転体支持軸部の各々の、互いに近づく方向
側の端部間は、該同軸上において互いに着脱自在に連結
されるよう構成されたことを特徴とするワークのセット
アップ治具、が提供される。
【0010】上記主目的を達成するため、この発明によ
れば、更に、一対の棒部材から構成され、該一対の棒部
材の各々は、実質的に同一形状のブロックが支持された
ブロック支持部と、該ブロック支持部の各々を同軸上に
配置した状態において、該ブロック支持部の各々の、互
いに離れる方向側の端部から、それぞれ同一方向に向か
って対称的に延びるよう形成された本体部分とを含み、
該ブロック支持部の各々の、互いに近づく方向側の端部
間は、該同軸上において互いに着脱自在に連結されるよ
う構成され、該ブロックの各々は、該ブロック支持部の
各々に対し、その軸方向位置及び回転方向位置が調整自
在に装着され、該ブロックの各々の、該ブロック支持部
の下方に位置する一端部には、実質的に同一形状の回転
体が支持され、また該ブロック支持部の上方に位置する
他端部には、ワークの一部に接触しうる接触部が設けら
れていることを特徴とするワークのセットアップ治具、
が提供される。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、この発明に
従って改良されたワークのセットアップ治具を、実施例
に基づいて詳細に説明する。図1及び図2において、全
体を番号2で示すワークのセットアップ治具は、一対の
棒部材4及び6から構成されている。棒部材4は、回転
体8が支持された回転体支持軸部10を備え、棒部材6
は、回転体12が支持された回転体支持軸部14を備え
ている。回転体支持軸部10は、図2に示すように、丸
棒部材16と、丸棒部材16の一端部側に圧入固着され
たパイプ部材18とを含んでいる。丸棒部材16の中央
部付近には、丸棒部材16より大径のフランジ部20が
一体に形成されている。丸棒部材16には、回転体8が
、その一側部がフランジ部20の一側部に当接して支持
されている。丸棒部材16の、回転体8の他側部側には
、ストップリング22がボルト24により固着されてい
る。回転体8は、フランジ部20とストップリング22
とにより、丸棒部材16の所定の位置に回転自在に支持
される。丸棒部材16の、ストップリング22固着側の
端部に前記パイプ部材18が圧入固着されている。
【0012】回転体支持軸部14は、図3に示すように
、丸棒部材26と、丸棒部材26の両端部側にそれぞれ
圧入固着されたパイプ部材28及び30とを含んでいる
。丸棒部材26の中央部付近には、丸棒部材26より大
径のフランジ部32が一体に形成されている。丸棒部材
26には、回転体12が、その一側部がフランジ部32
の一側部に当接して支持されている。丸棒部材26の、
回転体12の他側部側には、ストップリング34がボル
ト36により固着されている。回転体12は、フランジ
部32とストップリング34とにより、丸棒部材26の
所定の位置に回転自在に支持される。丸棒部材26の、
ストップリング34固着側の端部に前記パイプ部材28
が圧入固着され、フランジ部32側の端部に前記パイプ
部材30が圧入固着されている。
【0013】各回転体8及び12は、実質的に同一形状
に構成されている。各回転体支持軸部10及び14は、
互いに同軸上に配置しうるよう直線状に形成されている
。各回転体支持軸部10及び14が、互いに同軸上に配
置された状態において、回転体支持軸部10及び14の
各々において、互いに近づく方向側の端部の一方、すな
わち、回転体支持軸部14の端部は、パイプ部材28に
より構成され、互いに近づく方向側の端部の他方、すな
わち、回転体支持軸部10の端部は、丸棒部材16によ
り構成されている。しかも、丸棒部材16とパイプ部材
28とは、相互に着脱自在に嵌合しうるような大きさに
、それぞれの外径及び内径が規定されている。
【0014】図1に示すように、棒部材4及び6は、更
に、回転体支持軸部10及び14の各々を同軸上に配置
した状態において、回転体支持軸部10及び14の各々
の、互いに離れる方向側の端部からそれぞれ同一方向に
向かって対称的に延びるよう形成された本体部分38及
び40を含んでいる。本体部分38及び40は、この例
では、平面から見て、互いに所定の間隔をもって平行に
延びるよう形成されている。図5に示すように、棒部材
4及び6が各回転体8及び12を介してフロア上に載置
されたとき、本体部分38及び40の、それぞれ回転体
支持軸部10及び14と反対側の端部の高さが、回転体
