JPH111607A - 熱可塑性樹脂組成物およびそれからなるシートまたはカード - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物およびそれからなるシートまたはカード

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JPH111607A
JPH111607A JP9888098A JP9888098A JPH111607A JP H111607 A JPH111607 A JP H111607A JP 9888098 A JP9888098 A JP 9888098A JP 9888098 A JP9888098 A JP 9888098A JP H111607 A JPH111607 A JP H111607A
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polyester
resin composition
unit
card
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JP9888098A
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Ryuichi Sugie
隆一 杉江
Toru Nishimura
西村  透
Motonori Hiratsuka
元紀 平塚
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エンボス加工性に優れる磁気カードやICカー
ド等のカード用の熱可塑性樹脂組成物およびそれを用い
たシートまたはカードを提供する。 【解決手段】(A)ポリエステルおよび(B)芳香族ポ
リカーボネートから選ばれる1種または2種以上の熱可
塑性樹脂の合計100重量部に対し、(C)平均粒径が
0.5〜20μmである無機板状充填剤2〜25重量部
を配合してなる熱可塑性樹脂組成物、およびそれからな
るシートまたはカード。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンボス加工性に
優れる磁気カードやICカード等のカード用の熱可塑性
樹脂組成物およびそれを用いたシートまたはカードに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、エンボス加工により記号、文字を
立体的に刻印した磁気カードやICカード等のカードが
広く用いられている。これらの材料としては、一般に硬
質ポリ塩化ビニル樹脂製の多層シートが用いられてい
る。しかし、ポリ塩化ビニル樹脂は耐熱性に劣るため、
真夏の自動車中に放置するなど、高温下にさらされると
変形する場合があり、耐熱性に優れたエンボス加工可能
なカード材料が要望されていた。
【0003】1,4−シクロヘキサンジメタノール誘導
体共重合ポリエステルは、エンボス加工性が良好な樹脂
の一つであり、カード用途への展開が検討されている。
しかしながら、1,4−シクロヘキサンジメタノール誘
導体共重合ポリエステルは耐熱性があまり高くないた
め、高ガラス転移温度を有するポリマーとのブレンドに
より耐熱性を向上させる方法が考えられてきた。
【0004】特開昭53−94536号公報には、ポリ
カーボネートとポリ(1,4−シクロヘキサンジメタノ
ールテレフタレート−コ−イソフタレート)とのブレン
ド物およびシートが示されている。また、特開昭59−
120648号公報には、ポリカーボネートと1,4−
シクロヘキサンジメタノール誘導体共重合ポリエステル
とのブレンド物が示されている。しかしながら、これら
の組成物ではポリカーボネート量を増やせば耐熱性は向
上するものの、逆にエンボス加工性が大きく低下してい
くという問題を持っていた。
【0005】またポリカーボネート単独では、耐熱性に
は優れるもののエンボス加工性に劣りこれまでカード用
途にはほとんど検討されてこなかった。
【0006】特開平8−279150号公報には、無配
向加熱結晶化ポリエチレンテレフタレートを用いたカー
ドが示されている。しかしながら、このカードは耐熱性
は優れるもののエンボス加工性に劣るという問題があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、磁気カード
やICカード等のカード用の熱可塑性樹脂組成物を提供
するにあたり、エンボス加工性、耐熱性、耐久性および
機械強度に優れる熱可塑性樹脂組成物およびそれを用い
たシートまたはカードを提供することをその課題とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、エンボス
加工性、耐熱性、耐久性および機械強度に優れる磁気カ
ードやICカード等のカード用の熱可塑性樹脂組成物お
よびそれを用いたシートまたはカードを提供すべく鋭意
