JPH0431044A - 多層構造シート - Google Patents

多層構造シート

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JPH0431044A
JPH0431044A JP13907390A JP13907390A JPH0431044A JP H0431044 A JPH0431044 A JP H0431044A JP 13907390 A JP13907390 A JP 13907390A JP 13907390 A JP13907390 A JP 13907390A JP H0431044 A JPH0431044 A JP H0431044A
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JP
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sheet
layer
polyarylate
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bis
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JP13907390A
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Kenji Yasue
安江 健治
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は透明性、耐衝撃性、2次加工性、耐熱性にすく
れ、しかも紫外線暴露による変色のない多層構造シート
に関するものであり、そのままシートとして幅広い工業
用途に、あるいは2次加工を経て食品容器等の様々な容
器として用いられるものである。
(従来の技術) 従来透明なシートの材料としてはポリ塩化ビニル、ポリ
メチルメタクリレートポリエチレンテレフタレート ポ
リカーボネート等が知られている。しかしこれらの材料
からなるシートはその特性において一長一短であり、そ
の応用分野も限られたものであった。
すなわち、ポリ塩化ビニルからなるシートは残存塩化ビ
ニルモノマーに由来する衛生上の悲念が指摘されている
。ポリエチレンテレフタレートやポリメチルメタクリレ
ートからなるシートは耐熱性や耐衝撃性が不十分である
。一方ポリカーボネートからなるシートは耐熱性と耐衝
撃性には優れるものの耐薬品性や2次加工性に劣る。
このように従来の材料からなる透明シートには実用上の
様々な問題点があり、これらの解決された透明なシート
の開発が広く望まれていた。
このような要請に応える透明シートとしてはボリエチレ
ンテレフタレートとポリアリレートからなる多層構造シ
ートが既に提案されている(特開昭61−291131
号公報)。かかるシートは透明性耐衝撃性、2次加工性
それに耐熱性にも優れ、すでに幅広く用いられているも
のである。
しかしかかる多層構造シートの欠点として紫外線暴露に
よる変色が指摘されている。そのため当該多層構造シー
トはその様々な優れた特性にもかかわらず、紫外線暴露
による変色のためその用途が著しく制限されて来たので
あった。
(発明が解決しようとする課B) かかる事情に鑑み1本発明の目的は透明性、耐衝撃性、
2次加工性、耐熱性に優れしかも紫外線暴露による変色
のないシートを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者はかかる目的で鋭意研究を重ねた結果。
エチレンテレフタレート単位を主体とする熱可塑性ポリ
エステルと特定のポリアリレートとからなる多層構造シ
ートが本発明の目的をことごとく満足することを見いだ
し本発明に到達したものである。
すなわち本発明は「エチレンテレフタレート単位を主体
とする熱可塑性ポリエステルからなるA層と、エチレン
テレフタレート単位を主体とする熱可塑性ポリエステル
と2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフ
ェニル)プロパンと、芳香族ジカルボン酸とから得られ
るポリアリレートとの樹脂組成物からなるB層の少なく
とも2種類の層を含み、B層を構成する樹脂組成物が少
なくとも10重量%以上のポリアリレートを含む多層構
造シート。」を要旨とするものである。
本発明においては多層構造シートを構成するB層の重量
分率が極めてわずかである場合においても、著しく高い
耐熱性を有するシートが得られしかも紫外線暴露による
変色が全くみられないことは全く驚くべきことである。
