JP2009113879A - 管体の吊り具 - Google Patents
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Abstract
【課題】直管、L字形継ぎ手、T字形継ぎ手等の形状の異なる管体に対応できるハッカーを備えた管体の吊り具を提供する。
【解決手段】クレーン等のフック掛止部を備えた吊り上げフレームと、管体を狭持し又は管体内壁に当接、押圧して該管体を支持するハッカーと、該ハッカーを装着する天秤と、前記吊り上げフレームの両端部に、その上端部が回動自在に軸着された第1アームと、該第1アームの下端部にその上端部が回動自在に連結され、かつ下端部が前記ハッカーの上端部に回動自在に軸着された第2アームと、該第2アームの下端部上方近傍と前記ハッカーの下方内側中央部付近とを両端が回動自在な第3アームで連結してなる左右一対のリンク機構と、前記吊り上げフレームの中央部と前記天秤の中央部との間に伸縮可能に装着され前記一対のリンク機構の動作が左右均衡して行われるよう制御する制御軸とで構成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】クレーン等のフック掛止部を備えた吊り上げフレームと、管体を狭持し又は管体内壁に当接、押圧して該管体を支持するハッカーと、該ハッカーを装着する天秤と、前記吊り上げフレームの両端部に、その上端部が回動自在に軸着された第1アームと、該第1アームの下端部にその上端部が回動自在に連結され、かつ下端部が前記ハッカーの上端部に回動自在に軸着された第2アームと、該第2アームの下端部上方近傍と前記ハッカーの下方内側中央部付近とを両端が回動自在な第3アームで連結してなる左右一対のリンク機構と、前記吊り上げフレームの中央部と前記天秤の中央部との間に伸縮可能に装着され前記一対のリンク機構の動作が左右均衡して行われるよう制御する制御軸とで構成されている。
【選択図】 図1
Description
直管、L字形継ぎ手、T字形継ぎ手等の異なる形状の管体をハッカーのアームで挟持し、又は管体の内壁にハッカーのアームを当接、押圧して該管体を支持し、クレーン等に吊り下げて運搬するための管体の吊り具に関する。
鋼管等の管体の製造工場や集配倉庫、加工工場、配管現場などでは、管体の移動、車両への積み込み、積み降ろし等の作業が必須であり、鋼管等重量のある管体の扱いにはクレーンの使用は欠かせないものとなっている。しかし扱う管体は直管だけでなく、L字形継ぎ手、T字形継ぎ手等に加工されたものもあり、異なる形状の管体をクレーンで吊り下げるには、管体の形状によって様々な方法を採らざるを得ない状態にある。
例えば、横向きに寝かせて置かれた直管の場合には、先端に鈎を取り付けたロープを前記直管の両端の開口部に引っ掛けフックをかけて吊り下げ(図5参照)、また、L字形継ぎ手やT字形継ぎ手の場合には吊り具のベルトを前記L字形継ぎ手、T形継ぎ手の管内に挿通して吊り下げる(図6参照)などが行われてきた。
したがって、これらの管体を生産し出荷する工場や、あるいはこれらの管体を組み合わせて配管する現場等では、搬送する管体の形状ごとに異なる吊り下げ方法や吊り具を選択して使用しなければならず、また、管体内に吊り具のベルトを挿通し、また離脱させるための人手が必要となり、また、重量物を人手で扱うため安全性に対する不安がつきまとい、危険を排除するため作業を慎重に行うなど作業に時間がかかり、製品のコスト低減は困難な状態にあった。
さらに、特開2006−69713号公報には、クレーンのフックに吊り下げられ、長さが搬送する鋼管に匹敵する支持部材と、該支持部材の両端に取り付けたワイヤーに連接し、前記鋼管の端部を把持するハッカーとで構成した鋼管の吊り具の改良に関する発明が開示されているが、これは鋼管へのハッカーの装着、離脱が従来より迅速且つ安全に実施可能な鋼管の吊り具を提供することを目的としたものであって、直管、L字形継ぎ手、T字形継ぎ手等の形状の異なる管体、特にL字形継ぎ手、T字型継ぎ手に対応できるハッカーを備えた管体の吊り具の発明や考案は見られない。
特開2006−69713号公報
本発明は、上記背景技術に鑑み、直管、L字形継ぎ手、T字形継ぎ手等の形状の異なる管体、特にL字形継ぎ手、T字型継ぎ手に対応できるハッカーを備えた管体の吊り具を提供することを課題としている。
本発明者らは、鋭意研究の結果、上記課題を下記の手段で解決した。
(1)クレーン等吊り上げ機構のフックに掛止する掛止部を両端部に備えた水平な吊り上げフレームと、該吊り上げフレームの下方に並行して吊設された天秤の両側にピンで軸着され、直管、L字形継ぎ手、T字形継ぎ手等の管体を狭持し、又は管体内壁に当接し、押圧して該管体を支持するハッカーと、前記クレーン等で前記吊り上げフレームを吊り上げたとき前記ハッカーが管体を狭持し、又は管体の内壁に前記ハッカーが当接して押圧するように作動させる動力伝達機構を備えた管体の吊り具であって、
前記動力伝達機構が、前記吊り上げフレームの両端部に、それぞれその上端部が回動自在に軸着されハの字状に形成された2個の第1アームと、該第1アームの下端部にその上端部が回動自在に連結され、かつ下端部が前記ハッカーのそれぞれの上端部内側に回動自在に軸着され逆ハの字状に形成された2個の第2アームと、該第2アームの下端部上方近傍と前記ハッカーのそれぞれの下方内側中央部付近とを両端が回動自在に軸着され逆ハの字状に形成された2個の第3アームで連結してなる左右一対のリンク機構と、前記吊り上げフレームの中央部と前記天秤の中央部との間に伸縮可能に装着され前記一対のリンク機構の動作が左右均衡して行われるよう制御する制御軸とで構成され、前記吊り上げフレームをクレーン等で吊り上げることによって前記第1アームと第2アームとの外側に肘状に折り曲げられた連結部が伸び、かつ前記吊り上げフレームと前記天秤間の間隔変化に対応して、前記第3アームも回動して前記ハッカーはそれぞれその上部外側端に配設された前記ピンを中心として先端を内側、又は外側に回動自在にして管体を挟持、又は管体の内壁を押圧し支持することを特徴とする管体の吊り具 。
(1)クレーン等吊り上げ機構のフックに掛止する掛止部を両端部に備えた水平な吊り上げフレームと、該吊り上げフレームの下方に並行して吊設された天秤の両側にピンで軸着され、直管、L字形継ぎ手、T字形継ぎ手等の管体を狭持し、又は管体内壁に当接し、押圧して該管体を支持するハッカーと、前記クレーン等で前記吊り上げフレームを吊り上げたとき前記ハッカーが管体を狭持し、又は管体の内壁に前記ハッカーが当接して押圧するように作動させる動力伝達機構を備えた管体の吊り具であって、