検討した結果、ポリエステルおよび芳香族ポリカーボネ
ートから選ばれる1種または2種以上の熱可塑性樹脂に
特定粒径の無機板状充填剤、特にタルクを配合すること
によりエンボス加工性が飛躍的に改良されることを見い
だし本発明を完成させるにいたった。
【0009】すなわち本発明は、(1)(A)ポリエス
テルおよび(B)芳香族ポリカーボネートから選ばれる
1種または2種以上の熱可塑性樹脂の合計100重量部
に対し、(C)平均粒径が0.5〜20μmである無機
板状充填剤2〜25重量部を配合してなる熱可塑性樹脂
組成物、(2)(C)成分がタルクであることを特徴と
する上記(1)記載の熱可塑性樹脂組成物、(3)
(A)成分が非晶ポリエステルであることを特徴とする
上記(1)または(2)記載の熱可塑性樹脂組成物、
(4)(A)成分が、テレフタル酸単位を主とするジカ
ルボン酸単位とエチレングリコール単位および1,4−
シクロヘキサンジメタノール単位を主とするグリコール
単位からなるポリエステルであることを特徴とする上記
(1)〜(3)のいずれか記載の熱可塑性樹脂組成物、
(5)(A)成分が、エチレングリコール単位(I)と
1,4−シクロヘキサンジメタノール単位(II)のモル
比[(I)/(II)]が1以上であるポリエステルから
なることを特徴とする上記(4)記載の熱可塑性樹脂組
成物、(6)(A)成分が、(A−1)エチレングリコ
ール単位(I)と1,4−シクロヘキサンジメタノール
単位(II)のモル比(I)/(II)が1以上であるポリ
エステル、および(A−2)エチレングリコール単位
(I)と1,4−シクロヘキサンジメタノール単位(I
I)のモル比(I)/(II)が1より小さいポリエステ
ル、からなることを特徴とする上記(4)記載の熱可塑
性樹脂組成物、(7)熱可塑性樹脂がエチレングリコー
ル単位(I)と1,4−シクロヘキサンジメタノール単
位(II)のモル比[(I)/(II)]が1以上であるポ
リエステル(A)および芳香族ポリカーボネート(B)
からなるものである上記(4)記載の熱可塑性樹脂組成
物、(8)熱可塑性樹脂が(A−1)エチレングリコー
ル単位(I)と1,4−シクロヘキサンジメタノール単
位(II)のモル比(I)/(II)が1以上であるポリエ
ステル、および(A−2)エチレングリコール単位
(I)と1,4−シクロヘキサンジメタノール単位(I
I)のモル比(I)/(II)が1より小さいポリエステ
ル(A)および芳香族ポリカーボネート(B)からなる
ものである上記(5)記載の熱可塑性樹脂組成物、
(9)シート用またはカード用であることを特徴とする
上記(1)〜(8)のいずれか記載の熱可塑性樹脂組成
物、(10)上記(9)記載の熱可塑性樹脂組成物から
なるシート、(11)上記(9)記載の熱可塑性樹脂組
成物からなるカード、(12)上記(9)記載の熱可塑
性樹脂組成物からなるエンボス加工を施したシート、お
よび(13)上記(9)記載の熱可塑性樹脂組成物から
なるエンボス加工を施したカードである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において、(C)成分の無
機板状充填剤としては、いわゆる板状の無機充填剤であ
り、粒子形状が立体的に非等方性で2軸配向性をもつ充
填剤が好ましい。具体的には、タルク、カオリン、マイ
カ、セリサイト、塩基性炭酸マグネシウム、水酸化アル
ミニウム、ガラスフレーク等が挙げられる。これら充填
剤は2種類以上併用しても良い。これらのなかではタル
ク、カオリンが好ましく、なかでもタルクが最も好まし
い。
【0011】無機板状充填剤の添加量は、(A)成分と
(B)成分の合計100重量部に対して、2〜25重量
部が好ましく、なかでも4〜15重量部がより好まし
い。この範囲であると成形性が良好で、良好なシートや
カードが得られ、エンボス加工性の改善効果が高く、ま
た透明性にも優れる。
【0012】無機板状充填剤の平均粒径は、配合後の段
階で0.5〜20μmが好ましく、なかでも1〜10μ
mがより好ましい。この範囲であるとシート、カードへ
の成形性が良好で、エンボス加工性の改善効果が高く、
また透明性にも優れる。
【0013】かかる無機板状充填剤の平均粒径は、本発
明の熱可塑性樹脂組成物を有機溶剤で処理あるいは電気
炉等で燃焼させ無機板状充填材成分のみを分離した後、
遠心沈降式粒度分布測定装置で測定し求めることができ
る。
【0014】また、これら充填剤はイソシアネート系化
合物、有機シラン系化合物、有機チタネート系化合物、
有機ボラン系化合物、エポキシ化合物等のカップリング
剤で表面処理されていてもよい。
【0015】(A)成分のポリエステルとしては、酸成
分として、テレフタル酸、イソフタル酸、オルトフタル
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタ
レンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、