またA層とB層とは接着側層を用いることなく良好な接
着性を示し。
本発明の多層構造シートは2次加工等において層剥離等
の発生のないことも大きな特徴である。
本発明において用いられるエチレンテレフタレート単位
を主体とする熱可塑性ポリエステルとは主にジカルボン
酸とグリコールとからなるポリエステルであって、その
全エステル基単位の内50モル%以上がエチレンテレフ
タレート単位である熱可塑性ポリエステルをいう。最も
好ましい熱可塑性ポリエステルはポリエチレンテレフタ
レートである。必要に応してテレフタル酸の一部はアジ
ピン酸、セバシン酸、イソフタル酸、ナフタレンジカル
ボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジフェノキ
シエタンジカルボン酸、ビス(クロロフェノキシ)エタ
ンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニル
エーテルジカルボン酸ジフェニルスルホンジカルボン酸
、ジフェニルケトンジカルボン酸、アントラセンジカル
ボン酸p−オキシエトキシ安息香酸等で置き換えること
ができる。また必要に応してエチレングリコールの一部
はトリメチレングリコール、テトラメチレングリコール
、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコー
ル、デカメチレングリコールのごとき炭素数2〜10の
ポリメチレングリコールあるいはシクロヘキサンジメタ
ツールのごとき脂環式ジオールあるいは2,2−ビス(
4−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパンやビス(2
−ヒドロキシエトキシ)ヘンゼンのごときヘンゼン環を
含むグリコール類等に置き換えてもよい。
本発明において用いられるエチレンテレフタレート単位
を主体とする熱可塑性ポリエステルは。
ジカルボン酸成分がジカルボン酸の場合はグリコールと
のエステル化反応後、またジカルボン酸成分がジカルボ
ン酸エステルの場合はグリコールとのエステル交換反応
後、高温減圧チムこて重縮合せしめることにより得られ
る。
本発明で用いられるポリアリレートは2,2−ビス(4
−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニルしンプロパン
と芳香族ジカルボン酸とから得られるものである。芳香
族ジカルボン酸としてはテレフタル酸、イソフタル酸、
ナフタレンジカルボン酸ジフェニルジカルボン酸、ジフ
ェニルエーテルジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカ
ルボン酸ジフェニルケトンジカルボン酸、アントラセン
ジカルボン酸等を用いることができるが、中でもテレフ
タル酸とイソフタル酸の混合フタル酸が最も好ましく用
いられる。
本発明で用いられるポリアリレートは必要に応じて2.
2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル
)プロパンの一部を他のビスフェノール類で置き換える
ことも可能である。
かかるビスフェノール類としては2.2−ビス(ヒドロ
キシフェニル)プロパン、 4.4’−ジヒドロキシ−
ジフェニルエーテル、ビス(4−ヒドロキシ−2−メチ
ルフェニル)エーテル、ビス(4ヒドロキシ−3−クロ
ロフェニル)エーテル。
ビス(4−ヒドロキシフェニル)サルファイド。
ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケトン、ビス(4−)
−ドロキシフェニル)メタン、ビス(4ヒドロキシ−3
−メチルフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシ−3
,5−ジクロロフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキ
シ−3,5−ジブロモフェニル)メタン、ビス(4−ヒ
ドロキシ−3,5ジフルオロフエニル)メタン、1.1
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビ
ス(4ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、2
2−ビス(4−ヒドロキシ−3−クロロフェニル)プロ
パン、2.2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5ジクロロ
フエニル)プロパン、2,2−ビス(4ヒドロキシ−3
,5−ジブロモフェニル)プロパン。
