JP2001158574A - 線繰台 - Google Patents

線繰台

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JP2001158574A
JP2001158574A JP34394999A JP34394999A JP2001158574A JP 2001158574 A JP2001158574 A JP 2001158574A JP 34394999 A JP34394999 A JP 34394999A JP 34394999 A JP34394999 A JP 34394999A JP 2001158574 A JP2001158574 A JP 2001158574A
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cable
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cable reel
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Fujio Takahashi
富士雄 高橋
Atsushi Yamaguchi
厚 山口
Masatoshi Suzuki
正利 鈴木
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Yonezawa Densen Co Ltd
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Yonezawa Densen Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H49/00Unwinding or paying-out filamentary material; Supporting, storing or transporting packages from which filamentary material is to be withdrawn or paid-out
    • B65H49/18Methods or apparatus in which packages rotate
    • B65H49/20Package-supporting devices
    • B65H49/32Stands or frameworks

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  • Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一人で容易にセットかつ運搬でき、繰り出し
機能をも兼備すること。 【解決手段】 作業員が台本体1を上げ下げすることに
より、線繰台にケーブルリールBをセットでき、ケーブ
ルリールBを線繰台から取り外すこともできるので、一
人で作業を行うこと、人員削減及び労力削減を実現でき
ること、作業員が重量物であるケーブルリールBに直接
触れることなく線繰台に載せることができ、それだけ安
全性を高められる。またケーブルリールBに適合させた
幅に形成されるので停車スペース的に問題があっても工
事範囲が規制されることなく、ケーブルリールBの運搬
機能とケーブル延線時の繰り出し台としての機能との兼
備により低廉化を図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルの延線作
業などに使用する線繰台に係り、特に重量のあるケーブ
ルが巻装されたケーブルリールを取り扱うのに好適なも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、無停電工事に使用するバイパス
ケーブルにあっては、図12に示すような専用のケーブ
リールBが用意され、このリールBにケーブルAが巻装
される。このようなケーブルAは工事現場へ運搬すると
き、専用の延線車(トラック荷台)に備え付けられ、工
事に際しては、現場付近に延線車を停車させ、その後、
車上のケーブルリールBよりケーブルAを引出して延線
作業を行うようにしている。ところが、工事現場付近で
延線車を停車させるスペースを確保できない場合があ
る。つまり、市街地の狭い路地等ではスペース的な問題
から延線車を停車しにくいところがあり、そのような場
合には、ケーブルAの巻装されたケーブルリールB自体
を作業員が転がすことにより、或いは作業員が台車等の
ようなものに移し替えて移動することにより、現場付近
まで運搬している。現場付近では、ケーブルリールBに
シャフトCを通した後、このシャフトCを図13に示す
ような線繰り出し台Dに作業員によって載せ、その状態
でケーブルAの延線作業を行ったり、また引き出したケ