支持軸部10及び14の各々の高さより高くなるよう形
成されている。具体的には、本体部分16及び18は、
それぞれ回転体支持軸部10及び14から実質的に水平
に延び、その長手方向のほぼ中央部付近から、上方に向
かって直線状に傾斜するよう形成されている。
【0015】図1および図4に示すように、本体部分3
8及び40の各々の、回転体支持軸部10及び14と反
対側の端部には、把持部42及び44が形成されている
。把持部42及び44の各々は、本体部分38及び40
の各々の端部を、同軸上であって互いに近づく方向に延
びるよう形成することにより構成されている。なお、こ
の例では、棒部材4の、パイプ部材18、本体部分38
及び把持部42は、一本のパイプ材により形成されてい
る。また、同様に、棒部材6の、パイプ部材30、本体
部分40及び把持部44は、一本のパイプ材により形成
されている。
【0016】図6に示すように、パイプ材からなる把持
部42の内部に丸棒部材46を圧入して固着し、その突
出端部をパイプ材からなる把持部44の内部に着脱自在
に嵌合しうるよう構成してもよい。これにより、把持部
42及び44の各々は、着脱自在に連結される。図7及
び図8は、棒部材4の把持部42の変形例を示すもので
、本体部分38の、上方に向かって直線状に傾斜した上
端部を、水平方向に延びるよう形成することにより構成
されている。この場合、図示はしていないが、他の棒部
材6の把持部44も同様に形成される。
【0017】図1、図4、図5、図7及び図8において
2点鎖線で示すように、各棒部材4及び6の各本体部分
38及び40の各々における所定の位置には、後述する
ワークであるサブユニット78の両側部に設けられた被
持ち上げ用部材であるアーム96及び98(図12参照
)に係合しうる、持ち上げ用係合部材48及び50が装
着されている。持ち上げ用係合部材48及び50は、本
体部分38及び40の各所定の位置に着脱自在に装着さ
れる。持ち上げ用係合部材48及び50は、それぞれ実
質的に同一の構成を有している。したがってここでは、
その一つである、本体部分38に装着された持ち上げ用
係合部材48の構成を、図9及び図10を参照して説明
する。
【0018】持ち上げ用係合部材48は、この例では、
2個のクランプ部材52及び54を、本体部分38の所
定の位置に、所定の間隔をおいて着脱自在に装着するこ
とにより構成されている。各クランプ部材52及び54
は、それぞれ実質的に同一の構成を有しているので、そ
の一方であるクランプ部材52の構成について説明し、
その他方のクランプ部材54については、同一部分を同
一符号で示すに止める。クランプ部材52は、バンド部
材56と金具58とを含んでいる。バンド部材56は、
薄い帯状の鋼板を折り曲げて形成された円筒部と、その
各端部に、互いに間隔をおいて向き合うよう形成された
フランジ部とから構成されている。円筒部の内径部は、
本体部分38の外径部と実質的に同径に形成されている
。このフランジ部の各々には、図示しない孔が形成され
ている。金具58は、薄い鋼板をT形に折り曲げること
により形成されている。金具58の折り曲げられた各端
部は、互いに重なり合うような重合部となっている。 この重合部には、図示しない孔が形成されている。
【0019】バンド部材56をそのフランジ部側から広
げることにより、バンド部材56の円筒部が、本体部分
38の所定の位置における外径部に嵌め込まれる。次い
で金具58の重合部をバンド部材56のフランジ部間に
位置付け、それらの各孔にボルト60を貫通し、蝶ねじ
62により締め付ける。以上により、クランプ部材52
は、本体部分38の所定の位置に着脱自在に装着される
。他のクランプ部材54も、クランプ部材52と同様に
して、クランプ部材52と所定の間隔をおいて、本体部
分38の所定の位置に着脱自在に装着される。本体部分
38及び40にそれぞれ同様に装着されるクランプ部材
52及び54の前記間隔は、後述するサブユニット78
のアーム96及び98(図12参照)をその間に挿入で
きる大きさに設定される。なお、前記クランプ部材52
及び54は、ネグロス電工株式会社から市販されている
電線管用吊りバンド(型番SB15A)の構成部品の一
部を利用したものである。
【0020】なお、持ち上げ用係合部材48及び50は
、上記実施例におけるクランプ部材52及び54を使用
する例に限定されるものではなく、ワークであるサブユ
ニット78に設けられたアーム96及び98に係合でき