前記動力伝達機構が、前記吊り上げフレームの両端部に、それぞれその上端部が回動自在に軸着されハの字状に形成された2個の第1アームと、該第1アームの下端部にその上端部が回動自在に連結され、かつ下端部が前記ハッカーのそれぞれの上端部内側に回動自在に軸着され逆ハの字状に形成された2個の第2アームと、該第2アームの下端部上方近傍と前記ハッカーのそれぞれの下方内側中央部付近とを両端が回動自在に軸着され逆ハの字状に形成された2個の第3アームで連結してなる左右一対のリンク機構と、前記吊り上げフレームの中央部と前記天秤の中央部との間に伸縮可能に装着され前記一対のリンク機構の動作が左右均衡して行われるよう制御する制御軸とで構成され、前記吊り上げフレームをクレーン等で吊り上げることによって前記第1アームと第2アームとの外側に肘状に折り曲げられた連結部が伸び、かつ前記吊り上げフレームと前記天秤間の間隔変化に対応して、前記第3アームも回動して前記ハッカーはそれぞれその上部外側端に配設された前記ピンを中心として先端を内側、又は外側に回動自在にして管体を挟持、又は管体の内壁を押圧し支持することを特徴とする管体の吊り具 。
(2)前記2個の第1アームの吊り上げフレームへの軸着点が、前記ハッカーによって管体を狭持する場合と、管体内壁に当接、押圧して該管体を支持する場合とで異にできるよう前記吊り上げフレームの両端部の軸着点に加え中央寄りに更にそれぞれ軸着点を設け、両軸着点間を結ぶ摺動孔を穿設し、第1アームの軸着軸を移動可能にしてなることを特徴とする前項(1)に記載の管体の吊り具。
(3)前記天秤が、前記ハッカーの左右のアーム間隔長を調節できる間隔調節手段を備えてなることを特徴とする前項(1)又は(2)に記載の管体の吊り具。
(4)前記ハッカーが、該ハッカーの左右のアームの上部外側部が逆L状に突出した突出部を備えてなり、前記ハッカーが管体の内壁に当接し押圧する際、管体の開口部を該突出部に当接させることによって管体の安定な支持を可能にしてなることを特徴とする前項(1)〜(3)のいずれか1項に記載の管体の吊り具。
(5)前記ハッカーが、該ハッカーの下方内側先端部、及び下方外側先端部にゴム等の滑り止めが装着されてなることを特徴とする前項(1)〜(4)のいずれか1項に記載の管体の吊り具。
(6)前記天秤の中央下端部に、挟持する管体等の上面に当接して吊り下げられた管体等の前後への傾きを抑止する管体押圧金具を上下移動可能に装着してなることを特徴とする前項(1)〜(5)のいずれか1項に記載の管体の吊り具。
(7)クレーン等吊り上げ機構のフックに掛止する掛止部を両端部に備えた水平な吊り上げフレームと、該吊り上げフレームの下方に並行して吊設された中間フレームと、直管、L字形継ぎ手、T字形継ぎ手等の管体を狭持するハッカーを装着する前記中間フレームの下方に並行して吊設された左右一対の下部フレームと、前記吊り上げフレームを吊り上げたとき前記ハッカーが管体を狭持するように作動させる動力伝達機構を備えた管体の吊り具であって、
前記動力伝達機構が、前記吊り上げフレームの両端部にそれぞれその上端部が回動自在に軸着された2個の第1アームと、該第1アームを逆ハの字状に形成するようにその下端部に回動自在に軸着され外側に凸な曲部を持つブーメラン形状の上方部がハの字状に形成された2個の第2アームとでなる左右一対のリンク機構と、前記第2アームの凸な曲部と下端部との中間位置で前記左右一対のリンク機構をそれぞれ回動自在に連結し、両リンク機構の動作の支点を形成する前記中間フレームと、該中間フレームの中央付近に回動自在に吊設された2個の第3アームと、該第3アームの下端部と前記第2アーム下端部にそれぞれ軸着されて架設され、前記ハッカーがそれぞれ垂下するように装着された前記左右一対の下部フレームと、前記吊り上げフレームの中央部と前記中間フレームの中央部との間に伸縮可能に装着され前記一対のリンク機構の動作が左右均衡して行われるよう制御する制御軸とで構成され、前記吊り上げフレームをクレーン等で吊り上げることによって、前記第1アームが前記第2アームを持ち上げるように作動し、その結果、前記中間フレームに支点を持つ前記2個の第2アームのそれぞれの下端部が内側に回動し、前記下部フレームに装着されたハッカーを閉じて管体等を挟持するように作動することを特徴とする管体の吊り具。
前記動力伝達機構が、前記吊り上げフレームの両端部にそれぞれその上端部が回動自在に軸着された2個の第1アームと、該第1アームを逆ハの字状に形成するようにその下端部に回動自在に軸着され外側に凸な曲部を持つブーメラン形状の上方部がハの字状に形成された2個の第2アームとでなる左右一対のリンク機構と、前記第2アームの凸な曲部と下端部との中間位置で前記左右一対のリンク機構をそれぞれ回動自在に連結し、両リンク機構の動作の支点を形成する前記中間フレームと、該中間フレームの中央付近に回動自在に吊設された2個の第3アームと、該第3アームの下端部と前記第2アーム下端部にそれぞれ軸着されて架設され、前記ハッカーがそれぞれ垂下するように装着された前記左右一対の下部フレームと、前記吊り上げフレームの中央部と前記中間フレームの中央部との間に伸縮可能に装着され前記一対のリンク機構の動作が左右均衡して行われるよう制御する制御軸とで構成され、前記吊り上げフレームをクレーン等で吊り上げることによって、前記第1アームが前記第2アームを持ち上げるように作動し、その結果、前記中間フレームに支点を持つ前記2個の第2アームのそれぞれの下端部が内側に回動し、前記下部フレームに装着されたハッカーを閉じて管体等を挟持するように作動することを特徴とする管体の吊り具。
(8)前記左右一対の下部フレームが、前記ハッカーの間隔長を調節できる間隔調節手段を備えてなることを特徴とする前項(7)に記載の管体の吊り具。
(9)前記ハッカーが、その先端部にゴム等の滑り止めが装着された管受け金具を備えてなり、該管受け金具が、前記管体等の管径中心より下方で管体等を狭持してなることを特徴とする前項(7)又は(8)に記載の管体の吊り具。
(10)前記ハッカーが、そのいずれか一方、又は双方の先端部に前記管受け金具2個を並置してなることを特徴とする前項(9)に記載の管体の吊り具。
(11)前記中間フレームの中央下端部に、挟持する管体の上面に当接して吊り下げられた管体等の前後への傾きを抑止する管体押圧金具を上下移動可能に装着してなることを特徴とする前項(7)〜(10)のいずれか1項に記載の管体の吊り具。
(12)クレーン等吊り上げ機構のフックに掛止する掛止部をそれぞれ先端部に備え、立設された上部制御軸から120度間隔で3方向に水平に伸びる3本の吊り上げフレームと、管体内壁に当接、押圧して直管、T字形継ぎ手等の管体を支持するハッカーヘッドをその先端部に備えたハッカーアームが軸着されたハッカーアーム取付部からなる3個のハッカーと、前記ハッカーアーム取付部をそれぞれ装着する前記上部制御軸に嵌入された下部制御軸から120度間隔で水平に伸びる3本の天秤とで構成され、前記吊り上げフレームをクレーン等で吊り上げたとき、3個の前記ハッカーヘッドを管体内壁に当接、押圧して該管体を支持するように作動させる動力伝達機構を備えた管体の吊り具であって、