メチルテレフタル酸、4−4’−ビフェニルジカルボン
酸、2−2’−ビフェニルジカルボン酸、1,2’−ビ
ス(4−カルボキシフェノキシ)−エタン、コハク酸、
アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
ドデカンジオン酸、オクタデカンジカルボン酸、ダイマ
ー酸、および1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等を
用い、グリコール成分として、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブタンジオール、1,5−ペンタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オク
タンジオール、1,10−デカンジオール、1,4−シ
クロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジ
メタノール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、お
よび2,2−ビス(2’−ヒドロキシエトキシフェニ
ル)プロパン等を用いたものが挙げられる。
【0016】(A)成分のポリエステルで好ましいもの
としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチ
レンナフタレート、ポリシクロヘキサンジメチレンテレ
フタレートおよびそれらの共重合体等が挙げられる。
(A)成分のポリエステルは結晶性であっても非晶性で
あってもよいが、そのなかでも、非晶ポリエステルが特
に好ましい。ここでいう非晶ポリエステルとは、示差走
査型熱量計で溶融状態から10℃/分の速度で降温した
ときの結晶化熱量が5cal/g以下であるポリエステ
ルのことをいう。
【0017】非晶ポリエステルのなかでは、テレフタル
酸単位を主とするジカルボン酸単位とエチレングリコー
ル単位および1,4−シクロヘキサンジメタノール単位
を主とするグリコール単位からなるポリエステルが好ま
しく、特にエチレングリコール単位(I)と1,4−シ
クロヘキサンジメタノール単位(II)のモル比[(I)
/(II)]が1以上であるポリエステルが好適である。
【0018】(A)成分のポリエステルとしては、2種
類以上のポリエステルをブレンドして使用しても良く、
この場合には、エチレングリコール単位(I)と1,4
−シクロヘキサンジメタノール単位(II)のモル比
[(I)/(II)]が1以上であるポリエステル、およ
びエチレングリコール単位(I)と1,4−シクロヘキ
サンジメタノール単位(II)のモル比[(I)/(I
I)]が1より小さいポリエステルをブレンドして使用
すると耐熱性が特に向上するため好ましい。
【0019】なかでもエチレングリコール単位(I)と
1,4−シクロヘキサンジメタノール単位(II)のモル
比[(I)/(II)]が1以上であるポリエステルを用
いる場合の上記モル比[(I)/(II)]の上限に特に
制限はないが、99以下であることが好ましい。また、
エチレングリコール単位(I)と1,4−シクロヘキサ
ンジメタノール単位(II)のモル比[(I)/(II)]
が1より小さいポリエステルを用いる場合、その下限に
特に制限はないが、1/99以上であることが好まし
い。
【0020】さらにエチレングリコール単位(I)と
1,4−シクロヘキサンジメタノール単位(II)のモル
比[(I)/(II)]が1以上であるポリエステルおよ
びエチレングリコール単位(I)と1,4−シクロヘキ
サンジメタノール単位(II)のモル比[(I)/(I
I)]が1より小さいポリエステルをブレンドして使用
する場合における好ましい配合割合{モル比[(I)/
(II)]が1以上であるポリエステル/モル比[(I)
/(II)]が1より小さいポリエステル}は、5/95
〜95/5であり、さらに30/70〜90/10であ
ることが好ましく、特に40/60〜80/20である
ことが好ましい。
【0021】(A)成分として1,4−シクロヘキサン
ジメタノール誘導体共重合ポリエステルを用いる場合の
製造方法は特に限定されるものではないが、例えば、有
機チタン化合物などの触媒の存在下もしくは非存在下に
おいて、テレフタル酸またはその低級アルキルエステル
と1,4−シクロヘキサンジメタノールおよびエチレン
グリコールを重縮合して得る方法が挙げられる。重合条
件としては、例えば米国特許第2,901,466号に
記載された条件などが適用され得る。
【0022】(A)成分として用いられる1,4−シク
ロヘキサンジメタノール誘導体共重合ポリエステルに
は、本発明の効果を損なわない範囲、通常20モル%以
下、好ましくは10モル%以下の範囲で、酸成分とし