るものであれば、どのような部材を用いてもよい。また
、図示はしていないが、棒部材の各本体部分38及び4
0を折り曲げて、アーム96及び98に係合できる凹部
を一体に形成することも考えられる。一方、本体部分3
8及び40に持ち上げ用係合部材48及び50を設けな
い場合においては、サブユニット78に本体部分38及
び40に係合しうる被係合部を設けておけば、同様な機
能は得られるものである。もっとも、本体部分38及び
40を、直接アーム96及び98に当接させて、サブユ
ニット78をセットアップすることは可能である。この
場合、アーム96及び98の、本体部分38及び40に
当接する部分には、滑りにくい部材が設けられているこ
とが好ましい。
【0021】以上のように構成された棒部材4及び6は
、ワークのセットアップ治具として使用する場合、棒部
材4及び6の回転体支持軸部10及び14を同軸上に配
置し、互いに近づく方向に移動させることにより、回転
体支持軸部10の丸棒部材16と回転体支持軸部14の
パイプ部材28とを嵌合させる。以上により、各棒部材
4及び6は、互いに連結される(図4参照)。
【0022】次に、以上のように構成されたワークのセ
ットアップ治具の作用について説明する。図11及び1
2を参照して、番号64は、台車を示している。台車6
4は、フロアを移動するための4個のキャスタと、図示
しないリフタ機構とを備えている。台車64の上部には
、作業テーブル68が旋回自在に装着されている。作業
テーブル68上には、組立治具パレット70が着脱自在
に装着されている。組立治具パレット70は、この例で
は、後述するユニットタイプ複写機74の本体ユニット
76より大きく構成されている。組立治具パレット70
の前端部の下方には、3個のキャスタを備えた支持手段
72が装着されている。組立治具パレット70上には、
所定の組立工程を経て組み立てられたユニットタイプ複
写機74の本体ユニット76が載置されている。他の図
示しない台車により運ばれてきたキャスタ付きサブユニ
ット78が、組立治具パレット70の上部に移動され、
所定の位置に載置される。なお、前記したように、本体
ユニット76の前記側部の下方位置には、サブユニット
78支持用の支持ピン80及び82が突出して設けられ
、また上方位置には、サブユニット78取付け用のねじ
孔84及び86が形成されている。サブユニット78の
対応する側部の下方位置には、前記支持ピン80及び8
4にそれぞれ嵌合しうる支持孔88及び90が設けられ
、また対応する側部の上方位置には、前記サブユニット
78取付け用のねじ孔84及び86にそれぞれ係合しう
る蝶ねじ92及び94が取付けられている。また、サブ
ユニット78の両側部には、被持ち上げ用部材であるア
ーム96及び98が設けられている。
【0023】以上のように、組立治具パレット70上に
載置されたサブユニット78は、前記ワークのセットア
ップ治具2を利用して、本体ユニット76に対し次のよ
うにドッキングされる。サブユニット78の両側から、
組立治具パレット70上の隙間に棒部材4及び6の回転
支持軸部10及び14を差し込む。回転支持軸部10及
び14を互いに近づく方向に移動することにより、回転
支持軸部10及び14を連結する。回転支持軸部10及
び14は、それらに設けられた回転体8及び12を介し
て組立治具パレット70上に支持される。把持部42及
び44を持ち上げて、本体部分38及び40に設けられ
た持ち上げ用係合部材48及び50をサブユニット78
のアーム96及び98にそれぞれ係合させる。次いで、
回転体8及び12を支点として、把持部42及び44を
所定の高さまで持ち上げ、本体ユニット76側に移動さ
せることにより、サブユニット78の支持孔88及び9
0を、本体ユニット76の支持ピン80及び82に嵌合
させる。サブユニット78は、本体ユニット76に支持
される。この状態において、サブユニット78の蝶ネジ
92及び94を、本体ユニット76のサブユニット78
取付け用のねじ孔84及び86に締め込む。以上により
、サブユニット78は、本体ユニット76にしっかりと
組み付けられる。なお、本体ユニット76及びサブユニ
ット78は、実際には組立治具パレット70上に、図示
しないレベルボルトにより支持される。棒部材4及び6
の回転支持軸部10及び14を互いに離れる方向に引き
離すことにより、棒部材4及び6の連結を解除して、組
立治具パレット70上からワークのセットアップ治具2
を取り外す。図13に示すように、台車64は、複写機