ーブルの巻き戻し作業を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、工事現
場によっては、市街地の狭い路地等のなかでも特に狭い
と停車スペースを確保できないので、前述した如く、ケ
ーブルリールBに通したシャフトCを持ち上げ、それを
線繰り出し台Dに載せるというように工事内容が制限さ
れてしまう問題があった。また、作業員がケーブルリー
ルを直接転がして運搬すると、ケーブル及びケーブルリ
ールに傷がついたり破損したりということがあり、運搬
作業として適切とはいい難い問題があった。ところで、
無停電工事のバイパスケーブルは、電柱と電柱との間を
つなぐものであるため、通常では一本の長さが約55m
もあり、ケーブル自体の重量は仕様によって異なるもの
の、例えば導体断面積22mm2のもので約40kgで
ある。ケーブルリールは作業内容上、金属製であって約
20kgの重量である。従って、ケーブルリールにケー
ブルを巻装した一個の重量は約60kgにもなるもので
ある。そのため、前述の如く、台車,線繰り出し台等に
対しケーブルリールを上げ下げするのでは、多大な労力
を要し、一人の作業員では困難であり、しかも危険を伴
うという問題があった。このようなケーブルのバイパス
工事に必要な工具,機材数は多種であるものの、機材の
コスト面からそれ以上種類を増やせないという要求があ
り、重量のあるケーブルリールの運搬に適したものがな
いというのが実状であった。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
一人の作業員でも容易にかつ安全に運搬することができ
ると共に、狭い場所でも台車のように移し替えることな
く確実に運搬でき、しかも運搬機能とケーブルの繰り出
し機能とを兼備した線繰台を提供するのを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては、以下の手段を採用した。
【0006】請求項1記載の本発明では、ケーブルが巻
装されたケーブルリールの中心部に挿通する付属シャフ
トと、台本体と、台本体の両側にそれぞれ固定され、か
つ前記付属シャフトの両端部を保持し得るシャフト受け
部と、該それぞれのシャフト受け部に台本体の前後方向
に沿って回動可能に取付られ、かつ先端部に台本体移動
用の車輪を装着した車輪支持アームと、この車輪支持ア
ーム及びシャフト受け部間に介装された引張りばね手段
とを備えている。そして、台本体のシャフト受け部に対
する車輪支持アームの回動方向に応じ、シャフト受け部
の位置が高さ方向に選択的に偏位するように構成されて
いる。作業員が台本体を上げ下げ操作し、それによって
車輪支持アーム,車輪が自重で台本体の前後方向に回動
すると、その回動方向に応じ、シャフト受け部の高さが
偏位するので、シャフト受け部に付属シャフトの支持,
支持解除をすることができ、また付属シャフトが挿通し
たケーブルリールを回転可能に支持することができる結
果、作業員一人で重いケーブルリールのセット,運搬,
線繰り出し,巻き取り作業を行うことが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施の形態を、
図1〜図11に基づいて説明する。図1は本発明の1実
施の形態を示す線繰台の全体図である。この線繰台を説
明する前に、線繰台で取り扱うケーブルAについて述べ
ると、該ケーブルAは6.6kV高圧配電線路の無停電
工事に使用するものであって、図12に示すようにケー
ブルリールBに巻装されている。ケーブルAは仕様によ
って差があるものの、例えば導体断面積22mm2のも
ので約40kgの重さで、ケーブルリールは約20kg
の重さがある。本発明では、上記の如きケーブルが巻装
されたケーブルリールを作業員一人でセットすることが
できるばかりでなく、運搬などの作業もできるようにし
たものであり、大別すると図1(a)〜(c)に示すよ
うに、台本体1と、シャフト受け部2と、車輪4を装着
した車輪支持アーム3と、図4に示す如き付属シャフト
5とを備えて構成されている。
【0008】台本体1は、適度の太さのあるスチール製
パイプが曲げ加工されることによって形成され、後端部
の第一着地部1bとそれより前部に位置する第二着地部
1cとを有している。さらに詳しくは、台本体1は、前
部に作業員が運搬,線繰り出し作業等をする際に操作す
るハンドル部1aが形成され、そのハンドル1aの両端
部に連続し、図1(a)及び(b)において右側である
後方に向かい次第に下がるように傾斜しながら延び、そ
の延びた先端部が今度は水平方向に沿いさらに後方に延
長されると共に、その水平延長部分の先端部が下に向か
って折り返すように彎曲した第一着地部1bが形成され
