JP6647871B2 - サスペンション集合体搬送装置 - Google Patents
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Description
このようなサスペンション集合体は、サスペンション集合体を形成する作業工程から車両へ組込む工程まで、搬送される。そのために各種搬送装置が用いられる(例えば、特許文献1(図4)参照)。
図9は従来の技術の基本原理を説明する図であり、
図9(a)に示すように、ハブ101は、車輪の中心部に嵌合して荷重を受ける環状部102及び車輪を止める車輪固定ボルト103、104を備えている。車輪が付いていない状態、すなわち車輪固定ボルト103、104がむき出しの状態で、サスペンション集合体が搬送される。この搬送の際に運搬用のアタッチメント110が必要となる。
この際に、ナット117は小さな部品であるため、脱落や紛失が心配される。
前記ハブに車幅方向外側から着脱自在に組付けられる左右のアタッチメントと、車幅方向に変位し下端が前記アタッチメントに設けた係合部を下方から保持する左右のアーム部材と、これらの左右のアーム部材を一体的に移動させる運搬手段とからなり、
前記ハブは、前記車輪を固定する複数の車輪固定ボルト又は前記車輪固定ボルトをねじ込む雌ねじ部を備えており、
前記アタッチメントは、前記複数の車輪固定ボルトを通すボルト穴又は前記車輪固定ボルトと同じボルト径のボルト部を通すボルト穴を備えると共に、前記複数のボルト穴の一つに、一端に前記車輪固定ボルトにねじ込む雌ねじ部又は前記ボルト部を有し他端に作業員が工具又は指を掛ける指掛け部を有し前記車輪固定ボルトの軸に沿って延びる軸状部材と、この軸状部材を前記車輪固定ボルトの軸に沿って一定の距離に限って移動可能に且つ前記車輪固定ボルトの軸回りに回転可能に保持する軸保持部材とを備え、
前記軸状部材及び前記軸保持部材は、前記複数のボルト穴のうち、最も上位にあるボルト穴に付設されていることを特徴とする。
よって、サスペンション集合体の運搬に際して、ナット又はボルトが脱落する心配のない搬送装置が提供される。
図2に示すように、サスペンション集合体搬送装置20は、ハブ13、13に車幅方向外側から着脱自在に組付けられる左右のアタッチメント50、50と、車幅方向に揺動し下端に設けた受け部材45、45がアタッチメント50、50に嵌合する左右のアーム部材21L、21R(Lは左、Rは右を示す添え字である。以下同様)と、これらのアーム部材21L、21Rを昇降させ且つ水平移動させる運搬手段22とからなる。
昇降フレーム23は、縦ビーム24、24に渡した水平ビーム25、26を備え、下段の水平ビーム25に、サスペンション集合体用の部品であるスプリング16、16を掛けることができるフック27、27を備えると共に左右のアタッチメント50、50を不使用時に掛けることができるフック29、29を備える。これらのフック29、29にボルトなどを入れる箱31、31が備えられる。更に水平ビーム25の中央にデフ保持機構40が備えられる。
パッド53は、金属よりも柔らかい樹脂製のドーナツ板であり、ビス59にて取り外し可能にフランジ52に固定される。パッド53は、ボルト穴57より小径の通孔61を有している。
軸状部材75は、穴71より大径の大径部76と、この大径部76より小径で且つ穴71より1.0〜2.0mmだけ小径の中径部77と、この中径部77より小径の小径部78とからなる中実軸である。小径部78には、軸直角方向に貫通するピン穴79が設けられている。
次に、作業者は指掛け部80を回す。
図7(b)に示すように、ハブ13にアタッチメント50がセットされた。この状態で、運搬作業を実施する。運搬作業後に、図7(a)のように、ハブ13からアタッチメント50を外すが、図6(a)で説明したように、軸状部材75が軸保持部材70から外れる心配がない。
仮に、運搬作業中に、軸状部材75が緩んでも、軸保持部材70から外れることはない。
よって、従来のように、ナットが脱落することを心配する必要はない。