1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタンビス(
4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン1.1−ビス
(ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、ビス(
4−ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタン、ビス(4
−ヒドロキシフェニル)4”−メチルフェニルメタン、
1,1−ビス(4ヒドロキシフエニル) −2,2,2
−)リクロ口エタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
 −(4’−クロロフェニル)メタン、1,1−ビス(
4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルメタン等が挙げら
れる。
本発明で用いられるポリアリレートは2,2−ビス(4
−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパンと
芳香族ジカルボン酸とから、あるいはこれらの機能誘導
体を用いて界面重合、溶液重合。
溶融重合等の任意の方法で得ることができる。なかでも
界面重合法は透明性に優れ1着色の少ないポリアリレー
トが得られ易いので本発明の目的には特に好ましい。界
面重合法においては、2.2ビス(4−ヒドロキシ−3
,5−ジメチルフェニル)プロパンを熔解したアルカリ
水溶液と、芳香族ジカルボン酸ハライドを溶解した水と
相溶しない有機溶媒とを撹拌下に接触させることにより
ポリアリレートを得ることができる。
エチレンテレフタレート単位を主体とする熱可塑性ポリ
エステルと2,2−ビス(4−ヒドロキシ3.5−ジメ
チルフェニル)プロパンと芳香族ジカルボン酸とから得
られるポリアリレートとの樹脂組成物はいかなる方法に
よって得たものでもよいが、たとえばこれらの2成分を
押出機等を用いて溶融混合することによって容易に得る
ことができる。かかる樹脂組成物は良好な透明性を示す
当該樹脂組成物は多層構造シートを製造する前にあらか
じめかかる方法で調製しておき1本発明のシートの構成
層のひとつとして用いることもできるし、多層構造シー
トの製造時に押出機を用いて同時に樹脂組成物とし、こ
れを直接シートの構成層とすることもできる。
本発明の多層構造シートにおいてB層を構成する樹脂組
成物中に含まれるポリアリレートの量は10重量%以上
であることが必要である。ポリアリレートの量が10重
量%未滴の場合には耐熱性が十分高いシートが得られな
いので好ましくない。また衝撃強度の改良効果も著しく
ない。
本発明の多層構造シートの耐熱性はB層のガラス転移温
度に大きく依存するが、多層構造シートに占めるB層の
重量分率にはほとんど依存しないという際だった特徴を
有する。この事実は、高価格のポリアリレートを比較的
高濃度に含むBiの重量分率が少ない場合においても、
高い耐熱性を有する多層構造シートが得られることを意
味し経済的にも極めておおきな意義を有する。
たとえば、ポリエチレンテレフタレート単独からなるシ
ートの耐熱性をシ・−トの剛性率が10Fdyn/cm
2に達する温度として定義すると、その耐熱性は70°
Cとなり、この値はポリエチレンテレフタレートのガラ
ス転移温度である73°Cにほぼ等しい。
一方、このポリエチレンテレフタレートからなる層をA
層とし、B層としてポリエチレンテレフタレート50重
量%と2,2−ビス(4−ヒドロキシ3.5−ジメチル
フェニル)プロパンとテレフタル酸/イソフタル酸−5
0150モル%の混合芳香族ジカルボン酸とから得られ
るポリアリレート50重量%とからなる樹脂組成物を用
いた本発明の多層構造シートは、B層の重量分率がわず
か0.1の場合でもその耐熱性は105℃まで上昇する
。この値はB層の樹脂組成物のガラス転移温度110”
Cにほぼ等しい。一方、B層の重量分率を0.2とした
場合でもその耐熱性は107°Cである。
以上具体的に示したように1本発明の多層構造シートの
耐熱性はB層を構成する樹脂組成物のガラス転移温度で
規定され、A層のガラス転位温度や多層構造シートを構
成するB層の重量分率には依らない。この例の場合では
多層構造シート全体に占めるポリアリレートの重量%は
わずか5%であって、しかもシートの耐熱性はそれがな
い場合に比べて35°Cも向上する。極少量のポリアリ
レートを用いて、極めて大きな耐熱性向上効果が得られ
ることが明らかである。