ている。またハンドル部1a両側の途中位置には垂下す
ると共に、その下端部で前記傾斜した部分に向かう如く
彎曲する第二着地部1cが形成され、さらに前記垂下し
た途中部分及び前記傾斜部分に補強パイプ1dがそれぞ
れ取付けられている。
【0009】シャフト受け部2は、二枚一組とするシャ
フト保持板21の下部が台本体1両側の前記水平延長部
分の途中位置に互いにパイプを挟み込むよう溶接等によ
ってそれぞれ固定され、シャフト保持板21がフレーム
上で起立状態となっている。そして、この各シャフト保
持板21の上中央部には図7に示すように、付属シャフ
ト5を係止し得る大きさの円弧をなす係合切欠21aが
設けられている。またシャフト保持板21の二枚の間に
は図2及び図7(b)に示す如く、六角穴付きボルト2
2,ナット23を介しカラー24が係合切欠21aに沿
い四個取付けられている。
【0010】ここで前後するが、付属シャフト5につい
て述べると、該付属シャフト5は、ケーブルAを繰り出
したり巻き取ったりする際にケーブルリールBを回転さ
せるためのものであり、そのため、ケーブルリールBの
中心部に挿通して使用される。即ち、付属シャフト5は
図3に示すように、ケーブルリールBの中心部に挿通し
得る大きさの径をなしており、その一端部に予めねじ止
めされたシャフト位置決めガイド部6と、その他端部に
取付けられるストッパー7とを有している。シャフト位
置決めガイド部6は、軸方向の両端部に付属シャフト5
の径より大きい径をなす大径部6aが形成されると共
に、その間が付属シャフト5と同径をなすアレイ形状で
あり、その大径部6a間の部分が前記シャフト保持板2
1の係合切欠21aに係止されることにより、台本体1
に対しケーブルリールBを位置決めできるようにしてい
る。なお本例の場合、付属シャフト5の一端部の外周に
雄ねじが刻設されると共に、シャフト位置決めガイド部
の内径部分に雌ねじが刻設され、両者の螺合により付属
シャフト5とシャフト位置決めガイド部6とが同軸上に
組み付けられているが、予め一体的に形成されてもよ
い。
【0011】ストッパー7は、付属シャフト5を挿通し
得る大きさの径をもった穴を有し、その外周部に蝶ボル
ト7aが径方向に沿い進退可能に装着されている。この
ストッパー7は付属シャフト5の他端側を挿通し、かつ
蝶ボルト7aを締め付けることにより付属シャフト5に
組み付けられる。即ち、ケーブルの運搬などに際して
は、図4及び図5に示すように、ケーブルリールBに対
しシャフト位置決めガイド部6有する付属シャフト5を
先端側から挿通し、そのケーブルリールBから突出した
シャフト先端部にストッパー7を入れ、該ストッパー7
とシャフト位置決めガイド部6の大径部6aとでケーブ
ルリールBを挟み込み、その状態で蝶ボルト7aを締め
付けることにより、付属シャフト5にストッパー7が取
付けられる。このようにケーブルリールBから突出して
いるシャフト位置決めガイド部6の大径部6a間と、ス
トッパー7より突出している付属シャフト5の他端部と
が、それぞれシャフト保持板21の係合切欠21aに係
止されるものである。
【0012】そのため、シャフト保持板21はケーブル
Aの巻装されたケーブルリールBを保持し得る強度を有
し、また複数個のカラー24の存在によってもシャフト
保持板21の強度をも補強するようにしている。そし
て、二枚のシャフト保持板21のうち、外側に位置する
シャフト保持板21には図1に示す如くL字形状の軸固
定板25が溶接によって取付けられると共に、その軸固
定板25及びシャフト保持板21間に二個のリブ26が
取付けられている。
【0013】一方、前記車輪支持アーム3は図2の拡大
図にて示すように、コの字形状をなしており、その基部
がシャフト受け部2の軸固定板25及びシャフト保持板
21間にヒンジピン8を介し、台本体1の前後方向に沿
い回動可能に取付けられている。車輪支持アーム3の両
端部には車輪軸9を介し車輪4が回転自在に装着されて
いる。この車輪4は、運搬時の状態では図1(b)に示
すように台本体1の第一,第二着地部1b,1cより下
方にあり、ナットにより締め付け固定されている。ま
た、前記車輪支持アーム3と、シャフト保持板21に取
付けられた軸固定板25との間には引張りばね10が介
装されている。引張りばね10は、車輪支持アーム3に
取付けられたスプリングポスト11aと、軸固定板25
に取付けられたスプリングポスト11b間に介装されて
いる。なお、スプリングポスト11a,11bはナット
により締め付け固定されている。
【0014】他方、台本体1において、シャフト受け部
2を取付けている付近のパイプにはストッパーピンが台
本体1の内側に突出するよう二個ずつ設けられている。
二本のストッパーピンのうち、第一のストッパーピン1
