JPH0431186Y2 - - Google Patents

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JPH0431186Y2
JPH0431186Y2 JP18123085U JP18123085U JPH0431186Y2 JP H0431186 Y2 JPH0431186 Y2 JP H0431186Y2 JP 18123085 U JP18123085 U JP 18123085U JP 18123085 U JP18123085 U JP 18123085U JP H0431186 Y2 JPH0431186 Y2 JP H0431186Y2
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JP
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bridge plate
seat belt
roller
seatbelt
seat
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JP18123085U
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  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は自動車に用いるシートベルト取付装置
に関する。
b 従来の技術 自動車のシートクツシヨンを支えるクツシヨン
フレームに、4本の部材が4角形の各片を構成す
るかたちで、枠状に組付けした構造のものがあ
り、このように構成したシートクツシヨンの下方
にシートベルト用のリトラクター等を設けること
がおこなわれる。
また、以上のように枠状とせずボツクス構造と
したクツシヨンフレームが実開昭54−141616号
「シートベルト装置」として開示されている。
c 考案が解決しようとする問題点 前記クツシヨンフレームのうち、枠状に組付け
た構造のものに対して、本考案者は構造的にも簡
単かつ合理的で、しかも強固な構成をもつシート
ベルト取付装置を開発した。第9図はその概要を
示すもので、シートaの下部に設けた一対のスラ
イドレールb,cに、ブリツジ板dを差し渡して
一体に固定し、このブリツジ板dにシートベルト
fのリトラクターe等を固定するようにしたもの
である。そしてブリツジ板dの端部寄りにシート
ベルトfを案内するローラーブラケツトgを設
け、該ブラケツトgにシートベルトfをほゞ水平
に案内するローラーhと、シートベルトfの走出
入角を等しくしたローラーiとを設けて、シート
ベルトfをシートフレームjの側部に固定した保
持部(ブーツ)kを通して、乗員が操作しやすい
位置まで延設したものである。
ところが、このローラーブラケツトgは、ブリ
ツジ板dに対して、ボルトmによつて片方のみ固
定した片持ち構造であるため、シートベルトfに
急激に負荷がかかつた場合、この部分に負荷がか
かりすぎ変形等のおそれがあり、そのため、シー
トベルトfがローラーブラケツトgの端面および
シートフレームjの端面に接触し、円滑に動かな
いおそれが生じた。
本考案は、このような問題点を解消したシート
ベルト取付装置を提供しようとするものである。
d 問題点を解決するための手段 本考案は前記問題点を解決するため、シート下
部に設けた一対のスライドレールにブリツジ板を
差し渡して一体に固定し、該ブリツジ板にシート
ベルトのリトラクター等のシートベルトアンカレ
ツジを設けるとともに、該ブリツジ板の端部寄り
にシートベルトを案内するローラーブリツジの一
端を固定し、該ローラーブラケツトにシートベル
トをほぼ水平に案内するローラーと、一方のスラ
イドレールの直下に配置してシートベルトの走出
入角を等しくしたローラーとを設けてなるシート
ベルトの取付装置において、前記ローラーブリツ
ジの他端をシートベルトのブーツとともに前記ブ
リツジ板に共締め固定するようにしたものであ
る。
以下、本考案の実施例について図面を参照しな
がら詳細に説明する。
第1図〜第8図において、1はフロントシー
ト、2はシートフレーム、3,4は左右両側のス
ライドレールであり、このスライドレール3,4
は、シートフレーム2に固定されるアツパーレー
ル3a,4aと、フロア側に固定されるロアレー
ル3b,4bから構成される。
5はスライドレール3,4のアツパーレール3
a,4aの間に差し渡されたブリツジ板で、両端
部を各アツパーレール3a,4aに溶接などの手
段で強固に固定してある。
このブリツジ板5は第3図および第4図に示す