前述した如く1本発明の多層構造シートの耐熱性はB層
のガラス転移温度で規定される。従って多層構造シート
の耐熱性はB層のガラス転移温度を選定することによっ
てコントロールすることが可能となる。ところでこのB
層は、エチレンテレフタレート単位を主体とする熱可望
性ポリエステルと2.2−ビス(4−ヒドロキシ−3,
5−ジメチルフェニル)プロパンと芳香族ジカルボン酸
とから得られるポリアリレートとの樹脂組成物からなる
。かかる樹脂組成物は単一のガラス転移温度を示し、そ
の値はポリアリレートの重量分率の増大につれてリニヤ
−に増大する。本発明の多層構造シートの耐熱性はB層
のガラス転移温度によって規定されるのであるから、結
果としてそれはB層の樹脂組成物中におけるポリレート
の重量%によって規定されることになる。
従って満足な耐熱性の多層構造シートを得るためにはB
層を構成する樹脂組成物は10重量%以上のポリアリレ
ートを含むことが必要である。
しかしながら、多層構造シートにおけるB層の重量分率
が0.01未満となる場合には耐熱性向上効果が顕著で
ないので好ましくない。また耐衝撃性の向上効果も著し
くない。従って耐熱性、耐衝撃性22次加工性等バラン
スのとれた物性を得るためにはB層の重量分率は0.0
1以上の値であることが好ましい。
従来のポリエチレンテレフタレートとポリアリレートか
らなる多層構造シートは紫外線暴露によって著しい変色
が生しるが9本発明の多層構造シート特定のポリアリレ
ートを用いることにより紫外線暴露によっても変色しな
いという顕著な特徴を有する。その理由としては、2,
2−ビス(4ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)
プロパンと芳香族ジカルボン酸とから得られるエステル
構造が紫外線に対して極めて安定なことが挙げられよう
本発明の多層構造シートはこれら耐熱性、耐紫外線変色
性に加えて、透明性、耐衝撃性、2次加工性に優れてい
る。たとえば耐衝撃性について挙げれば、厚み2.0m
mのポリエチレンテレフタレート単独からなるシートの
アイゾント衝撃強度は4Kg −cm/cmであるのに
対し、A層としてポリエチレンテレフタレートを、B層
としてポリエチレンテレフタレート50重量%と2.2
−ビス(4−ヒドロキノ−3,5−ジメチルフェニル)
プロパンとテレフタル酸/イソフタル酸−50150モ
ル%の混合芳香族ジカルボン酸とから得られるポリアリ
レート50重量%とからなる樹脂組成物を用い、B層の
重量分率が0.1である本発明の多層構造シートは13
.8kg−c m/cmのアイヅント衝撃強度を示す。
本発明の多層構造シートの製造法としては様々な方法を
用いることが可能である。A層とB層とを予めシート状
と為し、これらをそれぞれのガラス転位温度に近い温度
に別々に予熱した後、あるいは加工しうる同一温度に予
熱した後、積層し加圧することによって得ることもでき
る。また押出機等を用いてA層成分とB層成分とを同時
にシート状に押出しこれらを熱時ラミネートすることに
よっても得ることができる。
本発明の多層構造シートを構成するA層とB層との接着
性はきわめて優れているので接着剤層は必ずしも必要で
なく2本発明の多層構造シートは2次加工等において層
間剥離といった問題もほとんど発生しない。
本発明の多層構造シートには必要に応じてさらに他の層
を挿入してもよい。これらの他の層を構成する材料とし
てはポリブタジェン、ブタジェンスチレン共重合体、ア
クリルゴム、エチレン−プロピレン共重合体、EPDM
、天然ゴム、塩素化ブチルゴム、塩素化ポリエチレン等
のゴム状重合体、スチレン−ブタジェンブロック共重合
体スチレンーブタジェンースチレンラジアルテレブロソ
ク共重合体などのエラストマー、ナイロン6゜ナイロン
66、ナイロン11.ナイロン12.ナイロン610等
のポリアミド、ポリプロピレン、ブタジェン−アクリロ
ニトリル共重合体、ポリ塩化ビニル。
PBT、ポリアセタール、ポリフン化ビニリデンポリス
ルフォン、PPS、ポリエーテルスルフォン、フェノキ
シ樹脂、PPO,PMMA、ポリエーテルケトン、ポリ
カーボネート等の熱可塑性樹脂およびこれらからなる樹
脂組成物がある。
また本発明の多層構造シートには必要に応して様々な添
加剤を配合することができる。これらの添加剤はA層あ
るいはB層のみに配合してもよいし、すべての構成層に
配合してもよい。
かかる添加剤としは、顔料、染料、熱安定剤酸化防止剤
、耐候剤、難燃剤、可塑剤、離型剤滑剤、帯電防止剤、
結晶核剤2強化材などを添加することが可能である。強
化材としてはガラス繊維、金属繊維、チタン酸カリウム
