JPH0430928Y2 - - Google Patents

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JPH0430928Y2
JPH0430928Y2 JP1986046176U JP4617686U JPH0430928Y2 JP H0430928 Y2 JPH0430928 Y2 JP H0430928Y2 JP 1986046176 U JP1986046176 U JP 1986046176U JP 4617686 U JP4617686 U JP 4617686U JP H0430928 Y2 JPH0430928 Y2 JP H0430928Y2
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JP
Japan
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cushion body
core body
cushioning properties
impact force
headrest
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JP1986046176U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車の座席の背もたれ上部に取付
けられ、運転者の後頭部を保護するクツシヨン性
に優れたヘツドレストに関するものである。
従来の技術 ヘツドレストは芯体の周囲をクツシヨン体で包
み、さらにこのクツシヨン体の外側を表皮材で覆
う構成となつているが、従来のヘツドレストのク
ツシヨン体は発泡ウレタン等の弾性発泡材を中実
状に注入成形して構成されている。(例えば特開
昭56−95658号、特開昭56−98151号の各公報参
照)。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら上記従来の技術にあつては下記の
ような問題を有する。
(1) 発泡ウレタン等の発泡体の発泡倍率を高くす
ればわずかな力で変形してクツシヨン性は良く
なるが、その反面衝撃力を吸収できない。一方
発泡倍率を低くすれば衝撃力は吸収できるが、
その反面クツシヨン性に劣る。
(2) クツシヨン性の良否を決める要因として発泡
樹脂の材質、発泡倍率、注入成形時の注入量な
ど多くの要因があることから、個々のヘツドレ
ストのクツシヨン性にバラツキが生じやすく、
クツシヨン性に問題があつた。
(3) 適度なクツシヨン性を得ようとすれば、発泡
倍率もおのずと規制される。従つて発泡倍率を
高くして軽量化を達成するには限界がある。
問題点を解決するための手段 本考案は上記のことにかんがみなされたもの
で、大小の衝撃力に対するクツシヨン性を向上す
ることができ、またクツシヨン性の望まれる面に
略均一な、そして安定したクツシヨン性を与える
ことができ、さらに軽量化に図ることができ、か
つ頭部が衝撃的に当接したときのクツシヨン作用
を良好に果すことができるようにしたヘツドレス
トを提供することを目的とし、その構成はクツシ
ヨン体を圧縮かたさが0.3〜4Kg/cm2の半硬質の
発泡体にて構成すると共に、上記芯体3に対向す
るクツシヨン体4の内側形状を、支承部6,6,
…と空隙部7,7,…とを交互に櫛歯状に形成し
た形状とし、上記支承部6,6,…を芯体3に当
接させた構成となつている。
作 用 運転者の後頭部が衝突した場合、先ず支承部が
圧縮変形して衝撃力が吸収され、上記衝突が大き
い場合には、支承部が完全に圧縮変形後、空隙部
に面した部分が続いて圧縮変形し、このときの衝
撃力が良好に緩和される。
実施例 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図中1は2本の棒状よりなるステイ、2はこの
ステイ1の中間に固着された板材、3はこの板材
2より先端側のステイ1に固着された板状の剛性
を有する芯体である。4はこの芯体3に挿入固着
するクツシヨン体、5はこのクツシヨン体4の外
側を覆う表皮材である。
上記クツシヨン体4の芯体3に対向する内側形
状は、複数個の支承部6,6,…と、空隙部7,
7,…とを交互に櫛歯状に形成した形状となつて
いる。そして上記支承部6,6,…の先端が芯体
3の表面に当接するようになつている。またクツ
シヨン体4の中空部の開口は板材2にて閉じられ
る。表皮材5はクツシヨン体4の外周面を覆い、
その開口部5aを第3図のように板材2と縫合な
どにて固着する。
上記クツシヨン体4はポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩
化ビニル、などの熱可塑性プラスチツク、あるい
はゴムにて構成される。特に、圧縮強度、回復
性、耐衝撃性などの機械的強度に優れたポリエチ
レン、ポリプロピレンなどの独立気泡からなるポ
リオレフイン系発泡プラスチツクが望ましい。
また上記クツシヨン体4は圧縮かたさが0.3〜
4Kg/cm2好ましくは0.5〜2.5Kg/cm2であり、かさ