2aは図2に示すように、台本体1の後端側の位置に外
側に向かって突設され、第二のストッパーピン12bは
第二のストッパーピン12a及びシャフト支持板21よ
り前方寄りの位置に同様に突設されている。これら第
一,第二のストッパーピン12a,12bは共に、台本
体1のハンドル部の操作によって車輪4が地面から浮き
上がり、車輪4を有する車輪支持アーム3が自重で回動
したときに突き当たることにより、車輪支持アーム3の
回動角度を規制するようにしている。従って、車輪支持
アーム3に装着されている車輪4は、台本体1において
第一着地部1bと第二着地部1cとの間の位置で回動す
るようにしている。この線繰台は、作業員が台本体1の
ハンドル部1aを操作することにより台本体の傾きを変
え、それに伴い車輪支持アーム3及び車輪4が前後方向
に回動し、その回動方向に応じシャフト保持板21の係
合切欠21aの高さが選択的に偏位し、即ち、線繰台全
体として、付属シャフト5両端部を支持可能でかつ支持
解除する姿勢と、付属シャフトのケーブルリールを回転
可能にする姿勢とを選択的に形成することができるよう
にしたものである。
【0015】線繰台は、以上の如き構成よりなるので、
次にその取り扱いについて説明する。まず、図4に示す
ように、ケーブルAが巻装されたケーブルリールBの中
心部に対し、作業員が予め、付属シャフト5を矢印a方
向から挿通して該シャフト5の先端部を突出させると共
に、その突出した先端部がストッパー7を挿通するよう
ストッパー7を矢印b方向から入れ、ストッパー7がケ
ーブルリールBに当接した時点で蝶ナット7aを締め付
けることにより、図5に示す如く、ケーブルリールBに
付属シャフト5を取付ける。次に、作業員は図6に示す
ように、線繰台の台本体1のハンドル部1aを持ち上げ
て第一着地部1bを地面についた状態とすると共に、車
輪4が前方に回動して着地した状態とすることにより、
第一姿勢を形成する。この第一姿勢は、シャフト受け部
2の係合切欠21cが低い位置にあり、ケーブルリール
Bに挿通している付属シャフト5を係合させたり、係合
解除させるための姿勢である。そして、そのままの姿勢
で上記ケーブルリールBを線繰台に向かって転がし、該
ケーブルリールBから突出している付属シャフト5の一
端部と、シャフト位置決め部の大径部6a間の部分との
双方がシャフト保持板21の係合切欠21a付近の位置
まで移動させておく。この場合、台本体1においては、
シャフト保持板21と車輪支持アーム3とがくの字状に
曲がった形態をなしている。
【0016】その後、作業員は、図7(a)に示すよう
に、台本体1の第一着地部1bを支点としてハンドル部
1aを持ち上げ、付属シャフト5の突出する部分とシャ
フト位置決め部6とがシャフト保持板21の係合切欠2
1aに係合させる。上記ハンドル部1aの持ち上げ過程
において、ハンドル部1aの持ち上げ度合いが大きくな
るに従い、軸固定板25と車輪支持アーム3間のヒンジ
ピン21の高さも次第に高くなり、それに伴い車輪4及
び車輪支持アーム3が自重により、ヒンジピン21を中
心として後方c(反時計方向)へ回動し、車輪支持アー
ム3が軸固定板25に対し図6の形態とは逆くの字の形
態となり、図7(b)に示す如く車輪支持アーム3が台
本体1のストッパーピン12bに当たって停止する。そ
の際、引張りばね10のばね力が常時作用し、車輪支持
アーム3が軸固定板25に対し引き付けられているの
で、車輪支持アーム3がぶらつくのを抑制することがで
き、しかも、台本体1の両側に位置するそれぞれの車輪
支持アーム3を同一角度位置にしておくことができ、両
側の車輪支持アーム3相互の同期をとることができる。
【0017】このように車輪支持アーム3がストッパー
ピン10aに当たると共に、付属シャフト5がシャフト
保持部21の係合切欠21aに係合した後、今度は、台
本体1の第二着地部1cが地面に着くまでハンドル1a
を下げると、その過程において支点が第一着地部1bか
ら車輪4に移行し、該車輪4が支点となった時点で、シ
ャフト保持板21の係合切欠21aの位置(ケーブルリ
ール及び付属シャフトの中心位置)が上方に偏位するこ
とにより、第二姿勢が形成される。この第二姿勢は、図
8に示すようにケーブルリールBが浮いたままで回転可
能な状態であり、また車輪4及び第二着地部1cの両方
が着地している。従って、車輪4及び第一着地部1bが
着地状態の場合にはシャフト保持部21の係合切欠21
cの中心位置がケーブルリールBの付属シャフト5の中
心位置より低い状態であったが、車輪4を支点としてハ
ンドル部1aを操作し、車輪4及び第二着地部1cが着
地した状態ではシャフト保持板21の係合切欠21cの
位置が、ケーブルリールBの半径寸法より高く偏位する
こととなり、ケーブルリールBを浮かすことができる。