前記動力伝達機構が、前記3本の吊り上げフレームの前記掛止部近辺にその上端部が回動自在に軸着されハの字状に形成された3個の第1アームと、上端部が前記第1アーム下端部に、かつ下端部が前記ハッカーアームの内側端部に回動自在に軸着され逆ハの字状に形成された3個の第2アームと、下方に凸先端部を有するブーメラン形状をなし、前記凸先端部が前記ハッカーアーム取付部の最下部に回動自在に軸着され、内側端が前記第2アーム下端部に回動自在に軸着された前記ハッカーアームとでなる3組のリンク機構と、前記上部制御軸と下部制御軸とが伸縮自在に装着された前記3組のリンク機構の動作が均衡して行われるよう制御する制御軸とで構成され、前記吊り上げフレームをクレーン等で吊り上げることによって生じる前記吊り上げフレームと天秤間の間隔変化に対応して、前記第1アームと第2アームの外側に肘状に折り曲げられた連結部が伸びて前記ハッカーヘッドを外側に張り出す方向に前記ハッカーアームを回動させ、前記ハッカーヘッドの先端を管体の内壁へ当接、押圧して、該管体を支持することを特徴とする管体の吊り具。
前記動力伝達機構が、前記3本の吊り上げフレームの前記掛止部近辺にその上端部が回動自在に軸着されハの字状に形成された3個の第1アームと、上端部が前記第1アーム下端部に、かつ下端部が前記ハッカーアームの内側端部に回動自在に軸着され逆ハの字状に形成された3個の第2アームと、下方に凸先端部を有するブーメラン形状をなし、前記凸先端部が前記ハッカーアーム取付部の最下部に回動自在に軸着され、内側端が前記第2アーム下端部に回動自在に軸着された前記ハッカーアームとでなる3組のリンク機構と、前記上部制御軸と下部制御軸とが伸縮自在に装着された前記3組のリンク機構の動作が均衡して行われるよう制御する制御軸とで構成され、前記吊り上げフレームをクレーン等で吊り上げることによって生じる前記吊り上げフレームと天秤間の間隔変化に対応して、前記第1アームと第2アームの外側に肘状に折り曲げられた連結部が伸びて前記ハッカーヘッドを外側に張り出す方向に前記ハッカーアームを回動させ、前記ハッカーヘッドの先端を管体の内壁へ当接、押圧して、該管体を支持することを特徴とする管体の吊り具。
(13)前記ハッカーアームが下方に凸な局部を有するブーメラン形状をなし、その中央部が前記ハッカーアーム取付部の最下部に回動自在に軸着され、内側端が前記第2アーム下端部に回動自在に軸着され、前記ハッカーヘッドの外側端に管体内壁を押圧し支持するためのゴム等の滑り止めが装着されてなることを特徴とする前項(12)に記載の管体の吊り具。
(14)前記天秤が、前記ハッカーヘッドを管体の内径に合わせて調節できる間隔調節手段を備えてなることを特徴とする前項(12)又は(13)に記載の管体の吊り具。
(15)前記3本の天秤が、吊り上げ対象とする最大管径の管体半径より長く形成されてなり、前記天秤の下部が吊り上げた管体の開口部に当接することによって、管体をより確実に支持するようにしてなることを特徴とする前項(12)〜(14)のいずれか1項に記載の管体の吊り具。
本願発明によれば、次のような効果が発揮される。
1.本願発明の請求項1の発明によれば、
管体等に対し、ハッカーの装着、離脱がクレーン操作のみで行えるので、作業の時間短縮と安全性の向上を図ることが出来る。
1.本願発明の請求項1の発明によれば、
管体等に対し、ハッカーの装着、離脱がクレーン操作のみで行えるので、作業の時間短縮と安全性の向上を図ることが出来る。
また、一つの吊り具で、直管、L字形継ぎ手、T字形継ぎ手等の管体を狭持し、又は管体内壁に当接、押圧して該管体を支持できるので、その都度専用吊り具に交換する必要がなくなるので作業効率が格段に向上し、作業の時間短縮と安全性の向上を図ることが出来る。
さらに、前記リンク機構は梃子の原理を応用しているため、ハッカーによって管体を狭持、又は管体内壁に当接、押圧して該管体を支持する場合でも、管体を含む重力を利用して作動するため前記ハッカーで強固に支持することができる。
2.本願発明の請求項2の発明によれば、
前記請求項1の効果に加えて、前記第1アームの吊り上げフレームへの軸着点が、前記ハッカーによって管体を狭持する場合と、管体内壁に当接、押圧して該管体を支持する場合とで異にできるよう前記吊り上げフレームの両端部の軸着点に加え中央寄りに更に軸着点を設け、両軸着点間を結ぶ摺動孔を穿設し、第1アームの軸着軸を移動可能にしてあるので、軸着点の移動に際し軸を抜き去ることなく移動できるので吊り具が落下したりせず安全性が確保され、かつ作業性が向上する。
前記請求項1の効果に加えて、前記第1アームの吊り上げフレームへの軸着点が、前記ハッカーによって管体を狭持する場合と、管体内壁に当接、押圧して該管体を支持する場合とで異にできるよう前記吊り上げフレームの両端部の軸着点に加え中央寄りに更に軸着点を設け、両軸着点間を結ぶ摺動孔を穿設し、第1アームの軸着軸を移動可能にしてあるので、軸着点の移動に際し軸を抜き去ることなく移動できるので吊り具が落下したりせず安全性が確保され、かつ作業性が向上する。
3.本願発明の請求項3の発明によれば、
前記請求項1及び2の効果に加えて、前記天秤が、前記ハッカーの左右のアーム間隔長を調節できる間隔調節手段を備えているので、一つの吊り具で管径の異なる管体に容易に対応でき、かつ各サイズの管体に対し前記動力伝達機構の最適位置を選択できる。
前記請求項1及び2の効果に加えて、前記天秤が、前記ハッカーの左右のアーム間隔長を調節できる間隔調節手段を備えているので、一つの吊り具で管径の異なる管体に容易に対応でき、かつ各サイズの管体に対し前記動力伝達機構の最適位置を選択できる。
また、各サイズの管体に対し前記動力伝達機構の最適位置を選択することにより、管体に対し狭持力、又は押圧力を最も強く発揮できる位置とすることができるので、管体等の安全な搬送ができる。
4.本願発明の請求項4の発明によれば、
前記請求項1〜3の効果に加えて、前記ハッカーが、該ハッカーの左右のアームの上部外側部が逆L状に突出した突出部を備えているので、前記ハッカーが管体の内壁に当接し押圧する際、管体の開口部を該突出部に当接させることによって管体を安定に支持することができると同時に、管体が揺れたときでも前記ハッカーがこじれたりしないので無理な力が加わらず、また、管体に対し傷等損傷を防止できる。
前記請求項1〜3の効果に加えて、前記ハッカーが、該ハッカーの左右のアームの上部外側部が逆L状に突出した突出部を備えているので、前記ハッカーが管体の内壁に当接し押圧する際、管体の開口部を該突出部に当接させることによって管体を安定に支持することができると同時に、管体が揺れたときでも前記ハッカーがこじれたりしないので無理な力が加わらず、また、管体に対し傷等損傷を防止できる。
5.本願発明の請求項5の発明によれば、
前記請求項1〜4の効果に加えて、前記ハッカーが、該ハッカーの下方内側先端部、及び下方外側先端部にゴム等の滑り止めが装着されているので、管体を確実に確保すると同時に、管体に対し傷等損傷を防止できる。
前記請求項1〜4の効果に加えて、前記ハッカーが、該ハッカーの下方内側先端部、及び下方外側先端部にゴム等の滑り止めが装着されているので、管体を確実に確保すると同時に、管体に対し傷等損傷を防止できる。
