JPH0431133Y2 - - Google Patents

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JPH0431133Y2
JPH0431133Y2 JP1986012160U JP1216086U JPH0431133Y2 JP H0431133 Y2 JPH0431133 Y2 JP H0431133Y2 JP 1986012160 U JP1986012160 U JP 1986012160U JP 1216086 U JP1216086 U JP 1216086U JP H0431133 Y2 JPH0431133 Y2 JP H0431133Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車のパワーユニツトを車体に取
付けるためのマウント装置の改良に関する。
[従来技術] 従来より、エンジンおよびトランスミツシヨン
等よりなるパワーユニツトを車体にマウントする
マウント構造として、パワーユニツト側に設けた
ブラケツトと、車体側に設けたブラケツトとを、
マウント部材を介して結合する構造が一般に採用
されている(実開昭59−170015号公報)。
かかるマウント構造の一例として、第4図に示
すように、パワーユニツト100の一側に取付け
たパワーユニツト側ブラケツト101上にスタツ
ドボルト102を植設する一方、車体103に取
付けた車体側ブラケツト104には、ラバーマウ
ント部材105の内筒部をピン106で取付けて
おき、パワーユニツト100の他側のラバーマウ
ント部材107を支点として、パワーユニツト1
00を仮想線位置から実線位置まで回動させ、そ
の回動で、スタツドボルト102をラバーマウン
ト部材105に設けたボルト挿通穴108に挿通
し、最終的には締付ナツト109により締付固定
するようにしたマウント構造が知られている。
かかるマウント構造では、スタツドボルト10
2を回動しながら、ボルト挿通穴108に挿通し
なければならない関係から、ボルト挿通穴径をボ
ルト径より十分に大きく取る必要があり、スタツ
ドボルトとボルト挿通穴との中心がずれたりし
て、パワーユニツトの取付精度が低下する問題が
あつた。
かかる問題を解消するため、本願出願人は、
「ボルト挿通孔を形成した車体側固定ブラケツト
と、スタツドボルトを設けたパワーユニツト側ブ
ラケツトとを備え、パワーユニツト側の一端を支
持支点として当該パワーユニツトを上方に回動
し、その他端側に位置する上記パワーユニツト側
ブラケツトのスタツドボルトを上記車体側固定ブ
ラケツトのボルト挿通孔に挿通し締付ナツトで締
結固定するようにしたパワーユニツトマウント構
造において、上記車体側固定ブラケツトのボルト
挿通孔上部にテーパ面よりなる上記締付ナツトの
嵌合凹部を形成するとともに上記締付ナツトの下
部に上記嵌合凹部に対応するテーパ面よりなる嵌
合凸部を形成したことを特徴とする自動車のパワ
ーユニツトマウント装置」を出願し、締付ナツト
の締付時に同時にスタツドボルトをボルト挿通穴
に対し芯出しした状態で固定するようにしたもの
を既に提案している。
この提案構造においては、パワーユニツトの上
方回動に伴うスタツドボルトの回動軌跡差の影響
を、車体側固定ブラケツトに形成されるボルト挿
通孔を長穴形状に形成することで解決している
が、この方法だとかなり細長い長穴形状のボルト
挿通孔を形成する必要があり、車体側固定ブラケ
ツトの剛性面を考えた場合不利であり、又、テー
パ面といつた特別の加工を必要とするものであ
る。この意味で、スタツドボルトの回動軌跡差の
影響を他の方法で解決することも望まれる。
[考案の目的] 本考案の目的は、パワーユニツトの取付けが容
易かつ迅速に行なえる自動車のパワーユニツトマ
ウント装置を提供することである。
[考案の構成] このため、本考案は、スタツドボルトを設けた
パワーユニツト側ブラケツトと、スタツドボルト
挿通穴を設けたラバーマウント部材と、車体側に
取り付けられ、上記ラバーマウント部材の内筒を
軸承用ピンで軸承する車体側ブラケツトとを備
え、パワーユニツト側の一端を回動支点として、
当該パワーユニツトを上方に回動し、その他端側
に位置する上記ラバーマウント部材のスタツドボ
ルト挿通穴にスタツドボルトを挿通し締付ナツト
で締結固定するようにしたパワーユニツトマウン
ト装置において、上記スタツドボルトがパワーユ
ニツト側ブラケツトから上方に突出する一方、ラ
バーマウント部材が上記スタツドボルトに対応し
て形成されてなるボルト挿通穴を有し、上記車体
側ブラケツトは壁面がパワーユニツトの上記回動
の方向に合致する側壁を有し、これら側壁の各々
は上記ラバーマウント部材の軸承用ピンが挿通さ
れるとともに、パワーユニツトの上記回動に伴う
少なくとも水平方向の動きを許容する長穴として
形成されたピン穴を有していることを特徴として
いる。
[考案の効果] 本考案によれば、パワーユニツトの一端を回動
支点として上方に回動させつつスタツドボルトを
ラバーマウント部材のスタツドボルト挿通穴に挿