【0018】このようにして台本体1のハンドル1aを
操作することにより、ケーブルリール4を線繰台の係合
切欠21cに係合させると共に、ケーブルリールBを浮
いた状態にすることができるので、その状態でケーブル
Aを繰り出すと、その繰り出しに応じケーブルリールB
が回転することとなるので、ケーブルAの繰り出し作業
や繰り出し作業を確実にかつ容易に行うことができる。
しかもその状態から図9に示すように、第二着地部1c
を地面から離すようにハンドル1aを若干持ち上げた第
三姿勢にすると、この状態で線繰台を前方に移動した場
合には、ケーブルAを延線することができるばかりでな
く、ケーブルリールBそのものを運搬することもでき
る。なお、本例では図6の内容に基づき線繰台に対し、
ケーブルリールBを転がして移動させた例を示したが、
逆に線繰台そのものをケーブルリールBに移動させるこ
ともでき、その場合ケーブルリールに比較し容易に移動
させることができる。
【0019】次に、ケーブルリールBを線繰台から取り
外し場合について説明する。まず、台本体1の第二着地
部1cを支点としてハンドル1aを押し下げ、車輪4を
浮かすと、車輪4及び車輪支持アーム3がその自重によ
り引張りばねのばね力に抗し、図10(a)に示すよう
に破線の位置から実線の如く後方(時計方向)dに回動
し、同図(b)に示すようストッパーピン12bに当っ
て停止する。このとき、引張りばねのばね力により軸固
定板5に対し車輪支持アーム3が引き付けられているの
で、台本体1の両側に設けられているそれぞれの車輪支
持アーム3を同一位置に保持させておくことができ、共
に同期させることができる。次いで、ハンドル1aを持
ち上げ、図11に示すように、車輪4を着地させると共
に第一着地部1bも着地させることにより図6にて前述
した元の第一姿勢に戻すと、シャフト保持板21の係合
切欠21aの中心部と地面間の距離が、ケーブルリール
Bの半径寸法より短い位置に、即ち低い位置に位置する
こととなり、係合切欠21aから付属シャフト5が必然
的に抜けた状態となる。これにより、ケーブルリールB
が取り外されることとなる。
【0020】従って、作業員が台本体1を上げ下げする
ことにより、線繰台にケーブルリールBをセットできる
ばかりでなく、ケーブルリールBを線繰台から取り外す
こともできるので、一人で作業を行うことができ、従来
例のように何人かで作業をする場合に比較し、人員削減
及び労力削減を実現できる。しかも、作業員が重量物で
あるケーブルリールBに直接触れることなく線繰台に載
せることができるので、それだけ安全性を高めることが
できる。また、線繰台はケーブルリールBに適合させた
幅に形成されるので、市街地の路地等のように停車スペ
ース的に問題があるような場所でも進入することがで
き、従来例のように台車などに移し替えることや線繰り
出し台に載せたりすることが不要になり、従って、工事
範囲が規制されることがない。さらに線繰台そのものが
不要ケーブルリールBの運搬機能と、ケーブル延線時の
繰り出し台としての機能とを兼備しているので、それだ
け低廉化を図ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1に
よれば、作業員が台本体を上げ下げすることにより、線
繰台にケーブルリールを支持すること、及び回転可能に
セットすることができるばかりでなく、ケーブルリール
を線繰台から取り外すこともできるように構成したの
で、一人の作業員でも容易にかつ安全に運搬することが
できると共に、狭い場所でも台車のように移し替えるこ
となく確実に運搬でき、しかも運搬機能とケーブルの繰
り出し機能とを兼備した線繰台を得ることができるとい
う効果がある。
【0022】また請求項2によれば、台本体のシャフト
受け部に対する車輪支持アームの回動方向に応じ、付属
シャフトの両端部を支持可能でかつ支持解除する第一姿
勢と、付属シャフトのケーブルリールを回転可能にする
第二姿勢とを選択的に形成するので、上記請求項1と同
様の効果がある。
【0023】請求項3によれば、シャフト受け部が付属
シャフトの両端部と係合し得る係合切欠を有しているの
で、付属シャフトの両端部を簡単確実に係合しかつ係合
解除させることができ、しかもハンドル部の操作だけで
的確に行えるという効果がある。
【0024】また、請求項4によれば、台本体が第一着
地部及び第二着地部の何れか一方と車輪との協動によ
り、ケーブルリールの取付け可能及び取り外し姿勢と、
ケーブルリールの回転可能な姿勢とを形成するので、台
本体を簡単な構成にすることができ、請求項5によれ
ば、前記台本体が車輪支持アームの回動角度を規制する
ストッパーピンを有しているので、シャフト受け部の高