6.本願発明の請求項6の発明によれば、
前記請求項1〜5の効果に加えて、前記天秤の中央下端部に、挟持する管体等の上面に当接して吊り下げられた管体等の前後への傾きを抑止する管体押圧金具を上下移動可能に装着しているので、管径が変わっても最適位置で挟持する管体等の上面に当接し、管体が揺れたときでも前記ハッカーがこじれたりしないので無理な力が加わらず、また、管体に対し傷等損傷を防止できる。
前記請求項1〜5の効果に加えて、前記天秤の中央下端部に、挟持する管体等の上面に当接して吊り下げられた管体等の前後への傾きを抑止する管体押圧金具を上下移動可能に装着しているので、管径が変わっても最適位置で挟持する管体等の上面に当接し、管体が揺れたときでも前記ハッカーがこじれたりしないので無理な力が加わらず、また、管体に対し傷等損傷を防止できる。
7.本願発明の請求項7の発明によれば、
管体等に対し、ハッカーの装着、離脱がクレーン操作のみで行えるので、作業の時間短縮と安全性の向上を図ることが出来る。
管体等に対し、ハッカーの装着、離脱がクレーン操作のみで行えるので、作業の時間短縮と安全性の向上を図ることが出来る。
また、一つの吊り具で、直管、L字形継ぎ手、T字形継ぎ手等の管体を狭持し支持できるので、その都度専用吊り具に交換する必要がなくなるので作業効率が格段に向上し、作業の時間短縮と安全性の向上を図ることが出来る。
さらに、前記ハッカーが狭持した管体を含む重力を利用して作動し、かつ前記リンク機構は梃子の原理を応用しているため、管体重量が変化しても最適な把持力で管体等を確実に狭持することができる。
8.本願発明の請求項8の発明によれば、
前記請求項7の効果に加えて、前記左右一対の下部フレームが、前記ハッカーの間隔長を調節できる間隔調節手段を備えているので、一つの吊り具で管径の異なる管体に容易に対応でき、かつ各サイズの管体に対し前記動力伝達機構の最適位置を選択できる。
前記請求項7の効果に加えて、前記左右一対の下部フレームが、前記ハッカーの間隔長を調節できる間隔調節手段を備えているので、一つの吊り具で管径の異なる管体に容易に対応でき、かつ各サイズの管体に対し前記動力伝達機構の最適位置を選択できる。
9.本願発明の請求項9の発明によれば、
前記請求項7及び8の効果に加えて、前記ハッカーのその先端部にゴム等の滑り止めが装着された管受け金具を備えているので、管体を確実に狭持すると同時に、管体に対し傷等損傷を防止できる。また、前記管受け金具が、管体等の管径中心より下方で管体等を狭持しているので管体が抜け落ちることなく安全性が確保できる。
前記請求項7及び8の効果に加えて、前記ハッカーのその先端部にゴム等の滑り止めが装着された管受け金具を備えているので、管体を確実に狭持すると同時に、管体に対し傷等損傷を防止できる。また、前記管受け金具が、管体等の管径中心より下方で管体等を狭持しているので管体が抜け落ちることなく安全性が確保できる。
10.本願発明の請求項10の発明によれば、
前記請求項7〜9の効果に加えて、前記ハッカーが、そのいずれか一方、又は双方の先端部に前記管受け金具2個を並置しているので、例えば、L字形継ぎ手管体等の外周側に前記管受け金具2個を並置し、内周側に1個の管受け金具を装着すればそれぞれ1個の場合に比べ、3点支持となり前記ハッカーがより確実・安定して管体を狭持することになると同時に、管体に対し傷等損傷を防止できる。
前記請求項7〜9の効果に加えて、前記ハッカーが、そのいずれか一方、又は双方の先端部に前記管受け金具2個を並置しているので、例えば、L字形継ぎ手管体等の外周側に前記管受け金具2個を並置し、内周側に1個の管受け金具を装着すればそれぞれ1個の場合に比べ、3点支持となり前記ハッカーがより確実・安定して管体を狭持することになると同時に、管体に対し傷等損傷を防止できる。
11.本願発明の請求項11の発明によれば、
前記請求項7〜10の効果に加えて、前記中間フレームの中央下端部に、挟持する管体の上面に当接して吊り下げられた管体等の前後への傾きを抑止する管体押圧金具を上下移動可能に装着しているので、管径が変わっても最適位置で挟持する管体等の上面に当接し、管体が揺れたときでも前記ハッカーがこじれたりしないので無理な力が加わらず、また、管体に対し傷等損傷を防止できる。
前記請求項7〜10の効果に加えて、前記中間フレームの中央下端部に、挟持する管体の上面に当接して吊り下げられた管体等の前後への傾きを抑止する管体押圧金具を上下移動可能に装着しているので、管径が変わっても最適位置で挟持する管体等の上面に当接し、管体が揺れたときでも前記ハッカーがこじれたりしないので無理な力が加わらず、また、管体に対し傷等損傷を防止できる。
12.本願発明の請求項12の発明によれば、
クレーン等で前記吊り上げフレームを吊り上げたとき、120度間隔で3方向に3個の前記ハッカーヘッドで管体内壁に当接、押圧して該管体を支持しているので、通常2個のハッカーで管体内壁を押圧する方式に比べ、確実、かつ安定的に管体を支持できる。
クレーン等で前記吊り上げフレームを吊り上げたとき、120度間隔で3方向に3個の前記ハッカーヘッドで管体内壁に当接、押圧して該管体を支持しているので、通常2個のハッカーで管体内壁を押圧する方式に比べ、確実、かつ安定的に管体を支持できる。
また、管体等に対し、ハッカーの装着、離脱がクレーン操作のみで行えるので、作業の時間短縮と安全性の向上を図ることが出来る。
さらに、一つの吊り具で、直管、T字形継ぎ手等の管体内壁を押圧し支持でき、その都度専用吊り具に交換する必要がなくなるので作業効率が格段に向上し、作業の時間短縮と安全性の向上を図ることが出来る。
さらにまた、前記動力伝達機構が支持した管体を含む重力を利用して作動し、かつ前記リンク機構は梃子の原理を応用しているため、管体重量が変化しても最適な押圧力で管体等を確実に支持することができる。
13.本願発明の請求項13の発明によれば、
前記請求項12の効果に加えて、前記ハッカーヘッドの外側端に管体内壁を押圧し支持するするためのゴム等の滑り止めが装着されているので、管体内壁を確実に押圧し支持すると同時に、管体に対し傷等損傷を防止できる。
前記請求項12の効果に加えて、前記ハッカーヘッドの外側端に管体内壁を押圧し支持するするためのゴム等の滑り止めが装着されているので、管体内壁を確実に押圧し支持すると同時に、管体に対し傷等損傷を防止できる。
14.本願発明の請求項14の発明によれば、
前記請求項12及び13の効果に加えて、前記ハッカーヘッドを管体の内径に合わせて調節できる間隔調節手段を備えているので、一つの吊り具で管径の異なる管体に容易に対応でき、かつ各サイズの管体に対し前記動力伝達機構の最適位置を選択できる。
前記請求項12及び13の効果に加えて、前記ハッカーヘッドを管体の内径に合わせて調節できる間隔調節手段を備えているので、一つの吊り具で管径の異なる管体に容易に対応でき、かつ各サイズの管体に対し前記動力伝達機構の最適位置を選択できる。