ように右端寄りに溶接したナツト6と長穴6aを
設け、左端には曲げ起こされて、ブリツジ板5に
対し所定角度に傾斜した一対の取付ブリツジ5a
を設けて、それに取付ネジ5bをそれぞれ設けて
ある。5cは同様にブリツジ板5上の左端寄りに
設けた一対の取付ネジである。また、このブリツ
ジ板5は両側縁に沿つて折曲げ部5dを設け、補
強してある。
7は前記ブリツジ板5の下側に設けられたシー
トベルトのリトラクターで、ブリツジ板5に溶接
されたナツト6にボルトによつて固定し、さらに
その反対側に延設されたブラケツト10にブリツ
ジ板5の長穴6aを介してボルトナツト11によ
つて強固に固定してある。なお、このボルトナツ
ト11に代つて係止具をリトラクター7側に設
け、これをブリツジ板5の長穴6aに挿入回動し
て係止後、前記ナツト6のみによつて固定する構
造とすることもできる。
8はローラーブラケツトで、ローラー8a,8
cを備えるとともに、第5図に示すように左端部
に所定角度に傾斜した取付ブラケツト8dを設
け、この取付部8dに一対の取付穴8eを間隔を
置いて設けてある。また、右端部には同様に取付
穴8fを一対設けてある。そして取付穴8fを前
記ブリツジ板5の取付ネジ5cに一致させてボル
ト8bによつて固定するとともに、傾斜した取付
部8dの取付穴8eを、同様にブリツジ板5の傾
斜した取付部5aの取付ネジ5bに一致させ、後
述のブーツ12とともにボルトによつて固定し
て、ローラーブラケツト8をブリツジ板5に固定
するように構成してある。
第6図において、前記ローラー8aはその中心
を前記スライドレール3の中心線l上に配置する
とともに、前記ローラー8cはブリツジ板5の下
側のシートベルト9が、このローラー8cを通過
する時に、ほゞ水平となるように配置してある。
このシートベルト9は前記リトラクター7から引
出され、ローラー8c,ローラー8aに案内され
て、フロントシート1の側部に配置したブーツ1
2を通り、乗員が操作しやすい位置まで延設して
ある。
ローラーブラケツト8は前記ローラー8aを支
承する基部を前記スライドレール3の外形に沿わ
せて形成してあり、そこに形成した陵部8g,8
hを、スライドレール3のアツパーレール3aの
両側下端部3g,3hに当接せしめてある。
このようにしてローラーブラケツト8のローラ
ー8aに案内されて、その前後に張設されるシー
トベルト9は、そのローラー8a上の中心軸lと
のなす走出入角度θ1,θ2が共に等しくなるように
構成してある。
ブーツ12は、第7図および第8図に示すよう
に、シートベルト9を収容するための断面長方形
の中空部を設けて鞘状に形成し、その下端部を前
記ブリツジ板5の取付部5aの傾斜に一致するよ
うに傾斜せしめて、傾斜部12aを設けてある。
この傾斜部12aには、さらにU字状に曲折した
取付板13を図示のように当接し、リベツト13
aによつて固定してある。この取付板13の両端
には取付穴13bがそれぞれ設けてあり、前記の
ように、ブリツジ板5の取付部5aにローラーブ
ラケツト8の取付部8dを重ね、そのうえにこの
ブーツ12の取付板13を重ねて、各取付穴にボ
ルトを挿通し、ブリツジ板5の取付ネジ5bに締
付固定するようになつている。なお、乗員のベル
トの取扱いを容易にするため、ブーツ12をやゝ
傾斜して固定しており、そのため前記取付板13
はブーツ12に対し僅かに傾斜して固定してあ
る。
e 作用 フロントシート1を前後に移動すると、これに
ともなつてシートベルト9のリトラクター7の位
置も前後に移動する。
いま、急減にシートベルト9に負荷がかゝつた
場合、ローラーブラケツト8のローラー8cが、
シートベルト9がほゞ平行になるように配置して
あるため、垂直方向の分力は極めて小さくなり、
したがつてブリツジ板5からスライドレール3,
4に対して伝えられる垂直方向の負荷は小とな
る。すなわち、リトラクター7を引き外す方向に
作用する力は極めて小となる。
また、ローラー8aに対し、シートベルト9が
等しい走出入角では前後に張設されているため、
水平方向の分力はローラー8aから、その中心軸
lに沿つてスライドレール3の中心に向つて垂直
方向に作用する。この場合し、ローラーブラケツ
ト8はブリツジ板知5に対し、右端部において取
付穴8fと、また左端部において取付穴8eとを
介しておこなう締結構造によつて負荷を分散して
伝えるとともに、ローラーブラケツト8の陵部8
g,8hを介してスライドレール3の両側下端部
3g,3hに負荷が均等に作用する。
f 考案の効果 以上のように本考案に係る装置は、スライドレ
ールのブリツジ板を差し渡し、このブリツジ板に