密度が0.015〜0.1Kg/cm2である材料が用いられ
る。上記圧縮かたさが0.3Kg/cm2未満のものでは
軟らかすぎて衝撃による変形が大きく底付き現象
がおこり、急激な衝撃を吸収することができず、
また圧縮かたさが4Kg/cm2を越えると圧縮変形せ
ず、衝撃力を吸収できない。
上記実施例ではクツシヨン体4を覆う表皮材5
を別体に設けた例を示したが、クツシヨン体4の
外面に、直接表皮層を塗布などの手段にて表皮を
構成してもよい。
またクツシヨン体4は適宜に内側の空隙部より
外方へ貫通する孔を設けてもよい。
支承部6…の望ましい構成を説明するに、使用
時人体の頭部に当接する外表面に対応するほぼ中
央部の支承部6と上記支承部6と隣りあう支承部
6とのスパンSは50mm以下になるように支承部6
を複数個配設する。スパンSが50mmを越えると、
たわみ変形が大きくなり、とくに高衝撃力を吸収
できず回復性にも劣る。また、低衝撃力を吸収す
るため、支承部6…の幅Wは10〜50mm、高さはH
は5〜50mmが望ましい。また空隙部7…に面した
部分4aの厚さTは、材料の強度上10mm以上が望
ましい。
上記構成において、ヘツドレストに運転者の後
頭部が衝突した場合、まず支承部6…が圧縮変形
し、小さな衝撃力を吸収する。
上記衝撃力が大きい場合には、支承部6…及び
空隙部7…に面した部分4aが圧縮変形して衝撃
力が良好に緩和される。
考案の効果 本考案によれば、比較的小さな衝撃力が支承部
6…に面している部分で、また比較的大きな衝撃
力が支承部6,6と空隙部7…に面した部分4A
でそれぞれ圧縮変形して受けることができ、大小
の衝撃力に対するクツシヨン性を向上することが
できる。また芯体3に当接する複数個の支承部
6,6…と空隙部7,7…とを交互に配置したこ
とにより、クツシヨン性の望まれる面に略均一
な、そして安定したクツシヨン性を与えることが
できる。さらに中空部を有するので軽量化を図る
ことができる。さらに本考案によれば、上記クツ
シヨン体4の圧縮かたさを0.3〜4Kg/cm2とした
ことにより、人体の頭部が衝撃的に当接したとき
のクツシヨン作用を良好に果すことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
分解斜視図、第2図は第1図の−線に沿う組
立状態の断面図、第3図は第1図の−線に沿
う組立状態の断面図である。 3は芯体、4はクツシヨン体、6,6は支承
部、7,7は空隙部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 剛性を有する芯体3の外側をクツシヨン体4で
    覆つてなるヘツドレストにおいて、クツシヨン体
    4を圧縮かたさが0.3〜4Kg/cm2の半硬質の発泡
    体にて構成すると共に、上記芯体3に対向するク
    ツシヨン体4の内側形状を、支承部6,6,…と
    空隙部7,7,…とを交互に櫛歯状に形成した形
    状とし、上記支承部6,6,…を芯体3に当接さ
    せたことを特徴とするヘツドレスト。
JP1986046176U 1986-03-31 1986-03-31 Expired JPH0430928Y2 (ja)

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JP1986046176U JPH0430928Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

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JP1986046176U JPH0430928Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

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JPS62157455U JPS62157455U (ja) 1987-10-06
JPH0430928Y2 true JPH0430928Y2 (ja) 1992-07-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0614604Y2 (ja) * 1988-02-05 1994-04-20 株式会社イノアックコーポレーション ヘッドレスト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS506939A (ja) * 1973-05-24 1975-01-24
JPS608666B2 (ja) * 1980-11-25 1985-03-05 三菱電機株式会社 環状通信網における通信方式

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS608666U (ja) * 1983-06-30 1985-01-21 トヨタ自動車株式会社 傾動式ヘツドレスト装置

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