15.本願発明の請求項15の発明によれば、
前記請求項12〜14の効果に加えて、前記3本の天秤が、吊り上げ対象とする最大管径の管体半径より長く形成され、前記天秤の下部が吊り上げた管体の開口部に当接することによって、管体をより確実に支持するようにしているので、管径が変わっても最適位置で管体等の上面に当接し、管体が揺れたときでも前記ハッカーがこじれたりしないので無理な力が加わらず安定に支持し、また、管体に対し傷等損傷を防止できる。
前記請求項12〜14の効果に加えて、前記3本の天秤が、吊り上げ対象とする最大管径の管体半径より長く形成され、前記天秤の下部が吊り上げた管体の開口部に当接することによって、管体をより確実に支持するようにしているので、管径が変わっても最適位置で管体等の上面に当接し、管体が揺れたときでも前記ハッカーがこじれたりしないので無理な力が加わらず安定に支持し、また、管体に対し傷等損傷を防止できる。
本願発明を実施するための最良の形態を実施例図に基づいて詳細に説明する。
図1は本願発明実施例1の管体をハッカーで狭持し支持する管体の吊り具斜視図であり、図2は同発明実施例1のハッカーを管体内壁に当接、押圧して支持する管体の吊り具斜視図であり、図3(a)は同発明実施例2の管体をハッカーで狭持して支持する管体の吊り具斜視図であり、図3(b)は同発明実施例2のL字形継ぎ手管体をハッカーで狭持する支持方法の説明図であり、図4は同発明実施例3の3個のハッカーを管体内壁に当接、押圧して支持する管体の吊り具斜視図である。
図1は本願発明実施例1の管体をハッカーで狭持し支持する管体の吊り具斜視図であり、図2は同発明実施例1のハッカーを管体内壁に当接、押圧して支持する管体の吊り具斜視図であり、図3(a)は同発明実施例2の管体をハッカーで狭持して支持する管体の吊り具斜視図であり、図3(b)は同発明実施例2のL字形継ぎ手管体をハッカーで狭持する支持方法の説明図であり、図4は同発明実施例3の3個のハッカーを管体内壁に当接、押圧して支持する管体の吊り具斜視図である。
図1及び図2において、本願発明実施例1管体の吊り具101の要旨は、図示しないクレーン等の吊り上げ機構のフックに掛止する掛止部である吊り環3、3を両端部に備えた水平な吊り上げフレーム4と、該吊り上げフレーム4の下方に並行して吊設された天秤11の両側にピン14、14で軸着され、直管、L字形継ぎ手、T字形継ぎ手等の管体8を狭持し、又は管体8内壁に当接、押圧して該管体8を支持するための相対する1対のハッカー9、9と、前記吊り上げフレーム4を前記クレーン等で吊り上げたとき前記ハッカー9、9が管体8を狭持、又は管体8内壁に当接、押圧するように作動させる動力伝達機構を備えている。
図1は本願発明実施例1の管体8をハッカー9、9で狭持し支持する管体の吊り具101である。
図において、前記動力伝達機構は、前記吊り上げフレーム4の両端部に、それぞれその上端部が軸着点5a、5aに回動自在に軸着されハの字状に形成された一対の第1アーム7、7と、該第1アーム7、7の下端部にその上端部が回動自在に連結され、かつ下端部が前記ハッカー9、9の上端部に回動自在に軸着され逆ハの字状に形成された一対の第2アーム10、10と、該第2アーム10、10の下端部上方近傍と前記ハッカー9、9のそれぞれの下方内側中央部付近とを両端が回動自在に軸着され逆ハの字状に形成された2個の第3アーム12、12で連結してなる左右一対の梃子の原理を応用したリンク機構13、13と、前記吊り上げフレーム4の中央部と前記天秤11の中央部との間に伸縮可能に装着され前記左右一対のリンク機構13、13の動作が左右均衡して行われるよう制御する制御軸2とで構成されている。
図において、前記動力伝達機構は、前記吊り上げフレーム4の両端部に、それぞれその上端部が軸着点5a、5aに回動自在に軸着されハの字状に形成された一対の第1アーム7、7と、該第1アーム7、7の下端部にその上端部が回動自在に連結され、かつ下端部が前記ハッカー9、9の上端部に回動自在に軸着され逆ハの字状に形成された一対の第2アーム10、10と、該第2アーム10、10の下端部上方近傍と前記ハッカー9、9のそれぞれの下方内側中央部付近とを両端が回動自在に軸着され逆ハの字状に形成された2個の第3アーム12、12で連結してなる左右一対の梃子の原理を応用したリンク機構13、13と、前記吊り上げフレーム4の中央部と前記天秤11の中央部との間に伸縮可能に装着され前記左右一対のリンク機構13、13の動作が左右均衡して行われるよう制御する制御軸2とで構成されている。
前記吊り上げフレーム4を図示しないクレーン等で吊り上げることによって前記第1アーム7、7と第2アーム10、10との外側に肘状に折り曲げられた連結部が伸び、かつ前記吊り上げフレーム4と前記天秤11間の間隔変化に対応して、前記第3アーム12、12も反時計方向に回動して前記ハッカー9、9はそれぞれその外側端に配設されたピン14、14を中心として先端を内側(時計方向)に回動自在にして管体8を挟持するように作動する。
管体8を確実に確保すると同時に、管体8に対し傷等損傷を防止するため、前記ハッカー9、9の下方内側先端部、及び下方外側先端部にゴム等の滑り止め16が装着されている。
なお、吊り具を管体8に装着する際にハッカー9、9によって管体8に傷等を付けないように前記ハッカー9、9の内側上方部、及び外側上方部にもゴム等の滑り止め16を装着することが好ましい。
前記制御軸2は、前記吊り上げフレーム4中央部の上部制御軸2a内に前記天秤11中央部に立設された下部制御軸2bが伸縮可能に嵌入されて装着され、前記一対のリンク機構13の動作が左右均衡して行われるようにしている。
また、前記天秤11の中央下端部に、挟持する管体8等の上面に当接して吊り下げられた管体8等の前後への傾きを抑止する管体押圧金具19を上下摺動機構18下部に装着し、管径に合わせて上下調整した後、上下摺動機構18を固定する。
さらに、前記ハッカー9、9は、前記天秤11の両端部に配設されたピン14、14を軸として前記リンク機構13、13によって回動し管体8を狭持(又は、管体8内壁を押圧)するが、複数の異なる管体径に対応するため前記ピン14、14を挿入するためのピン用孔17、17を複数個穿設し、前記ハッカー9、9の左右のアーム間隔長を調節できる間隔調節手段としている。
図2は本願発明実施例1のハッカー9、9を管体8内壁に当接、押圧して支持する管体の吊り具101である。
図において、前記第1アーム7、7の吊り上げフレーム4への軸着点5a、5bが、前記ハッカー9、9によって管体8を狭持する場合と、管体8内壁に当接、押圧して該管体8を支持する場合とで異にできるよう前記吊り上げフレーム4に両軸着点5a、5b間を結ぶ摺動孔6、6を穿設し、第1アーム7、7の軸着軸を移動可能にしているので、本事例の場合は摺動孔6、6を利用して軸着点5aから軸着点5bへそれぞれ移動し回動自在に軸着されている。