図6(a)に示すように、パッド53の通孔61の径を、ボルト穴57の径よりも小さくしておく。すると、雄ねじ部95は通孔61には接触するものの、ボルト穴57には接触しない。通孔61は柔らかい樹脂に形成されている。硬い金属製のボルト穴57には接触しない。よって、雄ねじ部95、95が傷む心配がない。
加えて、上位であれば、図3に示す傾斜部49aと傾斜部49aの間に指掛け部80が収まる。そのため、軸保持部材70が受け部材45に干渉する心配が無くなる。
指掛け部80は、市販のナットと同形のブロックを削り出し、これを小径部78に嵌合してもよい。形状が同形であるため、操作に違和感はない。
なお、ブロックを削り出す場合は、指掛け部80は、四角柱や八角柱であってもよい。
図8(a)に示すように、軸状部材75Bは、穴71より大径の大径部76と、この大径部76より小径で且つ穴71より1.0〜2.0mmだけ小径の中径部77と、この中径部77より小径の小径部78と、中径部77とは反対側に大径部76から延びるボルト部96とからなる中実軸である。小径部78には、軸直角方向に貫通するピン穴79が設けられている。ボルト部96のボルト径は車輪固定ボルト94のボルト径と同じである。
セットが完了した軸保持部材70は、図4に示すロックボルト85にて、フランジ52に取付ける。
よって、本発明のアタッチメント50は、車輪固定ボルト94、94Tが付いているハブ13と、雌ねじ部97が設けられているハブ13の両方に適用できる。
Claims (6)
- 車幅方向の両端部に車輪を取付ける左右のハブを有するサスペンション集合体を、持ち上げて搬送するサスペンション集合体搬送装置であって、
前記ハブに車幅方向外側から着脱自在に組付けられる左右のアタッチメントと、車幅方向に変位し下端が前記アタッチメントに設けた係合部を下方から保持する左右のアーム部材と、これらの左右のアーム部材を一体的に移動させる運搬手段とからなり、
前記ハブは、前記車輪を固定する複数の車輪固定ボルト又は前記車輪固定ボルトをねじ込む雌ねじ部を備えており、
前記アタッチメントは、前記複数の車輪固定ボルトを通すボルト穴又は前記車輪固定ボルトと同じボルト径のボルト部を通すボルト穴を備えると共に、前記複数のボルト穴の一つに、一端に前記車輪固定ボルトにねじ込む雌ねじ部又は前記ボルト部を有し他端に作業員が工具又は指を掛ける指掛け部を有し前記車輪固定ボルトの軸に沿って延びる軸状部材と、この軸状部材を前記車輪固定ボルトの軸に沿って一定の距離に限って移動可能に且つ前記車輪固定ボルトの軸回りに回転可能に保持する軸保持部材とを備え、
前記軸状部材及び前記軸保持部材は、前記複数のボルト穴のうち、最も上位にあるボルト穴に付設されていることを特徴とするサスペンション集合体搬送装置。 - 前記指掛け部は、前記車輪固定ボルトとセットで使用される車輪固定ナットと同形であることを特徴とする請求項1記載のサスペンション集合体搬送装置。
- 前記指掛け部は、前記車輪固定ボルトとセットで使用される車輪固定ナットであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のサスペンション集合体搬送装置。
- 前記アタッチメントは、前記複数のボルト穴を有する金属製のフランジを有すると共に、このフランジと前記ハブの間に介在させるパッドを備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のサスペンション集合体搬送装置。
- 前記パッドは、前記車輪固定ボルトを通す通孔を有し、この通孔の孔径が前記ボルト穴の穴径より小径に設定されていることを特徴とする請求項4記載のサスペンション集合体搬送装置。
- 前記パッドは、樹脂製であることを特徴とする請求項4又は請求項5記載のサスペンション集合体搬送装置。
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JP2016005591A JP6647871B2 (ja) | 2016-01-14 | 2016-01-14 | サスペンション集合体搬送装置 |
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