74の本体ユニット76にサブユニット78をドッキン
グした状態で、次の作業工程を行うために移動される。
【0024】次に、ワークのセットアップ治具の他の実
施例について説明する。図14ないし図16を参照して
、全体を番号100で示すワークのセットアップ治具は
、一対の棒部材102及び104から構成されている。 棒部材102及び104は、それぞれ一本の丸棒部材か
ら形成されている。棒部材102は、ブロック106が
支持されたブロック支持部108を備え、棒部材104
は、ブロック110が支持されたブロック支持部112
を備えている。ブロック106及び110は、実質的に
同一形状に構成されている。ブロック支持部108及び
112は、互いに同軸上に配置しうるよう直線状に形成
されている。棒部材102及び104は、更に、ブロッ
ク支持部108及び112の各々を同軸上に配置した状
態において、ブロック支持部108及び112の各々の
、互いに離れる方向側の端部から、それぞれ同一方向に
向かって対称的に延びるよう形成された本体部分114
及び116を含んでいる。本体部分114及び116は
この例では、互いに所定の間隔をもって平行に延びるよ
う形成されている。ブロック支持部108の外周部には
、軸方向の所定の範囲にわたってセレーション118が
形成され、その内部には、ブロック支持部112に近づ
く方向側の端部から軸方向に沿って所定の深さを有する
孔119(図16参照)が形成されている。ブロック支
持部112の外周部には、軸方向の所定の範囲にわたっ
てセレーション120が形成され、そのブロック支持部
108に近づく方向側の端部は、ブロック支持部108
に形成された前記孔119に着脱自在に嵌合しうる丸棒
部材122により構成されている。
【0025】ブロック106は、この例では、側方から
見て三角形状に形成され、所定の厚さを有している。ブ
ロック106の、ブロック支持部108の下方に位置す
る一端部には、二股部が形成され、この二股部に回転体
124が支持されている。またブロック支持部108の
上方に位置する他端部には、ワークの一部に接触しうる
接触部126(図15及び図16参照)が設けられてい
る。接触部126は円弧状に形成されている。ブロック
106の中央部には、図示しない貫通孔が設けられ、こ
の貫通孔の内周部には、ブロック支持部108のセレー
ション118に嵌合しうる図示しないセレーションが形
成されている。ブロック106には、その一側部から前
記貫通孔の内周部に貫通するねじ孔128(図16参照
)が形成されている。他方のブロック110は、ブロッ
ク106と実質的に同一の構成を有しているので、説明
は省略し、同一部分を同一符号で示すに止める。
【0026】以上のように構成されたブロック106は
、ブロック支持部108のセレーション118に嵌合さ
れる。ブロック106に設けられたねじ孔128にボル
ト130がねじ込まれ、ボルト130の先端がセレーシ
ョン118の外周部に当接することにより、ブロック1
06は、ブロック支持部108の所定の位置に所定の角
度で装着される。一方ブロック110は、ブロック支持
部112のセレーション120に嵌合される。ブロック
110に設けられたねじ孔128(図示せず)にボルト
130がねじ込まれ、ボルト130の先端がセレーショ
ン120の外周部に当接することにより、ブロック11
0は、ブロック支持部112の所定の位置に所定の角度
で装着される。ブロック106及び110の各々は、各
セレーション118及び120との軸方向及び回転方向
位置を選択して装着することができる。したがって、ブ
ロック106及び110の各々は、ブロック支持部10
8及び112の各々に対し、それらの軸方向位置及び回
転方向位置が調整自在に装着される。
【0027】図15に示すように、棒部材102及び1
04がブロック支持部108及び112の回転体124
を介してフロア上に載置されたとき、本体部分114及
び116の、それぞれブロック支持部108及び112
と反対側の端部の高さが、ブロック支持部108及び1
12の各々の高さより高くなるよう形成されている。具
体的には、本体部分114及び116は、それぞれブロ
ック支持部108及び112から実質的に水平に延び、
その長手方向のほぼ中央部付近から、上方に向かって直
線状に傾斜するよう形成されている。棒部材102及び
104の各本体部分114及び116の、ブロック支持
部108及び112と反対側の端部には、それぞれ把持
部132及び134が形成されている。把持部132及