通せしめるにあたつて、ラバーマウント部材を、
その軸承用ピンが車体側ブラケツトのパワーユニ
ツトの回動に伴う少なくとも水平方向の動きを許
容する長穴として形成されたピン穴にガイドされ
ながら後方(パワーユニツトと反対方向)に引か
れた状態から徐々に前方(パワーユニツト側方
向)に移動させることによつて、スタツドボルト
を完全にスタツドボルト挿通穴内に嵌挿せしめる
ことができる。これによつて、ボルト挿通穴を可
及的に径の小さいものとすることができ、構造面
ですぐれている。さらには、ラバーマウント部材
を軸承する軸承用ピンを長穴に形成されたピン穴
内で仮止めした状態で、締付ナツトによりスタツ
ドボルトを締付固定することができ、その段階で
スタツドボルトをボルト挿通穴との位置決めを行
なつたのちに、最終的に、軸承用ピンを固定する
ことができるので、軸承用ピンとピン穴との嵌合
誤差を確実に吸収することができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付の図面を参照して
具体的に説明する。
第2図に示すように、エンジン1aおよびエン
ジン1aの出力軸に接続されたトランスミツシヨ
ン1bで構成されるパワーユニツト1は、エンジ
ン1aの出力軸にほぼ平行な車体側メインフレー
ム2と、この車体側メインフレーム2の各端部に
メインフレーム2とほぼ直交するように伸長する
一対のサブフレーム3,4とで構成されるフレー
ム上にマウントされるようになつている。
上記パワーユニツト1は、トランスミツシヨン
1b側の計3個所において、ラバーマウント部材
5,6,7により夫々メインフレーム2および一
方のサブフレーム3上にマウントされる一方、エ
ンジン1aのトランスミツシヨン1bとは反対側
の端部においてラバーマウント部材8を介して車
体フレーム側にマウントされるようになつてい
る。
上記トランスミツシヨン1b側の計3個のラバ
ーマウント部材5,6,7のうち、トランスミツ
シヨン1bの軸方向に関して左、右に位置するラ
バーマウント部材5,7は、トランスミツシヨン
1bの軸方向とほぼ平行なピン支軸9,10によ
つてフレーム側に設けたブラケツト11,12に
軸支されるようになつており、中央の残り一つの
ラバーマウント部材6は、トランスミツシヨン1
bの軸方向にほぼ直交する方向のピン支軸13に
よつてサブフレーム3上のブラケツト14に軸支
されるようになつている。
一方、エンジン1a側のマウント構造は、第1
図および第2図に示すように、エンジン1aの端
壁に固定したエンジン側(パワーユニツト側)ブ
ラケツト16と、車体17および前記サブフレー
ム4に上、下の端部がボルト18,19により
夫々固定された車体側ブラケツト20とをラバー
マウント部材8によつて弾性的に連結した基本構
造を有する。
上記エンジン側ブラケツト16には、複数のス
タツドボルト21が上向きに植設され、ラバーマ
ウント部材8の取付プレート部8aに設けたボル
ト挿通穴(具体的に図示しないが、例えば、第4
図参照。)にスタツドボルト21を挿通したうえ
で、締付ナツト22により締付固定する。
また、上記ラバーマウント部材8のラバーマウ
ント部材8bは、その内筒部をピン支軸(軸承用
ピン)23によつて車体側ブラケツト20に結合
される。
第3図に示すように、車体側ブラケツト20
は、車体17側からサブフレーム4に向けて斜め
下向きに傾斜した略U字状の縦断面を有するプレ
ス材で形成され、上端側の端壁20aは、前述し
た如く、ボルト18により車体側に、また下端側
底壁部20bは、ボルト19によりサブフレーム
4上に夫々締付固定されるようになつている。
上記車体側ブラケツト20の上縁に設けたフラ
ンジによつて補強した両側壁20c,20dに
は、その下端に近い側に上記ピン支軸23を嵌合
支持するための長穴(ピン穴)24を設けてい
る。この長穴24は、第1図にも示すように、パ
ワーユニツト1を矢印Aで示すごとく所定の位置
まで持上げる過程において、スタツドボルト21
の回動軌跡差に伴う干渉を避けるべく、ピン支軸
23の後方(パワーユニツト1と反対方向:矢印
A方向)の変位を許容するよう、その変位方向の
成分を有する斜め方向に長く形成する。
なお、長穴24を設けた部分の側壁下部には、
補強を兼ねた取付ブラケツト25,25を夫々固
定し、ボルト19でサブフレーム4に締付けるよ
うにすることが好ましい。
上記のように、ラバーマウント部材8のピン支
軸23を長穴24,24で受け合うようにすれ
ば、パワーユニツト1の取付けが容易となり、さ
らには製作誤差、取付誤差を有効に吸収すること
ができる。
即ち、ピン支軸23を締付ナツト26(第2図
参照)で車体側ブラケツト20の側壁20c,2
0dに仮止めした状態にしておいて、パワーユニ
ツト1を第1図のA方向に回動させて、エンジン
側ブラケツト16のスタツドボルト21をラバー
マウント部材8のボルト挿通穴に挿通する。この
場合、まずピン支軸23を長穴24内において右
上位置(第1図参照)に変位させておいて、スタ
ツドボルト21の先端をラバーマウント部材8の
ボルト挿通穴に嵌挿し、この状態からパワーユニ