シートベルトのリトラクターと特別に構成したロ
ーラーブラケツトを設けるようにしてシートベル
トにかゝる負荷を垂直本考案のみにかかるように
した装置において、ローラーブラケツトの一端を
シートベルトのブーツとともにブリツジ板に共締
め固定するようにしてある。
したがつてシートベルトに急激に負荷がかかつ
た場合、ローラーブラケツトのローラー8aに
は、ほぼ垂直上向きの負荷がかかるが、これをロ
ーラーブラケツトの両側の締付ブラケツト8d,
8bで支えることになり、ほぼ均等に負荷が分散
され、したがつてローラーブラケツトなどが変形
するおそれはない。またシートベルトのブーツも
一緒に固定したので、ブーツ自体が変位すること
がなく、したがつてシートベルトが他の部分など
に接触せず円滑に移動する。即ち、共締めした部
分は板材を3枚重ねた状態で固定してあるのて極
めて高い剛性、強度がえられる。
また、共締めとしたことにより、締付用のビ
ス、ナツト類の使用個数と締付け工数は少なくて
すむ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本項に係る自動車のシートベルト取付
装置で、フロントシートを上方に仮に移動させて
示した斜視説明図、第2図は同断面説明図、第3
図はブリツジ板の平面説明図、第4図は第3図の
A矢視図、第5図はローラーブラケツトの平面説
明図、第6図は第2図のB部分の拡大説明図、第
7図はブーツの側面説明図、第8図は第7図のC
矢視図、第9図は第2図に対応する従来装置の断
面説明図である。 3,4……スライドレール、5……ブリツジ
板、5a……取付部、7……リトラクター、8…
…ローラーブラケツト、8d……取付部、12…
…ブーツ、13……取付板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シート下部に設けた一対のスライドレールにブ
    リツジ板を差し渡して一体に固定し、該ブリツジ
    板にシートベルトのリトラクター等のシートベル
    トアンカレツジを設けるとともに、該ブリツジ板
    の端部寄りにシートベルトを案内するローラーブ
    ラケツトの一端を固定し、該ローラーブラケツト
    にシートベルトをほぼ水平に案内するローラー
    と、一方のスライドレールの直下に配置してシー
    トベルトの走出入角を等しくしたローラーとを設
    けてなるシートベルト取付装置において、前記ロ
    ーラーブラケツトの他端をシートベルトのブーツ
    とともに前記ブリツジ板に共締め固定することを
    特徴とするシートベルト取付装置。
JP18123085U 1985-11-25 1985-11-25 Expired JPH0431186Y2 (ja)

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JP18123085U JPH0431186Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25

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JP18123085U JPH0431186Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6288661U JPS6288661U (ja) 1987-06-06
JPH0431186Y2 true JPH0431186Y2 (ja) 1992-07-27

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JP18123085U Expired JPH0431186Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25

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JP4764141B2 (ja) * 2005-11-07 2011-08-31 ダイハツ工業株式会社 車両のシート構造
JP5792371B1 (ja) * 2014-12-24 2015-10-14 株式会社エイチ・ピー・アイ レーシングハーネス固定部付き車体補強部材

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JPS6288661U (ja) 1987-06-06

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