び134は、各本体部分114及び116を前記傾斜端
部から水平方向に折り曲げることにより形成されている
。把持部132及び134は、もちろん、前記実施例に
おいて説明したように構成してもよい。
【0028】以上のように構成された棒部材102及び
104は、ワークのセットアップ治具として使用する場
合には、棒部材102及び104のブロック支持部10
8及び112を同軸上に配置し、互いに近づく方向に移
動させることにより、ブロック支持部108の孔119
とブロック支持部112の丸棒部材122とを互いに嵌
合させる。以上により、各棒部材102及び104は、
互いに連結される(図17参照)。
【0029】以上のように構成されたワークのセットア
ップ治具100の作用は、基本的には前記実施例におい
て説明した通りである。相違するところは、図16に示
すように、ブロック106及び110の各接触部126
をワーク78の下端部(例えばフレーム部分の下端部)
に当接させることにより、ワーク78をセットアップす
ることである。ワークのセットアップ治具100を利用
することによる効果については、後述する。
【0030】
【発明の効果】以上、一実施に基づいて説明したこの発
明によれば、次のような効果が得られる。 (1)ワークのセットアップにおける持ち上げ作業が、
テコの原理できわめて容易となるので、作業者への負担
が軽減され、また、セットアップ作業を安全に行うこと
ができる。 (2)一人の作業者によりセットアップ作業を行うこと
が可能となるので、作業効率が著しく向上される。 (3)サブユニットの各支持孔を本体ユニットの各支持
ピンと嵌合させる作業が容易となり、セットアップ作業
時間が短縮される。 (4)持ち上げ用係合部材が、本体部分の所定の位置に
装着された場合には、ワークの両側に設けられた被持ち
上げ用部材を介してワークをしっかりと保持できるので
、ワークのセットアップ作業を、より安全かつ確実に行
うことができる。 (5)持ち上げ用係合部材が、本体部分の所定の位置に
着脱自在に装着された場合には、その装着位置を任意に
設定することができる。その結果、ワークに設けられた
被持ち上げ用部材に対する持ち上げ用係合部材の保持位
置及びワークの持ち上げ高さ(リフトアップ量)を、ワ
ークに応じて任意に変更できるので、実用上きわめて有
用である。 (6)ブロックの各接触部を利用する形式のワークのセ
ットアップ治具においては、ブロックのブロック支持部
に対する軸方向及び回転方向の各装着位置を任意に設定
できる。その結果、ワークの形状に応じて、ワークとの
接触位置及びワークの持ち上げ高さ(リフトアップ量)
を適切に調整することができる。また、狭いフロア部で
の使用が可能となる。もちろん、前記(1)ないし(3
)の効果も達成できる。
【0031】以上、この発明を、実施例に基づいて詳細
に説明したが、この発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内において、さまざまな変形
あるいは修正ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従って改良されたワークのセットア
ップ治具の一実施例を、互いに連結しない状態で示す平
面図。
【図2】図1のA矢視断面図。
【図3】図1のB矢視断面図。
【図4】図1に示すワークのセットアップ治具を、互い
に連結した状態で示す平面図。
【図5】図4のC矢視図。
【図6】ワークのセットアップ治具の把持部の変形例を
示す部分的平面図。
【図7】把持部の更に他の変形例を備えたワークのセッ
トアップ治具の側面図。
【図8】図7の平面図。
【図9】持ち上げ用係合部材の一例を示す斜視概略図。
【図10】図9の側面図。
【図11】ワークのセットアップ治具の使用状態を示す
側面概略図。
【図12】図11の上面概略図。
【図13】図11の後工程を示す側面概略図。
【図14】ワークのセットアップ治具の他の実施例を、
互いに連結しない状態で示す平面図。
【図15】図14の側面図。
【図16】図14のC−C矢視図。
【図17】図14に示すワークのセットアップ治具を、
互いに連結した状態で示す平面図。
【符号の説明】
2  ワークのセットアップ治具 4及び6  一対の棒部材 8及び12  回転体 10及び14  回転体支持軸部 16  丸棒部材 28  パイプ部材 38及び40  本体部分 42及び44  把持部 48及び50  持ち上げ用係合部材 52及び54  クランプ部材 64  台車 70  組立治具パレット 74  複写機 76  本体ユニット 78  サブユニット 80及び82  支持ピン 92及び94  蝶ねじ 96及び98  アーム 100  他の実施例であるワークのセットアップ治具