ツト1のA方向に回動に伴つてピン支軸23を
徐々に左下方向に移動していき、完全にボルト2
1をボルト挿通穴内に挿通し、次いで締付ナツト
22により、スタツドボルト21を締付ける。こ
の締付けにより、ラバーマウント部材8はエンジ
ン1a側のブラケツト16に最終的に固定され
る。この締付けの際に、ピン支軸23は、長穴2
4,24内で変位する可能性があるが、この変位
は長穴24,24で吸収されるので、スタツドボ
ルト21の締結後にピン支軸23を締付ナツト2
6により本格的に締付ける際も、極めてスムース
に締付けることができる。
上記の実施例では、スタツドボルト21に対
し、ラバーマウント部材8を相対的に変位させる
ことができるので、ラバーマウント部材8に設け
るボルト挿通穴の径をスタツドボルト21の径に
対し、さほど大きくとる必要がなく、かかる意味
でスタツドボルト21に対する位置決めを正確に
行なうことができる。
しかしながら、ボルト挿通穴の径をスタツドボ
ルト21の径より適当に大きく設定し、ボルト挿
通穴と長穴の両方で位置決め誤差を吸収するよう
にしてもよい。
また、ボルト挿通穴に対するスタツドボルトの
芯出しのためには、前述した本願出願人の出願に
かかるテーパを利用した締付構造を採用すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかるパワーユニツ
トのマウント構造の要部を示す側面図、第2図は
上記マウント構造全体を示す平面図、第3図は車
体側ブラケツトを示す斜視図、第4図は従来のパ
ワーユニツトのマウント構造を示す側面図であ
る。 1……パワーユニツト、2……メインフレー
ム、3,4……サブフレーム、5,6,7……ラ
バーマウント、8……ラバーマウント、16……
エンジン側ブラケツト、17……車体、20……
車体側ブラケツト、21……スタツドボルト、2
2……締付ナツト、23……ピン支軸、24……
長穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スタツドボルトを設けたパワーユニツト側ブラ
    ケツトと、スタツドボルト挿通穴を設けたラバー
    マウント部材と、車体側に取り付けられ、上記ラ
    バーマウント部材の内筒を軸承用ピンで軸承する
    車体側ブラケツトとを備え、パワーユニツト側の
    一端を回動支点として、当該パワーユニツトを上
    方に回動し、その他端側に位置する上記ラバーマ
    ウント部材のスタツドボルト挿通穴にスタツドボ
    ルトを挿通し締付ナツトで締結固定するようにし
    たパワーユニツトマウント装置において、 上記スタツドボルトがパワーユニツト側ブラケ
    ツトから上方に突出する一方、ラバーマウント部
    材が上記スタツドボルトに対応して形成されてな
    るボルト挿通穴を有し、上記車体側ブラケツトは
    壁面がパワーユニツトの上記回動の方向に合致す
    る側壁を有し、これら側壁の各々は上記ラバーマ
    ウント部材の軸承用ピンが挿通されるとともに、
    パワーユニツトの上記回動に伴う少なくとも水平
    方向の動きを許容する長穴として形成されたピン
    穴を有していることを特徴とする自動車のパワー
    ユニツトマウント装置。
JP1986012160U 1986-01-29 1986-01-29 Expired JPH0431133Y2 (ja)

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JP1986012160U JPH0431133Y2 (ja) 1986-01-29 1986-01-29

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JPS62123421U JPS62123421U (ja) 1987-08-05
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2733981B2 (ja) * 1988-08-26 1998-03-30 スズキ株式会社 自動車用エンジンの取付方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57209423A (en) * 1981-06-18 1982-12-22 Nissan Motor Co Ltd Engine mount for automobile

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JPS57209423A (en) * 1981-06-18 1982-12-22 Nissan Motor Co Ltd Engine mount for automobile

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JPS62123421U (ja) 1987-08-05

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