ウィスカー、炭素繊維、アラミド繊維のような繊維強化
材、タルク、炭酸カルシウム、マイカ、ガラスフレーク
金属フレークのようなフィラー系補強材がある。
本発明の多層構造シートは透明性、耐衝撃性2次加工性
、耐熱性に優れしかも紫外線暴露による変色のない多層
構造シートであり、そのままシトとして幅広い工業用途
に、あるいは2次加工を経て食品容器等の様々な容器と
して用いられるものである。2次加工方法としては様々
な方法が適用できる。これらの方法としては例えば、真
空成形、圧空成形、プレス成形、打ち抜き成形等がある
(実施例) 以下実施例を用いて本発明をさらに詳細に説明する。
参考例1:ポリアリレート(以下PAR−Mという。)
の3円型 下記の界面重合法によってPAR−Mを調製した。
2.2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェ
ニル)プロパンを溶解したアルカリ水溶液と。
テレフタル酸りロリド/イソフタル酸りロリド=501
50モル%を溶解した塩化メチレン溶液とを20°Cの
温度で3時間混合撹拌した。その後水相と塩化メチレン
相とを静置分離し、水相部分を取り除いた。塩化メチレ
ン相を純水で3回水洗後、これをアセトン中に投してP
AR−Mを沈澱単離した。
得られたPAR−Mを乾燥後、フェノール/テトラクロ
ロエタン−60/40  (重量比)の混合溶媒中で2
5”C,1g/dβの条件で測定したところ、その対数
粘度は0,52であった。また以下に述べる方法で測定
したガラス転移温度は205°Cあった。このPAR−
Mを実施例に用いた。
参考例2:ポリアリレート(以下PAR−へという。)
の調製 2.2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェ
ニル)プロパンの代わりに2,2−ビス(4ヒドロキシ
フエニル)プロパンを用いるほかは比較例1と同様にし
てPAR−Aを調製した。この対数粘度は0.54であ
った。またガラス転移温度は196°Cであった。この
PAR−Aを実施例に用いた。
参考例3:樹脂組成物1の調製 ポリエチレンテレフタレート(ユニチカ■製5A−11
03.対数粘度0.69.以下PETという。)80重
量部とPAR−M20重量部との配合比でこれをタンブ
ラ−で混合した後、真空乾燥器で100°Cで16時間
乾燥した。これを2軸押出機(池貝鉄工■製PCM45
)を用いて300°Cで溶融混練し、これをカントする
ことにより透明な樹脂組成物を得た。
この樹脂組成物のガラス転移温度は92°Cあった。
この樹脂組成物を樹脂組成物1とし実施例に用いた。
参考例4:樹脂組成物2の調製 配合比をPET60重量部、PAR−M40重量部とす
るほかは参考例3と同様にして、透明な樹脂組成物を得
た。この樹脂組成物のガラス転移温度は105°Cであ
った。この樹脂組成物を樹脂組成物2とし実施例に用い
た。
参考例5:樹脂組成物Aの調製 PET80重量部とPAR−A20重量部の配合比で参
考例3と同様にして、透明な樹脂組成物を得た。この樹
脂組成物のガラス転移温度は88°Cであった。この樹
脂組成物を樹脂組成物Aとし実施例に用いた。
なお以下の比較例および実施例では参考例と同しPET
をイ吏用した。
また以下の実施例で用いた測定方法は次の通りである。
左うノ」J勉」襄 示差熱分析計にて20°C/分の昇温速度で測定した。
2:二ヒq耐1S[度 厚み2mm、幅10mm、長さ50mmの短冊状のテス
トピースをシートより切り出し、■レスカ製ねじれ自由
減衰型粘弾性測定装置RD−1100ADにより、剛性
率の温度依存性を求めた。昇温速度は2 ”C、/分で
行なった。シートの耐熱性を剛性率が10”dyn/c
m2に達する温度として定義した。
シートの全  ゛パ 厚み2+nm、幅50mm、長さ50mmの正方形のテ
ストピースをシートより切り出し2日本型色■製のSZ
Σ80型測色器を用いて、 ASTM 01003に基
づき全光線透過率を求めた。
シートのイエローインデクス 上記と同様にしてJIS K7103に基づきイエロー
インデクスを求めた。
−>−hcyrt/−贋作 厚み21T1m9幅12.5mm、長さ60mmの短冊
状のテストピースをシートより切り出し、 ASTM 
D256 ニMづき(ノツチ付)アイゾツト衝撃強度を
測定した。
2二1y回11変 シートより厚み21111110ASTM D6381
号型ダンヘル試験片を打ち抜きASTM D638に基
づき引張強度と破断伸度を求めた。
之二上久(玄加工性 厚み2mmのソートを80°Cに予熱し、直径50mm
深さ1001の容器を真空成形法にて成形し、容器の白