106及び110  ブロック 108及び112  ブロック支持部 118及び120  セレーション 119  孔 122  丸棒部材 124  回転体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一対の棒部材から構成され、該一対の
    棒部材の各々は、実質的に同一形状の回転体が支持され
    た回転体支持軸部と、該回転体支持軸部の各々を同軸上
    に配置した状態において、該回転体支持軸部の各々の、
    互いに離れる方向側の端部から、それぞれ同一方向に向
    かって対称的に延びるよう形成された本体部分とを含み
    、該回転体支持軸部の各々の、互いに近づく方向側の端
    部間は、該同軸上において互いに着脱自在に連結される
    よう構成されたことを特徴とするワークのセットアップ
    治具。
  2. 【請求項2】  該回転体支持軸部の各々において、互
    いに近づく方向側の該端部の一方は、パイプ部材により
    構成され、該端部の他方は、該パイプ部材に着脱自在に
    嵌合しうる丸棒部材により構成されたことを特徴とする
    請求項1記載のワークのセットアップ治具。
  3. 【請求項3】  該本体部分の各々の、該回転体支持軸
    部と反対側の端部には、把持部が形成されていることを
    特徴とする請求項1記載のワークのセットアップ治具。
  4. 【請求項4】  該把持部の各々は、該本体部分の各々
    の該端部を、同軸上であって互いに近づく方向に延びる
    よう形成することにより構成されたことを特徴とする請
    求項3記載のワークのセットアップ治具。
  5. 【請求項5】  該本体部分の各々における所定の位置
    には、ワークに設けられた被持ち上げ用部材に係合しう
    る、持ち上げ用係合部材が設けられていることを特徴と
    する請求項1記載のワークのセットアップ治具。
  6. 【請求項6】該持ち上げ用係合部材の各々は、該本体部
    分の該所定の位置に着脱自在に設けられていることを特
    徴とする請求項5記載のワークのセットアップ治具。
  7. 【請求項7】  該一対の棒部材が該回転体の各々を介
    してフロア上に載置されたとき、該本体部分の各々の、
    該回転体支持軸部と反対側の端部の高さが、該回転体支
    持軸部の各々の高さより高くなるよう形成されたことを
    特徴とする請求項1記載のワークのセットアップ治具。
  8. 【請求項8】  一対の棒部材から構成され、該一対の
    棒部材の各々は、実質的に同一形状のブロックが支持さ
    れたブロック支持部と、該ブロック支持部の各々を同軸
    上に配置した状態において、該ブロック支持部の各々の
    、互いに離れる方向側の端部から、それぞれ同一方向に
    向かって対称的に延びるよう形成された本体部分とを含
    み、該ブロック支持部の各々の、互いに近づく方向側の
    端部間は、該同軸上において互いに着脱自在に連結され
    るよう構成され、該ブロックの各々は、該ブロック支持
    部の各々に対し、その軸方向位置及び回転方向位置が調
    整自在に装着され、該ブロックの各々の、該ブロック支
    持部の下方に位置する一端部には、実質的に同一形状の
    回転体が支持され、また該ブロック支持部の上方に位置
    する他端部には、ワークの一部に接触しうる接触部が設
    けられていることを特徴とするワークのセットアップ治
    具。
  9. 【請求項9】  該ブロック支持部の各々において、互
    いに近づく方向側の該端部の一方には、該軸方向に沿っ
    て所定の深さを有する孔が設けられ、該端部の他方は、
    該孔に着脱自在に嵌合しうる丸棒部材により構成された
    ことを特徴とする請求項8記載のワークのセットアップ
    治具。
  10. 【請求項10】  該ブロック支持部の各々の外周部に
    は、該軸方向の所定の範囲にわたってセレーションが形
    成され、該ブロックの各々は、対応する該セレーション
    に嵌合されるとともに該ブロックの各々を貫通するねじ
    孔に係合されたボルトにより、該軸方向位置及び該回転