て、イソフタル酸、オルトフタル酸、2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、
1,5−ナフタレンジカルボン酸、メチルテレフタル
酸、4−4’−ビフェニルジカルボン酸、2−2’−ビ
フェニルジカルボン酸、1,2’−ビス(4−カルボキ
シフェノキシ)−エタン、コハク酸、アジピン酸、スベ
リン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオン
酸、オクタデカンジカルボン酸、ダイマー酸、および
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸などの他のジカル
ボン酸、また、グリコール成分として、プロピレングリ
コール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、1,8−オクタンジオール、1,10−デカ
ンジオール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、
1,2−シクロヘキサンジメタノール、および2,2−
ビス(2’−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパンな
どの他のグリコールを共重合したものも用いることがで
きる。
【0023】(B)成分の芳香族ポリカーボネートとし
ては、ビスフェノールA、すなわち、2,2’−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、4,4’−ジヒ
ドロキシジフェニルアルカンあるいは4,4’−ジヒド
ロキシジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロキシジ
フェニルエーテルから選ばれた1種以上を主原料とする
ものが好ましく挙げられ、なかでもビスフェノールA、
すなわち、2,2’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパンを主原料として製造されるものが好ましい。具
体的には、上記ビスフェノールAなどをジヒドロキシ成
分として用い、エステル交換法あるいはホスゲン法によ
り得られたポリカーボネートが好ましい。さらに、ビス
フェノールAの一部、好ましくは10モル%以下を4,
4’−ジヒドロキシジフェニルアルカンあるいは4,
4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4’−ジ
ヒドロキシジフェニルエーテルなどで置換したものも好
ましい。
【0024】本発明の熱可塑性樹脂組成物中の熱可塑性
樹脂成分は、(A)成分単独、(B)成分単独、および
(A)成分および(B)成分、いずれからなっていても
良いが、(A)成分として非晶ポリエステルを用いる場
合には、(A)成分と(B)成分両方を含むことが耐熱
性向上の点から好ましい。(A)成分と(B)成分の配
合割合には特に限定はなく任意の割合が用いられるが、
(A)成分と(B)成分の好ましい重量比(A)/
(B)は、95/5〜5/95であり、さらに好ましく
は80/20〜20/80である。
【0025】なお、本発明の熱可塑性樹脂組成物に対し
て、本発明の目的を損なわない範囲でさらに他の各種の
添加剤を配合することもできる。これら他の添加剤とし
ては、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、アスベスト繊
維、岩綿、炭酸カルシウム、ケイ砂、ベントナイト、硫
酸バリウム、ガラスビーズ、などの強化材、あるいは酸
化防止剤(リン系、硫黄系など)、紫外線吸収剤、熱安
定剤(ヒンダードフェノール系など)、滑剤、離型剤、
帯電防止剤、滑り改良剤、ブロッキング防止剤、染料お
よび顔料を含む着色剤、難燃剤(ハロゲン系、リン系な
ど)、難燃助剤(三酸化アンチモンに代表されるアンチ
モン化合物、酸化ジルコニウム、酸化モリブデンな
ど)、発泡剤、架橋剤(例えば、多価のエポキシ化合
物、イソシアネート化合物、酸無水物など)などが挙げ
られる。また他の合成樹脂(例えば、ポリアミド樹脂、
ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、
エチレン/酢酸ビニル共重合体、フェノキシ樹脂、エポ
キシ樹脂、シリコーン樹脂、など)を含有せしめること
もできる。
【0026】本発明におけるカードとは、長辺が10m
m〜300mm、短辺が10mm〜200mm、厚みが
50〜5000μmの大きさの板状の成形品であり(長
辺と短辺は同じ長さ、すなわち正方形であってもよ
い)、これを超える広がりを持つ成形品をシートとい
う。
【0027】本発明の熱可塑性樹脂組成物の製造方法は
周知の方法で行うことができる。その具体的な製造方法
としては、(A)〜(C)成分および必要に応じて各種
添加剤を単軸あるいは二軸押出機を用いて均一に溶融混