図において、前記第1アーム7、7の吊り上げフレーム4への軸着点5a、5bが、前記ハッカー9、9によって管体8を狭持する場合と、管体8内壁に当接、押圧して該管体8を支持する場合とで異にできるよう前記吊り上げフレーム4に両軸着点5a、5b間を結ぶ摺動孔6、6を穿設し、第1アーム7、7の軸着軸を移動可能にしているので、本事例の場合は摺動孔6、6を利用して軸着点5aから軸着点5bへそれぞれ移動し回動自在に軸着されている。
前記第1アーム7、7のそれぞれの軸着点5b、5bへの移動に伴って、前記ハッカー9、9もそれぞれ内側へ移動し、前記天秤11の内側に穿設された前記ピン用孔17にピン14で回動自在にそれぞれ軸着する。
以上の通り前記第1アーム7、7とハッカー9、9を移設することによって、前記吊り上げフレーム4を図示しないクレーン等で吊り上げることによって第1アーム7、7と第2アーム10、10との外側に肘状に折り曲げられた連結部が伸び、かつ前記吊り上げフレーム4と前記天秤11間の間隔変化に対応して、前記第3アーム12、12も反時計方向に回動して前記ハッカー9、9はそれぞれその外側端に配設されたピン14、14を中心として先端を外側(反時計方向)に回動して管体8内壁に当接、押圧をするように作動する。
また、前記ハッカー9、9の左右のアームの上部外側部が逆L状に突出した突出部15を備えているので、前記ハッカー9、9が管体8の内壁に当接し押圧する際、管体8の開口部管壁20を該突出部15に当接させることによって管体8を安定に支持することができると同時に、管体8が揺れたときでも前記ハッカー9、9がこじれたりしないので無理な力が加わらず、また、管体8に対し傷等損傷を防止できる。
図2における前記動力伝達機構のその他の構成及び作動については図1における記述に準じている。
図3において、本願発明実施例2の管体の吊り具102の要旨は、図示しないクレーン等の吊り上げ機構のフックに掛止する掛止部である吊り環3、3を備えた水平な吊り上げフレーム4と、該吊り上げフレーム4の下方に並行して吊設された中間フレーム23と、直管、L字形継ぎ手、T字形継ぎ手等の図示しない管体8を狭持し、ハッカー9、9を装着する水平な左右一対の下部フレーム22、22と、前記吊り上げフレーム4を吊り上げたとき前記ハッカー9、9が管体8を狭持するように作動させる動力伝達機構を備えている。
図3(a)は実施例2の管体8をハッカー9、9で狭持して支持する管体の吊り具102である。
図において、前記動力伝達機構は、前記吊り上げフレーム4の両端部にそれぞれその上端部が回動自在に軸着された2個の第1アーム7、7と、該第1アーム7、7を逆ハの字状に形成するようにその下端部に回動自在に軸着され外側に凸な曲部を持つブーメラン形状の上方部がハの字状に形成された2個の第2アーム10、10とでなる左右一対の梃子の原理を応用したリンク機構13、13と、前記第2アーム10、10の凸な曲部と下部端との中間位置で前記左右一対のリンク機構13、13をそれぞれ回動自在にして連結し、両リンク機構13、13の動作の支点を形成する中間フレーム23と、該中間フレーム23の中央付近に回動自在に吊設された2個の第3アーム12、12と、該第3アーム12、12の下端部と前記第2アーム10、10下端部との間に回動自在に軸着されて架設され、それぞれにハッカー9、9が装着された前記左右一対の下部フレーム22、22と、前記吊り上げフレーム4の中央部と前記中間フレーム23の中央部との間に伸縮可能に装着され前記一対のリンク機構13、13の動作が左右均衡して行われるよう制御する制御軸2とで構成されている。
図において、前記動力伝達機構は、前記吊り上げフレーム4の両端部にそれぞれその上端部が回動自在に軸着された2個の第1アーム7、7と、該第1アーム7、7を逆ハの字状に形成するようにその下端部に回動自在に軸着され外側に凸な曲部を持つブーメラン形状の上方部がハの字状に形成された2個の第2アーム10、10とでなる左右一対の梃子の原理を応用したリンク機構13、13と、前記第2アーム10、10の凸な曲部と下部端との中間位置で前記左右一対のリンク機構13、13をそれぞれ回動自在にして連結し、両リンク機構13、13の動作の支点を形成する中間フレーム23と、該中間フレーム23の中央付近に回動自在に吊設された2個の第3アーム12、12と、該第3アーム12、12の下端部と前記第2アーム10、10下端部との間に回動自在に軸着されて架設され、それぞれにハッカー9、9が装着された前記左右一対の下部フレーム22、22と、前記吊り上げフレーム4の中央部と前記中間フレーム23の中央部との間に伸縮可能に装着され前記一対のリンク機構13、13の動作が左右均衡して行われるよう制御する制御軸2とで構成されている。
前記吊り上げフレーム4を図示しないクレーン等のフックを吊り輪3、3に引っかけて吊り上げることによって、前記中間フレーム23に支点を持つリンク機構13、13の第2アーム10、10の下端部が内側(時計方向)に回動し、前記第2アーム10、10の下端部と第3アーム12、12の下端部との間に架設された前記下部フレーム22、22が各々中央方向に移動し、装着されたハッカー9、9を閉じて管体等を挟持するように作動する。
前記制御軸2は、前記吊り上げフレーム4中央部の上部制御軸2a内に前記中間フレーム23中央部に立設された下部制御軸2bが伸縮可能に嵌入されて装着され、前記一対のリンク機構13の動作が左右均衡して行われるようにしている。
一つの吊り具で管径の異なる管体8に容易に対応できるように、前記左右一対の下部フレーム22、22は、前記ハッカー9、9の間隔長を調節できる間隔調節手段として、複数のピン用孔17、17を備えているので、管体8に合わせてハッカー9、9を移動しピン14、14で適切な位置で軸着することによって各サイズの管体8に対し前記ハッカー9、9の最適位置を選択できる。
また、前記ハッカー9、9は、その先端部にそれぞれゴム等の滑り止めを装着した管受け金具24を備えているので、管体を確実に狭持すると同時に、管体に対し傷等損傷を防止できる。そして、前記管受け金具24が、管体8等の管径中心より下方で管体8等を狭持しているので管体が抜け落ちることなく安全性が確保できる。
さらに、前記中間フレーム23の中央下端部に、挟持する管体8等の上面に当接して吊り下げられた管体8等の前後への傾きを抑止する管体押圧金具19を上下摺動機構18下部に装着し、管径に合わせて上下調整した後、上下摺動機構18を固定する。
したがって、管径が変わっても最適位置で挟持する管体等の上面に管体押圧金具19が当接し、管体8が揺れたときでも前記ハッカー9、9がこじれたりしないので無理な力が加わらず、また、管体8に対し傷等損傷を防止できる。
図3(b)において、前記ハッカー9、9は、そのいずれか一方、又は双方の先端部に前記管受け金具24を2個並置しているので、例えば、L字形継ぎ手管体25の外周側に2個の前記管受け金具24、24を並置し、内周側に1個の管受け金具24を装着すれば、それぞれ1個の場合に比べ3点支持となり前記ハッカー9、9がより確実にL字形継ぎ手管体25を狭持することになると同時に、管体に対し傷等損傷を防止できる。