    方向位置が規定されるよう構成されたことを特徴とする
    請求項8記載のワークのセットアップ治具。
  11. 【請求項11】  該本体部分の、該ブロック支持部と
    反対側の端部には、把持部が形成されていることを特徴
    とする請求項8記載のワークのセットアップ治具。
JP10963791A 1991-04-16 1991-04-16 ワークのセットアップ治具 Withdrawn JPH04315526A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10963791A JPH04315526A (ja) 1991-04-16 1991-04-16 ワークのセットアップ治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10963791A JPH04315526A (ja) 1991-04-16 1991-04-16 ワークのセットアップ治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04315526A true JPH04315526A (ja) 1992-11-06

Family

ID=14515336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10963791A Withdrawn JPH04315526A (ja) 1991-04-16 1991-04-16 ワークのセットアップ治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04315526A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011146578A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Fuji Mach Mfg Co Ltd 台車および電子部品実装機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011146578A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Fuji Mach Mfg Co Ltd 台車および電子部品実装機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3852917A (en) Work support apparatus with pipe grooving tool
JPH01153205A (ja) 加工片チャック組立体
JPH04315526A (ja) ワークのセットアップ治具
US6836942B2 (en) Third hand stand and method of using the same
JPH08156504A (ja) タイヤ移載用補助装置
KR200480883Y1 (ko) 가스용기 운반 기구
JP2002046033A (ja) ボルト・ナット供給装置
JP6368415B1 (ja) タイヤ交換補助具
JPS58181537A (ja) チエ−ン式工具マガジンを備えた工作機械
JPH0154159B2 (ja)
JPH07171724A (ja) メインベアリング自動組立装置
JP2529823Y2 (ja) 工作機械への工作物の着脱支援装置
JP3775863B2 (ja) 車輪搬送装着装置
JP2586348Y2 (ja) パイプの把持装置
JPS61289917A (ja) ロ−ル組替方法及び装置
US3756101A (en) Work support apparatus with pipe grooving tool
JP2548749Y2 (ja) ワ−クの位置決め把持装置
KR200250910Y1 (ko) 정비차량용 운반장치
JP2001158574A (ja) 線繰台
JP3731855B2 (ja) リヤ足回り部品小組装置
JP6647871B2 (ja) サスペンション集合体搬送装置
JPS6137480Y2 (ja)
JPH01202365A (ja) 鋼管々端円周自動切断装置
JP3385782B2 (ja) ワークの自動移載装置
JPS6016469Y2 (ja) 円周継手の溶接用台車

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980711