練する方法が挙げられる。また、溶融混練の際、あらか
じめ特定成分のみ予備混練した後残りの成分と混練する
マスターバッチ化の方法を用いても良い。
【0028】本発明の熱可塑性樹脂組成物からなるシー
トの製造方法としては、熱可塑性樹脂組成物を溶融混練
後ペレタイズし、通常公知の射出成形でシートに加工す
る方法や、熱可塑性樹脂組成物を溶融混練後、Tダイ法
やインフレーション法等の公知の方法によってシート化
する方法が挙げられる。
【0029】本発明の熱可塑性樹脂組成物からなるシー
トは、単層からなっても2枚以上のシートを積層してな
ってもいずれでもよい。2枚以上のシートからなる場合
の積層方法には特に限定はなく、共押出法や加熱積層法
等、任意の周知の方法が用いられる。その場合、そのう
ちの少なくとも1層が本発明の熱可塑性樹脂組成物で形
成されていればよい。
【0030】シートの厚みとしては、単層の場合、50
〜5000μm、好ましくは100〜1000μmの厚
みが好んで用いられる。2枚以上のシートを積層してな
る場合、その厚みは積層する枚数と全体の厚み、装飾上
の理由などによって適宜決定されるが、全体で150μ
m〜5000μm、好ましくは全体で300μm〜10
00μmの厚みが好んで用いられる。特に、表面層(オ
ーバーシート)約50μm〜100μm、表面層以外の
層(コアシート)約100μm〜700μmのシートが
好んで用いられる。
【0031】本発明の熱可塑性樹脂組成物からなるカー
ドの製造方法としては、熱可塑性樹脂組成物を溶融混練
後ペレタイズし、通常公知の射出成形でカードに加工す
る方法や、本発明の熱可塑性樹脂組成物からなるシート
を特定の大きさに切断しカードに加工する方法が挙げら
れる。また、本発明の熱可塑性樹脂組成物からなるシー
トを数枚積層し、多層シートとした後に特定の大きさに
切断しカードに加工してもよい。この際、多層シートの
各層間には必要に応じて接着剤層やアンテナ回路等の層
を設けても良い。さらに、各層には印刷を施しても良
く、また、磁性体を塗布しても良い。かかる磁性層は、
シート全面であってもストライプ状等シートの一部分で
あっても良い。また、上記シートにプレス成形等の二次
加工を施し、カード形状に加工しても良い。
【0032】カードの大きさとしては、長辺が10mm
〜300mm、短辺が10mm〜200mmの広がりを
持つ長方形形状で、厚みが50〜5000μmのものが
好ましく、特に長辺が50mm〜100mm、短辺が2
5mm〜80mmの広がりを持つ長方形形状で、厚みが
400〜2000μmのものが好ましい。なかでも長辺
が約85mm、短辺が約54mmの長方形形状で、厚み
が600〜900μmのものがより好ましい。
【0033】本発明におけるカードは、一般に情報を記
録し得るカードであり、特に電気的、光学的または磁気
的に読み出すことが可能および/または書き込むことが
可能な情報を記録できる機能を有するおよび/またはエ
ンボス加工により情報を記録し得るカードに好適であ
る。具体的には、接触型ICカード(スマートカー
ド)、ICチップおよびアンテナ回路がカード内に埋め
込まれた非接触型ICカード、磁気ストライプカードな
どの磁気カード、光カード等が好ましい。用途として
は、プリペイドカード、クレジットカード、バンキング
カード、各種証明用カード等があげられる。
【0034】本発明の熱可塑性樹脂組成物が磁気カード
やICカード等のJIS X6301準拠のカード用に
供される場合、通常本発明の熱可塑性樹脂組成物100
重量部に対し、酸化チタン2〜25重量部を加え不透明
にして使用される。
【0035】本発明の熱可塑性樹脂組成物は文字や模様
を刻印するようなエンボス加工性に優れるので、磁気カ
ードやICカード等のカード用途に好適である。
【0036】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明の効果をさらに
説明する。
【0037】実施例1〜6、比較例1〜6 表1に記載の組成比からなる原料をVブレンダーを用い
てドライブレンドした後、単軸スクリュー押出機に供給
し、Tダイから吐出し、厚み100μmおよび300μ
mのシートを得た。
【0038】表1中、ポリエステル1としては、テレフ
タル酸単位とエチレングリコール単位および1,4−シ
クロヘキサンジメタノール単位からなるポリエステルで
あって、かつエチレングリコール単位(I)と1,4−
シクロヘキサンジメタノール単位(II)のモル比(I)
/(II)が、約70/30であるポリエステル(イース
トマン・ケミカル社製“イースター”GN071)を使
用した。
【0039】ポリエステル2としては、テレフタル酸単
位とエチレングリコール単位および1,4−シクロヘキ
サンジメタノール単位からなるポリエステルであって、
かつエチレングリコール単位(I)と1,4−シクロヘ
キサンジメタノール単位(II)のモル比(I)/(II)