化や破れの有無で2次加工性を評価した。
紫外線処理 厚み2mm、幅50mm 、長さ50mmの正方形のテ
ストピースをシートより切り出し、これをスガ試験機製
ロングライフフェードメーターFAL−3に200時間
暴露し、その後のイエローインデクスを測定した。この
イエローインデクスの値の変化で紫外線変色性を評価し
た。
比較例1 2つの1軸押出機を備えた幅80cmのTダイを有する
多層ノート押出機を用い、原料としてPETを使用して
、厚み2mmの単層PETシートを製造した。押出機の
シリンダー温度は280°C,Tダイの温度は290°
C,キャスティングローラーの温度は30″Cでjテな
った。このシートから各種テストピースを切り出し測定
に供した。シートの物性測定結果を表Iに掲げた。
比較例2 多層シート押出機のひとつの押出機からPETを、他の
ひとつの押出機から樹脂組成物Aを押出し、外層が厚み
0.9mmのPET、内層が厚み0.21の樹脂組成物
A、総厚みが2111111の2種3層の多層シートを
得た。押出機のシリンダー温度は285°C1Tダイの
温度は290”C,キャスティングローラーの温度は3
0°Cで行なった。このシートから各種テストピースを
切り出し測定に供した。シートの物性測定結果を表1に
掲げた。
実施例1〜4 多層シート押出機のひとつの押出機からPETを、他の
ひとつの押出機から樹脂組成物1を押出し、外層がPE
T、内層が樹脂組成物1であって。
おのおのの厚みが表1に掲げた構成である総厚み21の
2種3層の多層シートを得た。押出機のシリンダー温度
は285°C,Tダイの温度は290°C。
キャスティングローラーの温度は30’Cで行なった。
このシートから各種テストピースを切り出し測定に供し
た。これらの各シートの物性測定結果を表1に掲げた。
実施例5〜8 多層シート押出機のひとつの押出機からPETを、他の
ひとつの押出機から樹脂組成物2を押出し、外層がPE
T、内層が樹脂組成物2であっておのおのの厚みが表1
に掲げた構成である総厚み2mmの2種3層の多層シー
トを得た。押出機のシリンダー温度は290°C,Tダ
イの温度は295°C。
キャスティングローラーの温度は30°Cで行なった。
このシートから各種テストピースを切り出し測定に供し
た。これらの各シートの物性測定結果を表1に掲げた。
(発明の効果) 本発明の多層構造シートは、わずかな量の特定のポリア
リレートを含むことによってポリエチレンテレフタレー
ト単独からなるシートに比べて。
耐熱性と耐衝撃性が大きく向上している。しかも従来の
ポリアリレートを用いた場合にみられた紫外線暴露によ
る変色もほとんどない。これらの特性に加えて機械的性
能や2次加工性にも優れる。
特許出願人  ユニチカ株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレンテレフタレート単位を主体とする熱可塑
    性ポリエステルからなるA層と、エチレンテレフタレー
    ト単位を主体とする熱可塑性ポリエステルと2,2−ビ
    ス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロ
    パンと、芳香族ジカルボン酸とから得られるポリアリレ
    ートとの樹脂組成物からなるB層の少なくとも2種類の
    層を含み、B層を構成する樹脂組成物が少なくとも10
    重量%以上のポリアリレートを含む多層構造シート。
JP13907390A 1990-05-28 1990-05-28 多層構造シート Pending JPH0431044A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13907390A JPH0431044A (ja) 1990-05-28 1990-05-28 多層構造シート

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13907390A JPH0431044A (ja) 1990-05-28 1990-05-28 多層構造シート

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018186359A1 (ja) * 2017-04-03 2018-10-11 ユニチカ株式会社 積層体およびその製造方法
JP2019119841A (ja) * 2018-01-11 2019-07-22 ユニチカ株式会社 積層体

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