さ位置や、第一姿勢と第二姿勢とを正確に得ることがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施の形態を示す線繰台の平面図
(a),正面図(b)及び側面図(c)である。
【図2】 図1(b)のZ部の拡大図である。
【図3】 付属シャフトを示すストッパー組み付け時の
説明図である。
【図4】 ケーブルリールに対し付属シャフトを組み付
けるときの説明図である。
【図5】 同じくケーブルリールに付属シャフトを組み
付けた状態の説明図である。
【図6】 線繰台にケーブルリールをセットするため、
台本体の第一着地部と車輪とを着地させたときの説明図
である。
【図7】 ケーブルリールの付属シャフトをシャフト支
持板に係止するため、台本体のハンドルを持ち上げたと
きの状態を示す説明図であって、(a)は全体図、
(b)は(a)の部分拡大図である。
【図8】 第二着地部と車輪とが着地し、ケーブルリー
ルを線繰り出し可能に支持した状態を示す説明図であ
る。
【図9】 線繰台の牽引状態を示す説明図である。
【図10】 ケーブルリールを取り外すため、台本体の
第二着地部を着地させたときの説明図であって、(a)
は全体図、(b)は(a)の部分拡大図である。。
【図11】 第二着地部と車輪とが着地し、ケーブルリ
ールを取り外して移動する状態を示す説明図である。
【図12】 ケーブルを巻装したケーブルリールを示す
説明図であって、(a)は正面図、(b)は側面図であ
る。。
【図13】 シャフト,線繰り出し台を用いたケーブル
リールからケーブルを繰り出している状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
A…ケーブル、B…ケーブルリール、1…線繰台の台本
体、1b…第一着地部、1c…第二着地部、2…シャフ
ト受け部、21…シャフト保持板、21a…係合切欠、
3…車輪支持アーム、4…車輪、10…引張りばね、1
2a,12b…ストッパーピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 正利 山形県米沢市東1丁目10番53号 米沢電線 株式会社内 Fターム(参考) 3F068 AA12 CA10 DA05 EA02 EA07 HA03 HA07 HB01 JA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルが巻装されたケーブルリールの
    中心部に挿通する付属シャフトと、台本体と、台本体の
    両側にそれぞれ固定され、かつ前記付属シャフトの両端
    部を保持し得るシャフト受け部と、該それぞれのシャフ
    ト受け部に台本体の前後方向に沿って回動可能に取付ら
    れ、かつ先端部に台本体移動用の車輪を装着した車輪支
    持アームと、この車輪支持アーム及びシャフト受け部間
    に介装された引張りばね手段とを備え、台本体のシャフ
    ト受け部に対する車輪支持アームの回動方向に応じ、シ
    ャフト受け部の位置が高さ方向に選択的に偏位するよう
    に構成したことを特徴とする線繰台。
  2. 【請求項2】 ケーブルが巻装されたケーブルリールの
    中心部に挿通する付属シャフトと、台本体と、台本体の
    両側にそれぞれ固定され、かつ前記付属シャフトの両端
    部を保持し得るシャフト受け部と、該それぞれのシャフ
    ト受け部に台本体の前後方向に沿って回動可能に取付ら
    れ、かつ先端部に台本体移動用の車輪を装着した車輪支
    持アームと、この車輪支持アーム及びシャフト受け部間
    に介装された引張りばね手段とを備え、台本体のシャフ
    ト受け部に対する車輪支持アームの回動方向に応じ、付
    属シャフトの両端部を支持可能でかつ支持解除する第一
    姿勢と、付属シャフトのケーブルリールを回転可能にす
    る第二姿勢とを選択的に形成することを特徴とする線繰
    台。
  3. 【請求項3】 前記シャフト受け部は、付属シャフトの
    両端部と係合し得る係合切欠を有することを特徴とする
    請求項1または2に記載の線繰台。
  4. 【請求項4】 前記台本体は、前端部に位置するハンド
    ル部と、その後端部に位置する第一着地部と、これらの
    間に位置する第二着地部とを有し、第一着地部及び第二
    着地部の何れか一方と車輪との協動により、第一姿勢と
    第二姿勢とを形成することを特徴とする請求項2に記載
    の線繰台。
  5. 【請求項5】 前記台本体は、車輪支持アームの回動角
    度を規制するストッパーピンを有することを特徴とする
    請求項1〜4の何れか一項に記載の線繰台。
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