が、約35/65であるポリエステル(イーストマン・
ケミカル社製“イースター”DN003)を使用した。
【0040】芳香族ポリカーボネートとしては、三菱エ
ンジニアリングプラスチックス(株)製“ユーピロン”
S3000を使用した。
【0041】無機板状充填剤としては、平均粒径1.4
μmのタルク(富士タルク工業(株)製LMS−30
0)を使用した。なお、配合前後のタルクの平均粒径に
変化はなかった。
【0042】実施例1、4、6では、ポリエステル1と
無機板状充填材をあらかじめ2軸押出機でポリエステル
1/無機板状充填材=65/35wt%の割合で予備混
練しマスターバッチ化したものを使用した。実施例2、
5では、ポリエステル2と無機板状充填材をあらかじめ
2軸押出機でポリエステル2/無機板状充填材=65/
35wt%の割合で予備混練しマスターバッチ化したも
のを使用した。実施例3では、ポリカーボネートと無機
板状充填材をあらかじめ2軸押出機でポリカーボネート
/無機板状充填材=65/35wt%の割合で予備混練
しマスターバッチ化したものを使用した。
【0043】上記100μmおよび300μmのシート
を100/300/300/100μm(“/”は積層
を表す)の順に重ね、プレス成形機に供し、圧力1MP
a、保持時間10分間の条件で熱融着し、JIS X6
301準拠のカードを得た。
【0044】上記カードに手動式エンボッサー(日本字
研社製NE−1600)を用いてエンボス加工を施し、
JIS X6301に準拠してカードの反りを測定し
た。
【0045】実施例1、2および比較例1、2では、シ
ート化温度250℃、熱融着温度120℃の条件でカー
ド作製を行った。実施例3および比較例3では、シート
化温度270℃、熱融着温度200℃の条件でカード作
製を行った。実施例4〜6および比較例4〜6では、シ
ート化温度260℃、熱融着温度200℃の条件でカー
ド作製を行った。
【0046】
【表1】
【0047】実施例7〜12、比較例7〜12 表2に記載の組成比からなる原料を一括してVブレンダ
ーを用いてドライブレンドした後、2軸スクリュー押出
機で溶融混練、ペレタイズし樹脂組成物を得た。この組
成物を射出成形機に供し、JIS X6301準拠のカ
ードを成形した。
【0048】上記カードに手動式エンボッサー(日本字
研社製NE−1600)を用いてエンボス加工を施し、
JIS X6301に準拠してカードの反りを測定し
た。
【0049】表2中、ポリエステル1としては、テレフ
タル酸単位とエチレングリコール単位および1,4−シ
クロヘキサンジメタノール単位からなるポリエステルで
あって、かつエチレングリコール単位(I)と1,4−
シクロヘキサンジメタノール単位(II)のモル比(I)
/(II)が、約70/30であるポリエステル(イース
トマン・ケミカル社製“イースター”GN071)を使
用した。
【0050】ポリエステル2としては、テレフタル酸単
位とエチレングリコール単位および1,4−シクロヘキ
サンジメタノール単位からなるポリエステルであって、
かつエチレングリコール単位(I)と1,4−シクロヘ
キサンジメタノール単位(II)のモル比(I)/(II)
が、約35/65であるポリエステル(イーストマン・
ケミカル社製“イースター”DN003)を使用した。
【0051】芳香族ポリカーボネートとしては、三菱エ
ンジニアリングプラスチックス(株)製“ユーピロン”
S3000を使用した。
【0052】無機板状充填剤としては、平均粒径1.4
μmのタルク(富士タルク工業(株)製LMS−30
0)を使用した。なお、配合前後のタルクの平均粒径に
変化はなかった。
【0053】実施例7、8および比較例7、8では、加
工温度270℃、金型温度40℃の条件でカードを作製
した。実施例9および比較例9では、加工温度280
℃、金型温度90℃の条件でカードを作製した。実施例
10〜12および比較例10〜12では、加工温度27
5℃、金型温度60℃の条件でカードを作製した。
【0054】
【表2】
【0055】実施例13〜14、比較例13〜14 テレフタル酸単位とエチレングリコール単位および1,
4−シクロヘキサンジメタノール単位からなるポリエス
テルであって、かつエチレングリコール単位(I)と
1,4−シクロヘキサンジメタノール単位(II)のモル
比(I)/(II)が、約70/30であるポリエステル
1(イーストマン・ケミカル社製“イースター”GN0
71)25重量部、テレフタル酸単位とエチレングリコ
ール単位および1,4−シクロヘキサンジメタノール単
位からなるポリエステルであって、かつエチレングリコ
ール単位(I)と1,4−シクロヘキサンジメタノール
単位(II)のモル比(I)/(II)が、約35/65で
あるポリエステル2(イーストマン・ケミカル社製“イ
ースター”DN003)25重量部、芳香族ポリカーボ
ネート(三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製