図4において、本願発明実施例3の管体の吊り具103は、図示しないクレーン等吊り上げ機構のフックに掛止する掛止部としてフック用孔26をそれぞれ先端部に備え上部制御軸2aから120度間隔で3方向に水平に伸びる3本の吊り上げフレーム4、4、4と、T字形継ぎ手管体25’上部内壁に当接、押圧して支持するハッカーヘッド28をその先端部にそれぞれ備えたハッカーアーム27で構成されている3本のハッカー9と、前記ハッカーアーム27が軸着されたハッカーアーム取付部29をそれぞれ装着する下部制御軸2bから120度間隔で水平に伸びる3本の天秤11、11、11と、図示しないクレーン等で前記吊り上げフレーム4、4、4を吊り上げたとき、3個の前記ハッカーヘッド28を前記T字形継ぎ手管体25’上部内壁に当接、押圧して該T字形継ぎ手管体25’を支持するように作動させる動力伝達機構を備えている、
前記動力伝達機構は、前記3本の吊り上げフレーム4、4、4の前記フック用孔26近辺にその上端部が回動自在に軸着された3個の第1アーム7、7、7と、上端部がそれぞれ前記第1アーム7、7.7下端部に、かつ下端部が前記ハッカーアーム27の内側端部に回動自在に軸着された3個の第2アーム10、10、10と、前記ハッカーアーム27とでなる梃子の原理を応用した3組のリンク機構13と、前記上部制御軸2aと下部制御軸2bとが伸縮自在に装着され前記3組のリンク機構13の動作が均衡して行われるよう制御する制御軸2とで構成されされている。
前記吊り上げフレーム4を図示しないクレーン等で吊り上げることによって生じる前記吊り上げフレーム4、4、4と天秤11、11、11間の間隔変化に対応して、第1アーム7、7、7と第2アーム10、10、10の外側に肘状に折り曲げられたそれぞれの連結部が伸びて3個の前記ハッカーヘッド28を外側に張り出すように前記ハッカーアーム27を時計方向へ回動させ、前記ハッカーヘッド28の先端をT字形継ぎ手管体25’の内壁へ当接、押圧して、該T字形継ぎ手管体25’を支持している。
前記制御軸2は、前記吊り上げフレーム4中央部の上部制御軸2a内に前記天秤11、11、11中央部に立設された下部制御軸2bが伸縮可能に嵌入されて装着され、前記3組のリンク機構13の動作がそれぞれ均衡して行われるようにしている。
また、前記ハッカーヘッド28の外側端に管体内壁を押圧し支持するするためのゴム等の滑り止め30が装着されているので、T字形継ぎ手管体25’内壁を確実に押圧し支持すると同時に、管体に対し傷等損傷を防止できる。
さらに、前記ハッカーヘッド28を前記T字形継ぎ手管体25’の内径に合わせて調節できる間隔調節手段として、前記下部制御軸2bから120度間隔で水平に伸びる3本の天秤11、11、11には、複数のピン用孔17をそれぞれ備えているので、前記T字形継ぎ手管体25’に合わせて3個のハッカー9を移動しピン14でそれぞれ適切な位置に軸着することによって各サイズの前記T字形継ぎ手管体25’に対し前記3個のハッカー9の最適位置を選択できる。
さらにまた、前記3本の天秤11、11、11は、吊り上げ対象とする最大管径の管体半径より長く形成され、前記天秤11、11、11の下部が吊り上げた前記T字形継ぎ手管体25’の開口部管壁20に当接することによって、前記T字形継ぎ手管体25’をより確実に支持するようにしている。
実施例3において、図示しないクレーンに吊設するため吊り上げフレーム4端部にフック用孔26を配設したが、これに限定されることなく、前記クレーン側のフックで吊設できる吊り輪を装着してもよい。
また、各実施例において、クレーン等で前記管体吊り具を吊り上げるに際し作業者がその方向を制御するための取っ手21を吊り上げフレーム4等に装着することが好ましい。
直管、L字形継ぎ手、T字形継ぎ手等の形状の異なる管体、特にL字形継ぎ手、T字型継ぎ手に対応できるハッカーを備えた管体の吊り具であり、管体等に対し、ハッカーの装着、離脱がクレーン操作のみで行えるので、作業の時間短縮と安全性の向上を図ることが出来る。
101、102、103:管体の吊り具
2:制御軸
2a:上部制御軸
2b:下部制御軸
3:吊り環
4:吊り上げフレーム
5a、5b:軸着点
6:摺動孔
7:第1アーム
8:管体
9:ハッカー
10:第2アーム
11:天秤
12:第3アーム
13:リンク機構
14:ピン
15:突出部
16:滑り止め
17:ピン用孔
18:上下摺動機構
19:管体押圧金具
20:開口部管壁
21:取っ手
22:下部フレーム
23:中間フレーム
24:管受け金具
25:L字形継ぎ手管体
25’:T字形継ぎ手管体
26:フック用孔
27:ハッカーアーム
28:ハッカーヘッド
29:ハッカーアーム取付部
30:滑り止め
2:制御軸
2a:上部制御軸
2b:下部制御軸
3:吊り環
4:吊り上げフレーム
5a、5b:軸着点
6:摺動孔
7:第1アーム
8:管体
9:ハッカー
10:第2アーム
11:天秤
12:第3アーム
13:リンク機構
14:ピン
15:突出部
16:滑り止め
17:ピン用孔
18:上下摺動機構
19:管体押圧金具
20:開口部管壁
21:取っ手
22:下部フレーム
23:中間フレーム
24:管受け金具
25:L字形継ぎ手管体
25’:T字形継ぎ手管体
26:フック用孔
27:ハッカーアーム
28:ハッカーヘッド
29:ハッカーアーム取付部
30:滑り止め
Claims (15)
- クレーン等吊り上げ機構のフックに掛止する掛止部を両端部に備えた水平な吊り上げフレームと、該吊り上げフレームの下方に並行して吊設された天秤の両側にピンで軸着され、直管、L字形継ぎ手、T字形継ぎ手等の管体を狭持し、又は管体内壁に当接し、押圧して該管体を支持するハッカーと、前記クレーン等で前記吊り上げフレームを吊り上げたとき前記ハッカーが管体を狭持し、又は管体の内壁に前記ハッカーが当接して押圧するように作動させる動力伝達機構を備えた管体の吊り具であって、
前記動力伝達機構が、前記吊り上げフレームの両端部に、それぞれその上端部が回動自在に軸着されハの字状に形成された2個の第1アームと、該第1アームの下端部にその上端部が回動自在に連結され、かつ下端部が前記ハッカーのそれぞれの上端部内側に回動自在に軸着され逆ハの字状に形成された2個の第2アームと、該第2アームの下端部上方近傍と前記ハッカーのそれぞれの下方内側中央部付近とを両端が回動自在に軸着され逆ハの字状に形成された2個の第3アームで連結してなる左右一対のリンク機構と、前記吊り上げフレームの中央部と前記天秤の中央部との間に伸縮可能に装着され前記一対のリンク機構の動作が左右均衡して行われるよう制御する制御軸とで構成され、前記吊り上げフレームをクレーン等で吊り上げることによって前記第1アームと第2アームとの外側に肘状に折り曲げられた連結部が伸び、かつ前記吊り上げフレームと前記天秤間の間隔変化に対応して、前記第3アームも回動して前記ハッカーはそれぞれその上部外側端に配設された前記ピンを中心として先端を内側、又は外側に回動自在にして管体を挟持、又は管体の内壁を押圧し支持することを特徴とする管体の吊り具。 - 前記2個の第1アームの吊り上げフレームへの軸着点が、前記ハッカーによって管体を狭持する場合と、管体内壁に当接、押圧して該管体を支持する場合とで異にできるよう前記吊り上げフレームの両端部の軸着点に加え中央寄りに更にそれぞれ軸着点を設け、両軸着点間を結ぶ摺動孔を穿設し、第1アームの軸着軸を移動可能にしてなることを特徴とする請求項1に記載の管体の吊り具。