“ユーピロン”S3000)50重量部、および表3に
記載量の無機板状充填剤(平均粒径1.4μm:富士タ
ルク工業(株)製タルクLMS−300)をVブレンダ
ーを用いてドライブレンドした後、260℃に設定した
単軸スクリュー押出機に供給し、Tダイから吐出し、厚
み100μmおよび300μmのシートを得た。なお、
無機板状充填材はあらかじめ2軸押出機でポリエステル
1成分とポリエステル1/無機板状充填材=65/35
wt%の割合で予備混練しマスターバッチ化したものを
使用した。配合前後のタルクの平均粒径に変化はなかっ
た。
【0056】上記100μmおよび300μmのシート
を100/300/300/100μm(“/”は積層
を表す)の順に重ね、プレス成形機に供し、温度200
℃、圧力1MPa、保持時間10分間の条件で熱融着
し、JIS X6301準拠のカードを得た。
【0057】上記カードに手動式エンボッサー(日本字
研社製NE−1600)を用いてエンボス加工を施し、
JIS X6301に準拠してカードの反りを測定し
た。
【0058】
【表3】
【0059】実施例15、比較例15、16 テレフタル酸単位とエチレングリコール単位および1,
4−シクロヘキサンジメタノール単位からなるポリエス
テルであって、かつエチレングリコール単位(I)と
1,4−シクロヘキサンジメタノール単位(II)のモル
比(I)/(II)が、約70/30であるポリエステル
1(イーストマン・ケミカル社製“イースター”GN0
71)25重量部、テレフタル酸単位とエチレングリコ
ール単位および1,4−シクロヘキサンジメタノール単
位からなるポリエステルであって、かつエチレングリコ
ール単位(I)と1,4−シクロヘキサンジメタノール
単位(II)のモル比(I)/(II)が、約35/65で
あるポリエステル2(イーストマン・ケミカル社製“イ
ースター”DN003)25重量部、芳香族ポリカーボ
ネート(三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製
“ユーピロン”S3000)50重量部、および表4に
記載の無機充填剤11重量部をVブレンダーを用いてド
ライブレンドした後、260℃に設定した単軸スクリュ
ー押出機に供給し、Tダイから吐出し、厚み100μm
および300μmのシートを得た。なお、無機充填材は
あらかじめ2軸押出機でポリエステル1成分とポリエス
テル1/無機板状充填材=65/35wt%の割合で予
備混練しマスターバッチ化したものを使用した。
【0060】実施例15では、無機充填剤としてカオリ
ン(林化成(株)製焼成カオリン“SATINTON
E”5、平均粒径0.8μm)を用いた。比較例15で
は、無機充填剤としてシリカ(日本シリカ工業(株)製
“ニップシール”E150K)を用いた。比較例16で
は、無機充填剤としてワラステナイト(nyco mi
nerals社製“NYAD G”)を用いた。
【0061】上記100μmおよび300μmのシート
を100/300/300/100μm(“/”は積層
を表す)の順に重ね、プレス成形機に供し、温度200
℃、圧力1MPa、保持時間10分間の条件で熱融着
し、JIS X6301準拠のカードを得た。
【0062】上記カードに手動式エンボッサー(日本字
研社製NE−1600)を用いてエンボス加工を施し、
JIS X6301に準拠してカードの反りを測定し
た。
【0063】
【表4】
【0064】実施例16、17、比較例17 テレフタル酸単位とエチレングリコール単位および1,
4−シクロヘキサンジメタノール単位からなるポリエス
テルであって、かつエチレングリコール単位(I)と
1,4−シクロヘキサンジメタノール単位(II)のモル
比(I)/(II)が、約70/30であるポリエステル
1(イーストマン・ケミカル社製“イースター”GN0
71)25重量部、テレフタル酸単位とエチレングリコ
ール単位および1,4−シクロヘキサンジメタノール単
位からなるポリエステルであって、かつエチレングリコ
ール単位(I)と1,4−シクロヘキサンジメタノール
単位(II)のモル比(I)/(II)が、約35/65で
あるポリエステル2(イーストマン・ケミカル社製“イ
ースター”DN003)25重量部、芳香族ポリカーボ
ネート(三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製
“ユーピロン”S3000)50重量部、および表5に
記載の平均粒径をもつ無機板状充填剤11重量部をVブ
レンダーを用いてドライブレンドした後、260℃に設
定した単軸スクリュー押出機に供給し、Tダイから吐出
し、厚み100μmおよび300μmのシートを得た。
なお、無機板状充填材はあらかじめ2軸押出機でポリエ
ステル1成分とポリエステル1/無機板状充填材=65
/35wt%の割合で予備混練しマスターバッチ化した
ものを使用した。
【0065】実施例16では、無機板状充填剤として平
均粒径5.5μmのタルク(富士タルク工業(株)製P
KP−80)を用いた。実施例17では、無機板状充填
剤として平均粒径12.0μmのタルク(富士タルク工
業(株)製NK48)を用いた。比較例17では、無機
板状充填剤として平均粒径24.5μmのタルク(富士
タルク工業(株)製スーパーカット15)を用いた。な
お、いずれも配合前後のタルクの平均粒径に変化はなか
った。
【0066】上記100μmおよび300μmのシート
を100/300/300/100μm(“/”は積層
を表す)の順に重ね、プレス成形機に供し、温度200
℃、圧力1MPa、保持時間10分間の条件で熱融着
し、JIS X6301準拠のカードを得た。
【0067】上記カードに手動式エンボッサー(日本字
研社製NE−1600)を用いてエンボス加工を施し、
JIS X6301に準拠してカードの反りを測定し
た。
【0068】
【表5】
【0069】
【発明の効果】本発明の組成物は、磁気カードやICカ
ード等のカード類に用いれば、エンボス加工を施しても
反り等が少ない。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ポリエステルおよび(B)芳香族ポ
    リカーボネートから選ばれる1種または2種以上の熱可
    塑性樹脂の合計100重量部に対し、(C)平均粒径が
    0.5〜20μmである無機板状充填剤2〜25重量部
    を配合してなる熱可塑性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】(C)成分がタルクであることを特徴とす
    る請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】(A)成分が非晶ポリエステルであること
    を特徴とする請求項1または2記載の熱可塑性樹脂組成
    物。
  4. 【請求項4】(A)成分が、テレフタル酸単位を主とす
    るジカルボン酸単位とエチレングリコール単位および
    1,4−シクロヘキサンジメタノール単位を主とするグ
    リコール単位からなるポリエステルであることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか記載の熱可塑性樹脂組成
    物。
  5. 【請求項5】(A)成分が、エチレングリコール単位
    (I)と1,4−シクロヘキサンジメタノール単位(I
    I)のモル比[(I)/(II)]が1以上であるポリエ
    ステルからなることを特徴とする請求項4記載の熱可塑
    性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】(A)成分が、(A−1)エチレングリコ
    ール単位(I)と1,4−シクロヘキサンジメタノール
    単位(II)のモル比(I)/(II)が1以上であるポリ
    エステル、および(A−2)エチレングリコール単位
    (I)と1,4−シクロヘキサンジメタノール単位(I
    I)のモル比(I)/(II)が1より小さいポリエステ
    ル、からなることを特徴とする請求項4記載の熱可塑性
    樹脂組成物。
  7. 【請求項7】熱可塑性樹脂がエチレングリコール単位
    (I)と1,4−シクロヘキサンジメタノール単位(I
    I)のモル比[(I)/(II)]が1以上であるポリエ
    ステル(A)および芳香族ポリカーボネート(B)から
    なるものである請求項5記載の熱可塑性樹脂組成物。
  8. 【請求項8】熱可塑性樹脂が(A−1)エチレングリコ
    ール単位(I)と1,4−シクロヘキサンジメタノール
    単位(II)のモル比(I)/(II)が1以上であるポリ
    エステル、および(A−2)エチレングリコール単位
    (I)と1,4−シクロヘキサンジメタノール単位(I
    I)のモル比(I)/(II)が1より小さいポリエステ
    ル(A)および芳香族ポリカーボネート(B)からなる
    ものである請求項6記載の熱可塑性樹脂組成物。
  9. 【請求項9】シート用またはカード用であることを特徴
    とする請求項1〜8のいずれか記載の熱可塑性樹脂組成
    物。
  10. 【請求項10】請求項9記載の熱可塑性樹脂組成物から
    なるシート。
  11. 【請求項11】請求項9記載の熱可塑性樹脂組成物から
    なるカード。
  12. 【請求項12】請求項9記載の熱可塑性樹脂組成物から
    なるエンボス加工を施したシート。
  13. 【請求項13】請求項9記載の熱可塑性樹脂組成物から
    なるエンボス加工を施したカード。
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