- 前記天秤が、前記ハッカーの左右の間隔長を調節できる間隔調節手段を備えてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の管体の吊り具。
- 前記ハッカーが、該ハッカーの左右それぞれの上部外側部が逆L状に突出した突出部を備えてなり、前記ハッカーが管体の内壁に当接し押圧する際、管体の開口部を該突出部に当接させることによって管体の安定な支持を可能にしてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の管体の吊り具。
- 前記ハッカーが、該ハッカーの左右それぞれの下方内側先端部、及び下方外側先端部にゴム等の滑り止めが装着されてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の管体の吊り具。
- 前記天秤の中央下端部に、挟持する管体等の上面に当接して吊り下げられた管体等の前後への傾きを抑止する管体押圧金具を上下移動可能に装着してなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の管体の吊り具。
- クレーン等吊り上げ機構のフックに掛止する掛止部を両端部に備えた水平な吊り上げフレームと、該吊り上げフレームの下方に並行して吊設された中間フレームと、直管、L字形継ぎ手、T字形継ぎ手等の管体を狭持するハッカーを装着する前記中間フレームの下方に並行して吊設された左右一対の下部フレームと、前記吊り上げフレームを吊り上げたとき前記ハッカーが管体を狭持するように作動させる動力伝達機構を備えた管体の吊り具であって、
前記動力伝達機構が、前記吊り上げフレームの両端部にそれぞれその上端部が回動自在に軸着された2個の第1アームと、該第1アームを逆ハの字状に形成するようにその下端部に回動自在に軸着され外側に凸な曲部を持つブーメラン形状の上方部がハの字状に形成された2個の第2アームとでなる左右一対のリンク機構と、前記第2アームの凸な曲部と下端部との中間位置で前記左右一対のリンク機構をそれぞれ回動自在に連結し、両リンク機構の動作の支点を形成する前記中間フレームと、該中間フレームの中央付近に回動自在に吊設された2個の第3アームと、該第3アームの下端部と前記第2アーム下端部にそれぞれ軸着されて架設され、前記ハッカーがそれぞれ垂下するように装着された前記左右一対の下部フレームと、前記吊り上げフレームの中央部と前記中間フレームの中央部との間に伸縮可能に装着され前記一対のリンク機構の動作が左右均衡して行われるよう制御する制御軸とで構成され、前記吊り上げフレームをクレーン等で吊り上げることによって、前記第1アームが前記第2アームを持ち上げるように作動し、その結果、前記中間フレームに支点を持つ前記2個の第2アームのそれぞれの下端部が内側に回動し、前記下部フレームに装着されたハッカーを閉じて管体等を挟持するように作動することを特徴とする管体の吊り具。 - 前記左右一対の下部フレームが、前記ハッカーの間隔長を調節できる間隔調節手段を備えてなることを特徴とする請求項7に記載の管体の吊り具。
- 前記ハッカーが、その先端部にゴム等の滑り止めが装着された管受け金具を備えてなり、該管受け金具が、前記管体等の管径中心より下方で管体等を狭持してなることを特徴とする請求項7又は8に記載の管体の吊り具。
- 前記ハッカーが、そのいずれか一方、又は双方の先端部に前記管受け金具2個を並置してなることを特徴とする請求項9に記載の管体の吊り具。
- 前記中間フレームの中央下端部に、挟持する管体の上面に当接して吊り下げられた管体等の前後への傾きを抑止する管体押圧金具を上下移動可能に装着してなることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の管体の吊り具。
- クレーン等吊り上げ機構のフックに掛止する掛止部をそれぞれ先端部に備え、立設された上部制御軸から120度間隔で3方向に水平に伸びる3本の吊り上げフレームと、管体内壁に当接、押圧して直管、T字形継ぎ手等の管体を支持するハッカーヘッドをその先端部に備えたハッカーアームが軸着されたハッカーアーム取付部からなる3個のハッカーと、前記ハッカーアーム取付部をそれぞれ装着する前記上部制御軸に嵌入された下部制御軸から120度間隔で水平に伸びる3本の天秤とで構成され、前記吊り上げフレームをクレーン等で吊り上げたとき、3個の前記ハッカーヘッドを管体内壁に当接、押圧して該管体を支持するように作動させる動力伝達機構を備えた管体の吊り具であって、
前記動力伝達機構が、前記3本の吊り上げフレームの前記掛止部近辺にその上端部が回動自在に軸着されハの字状に形成された3個の第1アームと、上端部が前記第1アーム下端部に、かつ下端部が前記ハッカーアームの内側端部に回動自在に軸着され逆ハの字状に形成された3個の第2アームと、下方に凸先端部を有するブーメラン形状をなし、前記凸先端部が前記ハッカーアーム取付部の最下部に回動自在に軸着され、内側端が前記第2アーム下端部に回動自在に軸着された前記ハッカーアームとでなる3組のリンク機構と、前記上部制御軸と下部制御軸とが伸縮自在に装着された前記3組のリンク機構の動作が均衡して行われるよう制御する制御軸とで構成され、前記吊り上げフレームをクレーン等で吊り上げることによって生じる前記吊り上げフレームと天秤間の間隔変化に対応して、前記第1アームと第2アームの外側に肘状に折り曲げられた連結部が伸びて前記ハッカーヘッドを外側に張り出す方向に前記ハッカーアームを回動させ、前記ハッカーヘッドの先端を管体の内壁へ当接、押圧して、該管体を支持することを特徴とする管体の吊り具。 - 前記ハッカーアームが、前記ハッカーヘッドの外側端に管体内壁を押圧し支持するためのゴム等の滑り止めが装着されてなることを特徴とする請求項12に記載の管体の吊り具。
- 前記天秤が、前記ハッカーヘッドを管体の内径に合わせて調節できる間隔調節手段を備えてなることを特徴とする請求項12又は13に記載の管体の吊り具。
- 前記3本の天秤が、吊り上げ対象とする最大管径の管体半径より長く形成されてなり、前記天秤の下部が吊り上げた管体の開口部に当接することによって、管体をより確実に支持するようにしてなることを特徴とする請求項12〜14のいずれか1項に記載の管体の吊り具。
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